霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第七章 牛飲馬食(ぎういんばしよく)〔六五二〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第19巻 如意宝珠 午の巻 篇:第2篇 意外の意外 よみ:いがいのいがい
章:第7章 牛飲馬食 よみ:ぎゅういんばしょく 通し章番号:652
口述日:1922(大正11)年05月07日(旧04月11日) 口述場所: 筆録者:加藤明子 校正日: 校正場所: 初版発行日:1923(大正12)年2月28日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
厳の御魂の大御神の和魂を祀った元伊勢に、紫姫や若彦らの一行が参拝していた。若彦は馬公と鹿公に、魔窟ケ原へ行って黒姫に、玉照姫をウラナイ教にお渡ししたいと伝えるように言いつけた。
魔窟ケ原では梅公を頭に、一同黒姫と高山彦の留守を幸い、備蓄した食糧を持ち出して大宴会を開いていた。そこへ馬公と鹿公がやってくる。梅公は二人を中へ引き入れると、宴会の仲間に加えた。
そこへ、フサの国から高姫の使いとして鶴公と亀公がやってきた。酔って迎えた鳶公と鷹公は、一喝されて大慌てになり、鳶公は徳利を隠させようと中へ急ぐ。鶴公と亀公はかまわず中へ入ってきた。
鶴公は、高姫の意向を皆に伝える。しかし梅公が、中に三五教の馬公と鹿公が混じっているのに気づいた。馬公と鹿公は、紫姫と若彦が改心して、玉照姫をウラナイ教に差し出そうとしていることを伝えた。
鶴公は、一度フサの国へ帰って高姫の意向を聞くこととし、馬公と鹿公は、いったん元伊勢に戻っていった。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: OBC :rm1907
愛善世界社版:102頁 八幡書店版:第4輯 67頁 修補版: 校定版:105頁 普及版:47頁 初版: ページ備考:
001 (いづ)御霊(みたま)大御神(おほみかみ)002その和魂(にぎみたま)(まつ)りたる、003(かみ)(ひかり)元伊勢(もといせ)の、004大御前(おほみまへ)(ぬか)づきて、005天津祝詞(あまつのりと)奏上(そうじやう)し、006(こころ)(そら)雲霧(くもきり)()らせ(たま)へと、007(あせ)をたらたら(いの)()る、008三男(さんなん)二女(にぢよ)信徒(まめひと)ありけり。
009若彦(わかひこ)『コレコレ馬公(うまこう)鹿公(しかこう)010(まへ)御苦労(ごくらう)だが(これ)から、011魔窟ケ原(まくつがはら)黒姫(くろひめ)さまの岩窟館(がんくつやかた)(たづ)ねて()つて(もら)へまいかな、012(わたくし)玉照姫(たまてるひめ)(さま)御保護(ごほご)申上(まをしあ)げて、013紫姫(むらさきひめ)(さま)014(たま)さまと(この)御神殿(ごしんでん)円満(ゑんまん)解決(かいけつ)祈願(きぐわん)()らして()つて()るから、015黒姫(くろひめ)さまに()つて、016とつくりと吾々(われわれ)真心(まごころ)(つた)へて(もら)ひたいのだ』
017馬公(うまこう)『ハイハイ、018かうなればもう(やぶ)れかぶれだ。019神様(かみさま)仰有(おつしや)(こと)(なに)(なん)だか(わけ)(わか)らない、020()つて(まゐ)りませう』
021若彦(わかひこ)(わか)らない(ところ)妙味(めうみ)があるのだらう、022()(ところ)(まで)()かねば到底(たうてい)吾々(われわれ)(かぎ)りある知識(ちしき)では御神慮(ごしんりよ)窺知(きち)(たてまつ)(こと)出来(でき)ない。023(この)(たび)十分(じふぶん)(ひく)()て、024黒姫(くろひめ)さまが、025(なん)()うても一言(いちごん)口答(くちごた)へをしてはならないよ』
026鹿公(しかこう)『ソンナラ馬公(うまこう)027()(かく)偵察(ていさつ)がてら()つて()ませう。028(なん)だか張合(はりあひ)()いやうな()(いた)します(わい)029(しか)(なが)黒姫(くろひめ)()なかつたらどうしませう』
030若彦(わかひこ)万一(まんいち)フサの(くに)へでも(かへ)られた(あと)であつたならば、031(たれ)代理者(だいりしや)()いてあらうから、032(その)代理者(だいりしや)()()つて()ればよいのだ』
033鹿公(しかこう)代理者(だいりしや)()なかつたら()うしませう。034万一(まんいち)留守(るす)であつたら()うなるのです』
035若彦(わかひこ)『エヽ、036ソンナ(こと)(まで)(たづ)ねる必要(ひつえう)()いぢやないか。037臨機(りんき)応変(おうへん)でやつて()るのだ』
038 (うま)039鹿(しか)両人(りやうにん)一度(いちど)に、
040委細(ゐさい)承知(しようち)(つかまつ)りました。041オイ兄弟(きやうだい)042駆歩(かけあし)だ』
043(はや)くも尻引(しりひ)きからげ()()さむとするを、044若彦(わかひこ)は、
045『オイオイ両人(りやうにん)046用向(ようむき)()つて()るか』
047馬公(うまこう)『ハイ()つて()ます。048黒姫(くろひめ)()るか()らぬか()()たらよいのでせう』
049鹿公(しかこう)黒姫(くろひめ)()なかつたら、050代理(だいり)()()る。051代理(だいり)()なかつたら臨機(りんき)応変(おうへん)052(さけ)でもあつたら一杯(いつぱい)()みて()るのでせう』
053紫姫(むらさきひめ)『ホヽヽヽヽ』
054若彦(わかひこ)『ハヽヽヽヽ、055狼狽者(あはてもの)だなア、056黒姫(くろひめ)さまが被居(いらつしや)らなかつたら、057吾々(われわれ)両人(りやうにん)紫姫(むらさきひめ)(さま)や、058若彦(わかひこ)代理(だいり)にお(わび)(まゐ)りました。059玉照姫(たまてるひめ)(さま)献上(けんじやう)(いた)しますから、060今迄(いままで)御立腹(ごりつぷく)(かは)(なが)して(くだ)さいませ、061是非(ぜひ)とも宜敷(よろし)くお(ねが)(いた)します。062()うて返事(へんじ)()いて()るのだよ』
063馬公(うまこう)『ソンナ(さつ)しの()馬公(うまこう)とは(ちが)ひます(わい)064亀彦(かめひこ)のお直使(ぢきし)がお()でになつた(とき)からチヤンと筋書(すぢがき)(わか)つて()るのだ。065なア鹿公(しかこう)
066鹿公(しかこう)鹿(しか)鹿(しか)り、067サア()かう。068三人様(さんにんさま)069玉照姫(たまてるひめ)さまを大切(たいせつ)にして御保護(ごほご)なさいませや、070たつた(いま)黒姫(くろひめ)()(わた)すかと(おも)へば、071(なん)だかお世話(せわ)仕甲斐(しがひ)()いやうな()(いた)しまするが、072これも成行(なりゆき)だ。073因縁(いんねん)づくぢやと(あきら)めましてな、074是非(ぜひ)とも宜敷(よろし)うお(たの)(まをし)やす』
075()()てて谷川(たにがは)(づた)ひ、076崎嶇(きく)たる小径(せうけい)魔窟ケ原(まくつがはら)()して驀地(まつしぐら)()けり()く。
077 (はなし)(かは)つて魔窟ケ原(まくつがはら)岩窟(がんくつ)には主人(しゆじん)留守(るす)間鍋(まなべ)たき、078梅公(うめこう)留守(るす)師団長(しだんちやう)079(うし)080(とら)081(たつ)082(たか)083(とび)(その)()七八名(しちはちめい)は、084()つては()085()ては()き、086(あさ)から(ばん)(まで)087土竜(むぐらもち)のやうに穴住(あなずま)(ばか)りに()(くら)し、088宣伝(せんでん)にも()かず、089貯蔵(ちよざう)せし(さけ)(こめ)()放題(はうだい)()して、090白蟻(しろあり)(はしら)()ふやうにちびちびと、091獅子(しし)身中(しんちう)(むし)本領(ほんりやう)遺憾(ゐかん)なく発揮(はつき)して()る。
092寅若(とらわか)『コレコレ(うめ)大将(たいしやう)093去年(きよねん)(この)(ごろ)だつたねエ、094普甲峠(ふかふたうげ)突発(とつぱつ)事件(じけん)095黒姫(くろひめ)さまに(わか)つた(とき)にや随分(ずゐぶん)ひやひやしたぢやないか』
096梅公(うめこう)()()つた(こと)()ふものぢやない(わい)097あれが(そもそ)もの序幕(じよまく)で、098玉照姫(たまてるひめ)事件(じけん)(おこ)り、099それが失敗(しつぱい)原因(げんいん)となつて、100意地癖(いぢくせ)(わる)高山彦(たかやまひこ)夫婦(ふうふ)が、101吾々(われわれ)(しろ)()(わた)してフサの(くに)本山(ほんざん)(かへ)つて()つた。102(かげ)()(うへ)(こぶ)()れて毎日(まいにち)ウラル(けう)ぢやないが、103()めよ(さわ)げよ一寸先(いつすんさき)(やみ)よと、104牛飲馬食(ぎういんばしよく)(つづ)けられるのだ。105矢張(やつぱり)これも梅公(うめこう)方寸(はうすん)から()たのだ。106一年前(いちねんまへ)から見越(みこ)しての梅公(うめこう)計画(けいくわく)()ふものは(えら)いものだらう。107黒姫(くろひめ)(まで)おつ()()すと()土台(どだい)(つく)つた(すご)腕前(うでまへ)だから、108(なん)()うても哥兄(にい)さまだよ』
109寅若(とらわか)『ソンナ自慢(じまん)()いて(もら)はうかい。110(この)(あたら)しがる()(なか)に、111(かび)()えたやうな一年越(いちねんごし)自慢話(じまんばなし)買手(かひて)がないぞ。112それにつけても漁夫(ぎよふ)()(しめ)たのは三五教(あななひけう)(やつ)だ。113一敗(いつぱい)()(まみ)馬鹿(ばか)()たのは黒姫(くろひめ)さまだよ。114紫姫(むらさきひめ)や、115青彦(あをひこ)特別(とくべつ)待遇(たいぐう)(した)にも()かぬ(やう)信任振(しんにんぶり)発揮(はつき)して()たが、116(あに)(はか)らむや、117(いもうと)(はか)らむやだ。118あの(ざま)つたらないぢやないか。119アンナ(やつ)(また)三五教(あななひけう)愛想(あいさう)()かされて、120(ぼん)()ぎの幽霊(いうれい)(やう)矢張(やつぱり)ウラナイ(けう)(まこと)だつた、121改心(かいしん)(いた)しましたなぞと()()つて(かへ)つて()るかも()れやしないぞ。122今度(こんど)はドンナ(こと)があつても相手(あひて)になつてはいけないよ』
123梅公(うめこう)何程(なにほど)鉄面皮(てつめんぴ)青彦(あをひこ)だつて、124さう何度(なんど)謝罪(あやま)つて()られた(ざま)ぢやあるまい。125ソンナ(こと)絶対(ぜつたい)にないと(おれ)確信(かくしん)して()る、126マアマア(ゆつ)くり()みて(さわ)ぐがよからうぞ。127一寸先(いつすんさき)(やみ)()だ。128ある(うち)()ンだり()つたりして()かない(こと)には、129三五教(あななひけう)()(かく)バラモン(けう)残党(ざんたう)()()せて()()つて()くかも(わか)つたものぢやない。130()(かく)(はら)(なか)()れて()けば(そん)()いのだから、131人数(にんずう)()つたなり、132二年(にねん)ぶりの食糧(しよくりやう)(さけ)があるのだから、133(まへ)(がた)勉強(べんきやう)して()()(はたら)かし、134毎日(まいにち)日日(ひにち)135五六人前(ごろくにんまへ)(づつ)勉強(べんきやう)せないと神様(かみさま)()まないぞ』
136他愛(たあい)もなく、137(さけ)()うて勝手(かつて)理屈(りくつ)(さへづ)()る。
138 (この)(とき)門口(もんぐち)より(いは)()(のぞ)いて『オイオイ』と()(をとこ)ありき。
139寅若(とらわか)『オイ鷹公(たかこう)140鳶公(とびこう)141(なん)だか入口(いりぐち)からオイオイと()つて()やがるぢやないか。142何処(どこ)(やつ)()らないが、143(てき)でも味方(みかた)でも(かま)はぬ、144引張込(ひつぱりこ)んで(めし)鱈腹(たらふく)()はせ、145(さけ)十分(じふぶん)()ませて穀潰(ごくつぶ)しの御用(ごよう)をさせるんだ。146(はや)()つて引張(ひつぱ)つて()い。147(これ)から酒責(さけぜ)め、148飯責(めしぜ)め、149御馳走責(ごちそうぜ)めだ』
150 『オイ合点(がつてん)だ』と(とび)151(たか)両人(ふたり)(にぎ)(めし)片手(かたて)()ち、152片手(かたて)酒徳利(さけどつくり)各自(めいめい)()げながら、153(あな)入口(いりぐち)(まで)やつて()る。
154馬公(うまこう)『モシモシ、155(わたくし)(うま)御座(ござ)います。156どうぞ(とほ)して(くだ)さいませぬか』
157鳶公(とびこう)『ウン、158()つけ(うま)か、159乗馬馬(じやうめうま)か、160木馬(きうま)か、161尻馬(しりうま)()らぬが、162マアこのうま(さけ)()んで(にぎ)(めし)でも()へ。163さうして誠意(せいい)(あら)はすのだ』
164馬公(うまこう)飯相(めしさう)な、165()(いた)しまして、166(さけ)頂戴(ちやうだい)しては()みませぬ。167(じつ)謝罪(あやま)りに(まゐ)りました。168是非(ぜひ)(とも)宜敷(よろし)くお(ねが)(いた)します』
169鳶公(とびこう)『エヽ、170ちよろ(くさ)い、171徳利(とくり)(かほ)()謝罪(あやま)(やつ)があるか。172二升(にしよう)三升(さんじよう)グツとやつて(その)(うへ)謝罪(あやま)るのなら(すぢ)()つが、173徳利(とくり)(かほ)をみて謝罪(あやま)(やつ)何処(どこ)にあるかい』
174馬公(うまこう)『イエイエ、175(わたくし)黒姫(くろひめ)さまに反対(はんたい)(いた)しました青彦(あをひこ)や、176紫姫(むらさきひめ)部下(ぶか)(もの)御座(ござ)います。177(まこと)()まない(こと)で、178黒姫(くろひめ)さまにお(わび)(まゐ)りました』
179鳶公(とびこう)『ウン、180あの黒姫(くろひめ)(やつ)か、181彼奴(あいつ)はお前達(まへたち)のお(かげ)縮尻(しゆくじ)りやがつた。182とうの(むかし)フサの(くに)本山(ほんざん)()()げよつた、183(その)()()ふものは毎日(まいにち)日日(ひにち)184()つたり()んだり、185気楽(きらく)なものだ。186青彦(あをひこ)様々(さまさま)だ。187(まへ)(その)家来(けらい)であらば尚々(なほなほ)結構(けつこう)だ。188マアマア(いは)ひに一杯(いつぱい)やれ』
189馬公(うまこう)『オイ鹿公(しかこう)190()うやらこいつは風並(かざなみ)(へん)だよ』
191鹿公(しかこう)(へん)でも(なん)でも(ただ)()めと()ふのだから()んだらいいぢやないか。192モシモシ(みな)さま、193是非(ぜひ)(とも)宜敷(よろし)く、194(わたくし)(けつ)して(けつ)して謝罪(あやま)りなどは(いた)しませぬ』
195鳶公(とびこう)『ヤアお(まへ)鹿公(しかこう)だつたな。196ウンよしよし、197一寸(ちよつと)(はな)せる、198(わが)(たう)()だ。199サア(これ)から酒責(さけぜ)め、200飯責(めしぜ)め、201牡丹餅責(ぼたもちぜ)めの御馳走責(ごちそうぜ)めだ。202去年(きよねん)返報(へんぱう)がへしだ。203おぢおぢせずに(をとこ)らしう牛飲馬食(ぎういんばしよく)するのだぞ。204黒姫(くろひめ)留守(るす)になつたから梅公(うめこう)会長(くわいちやう)で、205牛飲馬食会(ぎういんばしよくくわい)本部(ほんぶ)設立(せつりつ)されたのだ。206貴様(きさま)成績(せいせき)次第(しだい)幹部(かんぶ)にしてやらぬ(こと)()いし、207特別(とくべつ)会員(くわいいん)推薦(すいせん)しないにも(かぎ)らない、
 
208岩窟(いはや)にも(はる)()にけり(さけ)(はな)
 
209だ。210アハヽヽヽ、211サア這入(はい)つたり這入(はい)つたり』
212 (たか)213(とび)両人(ふたり)は、214(うま)215鹿(しか)()無理(むり)無体(むたい)引張(ひつぱ)り、216大勢(おほぜい)(まへ)()れて()た。
217梅公(うめこう)『ヤアお(まへ)三五教(あななひけう)連中(れんちう)ぢやないか』
218馬公(うまこう)今日(けふ)から牛飲馬食会(ぎういんばしよくくわい)入会(にふくわい)(ねが)ひます』
219梅公(うめこう)『ヤア、220二人(ふたり)だな、221本会(ほんくわい)創立(さうりつ)以来(いらい)創立者(さうりつしや)(ほか)に、222入会(にふくわい)申込(まをしこ)んだのは(きみ)(たち)最初(さいしよ)だ。223普通(あたりまへ)なれば()みぶり、224()ひぶりを検査(けんさ)した(うへ)会員(くわいいん)等級(とうきふ)()めるのだが、225今日(けふ)祝意(しゆくい)(へう)する(ため)226特別(とくべつ)会員(くわいいん)推薦(すいせん)するから、227特別(とくべつ)会員(くわいいん)名誉(めいよ)保持(ほぢ)する(ため)に、228(はら)(やぶ)れる(ほど)()つて、229(てん)()になり、230()(てん)になる(ところ)(まで)(さけ)()むのだ。231いいか、232合点(がつてん)か』
233馬公(うまこう)『これはこれは特別(とくべつ)御詮議(ごせんぎ)(もつ)て』
234鹿公(しかこう)しか特別(とくべつ)会員(くわいいん)(れつ)せられまして有難(ありがた)う。235飽迄(あくまで)頂戴(ちやうだい)(つかまつ)ります』
236梅公(うめこう)『ヤア、237これで同志(どうし)がざつと二人(ふたり)増加(ぞうか)した。238黒姫(くろひめ)信徒(しんと)募集(ぼしふ)とは余程(よほど)(はや)(わい)239(いな)効果(かうくわ)()がると()ふものだ』
240寅若(とらわか)『オイ(みな)(やつ)241会長(くわいちやう)万歳(ばんざい)三唱(さんしやう)しようぢやないか』
242一同(いちどう)『オー()からう()からう、243牛飲馬食会(ぎういんばしよくくわい)万歳(ばんざい)244会長(くわいちやう)さん万歳(ばんざい)245(うま)246鹿(しか)両人(りやうにん)万歳(ばんざい)247会員(くわいいん)一同(いちどう)万々歳(ばんばんざい)248ワハヽヽヽ』
249岩窟(がんくつ)(くづ)るる(ばか)(わら)()ける。250(この)(とき)岩窟(がんくつ)(そと)には(つる)251(かめ)両人(りやうにん)四五(しご)従者(じゆうしや)()()れやつて()た。
252鶴公(つるこう)『これこれ亀公(かめこう)253随分(ずゐぶん)(にぎ)やかな(こゑ)がするぢやないか』
254亀公(かめこう)『オウ、255そうだなア、256(なん)でも(この)(なか)天眼通(てんがんつう)()(やつ)があつて、257吾々(われわれ)歓迎会(くわんげいくわい)でも(ひら)いて前祝(まへいはひ)でもしとるのだらう』
258鶴公(つるこう)『それだけ天眼(てんがん)()いて()(やつ)があるのなら、259何故(なぜ)吾々(われわれ)(むか)ひに()ないのだらう』
260亀公(かめこう)(あま)(うれ)しいので(さけ)(くら)()うて(わす)れたのかも()れない。261(しか)(れい)屹度(きつと)(むか)ひに()()るよ。262何事(なにごと)善意(ぜんい)(かい)するのが安全(あんぜん)第一(だいいち)だ』
263鶴公(つるこう)(しか)(なん)だかチと変梃(へんてこ)だ。264(おに)()()(からだ)洗濯(せんたく)265睾丸(きんたま)皺伸(しわの)ばしをやつて()るのぢやなからうかなア。266(なに)()もあれ(ひと)呶鳴(どな)つて()ようぢやないか』
267 ()(はな)(をり)しも、268(とび)269(たか)二人(ふたり)行歩蹣跚(かうほまんさん)として入口(いりぐち)(あら)はれ(きた)り、
270『ダヽヽ誰人(だれ)だ。271羨望(けな)りさうに入口(いりぐち)から(のぞ)きよつて、272(なに)遠慮(ゑんりよ)()らない。273サア(おも)()()んで、274(おも)()()つて(をど)るんだ。275今日(けふ)三五教(あななひけう)からも二人(ふたり)入会者(にふくわいしや)があつた。276ヤア七八人(しちはちにん)()れて()やがるな。277牛飲馬食会(ぎういんばしよくくわい)隆盛(りうせい)278旭日昇天(きよくじつしようてん)(いきほひ)だ。279今日(けふ)祝意(しゆくい)(へう)するため、280特別(とくべつ)会員(くわいいん)推薦(すいせん)してやる。281そんなに入口(いりぐち)乞食(こじき)のやうに()つて()ないで、282トツトと(すべ)()めい』
283鶴公(つるこう)貴様(きさま)鷹公(たかこう)鳶公(とびこう)ぢやないか。284黒姫(くろひめ)留守役(るすやく)たる梅公(うめこう)(なに)をして()るか。285(この)(はう)はフサの(くに)本山(ほんざん)より出張(しゆつちやう)(いた)したる(つる)286(かめ)両人(りやうにん)だ。287一刻(いつこく)(はや)梅公(うめこう)(やつ)注進(ちうしん)(いた)せ』
288 (たか)(とび)とは()(こゑ)()いて一度(いちど)(ゑひ)()まし、289ぶるぶる(ふる)へながら、
290『ヤア、291これはこれは鶴公(つるこう)亀公(かめこう)292鷹公(たかこう)鳶公(とびこう)293馬公(うまこう)鹿公(しかこう)294鶴公(つるこう)亀公(かめこう)295鷹公(たかこう)鳶公(とびこう)296馬公(うまこう)鹿公(しかこう)
297鶴公(つるこう)(なに)()つて()るのだ。298狼狽(うろた)へやがつて、299(はや)注進(ちうしん)せぬかい』
300鷹公(たかこう)『オイ鳶公(とびこう)301()()かぬ(やつ)だ。302(はや)(いま)(うち)(おく)()つて(みな)注進(ちうしん)して、303酒徳利(さけどつくり)(なに)かを(かく)すのだ。304それ(まで)(おれ)(なん)とか()とか()うて閉塞隊(へいそくたい)御用(ごよう)(つと)めて()るから』
305亀公(かめこう)『オイ、306鷹公(たかこう)307その(せま)入口(いりぐち)(なに)をうごうごして()るのだ。308(はや)退()かぬかい、309這入(はい)れないぢやないか』
310鷹公(たかこう)(いま)這入(はい)られて()(たま)らう。311出口(でぐち)入口(いりぐち)一寸(ちよつと)(ひと)(もん)312徳利(とくり)(くち)一口(ひとくち)ぢや、313土瓶(どびん)(くち)ぢや二口(ふたくち)ぢや、314(くち)幸福(かうふく)(もん)315今日(けふ)(くち)はどうやら(わざはい)(もん)ぢや。316(つつし)んで(みだ)りに(くち)(ひら)くぢやないぞ。317(くち)(わざはい)(もと)だぞよ。318(くち)(ほど)(こわ)いものはないぞよ。319(いま)(あま)岩戸(いはと)(ひら)いて()せるぞよ』
320鶴公(つるこう)『コラ鷹公(たかこう)321貴様(きさま)(さけ)(くら)()つて()るな、322大方(おほかた)(たれ)(かれ)(のこ)らず(さけ)(くら)ひ、323御馳走(ごちそう)()いて()るのぢやらう』
324鷹公(たかこう)滅相(めつさう)滅相(めつさう)な、325()うして()うして、326黒姫(くろひめ)(さま)のお留守中(るすちう)(つつし)んだ(うへ)にも(つつし)まねばなりませぬ、327その(ゆゑ)牛飲馬食会(ぎういんばしよくくわい)創立(さうりつ)されました』
328鶴公(つるこう)(なに)329牛飲馬食会(ぎういんばしよくくわい)330そりや(なに)をする(くわい)だ』
331鷹公(たかこう)『エイエイ、332それは()(なん)です。333大江山(おほえやま)八岐(やまた)大蛇(をろち)(あらは)れまして(おほ)きな(うし)五六匹(ごろつぴき)一遍(いつぺん)ぎう()み、334(うま)七八匹(しちはつぴき)一遍(いつぺん)()つたと()(こと)です。335それで(のむ)のが商売(しやうばい)八岐(やまた)大蛇(をろち)牛飲馬食(ぎういんばしよく)をやつて()(その)(かた)一寸(ちよつと)して()たのですよ。336ちと(くらゐ)(さけ)()んで(めし)()つたつて矢張(やつぱり)一升袋(いつしようぶくろ)一升(いつしよう)だ。337(いづ)留守中(るすちう)(こと)だからチツと(くらゐ)不都合(ふつがふ)があつても大目(おほめ)()なさるがよからう。338()(かく)(にく)まれるのは(そん)だ。339八方(はつぱう)美人(びじん)主義(しゆぎ)当世(たうせい)だから』
340 (おく)(はう)では鳶公(とびこう)注進(ちうしん)によつて(にはか)大騒(おほさわ)ぎ、341徳利(とくり)()つて雪隠(せつちん)(かく)るる(やつ)342丼鉢(どんぶりばち)(かか)へて床下(ゆかした)()()(やつ)343着物(きもの)(まへ)(うしろ)()(やつ)344大騒(おほさわ)ぎをやつて()る。345(つる)346(かめ)両人(りやうにん)(つひ)鷹公(たかこう)蹴飛(けと)ばし、347六人(ろくにん)従者(じゆうしや)(とも)にこの乱痴気(らんちき)(さわ)ぎの現場(げんぢやう)(あら)はれ()たり、
348鶴公(つるこう)『ヤア御大将(おんたいしやう)梅公(うめこう)さま、349仲々(なかなか)元気(げんき)ですなア。350流石(さすが)黒姫(くろひめ)(さま)留守師団長(るすしだんちやう)選抜(せんばつ)せられるだけあつて()(すみ)から(すみ)(まで)()(とど)いて()ます。351余程(よほど)貴方(あなた)御政治(ごせいぢ)()いと()えて四辺(あたり)草木(くさき)(まを)すに(およ)ばず、352室内(しつない)徳利(とくり)土瓶(どびん)353(ぜん)354(わん)355(はし)にいたる(まで)貴方(あなた)余徳(よとく)交歓(かうくわん)抃舞雀躍(べんぶじやくやく)()()(あし)()(ところ)()らずと()有様(ありさま)ですな』
356梅公(うめこう)『イヤもう、357さう()はれましては答弁(たふべん)()御座(ござ)いませぬ。358何分(なにぶん)有力(いうりよく)黒姫(くろひめ)(さま)がお留守(るす)になつたものですから、359吾々(われわれ)粉骨砕身(ふんこつさいしん)大車輪(だいしやりん)活動(くわつどう)(いた)さねばならぬと(おも)うて、360部下(ぶか)者共(ものども)奨励(しやうれい)(いた)して()ます。361(その)感化力(かんくわりよく)()りまして、362土瓶(どびん)から徳利(とくり)(はし)(いた)(まで)活溌(くわつぱつ)(はたら)いて()せて()れます(わい)363アハヽヽヽ』
364亀公(かめこう)『コレコレ梅公(うめこう)365それは(なん)()不真面目(ふまじめ)()(ぶん)だ。366一体(いつたい)(この)(ざま)(なん)だ、367落花狼藉(らくくわらうぜき)名状(めいじやう)すべからざる為体(ていたらく)ぢやないか』
368 (とび)369グダグダに()ひながら、
370『お(まへ)(かめ)ぢやな、371(かめ)(さけ)()きなものだ。372そんな四角張(しかくば)つた面構(つらがま)へをせずにちつと(いのち)(みづ)()んだら()うだい。373(さけ)百薬(ひやくやく)(ちやう)だ、374(さけ)(くらゐ)元気(げんき)な、375曲芸(きよくげい)をする(やつ)はないぞ』
376 (かめ)377儼然(げんぜん)として、
378(われ)こそは、379フサの(くに)北山村(きたやまむら)本山(ほんざん)より、380高姫(たかひめ)使者(ししや)として(まか)()したるものである。381これより汝等(なんぢら)一同(いちどう)(もの)はフサの(くに)()(かへ)るから(その)用意(ようい)(いた)されよ。382ヤア梅公(うめこう)383(その)(はう)特別(とくべつ)をもつて亀公(かめこう)御伴(おとも)申付(まをしつ)ける』
384梅公(うめこう)()くある(こと)とかねて承知(しようち)(いた)して()りました。385それ(ゆゑ)先見(せんけん)(めい)ある吾々(われわれ)386(てき)(かて)(わた)すも(つま)らぬと(ぞん)じ、387(みな)奴等(やつら)昼夜(ちうや)間断(かんだん)なく勉強(べんきやう)して牛飲馬食(ぎういんばしよく)をさせ()いて御座(ござ)る。388()くの(ごと)体内(たいない)()()ませて()けば、389今後(こんご)一年(いちねん)二年(にねん)390半粒(はんつぶ)(こめ)一滴(いつてき)(みづ)()ます必要(ひつえう)御座(ござ)らぬ。391アハヽヽヽ』
392鷹公(たかこう)『オイ鳶公(とびこう)393(たつ)394(とら)395(みな)(やつ)396(うめ)大将(たいしやう)(ひど)(こと)(ぬか)すぢやないか。397俺達(おれたち)(へび)(かはづ)のやうに(おも)ひやがつて夏中(なつぢう)餌食(ゑば)みさせて、398二年(にねん)三年(さんねん)はもう()はいでもよいなぞと()うて()やがるぜ。399こんな(ところ)にいつ(まで)()つたら(かへる)干乾(ひぼし)になつて仕舞(しま)ふぞ。400(いま)(うち)()()さうかな』
401梅公(うめこう)『オイ丑公(うしこう)402(みな)(やつ)()()さぬやう一方口(いつぱうぐち)立塞(たちふさ)がり、403(やり)をもつて立番(たちばん)(いた)せ。404無理(むり)逃走(たうそう)(くはだ)てた(やつ)があれば容赦(ようしや)なし芋刺(いもざ)しにするのだぞ』
405丑公(うしこう)(かしこ)まりました』
406長押(なげし)(やり)()るより(はや)く、407一方口(いつぱうぐち)()(ふさ)がり、408儼然(げんぜん)として警戒(けいかい)(にん)(あた)つて()る。409梅公(うめこう)(うま)410鹿(しか)両人(りやうにん)(この)()(まじ)()るに(はじ)めて()がついたものか、411()(まる)くして頓狂(とんきやう)(こゑ)で、
412梅公(うめこう)『ヤア、413(まへ)三五教(あななひけう)(うま)414鹿(しか)()(をとこ)ぢやないか』
415馬公(うまこう)『ヘイ、416さうでげす。417最前(さいぜん)貴方(あなた)(さま)(まへ)(おい)特別(とくべつ)会員(くわいいん)推薦(すいせん)されました(うま)418鹿(しか)両人(りやうにん)419吾々(われわれ)特別(とくべつ)会員(くわいいん)(れつ)せられたチヤキチヤキです。420もしもしフサの(くに)からお()しになつた鶴公(つるこう)さま、421亀公(かめこう)さま、422よい(ところ)でお()(かか)りました。423(じつ)(ところ)424特別(とくべつ)火急(くわきふ)のお(ねが)ひがあつて黒姫(くろひめ)さまにお()()からうと()(まゐ)りました(ところ)425生憎(あいにく)御不在(ごふざい)(うへ)426梅公(うめこう)会長(くわいちやう)(もと)(さかん)牛飲馬食会(ぎういんばしよくくわい)開会(かいくわい)されて()ましたので、427吾々(われわれ)鷹公(たかこう)428鳶公(とびこう)推薦(すいせん)によつて特別(とくべつ)会員(くわいいん)たるの光栄(くわうえい)()ました。429(しか)(なが)鶴公(つるこう)さま、430貴方(あなた)黒姫(くろひめ)さまに(ひと)吾々(われわれ)(ねがひ)取次(とりつい)(くだ)さいますまいかな』
431鶴公(つるこう)(これ)(また)(めう)(こと)()きます。432一体(いつたい)取次(とりつ)げと()要件(えうけん)()んな(こと)御座(ござ)いますか』
433鹿公(しかこう)(じつ)紫姫(むらさきひめ)434青彦(あをひこ)改心(かいしん)(いた)しまして、435折角(せつかく)()()れた玉照姫(たまてるひめ)(さま)母子(おやこ)黒姫(くろひめ)(さま)(けん)()いと(まを)()たので御座(ござ)います』
436 鶴公(つるこう)(しば)(くび)(かたむ)(やや)思案(しあん)()()たりしが、437亀公(かめこう)不思議(ふしぎ)さうに、
438(また)そんな(こと)()つてウラナイ(けう)()(かへ)しに()るのだらう。439そんな下手(へた)計略(けいりやく)はよしたがよからうぜ』
440鹿公(しかこう)是非(ぜひ)とも宜敷(よろし)うお(ねが)(まを)します』
441 鶴公(つるこう)()()つて、
442嗚呼(ああ)流石(さすが)神様(かみさま)だ、443()うなくては(かな)はぬ道理(だうり)だ、444イヤ承知(しようち)(いた)しました。445直様(すぐさま)(つた)(いた)しませう。446馬公(うまこう)447鹿公(しかこう)448貴方(あなた)一時(いちじ)(はや)(かへ)つて(みな)さまに報告(はうこく)して(くだ)さい。449(わたくし)一寸(ちよつと)飛行船(ひかうせん)()ばしてフサの本山(ほんざん)立帰(たちかへ)り、450高姫(たかひめ)451黒姫(くろひめ)(さま)御両人様(おふたりさま)御意見(ごいけん)(うけたま)はつて(まゐ)りませう』
452馬公(うまこう)是非(ぜひ)(とも)宜敷(よろし)くお(たの)(まを)します』
453鹿公(しかこう)(わたくし)(おな)じく是非(ぜひ)(とも)宜敷(よろし)う』
454と、455いそいそとして門番(もんばん)丑公(うしこう)事情(じじやう)()かし、456元伊勢(もといせ)()して(かへ)()く。
457大正一一・五・七 旧四・一一 加藤明子録)
   
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