霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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序文(じよぶん)

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第47巻 舎身活躍 戌の巻 篇:前付 よみ(新仮名遣い):
章:序文 よみ(新仮名遣い):じょぶん 通し章番号:
口述日:1923(大正12)年01月08日(旧11月22日) 口述場所: 筆録者:松村真澄 校正日: 校正場所: 初版発行日:1924(大正13)年10月6日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
水戸の会沢伯民という儒者が書いた書物の中に、日本は太陽をつかさどり、世界の国々の中では頭にあたり、欧米は手足・胴体にあたる、といったことが真面目に書いてある。そしてそれにかぶれた連中がわが国民の中にも多少あるようだ。
日清・日露の両戦役に勝利して以来日本人はますます自負高慢となり、このごろの思想感情の中には、こういった誇大妄想狂的な論説が少なくないように思う。
日本は精神文明の国であるとしばしば唱えられているが、今日ではその精神文明においても西洋に数等劣っているのが実情なのである。
日本は霊主体従(ひのもと)といって、精神文明すなわち神霊の研究のためにすぐれた材料が豊富にかかわらず、今日の我が国の学会の趨勢を見れば、実に惨憺たるものではないか。
また、日本は武力についてはことに高慢の度が強く、武力をもってすれば何事も意のごとく解決できるものと思っている人も少なくないようだ。しかし大本の筆先に出ているように、二度の戦役で勝ったことに慢心していると、どんなことになるか分かったものではない。
頑迷固陋な国粋論者はいつまでも愛国心の誤解をしてかえって我が国を滅亡に向かわせるような言論を吹きたて、独りよがりの態度を持しているのは、実に国家のために悲しむべきことである。
この物語も決して日本の身に偏重したことは述べていない。世界統一的に神示のままに記述してあるのみである。まだ迷夢の醒めない人々は、この物語を読んで不快に感じる人もあるであろうが、真理は感情や意志をもって枉げることはできない。
神道も仏教も耶教もその最奥を極めれば同一の神様の教えであることを悟り得られるのである。ゆえに、神の道を研究する人は広き清き偏波無き心をもって真面目にかかっていただきたいものである。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: OBC :rm470001
愛善世界社版:前付 1頁 八幡書店版:第8輯 467頁 修補版: 校定版:前付 1頁 普及版:前付 1頁 初版: ページ備考:
001 太陽(たいやう)日本(にほん)太陽(たいやう)だ、002世界(せかい)日本(にほん)太陽(たいやう)のお(かげ)()きてゐるのだ、003それ(ゆゑ)日本(にほん)をヒノモトと()ふのだ。004世界(せかい)人体(じんたい)(たと)へて()ると日本(にほん)(かしら)にある、005(ちひ)さいけれども身体(しんたい)全部(ぜんぶ)支配(しはい)する脳髄(なうずゐ)()つて()る。006欧羅巴(ヨーロツパ)手足(てあし)(あた)る、007それだから汽車(きしや)008汽船(きせん)(その)()便利(べんり)機械(きかい)発明(はつめい)して(あし)役目(やくめ)(つと)め、009また種々(しゆじゆ)文明(ぶんめい)利器(りき)発明(はつめい)して()役目(やくめ)(つと)める、010(また)亜米利加(アメリカ)(どう)(あた)るから(おほ)きい(こと)(おほ)きいが馬鹿(ばか)である、011()ふやうなことを真面目(まじめ)()いてあつた。012水戸(みと)会沢(あひざは)伯民(はくみん)といふ儒者(じゆしや)(つく)つた書物(しよもつ)新論(しんろん)にかぶれた連中(れんぢう)()(わが)国民(こくみん)(なか)には多少(たせう)あるらしい。013今日(こんにち)はモハヤ()んな(こと)()つても通用(つうよう)しない、014(しか)日清(につしん)015日露(にちろ)(りやう)戦役(せんえき)勝利(しようり)()てから日本人(にほんじん)益々(ますます)自負(じふ)高慢(かうまん)となり、016近来(きんらい)日本人(にほんじん)思想(しさう)感情(かんじやう)(なか)には、017(この)新論(しんろん)(るゐ)した誇大(こだい)妄想狂(まうさうきやう)(すくな)くないと(おも)ふ。018(こと)(かみ)信仰(しんかう)する人々(ひとびと)(なか)には(いちじる)しくこの思想(しさう)感情(かんじやう)擡頭(たいとう)してゐるやうに(おも)はれる。019西洋(せいやう)物質(ぶつしつ)文明(ぶんめい)(くに)020日本(にほん)精神(せいしん)文明(ぶんめい)(くに)であると識者(しきしや)(あひだ)には屡々(しばしば)(とな)へられてゐるが、021その精神(せいしん)文明(ぶんめい)(いへど)今日(こんにち)(ところ)では、022西洋(せいやう)(おと)ること数等(すうとう)下位(かゐ)にありと()つても()い。023物質(ぶつしつ)文明(ぶんめい)には、024泰西人(たいせいじん)先鞭(せんべん)をつけられ、025(いま)(また)精神(せいしん)文明(ぶんめい)(おい)ても(かれ)泰西人(たいせいじん)(しり)へに瞠若(だうじやく)たるの浅間(あさま)しい有様(ありさま)である。026日本(につぽん)霊主体従(ひのもと)()つて精神(せいしん)文明(ぶんめい)(すなは)神霊(しんれい)研究(けんきう)には()(すぐ)れて()なければならない(はず)だ、027研究(けんきう)すべき材料(ざいれう)比較(ひかく)(てき)豊富(ほうふ)(つた)はつて()るのだ。028(しか)るに今日(こんにち)(わが)(くに)学界(がくかい)趨勢(すうせい)()れば(じつ)惨澹(さんたん)たるものではないか。029(また)日本(につぽん)武力(ぶりよく)(つい)ては(こと)自負(じふ)高慢(かうまん)()(つよ)く、030(この)武力(ぶりよく)(もつ)てすれば何事(なにごと)でも()(ごと)解決(かいけつ)()らるるものと(おも)つて()るものも(すくな)くないやうだ。031大本(おほもと)筆先(ふでさき)にも「日本(にほん)人民(じんみん)支那(しな)戦争(せんそう)にも()(また)今度(こんど)露国(ろこく)との戦争(せんそう)にも()ちたと(まを)して大変(たいへん)慢心(まんしん)(いた)して()るが何時迄(いつまで)もそんな(わけ)には()かぬぞよ」と(しめ)されてある。032油断(ゆだん)をして()ると()んな(こと)()るか(わか)つたものでない。033頑迷(ぐわんめい)固陋(ころう)国粋(こくすゐ)論者(ろんしや)何時(いつ)までも愛国心(あいこくしん)誤解(ごかい)をして(かへつ)(わが)(くに)滅亡(めつぼう)(むか)はしむるやうな言論(げんろん)()()て、034(ひと)りよがりの態度(たいど)()して()るのは(じつ)国家(こくか)(ため)(かな)しむべきことである。035この物語(ものがたり)(また)(けつ)して日本(にほん)のみに偏重(へんちよう)したことは()べてない。036世界(せかい)一統(いつとう)(てき)神示(しんじ)(まま)記述(きじゆつ)してあるのだ。037()新論(しんろん)(てき)迷夢(めいむ)()めない人々(ひとびと)は、038この物語(ものがたり)()んで不快(ふくわい)(かん)ずる(ひと)もあるであらうが、039(しか)真理(しんり)(いし)(ごと)(てつ)(ごと)感情(かんじやう)意志(いし)(もつ)()ぐることは出来(でき)ない。040神道(しんだう)仏教(ぶつけう)耶教(やけう)時代(じだい)地方(ちはう)との関係(くわんけい)(じやう)041表面(へうめん)別々(べつべつ)(かん)があるやうだが、042その最奥(さいおう)(きは)むれば同一(どういつ)(かみ)(さま)(をしへ)であることを(さと)()らるるのである。043(ゆゑ)(かみ)(みち)研究(けんきう)する(ひと)(ひろ)(きよ)偏頗(へんぱ)なき(こころ)(もつ)真面目(まじめ)にかかつて(いただ)きたいものであります。
044  大正十二年一月八日
045王仁識

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