霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第二〇章 犬嘘(けんきよ)〔一四五〇〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第56巻 真善美愛 未の巻 篇:第4篇 三五開道 よみ(新仮名遣い):あなないかいどう
章:第20章 犬嘘 よみ(新仮名遣い):けんきょ 通し章番号:1450
口述日:1923(大正12)年03月17日(旧02月1日) 口述場所:竜宮館 筆録者:加藤明子 校正日: 校正場所: 初版発行日:1925(大正14)年5月3日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじはMさん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]:
テルモン山の館をエルが飛び出してから半時ばかり経つと、各宮町の町民たちが礼服を整えてやって来た。小国姫が何事かと対応すると、町総代が、エルから聞いたと言って小国別のお悔やみを上げ、またワックスとデビス姫の祝言の祝を述べたてた。
小国姫は驚いて、如意宝珠の玉が戻ったこと以外は事実ではないことを総代に説明した。総代は戻って町民たちに、小国別は健在であること、如意宝珠の玉が戻ったことを報告した。
ワックスは角辻に立って演説をやり始め、小国別夫婦が三五教の宣伝使を館に連れ込んで悪事を企んでいると事実無根の話をでっち上げ、攻撃の演説を始めた。群衆は三五教の宣伝使がテルモン山館に招かれていると聞いて怒り、館に押し寄せた。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる]: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2024-07-18 17:07:11 文字数:2807 OBC :rm5620
愛善世界社版:278頁 八幡書店版:第10輯 250頁 修補版: 校定版:293頁 普及版:134頁 初版: ページ備考:
001 テルモン山(ざん)の館(やかた)をエルが飛(と)び出(だ)してから半時(はんとき)許(ばか)り経(た)つと各宮町(かくみやまち)の住民(ぢゆうみん)が、002礼服(れいふく)を整(ととの)へ扇(あふぎ)をきちんと手(て)に握(にぎ)り玄関口(げんくわんぐち)にチクチクと集(あつ)まり来(きた)り、
003『頼(たの)もう頼(たの)もう』
004と呶鳴(どな)り立(た)てて居(ゐ)る。005小国姫(をくにひめ)は何事(なにごと)の突発(とつぱつ)せしならむかと玄関口(げんくわんぐち)へ出(で)て見(み)れば町総代(まちさうだい)のパインと云(い)ふ男(をとこ)、006叮嚀(ていねい)に辞儀(じぎ)をしながら、
007パイン『これはこれは奥様(おくさま)で厶(ござ)いますか。008旦那(だんな)様(さま)は誠(まこと)にお気毒(きのどく)で厶(ござ)いました。009嘸(さぞ)お力(ちから)落(おと)しで厶(ござ)いませう。010此(こ)の通(とほ)り沢山(たくさん)の町民(ちやうみん)がお悔(くやみ)に参(まゐ)りましたが、011一々(いちいち)御(ご)挨拶(あいさつ)を致(いた)すのも御(ご)迷惑(めいわく)と存(ぞん)じ私(わたくし)が総代(そうだい)に出(で)ました。012承(うけたま)はれば旦那(だんな)様(さま)は御(ご)昇天(しようてん)との事(こと)で御(お)歎(なげ)きの所(ところ)へ如意(によい)宝珠(ほつしゆ)の玉(たま)が還(かへ)り、013ワツクス様(さま)とお嬢様(ぢやうさま)の御(ご)婚礼(こんれい)が調(ととの)ひましたさうで、014お喜(よろこ)び申(まをし)てよいやら、015お悔(くや)み申(まをし)てよいやら、016盆(ぼん)と正(しやう)月(ぐわつ)が一緒(いつしよ)に来(き)たやうに、017喜(よろこ)びと悲(かな)しみに打(う)たれて居(ゐ)ます。018何卒(どうぞ)御用(ごよう)があつたら仰(おほせ)つけ下(くだ)さいませ』
019姫(ひめ)『貴方(あなた)は町総代(まちそうだい)のパイン様(さま)、020ようお出(いで)下(くだ)さいました。021併(しか)し誰(たれ)がそんな事(こと)を申(まを)したか知(し)りませぬが、022旦那(だんな)様(さま)はまだお国替(くにがへ)になつて居(ゐ)ませぬから御(ご)安心(あんしん)下(くだ)さいませ』
023 パインは驚(おどろ)いて顔(かほ)を赤(あか)らめ乍(なが)ら、
024パイン『エエ何(なん)と仰有(おつしや)いますか、025旦那(だんな)様(さま)はまだお達者(たつしや)で居(ゐ)らつしやいますか、026それは何(なに)より結構(けつこう)で厶(ござ)います。027誠(まこと)に申訳(まをしわけ)のない事(こと)を申(まを)して失礼(しつれい)で厶(ござ)いました。028何卒(どうぞ)お許(ゆる)し下(くだ)さいませ。029併(しか)し如意(によい)宝珠(ほつしゆ)が再(ふたた)びお手(て)に入(はい)つたと云(い)ふ事(こと)は事実(じじつ)で厶(ござ)いますか』
030姫(ひめ)『ハイ有難(ありがた)う、031それは事実(じじつ)で厶(ござ)います。032まあまあこれでこの館(やかた)も一安心(ひとあんしん)で厶(ござ)います』
033パイン『それは何(なに)よりもお目出度(めでた)い事(こと)で厶(ござ)います。034吾々(われわれ)町民(ちやうみん)一同(いちどう)もこんな喜(よろこ)ばしい事(こと)は厶(ござ)いませぬ。035就(つい)ては御(ご)家令(かれい)の御(ご)子息(しそく)様(さま)がお嬢様(ぢやうさま)の御(ご)養子(やうし)になられると云(い)ふ事(こと)を承(うけたま)はりましたが、036それは事実(じじつ)で厶(ござ)いますか』
037姫(ひめ)『そんな事(こと)を誰(たれ)にお聞(き)きになりましたか、038此方(こちら)にはそんな噂(うはさ)もして居(を)りませぬが』
039パイン『ヤ、040それを聞(き)いて町内(ちやうない)の者(もの)も安心(あんしん)を致(いた)すで厶(ござ)いませう。041斯(か)う申(まを)すと何(なん)で厶(ござ)いますが、042御(ご)家令(かれい)様(さま)の御(ご)子息(しそく)は町内中(ちやうないぢう)での憎(にく)まれもの、043根性(こんじやう)が悪(わる)くて、044馬鹿(ばか)で、045極道(ごくだう)で、046悪(わる)い奴(やつ)を友達(ともだち)にして、047町民(ちやうみん)を困(こま)らせて居(ゐ)る仕方(しかた)のないお方(かた)ですから、048若(も)しもそんなお方(かた)を御(ご)養子(やうし)にでもお貰(もら)ひにならうものなら、049お家(いへ)は忽(たちま)ち潰(つぶ)れて仕舞(しま)ひ、050宮町(みやまち)の氏子(うぢこ)は皆(みんな)、051小国別(をくにわけ)家(け)に背(そむ)くで厶(ござ)いませう。052併(しか)し乍(なが)ら今(いま)承(うけたま)はつてお家(いへ)のため、053実(じつ)に安心(あんしん)を致(いた)しました。054如何(いか)なる事情(じじやう)が厶(ござ)いましても、055御(ご)如才(じよさい)は厶(ござ)いますまいが、056義理(ぎり)人情(にんじやう)に搦(から)まれて、057あのやうな男(をとこ)を御(ご)養子(やうし)になさる事(こと)は止(や)めて頂(いただ)きたう厶(ござ)います。058是(これ)はパイン一人(ひとり)の意見(いけん)ではなく、059町内(ちやうない)一般(いつぱん)の意見(いけん)で厶(ござ)いますから』
060姫(ひめ)『ハイ御(ご)親切(しんせつ)有難(ありがた)う厶(ござ)います。061何卒(どうぞ)町内(ちやうない)の御(ご)一同(いちどう)様(さま)にも宜敷(よろし)く言(い)つて下(くだ)さいませ。062又(また)夫(をつと)小国別(をくにわけ)は何分(なにぶん)老齢(としより)の事(こと)で厶(ござ)いますから、063何時(いつ)変(へん)が来(こ)ないとも分(わか)りませぬ。064其(その)時(とき)には何卒(どうぞ)宜敷(よろし)く皆様(みなさま)にお頼(たの)み申(まを)すと、065妾(わたし)が言(い)ふたと仰有(おつしや)つて下(くだ)さいませ』
066パイン『これはこれは失礼(しつれい)致(いた)しました。067左様(さやう)ならば是(これ)で御免(ごめん)を蒙(かうむ)ります。068町内(ちやうない)のものが旦那(だんな)様(さま)がお国替(くにがへ)になつたと云(い)つて各自(めいめい)に仕事(しごと)を休(やす)み、069又(また)立花(たてばな)、070生花(いけばな)などの用意(ようい)にかかつて居(を)りますから、071早(はや)くこの事(こと)を知(し)らしてやらねばなりませぬから』
072姫(ひめ)『もしパイン様(さま)、073誰(たれ)がそんな事(こと)を申(まを)したので厶(ござ)いませうねえ、074怪(け)しからん奴(やつ)があるでは厶(ござ)いませぬか』
075パイン『現(げん)にお家(うち)の受付(うけつけ)をやつてゐるエルさまが大勢(おほぜい)の前(まへ)でそんな事(こと)を云(い)つたものですから、076忽(たちま)ち町中(まちぢう)に拡(ひろ)がつたので厶(ござ)います』
077姫(ひめ)『何(なん)といふまア、078チヨカ助(すけ)だらう。079さうして何処(どこ)に居(を)りますかなア』
080パイン『ハイ、081今(いま)エルさまは牛(うし)に睾丸(きんたま)を蹴(け)られて綿打屋(わたうちや)の座敷(ざしき)に担(かつ)ぎ込(こ)まれ、082大熱(だいねつ)を出(だ)して訳(わけ)の分(わか)らぬ事(こと)許(ばか)り云(い)つて居(を)られます。083併(しか)し乍(なが)ら隣(となり)に藪井(やぶゐ)竹庵(ちくあん)が厶(ござ)つたものだから診察(しんさつ)して貰(もら)つた所(ところ)、084二三(にさん)日(にち)静養(せいやう)さして置(お)けば癒(なほ)るだらう、085仮令(たとへ)間(ひま)が要(い)つても生命(いのち)に別条(べつでう)は無(な)いからと仰有(おつしや)いました。086エルさまの事(こと)は吾々(われわれ)がお世話(せわ)を致(いた)しますから御(ご)心配(しんぱい)下(くだ)さいますな。087それよりも旦那(だんな)様(さま)に気(き)をつけて下(くだ)さいませ』
088 斯(か)く話(はな)す所(ところ)へ、089黒山(くろやま)の如(ごと)く弔(とむら)ひ客(きやく)や祝(いは)ひ客(きやく)が門(もん)を潜(くぐ)つて押(お)し寄(よ)せて来(く)る。090小国姫(をくにひめ)はパインに後(あと)を頼(たの)み置(お)き、091夫(をつと)の傍(そば)に走(はし)り行(ゆ)く。
092 パインは町民(ちやうみん)一同(いちどう)に向(むか)ひ大(おほ)きな声(こゑ)を張(は)り上(あ)げて、
093パイン『皆様(みなさま)御(ご)親切(しんせつ)によくも来(き)て下(くだ)さいました。094館(やかた)の奥様(おくさま)のお頼(たの)みによつて私(わたし)が代理(だいり)となり御(ご)挨拶(あいさつ)を致(いた)します。095旦那(だんな)様(さま)はまだ御(ご)昇天(しようてん)遊(あそ)ばしたのぢや厶(ござ)いませぬ。096番頭(ばんとう)のエルが御存(ごぞん)じの通(とほ)りの慌者(あわてもの)で厶(ござ)いますから、097慌(あわて)て左様(さやう)な事(こと)を喋(しやべ)つたので厶(ござ)いませう。098何卒(どうぞ)皆(みな)様(さま)安心(あんしん)して下(くだ)さいませ。099さうして一(ひと)つ喜(よろこ)んで貰(もら)ふ事(こと)は如意(によい)宝珠(ほつしゆ)の玉(たま)が再(ふたた)びお館(やかた)へ還(かへ)つた事(こと)で厶(ござ)います。100皆様(みなさま)の御(ご)親切(しんせつ)を当(たう)お館(やかた)の奥様(おくさま)に代(かは)つてパインが有難(ありがた)く感謝(かんしや)を致(いた)します』
101と述(の)べ終(をは)り、
102『小国別(をくにわけ)館(やかた)万歳(ばんざい)ー』
103を三唱(さんしやう)した。104数多(あまた)の群集(ぐんしふ)は声(こゑ)を揃(そろ)へて万歳(ばんざい)を三唱(さんしやう)し、105各(おのおの)呆気(あつけ)に取(と)られ、106ブツブツ小言(こごと)を云(い)ひながら拍子(ひやうし)の抜(ぬ)けた顔(かほ)をして帰(かへ)り行(ゆ)く。
107 ワツクスは宮町(みやまち)の四辻(よつつじ)に立(た)つて盛(さかん)に演説(えんぜつ)をやり始(はじ)めた。108大勢(おほぜい)の者(もの)は館(やかた)からの帰(かへ)りがけ馬鹿(ばか)息子(むすこ)が又(また)もや何(なん)だか喋(しやべ)り出(だ)したと、109面白(おもしろ)半分(はんぶん)やつて来(き)た。110ワツクスは手(て)を振(ふ)り乍(なが)ら、
111ワツクス『皆(みな)さま、112テルモン山(ざん)の館(やかた)には大変事(だいへんじ)が突発(とつぱつ)致(いた)しましたが御存(ごぞん)じですか、113よもやお分(わか)りでは厶(ござ)いますまい。114噂(うはさ)にもお聞(き)きで厶(ござ)いませうが三五教(あななひけう)の三千彦(みちひこ)と云(い)ふ悪神(あくがみ)が飛(と)んで参(まゐ)り、115金剛(こんがう)不壊(ふゑ)の如意(によい)宝珠(ほつしゆ)を夜(よる)密(ひそか)に盗(ぬす)み出(だ)し、116小国別(をくにわけ)夫婦(ふうふ)を初(はじ)め一族(いちぞく)郎党(らうたう)に不調法(ぶてうはふ)をさせ、117大黒主(おほくろぬし)様(さま)の命令(めいれい)をもつて館(やかた)は云(い)ふに及(およ)ばず、118宮町(みやまち)一般(いつぱん)の人民(じんみん)を小国別(をくにわけ)の同類(どうるゐ)と見做(みな)し、119片端(かたつぱし)から首(くび)をチヨン切(ぎ)らすと云(い)ふ悪(わる)い計劃(けいくわく)を致(いた)して居(を)りますぞ。120そしてその三千彦(みちひこ)と云(い)ふ悪者(わるもの)は、121今(いま)お館(やかた)に大(おほ)きな面(つら)をして居据(ゐすは)り、122魔法(まはふ)をもつて小国姫(をくにひめ)をチヨロまかし小国別(をくにわけ)様(さま)を病気(びやうき)に致(いた)し、123ジリジリ弱(よわ)りに弱(よわ)らせて命(いのち)を取(と)り、124デビス姫(ひめ)の婿(むこ)にならうとして悪(わる)い企(たく)みを致(いた)して居(を)りますぞ。125皆(みな)さま、126テルモン山(ざん)のお館(やかた)を思(おも)ひ、127又(また)貴方(あなた)方(がた)自身(じしん)のお家(いへ)や、128体(からだ)や子孫(しそん)をお思(おも)ひなさるなら、129これから一同(いちどう)力(ちから)を合(あは)せ、130お館(やかた)に押(お)し寄(よ)せ、131三千彦(みちひこ)と云(い)ふ悪人(あくにん)を懲(こら)しめて下(くだ)さい、132否(いな)殺(ころ)して下(くだ)さい。133一(いち)日(にち)も猶予(いうよ)はして居(を)れませぬぞ。134グヅグヅして居(ゐ)ると貴方(あなた)方(がた)の難儀(なんぎ)になりますぞや。135幸(さいは)ひ拙者(せつしや)はその三千彦(みちひこ)と云(い)ふ奴(やつ)の顔(かほ)を存(ぞん)じて居(を)りますから、136是(これ)から御(ご)案内(あんない)を致(いた)します、137皆(みな)さま私(わたくし)の云(い)ふ事(こと)が御(ご)承知(しようち)が出来(でき)ますなら、138何卒(どうぞ)従(つ)いて来(き)て下(くだ)さい』
139と呶鳴(どな)つた。140群集(ぐんしふ)の中(なか)には全部(ぜんぶ)真実(まこと)と信(しん)ずるものもあり、141又(また)半信(はんしん)半疑(はんぎ)の者(もの)もあつた。142併(しか)し乍(なが)ら、143バラモン教(けう)の館(やかた)の中(なか)に三五教(あななひけう)の者(もの)が来(き)て居(を)ると云(い)ふ事(こと)が分(わか)り、144俄(にはか)に皆(みな)が怒(おこ)り出(だ)し老爺(ぢぢ)も老婆(ばば)も子供(こども)も、145脛腰(すねこし)の立(た)つ奴(やつ)は群衆(ぐんしう)心理(しんり)とやらで再(ふたた)び館(やかた)に取(と)つて返(かへ)し、146潮(うしほ)の押(お)し寄(よ)するが如(ごと)く館(やかた)の表門(おもてもん)にヒシヒシと詰(つ)めかけた。
147 ワツクスの口(くち)から出任(でまか)せの虚構(きよこう)演説(えんぜつ)によつて忽(たちま)ち一同(いちどう)憤慨(ふんがい)し、148館(やかた)に押寄(おしよ)せ三千彦(みちひこ)を袋叩(ふくろだたき)にした事(こと)や、149其(その)外(ほか)いろいろの面白(おもしろ)き物語(ものがたり)は之(これ)にて尽(つ)きませぬが、150紙面(しめん)の都合(つがふ)によりて後巻(こうくわん)に譲(ゆづ)ります。
151(大正一二・三・一七 旧二・一 於竜宮館階上 加藤明子録)
152(昭和一〇・六・一四 王仁校正)
 
153 本日(ほんじつ)は故(こ)井上(いのうへ)明澄(はるすみ)君(くん)の五十(ごじふ)日祭(にちさい)に就(つ)き口述者(こうじつしや)参列(さんれつ)す。154明澄(はるすみ)氏(し)神霊(しんれい)の請求(せいきう)に依(よ)り白扇(はくせん)一本(いつぽん)を霊前(れいぜん)に贈(おく)る、155氏(し)の神霊(しんれい)は第一(だいいち)霊国(れいごく)の天使(てんし)として教祖(けうそ)の傍(そば)近(ちか)く奉仕(ほうし)し給(たま)へり。
156   大正十二年三月十七日旧二月一日
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