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霊界物語
真善美愛(第49~60巻)
第49巻(子の巻)
序文
総説
第1篇 神示の社殿
第1章 地上天国
第2章 大神人
第3章 地鎮祭
第4章 人情
第5章 復命
第2篇 立春薫香
第6章 梅の初花
第7章 剛胆娘
第8章 スマート
第3篇 暁山の妖雲
第9章 善幻非志
第10章 添書
第11章 水呑同志
第12章 お客さん
第13章 胸の轟
第14章 大妨言
第15章 彗星
第4篇 鷹魅糞倒
第16章 魔法使
第17章 五身玉
第18章 毒酸
第19章 神丹
第20章 山彦
余白歌
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真善美愛(第49~60巻)
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第49巻(子の巻)
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(B)
(N)
人情 >>>
第三章
地鎮祭
(
ぢちんさい
)
〔一二七七〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第49巻 真善美愛 子の巻
篇:
第1篇 神示の社殿
よみ(新仮名遣い):
しんじのしゃでん
章:
第3章 地鎮祭
よみ(新仮名遣い):
じちんさい
通し章番号:
1277
口述日:
1923(大正12)年01月16日(旧11月30日)
口述場所:
筆録者:
北村隆光
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1924(大正13)年11月5日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
今を去ること三十五万年の昔、波斯の国ウブスナ山脈の山頂に、神素盞嗚大神は神臨し玉ひて、地上の天国を建設し、三五教を開いて数多の宣伝使を養成した。地上の人間に愛善の徳と信真の光を与え、地上天国を建設し、ミロクの世を開こうと御身を地上に降して肉体的活動を続け玉ふた。
このとき、印度の国ハルナの都に八岐大蛇の悪霊に心魂を占領されたバラモン教の神司大黒主は、数多の宣伝使を従えて右手に剣を持ち左手にコーランを携えて、武力をもって無理に大自在天の教えに帰順させつつあった。
バラモン教の教義は生を軽んじ死を重んじ、肉体を苦しめて損ない破り出血させて修業の蘊奥となす暗迷非道の邪教である。
神素盞嗚尊はコーカス山、トルコのエルサレム、自転倒島の綾の聖地や天教山など各地の霊山に霊国を開き、宣伝使を下して救済の任に当たらしめた。
玉国別は大神の命を奉じてハルナの都へ大黒主を言向け和しに行く征途、河鹿峠のけわしい坂道で暴風に吹かれて懐谷に難を避けたところ、山猿の群れに襲われて目に傷を負った(第43巻参照)。祠の森で治国別宣伝使一行と出くわして、目が平癒するまで特別の使命によってここに大神の御舎を建設することになった(第44巻参照)。
玉国別の総監督の元、五十子姫、今子姫、道公、純公、伊太公、イル、イク、サール、ヨル、テルハルおよび晴公、珍彦、静子、楓などの人々は木を伐り土をひきならし、神殿建築の準備を着手し始めた。
このとき、浮木の森に駐屯していたランチ将軍が三五教に帰順して陣営を解散し、そのためこの地域に平和が戻ったため、国人たちは三五教の神の神恩に感じて祠の森の神殿建設に献金したり労働を申し出る者が四方から集り、さびしかった谷合は建造の音、人々の歌や喜びの声に充たされた。
道公は土木監督となり、石搗き歌にこれまでの経緯と、三五教の神の恩を歌いこんだ。バラモン軍からやってきた者たちも、骨身を惜しまず石搗きに活動した。三日三夜を経て基礎工事はまったく完成した。一同は石搗きの祝と神恩への感謝として祝宴を開いた。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
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:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
2023-06-07 14:51:48
OBC :
rm4903
愛善世界社版:
31頁
八幡書店版:
第9輯 43頁
修補版:
校定版:
33頁
普及版:
17頁
初版:
ページ備考:
001
今
(
いま
)
を
去
(
さ
)
る
事
(
こと
)
三十五万
(
さんじふごまん
)
年
(
ねん
)
の
昔
(
むかし
)
、
002
波斯
(
ペルシヤ
)
の
国
(
くに
)
ウブスナ
山脈
(
さんみやく
)
の
頂上
(
ちやうじやう
)
に
地上
(
ちじやう
)
の
天国
(
てんごく
)
を
建設
(
けんせつ
)
し、
003
神
(
かむ
)
素盞嗚
(
すさのをの
)
大神
(
おほかみ
)
はここに
神臨
(
しんりん
)
し
玉
(
たま
)
ひて、
004
三五教
(
あななひけう
)
を
開
(
ひら
)
かせ
玉
(
たま
)
ひ、
005
数多
(
あまた
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
を
養成
(
やうせい
)
して
地上
(
ちじやう
)
の
国土
(
こくど
)
に
群棲
(
ぐんせい
)
する
数多
(
あまた
)
の
人間
(
にんげん
)
に
愛善
(
あいぜん
)
の
徳
(
とく
)
と
信真
(
しんしん
)
の
光
(
ひかり
)
を
与
(
あた
)
へ、
006
地上
(
ちじやう
)
に
天国
(
てんごく
)
を
建設
(
けんせつ
)
し
玉
(
たま
)
はむとし、
007
八岐
(
やまた
)
大蛇
(
をろち
)
や
醜狐
(
しこぎつね
)
、
008
邪鬼
(
じやき
)
の
身魂
(
みたま
)
を
清
(
きよ
)
め
天地
(
てんち
)
の
間
(
あひだ
)
には
一点
(
いつてん
)
の
虚偽
(
きよぎ
)
もなく、
009
罪悪
(
ざいあく
)
もなきミロクの
世
(
よ
)
を
開
(
ひら
)
かむと
尊
(
たふと
)
き
御
(
おん
)
身
(
み
)
を
地上
(
ちじやう
)
に
降
(
くだ
)
し、
010
肉体
(
にくたい
)
的
(
てき
)
活動
(
くわつどう
)
を
続
(
つづ
)
け
玉
(
たま
)
ひしこそ、
011
実
(
げ
)
に
尊
(
たふと
)
さの
限
(
かぎ
)
りである。
012
此
(
この
)
時
(
とき
)
印度
(
ツキ
)
の
国
(
くに
)
ハルナの
都
(
みやこ
)
に
八岐
(
やまた
)
大蛇
(
をろち
)
の
悪霊
(
あくれい
)
に
其
(
その
)
身魂
(
しんこん
)
を
占領
(
せんりやう
)
されたるバラモン
教
(
けう
)
の
神司
(
かむつかさ
)
大黒主
(
おほくろぬし
)
は
数多
(
あまた
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
を
従
(
したが
)
へ、
013
右手
(
めて
)
に
剣
(
つるぎ
)
を
持
(
も
)
ち
左手
(
ゆんで
)
にコーランを
携
(
たづさ
)
へて、
014
大自在天
(
だいじざいてん
)
大国彦
(
おほくにひこの
)
命
(
みこと
)
の
教
(
をしへ
)
を
普
(
あまね
)
く
天下
(
てんか
)
に
宣伝
(
せんでん
)
し
無理
(
むり
)
無体
(
むたい
)
に
剣
(
つるぎ
)
を
以
(
もつ
)
て
其
(
その
)
道
(
みち
)
に
帰順
(
きじゆん
)
せしめむとなしつつあつた。
015
さうしてバラモン
教
(
けう
)
の
信条
(
しんでう
)
は
生
(
せい
)
を
軽
(
かろ
)
んじ、
016
死
(
し
)
を
重
(
おも
)
んじ、
017
現肉体
(
げんにくたい
)
を
苦
(
くる
)
しめ
損
(
そこな
)
ひ
破
(
やぶ
)
り
出血
(
しゆつけつ
)
なさしめて
之
(
これ
)
を
修行
(
しうぎやう
)
の
蘊奥
(
うんあう
)
となす
所
(
ところ
)
の
暗迷
(
あんめい
)
非道
(
ひだう
)
の
邪教
(
じやけう
)
である。
018
数多
(
あまた
)
の
人間
(
にんげん
)
は
此
(
この
)
教
(
をしへ
)
に
苦
(
くる
)
しめられ、
019
阿鼻
(
あび
)
叫喚
(
けうくわん
)
の
声
(
こゑ
)
、
020
山野
(
さんや
)
に
満
(
み
)
ち
其
(
その
)
惨状
(
さんじやう
)
聞
(
き
)
くに
堪
(
た
)
へざれば、
021
至仁
(
しじん
)
至愛
(
しあい
)
の
大神
(
おほかみ
)
は
其
(
その
)
神格
(
しんかく
)
の
一部
(
いちぶ
)
を
地上
(
ちじやう
)
に
降
(
くだ
)
し
神
(
かむ
)
素盞嗚
(
すさのをの
)
尊
(
みこと
)
と
現
(
あら
)
はれて
中有界
(
ちううかい
)
や
地獄界
(
ぢごくかい
)
に
迷
(
まよ
)
へる
精霊
(
せいれい
)
及
(
およ
)
び
人間
(
にんげん
)
を
救
(
すく
)
ふべく、
022
此処
(
ここ
)
に
地上
(
ちじやう
)
の
霊国
(
れいごく
)
、
023
天国
(
てんごく
)
を
築
(
きづ
)
かせ
玉
(
たま
)
ふたのである。
024
之
(
これ
)
に
加
(
くは
)
ふるにコーカス
山
(
ざん
)
を
始
(
はじ
)
め
土耳古
(
トルコ
)
のエルサレム、
025
及
(
およ
)
び
自転倒
(
おのころ
)
島
(
じま
)
の
綾
(
あや
)
の
聖地
(
せいち
)
や
天教山
(
てんけうざん
)
や
其
(
その
)
外
(
ほか
)
各地
(
かくち
)
の
霊山
(
れいざん
)
に
霊国
(
れいごく
)
を
開
(
ひら
)
き、
026
宣伝使
(
せんでんし
)
を
降
(
くだ
)
して
之
(
これ
)
が
任
(
にん
)
に
当
(
あた
)
らしめ
給
(
たま
)
うた。
027
玉国別
(
たまくにわけ
)
は
大神
(
おほかみ
)
の
命
(
めい
)
を
奉
(
ほう
)
じ
宣伝使
(
せんでんし
)
として
道公
(
みちこう
)
、
028
伊太公
(
いたこう
)
、
029
純公
(
すみこう
)
の
三
(
さん
)
人
(
にん
)
の
従者
(
じゆうしや
)
を
従
(
したが
)
へ、
030
ウブスナ
山
(
やま
)
の
聖場
(
せいぢやう
)
を
後
(
あと
)
にして
河鹿
(
かじか
)
峠
(
たうげ
)
の
峻坂
(
しゆんぱん
)
を
越
(
こ
)
え、
031
懐谷
(
ふところだに
)
に
暴風
(
ばうふう
)
を
防
(
ふせ
)
ぐ
折
(
をり
)
しも
山猿
(
やまざる
)
の
群
(
むれ
)
に
襲
(
おそ
)
はれて
目
(
め
)
を
傷
(
きず
)
つけ
漸
(
やうや
)
く
祠
(
ほこら
)
の
森
(
もり
)
に
辿
(
たど
)
り
着
(
つ
)
き、
032
ここに
治国別
(
はるくにわけ
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
一行
(
いつかう
)
と
出会
(
でつくは
)
し、
033
眼病
(
がんびやう
)
の
平癒
(
へいゆ
)
するまで
特別
(
とくべつ
)
の
使命
(
しめい
)
によつて
大神
(
おほかみ
)
の
御舎
(
みあらか
)
を
建設
(
けんせつ
)
する
事
(
こと
)
となつた。
034
祠
(
ほこら
)
の
森
(
もり
)
には
杉
(
すぎ
)
、
035
桧
(
ひのき
)
、
036
松
(
まつ
)
其
(
その
)
他
(
た
)
立派
(
りつぱ
)
の
用材
(
ようざい
)
が
惟神
(
かむながら
)
的
(
てき
)
に
立並
(
たちなら
)
んでゐた。
037
此
(
この
)
河鹿
(
かじか
)
峠
(
たうげ
)
は
常
(
つね
)
に
風
(
かぜ
)
烈
(
はげ
)
しく、
038
且
(
か
)
つ
山
(
やま
)
一面
(
いちめん
)
の
岩石
(
がんせき
)
にて
大木
(
たいぼく
)
は
育
(
そだ
)
たず、
039
僅
(
わづか
)
に
二三尺
(
にさんじやく
)
ばかりの
痩
(
や
)
せこけた
古木
(
こぼく
)
が
岩石
(
がんせき
)
の
間
(
あひだ
)
を
点綴
(
てんてつ
)
するに
過
(
す
)
ぎない。
040
然
(
しか
)
るに
此
(
この
)
河鹿山
(
かじかやま
)
の
一部
(
いちぶ
)
なる
祠
(
ほこら
)
の
森
(
もり
)
は
谷
(
たに
)
と
谷
(
たに
)
との
懐
(
ふところ
)
に
当
(
あた
)
り、
041
あまり
烈風
(
れつぷう
)
の
害
(
がい
)
もなく
地味
(
ちみ
)
亦
(
また
)
比較
(
ひかく
)
的
(
てき
)
肥
(
こえ
)
たれば、
042
斯
(
か
)
くも
樹木
(
じゆもく
)
の
繁茂
(
はんも
)
して
相当
(
さうたう
)
に
広
(
ひろ
)
き
森林
(
しんりん
)
をなしてゐたのである。
043
国照姫
(
くにてるひめ
)
の
神勅
(
しんちよく
)
により、
044
愈
(
いよいよ
)
大神
(
おほかみ
)
の
神殿
(
しんでん
)
を
建設
(
けんせつ
)
する
事
(
こと
)
となり、
045
玉国別
(
たまくにわけ
)
総監督
(
そうかんとく
)
の
許
(
もと
)
に
五十子
(
いそこ
)
姫
(
ひめ
)
、
046
今子姫
(
いまこひめ
)
、
047
道公
(
みちこう
)
、
048
純公
(
すみこう
)
、
049
伊太公
(
いたこう
)
及
(
およ
)
びバラモンの
軍人
(
いくさびと
)
なりしイル、
050
イク、
051
サール、
052
ヨル、
053
テル、
054
ハル
及
(
およ
)
び
晴公
(
はるこう
)
、
055
珍彦
(
うづひこ
)
、
056
静子
(
しづこ
)
、
057
楓
(
かへで
)
等
(
など
)
昼夜
(
ちうや
)
の
別
(
べつ
)
なく
忌鋤
(
いむすき
)
忌斧
(
いむをの
)
を
以
(
もつ
)
て
木
(
き
)
を
伐
(
き
)
り
倒
(
たふ
)
し、
058
土
(
つち
)
ひき
均
(
なら
)
し、
059
地盤
(
ぢばん
)
を
固
(
かた
)
めて
愈
(
いよいよ
)
神殿
(
しんでん
)
建築
(
けんちく
)
の
準備
(
じゆんび
)
に
着手
(
ちやくしゆ
)
する
事
(
こと
)
となつた。
060
此
(
この
)
時
(
とき
)
浮木
(
うきき
)
の
森
(
もり
)
の
陣営
(
ぢんえい
)
にありしランチ
将軍
(
しやうぐん
)
、
061
片彦
(
かたひこ
)
将軍
(
しやうぐん
)
以下
(
いか
)
は
何
(
いづ
)
れも
三五教
(
あななひけう
)
に
帰順
(
きじゆん
)
し、
062
数多
(
あまた
)
の
軍卒
(
ぐんそつ
)
は
四方
(
しはう
)
八方
(
はつぱう
)
に
散乱
(
さんらん
)
し
此
(
この
)
辺
(
あた
)
りは
漸
(
やうや
)
く
平和
(
へいわ
)
に
帰
(
き
)
したれば、
063
其
(
その
)
国人
(
くにびと
)
は
是
(
これ
)
全
(
まつた
)
く
三五
(
あななひ
)
の
神
(
かみ
)
の
恵
(
めぐ
)
みと
打喜
(
うちよろこ
)
び
其
(
その
)
神恩
(
しんおん
)
に
報
(
はう
)
ずるためとて
祠
(
ほこら
)
の
森
(
もり
)
の
神殿
(
しんでん
)
建設
(
けんせつ
)
に
対
(
たい
)
し
金額
(
きんがく
)
を
献
(
けん
)
じ、
064
或
(
あるひ
)
は
献労
(
けんらう
)
をなすもの
四方
(
しはう
)
より
集
(
あつ
)
まり
来
(
きた
)
り、
065
実
(
じつ
)
に
淋
(
さび
)
しき
此
(
この
)
谷間
(
たにあひ
)
は
鍬
(
くは
)
の
音
(
おと
)
、
066
忌鋤
(
いむすき
)
、
067
忌斧
(
いむをの
)
の
音
(
おと
)
、
068
並
(
なら
)
びに
石搗歌
(
いしつきうた
)
や
人
(
ひと
)
の
歓
(
よろこ
)
び
声
(
ごゑ
)
にて
充
(
みた
)
され、
069
猪
(
ゐのしし
)
、
070
猿
(
さる
)
等
(
など
)
の
獣
(
けだもの
)
は
遠
(
とほ
)
く
逃
(
に
)
げ
去
(
さ
)
りて
影
(
かげ
)
をも
留
(
とど
)
めなくなつた。
071
道公
(
みちこう
)
は
土木
(
どぼく
)
の
主任者
(
しゆにんしや
)
となり
工事
(
こうじ
)
監督
(
かんとく
)
の
任
(
にん
)
に
当
(
あた
)
つた。
072
然
(
しか
)
し
玉国別
(
たまくにわけ
)
が
総監督
(
そうかんとく
)
たる
事
(
こと
)
は
前述
(
ぜんじゆつ
)
の
通
(
とほ
)
りである。
073
石搗
(
いしつき
)
の
歌
(
うた
)
は
盛
(
さかん
)
に
木精
(
こだま
)
に
響
(
ひび
)
き
来
(
きた
)
る。
074
その
歌
(
うた
)
、
075
(石搗歌)
『
高天原
(
たかあまはら
)
に
現
(
あ
)
れませる
076
皇
(
すめ
)
大神
(
おほかみ
)
の
御言
(
みこと
)
もて
077
神
(
かむ
)
素盞嗚
(
すさのを
)
の
大神
(
おほかみ
)
は
078
ウブスナ
山
(
やま
)
の
聖場
(
せいぢやう
)
に
079
斎苑
(
いそ
)
の
館
(
やかた
)
を
建
(
た
)
て
玉
(
たま
)
ひ
080
普
(
あまね
)
く
世人
(
よびと
)
を
救
(
すく
)
はむと
081
珍
(
うづ
)
の
教
(
をしへ
)
を
遠近
(
をちこち
)
に
082
開
(
ひら
)
かせ
玉
(
たま
)
ふぞ
有難
(
ありがた
)
き
083
玉国別
(
たまくにわけ
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
084
神
(
かみ
)
の
御言
(
みこと
)
を
蒙
(
かうむ
)
りて
085
寒
(
さむ
)
けき
冬
(
ふゆ
)
の
初空
(
はつぞら
)
を
086
沐雨
(
もくう
)
櫛風
(
しつぷう
)
厭
(
いと
)
ひなく
087
河鹿
(
かじか
)
峠
(
たうげ
)
に
来
(
き
)
て
見
(
み
)
れば
088
聞
(
き
)
きしにまさる
荒
(
あら
)
い
風
(
かぜ
)
089
一歩
(
ひとあし
)
さへも
進
(
すす
)
み
得
(
え
)
ず
090
懐谷
(
ふところだに
)
に
身
(
み
)
を
寄
(
よ
)
せて
091
風
(
かぜ
)
の
過
(
す
)
ぐるを
待
(
ま
)
つ
間
(
うち
)
に
092
思
(
おも
)
ひもかけぬ
山猿
(
やまざる
)
に
093
右
(
みぎ
)
の
眼
(
まなこ
)
を
破
(
やぶ
)
られて
094
苦
(
くる
)
しみ
玉
(
たま
)
ふ
悲
(
かな
)
しさよ
095
尊
(
たふと
)
き
神
(
かみ
)
の
御使
(
みつかひ
)
が
096
斯
(
か
)
かる
艱
(
なや
)
みに
会
(
あ
)
ひますは
097
全
(
まつた
)
く
神
(
かみ
)
の
戒
(
いまし
)
めか
098
但
(
ただし
)
は
何
(
なに
)
かのお
仕組
(
しぐみ
)
か
099
互
(
たがひ
)
に
顔
(
かほ
)
を
見合
(
みあは
)
せて
100
神
(
かみ
)
の
心
(
こころ
)
を
量
(
はか
)
りかね
101
中有
(
ちうう
)
に
迷
(
まよ
)
ふ
折
(
をり
)
もあれ
102
治国別
(
はるくにわけ
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
103
現
(
あら
)
はれまして
宣
(
の
)
らすやう
104
玉国別
(
たまくにわけ
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
105
貴方
(
あなた
)
は
神
(
かみ
)
のお
仕組
(
しぐみ
)
で
106
艱
(
なや
)
みに
遭
(
あ
)
はせ
玉
(
たま
)
ひなむ
107
心
(
こころ
)
を
安
(
やす
)
けく
平
(
たひ
)
らけく
108
思召
(
おぼしめ
)
されと
宣
(
の
)
りつつも
109
慰
(
なぐさ
)
め
玉
(
たま
)
ふ
時
(
とき
)
もあれ
110
五十子
(
いそこ
)
の
姫
(
ひめ
)
や
今子姫
(
いまこひめ
)
111
遥々
(
はるばる
)
ここに
来
(
きた
)
りまし
112
国照姫
(
くにてるひめ
)
の
神懸
(
かむがかり
)
113
伝
(
つた
)
へ
玉
(
たま
)
ひし
言
(
こと
)
の
葉
(
は
)
は
114
祠
(
ほこら
)
の
森
(
もり
)
に
皇神
(
すめかみ
)
の
115
瑞
(
みづ
)
の
御舎
(
みあらか
)
仕
(
つか
)
へまし
116
高天原
(
たかあまはら
)
に
宮柱
(
みやはしら
)
117
太
(
ふと
)
しく
建
(
た
)
てて
世
(
よ
)
の
人
(
ひと
)
を
118
普
(
あまね
)
く
救
(
すく
)
ひ
曲神
(
まがかみ
)
の
119
進路
(
しんろ
)
を
防
(
ふせ
)
ぎまつれよと
120
其
(
その
)
神言
(
かみごと
)
を
畏
(
かしこ
)
みて
121
上津
(
うはつ
)
岩根
(
いはね
)
に
搗固
(
つきかた
)
め
122
下津
(
したつ
)
岩根
(
いはね
)
に
搗
(
つき
)
こらし
123
石
(
いし
)
切
(
き
)
り
開
(
ひら
)
き
土
(
つち
)
均
(
なら
)
し
124
信徒
(
まめひと
)
どもが
寄
(
よ
)
り
合
(
あ
)
ひて
125
暑
(
あつ
)
さ
寒
(
さむ
)
さも
打忘
(
うちわす
)
れ
126
身
(
み
)
もたなしらに
仕
(
つか
)
へ
行
(
ゆ
)
く
127
此
(
この
)
有様
(
ありさま
)
は
天国
(
てんごく
)
の
128
天人
(
てんにん
)
どもも
歓
(
ゑら
)
ぎつつ
129
業
(
わざ
)
を
喜
(
よろこ
)
ぶ
如
(
ごと
)
くなり
130
神世
(
かみよ
)
の
元
(
もと
)
に
還
(
かへ
)
りなば
131
天
(
てん
)
は
高
(
たか
)
しと
云
(
い
)
ふけれど
132
天
(
てん
)
は
極
(
きは
)
めて
近
(
ちか
)
くなる
133
天地
(
てんち
)
和合
(
わがふ
)
のミロクの
世
(
よ
)
134
神人
(
しんじん
)
共
(
とも
)
に
楽
(
たの
)
しみて
135
常世
(
とこよ
)
の
春
(
はる
)
を
迎
(
むか
)
へなむ
136
早
(
はや
)
く
身魂
(
みたま
)
を
研
(
みが
)
けよと
137
宣
(
の
)
らせ
玉
(
たま
)
ひし
三五
(
あななひ
)
の
138
厳
(
いづ
)
の
霊
(
みたま
)
の
御
(
ご
)
神勅
(
しんちよく
)
139
今
(
いま
)
目
(
ま
)
のあたりに
現
(
あら
)
はれて
140
実
(
げ
)
にも
尊
(
たふと
)
き
限
(
かぎ
)
りなり
141
アヽ
諸人
(
もろびと
)
よ
諸人
(
もろびと
)
よ
142
此
(
この
)
世
(
よ
)
に
人
(
ひと
)
と
生
(
うま
)
れ
来
(
き
)
て
143
尊
(
たふと
)
き
神
(
かみ
)
の
神業
(
しんげふ
)
に
144
汗
(
あせ
)
をたらして
仕
(
つか
)
ふるは
145
これに
過
(
す
)
ぎたる
功徳
(
くどく
)
なし
146
生
(
い
)
きては
地上
(
ちじやう
)
の
神
(
かみ
)
となり
147
死
(
し
)
しては
清
(
きよ
)
き
天界
(
てんかい
)
の
148
珍
(
うづ
)
の
団体
(
かため
)
に
加
(
くは
)
はりて
149
至喜
(
しき
)
と
至楽
(
しらく
)
の
生涯
(
しやうがい
)
を
150
楽
(
たの
)
しむ
身魂
(
みたま
)
となりぬべし
151
思
(
おも
)
へば
思
(
おも
)
へば
有難
(
ありがた
)
や
152
此
(
この
)
地
(
ち
)
の
上
(
うへ
)
に
住
(
す
)
むものは
153
数
(
かず
)
限
(
かぎ
)
りなくあるとても
154
神
(
かみ
)
の
形
(
かたち
)
に
作
(
つく
)
られて
155
神
(
かみ
)
に
代
(
かは
)
りて
神業
(
しんげふ
)
を
156
勤
(
つと
)
むる
人
(
ひと
)
と
生
(
うま
)
れたる
157
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
は
実
(
げ
)
にも
万物
(
ばんぶつ
)
の
158
霊長
(
れいちやう
)
なりと
喜
(
よろこ
)
びて
159
誠
(
まこと
)
の
神
(
かみ
)
をよく
愛
(
あい
)
し
160
善
(
ぜん
)
の
徳
(
とく
)
をば
蓄積
(
ちくせき
)
し
161
皇
(
すめ
)
大神
(
おほかみ
)
の
神格
(
しんかく
)
を
162
充
(
みた
)
して
下
(
くだ
)
りましませる
163
神
(
かむ
)
素盞嗚
(
すさのをの
)
大神
(
おほかみ
)
を
164
救
(
すく
)
ひの
神
(
かみ
)
と
慕
(
した
)
ひつつ
165
誠
(
まこと
)
一
(
ひと
)
つを
尽
(
つく
)
すべし
166
打
(
う
)
てよ
打
(
う
)
て
打
(
う
)
てよく
打
(
う
)
てよ
167
下津
(
したつ
)
岩根
(
いはね
)
の
底
(
そこ
)
までも
168
竜宮
(
りうぐう
)
の
釜
(
かま
)
の
割
(
わ
)
れる
迄
(
まで
)
169
地獄
(
ぢごく
)
の
橋
(
はし
)
の
落
(
お
)
ちるまで
170
喜
(
よろこ
)
び
勇
(
いさ
)
む
鬨
(
とき
)
の
声
(
こゑ
)
171
高天原
(
たかあまはら
)
の
天国
(
てんごく
)
の
172
各団体
(
かくだんたい
)
によく
響
(
ひび
)
き
173
百
(
もも
)
の
天人
(
てんにん
)
喜
(
よろこ
)
びて
174
此
(
この
)
石搗
(
いしつき
)
を
完全
(
くわんぜん
)
に
175
仕
(
つか
)
へまつらむ
其
(
その
)
為
(
た
)
めに
176
処
(
ところ
)
狭
(
せ
)
きまで
降
(
くだ
)
りまし
177
天地
(
てんち
)
神人
(
しんじん
)
和合
(
わがふ
)
して
178
此
(
この
)
神業
(
しんげふ
)
に
仕
(
つか
)
へつつ
179
神
(
かみ
)
の
心
(
こころ
)
に
叶
(
かな
)
はなむ
180
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
181
御魂
(
みたま
)
幸
(
さちは
)
ひましませよ』
182
と
音頭
(
おんど
)
をとり、
183
ドンドンと
広
(
ひろ
)
き
敷地
(
しきち
)
を
四方
(
しはう
)
より
搗
(
つ
)
き
始
(
はじ
)
めたり。
184
(石搗歌)
『
河鹿山
(
かじかやま
)
から
祠
(
ほこら
)
の
森
(
もり
)
を
見
(
み
)
れば
185
ヨイトシヨ ヨイトシヨ
186
皇
(
すめ
)
大神
(
おほかみ
)
の
御舎
(
みあらか
)
を
187
ドツコイシヨ ドツコイシヨ
188
ヨイトサ ヨイトサ
189
誠
(
まこと
)
の
人
(
ひと
)
が
集
(
あつ
)
まつて
190
汗
(
あせ
)
を
流
(
なが
)
して
御用
(
ごよう
)
する
191
ヨイトセ ヨイトセ
192
ハーア、ヨーイトセー
193
ヨーイヤナー
194
大黒主
(
おほくろぬし
)
の
神
(
かみ
)
さまは
195
ヨイトセ ヨイトセ
196
印度
(
ツキ
)
の
都
(
みやこ
)
に
坐
(
ま
)
しまして
197
バラモン
教
(
けう
)
の
大棟梁
(
だいとうりやう
)
198
ヨイトサ、ヨイトセ
199
ヨイトサ、ヨイトシヨ
200
鬼雲姫
(
おにくもひめ
)
の
奥
(
おく
)
さまを
201
愛憎
(
あいそ
)
もなしに
追
(
お
)
ひ
出
(
だ
)
して
202
ドツコイシヨ ドツコイシヨ
203
天女
(
てんによ
)
の
様
(
やう
)
な
石生能
(
いその
)
姫
(
ひめ
)
204
其
(
その
)
外
(
ほか
)
数多
(
あまた
)
のナイスをば
205
ヨイトシヨ、ヨイトセ
206
朝
(
あさ
)
から
晩
(
ばん
)
まで
侍
(
はべ
)
らせて
207
飲
(
の
)
めよ
歌
(
うた
)
へと
散財
(
さんざい
)
し
208
ウントコシヨ、ドツコイシヨ
209
人
(
ひと
)
の
難儀
(
なんぎ
)
は、うわの
空
(
そら
)
210
七千
(
しちせん
)
余国
(
よこく
)
の
月
(
つき
)
の
国
(
くに
)
211
ヨイトセ ヨイトセ
212
阿鼻
(
あび
)
叫喚
(
けうくわん
)
の
声
(
こゑ
)
に
充
(
み
)
ち
213
修羅
(
しゆら
)
の
巷
(
ちまた
)
となつて
来
(
き
)
た
214
ヨイトセ ヨイトセ
215
此
(
この
)
様
(
やう
)
な
事
(
こと
)
が
十
(
じふ
)
年
(
ねん
)
も
216
続
(
つづ
)
いたならば
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
は
217
ヤツトコセー ヤツトコセー
218
サツパリ
暗
(
やみ
)
になるだらう
219
如何
(
どう
)
したらよからうかと
思
(
おも
)
ふたら
220
ア、ウントコシヨ、ドツコイシヨ
221
天道
(
てんだう
)
さまは
吾々
(
われわれ
)
を
222
決
(
けつ
)
して
見捨
(
みす
)
て
玉
(
たま
)
はない
223
ドツコイシヨ ドツコイシヨ
224
イソの
館
(
やかた
)
に
天国
(
てんごく
)
の
225
姿
(
すがた
)
を
写
(
うつ
)
して
神柱
(
かむばしら
)
226
ウントコシヨ、ドツコイシヨ
227
救
(
すく
)
ひの
神
(
かみ
)
と
現
(
あ
)
れませる
228
神
(
かむ
)
素盞嗚
(
すさのを
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
229
ヤツトコセ、ドツコイセ
230
仁慈
(
じんじ
)
無限
(
むげん
)
の
神心
(
みこころ
)
に
231
遣
(
つか
)
はし
玉
(
たま
)
ふ
宣伝使
(
せんでんし
)
232
ヨイトサ、ヨイトサ
233
天地
(
てんち
)
に
塞
(
ふさ
)
がる
村雲
(
むらくも
)
も
234
之
(
これ
)
にてサツパリ
晴
(
は
)
れるだろ
235
ドツコイシヨ ドツコイシヨ
236
バラモン
教
(
けう
)
に
仕
(
つか
)
へたる
237
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
は
神
(
かみ
)
の
恵
(
めぐ
)
みにて
238
ドツコイシヨ ドツコイシヨ
239
三五教
(
あななひけう
)
に
助
(
たす
)
けられ
240
祠
(
ほこら
)
の
森
(
もり
)
の
御
(
ご
)
普請
(
ふしん
)
に
241
ヤツトコセー ヤツトコセー
242
使
(
つか
)
うて
頂
(
いただ
)
く
嬉
(
うれ
)
しさよ
243
使
(
つか
)
うて
貰
(
もら
)
ふた
楽
(
たの
)
しさよ
244
ア、ドツコイシヨ ドツコイシヨ
245
ヨイトセー ヨイトセー
246
ヨイヤサー ヨイヤサー
247
打
(
う
)
てよ
打
(
う
)
て
打
(
う
)
てドンドン
打
(
う
)
てよ
248
地獄
(
ぢごく
)
の
釜
(
かま
)
の
割
(
わ
)
れるまで
249
竜宮
(
りうぐう
)
の
城
(
しろ
)
が
揺
(
ゆる
)
ぐまで
250
ドツコイシヨ ドツコイシヨ
251
ヨイトセー ヨイトセー』
252
と
一生
(
いつしやう
)
懸命
(
けんめい
)
にバラモン
派
(
は
)
の
連中
(
れんちう
)
が
躍起
(
やくき
)
となつて
骨身
(
ほねみ
)
を
惜
(
お
)
しまず
石搗
(
いしつき
)
に
活動
(
くわつどう
)
した。
253
漸
(
やうや
)
くにして
三日
(
みつか
)
三夜
(
みよさ
)
を
経
(
へ
)
て
基礎
(
きそ
)
工事
(
こうじ
)
は
全
(
まつた
)
く
完結
(
くわんけつ
)
を
告
(
つ
)
げた。
254
之
(
これ
)
より
一同
(
いちどう
)
は
石搗
(
いしつき
)
の
祝
(
いはひ
)
として、
255
四方
(
よも
)
の
人々
(
ひとびと
)
より
神恩
(
しんおん
)
の
感謝
(
かんしや
)
を
兼
(
か
)
ね、
256
祝
(
いはひ
)
として
奉
(
たてまつ
)
りたる
酒
(
さけ
)
やパン
其
(
その
)
外
(
ほか
)
珍
(
めずら
)
しき
果物
(
くだもの
)
を
処
(
ところ
)
狭
(
せ
)
き
迄
(
まで
)
敷
(
し
)
き
並
(
なら
)
べ
祝宴
(
しゆくえん
)
を
開
(
ひら
)
き
神恩
(
しんおん
)
を
感謝
(
かんしや
)
したりける。
257
(
大正一二・一・一六
旧一一・一一・三〇
北村隆光
録)
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