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霊界物語
舎身活躍(第37~48巻)
第46巻(酉の巻)
序文
総説
第1篇 仕組の縺糸
第1章 榛並樹
第2章 慰労会
第3章 噛言
第4章 沸騰
第5章 菊の薫
第6章 千代心
第7章 妻難
第2篇 狐運怪会
第8章 黒狐
第9章 文明
第10章 唖狐外れ
第11章 変化神
第12章 怪段
第13章 通夜話
第3篇 神明照赫
第14章 打合せ
第15章 黎明
第16章 想曖
第17章 惟神の道
第18章 エンゼル
第4篇 謎の黄板
第19章 怪しの森
第20章 金の力
第21章 民の虎声
第22章 五三嵐
第23章 黄金華
余白歌
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第46巻(酉の巻)
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<<< 民の虎声
(B)
(N)
黄金華 >>>
第二二章
五三
(
いそ
)
嵐
(
あらし
)
〔一二三二〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第46巻 舎身活躍 酉の巻
篇:
第4篇 謎の黄板
よみ(新仮名遣い):
なぞのおうばん
章:
第22章 五三嵐
よみ(新仮名遣い):
いそあらし
通し章番号:
1232
口述日:
1922(大正11)年12月16日(旧10月28日)
口述場所:
筆録者:
加藤明子
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1924(大正13)年9月25日
概要:
舞台:
間道
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
五三公は宣伝歌にて、自分は天教山の日の出神や木花咲耶姫の命を奉じて、身を変じて人の体に入って生まれ、治国別の弟子となっていたことを明かし、これまでの経緯を歌いこんでいる。
お寅は自分がウラナイ教に入り込んだ経緯を歌い、三五教の宣伝使たちの諭しによって誠の教えに対する悟りを得ることができたことを感謝した。
アクはまた、バラモン軍の斥候から三五教宣伝使のお供になった経緯を歌った。一同は拍子をとりながら怪しの森を指して進んで行く。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
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:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
2023-03-22 19:22:23
OBC :
rm4622
愛善世界社版:
271頁
八幡書店版:
第8輯 455頁
修補版:
校定版:
285頁
普及版:
112頁
初版:
ページ備考:
001
五三公
(
いそこう
)
『
天教山
(
てんけうざん
)
に
現
(
あ
)
れませる
002
日
(
ひ
)
の
出神
(
でのかみ
)
や
木
(
こ
)
の
花
(
はな
)
の
003
咲耶
(
さくや
)
の
姫
(
ひめ
)
の
命
(
みこと
)
もて
004
千変
(
せんぺん
)
万化
(
ばんくわ
)
に
身
(
み
)
を
変
(
へん
)
じ
005
卑
(
いや
)
しき
人
(
ひと
)
の
体
(
たい
)
に
入
(
い
)
り
006
名
(
な
)
も
五三公
(
いそこう
)
と
改
(
あらた
)
めて
007
治国別
(
はるくにわけ
)
の
弟子
(
でし
)
となり
008
尊
(
たふと
)
き
神
(
かみ
)
の
御教
(
みをしへ
)
を
009
四方
(
よも
)
の
国々
(
くにぐに
)
八十
(
やそ
)
の
島
(
しま
)
010
伝
(
つた
)
へて
世人
(
よびと
)
を
天国
(
てんごく
)
に
011
導
(
みちび
)
き
救
(
すく
)
ひ
助
(
たす
)
けむと
012
河鹿
(
かじか
)
峠
(
たうげ
)
を
乗
(
の
)
り
越
(
こ
)
えて
013
祠
(
ほこら
)
の
森
(
もり
)
や
山口
(
やまぐち
)
の
014
大森林
(
だいしんりん
)
に
宿泊
(
しゆくはく
)
し
015
風
(
かぜ
)
に
曝
(
さら
)
され
雨
(
あめ
)
にぬれ
016
又
(
また
)
もや
吹雪
(
ふぶき
)
に
追
(
お
)
はれつつ
017
野中
(
のなか
)
の
森
(
もり
)
の
木下闇
(
こしたやみ
)
018
一夜
(
いちや
)
を
明
(
あ
)
かし
河鹿山
(
かじかやま
)
019
橋
(
はし
)
の
袂
(
たもと
)
に
来
(
き
)
て
見
(
み
)
れば
020
ウラナイ
教
(
けう
)
に
魂
(
たましひ
)
を
021
曇
(
くも
)
らせなやむお
寅
(
とら
)
さま
022
お
菊
(
きく
)
親子
(
おやこ
)
に
廻
(
めぐ
)
り
会
(
あ
)
ひ
023
松彦司
(
まつひこつかさ
)
と
諸共
(
もろとも
)
に
024
ウラナイ
教
(
けう
)
の
本山
(
ほんざん
)
に
025
一夜
(
ひとよ
)
二夜
(
ふたよ
)
を
明
(
あ
)
かす
中
(
うち
)
026
醜
(
しこ
)
の
曲神
(
まがみ
)
は
忽
(
たちま
)
ちに
027
誠
(
まこと
)
の
神
(
かみ
)
の
神力
(
しんりき
)
に
028
恐
(
おそ
)
れて
姿
(
すがた
)
をくらましつ
029
怪
(
あや
)
しき
女
(
をんな
)
を
引
(
ひ
)
きつれて
030
跡白浪
(
あとしらなみ
)
と
消
(
き
)
えたまふ
031
吾
(
われ
)
はこれよりフサの
国
(
くに
)
032
月
(
つき
)
の
御国
(
みくに
)
は
云
(
い
)
ふも
更
(
さら
)
033
メソポタミヤの
顕恩郷
(
けんおんきやう
)
034
エデンの
園
(
その
)
を
乗
(
の
)
り
越
(
こ
)
えて
035
神
(
かみ
)
の
現
(
あ
)
れますエルサレム
036
黄金山
(
わうごんざん
)
に
攻
(
せ
)
めよせる
037
醜
(
しこ
)
の
曲津
(
まがつ
)
を
悉
(
ことごと
)
く
038
生言霊
(
いくことたま
)
を
打
(
う
)
ち
出
(
いだ
)
し
039
一人
(
ひとり
)
も
残
(
のこ
)
らず
天国
(
てんごく
)
の
040
花
(
はな
)
咲
(
さ
)
き
匂
(
にほ
)
ふ
楽園
(
らくゑん
)
に
041
導
(
みちび
)
きゆかむ
吾
(
わが
)
心
(
こころ
)
042
思
(
おも
)
へば
思
(
おも
)
へば
勇
(
いさ
)
ましし
043
朝日
(
あさひ
)
は
照
(
て
)
るとも
曇
(
くも
)
るとも
044
月
(
つき
)
は
盈
(
み
)
つとも
虧
(
か
)
くるとも
045
たとへ
大地
(
だいち
)
は
沈
(
しづ
)
むとも
046
天
(
てん
)
は
地
(
ち
)
となり
地
(
ち
)
は
天
(
てん
)
と
047
かへる
暗夜
(
やみよ
)
が
来
(
きた
)
るとも
048
神
(
かみ
)
の
依
(
よ
)
さしの
神業
(
かむわざ
)
を
049
如何
(
いか
)
でか
忘
(
わす
)
れまつらむや
050
松彦司
(
まつひこつかさ
)
よ
万公
(
まんこう
)
よ
051
アク、タク、テクの
三人
(
みたり
)
連
(
づ
)
れ
052
ウラナイ
教
(
けう
)
のお
寅
(
とら
)
さま
053
神
(
かみ
)
の
光
(
ひかり
)
に
照
(
て
)
らされて
054
愛
(
あい
)
と
信
(
しん
)
とを
完全
(
くわんぜん
)
に
055
悟
(
さと
)
りし
上
(
うへ
)
は
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
に
056
もはや
恐
(
おそ
)
るる
事
(
こと
)
もなし
057
浮木
(
うきき
)
の
森
(
もり
)
に
屯
(
たむろ
)
せる
058
ランチ
将軍
(
しやうぐん
)
、
片彦
(
かたひこ
)
や
059
久米彦
(
くめひこ
)
如何
(
いか
)
に
勇
(
ゆう
)
あるも
060
神
(
かみ
)
の
依
(
よ
)
さしの
言霊
(
ことたま
)
を
061
いと
穏
(
おだや
)
かに
打
(
う
)
ち
出
(
だ
)
して
062
言向
(
ことむ
)
け
和
(
やは
)
し
三五
(
あななひ
)
の
063
仁慈
(
じんじ
)
の
神
(
かみ
)
の
高徳
(
かうとく
)
を
064
心
(
こころ
)
の
底
(
そこ
)
より
悟
(
さと
)
らしめ
065
地上
(
ちじやう
)
にさやぐ
醜風
(
しこかぜ
)
を
066
科戸
(
しなど
)
の
風
(
かぜ
)
に
吹
(
ふ
)
き
払
(
はら
)
ひ
067
花
(
はな
)
咲
(
さ
)
き
匂
(
にほ
)
ひ
鳥
(
とり
)
歌
(
うた
)
ふ
068
清
(
きよ
)
き
涼
(
すず
)
しき
天国
(
てんごく
)
を
069
地上
(
ちじやう
)
に
立
(
た
)
てむ、いざさらば
070
進
(
すす
)
みて
行
(
ゆ
)
かむ
神
(
かみ
)
の
道
(
みち
)
071
勇
(
いさ
)
めや
勇
(
いさ
)
めや
皆
(
みな
)
勇
(
いさ
)
め
072
進
(
すす
)
めや
進
(
すす
)
めや
皆
(
みな
)
進
(
すす
)
め
073
悪魔
(
あくま
)
の
軍勢
(
ぐんぜい
)
の
滅
(
ほろ
)
ぶまで
074
醜
(
しこ
)
の
魔神
(
まがみ
)
の
失
(
う
)
するまで
075
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
076
御霊
(
みたま
)
幸倍
(
さちはへ
)
ましませよ』
077
お
寅
(
とら
)
は
道々
(
みちみち
)
歌
(
うた
)
ひ
始
(
はじ
)
めた。
078
お寅
『
浮木
(
うきき
)
の
村
(
むら
)
に
名
(
な
)
も
高
(
たか
)
き
079
白浪
(
しらなみ
)
女
(
をんな
)
の
博奕
(
ばくち
)
うち
080
艮
(
うしとら
)
婆
(
ば
)
さまと
讃
(
たた
)
へられ
081
数多
(
あまた
)
の
乾児
(
こぶん
)
を
養
(
やしな
)
ひて
082
弱
(
よわ
)
きを
助
(
たす
)
け
強
(
つよ
)
きをば
083
挫
(
くじ
)
くと
云
(
い
)
ひしは
表向
(
おもてむ
)
き
084
其
(
その
)
内実
(
ないじつ
)
は
弱
(
よわ
)
きをば
085
いぢめて
強
(
つよ
)
きに
怯
(
お
)
ぢ
恐
(
おそ
)
れ
086
弱肉
(
じやくにく
)
強食
(
きやうしよく
)
の
醜態
(
しうたい
)
を
087
現
(
あら
)
はし
居
(
ゐ
)
たる
浅
(
あさ
)
ましさ
088
今
(
いま
)
の
世界
(
せかい
)
の
侠客
(
けふかく
)
は
089
いづれも
表裏
(
へうり
)
のあるものぞ
090
決
(
けつ
)
して
弱
(
よわ
)
きを
助
(
たす
)
けない
091
又
(
また
)
もや
強
(
つよ
)
きに
敵
(
てき
)
せない
092
唯
(
ただ
)
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
を
渡
(
わた
)
りゆく
093
手段
(
しゆだん
)
に
如
(
し
)
かぬものぞかし
094
年
(
とし
)
はおひおひ
寄
(
よ
)
つて
来
(
く
)
る
095
頭
(
かしら
)
に
霜
(
しも
)
を
戴
(
いただ
)
いて
096
白浪
(
しらなみ
)
言葉
(
ことば
)
のきかぬ
儘
(
ま
)
に
097
商売替
(
しやうばいが
)
へをせむものと
098
隙
(
すき
)
を
窺
(
うかが
)
ひ
居
(
ゐ
)
たる
中
(
うち
)
099
小北
(
こぎた
)
の
山
(
やま
)
にウラナイの
100
教
(
をしへ
)
の
射場
(
いば
)
が
開
(
ひら
)
けしと
101
聞
(
き
)
くよりお
寅
(
とら
)
は
雀躍
(
こをど
)
りし
102
善
(
ぜん
)
の
仮面
(
かめん
)
を
被
(
かぶ
)
りつつ
103
篤
(
あつ
)
き
信者
(
しんじや
)
と
見
(
み
)
せかけて
104
日
(
ひ
)
ごと
夜
(
よ
)
ごとに
通
(
かよ
)
ひつめ
105
蠑螈別
(
いもりわけ
)
に
取
(
と
)
り
入
(
い
)
つて
106
内事
(
ないじ
)
の
司
(
つかさ
)
となりすまし
107
会計
(
くわいけい
)
一切
(
いつさい
)
手
(
て
)
に
握
(
にぎ
)
り
108
一万
(
いちまん
)
円
(
ゑん
)
の
金
(
かね
)
をため
109
老後
(
らうご
)
の
準備
(
じゆんび
)
を
計
(
はか
)
る
中
(
うち
)
110
昔
(
むかし
)
に
捨
(
す
)
てたる
古爺
(
ふるおやぢ
)
111
熊公
(
くまこう
)
の
野郎
(
やらう
)
がやつて
来
(
き
)
て
112
外聞
(
ぐわいぶん
)
の
悪
(
わる
)
い
大勢
(
おほぜい
)
の
113
中
(
なか
)
で
胡床
(
あぐら
)
をかきながら
114
巻舌
(
まきじた
)
づくめに
呶鳴
(
どな
)
り
立
(
た
)
て
115
手
(
て
)
こずらしたる
苦
(
くる
)
しさに
116
忽
(
たちま
)
ち
一計
(
いつけい
)
案出
(
あんしゆつ
)
し
117
熊公
(
くまこう
)
を
奥
(
おく
)
に
連
(
つ
)
れ
込
(
こ
)
んで
118
酒
(
さけ
)
でいためて
呉
(
く
)
れむものと
119
喋々
(
てふてふ
)
喃々
(
なんなん
)
お
世辞
(
じやうず
)
をば
120
雲雀
(
ひばり
)
の
如
(
ごと
)
く
並
(
なら
)
べたて
121
酒
(
さけ
)
酌
(
く
)
み
交
(
か
)
はし
悦
(
えつ
)
に
入
(
い
)
り
122
熊公
(
くまこう
)
弱
(
よわ
)
らせ
神
(
かみ
)
の
道
(
みち
)
123
酷
(
きび
)
しく
強
(
つよ
)
く
言
(
い
)
ひ
聞
(
き
)
かせ
124
追
(
お
)
つ
払
(
ぱら
)
はむと
思
(
おも
)
ひしに
125
豈
(
あに
)
計
(
はか
)
らむや
熊公
(
くまこう
)
は
126
悪胴
(
わるどう
)
据
(
す
)
ゑて
白
(
しら
)
を
切
(
き
)
り
127
一万
(
いちまん
)
円
(
ゑん
)
の
金
(
かね
)
出
(
だ
)
せと
128
云
(
い
)
ひたる
時
(
とき
)
の
驚
(
おどろ
)
きは
129
身
(
み
)
も
世
(
よ
)
もあらぬ
思
(
おも
)
ひなり
130
五三公
(
いそこう
)
さまの
仲裁
(
ちうさい
)
で
131
一千
(
いつせん
)
円
(
ゑん
)
の
手切
(
てぎ
)
れ
金
(
きん
)
132
その
場
(
ば
)
の
ごみ
は
濁
(
にご
)
せども
133
まだ
納
(
をさ
)
まらぬ
胸
(
むね
)
の
中
(
うち
)
134
ウラナイ
教
(
けう
)
の
神
(
かみ
)
様
(
さま
)
が
135
きつとお
守
(
まも
)
りある
上
(
うへ
)
は
136
熊公
(
くまこう
)
の
奴
(
やつ
)
は
途中
(
とちう
)
にて
137
体
(
からだ
)
が
痺
(
しび
)
れ
口
(
くち
)
ゆがみ
138
スツパリ
改心
(
かいしん
)
致
(
いた
)
します
139
お
金
(
かね
)
を
受取
(
うけと
)
り
下
(
くだ
)
されと
140
吠面
(
ほえづら
)
かわくであらうぞと
141
思
(
おも
)
つた
事
(
こと
)
も
水
(
みづ
)
の
泡
(
あわ
)
142
熊公
(
くまこう
)
は
金
(
かね
)
を
懐
(
ふところ
)
に
143
深
(
ふか
)
くもかくしスタスタと
144
当
(
あ
)
てどもなしに
足
(
あし
)
まめに
145
逃
(
に
)
げ
往
(
ゆ
)
く
時
(
とき
)
の
憎
(
にく
)
らしさ
146
神
(
かみ
)
も
仏
(
ほとけ
)
も
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
に
147
こいつアてつきりないものだ
148
こんな
事
(
こと
)
だと
知
(
し
)
つたなら
149
朝
(
あさ
)
から
晩
(
ばん
)
まで
水垢離
(
みづごうり
)
150
体
(
からだ
)
を
冷
(
つめ
)
たい
目
(
め
)
にあはせ
151
神
(
かみ
)
を
拝
(
をが
)
むぢやなかつたに
152
大小
(
だいせう
)
幾多
(
いくた
)
の
神館
(
かむやかた
)
153
砕
(
くだ
)
いて
無念
(
むねん
)
を
晴
(
は
)
らさむと
154
思
(
おも
)
ふ
折
(
をり
)
しも
白狐
(
びやくこ
)
さま
155
蠑螈別
(
いもりわけ
)
の
姿
(
すがた
)
して
156
三万
(
さんまん
)
円
(
ゑん
)
のお
土産
(
みやげ
)
を
157
渡
(
わた
)
して
呉
(
く
)
れた
嬉
(
うれ
)
しさに
158
又
(
また
)
もや
神
(
かみ
)
を
拝
(
をが
)
まうと
159
悪心
(
あくしん
)
忽
(
たちま
)
ちひるがへし
160
喜
(
よろこ
)
ぶ
間
(
ま
)
もなく
蠑螈別
(
いもりわけ
)
は
161
黒
(
くろ
)
き
狐
(
きつね
)
と
早変
(
はやがは
)
り
162
貰
(
もら
)
うた
金
(
かね
)
は
石瓦
(
いしかはら
)
163
馬鹿
(
ばか
)
げた
夢
(
ゆめ
)
を
見
(
み
)
たものと
164
悔
(
くや
)
めどかへらぬ
胸
(
むね
)
の
暗
(
やみ
)
165
忽
(
たちま
)
ち
晴
(
は
)
るる
神
(
かみ
)
の
声
(
こゑ
)
166
やつと
吾
(
わが
)
身
(
み
)
に
立
(
た
)
ち
復
(
かへ
)
り
167
直日
(
なほひ
)
に
見直
(
みなほ
)
し
聞
(
き
)
き
直
(
なほ
)
し
168
天地
(
てんち
)
の
神
(
かみ
)
に
平伏
(
ひれふ
)
して
169
謝罪
(
しやざい
)
し
奉
(
まつ
)
れば
村肝
(
むらきも
)
の
170
心
(
こころ
)
は
俄
(
にはか
)
に
明
(
あか
)
くなり
171
真如
(
しんによ
)
の
月
(
つき
)
は
心天
(
しんてん
)
に
172
輝
(
かがや
)
き
初
(
そ
)
めしうれしさよ
173
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
は
神
(
かみ
)
に
救
(
すく
)
はれぬ
174
この
喜
(
よろこ
)
びを
独占
(
どくせん
)
し
175
居
(
ゐ
)
るべき
時
(
とき
)
に
非
(
あら
)
ざらむ
176
心
(
こころ
)
を
尽
(
つく
)
し
身
(
み
)
を
尽
(
つく
)
し
177
神
(
かみ
)
の
御
(
おん
)
為
(
た
)
め
世
(
よ
)
のために
178
誠
(
まこと
)
一
(
ひと
)
つの
三五
(
あななひ
)
の
179
教
(
をしへ
)
の
道
(
みち
)
を
宣伝
(
せんでん
)
し
180
尊
(
たふと
)
き
神
(
かみ
)
の
真愛
(
しんあい
)
と
181
真智
(
しんち
)
にさとりし
高恩
(
かうおん
)
の
182
万分一
(
まんぶんいち
)
に
報
(
むく
)
いむと
183
進
(
すす
)
む
吾
(
われ
)
こそ
嬉
(
うれ
)
しけれ
184
朝日
(
あさひ
)
は
照
(
て
)
るとも
曇
(
くも
)
るとも
185
月
(
つき
)
は
盈
(
み
)
つとも
虧
(
か
)
くるとも
186
星
(
ほし
)
は
天
(
てん
)
より
落
(
お
)
つるとも
187
一旦
(
いつたん
)
神
(
かみ
)
に
誓
(
ちか
)
ひたる
188
心
(
こころ
)
を
如何
(
いか
)
でかへさむや
189
天地
(
てんち
)
の
神
(
かみ
)
も
御
(
ご
)
照覧
(
せうらん
)
190
艮
(
うしとら
)
婆
(
ば
)
さまの
改心
(
かいしん
)
を
191
完全
(
うまら
)
に
委曲
(
つばら
)
に
諾
(
うべ
)
なひて
192
尊
(
たふと
)
き
神
(
かみ
)
の
御使
(
みつかひ
)
に
193
あたらせたまへ
惟神
(
かむながら
)
194
尊
(
たふと
)
き
神
(
かみ
)
の
御
(
おん
)
前
(
まへ
)
に
195
謹
(
つつし
)
みゐやまひ
祈
(
ね
)
ぎまつる
196
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
197
御霊
(
みたま
)
幸倍
(
さちはへ
)
ましませよ』
198
アクはまた
歌
(
うた
)
ふ。
199
アク
『バラモン
軍
(
ぐん
)
の
片彦
(
かたひこ
)
や
200
ランチ
将軍
(
しやうぐん
)
一隊
(
いつたい
)
の
201
斥候兵
(
せきこうへい
)
と
選
(
えら
)
まれて
202
妖怪窟
(
えうくわいくつ
)
と
聞
(
きこ
)
えたる
203
森
(
もり
)
のかたへに
来
(
き
)
て
見
(
み
)
れば
204
俄
(
にはか
)
に
足
(
あし
)
が
立
(
た
)
ちどまり
205
魂
(
たま
)
はをののき
魄
(
はく
)
ふるひ
206
やむなく
路傍
(
ろばう
)
に
腰
(
こし
)
おろし
207
ひそびそ
話
(
はな
)
す
折
(
をり
)
もあれ
208
片方
(
かたへ
)
の
木蔭
(
こかげ
)
に
松虫
(
まつむし
)
の
209
さへづる
如
(
ごと
)
き
細
(
ほそ
)
い
声
(
こゑ
)
210
ホヽヽヽヽツといやらしく
211
三人
(
みたり
)
の
耳
(
みみ
)
をかすめ
来
(
く
)
る
212
こりや
耐
(
たま
)
らぬと
息
(
いき
)
をつめ
213
様子
(
やうす
)
を
窺
(
うかが
)
ひ
居
(
ゐ
)
る
中
(
うち
)
に
214
将軍
(
しやうぐん
)
さへも
恐
(
おそ
)
れたる
215
治国別
(
はるくにわけ
)
の
一行
(
いつかう
)
が
216
社
(
やしろ
)
のあたりに
宿泊
(
しゆくはく
)
し
217
眠
(
ねむ
)
り
居
(
ゐ
)
たるぞ
恐
(
おそ
)
ろしき
218
それより
三人
(
みたり
)
は
大野原
(
おほのはら
)
219
枯野
(
かれの
)
を
分
(
わ
)
けてノタノタと
220
野中
(
のなか
)
の
森
(
もり
)
まで
四
(
よ
)
つ
這
(
ば
)
ひに
221
進
(
すす
)
み
往
(
ゆ
)
きしぞ
苦
(
くる
)
しけれ
222
野中
(
のなか
)
の
森
(
もり
)
に
現
(
あら
)
はれし
223
怪
(
あや
)
しき
声
(
こゑ
)
に
肝
(
きも
)
つぶし
224
戦
(
をのの
)
く
折
(
をり
)
しも
三五
(
あななひ
)
の
225
教
(
をしへ
)
の
道
(
みち
)
の
松彦
(
まつひこ
)
や
226
五三公
(
いそこう
)
、
万公
(
まんこう
)
に
助
(
たす
)
けられ
227
誠
(
まこと
)
の
道
(
みち
)
に
帰順
(
きじゆん
)
して
228
後
(
あと
)
に
従
(
したが
)
ひ
居
(
ゐ
)
たる
中
(
うち
)
229
小北
(
こぎた
)
の
山
(
やま
)
に
導
(
みちび
)
かれ
230
日
(
ひ
)
の
出神
(
でのかみ
)
の
義理
(
ぎり
)
天上
(
てんじやう
)
231
肉
(
にく
)
の
宮
(
みや
)
なる
魔我彦
(
まがひこ
)
が
232
失恋話
(
しつれんばなし
)
や
万公
(
まんこう
)
が
233
夜食
(
やしよく
)
に
外
(
はづ
)
れた
不足顔
(
ふそくがほ
)
234
お
寅
(
とら
)
婆
(
ば
)
さまの
荒
(
すさ
)
びをば
235
面白
(
おもしろ
)
をかしく
拝見
(
はいけん
)
し
236
二夜
(
ふたよ
)
さ
三夜
(
みよ
)
さ
息
(
いき
)
やすめ
237
変化
(
へぐれ
)
の
変化
(
へぐれ
)
の
変化
(
へぐれ
)
武者
(
むしや
)
238
変化
(
へぐれ
)
神社
(
じんしや
)
を
初
(
はじ
)
めとし
239
末代
(
まつだい
)
日
(
ひ
)
の
王天
(
わうてん
)
の
神
(
かみ
)
240
リントウビテン
大神宮
(
だいじんぐう
)
241
種物
(
たねもの
)
神社
(
じんしや
)
ユラリ
彦
(
ひこ
)
242
ブラブラ
彦
(
ひこ
)
と
現
(
あら
)
はれた
243
怪
(
あや
)
しき
神
(
かみ
)
を
拝
(
をが
)
まされ
244
面白
(
おもしろ
)
をかしく
日
(
ひ
)
を
送
(
おく
)
り
245
松彦
(
まつひこ
)
さまに
従
(
したが
)
ひて
246
悪魔
(
あくま
)
の
征途
(
せいと
)
に
上
(
のぼ
)
るべく
247
今
(
いま
)
やここ
迄
(
まで
)
来
(
きた
)
りけり
248
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
249
神
(
かみ
)
は
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
と
倶
(
とも
)
にあり
250
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
は
神
(
かみ
)
の
子
(
こ
)
神
(
かみ
)
の
宮
(
みや
)
251
如何
(
いか
)
でか
曲
(
まが
)
の
敵
(
てき
)
すべき
252
進
(
すす
)
めや
進
(
すす
)
めやいざ
進
(
すす
)
め
253
ランチ
将軍
(
しやうぐん
)
亡
(
ほろ
)
ぶまで
254
片彦
(
かたひこ
)
、
久米彦
(
くめひこ
)
甲
(
かぶと
)
脱
(
ぬ
)
ぎ
255
わが
軍門
(
ぐんもん
)
に
降
(
くだ
)
るまで』
256
と
一足
(
ひとあし
)
々々
(
ひとあし
)
拍子
(
ひやうし
)
を
取
(
と
)
り、
257
怪
(
あや
)
しの
森
(
もり
)
をさして
進
(
すす
)
みゆく。
258
(
大正一一・一二・一六
旧一〇・二八
加藤明子
録)
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