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霊界物語
真善美愛(第49~60巻)
第56巻(未の巻)
序文
総説
第1篇 自愛之柵
第1章 神慮
第2章 恋淵
第3章 仇花
第4章 盗歌
第5章 鷹魅
第2篇 宿縁妄執
第6章 高圧
第7章 高鳴
第8章 愛米
第9章 我執
第3篇 月照荒野
第10章 十字
第11章 惚泥
第12章 照門颪
第13章 不動滝
第14章 方岩
第4篇 三五開道
第15章 猫背
第16章 不臣
第17章 強請
第18章 寛恕
第19章 痴漢
第20章 犬嘘
余白歌
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(B)
(N)
恋淵 >>>
第一章
神慮
(
しんりよ
)
〔一四三一〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第56巻 真善美愛 未の巻
篇:
第1篇 自愛之柵
よみ(新仮名遣い):
じあいのしがらみ
章:
第1章 神慮
よみ(新仮名遣い):
しんりょ
通し章番号:
1431
口述日:
1923(大正12)年03月14日(旧01月27日)
口述場所:
竜宮館
筆録者:
口述者(出口王仁三郎)
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1925(大正14)年5月3日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
人霊が現実界にあるときに、皇大神の神格に反抗した度に比して各自に一個の悪魔・邪鬼を造り、そして地獄を造りだすのである。この由を悟って、常に霊魂を清めて神の坐す国へ昇り行くべく努めるべきである。
真の神は、罪悪と虚偽に満ちた人々を排斥して地獄に墜落させたまうことはない。邪悪に対して怒りこれを罰するということもない。主の神の珍の身体は、善と愛であるからである。
神より人に流れ来るすべてのものは、愛の善と信と真の光のみである。真の神は、人間を悪から離れて善道に立ち返らそうとなし給う。これに反して地獄界は、人を悪に誘おうと一心不乱に焦慮するものである。
人間は天界と地獄界の間に介在をなすものなので、善悪二方面、正邪の平衡をすることができる。これは神の賜物なのである。
真の神は悪人を悪から離れせしめ救いやらんとなし給い、善人にはますます円満具足なる善を積ませ給う。しかしこの違いは、人間自身の心からあえて出てくるのである。すべての人は、中有界にあって天界と地獄界の両方に向いているからである。
人間は、天界の流れを受けて善を為す。地獄からの流れを受けて悪を為す。ゆえに大本神諭では、すべての事物は霊界の精霊が為す業であると示されているのである。
悪と虚偽は、その人の心の中の地獄なのである。心の中の地獄こそが、諸悪の原因なのである。それゆえ、地獄に堕ちて苦しむのも、自ら赴いたということになるのである。真の大神はけっして、人を地獄に落とし苦しめ処罰するということはない。
人間が悪を欲しなければ、主の大神は地獄からその人を脱離せしめて天界へ導き給うのである。このことを悟るべきである。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
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:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
rm5601
愛善世界社版:
11頁
八幡書店版:
第10輯 149頁
修補版:
校定版:
11頁
普及版:
4頁
初版:
ページ備考:
001
○
002
現代人
(
げんだいじん
)
はおもえらく
003
根底
(
ねそこ
)
の
国
(
くに
)
には
最初
(
さいしよ
)
より
004
一個
(
いつこ
)
の
魔王
(
まわう
)
厳在
(
げんざい
)
し
005
諸多
(
しよた
)
の
地獄
(
ぢごく
)
を
統轄
(
とうかつ
)
し
006
堕
(
お
)
ち
来
(
く
)
る
精霊
(
みたま
)
の
罪悪
(
ざいあく
)
を
007
制配
(
せいばい
)
なすと
恐
(
おそ
)
れられ
008
魔王
(
まわう
)
は
嘗
(
かつ
)
て
光明
(
くわうみやう
)
の
009
天人
(
てんにん
)
なりしも
叛逆
(
はんぎやく
)
の
010
罪
(
つみ
)
に
問
(
と
)
はれて
衆族
(
しうぞく
)
と
011
共
(
とも
)
に
地獄
(
ぢごく
)
に
堕
(
おと
)
されし
012
ものとの
信仰
(
しんかう
)
昔
(
むかし
)
より
013
深
(
ふか
)
く
心
(
こころ
)
に
刻
(
きざ
)
まれて
014
真相
(
しんさう
)
覚
(
さと
)
れるものも
無
(
な
)
し
015
魔王
(
まわう
)
もサタンもルシファーも
016
約言
(
やくげん
)
すれば
地獄
(
ぢごく
)
なり
017
殊
(
こと
)
に
魔王
(
まわう
)
と
称
(
とな
)
ふるは
018
背後
(
はいご
)
に
位置
(
ゐち
)
せる
地獄
(
ぢごく
)
にて
019
此処
(
ここ
)
に
住
(
す
)
めるを
兇鬼
(
きようき
)
と
云
(
い
)
ひ
020
兇悪
(
きようあく
)
最
(
もつと
)
も
甚
(
はなは
)
だし
021
又
(
また
)
前面
(
ぜんめん
)
に
位
(
くらゐ
)
せる
022
地獄
(
ぢごく
)
をサタンと
称
(
とな
)
ふなり
023
サタンは
魔王
(
まわう
)
に
比
(
くら
)
ぶれば
024
さまで
兇悪
(
きようあく
)
ならざれば
025
これをば
兇霊
(
きようれい
)
と
称
(
とな
)
ふなり
026
又
(
また
)
ルシファーと
云
(
い
)
ふ
意味
(
いみ
)
は
027
バベルに
属
(
ぞく
)
する
曲
(
まが
)
にして
028
彼
(
かれ
)
等
(
ら
)
の
領土
(
りやうど
)
は
久方
(
ひさかた
)
の
029
天界
(
てんかい
)
までも
拡
(
ひろ
)
がれり
030
故
(
ゆゑ
)
に
一個
(
いつこ
)
の
魔王
(
まわう
)
ありて
031
地獄
(
ぢごく
)
を
統治
(
とうち
)
し
坐
(
ま
)
さざるは
032
地獄
(
ぢごく
)
天界
(
てんかい
)
両界
(
りやうかい
)
に
033
住
(
す
)
める
精霊
(
みたま
)
に
別
(
わか
)
ち
無
(
な
)
く
034
皆
(
みな
)
これ
人
(
ひと
)
の
精霊
(
せいれい
)
より
035
するものなるや
明
(
あきら
)
けし
036
天地
(
てんち
)
創造
(
さうざう
)
の
始
(
はじ
)
めより
037
現代
(
げんだい
)
社会
(
しやくわい
)
に
至
(
いた
)
るまで
038
幾億万
(
いくおくまん
)
の
人霊
(
じんれい
)
が
039
現実界
(
げんじつかい
)
に
在
(
あ
)
る
時
(
とき
)
に
040
皇
(
すめ
)
大神
(
おほかみ
)
の
神格
(
しんかく
)
に
041
反抗
(
はんかう
)
したる
度
(
ど
)
に
比
(
ひ
)
して
042
各自
(
かくじ
)
に
一己
(
いつこ
)
の
悪魔
(
あくま
)
なる
043
業
(
ごふ
)
を
積
(
つ
)
み
積
(
つ
)
み
邪鬼
(
じやき
)
となり
044
地獄
(
ぢごく
)
を
造
(
つく
)
り
出
(
だ
)
せし
由
(
よし
)
045
悟
(
さと
)
りて
常
(
つね
)
に
霊魂
(
れいこん
)
を
046
浄
(
きよ
)
めて
神
(
かみ
)
の
坐
(
ま
)
す
国
(
くに
)
へ
047
昇
(
のぼ
)
り
行
(
ゆ
)
く
可
(
べ
)
く
努
(
つと
)
むべし
048
ああ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
049
御霊
(
みたま
)
幸
(
さち
)
はへ
坐
(
ま
)
しませよ。
050
○
051
愛
(
あい
)
と
善
(
ぜん
)
との
徳
(
とく
)
に
充
(
み
)
ち
052
信
(
しん
)
と
真
(
しん
)
とに
住
(
す
)
みたまふ
053
真
(
まこと
)
の
神
(
かみ
)
は
罪悪
(
ざいあく
)
と
054
虚偽
(
きよぎ
)
に
充
(
み
)
ちたる
人々
(
ひとびと
)
に
055
仁慈
(
じんじ
)
と
光栄
(
さかえ
)
の
御面
(
みおもて
)
を
056
背
(
そむ
)
けて
之
(
これ
)
を
排斥
(
はいせき
)
し
057
地獄
(
ぢごく
)
に
墜落
(
つゐらく
)
させたまひ
058
邪悪
(
じやあく
)
に
対
(
たい
)
して
怒
(
いか
)
りまし
059
之
(
これ
)
をば
罰
(
ばつ
)
し
害
(
そこ
)
なふと
060
各宗各派
(
もものおしへ
)
の
教役者
(
とりつぎ
)
が
061
伝
(
つた
)
へ
来
(
きた
)
りしものぞかし
062
この
言説
(
げんせつ
)
は
大神
(
おほかみ
)
の
063
大御心
(
おほみこころ
)
を
誤解
(
ごかい
)
せし
064
痴呆
(
ちはう
)
学者
(
がくしや
)
の
言葉
(
ことば
)
なり
065
神
(
かみ
)
は
如何
(
いか
)
なる
罪人
(
つみんど
)
にも
066
面
(
おもて
)
を
背
(
そむ
)
け
排斥
(
はいせき
)
し
067
怒
(
いか
)
りて
精霊
(
みたま
)
を
地獄界
(
ねのくに
)
へ
068
決
(
けつ
)
して
堕
(
おと
)
すものならず
069
その
故
(
ゆゑ
)
如何
(
いかん
)
と
尋
(
たづ
)
ぬれば
070
善
(
ぜん
)
と
愛
(
あい
)
とは
主
(
す
)
の
神
(
かみ
)
の
071
珍
(
うづ
)
の
身体
(
しんたい
)
なればなり
072
善
(
ぜん
)
の
自体
(
じたい
)
は
害悪
(
がいあく
)
を
073
決
(
けつ
)
して
加
(
くは
)
ふるものならず
074
愛
(
あい
)
と
仁
(
じん
)
とは
何人
(
なにびと
)
も
075
排斥
(
はいせき
)
すべき
理由
(
りいう
)
なし
076
万一
(
まんいち
)
神
(
かみ
)
が
罪人
(
つみびと
)
に
077
背
(
そむ
)
き
斥
(
しりぞ
)
け
怒
(
いか
)
りまさば
078
仁慈
(
じんじ
)
と
愛
(
あい
)
に
背反
(
はいはん
)
し
079
その
本性
(
ほんせい
)
に
戻
(
もど
)
りまし
080
神格
(
しんかく
)
自体
(
じたい
)
に
反
(
そむ
)
く
可
(
べ
)
し
081
それ
故
(
ゆゑ
)
神
(
かみ
)
は
何処
(
どこ
)
までも
082
人
(
ひと
)
の
精霊
(
みたま
)
に
接
(
せつ
)
しますや
083
善
(
ぜん
)
と
仁慈
(
じんじ
)
と
愛
(
あい
)
により
084
臨
(
のぞ
)
ませ
玉
(
たま
)
はぬことは
無
(
な
)
し
085
五六七
(
みろく
)
の
神
(
かみ
)
は
人
(
ひと
)
のため
086
善
(
ぜん
)
を
思念
(
しねん
)
し
克
(
よ
)
く
愛
(
あい
)
し
087
仁慈
(
じんじ
)
を
施
(
ほどこ
)
し
玉
(
たま
)
ふのみ
088
ああ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
089
御霊
(
みたま
)
幸
(
さち
)
はへましませよ。
090
○
091
神
(
かみ
)
より
人
(
ひと
)
に
流
(
なが
)
れ
来
(
く
)
る
092
凡
(
すべ
)
てのものは
愛
(
あい
)
の
善
(
ぜん
)
093
信
(
しん
)
と
真
(
しん
)
との
光
(
ひかり
)
のみ
094
根底
(
ねそこ
)
の
国
(
くに
)
より
来
(
く
)
るものは
095
悪逆
(
あくぎやく
)
無道
(
ぶだう
)
ばかりなり
096
まことの
神
(
かみ
)
は
人間
(
にんげん
)
を
097
悪
(
あく
)
より
離
(
はな
)
れて
善道
(
ぜんだう
)
に
098
立帰
(
たちかへ
)
らせむと
為
(
な
)
し
玉
(
たま
)
ふ
099
之
(
これ
)
に
反
(
はん
)
して
地獄界
(
ぢごくかい
)
は
100
人
(
ひと
)
をば
悪
(
あく
)
に
誘
(
さそ
)
はむと
101
一心
(
いつしん
)
不乱
(
ふらん
)
に
焦慮
(
せうりよ
)
せり
102
さは
去
(
さ
)
りながら
人間
(
にんげん
)
は
103
天界
(
てんかい
)
地獄
(
ぢごく
)
両界
(
りやうかい
)
の
104
間
(
あひだ
)
に
介在
(
かいざい
)
なさざれば
105
人
(
ひと
)
は
何
(
なん
)
等
(
ら
)
の
想念
(
さうねん
)
も
106
意義
(
いぎ
)
も
自由
(
じいう
)
も
撰択
(
せんたく
)
も
107
あらず
身魂
(
みたま
)
も
亡
(
ほろ
)
ぶべし
108
人
(
ひと
)
に
善悪
(
ぜんあく
)
二方面
(
にはうめん
)
109
あるは
正邪
(
せいじや
)
を
平衡
(
ならし
)
する
110
神
(
かみ
)
の
賜
(
たまもの
)
なればなり
111
神
(
かみ
)
若
(
も
)
し
人
(
ひと
)
の
精霊
(
せいれい
)
に
112
面
(
おもて
)
を
背
(
そむ
)
けたまひなば
113
悪事
(
あくじ
)
を
心
(
こころ
)
の
儘
(
まま
)
になし
114
人
(
ひと
)
たる
所以
(
ゆゑん
)
は
滅
(
ほろ
)
ぶべし
115
神
(
かみ
)
より
人
(
ひと
)
に
向
(
むか
)
ひまし
116
流
(
なが
)
れ
来
(
きた
)
れる
光明
(
くわうみやう
)
は
117
唯々
(
ただただ
)
善
(
ぜん
)
の
徳
(
とく
)
のみぞ
118
然
(
しか
)
るに
悪
(
あ
)
しき
人間
(
にんげん
)
も
119
善良
(
ぜんりやう
)
無比
(
むひ
)
の
身魂
(
みたま
)
にも
120
皆
(
みな
)
その
神徳
(
みとく
)
に
浴
(
よく
)
すなり
121
少
(
すこ
)
しく
相違
(
さうゐ
)
の
点
(
てん
)
あるは
122
真
(
まこと
)
の
神
(
かみ
)
は
悪人
(
あくにん
)
に
123
対
(
たい
)
して
悪
(
あく
)
を
離
(
はな
)
れしめ
124
救
(
すく
)
ひやらむと
為
(
な
)
したまひ
125
善良
(
ぜんりやう
)
無比
(
むひ
)
の
身魂
(
みたま
)
には
126
益々
(
ますます
)
円満
(
ゑんまん
)
具足
(
ぐそく
)
なる
127
善
(
ぜん
)
をば
積
(
つ
)
ませたまふなり
128
以上
(
いじやう
)
の
如
(
ごと
)
き
差異
(
さい
)
あるは
129
人間
(
にんげん
)
自身
(
じしん
)
の
心
(
こころ
)
より
130
之
(
これ
)
をば
敢
(
あへ
)
て
為
(
な
)
すものぞ
131
凡
(
すべ
)
ての
人
(
ひと
)
は
天界
(
てんかい
)
や
132
地獄
(
ぢごく
)
の
所受
(
しよじゆ
)
の
器
(
うつは
)
にて
133
中有界
(
ちううかい
)
に
居
(
を
)
ればなり。
134
○
135
世界
(
せかい
)
の
人
(
ひと
)
は
天界
(
てんかい
)
の
136
流
(
なが
)
れを
受
(
う
)
けて
善
(
ぜん
)
を
為
(
な
)
し
137
地獄
(
ぢごく
)
によりて
悪
(
あく
)
を
為
(
な
)
す
138
故
(
ゆゑ
)
に
大本
(
おほもと
)
神諭
(
しんゆ
)
には
139
凡
(
すべ
)
ての
事物
(
じぶつ
)
は
霊界
(
れいかい
)
の
140
皆
(
みな
)
精霊
(
せいれい
)
の
為
(
な
)
す
業
(
わざ
)
と
141
示
(
しめ
)
させ
玉
(
たま
)
ふ
所以
(
ゆゑん
)
なり
142
されども
人
(
ひと
)
はその
行為
(
わざ
)
を
143
残
(
のこ
)
らず
己
(
おの
)
れの
身
(
み
)
よりすと
144
信
(
しん
)
ずる
故
(
ゆゑ
)
にその
為
(
な
)
せる
145
悪
(
あく
)
は
皆
(
みな
)
その
自有
(
じう
)
となし
146
心中
(
しんちう
)
深
(
ふか
)
く
膠着
(
こちやく
)
せり
147
それ
故
(
ゆゑ
)
人
(
ひと
)
は
自身
(
じしん
)
より
148
悪
(
あく
)
と
虚偽
(
きよぎ
)
との
因
(
たね
)
となる
149
神
(
かみ
)
の
関
(
くわん
)
する
由来
(
ゆらい
)
なし
150
人
(
ひと
)
の
身魂
(
みたま
)
に
包有
(
はうう
)
せる
151
悪
(
あく
)
と
虚偽
(
きよぎ
)
とはその
人
(
ひと
)
の
152
心
(
こころ
)
の
中
(
なか
)
の
地獄
(
ぢごく
)
なり
153
地獄
(
ぢごく
)
と
云
(
い
)
ふも
悪
(
あく
)
と
云
(
い
)
ふも
154
皆
(
みな
)
同一
(
どういつ
)
の
事
(
こと
)
ぞかし
155
人
(
ひと
)
は
自
(
みづか
)
ら
包有
(
はうう
)
せる
156
諸悪
(
しよあく
)
の
原因
(
げんいん
)
なる
故
(
ゆゑ
)
に
157
地獄
(
ぢごく
)
に
墜
(
お
)
ちて
苦
(
くる
)
しむも
158
自
(
みづか
)
ら
赴
(
おもむ
)
く
次第
(
しだい
)
なり
159
決
(
けつ
)
して
真
(
まこと
)
の
大神
(
おほかみ
)
は
160
地獄
(
ぢごく
)
に
堕
(
おと
)
し
苦
(
くる
)
しめて
161
処罰
(
しよばつ
)
し
給
(
たま
)
ふものならじ
162
如何
(
いかん
)
となれば
人間
(
にんげん
)
が
163
悪
(
あく
)
を
欲
(
ほつ
)
せず
愛
(
あい
)
せずば
164
主
(
す
)
の
大神
(
おほかみ
)
は
地獄
(
ぢごく
)
より
165
脱離
(
だつり
)
せしめて
天界
(
てんかい
)
へ
166
導
(
みちび
)
き
玉
(
たま
)
ひ
人
(
ひと
)
をして
167
地獄
(
ぢごく
)
に
投
(
な
)
げやり
給
(
たま
)
ふこと
168
決
(
けつ
)
してなきを
悟
(
さと
)
るべし
169
ああ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
170
御霊
(
みたま
)
幸
(
さちは
)
へましませよ。
171
(
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旧一・二七
於竜宮館
口述者
識)
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