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霊界物語
山河草木(第61~72巻、入蒙記)
第72巻(亥の巻)
序文
総説
第1篇 水波洋妖
第1章 老の高砂
第2章 時化の湖
第3章 厳の欵乃
第4章 銀杏姫
第5章 蛸船
第6章 夜鷹姫
第7章 鰹の網引
第2篇 杢迂拙婦
第8章 街宣
第9章 欠恋坊
第10章 清の歌
第11章 問答所
第12章 懺悔の生活
第13章 捨台演
第14章 新宅入
第15章 災会
第16章 東西奔走
第3篇 転化退閉
第17章 六樫問答
第18章 法城渡
第19章 旧場皈
第20章 九官鳥
第21章 大会合
第22章 妖魅帰
筑紫潟
余白歌
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霊界物語
>
山河草木(第61~72巻、入蒙記)
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第72巻(亥の巻)
> 第2篇 杢迂拙婦 > 第8章 街宣
<<< 鰹の網引
(B)
(N)
欠恋坊 >>>
第八章
街宣
(
がいせん
)
〔一八一七〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第72巻 山河草木 亥の巻
篇:
第2篇 杢迂拙婦
よみ(新仮名遣い):
もくうせっぷ
章:
第8章 街宣
よみ(新仮名遣い):
がいせん
通し章番号:
1817
口述日:
1926(大正15)年06月30日(旧05月21日)
口述場所:
天之橋立なかや別館
筆録者:
加藤明子
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1929(昭和4)年4月3日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
スガの港の長者、薬種問屋のアリスは、強欲非道を尽くしてその地位を得た。
その因果は子に報いて、娘ダリヤは行方不明となり、息子のイルクは妹の行方を訊ねて家を出てしまう。
二人は船中で出会い、三五教の梅公別に危難を救われて、我が家に戻ってくる。父のアリスは梅公別の道の諭しに改心する。
アリスは財産すべてを神にささげて、スガ山の聖地に神殿を作り、これまでの罪のあがないと共に、世界の民草を悪魔の教えから守るためのよすがにしようと決心した。
一方、タラハン城の大火を遠くに見た梅公別は、タラハン市を救おうと、駒にまたがり駆けて行く(ここまで、第六十七巻 第九章、十章の物語)。
後に残ったヨリコ姫と花香姫の姉妹は、スガの町々、辻々を宣伝に歩く。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
[×閉じる]
:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
rm7208
愛善世界社版:
95頁
八幡書店版:
第12輯 640頁
修補版:
校定版:
99頁
普及版:
39頁
初版:
ページ備考:
001
スガの
港
(
みなと
)
に
名
(
な
)
も
高
(
たか
)
く
002
百万
(
ひやくまん
)
長者
(
ちやうじや
)
と
聞
(
きこ
)
えたる
003
薬種
(
やくしゆ
)
問屋
(
どひや
)
の
主人
(
しゆじん
)
のアリス
004
金
(
かね
)
と
血気
(
けつき
)
に
任
(
まか
)
せつつ
005
強欲
(
がうよく
)
非道
(
ひだう
)
のありたけを
006
尽
(
つく
)
して
人
(
ひと
)
の
生血
(
いきち
)
をば
007
絞
(
しぼ
)
らむ
許
(
ばか
)
りの
悪逆
(
あくぎやく
)
に
008
遠
(
とほ
)
き
近
(
ちか
)
きの
隔
(
へだ
)
てなく
009
老若
(
らうにやく
)
男女
(
なんによ
)
は
声々
(
こゑごゑ
)
に
010
鬼
(
おに
)
よ
大蛇
(
をろち
)
よ
悪魔
(
あくま
)
よと
011
譏
(
そし
)
らぬ
者
(
もの
)
こそなかりけり
012
金
(
かね
)
と
塵
(
ちり
)
とは
沢山
(
たくさん
)
に
013
積
(
つも
)
れば
汚
(
きたな
)
くなる
譬
(
たと
)
へ
014
出
(
だ
)
すことなれば
手
(
て
)
も
舌
(
した
)
も
015
只
(
ただ
)
では
出
(
だ
)
さぬ
強欲
(
がうよく
)
さ
016
取込
(
とりこ
)
む
事
(
こと
)
なら
牛
(
うし
)
の
骨
(
ほね
)
017
犬
(
いぬ
)
のそれでもかまやせぬ
018
人
(
ひと
)
の
恨
(
うら
)
みの
金
(
かね
)
ばかり
019
積
(
つ
)
んで
山
(
やま
)
なす
塵
(
ちり
)
の
峰
(
みね
)
020
親爺
(
おやぢ
)
の
罪
(
つみ
)
が
子
(
こ
)
に
報
(
むく
)
い
021
終
(
つひ
)
にはダリヤの
行衛
(
ゆくゑ
)
さへ
022
分
(
わか
)
らずなりて
遉
(
さすが
)
にも
023
親子
(
おやこ
)
の
情
(
なさけ
)
のいや
深
(
ふか
)
く
024
忘
(
わす
)
れ
兼
(
か
)
ねてか
煩悶
(
はんもん
)
の
025
吐息
(
といき
)
つくづく
病床
(
びやうしやう
)
に
026
呻吟
(
しんぎん
)
する
身
(
み
)
となりにけり
027
二男
(
じなん
)
のイルクは
妹
(
いもうと
)
の
028
所在
(
ありか
)
を
求
(
もと
)
めて
遠方近方
(
をちこち
)
と
029
探
(
たづ
)
ね
廻
(
まは
)
りし
折
(
をり
)
もあれ
030
船
(
ふね
)
の
中
(
なか
)
にて
出会
(
でつくは
)
し
031
三五教
(
あななひけう
)
の
神司
(
かむづかさ
)
032
梅公別
(
うめこうわけ
)
に
助
(
たす
)
けられ
033
初
(
はじ
)
めて
神
(
かみ
)
の
道
(
みち
)
を
聞
(
き
)
き
034
妹
(
いもうと
)
引
(
ひ
)
きつれ
宣伝使
(
せんでんし
)
035
一行
(
いつかう
)
と
共
(
とも
)
に
吾
(
わが
)
家路
(
いへぢ
)
036
いそいそ
指
(
さ
)
して
帰
(
かへ
)
り
来
(
く
)
る
037
待
(
ま
)
ちに
待
(
ま
)
ちたる
父
(
ちち
)
アリス
038
娘
(
むすめ
)
の
無事
(
ぶじ
)
を
聞
(
き
)
くよりも
039
喜
(
よろこ
)
び
勇
(
いさ
)
み
狂
(
くる
)
ひ
立
(
た
)
ち
040
手
(
て
)
の
舞
(
ま
)
ひ
足
(
あし
)
の
踏
(
ふ
)
む
処
(
ところ
)
041
知
(
し
)
らず
白髪
(
しらが
)
の
首
(
くび
)
ふりて
042
悲喜
(
ひき
)
交々
(
こもごも
)
の
為態
(
ていたらく
)
043
梅公別
(
うめこうわけ
)
の
懇篤
(
こんとく
)
な
044
教
(
をしへ
)
の
道
(
みち
)
の
宣伝
(
せんでん
)
に
045
鬼
(
おに
)
のアリスも
改心
(
かいしん
)
し
046
財産
(
ざいさん
)
全部
(
ぜんぶ
)
を
大神
(
おほかみ
)
に
047
捧
(
ささ
)
げ
奉
(
まつ
)
りてスガ
山
(
やま
)
の
048
老木
(
らうぼく
)
茂
(
しげ
)
れる
聖場
(
せいぢやう
)
に
049
天地
(
てんち
)
の
神
(
かみ
)
の
鎮座
(
ちんざ
)
ます
050
大宮柱
(
おほみやばしら
)
太知
(
ふとし
)
りて
051
今
(
いま
)
迄
(
まで
)
犯
(
をか
)
せし
罪科
(
つみとが
)
の
052
贖
(
あがな
)
ひとなし
一
(
ひと
)
つには
053
所在
(
あらゆる
)
世界
(
せかい
)
の
民草
(
たみぐさ
)
が
054
悪魔
(
あくま
)
の
教
(
をしへ
)
に
惑
(
まどは
)
され
055
憂瀬
(
うきせ
)
に
落
(
お
)
ちて
苦
(
くる
)
しめる
056
その
惨状
(
さんじやう
)
を
救
(
すく
)
はむと
057
決心
(
けつしん
)
したるぞ
殊勝
(
しゆしよう
)
なれ
058
梅公別
(
うめこうわけ
)
は
一夜
(
ひとよさ
)
の
059
仮
(
かり
)
の
宿
(
やど
)
りをなさむとて
060
夕飯
(
ゆふげ
)
を
終
(
をは
)
りし
折
(
をり
)
もあれ
061
タラハン
城
(
じやう
)
の
空
(
そら
)
高
(
たか
)
く
062
雲
(
くも
)
を
焦
(
こが
)
して
燃
(
も
)
え
上
(
あが
)
る
063
大火
(
たいくわ
)
の
模様
(
もやう
)
を
見
(
み
)
るよりも
064
後
(
あと
)
をヨリコや
花香姫
(
はなかひめ
)
065
二人
(
ふたり
)
に
任
(
まか
)
せおきながら
066
栗毛
(
くりげ
)
の
駒
(
こま
)
に
鞍
(
くら
)
おいて
067
威風
(
ゐふう
)
凛々
(
りんりん
)
大野原
(
おほのはら
)
068
駒
(
こま
)
の
嘶
(
いなな
)
き
鈴
(
すず
)
の
音
(
おと
)
069
ヒンヒンシヤンシヤンドウドウと
070
雲
(
くも
)
を
霞
(
かすみ
)
と
駆
(
か
)
けて
行
(
ゆ
)
く
071
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
072
御霊
(
みたま
)
幸
(
さち
)
倍
(
はへ
)
ましませよ
073
神
(
かみ
)
の
教
(
をしへ
)
にヨリコ
姫
(
ひめ
)
074
瑞
(
みづ
)
の
霊
(
みたま
)
の
花
(
はな
)
香
(
かを
)
る
075
月
(
つき
)
と
花
(
はな
)
との
二人
(
ふたり
)
連
(
づ
)
れ
076
梅公別
(
うめこうわけ
)
の
旨
(
むね
)
を
受
(
う
)
け
077
スガの
町々
(
まちまち
)
辻々
(
つじつじ
)
を
078
白妙
(
しろたへ
)
の
衣
(
きぬ
)
纒
(
まと
)
ひつつ
079
連銭
(
れんせん
)
葦毛
(
あしげ
)
の
駒
(
こま
)
に
乗
(
の
)
り
080
法螺貝
(
ほらがひ
)
吹
(
ふ
)
き
立
(
た
)
て
人
(
ひと
)
集
(
あつ
)
め
081
やさしき
花
(
はな
)
の
唇
(
くちびる
)
を
082
静
(
しづか
)
に
開
(
ひら
)
き
手
(
て
)
をあげて
083
鞍上
(
あんじやう
)
にすつくと
立上
(
たちあが
)
り
084
ヨリコ『スガの
港
(
みなと
)
に
住
(
す
)
みたまふ
085
老若
(
らうにやく
)
男女
(
なんによ
)
の
皆様
(
みなさま
)
よ
086
三千
(
さんぜん
)
世界
(
せかい
)
の
救世主
(
きうせいしゆ
)
087
神
(
かむ
)
素盞嗚
(
すさのを
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
088
瑞
(
みづ
)
の
霊
(
みたま
)
の
御教
(
みをしへ
)
を
089
女
(
をんな
)
ながらもお
取次
(
とりつぎ
)
090
致
(
いた
)
しますれば
村肝
(
むらきも
)
の
091
心
(
こころ
)
静
(
しづか
)
に
聞
(
きこ
)
し
召
(
め
)
せ
092
抑
(
そもそ
)
も
此
(
この
)
世
(
よ
)
は
天地
(
あめつち
)
の
093
元津祖
(
もとつおや
)
なる
生神
(
いきがみ
)
が
094
唯
(
ただ
)
一柱
(
ひとはしら
)
坐
(
ま
)
し
在
(
ま
)
して
095
日
(
じつ
)
月
(
げつ
)
火
(
くわ
)
水
(
すい
)
木
(
もく
)
金
(
きん
)
土
(
ど
)
096
森羅
(
しんら
)
万象
(
ばんしやう
)
創造
(
さうざう
)
し
097
かつ
人間
(
にんげん
)
を
神
(
かみ
)
様
(
さま
)
と
098
同
(
おな
)
じ
形
(
かたち
)
に
造
(
つく
)
りまし
099
厳
(
いづ
)
と
瑞
(
みづ
)
との
精霊
(
せいれい
)
を
100
各自
(
おのもおのも
)
に
宿
(
やど
)
しまし
101
天
(
あめ
)
と
地
(
つち
)
との
経綸
(
けいりん
)
に
102
仕
(
つか
)
へしめむとなし
給
(
たま
)
ふ
103
人
(
ひと
)
の
体
(
からだ
)
は
斯
(
かく
)
の
如
(
ごと
)
104
実
(
げ
)
にも
尊
(
たふと
)
きものですよ
105
それをも
知
(
し
)
らず
人間
(
にんげん
)
は
106
此
(
この
)
世
(
よ
)
に
生
(
うま
)
れ
来
(
き
)
た
上
(
うへ
)
は
107
飲
(
の
)
めよ
歌
(
うた
)
へよ
寝
(
ね
)
よ
起
(
お
)
きよ
108
お
金
(
かね
)
があれば
酒
(
さけ
)
飲
(
の
)
んで
109
歌舞
(
かぶ
)
音曲
(
おんぎよく
)
に
戯
(
たはむ
)
れる
110
これより
外
(
ほか
)
に
人生
(
じんせい
)
の
111
目的
(
もくてき
)
更
(
さら
)
にないものと
112
誤解
(
ごかい
)
して
居
(
ゐ
)
る
哀
(
あは
)
れさよ
113
これで
人生
(
じんせい
)
の
本分
(
ほんぶん
)
が
114
尽
(
つく
)
しをへたと
云
(
い
)
ふならば
115
人
(
ひと
)
は
獣類
(
けもの
)
と
同
(
おな
)
じこと
116
万
(
よろづ
)
の
物
(
もの
)
の
霊長
(
れいちやう
)
と
117
どうして
名附
(
なづ
)
けられませうか
118
人
(
ひと
)
は
神
(
かみ
)
の
子
(
こ
)
神
(
かみ
)
の
宮
(
みや
)
119
尊
(
たふと
)
き
神
(
かみ
)
の
宿
(
やど
)
として
120
造
(
つく
)
らせ
玉
(
たま
)
ひしものなれば
121
衣食
(
いしよく
)
住居
(
ぢうきよ
)
其
(
その
)
外
(
ほか
)
に
122
尊
(
たふと
)
き
務
(
つとめ
)
がなけれやならぬ
123
その
又
(
また
)
尊
(
たふと
)
き
神業
(
しんげふ
)
は
124
如何
(
いかん
)
と
云
(
い
)
はば
人間
(
にんげん
)
は
125
天地
(
てんち
)
の
神
(
かみ
)
の
御
(
おん
)
為
(
ため
)
に
126
有
(
あ
)
らむ
限
(
かぎ
)
りの
赤心
(
まごころ
)
を
127
尽
(
つく
)
し
奉
(
まつ
)
りて
道
(
みち
)
の
為
(
た
)
め
128
天国
(
てんごく
)
浄土
(
じやうど
)
の
円満
(
ゑんまん
)
を
129
はからむ
為
(
た
)
めに
霊魂
(
れいこん
)
の
130
魂
(
たま
)
をば
研
(
みが
)
き
開
(
ひら
)
かせつ
131
此
(
この
)
世
(
よ
)
に
住
(
す
)
める
同胞
(
どうはう
)
を
132
八衢
(
やちまた
)
地獄
(
ぢごく
)
の
境遇
(
きやうぐう
)
より
133
救
(
すく
)
ひ
出
(
いだ
)
して
天国
(
てんごく
)
の
134
常磐
(
ときは
)
堅磐
(
かきは
)
の
花園
(
はなぞの
)
に
135
導
(
みちび
)
き
渡
(
わた
)
す
宣伝使
(
せんでんし
)
136
御伴
(
みとも
)
に
仕
(
つか
)
へ
奉
(
まつ
)
りつつ
137
其
(
その
)
神業
(
しんげふ
)
の
一端
(
いつたん
)
に
138
仕
(
つか
)
へ
奉
(
まつ
)
るぞ
人
(
ひと
)
として
139
最大一
(
さいだいいち
)
の
務
(
つとめ
)
なり
140
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
141
御霊
(
みたま
)
幸倍
(
さちはへ
)
ましませよ
142
神
(
かみ
)
が
表
(
おもて
)
に
現
(
あら
)
はれて
143
善
(
ぜん
)
と
悪
(
あく
)
とを
立別
(
たてわ
)
ける
144
此
(
この
)
世
(
よ
)
を
造
(
つく
)
りし
神直日
(
かむなほひ
)
145
心
(
こころ
)
も
広
(
ひろ
)
き
大直日
(
おほなほひ
)
146
唯
(
ただ
)
何事
(
なにごと
)
も
人
(
ひと
)
の
世
(
よ
)
は
147
直日
(
なほひ
)
に
見直
(
みなほ
)
せ
聞
(
き
)
き
直
(
なほ
)
せ
148
世
(
よ
)
の
過
(
あやまち
)
は
宣
(
の
)
り
直
(
なほ
)
せ
149
これぞ
全
(
まつた
)
く
三五
(
あななひ
)
の
150
神
(
かみ
)
の
教
(
をしへ
)
の
御言葉
(
みことば
)
ぞ
151
敬
(
うやま
)
ひ
奉
(
まつ
)
れ
百
(
もも
)
の
人
(
ひと
)
152
諾
(
うべな
)
ひ
奉
(
まつ
)
れよ
惟神
(
かむながら
)
153
神
(
かみ
)
の
教
(
をしへ
)
に
嘘
(
うそ
)
は
無
(
な
)
い
154
一
(
ひと
)
二
(
ふた
)
三
(
み
)
つ
四
(
よ
)
つ
五
(
いつ
)
つ
六
(
む
)
つ
155
七
(
なな
)
八
(
や
)
九
(
ここの
)
つ
十
(
たり
)
百
(
もも
)
千
(
ち
)
156
万
(
よろづ
)
の
国
(
くに
)
の
民草
(
たみぐさ
)
を
157
一人
(
ひとり
)
も
残
(
のこ
)
らず
三五
(
あななひ
)
の
158
神
(
かみ
)
の
教
(
をしへ
)
に
導
(
みちび
)
きて
159
天地
(
てんち
)
にかはる
大業
(
たいげふ
)
を
160
尽
(
つく
)
さにやおかぬ
神
(
かみ
)
の
御子
(
みこ
)
161
ヨリコの
姫
(
ひめ
)
や
花香姫
(
はなかひめ
)
162
今
(
いま
)
迄
(
まで
)
犯
(
をか
)
せし
罪科
(
つみとが
)
の
163
その
贖
(
あがなひ
)
の
一端
(
いつたん
)
に
164
仕
(
つか
)
へむ
為
(
ため
)
の
宣伝歌
(
せんでんか
)
165
心
(
こころ
)
平
(
たひ
)
らに
安
(
やす
)
らかに
166
聞
(
き
)
かせたまへよ
人々
(
ひとびと
)
よ
167
偏
(
ひとへ
)
に
祈
(
いの
)
りおきまする』
168
シヤンコ シヤンコ シヤンシヤン
169
シヤンコ シヤンコ シヤンシヤン
170
馬
(
うま
)
の
蹄
(
ひづめ
)
も
戞々
(
かつかつ
)
と
171
手綱
(
たづな
)
引
(
ひ
)
き
締
(
し
)
め
鞭
(
むち
)
をあて
172
隣
(
となり
)
の
町
(
まち
)
を
指
(
さ
)
して
行
(
ゆ
)
く
173
梅公別
(
うめこうわけ
)
に
救
(
すく
)
はれし
174
梅
(
うめ
)
の
花香
(
はなか
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
175
未
(
ま
)
だ
称号
(
しやうがう
)
は
無
(
な
)
けれども
176
世人
(
よびと
)
を
導
(
みちび
)
き
救
(
すく
)
はむと
177
思
(
おも
)
ふ
心
(
こころ
)
は
紅
(
くれなゐ
)
の
178
紅葉
(
もみぢ
)
の
照
(
て
)
れる
如
(
ごと
)
くなり
179
ヨリコの
姉
(
あね
)
に
従
(
したが
)
ひて
180
馬上
(
ばじやう
)
豊
(
ゆた
)
かにスガの
町
(
まち
)
181
上
(
うへ
)
から
下
(
した
)
迄
(
まで
)
和妙
(
にぎたへ
)
の
182
美々
(
びび
)
しき
宣伝服
(
せんでんふく
)
着
(
つ
)
けて
183
本町通
(
ほんまちどほ
)
りの
十字街
(
じふじがい
)
184
駒
(
こま
)
を
留
(
とど
)
めて
鞍上
(
あんじやう
)
に
185
スツクと
立
(
た
)
ちしスタイルは
186
三十二
(
さんじふに
)
相
(
さう
)
を
具備
(
ぐび
)
したる
187
聖観音
(
しやうくわんのん
)
の
生姿
(
いきすがた
)
188
知
(
し
)
らず
識
(
し
)
らずに
町人
(
まちびと
)
は
189
両手
(
りやうて
)
を
合
(
あは
)
せ
伏
(
ふ
)
し
拝
(
をが
)
み
190
生神
(
いきがみ
)
様
(
さま
)
の
御
(
ご
)
出現
(
しゆつげん
)
191
如来
(
によらい
)
の
来降
(
らいかう
)
と
喜
(
よろこ
)
びて
192
二人
(
ふたり
)
の
前
(
まへ
)
に
寄
(
よ
)
り
集
(
つど
)
ひ
193
蟻
(
あり
)
の
這
(
は
)
ひ
出
(
づ
)
る
隙
(
すき
)
もなく
194
人山
(
ひとやま
)
築
(
きづ
)
きし
勇
(
いさ
)
ましさ
195
花香
(
はなか
)
は
優
(
やさ
)
しき
声
(
こゑ
)
を
上
(
あ
)
げ
196
飽
(
あく
)
迄
(
まで
)
白
(
しろ
)
き
白魚
(
しらうを
)
の
197
優
(
やさ
)
しき
右手
(
めて
)
をさし
上
(
あ
)
げて
198
花香
(
はなか
)
『あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
199
神
(
かみ
)
が
表
(
おもて
)
に
現
(
あら
)
はれて
200
誠
(
まこと
)
の
道
(
みち
)
を
説
(
と
)
き
諭
(
さと
)
す
201
朝日
(
あさひ
)
は
照
(
て
)
るとも
曇
(
くも
)
るとも
202
月
(
つき
)
は
盈
(
み
)
つとも
虧
(
か
)
くるとも
203
仮令
(
たとへ
)
大地
(
だいち
)
は
沈
(
しづ
)
むとも
204
曲津
(
まがつ
)
は
如何
(
いか
)
に
荒
(
すさ
)
ぶとも
205
誠
(
まこと
)
の
力
(
ちから
)
は
世
(
よ
)
を
救
(
すく
)
ふ
206
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
207
御霊
(
みたま
)
幸倍
(
さちはへ
)
ましませよ
208
三五教
(
あななひけう
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
209
梅公別
(
うめこうわけ
)
の
神司
(
かむつかさ
)
210
雲
(
くも
)
の
如
(
ごと
)
くに
降
(
くだ
)
りまし
211
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
二人
(
ふたり
)
の
姉妹
(
おとどひ
)
に
212
いとも
尊
(
たふと
)
き
福音
(
ふくいん
)
を
213
伝
(
つた
)
へ
玉
(
たま
)
ひし
嬉
(
うれ
)
しさに
214
曇
(
くも
)
りし
霊
(
たま
)
も
澄
(
す
)
み
渡
(
わた
)
り
215
央
(
なかば
)
身失
(
みう
)
せし
魂
(
たましひ
)
は
216
高天原
(
たかあまはら
)
に
甦
(
よみがへ
)
り
217
再
(
ふたた
)
び
花
(
はな
)
の
咲
(
さ
)
く
春
(
はる
)
に
218
遇
(
あ
)
へる
心地
(
ここち
)
の
今日
(
けふ
)
の
旅
(
たび
)
219
此
(
この
)
嬉
(
うれ
)
しさは
言
(
こと
)
の
葉
(
は
)
に
220
かけて
語
(
かた
)
らむ
術
(
すべ
)
もなし
221
かくも
尊
(
たふと
)
き
御教
(
みをしへ
)
を
222
一人
(
ひとり
)
の
物
(
もの
)
となさずして
223
数多
(
あまた
)
集
(
つど
)
へる
皆様
(
みなさま
)
に
224
千別
(
ちわき
)
に
千別
(
ちわ
)
き
奉
(
たてまつ
)
り
225
其
(
その
)
喜
(
よろこ
)
びと
楽
(
たの
)
しみを
226
共
(
とも
)
にせむとの
吾
(
わが
)
願
(
ねが
)
ひ
227
いと
平
(
たひ
)
らけく
安
(
やす
)
らけく
228
聞
(
きこ
)
し
召
(
め
)
さへと
宣
(
の
)
り
奉
(
まつ
)
る
229
バラモン
軍
(
ぐん
)
に
名
(
な
)
も
高
(
たか
)
き
230
大足別
(
おほだるわけ
)
の
軍勢
(
ぐんぜい
)
が
231
トルマン
城下
(
じやうか
)
に
押
(
お
)
し
寄
(
よ
)
せて
232
民
(
たみ
)
を
塗炭
(
とたん
)
の
苦
(
くる
)
しみに
233
おとし
入
(
い
)
れむとする
最中
(
さいちう
)
234
見
(
み
)
るに
見兼
(
みか
)
ねて
背
(
せ
)
の
君
(
きみ
)
の
235
梅公別
(
うめこうわけ
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
236
駒
(
こま
)
に
鞭
(
むちう
)
ち
大野原
(
おほのはら
)
237
進
(
すす
)
ませ
玉
(
たま
)
ひし
留守
(
るす
)
の
中
(
うち
)
238
不束
(
ふつつか
)
ながら
女身
(
をんなみ
)
を
239
かりて
雨風
(
あめかぜ
)
苦
(
く
)
にもせず
240
世人
(
よびと
)
の
為
(
た
)
めに
宣伝
(
せんでん
)
の
241
道
(
みち
)
に
上
(
のぼ
)
つた
次第
(
しだい
)
です
242
詳
(
くわし
)
き
事
(
こと
)
が
聞
(
き
)
き
度
(
たく
)
ば
243
スガの
目抜
(
めぬき
)
の
薬屋
(
くすりや
)
の
244
アリスの
宅
(
たく
)
にお
出
(
い
)
でなさい
245
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
246
恩頼
(
みたまのふゆ
)
を
賜
(
たま
)
へかし』
247
ハイハイドウドウ、ヒンヒン シヤンコ シヤンコ
248
駒
(
こま
)
の
嘶
(
いなな
)
き
鈴
(
すず
)
の
音
(
おと
)
249
いと
勇
(
いさ
)
ましく
大道
(
おほみち
)
を
250
緩歩
(
くわんぼ
)
し
乍
(
なが
)
らスガの
町
(
まち
)
251
目抜
(
めぬき
)
の
場所
(
ばしよ
)
と
聞
(
きこ
)
えたる
252
百万
(
ひやくまん
)
長者
(
ちやうじや
)
の
薬屋
(
くすりや
)
の
253
表
(
おもて
)
を
指
(
さ
)
して
帰
(
かへ
)
り
行
(
ゆ
)
く
254
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
255
御霊
(
みたま
)
幸
(
さち
)
倍
(
はへ
)
まし
坐世
(
ませ
)
よ。
256
(
大正一五・六・三〇
旧五・二一
於天之橋立なかや旅館
加藤明子
録)
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