世の中の不熟の平和は惑乱の盛装したる化身なりけり〈総説(三版)〉
表面は小さく見えて内容の大なるものは必ず栄えむ〈総説(三版)〉
放埒の如くに見えて一切に規準あるこそ神の真道〈総説(三版)〉
恒心の無き人々は平素より珍奇を好み喜怒の度深し〈第2章(三版)〉
世の中は凡てを神に相任かせ注意せざれば災となる〈第2章(三版)〉
諒解は人生に取り偉大なる信用なれば心配れよ〈第5章(三版)〉
人間は自己の力を知悉して進退すれば過つことなし〈第5章(三版)〉
おく山に楓は照れど道なくば鹿より外に知る人もなし〈第6章〉
理想的人の少なき世の中は不徹底なる宗教に迷ふ〈第6章(三版)〉
久方の天津御神の御心にかなふは真の天爵なりけり〈第6章(三版)〉
私の欲望なくば人皆は心痛むる災は無し〈第9章(三版)〉
先見の明智無ければ烏羽玉の暗世に如何で立つことを得む〈第9章(三版)〉
心安く楽しみ多き世の中を苦しみもがくは神知らぬ曲〈第10章(三版)〉
天の下公共のために身を竭す人は誠の善神なりけり〈第13章〉
人欲のために力を尽くす人は悪魔の神の鏡とぞなる〈第13章〉
隠せども隠し得ざるは人心声に現はれ顔に映りて〈第13章〉
一善を為さざりし日は何となく心の不快を感ずるものなり〈第14章(三版)〉
千早振る神より出でし智慧なれば闇路行くとも過つことなし〈第14章(三版)〉
目的と主義の貫徹を望みなば先づ実行を第一とせよ〈第17章(三版)〉
[この余白歌は八幡書店版霊界物語収録の余白歌を参考に他の資料と付き合わせて作成しました]