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霊界物語
真善美愛(第49~60巻)
第49巻(子の巻)
序文
総説
第1篇 神示の社殿
第1章 地上天国
第2章 大神人
第3章 地鎮祭
第4章 人情
第5章 復命
第2篇 立春薫香
第6章 梅の初花
第7章 剛胆娘
第8章 スマート
第3篇 暁山の妖雲
第9章 善幻非志
第10章 添書
第11章 水呑同志
第12章 お客さん
第13章 胸の轟
第14章 大妨言
第15章 彗星
第4篇 鷹魅糞倒
第16章 魔法使
第17章 五身玉
第18章 毒酸
第19章 神丹
第20章 山彦
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(B)
(N)
地上天国 >>>
総説
(
そうせつ
)
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第49巻 真善美愛 子の巻
篇:
前付
よみ(新仮名遣い):
章:
総説
よみ(新仮名遣い):
そうせつ
通し章番号:
口述日:
1923(大正12)年01月16日(旧11月30日)
口述場所:
筆録者:
松村真澄
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1924(大正13)年11月5日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
本巻は波斯国の境、産土山の聖地・伊祖の館から、印度国ハルナの都の大黒主を言向け和すために瑞の御霊神素盞嗚尊が数多の宣伝使を派遣し給うた中でも、もっとも有名な女宣伝使・初稚姫の旅を描いている。
初稚姫が妖怪変化に出会い、猛犬スマートに救われて河鹿峠を無事に越えます。祠の森の大神の社に参拝すると、初稚姫の父・杢助に変化していた妖魅が委縮して遠く山の彼方に遁走するところまでを口述している。
また、治国別宣伝使の薫陶を受けて三五教に帰順した元ウラナイ教の丑寅婆さんが、伊祖の館へ修業を兼ねて参拝する途中、高姫に出くわして面白い問答を交換するありさまが、目に見えるように現されています。
高姫は、いったん改心の曙光を認められて生田の森の神司と選ばれながら、東助に失恋してから自暴自棄の結果、祠の森でまたもや野望を企てることになる。高姫の改悪物語は、本巻の主要点ともいうべきものである。
また珍彦夫婦が神丹を文殊菩薩から与えられて高姫の毒手を免れるところや、受付の滑稽な場面も一読の価値があることと信じるものである。
豆州湯ケ島温泉湯本館の臨時教主館において、療養湯治の間をもって口述を終わる。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
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:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
rm490002
愛善世界社版:
3頁
八幡書店版:
第9輯 31頁
修補版:
校定版:
3頁
普及版:
1頁
初版:
ページ備考:
001
本巻
(
ほんくわん
)
は
波斯
(
フサの
)
国境
(
こくきやう
)
産土山
(
うぶすなやま
)
の
聖地
(
せいち
)
伊祖
(
いそ
)
の
館
(
やかた
)
より、
002
印度国
(
ツキのくに
)
ハルナの
都
(
みやこ
)
の
大黒主
(
おほくろぬし
)
を
言向和
(
ことむけやは
)
し
満天下
(
まんてんか
)
の
禍害
(
くわがい
)
を
除
(
のぞ
)
き
五六七
(
みろく
)
の
神政
(
しんせい
)
を
地上
(
ちじやう
)
に
布
(
し
)
かむと
瑞
(
みづ
)
の
御霊
(
みたま
)
神
(
かむ
)
素盞嗚
(
すさのをの
)
尊
(
みこと
)
数多
(
あまた
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
を
派遣
(
はけん
)
し
給
(
たま
)
ふ
内
(
うち
)
にも、
003
最
(
もつと
)
も
有名
(
いうめい
)
なる
女
(
をんな
)
宣伝使
(
せんでんし
)
初稚姫
(
はつわかひめ
)
が
未
(
ま
)
だ
十七
(
じふしち
)
歳
(
さい
)
の
花
(
はな
)
の
姿
(
すがた
)
甲斐
(
かひ
)
々々
(
がひ
)
しく
数千
(
すうせん
)
里
(
り
)
の
旅
(
たび
)
を
続
(
つづ
)
けて
大業
(
たいげふ
)
を
遂行
(
すゐかう
)
し、
004
大神
(
おほかみ
)
の
御前
(
みまへ
)
に
復命
(
ふくめい
)
せむと
征途
(
せいと
)
に
上
(
のぼ
)
り
玉
(
たま
)
ふ
途中
(
とちう
)
、
005
妖怪
(
えうくわい
)
変化
(
へんげ
)
に
出会
(
でくは
)
し
猛犬
(
まうけん
)
スマートに
救
(
すく
)
はれ、
006
河鹿
(
かじか
)
峠
(
たうげ
)
を
無事
(
ぶじ
)
に
越
(
こ
)
え
祠
(
ほこら
)
の
森
(
もり
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
社
(
やしろ
)
に
参拝
(
さんぱい
)
さるるや
父
(
ちち
)
杢助
(
もくすけ
)
に
変化
(
へんげ
)
して
居
(
ゐ
)
た
妖魅
(
えうみ
)
は
畏縮
(
ゐしゆく
)
して
遠
(
とほ
)
く
山
(
やま
)
の
彼方
(
かなた
)
に
遁走
(
とんそう
)
する
処
(
ところ
)
まで
口述
(
こうじゆつ
)
してあります。
007
又
(
また
)
治国別
(
はるくにわけ
)
宣伝使
(
せんでんし
)
の
薫陶
(
くんたう
)
を
受
(
う
)
けて
三五教
(
あななひけう
)
に
帰順
(
きじゆん
)
したるウラナイ
教
(
けう
)
の
内事
(
ないじ
)
取締
(
とりしま
)
りなりし
丑寅
(
うしとら
)
婆
(
ば
)
アさまが、
008
治国別
(
はるくにわけの
)
命
(
みこと
)
の
添書
(
てんしよ
)
を
以
(
もつ
)
て
伊祖
(
いそ
)
の
館
(
やかた
)
へ
修業
(
しうげふ
)
兼
(
けん
)
参拝
(
さんぱい
)
の
途中
(
とちう
)
高姫
(
たかひめ
)
に
出会
(
でくは
)
し、
009
面白
(
おもしろ
)
き
問答
(
もんだふ
)
を
交換
(
かうくわん
)
する
有様
(
ありさま
)
は、
010
目
(
め
)
に
見
(
み
)
えるやうに
現
(
あら
)
はされてあります。
011
一旦
(
いつたん
)
改心
(
かいしん
)
の
曙光
(
しよくわう
)
を
認
(
みと
)
められ、
012
生田
(
いくた
)
の
森
(
もり
)
の
神司
(
かむつかさ
)
と
選
(
えら
)
まれ
乍
(
なが
)
ら、
013
東助
(
とうすけ
)
を
恋
(
こ
)
ひて、
014
遥々
(
はるばる
)
産土山
(
うぶすなやま
)
に
来
(
き
)
たり、
015
東助
(
とうすけ
)
に
弾
(
はぢ
)
かれ
自暴
(
じばう
)
自棄
(
じき
)
の
結果
(
けつくわ
)
祠
(
ほこら
)
の
森
(
もり
)
にて
又
(
また
)
もや
野望
(
やばう
)
を
企
(
くはだ
)
つる
改悪
(
かいあく
)
物語
(
ものがたり
)
は
本巻
(
ほんくわん
)
の
主要点
(
しゆえうてん
)
ともいふべきものです。
016
又
(
また
)
珍彦
(
うづひこ
)
夫婦
(
ふうふ
)
が
神丹
(
しんたん
)
を
文珠
(
もんじゆ
)
菩薩
(
ぼさつ
)
より
与
(
あた
)
へられ、
017
高姫
(
たかひめ
)
の
毒手
(
どくしゆ
)
を
免
(
まぬが
)
るる
処
(
ところ
)
や、
018
受付
(
うけつけ
)
の
滑稽
(
こつけい
)
な
場面
(
ばめん
)
も
又
(
また
)
一読
(
いちどく
)
の
価値
(
かち
)
あることと
信
(
しん
)
じます。
019
豆州
(
づしう
)
湯ケ島
(
ゆがしま
)
温泉
(
をんせん
)
湯本館
(
ゆもとくわん
)
臨時
(
りんじ
)
教主館
(
けうしゆやかた
)
において
療養
(
れうやう
)
湯治
(
たうぢ
)
の
間
(
かん
)
を
以
(
もつ
)
て
口述
(
こうじゆつ
)
を
了
(
をは
)
りました。
020
大正十二年一月十九日 王仁識
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