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霊界物語
海洋万里(第25~36巻)
第26巻(丑の巻)
序歌
凡例
総説歌
第1篇 伊都宝珠
第1章 麻邇の玉
第2章 真心の花(一)
第3章 真心の花(二)
第4章 真心の花(三)
第5章 真心の花(四)
第2篇 蓮華台上
第6章 大神宣
第7章 鈴の音
第8章 虎の嘯
第9章 生言霊
第3篇 神都の秋
第10章 船歌
第11章 言の波
第12章 秋の色
第4篇 波瀾重畳
第13章 三つ巴
第14章 大変歌
第15章 諭詩の歌
第16章 三五玉
第17章 帰り路
跋
余白歌
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(B)
(N)
真心の花(一) >>>
第一章
麻邇
(
まに
)
の
玉
(
たま
)
〔七六六〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第26巻 海洋万里 丑の巻
篇:
第1篇 伊都宝珠
よみ(新仮名遣い):
いずほっしゅ
章:
第1章 麻邇の玉
よみ(新仮名遣い):
まにのたま
通し章番号:
766
口述日:
1922(大正11)年07月17日(旧閏05月23日)
口述場所:
筆録者:
松村真澄
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1923(大正12)年6月5日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
世界の五大洲である豊葦原の瑞穂国の中でも、メソポタミヤの楽園と並んで清い自転倒島は、七五三の波清く風穏やかな神守の島や、蓮華台上の霊山に、この世を清める三つ御霊が現れた。
国治立大神は厳の御霊を分け給い国武彦と現れて、五六七の神世が来るまで無限の力を隠しつつ、松の世の礎を固く築き固める。
玉照彦命、玉照姫命になぞらえて、金剛不壊の如意宝珠、黄金の玉、紫の玉などの宝玉を集めて、豊国主命の分霊である言霊別命の末裔である言依別命を教主として、錦の宮に伊都能売の神策を仕組み給うた。
言依別命、玉能姫、初稚姫の三つの御霊は、ひそかに神の宣勅を受けて、玉のありかを隠して、遠い未来の三つの御玉の出現を待ち給う。神素盞嗚大神の深遠微妙な御経綸である。
梅子姫を竜宮の宝島に遣わして、黄竜姫を盾として、玉治別、久助、お民、友彦、テールス姫らの身魂を磨き、諏訪の湖から五つの玉を玉依姫から授かった。
言依別命は、竜宮島から宝玉を持ち帰った十人の宣伝使を迎えるために、杢助や遠近に派遣していた神司を集めて、事の詳細を包み隠さず示した。そして数多の人々を引き連れて、由良の港へと十人を迎えに出立した。
八咫烏は梅子姫、初稚姫、玉能姫、玉治別、黄竜姫、蜈蚣姫、友彦、テールス姫、久助、お民を乗せて由良の港の秋山彦の館に降ってきた。一行は歓呼の声に迎えられ、五個の宝玉は、用意されていた柳箱に納められた。
言依別命と秋山彦夫婦は、別館において慰労の宴に列し、歓声は四辺に聞こえてきた。
素盞嗚尊は辺りに人が無いことを見ると、国武彦命と何事かを示し合わせ、五十子姫を招くと、言依別、秋山彦、紅葉姫と共に玉の入った柳箱を次の間に運ばせ、同じ形の箱を元の神前に飾り入れ替えてしまった。
この御経綸は、国武彦命、梅子姫、五十子姫、言依別命、秋山彦・紅葉姫夫婦のほかには絶対に知る者はなかった。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
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:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
2019-07-15 10:20:09
OBC :
rm2601
愛善世界社版:
15頁
八幡書店版:
第5輯 153頁
修補版:
校定版:
17頁
普及版:
5頁
初版:
ページ備考:
001
三千
(
さんぜん
)
世界
(
せかい
)
の
梅
(
うめ
)
の
花
(
はな
)
002
一度
(
いちど
)
に
開
(
ひら
)
く
五大洲
(
ごだいしう
)
003
豊葦原
(
とよあしはら
)
の
瑞穂国
(
みづほくに
)
004
中
(
なか
)
にも
分
(
わ
)
けて
神恩
(
しんおん
)
の
005
恵
(
めぐ
)
み
洽
(
あまね
)
き
中津国
(
なかつくに
)
006
メソポタミヤの
楽園
(
らくゑん
)
と
007
並
(
なら
)
びて
清
(
きよ
)
き
自転倒
(
おのころ
)
の
008
大和
(
やまと
)
島根
(
しまね
)
は
磯輪垣
(
しわがき
)
の
009
秀妻国
(
ほづまのくに
)
と
称
(
たた
)
へられ
010
七五三
(
しちごさん
)
の
波
(
なみ
)
清
(
きよ
)
く
011
風
(
かぜ
)
穏
(
おだや
)
かな
神守
(
かむもり
)
の
012
島
(
しま
)
に
名高
(
なだか
)
き
真秀良場
(
まほらば
)
や
013
青垣山
(
あをがきやま
)
を
繞
(
めぐ
)
らせる
014
霊山
(
れいざん
)
会場
(
ゑぢやう
)
の
蓮華台
(
れんげだい
)
015
此
(
この
)
世
(
よ
)
を
清
(
きよ
)
むる
三
(
み
)
つ
御魂
(
みたま
)
016
四尾
(
よつを
)
の
峰
(
みね
)
の
山麓
(
さんろく
)
に
017
国治立
(
くにはるたちの
)
大神
(
おほかみ
)
は
018
厳
(
いづ
)
の
御霊
(
みたま
)
を
分
(
わ
)
け
給
(
たま
)
ひ
019
国武彦
(
くにたけひこ
)
と
現
(
あら
)
はれて
020
五六七
(
みろく
)
の
神世
(
みよ
)
の
来
(
きた
)
る
迄
(
まで
)
021
無限
(
むげん
)
の
力
(
ちから
)
を
隠
(
かく
)
しつつ
022
花
(
はな
)
咲
(
さ
)
く
春
(
はる
)
を
松
(
まつ
)
の
世
(
よ
)
の
023
磯
(
いしずゑ
)
固
(
かた
)
く
築
(
つ
)
きかため
024
空
(
そら
)
澄
(
す
)
み
渡
(
わた
)
る
玉照彦
(
たまてるひこ
)
の
025
神
(
かみ
)
の
命
(
みこと
)
や
玉照姫
(
たまてるひめ
)
の
026
神
(
かみ
)
の
命
(
みこと
)
を
日月
(
じつげつ
)
の
027
神
(
かみ
)
の
使
(
つかひ
)
になぞらへて
028
金剛
(
こんがう
)
不壊
(
ふゑ
)
の
如意
(
によい
)
宝珠
(
ほつしゆ
)
029
黄金
(
こがね
)
の
玉
(
たま
)
や
紫
(
むらさき
)
の
030
稀代
(
きだい
)
の
宝玉
(
はうぎよく
)
集
(
あつ
)
めまし
031
豊国主
(
とよくにぬし
)
の
分霊
(
わけみたま
)
032
言霊別
(
ことたまわけ
)
の
魂
(
たま
)
の
裔
(
すゑ
)
033
言依別
(
ことよりわけ
)
を
教主
(
けうしゆ
)
とし
034
錦
(
にしき
)
の
宮
(
みや
)
に
千木
(
ちぎ
)
高
(
たか
)
く
035
下津
(
したつ
)
岩根
(
いはね
)
に
宮柱
(
みやばしら
)
036
太知
(
ふとし
)
り
建
(
た
)
てて
伊都能売
(
いづのめ
)
の
037
幽玄
(
いうげん
)
微妙
(
びめう
)
の
神策
(
しんさく
)
を
038
仕組
(
しぐ
)
み
給
(
たま
)
ひし
雄々
(
をを
)
しさよ
039
言依別
(
ことよりわけ
)
や
玉能姫
(
たまのひめ
)
040
初稚姫
(
はつわかひめ
)
の
三
(
み
)
つ
御魂
(
みたま
)
041
ひそかに
神
(
かみ
)
の
宣勅
(
みことのり
)
042
頸
(
うなじ
)
に
受
(
う
)
けて
永久
(
とこしへ
)
に
043
玉
(
たま
)
の
在処
(
ありか
)
を
秘
(
ひ
)
めかくし
044
三
(
み
)
つの
御玉
(
みたま
)
の
出現
(
しゆつげん
)
を
045
遠
(
とほ
)
き
未来
(
みらい
)
に
待
(
ま
)
ち
給
(
たま
)
ふ
046
神
(
かむ
)
素盞嗚
(
すさのをの
)
大神
(
おほかみ
)
の
047
深遠
(
しんゑん
)
微妙
(
びめう
)
の
御
(
ご
)
経綸
(
けいりん
)
048
梅子
(
うめこ
)
の
姫
(
ひめ
)
を
竜宮
(
りうぐう
)
の
049
宝
(
たから
)
の
島
(
しま
)
に
遣
(
つか
)
はして
050
黄竜姫
(
わうりようひめ
)
を
楯
(
たて
)
となし
051
天
(
てん
)
火
(
くわ
)
水
(
すゐ
)
地
(
ち
)
と
結
(
むす
)
びたる
052
青
(
あを
)
赤
(
あか
)
白
(
しろ
)
黄
(
き
)
紫
(
むらさき
)
の
053
五
(
いつ
)
つの
玉
(
たま
)
を
諏訪湖
(
すはうみ
)
の
054
玉依姫
(
たまよりひめ
)
の
御
(
おん
)
手
(
て
)
より
055
初稚姫
(
はつわかひめ
)
や
玉能姫
(
たまのひめ
)
056
玉治別
(
たまはるわけ
)
を
始
(
はじ
)
めとし
057
久助
(
きうすけ
)
お
民
(
たみ
)
の
五
(
い
)
つ
身魂
(
みたま
)
058
研
(
みが
)
き
澄
(
す
)
まして
水晶
(
すゐしやう
)
の
059
輝
(
かがや
)
き
渡
(
わた
)
る
宝玉
(
ほうぎよく
)
を
060
授
(
さづ
)
け
給
(
たま
)
へば
五柱
(
いつはしら
)
061
心
(
こころ
)
を
清
(
きよ
)
め
身
(
み
)
を
浄
(
きよ
)
め
062
押戴
(
おしいただ
)
いて
梅子姫
(
うめこひめ
)
063
黄竜姫
(
わうりようひめ
)
や
蜈蚣姫
(
むかでひめ
)
064
テールス
姫
(
ひめ
)
や
友彦
(
ともひこ
)
の
065
研
(
みが
)
き
澄
(
す
)
ました
神司
(
かむづかさ
)
066
無言
(
むごん
)
の
儘
(
まま
)
に
手
(
て
)
に
渡
(
わた
)
し
067
玉依姫
(
たまよりひめ
)
の
御
(
おん
)
前
(
まへ
)
を
068
しづしづ
立
(
た
)
ちて
三
(
み
)
つの
門
(
もん
)
069
くぐりて
帰
(
かへ
)
る
諏訪湖
(
すはうみ
)
の
070
金波
(
きんぱ
)
漂
(
ただよ
)
ふ
磯端
(
いそばた
)
に
071
帰
(
かへ
)
りて
湖面
(
こめん
)
に
合掌
(
がつしやう
)
し
072
感謝
(
かんしや
)
の
折柄
(
をりから
)
中空
(
ちうくう
)
を
073
照
(
て
)
らして
下
(
くだ
)
る
八咫烏
(
やあたがらす
)
074
黄金
(
こがね
)
の
翼
(
つばさ
)
を
打拡
(
うちひろ
)
げ
075
十曜
(
とえう
)
の
紋
(
もん
)
の
十人
(
とたり
)
連
(
づれ
)
076
背
(
せな
)
に
乗
(
の
)
せつつ
久方
(
ひさかた
)
の
077
天津
(
あまつ
)
御空
(
みそら
)
を
勇
(
いさ
)
ましく
078
雲霧
(
くもきり
)
分
(
わ
)
けて
下
(
くだ
)
り
来
(
く
)
る
079
自転倒
(
おのころ
)
島
(
じま
)
の
中心地
(
ちうしんち
)
080
綾
(
あや
)
の
高天
(
たかま
)
の
空
(
そら
)
近
(
ちか
)
く
081
帰
(
かへ
)
り
来
(
きた
)
るぞ
目出度
(
めでた
)
けれ
082
言依別
(
ことよりわけ
)
は
神界
(
しんかい
)
の
083
知
(
し
)
らせに
依
(
よ
)
りて
杢助
(
もくすけ
)
や
084
其
(
その
)
他
(
た
)
数多
(
あまた
)
の
神司
(
かむづかさ
)
085
八尋
(
やひろ
)
の
殿
(
との
)
に
招
(
まね
)
き
寄
(
よ
)
せ
086
五
(
いつ
)
つの
玉
(
たま
)
の
中空
(
ちうくう
)
を
087
翔
(
かけ
)
りて
下
(
くだ
)
る
瑞祥
(
ずゐしやう
)
を
088
祝
(
ことほ
)
ぎ
奉
(
まつ
)
り
歓迎
(
くわんげい
)
の
089
準備
(
じゆんび
)
をなさむと
遠近
(
をちこち
)
に
090
派遣
(
はけん
)
し
置
(
お
)
きたる
神司
(
かむづかさ
)
091
使
(
つかひ
)
を
馳
(
は
)
せて
一所
(
ひととこ
)
に
092
集
(
あつ
)
めて
事
(
こと
)
の
詳細
(
しやうさい
)
を
093
包
(
つつ
)
み
隠
(
かく
)
さず
示
(
しめ
)
しける
094
一
(
ひと
)
つ
島
(
じま
)
より
中空
(
ちうくう
)
を
095
掠
(
かす
)
めて
聖地
(
せいち
)
に
降
(
くだ
)
り
来
(
く
)
る
096
十
(
たり
)
の
身魂
(
みたま
)
を
迎
(
むか
)
へむと
097
数多
(
あまた
)
の
人々
(
ひとびと
)
引
(
ひ
)
きつれて
098
由良
(
ゆら
)
の
港
(
みなと
)
へすくすくと
099
列
(
れつ
)
を
正
(
ただ
)
して
出
(
い
)
で
向
(
むか
)
ふ
100
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
101
御霊
(
みたま
)
幸
(
さち
)
はへましませよ。
102
言依別
(
ことよりわけの
)
命
(
みこと
)
は
杢助
(
もくすけ
)
を
始
(
はじ
)
め、
103
音彦
(
おとひこ
)
、
104
国依別
(
くによりわけ
)
、
105
秋彦
(
あきひこ
)
、
106
波留彦
(
はるひこ
)
、
107
佐田彦
(
さだひこ
)
、
108
夏彦
(
なつひこ
)
、
109
常彦
(
つねひこ
)
其
(
その
)
他
(
た
)
の
面々
(
めんめん
)
を
引
(
ひ
)
きつれ、
110
東助
(
とうすけ
)
に
留守
(
るす
)
を
頼
(
たの
)
み、
111
聖地
(
せいち
)
を
立
(
た
)
つて
舟
(
ふね
)
に
乗
(
の
)
り、
112
由良川
(
ゆらがは
)
を
下
(
くだ
)
りて
由良
(
ゆら
)
の
港
(
みなと
)
の
秋山彦
(
あきやまひこ
)
[
※
初版は「秋山彦」だが、校定版・愛善世界社版どちらも「秋山別」になっている。文脈上は「秋山彦」が正しい。
]
が
館
(
やかた
)
に
立向
(
たちむか
)
ひ、
113
梅子姫
(
うめこひめ
)
一行
(
いつかう
)
の
八咫烏
(
やあたがらす
)
に
乗
(
の
)
りて
帰
(
かへ
)
り
来
(
きた
)
るを
待受
(
まちう
)
ける
事
(
こと
)
となつた。
114
八咫烏
(
やあたがらす
)
は
梅子姫
(
うめこひめ
)
、
115
初稚姫
(
はつわかひめ
)
、
116
玉能姫
(
たまのひめ
)
、
117
玉治別
(
たまはるわけ
)
、
118
黄竜姫
(
わうりようひめ
)
、
119
蜈蚣姫
(
むかでひめ
)
、
120
友彦
(
ともひこ
)
、
121
テールス
姫
(
ひめ
)
、
122
久助
(
きうすけ
)
、
123
お
民
(
たみ
)
といふ
順
(
じゆん
)
に、
124
秋山彦
(
あきやまひこ
)
の
館
(
やかた
)
に
羽撃
(
はばた
)
き
勇
(
いさ
)
ましく、
125
広
(
ひろ
)
き
庭前
(
ていぜん
)
に
降
(
くだ
)
つて
来
(
き
)
た。
126
歓呼
(
くわんこ
)
拍手
(
はくしゆ
)
の
声
(
こゑ
)
は
天地
(
てんち
)
も
揺
(
ゆる
)
ぐ
許
(
ばか
)
りであつた。
127
館
(
やかた
)
の
主人
(
あるじ
)
秋山彦
(
あきやまひこ
)
、
128
紅葉姫
(
もみじひめ
)
は
恭
(
うやうや
)
しく
無言
(
むごん
)
の
儘
(
まま
)
目礼
(
もくれい
)
しながら、
129
言依別
(
ことよりわけの
)
命
(
みこと
)
を
先頭
(
せんとう
)
に、
130
杢助
(
もくすけ
)
以下
(
いか
)
の
神司
(
かむづかさ
)
と
共
(
とも
)
に、
131
梅子姫
(
うめこひめ
)
の
一行
(
いつかう
)
を
奥
(
おく
)
の
間
(
ま
)
に
案内
(
あんない
)
し、
132
一同
(
いちどう
)
の
労苦
(
らうく
)
を
謝
(
しや
)
した。
133
予
(
かね
)
て
用意
(
ようい
)
の
五個
(
ごこ
)
の
柳筥
(
やなぎばこ
)
に、
134
一々
(
いちいち
)
玉
(
たま
)
を
納
(
をさ
)
められ、
135
神前
(
しんぜん
)
に
安置
(
あんち
)
され、
136
一同
(
いちどう
)
打揃
(
うちそろ
)
うて
感謝
(
かんしや
)
祈願
(
きぐわん
)
の
祝詞
(
のりと
)
を
奏上
(
そうじやう
)
し、
137
終
(
をは
)
つて
直会
(
なほらひ
)
の
宴
(
えん
)
は
開
(
ひら
)
かれた。
138
次
(
つぎ
)
の
間
(
ま
)
より
襖
(
からかみ
)
押
(
お
)
し
開
(
あ
)
け、
139
しづしづと、
140
五十子
(
いそこ
)
姫
(
ひめ
)
を
先頭
(
せんとう
)
に
立
(
た
)
て、
141
神
(
かむ
)
素盞嗚
(
すさのをの
)
大神
(
おほかみ
)
、
142
国武彦
(
くにたけひこの
)
命
(
みこと
)
と
共
(
とも
)
に
一同
(
いちどう
)
の
前
(
まへ
)
に
現
(
あら
)
はれ
給
(
たま
)
ひ、
143
愈
(
いよいよ
)
神政
(
しんせい
)
成就
(
じやうじゆ
)
の
基礎
(
きそ
)
確立
(
かくりつ
)
せる
事
(
こと
)
を
喜
(
よろこ
)
び
給
(
たま
)
ひ、
144
且
(
か
)
つ
一同
(
いちどう
)
の
至誠
(
しせい
)
至実
(
しじつ
)
の
活動
(
くわつどう
)
を
感賞
(
かんしやう
)
し
給
(
たま
)
ひ、
145
別室
(
べつま
)
に
於
(
おい
)
てゆるゆる
休息
(
きうそく
)
せよと
宣示
(
せんじ
)
し、
146
又
(
また
)
もや
一間
(
ひとま
)
の
内
(
うち
)
に
姿
(
すがた
)
を
隠
(
かく
)
し
給
(
たま
)
うた。
147
言依別
(
ことよりわけの
)
命
(
みこと
)
、
148
秋山彦
(
あきやまひこ
)
夫婦
(
ふうふ
)
は
後
(
あと
)
に
残
(
のこ
)
り、
149
一同
(
いちどう
)
は
別館
(
べつくわん
)
に
於
(
おい
)
て
再
(
ふたた
)
び
慰労
(
ゐらう
)
の
宴
(
えん
)
に
列
(
れつ
)
し、
150
歓声
(
くわんせい
)
湧
(
わ
)
くが
如
(
ごと
)
く
四辺
(
あたり
)
に
聞
(
きこ
)
えて
来
(
き
)
た。
151
素盞嗚
(
すさのをの
)
尊
(
みこと
)
は
四辺
(
あたり
)
に
人
(
ひと
)
無
(
な
)
きを
見
(
み
)
すまし、
152
国武彦
(
くにたけひこの
)
命
(
みこと
)
と
何事
(
なにごと
)
か
諜
(
しめ
)
し
合
(
あは
)
せ
給
(
たま
)
ひ、
153
五十子
(
いそこ
)
姫
(
ひめ
)
を
此
(
この
)
場
(
ば
)
に
招
(
まね
)
き、
154
無言
(
むごん
)
の
儘
(
まま
)
、
155
言依別
(
ことよりわけ
)
、
156
秋山彦
(
あきやまひこ
)
、
157
紅葉姫
(
もみぢひめ
)
と
共
(
とも
)
に、
158
柳筥
(
やなぎばこ
)
を
次
(
つぎ
)
の
間
(
ま
)
に
運
(
はこ
)
ばせ、
159
更
(
あらた
)
めて
同
(
おな
)
じ
形
(
かたち
)
の
柳筥
(
やなぎばこ
)
を
元
(
もと
)
の
神前
(
しんぜん
)
に
飾
(
かざ
)
らせ
給
(
たま
)
うた。
160
此
(
この
)
御
(
ご
)
経綸
(
けいりん
)
は
国武彦
(
くにたけひこの
)
命
(
みこと
)
を
始
(
はじ
)
め
梅子姫
(
うめこひめ
)
、
161
五十子
(
いそこ
)
姫
(
ひめ
)
、
162
言依別
(
ことよりわけの
)
命
(
みこと
)
、
163
秋山彦
(
あきやまひこ
)
夫婦
(
ふうふ
)
より
外
(
ほか
)
に
絶対
(
ぜつたい
)
に
知
(
し
)
る
者
(
もの
)
はなかつたのである。
164
(
大正一一・七・一七
旧閏五・二三
松村真澄
録)
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