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霊界物語
如意宝珠(第13~24巻)
第24巻(亥の巻)
序文
総説
第1篇 流転の涙
第1章 粉骨砕身
第2章 唖呍
第3章 波濤の夢
第4章 一島の女王
第2篇 南洋探島
第5章 蘇鉄の森
第6章 アンボイナ島
第7章 メラの滝
第8章 島に訣別
第3篇 危機一髪
第9章 神助の船
第10章 土人の歓迎
第11章 夢の王者
第12章 暴風一過
第4篇 蛮地宣伝
第13章 治安内教
第14章 タールス教
第15章 諏訪湖
第16章 慈愛の涙
霊の礎(一〇)
霊の礎(一一)
神諭
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第24巻(亥の巻)
> 後付 > 神諭
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(B)
(N)
余白歌 >>>
神諭
(
しんゆ
)
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第24巻 如意宝珠 亥の巻
篇:
後付
よみ(新仮名遣い):
章:
神諭
よみ(新仮名遣い):
しんゆ
通し章番号:
口述日:
1922(大正11)年06月14日(旧05月19日)
口述場所:
筆録者:
加藤明子
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1923(大正12)年5月10日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
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:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
rm249903
愛善世界社版:
294頁
八幡書店版:
第4輯
修補版:
校定版:
普及版:
初版:
398頁
ページ備考:
大正5年旧11月8日付の大本神諭、御校正本(三版)p347、校定版は非掲載。
001
大正五年旧十一月八日
002
大本
(
おほもと
)
の
神
(
かみ
)
の
教
(
をしへ
)
の
通
(
とほ
)
りの
誠
(
まこと
)
の
修業
(
ぎやう
)
のでけてをる
身魂
(
みたま
)
は、
003
安全
(
らく
)
に
神界
(
しんかい
)
の
御用
(
ごよう
)
が
勤
(
つと
)
まるなれど、
004
修業
(
ぎやう
)
の
出来
(
でき
)
て
居
(
を
)
らぬ
身魂
(
みたま
)
は
辛
(
つら
)
くなるから、
005
誠
(
まこと
)
の
神
(
かみ
)
の
道
(
みち
)
は
修業
(
ぎやう
)
した
丈
(
だ
)
けの
事
(
こと
)
より
出来
(
でき
)
は
致
(
いた
)
さぬぞよ。
006
世
(
よ
)
に
落
(
お
)
ちて
居
(
を
)
りた
身魂
(
みたま
)
は、
007
ドンナ
辛
(
つら
)
い
修業
(
ぎやう
)
も
致
(
いた
)
して
居
(
を
)
るから、
008
サア
爰
(
ここ
)
といふ
処
(
とこ
)
では、
009
ビクともせずに
安心
(
らく
)
に
御用
(
ごよう
)
が
勤
(
つと
)
まるぞよ。
010
世
(
よ
)
に
出
(
で
)
て
居
(
を
)
りて、
011
今迄
(
いままで
)
結構
(
けつこう
)
に
暮
(
くら
)
して
来
(
き
)
た
上流
(
うへ
)
の
守護神
(
しゆごじん
)
よ、
012
一
(
いち
)
時
(
じ
)
も
早
(
はや
)
く
改心
(
かいしん
)
なされよ。
013
モウ
世
(
よ
)
が
迫
(
せま
)
りて
来
(
き
)
たから、
014
横
(
よこ
)
向
(
む
)
く
間
(
ま
)
も
無
(
な
)
いぞよ。
015
是
(
これ
)
からは
悪
(
あく
)
の
霊
(
みたま
)
の
利
(
き
)
かぬ
時節
(
じせつ
)
が
廻
(
まは
)
りてきたから、
016
今迄
(
いままで
)
のやうな
強
(
つよ
)
いもの
勝
(
がち
)
の
世
(
よ
)
の
持方
(
もちかた
)
は
神
(
かみ
)
が
赦
(
ゆる
)
さぬぞよ。
017
今迄
(
いままで
)
は
加美
(
かみ
)
はドンナ
忍耐
(
しんぼう
)
も
致
(
いた
)
して、
018
此
(
この
)
世
(
よ
)
の
来
(
く
)
るを
待
(
ま
)
ちて
居
(
を
)
りたぞよ。
019
日本
(
にほん
)
は
欲
(
よく
)
な
人民
(
じんみん
)
の
多
(
おほ
)
い
国
(
くに
)
、
020
外国
(
ぐわいこく
)
は
学
(
がく
)
の
世
(
よ
)
であるから、
021
ドンナ
事
(
こと
)
でも
致
(
いた
)
すぞよ。
022
日本
(
にほん
)
の
人民
(
じんみん
)
は
神
(
かみ
)
の
国
(
くに
)
に
生
(
うま
)
れ
乍
(
なが
)
ら、
023
神
(
かみ
)
をおよそに
思
(
し
)
て、
024
吾
(
われ
)
よしの
強欲
(
がうよく
)
計
(
ばか
)
りを
考
(
かんが
)
へて、
025
金
(
かね
)
の
事
(
こと
)
になりたら、
026
一家
(
いつか
)
親類
(
しんるゐ
)
は
愚
(
おろか
)
、
027
親
(
おや
)
兄弟
(
きやうだい
)
とでも
公事
(
くじ
)
をいたす、
028
惨
(
むご
)
たらしい
身魂
(
みたま
)
に
化
(
な
)
り
切
(
き
)
りて
居
(
を
)
るぞよ。
029
是
(
これ
)
では
神国
(
しんこく
)
の
人民
(
じんみん
)
とは
申
(
まを
)
されぬぞよ。
030
神
(
かみ
)
の
初発
(
しよつぱつ
)
に
修理
(
こしら
)
へた
元
(
もと
)
の
祖国
(
おやぐに
)
は、
031
世界中
(
せかいぢう
)
を
守護
(
しゆご
)
する
役目
(
やくめ
)
であるぞよ。
032
世界
(
せかい
)
の
難儀
(
なんぎ
)
を
助
(
たす
)
けてやらねば、
033
神国
(
しんこく
)
の
役目
(
やくめ
)
が
済
(
す
)
まぬから、
034
世界
(
せかい
)
の
国
(
くに
)
の
人民
(
じんみん
)
を
一番
(
いちばん
)
先
(
さき
)
に
神心
(
かみごころ
)
に
捻直
(
ねぢなほ
)
して
一人
(
ひとり
)
も
残
(
のこ
)
らず、
035
神心
(
かみごころ
)
に
復
(
か
)
へてやらねば
神
(
かみ
)
の
役
(
やく
)
が
済
(
す
)
まぬので、
036
天
(
てん
)
の
大神
(
おほかみ
)
様
(
さま
)
へ、
037
日々
(
にちにち
)
艮
(
うしとら
)
の
金神
(
こんじん
)
が
御
(
お
)
詫
(
わび
)
をいたして、
038
世
(
よ
)
の
立替
(
たてかへ
)
を
延
(
の
)
ばして
貰
(
もら
)
うて、
039
其
(
その
)
間
(
あひだ
)
に
一人
(
ひとり
)
でも
多
(
おほ
)
く、
040
神国魂
(
みくにだましひ
)
に
致
(
いた
)
したさに、
041
神
(
かみ
)
は
昼夜
(
ちうや
)
の
気苦労
(
きぐらう
)
を
致
(
いた
)
して
居
(
を
)
るから、
042
神国
(
しんこく
)
の
人民
(
じんみん
)
なら、
043
チトは
神
(
かみ
)
の
心
(
こころ
)
も
推量
(
すゐりやう
)
致
(
いた
)
して
身魂
(
みたま
)
を
磨
(
みが
)
いて、
044
世界
(
せかい
)
の
御用
(
ごよう
)
に
立
(
た
)
ちて
下
(
くだ
)
されよ。
045
モウ
世
(
よ
)
が
迫
(
せま
)
りて
来
(
き
)
て、
046
絶対
(
ぜつたい
)
絶命
(
ぜつめい
)
であるから、
047
何
(
ど
)
うする
間
(
ま
)
も
無
(
な
)
いぞよ。
048
神
(
かみ
)
は
急
(
せ
)
けるぞよ。
049
人民
(
じんみん
)
が
早
(
はや
)
く
改心
(
かいしん
)
をいたして
下
(
くだ
)
さらぬと、
050
世界中
(
せかいぢう
)
の
難渋
(
なんじふ
)
が
激
(
はげ
)
しくなりて、
051
何
(
なに
)
も
彼
(
か
)
も
総損害
(
そうぞこなひ
)
となるぞよ。
052
神
(
かみ
)
が
経綸
(
しぐみ
)
た
世界
(
せかい
)
の
誠
(
まこと
)
を、
053
何
(
なに
)
も
知
(
し
)
らずに、
054
吾
(
わが
)
物
(
もの
)
に
致
(
いた
)
さうとして、
055
エライ
企
(
たく
)
みは
奥
(
おく
)
が
浅
(
あさ
)
うて
狭
(
せま
)
いから、
056
ここまで
九分
(
くぶ
)
九厘
(
くりん
)
までは
面白
(
おもしろ
)
い
程
(
ほど
)
、
057
トントン
拍子
(
びやうし
)
に
来
(
き
)
たなれど
天
(
てん
)
の
時節
(
じせつ
)
が
参
(
まゐ
)
りて、
058
悪神
(
あくがみ
)
の
世
(
よ
)
の
年
(
ねん
)
の
明
(
あ
)
きとなりて、
059
悪
(
あく
)
の
輪止
(
りんどま
)
りで、
060
向
(
むか
)
ふの
国
(
くに
)
には
死物狂
(
しにものぐるひ
)
を
致
(
いた
)
して
居
(
を
)
るなれど、
061
何処
(
どこ
)
からも
仲裁
(
ちうさい
)
に
這入
(
はい
)
る
事
(
こと
)
も
出来
(
でき
)
ず、
062
見殺
(
みごろ
)
しで
神
(
かみ
)
なら
助
(
たす
)
けねばならぬなれど、
063
余
(
あま
)
り
我
(
が
)
が
強過
(
つよす
)
ぎて
何
(
ど
)
う
仕様
(
しやう
)
も
無
(
な
)
いぞよ。
064
此
(
この
)
方
(
はう
)
艮
(
うしとら
)
の
金神
(
こんじん
)
も
我
(
が
)
が
強
(
つよ
)
くて、
065
神々
(
かみがみ
)
の
手
(
て
)
に
合
(
あ
)
はいで
押籠
(
おしこ
)
められて
変化
(
ばけ
)
る
事
(
こと
)
の
無
(
な
)
い
所
(
とこ
)
まで、
066
ドンナ
事
(
こと
)
にも
変化
(
ばけ
)
て、
067
ここへ
成
(
な
)
りたのであるから、
068
モウ
一種
(
ひといろ
)
変化
(
ばけ
)
たいと
思
(
おも
)
うたなれど、
069
モウ
変化
(
ばけ
)
る
事
(
こと
)
が
無
(
な
)
い
様
(
やう
)
に
成
(
な
)
りたぞよ。
070
(終)
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