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眼病には

インフォメーション
題名:16 眼病には 著者:出口王仁三郎
ページ:
概要: 備考: タグ: データ凡例:『神の国』昭和10年(1935年)10月号 データ最終更新日: OBC :B182000c16
 眼病には種々あるけれど()の大部分に良く効くものは柳の葉と枝とを細かく刻み陰干(かげぼし)にして貯蔵して置き適当な量を煎じて(その)汁で一日数回洗浄すれば著しく効果のあるものである。
 また眼病の中にも、かすみ眼とか又は眼球にウバが張つてハツキリと物体(もの)()(にく)い眼病とか、俗に角膜炎とかトラホームとか言ふ(やう)な眼病には、大納言(だいなごん)小豆(あづき)といつて粒の大きな色の(あざや)かな小豆としては上等のものを()く冷水にて洗ひ、小豆の眼といつて白く細い形の付いてある処を木綿針の先に突き差し(別に茶碗に清水を入れて準備し置く必要あり)(その)小豆を眼球と(まぶた)の間に差入(さしい)れ、眼球と(まぶた)を小豆の腹で摩擦する()う左右に数回往復さして取出(とりだ)し、(その)都度用意しある茶碗の清水にて(その)小豆を左右に振つて洗浄して(すか)して見れば水面にギラギラしたものが(うか)ぶものである。そのギラギラするものこそ眼の毒素であるから、数回(これ)を繰返し行ふ時は効果顕著なるものである、私は若い時から(この)方法で沢山の人の眼病を(なほ)してあげたものである。
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