霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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総説(そうせつ)

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第49巻 真善美愛 子の巻 篇:前付 よみ(新仮名遣い):
章:総説 よみ(新仮名遣い):そうせつ 通し章番号:
口述日:1923(大正12)年01月16日(旧11月30日) 口述場所: 筆録者:松村真澄 校正日: 校正場所: 初版発行日:1924(大正13)年11月5日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
本巻は波斯国の境、産土山の聖地・伊祖の館から、印度国ハルナの都の大黒主を言向け和すために瑞の御霊神素盞嗚尊が数多の宣伝使を派遣し給うた中でも、もっとも有名な女宣伝使・初稚姫の旅を描いている。
初稚姫が妖怪変化に出会い、猛犬スマートに救われて河鹿峠を無事に越えます。祠の森の大神の社に参拝すると、初稚姫の父・杢助に変化していた妖魅が委縮して遠く山の彼方に遁走するところまでを口述している。
また、治国別宣伝使の薫陶を受けて三五教に帰順した元ウラナイ教の丑寅婆さんが、伊祖の館へ修業を兼ねて参拝する途中、高姫に出くわして面白い問答を交換するありさまが、目に見えるように現されています。
高姫は、いったん改心の曙光を認められて生田の森の神司と選ばれながら、東助に失恋してから自暴自棄の結果、祠の森でまたもや野望を企てることになる。高姫の改悪物語は、本巻の主要点ともいうべきものである。
また珍彦夫婦が神丹を文殊菩薩から与えられて高姫の毒手を免れるところや、受付の滑稽な場面も一読の価値があることと信じるものである。
豆州湯ケ島温泉湯本館の臨時教主館において、療養湯治の間をもって口述を終わる。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: OBC :rm490002
愛善世界社版:3頁 八幡書店版:第9輯 31頁 修補版: 校定版:3頁 普及版:1頁 初版: ページ備考:
001 本巻(ほんくわん)波斯(フサの)国境(こくきやう)産土山(うぶすなやま)聖地(せいち)伊祖(いそ)(やかた)より、002印度国(ツキのくに)ハルナの(みやこ)大黒主(おほくろぬし)言向和(ことむけやは)満天下(まんてんか)禍害(くわがい)(のぞ)五六七(みろく)神政(しんせい)地上(ちじやう)()かむと(みづ)御霊(みたま)(かむ)素盞嗚(すさのをの)(みこと)数多(あまた)宣伝使(せんでんし)派遣(はけん)(たま)(うち)にも、003(もつと)有名(いうめい)なる(をんな)宣伝使(せんでんし)初稚姫(はつわかひめ)()十七(じふしち)(さい)(はな)姿(すがた)甲斐(かひ)々々(がひ)しく数千(すうせん)()(たび)(つづ)けて大業(たいげふ)遂行(すゐかう)し、004大神(おほかみ)御前(みまへ)復命(ふくめい)せむと征途(せいと)(のぼ)(たま)途中(とちう)005妖怪(えうくわい)変化(へんげ)出会(でくは)猛犬(まうけん)スマートに(すく)はれ、006河鹿(かじか)(たうげ)無事(ぶじ)()(ほこら)(もり)大神(おほかみ)(やしろ)参拝(さんぱい)さるるや(ちち)杢助(もくすけ)変化(へんげ)して()妖魅(えうみ)畏縮(ゐしゆく)して(とほ)(やま)彼方(かなた)遁走(とんそう)する(ところ)まで口述(こうじゆつ)してあります。007(また)治国別(はるくにわけ)宣伝使(せんでんし)薫陶(くんたう)()けて三五教(あななひけう)帰順(きじゆん)したるウラナイ(けう)内事(ないじ)取締(とりしま)りなりし丑寅(うしとら)()アさまが、008治国別(はるくにわけの)(みこと)添書(てんしよ)(もつ)伊祖(いそ)(やかた)修業(しうげふ)(けん)参拝(さんぱい)途中(とちう)高姫(たかひめ)出会(でくは)し、009面白(おもしろ)問答(もんだふ)交換(かうくわん)する有様(ありさま)は、010()()えるやうに(あら)はされてあります。011一旦(いつたん)改心(かいしん)曙光(しよくわう)(みと)められ、012生田(いくた)(もり)神司(かむつかさ)(えら)まれ(なが)ら、013東助(とうすけ)()ひて、014遥々(はるばる)産土山(うぶすなやま)()たり、015東助(とうすけ)(はぢ)かれ自暴(じばう)自棄(じき)結果(けつくわ)(ほこら)(もり)にて(また)もや野望(やばう)(くはだ)つる改悪(かいあく)物語(ものがたり)本巻(ほんくわん)主要点(しゆえうてん)ともいふべきものです。016(また)珍彦(うづひこ)夫婦(ふうふ)神丹(しんたん)文珠(もんじゆ)菩薩(ぼさつ)より(あた)へられ、017高姫(たかひめ)毒手(どくしゆ)(まぬが)るる(ところ)や、018受付(うけつけ)滑稽(こつけい)場面(ばめん)(また)一読(いちどく)価値(かち)あることと(しん)じます。
019 豆州(づしう)湯ケ島(ゆがしま)温泉(をんせん)湯本館(ゆもとくわん)臨時(りんじ)教主館(けうしゆやかた)において療養(れうやう)湯治(たうぢ)(かん)(もつ)口述(こうじゆつ)(をは)りました。
020   大正十二年一月十九日   王仁識
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