霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
×
設定
印刷用画面を開く [?]プリント専用のシンプルな画面が開きます。文章の途中から印刷したい場合は、文頭にしたい位置のアンカーをクリックしてから開いて下さい。[×閉じる]
話者名の追加表示 [?]セリフの前に話者名が記していない場合、誰がしゃべっているセリフなのか分からなくなってしまう場合があります。底本にはありませんが、話者名を追加して表示します。[×閉じる]
表示できる章
テキストのタイプ [?]ルビを表示させたまま文字列を選択してコピー&ペーストすると、ブラウザによってはルビも一緒にコピーされてしまい、ブログ等に引用するのに手間がかかります。そんな時には「コピー用のテキスト」に変更して下さい。ルビも脚注もない、ベタなテキストが表示され、きれいにコピーできます。[×閉じる]

文字サイズ
ルビの表示


アンカーの表示 [?]本文中に挿入している3~4桁の数字がアンカーです。原則として句読点ごとに付けており、標準設定では本文の左端に表示させています。クリックするとその位置から表示されます(URLの#の後ろに付ける場合は数字の頭に「a」を付けて下さい)。長いテキストをスクロールさせながら読んでいると、どこまで読んだのか分からなくなってしまう時がありますが、読んでいる位置を知るための目安にして下さい。目障りな場合は「表示しない」設定にして下さい。[×閉じる]


宣伝歌 [?]宣伝歌など七五調の歌は、底本ではたいてい二段組でレイアウトされています。しかしブラウザで読む場合には、二段組だと読みづらいので、標準設定では一段組に変更して(ただし二段目は分かるように一文字下げて)表示しています。お好みよって二段組に変更して下さい。[×閉じる]
脚注[※]用語解説 [?][※]、[*]、[#]で括られている文字は当サイトで独自に付けた脚注です。[※]は主に用語説明、[*]は編集用の脚注で、表示させたり消したりできます。[#]は重要な注記なので表示を消すことは出来ません。[×閉じる]

脚注[*]編集用 [?][※]、[*]、[#]で括られている文字は当サイトで独自に付けた脚注です。[※]は主に用語説明、[*]は編集用の脚注で、表示させたり消したりできます。[#]は重要な注記なので表示を消すことは出来ません。[×閉じる]

外字の外周色 [?]一般のフォントに存在しない文字は専用の外字フォントを使用しています。目立つようにその文字の外周の色を変えます。[×閉じる]
現在のページには外字は使われていません

表示がおかしくなったらリロードしたり、クッキーを削除してみて下さい。
サイトをリニューアルしました(従来バージョンはこちら)【新着情報】サブスクのお知らせ)

第六章 大神宣(おほみのり)〔七七一〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第26巻 海洋万里 丑の巻 篇:第2篇 蓮華台上 よみ(新仮名遣い):れんげだいじょう
章:第6章 大神宣 よみ(新仮名遣い):おおみのり 通し章番号:771
口述日:1922(大正11)年07月18日(旧閏05月24日) 口述場所: 筆録者:松村真澄 校正日: 校正場所: 初版発行日:1923(大正12)年6月5日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
神素盞嗚尊は厳然として立ち上がり、荘重な口調で歌った。
豊葦原の国中に邪神が現れてすさび、天下の民草を苦しめ悩ます惨状を見かねて、瑞御魂は神素盞嗚と現れて、八十猛の神司と八人乙女を四方に遣わし、三五の神の教えを宣べ伝えた。
ウブスナ山の斎苑館を後に残して出立し、自転倒島の中心地である綾の高天原の聖域に、国治立大神の化身である国武彦と一緒に世を忍んで隠れていた。
この世を救う厳御霊、瑞御霊と相並んで、天地の神に三五の教えを開き、天下の四方の木草に至るまで安息と生命を永遠に賜るために、朝夕心を配らせながら、三つの御玉の宝玉が鎮まり、また麻邇の玉が五の御玉として現れた。
埴安彦・埴安姫の神の御霊も、玉照彦・玉照姫と現れることとなった。
瑞の御霊と現れた三五教の神司・言依別命は、皇神の錦の機の経綸を心の底に秘め置いて、浮きつ沈みつ、世を忍んで深遠微妙の神策を永遠に建てよ。
神素盞嗚の我が身魂は、世界中にわだかまる八岐大蛇を言向け和して、高天原を納める天照大神の御許に復命をするまでは、井守蚯蚓と身を潜めて、木の葉の下をかいくぐって、松の世の尊い仕組みを成し遂げよう。
国武彦大神よ、汝もしばし深山の奥の時鳥のように姿を隠して、長年の憂き目を忍び、やがて来る松の神世の神政を心静かに待つことだ。
竜宮城から現れた五つの麻邇の玉は、綾の聖地に永久に鎮まりまして、桶伏山の蓮華台に天火水地が結んだ薫り高い梅の花であり、木花姫神の生御魂である。三十三相に身を表して、世人を救おうと流す涙は和知の川である。それが流れて由良の海となり、救いの船に帆を上げる。
秋山彦の真心や、言依別の犠牲の清き心を永久に五六七の神世の礎として、神の定めた厳御魂となる、実に尊さの限りの神宝である。
国治立大神の厳の御霊は、今しばし四尾山の奥深くに国武彦と現れて草の片葉に身を隠して、玉照彦・玉照姫を表に立て、言依別命を司とし、深遠微妙の神界の仕組みの業に仕えよ。
厳と瑞とのこの仕組みは、何が起ころうとも永久に変わらない。このことは初発の時から定まっている、万古不易の真理である。天地の神人を救うための我がなやみ、国治立神のお心も思いは同じと深く察し奉る。
大神は歌い終わると一同に微笑を与えて、奥の間に姿をかくさせ給うた。
国武彦命は神素盞嗚大神の御後姿を見送り、手を合わせて感謝の意を表し、一同の前に立ってやや非調を帯びた声音を張り上げて歌い給うた。
豊葦原の国祖として、国治立の厳御霊と高天原に現れ、神人たちが守るべき道を宣り伝え、神祭を布き広めた。
しかし天足彦・胞場姫の身魂より生まれた邪神の雲に包まれて、世は汚れてしまった。その結果、罪穢れを自らの身に負って天教山の火口に身を躍らせ、地の底根底の国を隈なく巡り、心身を尽くして造り固め、再び天教山の火口に再現した。
野立彦と名を変えて国中を駆け巡った。また豊国姫神の御霊はヒマラヤ山に野立姫と現れた。
再び来る松の世の礎を固めようと、自転倒島の中心地である綾の高天原の桶伏山の隣の四尾山に身を潜めた。この世を洗う瑞御霊に仕えて五つの御霊の経綸を行うために、国武彦となって神素盞嗚大神の御共の神と現れた。
現幽神を照り透す如意宝珠や、黄金の玉や、紫の玉といった宝はいち早く自転倒島に集まった。またここに、五つの麻邇の神玉が竜宮の一つ島から現れて、宣伝使たちの働きによって帰り降って来た。尊いことだ。
国武彦は永久に隠れてこの世を守って行く。甲子の九月八日、今日はいかなる吉日であろうか。天津御空の若宮に鎮まりいます日の神の大前に慎み畏み感謝し奉る。
千座の置戸を身に負ってこの世を救う生き神の瑞の御霊と現れた神素盞嗚大神の仁慈無限の御心を喜び敬い奉る。
言依別の神司よ、この行く先の神業にまたもや千座の置戸を負って、我が身魂と共に三柱揃って三つの身魂として、現世を洗い清める神業に仕え奉らせ。
神人たちの救いのために真心を千々に砕いて忍び忍びに神業を仕えまつり、松の世の五六七の神政を指折り数えて待ち暮らす我が三柱の神心を聞こし召せ。
国武彦神は歌い終わると一同に軽く黙礼し、そのまま御姿は白煙となってその場に消えてしまった。一同は直ちに拍手して天津祝詞を奏上した。そして御神慮の尊さを思い浮かべて、感涙に咽ぶのであった。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2021-09-29 19:03:40 OBC :rm2606
愛善世界社版:97頁 八幡書店版:第5輯 179頁 修補版: 校定版:107頁 普及版:35頁 初版: ページ備考:
001 素盞嗚(すさのをの)(みこと)儼然(げんぜん)として立上(たちあが)り、002荘重(さうちよう)なる口調(くてう)(もつ)(うた)はせ(たま)うた。
003素尊豊葦原(とよあしはら)国中(くになか)
004八岐(やまた)大蛇(をろち)醜狐(しこぎつね)
005曲鬼(まがおに)(ども)のはびこりて
006(やま)()()(かは)()
007(しこ)魔風(まかぜ)(けが)しつつ
008(あめ)(した)なる民草(たみぐさ)
009(くるし)(なや)ます(この)惨状(さま)
010()るに見兼(みか)ねて瑞御魂(みづみたま)
011(かむ)素盞嗚(すさのを)(あら)はれて
012八十(やそ)(たける)神司(かむづかさ)
013八人(やたり)乙女(をとめ)(うづ)()
014四方(よも)(つか)はし三五(あななひ)
015(かみ)(をしへ)()(つた)
016山川(やまかは)草木(くさき)(とり)(けもの)
017虫族(むしけら)までも言霊(ことたま)
018(きよ)御水火(みいき)(たす)けむと
019ウブスナ(やま)斎苑(いそ)(やかた)
020(あと)(のこ)して八洲国(やしまくに)
021彷徨(さまよ)()りしも自転倒(おのころ)
022大和(やまと)島根(しまね)中心地(ちうしんち)
023(あや)高天(たかま)聖域(せいゐき)
024(この)()根元(もと)()れませる
025国治立(くにはるたちの)大神(おほかみ)
026国武彦(くにたけひこ)()(しの)
027(かく)れいますぞ(たふと)けれ
028(この)()(すく)厳御霊(いづみたま)
029(みづ)御霊(みたま)(あひ)(なら)
030天地(てんち)(かみ)三五(あななひ)
031(をしへ)(ひら)(あめ)(した)
032四方(よも)木草(きぐさ)(いた)(まで)
033安息(やすき)生命(いのち)永久(とこしへ)
034(たま)はむ(ため)朝夕(あさゆふ)
035(こころ)(くば)らせ(たま)ひつつ
036()つの御玉(みたま)神宝(かむだから)
037高天原(たかあまはら)永久(とこしへ)
038(しづ)まりまして(また)もはや
039(あら)はれ(たま)麻邇(まに)(たま)
040()づの御玉(みたま)()()えて
041三五(さんご)(つき)(かげ)(きよ)
042埴安彦(はにやすひこ)埴安姫(はにやすひめ)
043(かみ)(みこと)()れませる
044(かみ)御霊(みたま)(いま)(ここ)
045いよいよ(きよ)玉照彦(たまてるひこ)
046(うづ)(みこと)玉照姫(たまてるひめ)
047(うづ)(みこと)(おん)(まへ)
048(をさ)まる()とはなりにけり
049(みづ)御霊(みたま)()れませる
050三五教(あななひけう)神司(かむづかさ)
051言霊(ことたま)(さち)はふ言依別(ことよりわけ)
052(かみ)(みこと)皇神(すめかみ)
053(にしき)(はた)経綸(けいりん)
054(こころ)(そこ)()めおきて
055(まつ)神世(かみよ)(きた)(まで)
056()きつ(しづ)みつ()(しの)
057深遠(しんゑん)微妙(びめう)神策(しんさく)
058堅磐(かきは)常磐(ときは)にたてませよ
059(かむ)素盞嗚(すさのを)()身魂(みたま)
060八洲(やしま)(くに)(わだか)まる
061八岐(やまた)大蛇(をろち)言向(ことむ)けて
062高天原(たかあまはら)(しろ)しめす
063天照(あまてら)します大神(おほかみ)
064御許(みもと)(いた)復命(かへりごと)
065(つか)へまつらむそれ(まで)
066蠑螈(いもり)蚯蚓(みみづ)()(ひそ)
067()()(した)をかいくぐり
068(はな)()(はる)()ちつつも
069完全(うまら)委曲(つばら)(まつ)()
070(たふと)仕組(しぐみ)()()げむ
071国武彦(くにたけひこの)大神(おほかみ)
072(なれ)(みこと)(いま)(しば)
073深山(みやま)(おく)時鳥(ほととぎす)
074姿(すがた)(かく)して長年(ながとせ)
075憂目(うきめ)(しの)びやがて()
076(まつ)神世(かみよ)神政(しんせい)
077(こころ)(しづ)かに()たせまし
078竜宮城(りうぐうじやう)より(あら)はれし
079(いつ)つの麻邇(まに)(この)(たま)
080(あや)聖地(せいち)永久(とこしへ)
081(しづ)まりまして桶伏(をけふせ)
082(やま)(にほ)へる蓮華台(れんげだい)
083(てん)(くわ)(すゐ)()(むす)びたる
084(かを)りも(たか)(うめ)(はな)
085木花姫(このはなひめ)生御魂(いくみたま)
086三十三(さんじふさん)(さう)()(げん)
087世人(よびと)(あまね)(すく)はむと
088(なが)(なみだ)和知(わち)(かは)
089(なが)(なが)れて由良(ゆら)(うみ)
090(すく)ひの(ふね)()をあげて
091(つく)(まこと)(ひと)(じま)
092秋山彦(あきやまひこ)真心(まごころ)
093言依別(ことよりわけ)犠牲(いけにへ)
094(きよ)(こころ)永久(とこしへ)
095五六七(みろく)神世(みよ)(いしずゑ)
096(かみ)(さだ)めし厳御魂(いづみたま)
097()(たふと)さの(かぎ)りなり
098あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
099御霊(みたま)(さち)はへましまして
100国治立(くにはるたちの)大神(おほかみ)
101(いづ)御霊(みたま)(いま)(しば)
102四尾(よつを)(やま)(おく)(ふか)
103国武彦(くにたけひこ)(あら)はれて
104(くさ)片葉(かきは)()(かく)
105(にしき)(みや)にあれませる
106玉照彦(たまてるひこ)姫神(ひめがみ)
107(おもて)()てて言依別(ことよりわけ)
108(かみ)(みこと)(つかさ)とし
109深遠(しんゑん)微妙(びめう)神界(しんかい)
110仕組(しぐみ)(わざ)(つか)へませ
111朝日(あさひ)()るとも(くも)るとも
112(つき)()つとも()くるとも
113仮令(たとへ)大地(だいち)(しづ)むとも
114(いづ)(みづ)との(この)仕組(しぐみ)
115千代(ちよ)八千代(やちよ)永久(とこしへ)
116(かは)らざらまし天地(あめつち)
117初発(なりで)(とき)(さだ)まりし
118万古(ばんこ)不易(ふえき)真理(しんり)なり
119万古(ばんこ)不易(ふえき)真理(しんり)なり
120(この)()(つく)りし神直日(かむなほひ)
121(こころ)(ひろ)大直日(おほなほひ)
122(ただ)何事(なにごと)神直日(かむなほひ)
123大直日(おほなほひ)にと見直(みなほ)して
124天地(あめつち)(もも)神人(かみびと)
125(すく)はむ(ため)()聖苦(なやみ)
126(おも)ひは(おな)国治立(くにはるたち)
127(かみ)(みこと)(おん)(こころ)
128(ふか)くも(さつ)(たてまつ)
129(ふか)くも感謝(かんしや)(たてまつ)る』
130(うた)(をは)り、131一同(いちどう)微笑(びせう)(あた)へて、132(おく)()姿(すがた)をかくさせ(たま)うた。
133 国武彦(くにたけひこの)(みこと)(かむ)素盞嗚(すさのをの)(みこと)(おん)後姿(うしろで)見送(みおく)り、134()(あは)感謝(かんしや)()(へう)し、135(をは)つて一同(いちどう)(まへ)()ち、136(やや)悲調(ひてう)()びた声音(せいおん)()()(うた)(たま)うた。
137国武彦(あめ)(した)なる国土(くにつち)
138(あせ)(なみだ)滝水(たきみづ)
139(つく)(かた)めて(きよ)めたる
140豊葦原(とよあしはら)(くに)(おや)
141国治立(くにはるたち)厳御霊(いづみたま)
142御稜威(みいづ)(たか)(うづ)(みや)
143高天原(たかあまはら)(あら)はれて
144(もも)(かみ)(たち)人草(ひとぐさ)
145(まも)らむ(みち)()(つた)
146(かみ)(まつり)詳細(まつぶさ)
147()(ひろ)めたる元津祖(もとつおや)
148天足(あだる)(ひこ)胞場姫(えばひめ)
149(ねじ)(まが)れる身魂(みたま)より
150(うま)()でたる曲身魂(まがみたま)
151八岐(やまた)大蛇(をろち)醜狐(しこぎつね)
152醜女(しこめ)探女(さぐめ)曲鬼(まがおに)
153(あや)しの(くも)(つつ)まれて
154さも(うる)はしき国土(くにつち)
155(けが)()てたる泥水(どろみづ)
156(あふ)(ただよ)()となりぬ
157(しこ)曲霊(まがひ)()かれたる
158常世(とこよ)(ひこ)常世姫(とこよひめ)
159千五百(ちいほ)(よろづ)神々(かみがみ)
160(つみ)(けがれ)()()ひて
161木花姫(このはなひめ)(まも)ります
162天教山(てんけうざん)火口(くわこう)より
163()(をど)らして荒金(あらがね)
164(つち)(そこ)(まで)()(しの)
165根底(ねそこ)(くに)(くま)もなく
166(まよ)(めぐ)村肝(むらきも)
167(こころ)(つく)()(つく)
168(つく)(かた)めて天教(てんけう)
169(やま)火口(くわこう)再現(さいげん)
170野立(のだち)(ひこ)()()へて
171(あまね)国内(くぬち)()(めぐ)
172豊国姫(とよくにひめ)神御霊(かむみたま)
173野立(のだち)(ひめ)(あら)はれて
174ヒマラヤ(さん)本拠(ほんきよ)とし
175()(しの)びつつ四方(よも)(くに)
176夫婦(めをと)水火(いき)(あは)せつつ
177世界(せかい)(くま)なく(あらた)めて
178(ふたた)(きた)(まつ)()
179(その)(いしずゑ)(かた)めむと
180自転倒(おのころ)(じま)中心地(ちうしんち)
181(あや)高天(たかま)(きこ)えたる
182桶伏山(をけぶせやま)(かた)ほとり
183(この)()(あら)瑞御霊(みづみたま)
184四尾(よつを)(やま)()(しの)
185()つの御霊(みたま)経綸(けいりん)
186(つか)へまつらむ(その)(ため)
187()大神(おほかみ)神言(みこと)もて
188(あめ)石座(いはくら)相放(あひはな)
189下津(したつ)磐根(いはね)(くだ)()
190国武彦(くにたけひこ)となりすまし
191(かむ)素盞嗚(すさのをの)大神(おほかみ)
192御供(みとも)(かみ)(あら)はれぬ
193(この)()(おも)真心(まごころ)
194(きよ)(おも)ひは(あだ)ならず
195現幽神(げんいうしん)()(とう)
196金剛(こんがう)不壊(ふゑ)如意(によい)宝珠(ほつしゆ)
197黄金(こがね)(たま)(むらさき)
198(うづ)(たから)逸早(いちはや)
199自転倒(おのころ)(じま)(あつ)まりて
200三千(さんぜん)世界(せかい)()(まも)
201(その)(いしずゑ)はいや(かた)
202国常立(くにとこたち)となりにけり
203(また)もや(うれ)しき()御玉(みたま)
204(なみ)(ただよ)竜宮(りうぐう)
205(ひと)(じま)なる秘密郷(ひみつきやう)
206金波(きんぱ)(ただよ)諏訪(すは)(うみ)
207(そこ)ひも(ふか)()めおきし
208()つの御霊(みたま)(とな)へたる
209(あお)(あか)(しろ)()(むらさき)
210(ひかり)(まば)ゆき麻邇(まに)(たま)
211梅子(うめこ)(ひめ)黄竜姫(わうりようひめ)
212蜈蚣(むかで)(ひめ)友彦(ともひこ)
213テールス(ひめ)御使(みつかひ)
214()たせ(たま)ひて遥々(はるばる)
215黄金翼(こがねつばさ)八咫烏(やあたがらす)
216天津(あまつ)御空(みそら)(かがや)かし
217雲路(くもぢ)()けて自転倒(おのころ)
218(まつ)()(しげ)(かみ)(しま)
219(あや)聖地(せいち)程近(ほどちか)
220(めぐみ)(ふか)由良(ゆら)(うみ)
221(その)川口(かはぐち)(そそ)()
222秋山彦(あきやまひこ)神館(かむやかた)
223(こころ)(いろ)綾錦(あやにしき)
224(そら)()(わた)紅葉姫(もみぢひめ)
225夫婦(ふうふ)水火(いき)相生(あひおひ)
226松葉(まつば)(しげ)れる庭先(にはさき)
227十曜(とえう)(もん)十人(とたり)(づれ)
228しづしづ(かへ)(くだ)()
229(その)御姿(みすがた)(たふと)さよ
230いよいよ(ここ)()御玉(みたま)
231国武彦(くにたけひこ)永久(とこしへ)
232(かく)れて(この)()(まも)()
233玉依姫(たまよりひめ)のおくりたる
234麻邇(まに)宝珠(ほつしゆ)()()りぬ
235あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
236(とき)()たねばならぬもの
237(とき)(ほど)(たふと)きものはなし
238(この)()(つく)(かた)めたる
239(もと)(まこと)祖神(おやがみ)
240(とき)()ざれば()()ちて
241(くるし)(ふか)丹波路(たにはぢ)
242草葉(くさば)(かげ)()(しの)
243(あめ)(あした)(ゆき)(よひ)
244()()(わた)(かぜ)にさへ
245(こころ)(くる)しめ()(いた)
246天地(てんち)(ため)(わが)(ちから)
247(つく)さむ(よし)()くばかり
248(むね)もはり()時鳥(ほととぎす)
249八千八(はつせんや)(こゑ)()()きて
250(とき)(きた)るを()(うち)
251今日(けふ)如何(いか)なる吉日(よきひ)ぞや
252神世(かみよ)姿(すがた)甲子(きのえね)
253()(ぐわつ)八日(やうか)(あき)(には)
254御空(みそら)(たか)(かぜ)()
255(ひと)(こころ)(すず)やかに
256日本晴(につぽんば)れのわが(おも)
257(みづ)(いづ)との(むつ)()
258八洲(やしま)(くに)()らすてふ
259三五(さんご)(つき)御教(みをしへ)
260(もと)(かた)むる瑞祥(ずゐしやう)
261(この)()(ひら)けし(はじめ)より
262まだ新玉(あらたま)のあが(こころ)
263あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
264天津(あまつ)御空(みそら)若宮(わかみや)
265(しづ)まりいます()(かみ)
266御前(みまへ)(つつし)(かしこ)みて
267国治立(くにはるたち)御分霊(わけみたま)
268国武彦(くにたけひこ)(かく)(がみ)
269(はるか)感謝(かんしや)(たてまつ)
270千座(ちくら)置戸(おきど)()()ひて
271(この)()(すく)生神(いきがみ)
272(みづ)御霊(みたま)()れませる
273(かむ)素盞嗚(すさのをの)大神(おほかみ)
274仁慈(じんじ)無限(むげん)御心(みこころ)
275(よろこ)(うやま)(たてまつ)
276言依別(ことよりわけ)神司(かむづかさ)
277(この)行先(ゆくさき)神業(かむわざ)
278(また)もや千座(ちくら)置戸(おきど)()
279あれの身魂(みたま)諸共(もろとも)
280三柱(みはしら)(そろ)()身魂(みたま)
281(にご)()てたる現世(うつしよ)
282(あら)(きよ)むる神業(かむわざ)
283(つか)へまつらせ天地(あめつち)
284(もも)(かみ)たち人草(ひとぐさ)
285(すく)ひの(ため)真心(まごころ)
286千々(ちぢ)(くだ)きて筑紫潟(つくしがた)
287(ふか)(おも)ひは(たつ)(うみ)
288(しの)(しの)びに神業(かむわざ)
289(つか)へまつりて(まつ)()
290五六七(みろく)(かみ)神政(しんせい)
291(こころ)(きよ)()(きよ)
292指折(ゆびを)(かぞ)()(くら)
293あが三柱(みはしら)神心(かみごころ)
294完全(うまら)委曲(つばら)(きこ)()
295天津(あまつ)御空(みそら)若宮(わかみや)
296堅磐(かきは)常磐(ときは)()れませる
297()大神(おほかみ)(おん)(まへ)
298(かさ)ねて(うやま)()ぎまつる
299あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
300御霊(みたま)(さち)はへましませよ』
301(うた)(をは)(たま)ひ、302一同(いちどう)(かる)目礼(もくれい)し、303(その)(まま)御姿(みすがた)白煙(はくえん)となりて(その)()()えさせ(たま)うた。304一同(いちどう)はハツと(おどろ)き、305(ただち)拍手(はくしゆ)天津(あまつ)祝詞(のりと)奏上(そうじやう)し、306()神慮(しんりよ)(たふと)さを(おも)(うか)べて、307感涙(かんるゐ)(むせ)ぶのであつた。
308大正一一・七・一八 旧閏五・二四 松村真澄録)
このページに誤字・脱字や表示乱れなどを見つけたら教えて下さい。
返信が必要な場合はメールでお送り下さい。【メールアドレス
合言葉「みろく」を入力して下さい→  
霊界物語ネットは飯塚弘明が運営しています。【メールアドレス】 / 動作に不具合や誤字脱字等を発見されましたら是非お知らせ下さるようお願い申し上げます。 / / 本サイトの著作権(デザイン、プログラム、凡例等)は飯塚弘明にあります。出口王仁三郎の著作物(霊界物語等)の著作権は保護期間が過ぎていますのでご自由にお使いいただいて構いません。ただし一部分を引用するのではなく、本サイト掲載の大部分を利用して電子書籍等に転用する場合には、必ず出典と連絡先を記して下さい。→「本サイト掲載文献の利用について」 / 出口王仁三郎の著作物は明治~昭和初期に書かれたものです。現代においては差別的と見なされる言葉や表現もありますが、当時の時代背景を鑑みてそのままにしてあります。 / プライバシーポリシー
(C) 2007-2024 Iizuka Hiroaki