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霊界物語
海洋万里(第25~36巻)
第28巻(卯の巻)
序歌
総説歌
第1篇 高砂の島
第1章 カールス王
第2章 無理槍
第3章 玉藻山
第4章 淡渓の流
第5章 難有迷惑
第6章 麻の紊れ
第2篇 暗黒の叫
第7章 無痛の腹
第8章 混乱戦
第9章 当推量
第10章 縺れ髪
第11章 木茄子
第12章 サワラの都
第3篇 光明の魁
第13章 唖の対面
第14章 二男三女
第15章 願望成就
第16章 盲亀の浮木
第17章 誠の告白
第18章 天下泰平
第4篇 南米探険
第19章 高島丸
第20章 鉈理屈
第21章 喰へぬ女
第22章 高砂上陸
跋(暗闇)
余白歌
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第28巻(卯の巻)
> 第3篇 光明の魁 > 第17章 誠の告白
<<< 盲亀の浮木
(B)
(N)
天下泰平 >>>
第一七章
誠
(
まこと
)
の
告白
(
こくはく
)
〔八一七〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第28巻 海洋万里 卯の巻
篇:
第3篇 光明の魁
よみ(新仮名遣い):
こうみょうのさきがけ
章:
第17章 誠の告白
よみ(新仮名遣い):
まことのこくはく
通し章番号:
817
口述日:
1922(大正11)年08月09日(旧06月17日)
口述場所:
筆録者:
松村真澄
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1923(大正12)年8月10日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
泰安城に戻ってきた一行は、カールス王を中心に、大広間にて会見の式を行った。互いに祝辞を述べると、大国治立尊のひもろぎを立て、国魂神の祭典を厳かに行い、直会の宴を設けた。
カールス王は立って、自らの不明から正しい教えを見失い、国を混乱させたことを懺悔し、ヤーチン姫やマリヤス姫へのこれまでの仕打ちを詫びる歌を歌った。
ヤーチン姫は、自分を救ってくれた人々に感謝を表し、カールス王に神の恵みがあり、自分自身も神業に参加できるよう祈願する歌を歌った。
真道彦は自分の家系の役割を歌い、これまでの艱難辛苦を神の鞭と受け止めて、今後の泰安城の繁栄を祈る歌を歌った。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
[×閉じる]
:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
rm2817
愛善世界社版:
207頁
八幡書店版:
第5輯 428頁
修補版:
校定版:
214頁
普及版:
95頁
初版:
ページ備考:
001
引
(
ひ
)
き
続
(
つづ
)
いて
月鉾
(
つきほこ
)
は
牢獄
(
ろうごく
)
の
中
(
なか
)
より、
002
マールエース、
003
テールスタン、
004
其
(
その
)
他
(
た
)
一旦
(
いつたん
)
三五教
(
あななひけう
)
の
聖地
(
せいち
)
に
於
(
おい
)
て
幹部
(
かんぶ
)
となり、
005
再
(
ふたた
)
び
叛旗
(
はんき
)
を
翻
(
ひるがへ
)
し、
006
カールス
王
(
わう
)
の
為
(
ため
)
に
立働
(
たちはたら
)
き、
007
セールス
姫
(
ひめ
)
の
一派
(
いつぱ
)
に
捉
(
とら
)
へられて、
008
カールス
王
(
わう
)
と
共
(
とも
)
に、
009
岩窟
(
がんくつ
)
の
牢獄
(
ろうごく
)
に
投
(
とう
)
ぜられたる
連中
(
れんちう
)
をも
救
(
すく
)
ひ
出
(
だ
)
し、
010
泰安城
(
たいあんじやう
)
指
(
さ
)
して
帰
(
かへ
)
り
来
(
きた
)
り、
011
八咫
(
やあた
)
の
大広間
(
おほひろま
)
に
於
(
おい
)
て、
012
一同
(
いちどう
)
会見
(
くわいけん
)
の
式
(
しき
)
を
挙
(
あ
)
げた。
013
中央
(
ちうあう
)
の
正座
(
しやうざ
)
にはカールス
王
(
わう
)
、
014
憔悴
(
せうすゐ
)
せる
体躯
(
たいく
)
を
現
(
あら
)
はし、
015
其
(
その
)
傍
(
かたはら
)
にヤーチン
姫
(
ひめ
)
、
016
マリヤス
姫
(
ひめ
)
相並
(
あひなら
)
び、
017
次
(
つぎ
)
には
真道彦
(
まみちひこの
)
命
(
みこと
)
、
018
日楯
(
ひたて
)
、
019
月鉾
(
つきほこ
)
、
020
八千代
(
やちよ
)
姫
(
ひめ
)
、
021
照代姫
(
てるよひめ
)
と
云
(
い
)
ふ
順序
(
じゆんじよ
)
に
列
(
れつ
)
を
正
(
ただ
)
し、
022
綺羅星
(
きらほし
)
の
如
(
ごと
)
くに
集
(
あつ
)
まつて、
023
互
(
たがひ
)
に
祝詞
(
しゆくじ
)
を
述
(
の
)
べ、
024
終
(
をは
)
つて
神籬
(
ひもろぎ
)
を
立
(
た
)
て、
025
大国治立
(
おほくにはるたちの
)
尊
(
みこと
)
を
始
(
はじ
)
め、
026
国魂
(
くにたまの
)
神
(
かみ
)
の
祭典
(
さいてん
)
を
厳修
(
げんしう
)
し、
027
次
(
つ
)
いで
直会
(
なほらひ
)
の
宴
(
えん
)
に
移
(
うつ
)
り、
028
互
(
たがひ
)
にかけ
隔
(
へだ
)
てなく、
029
上下
(
しやうか
)
相睦
(
あひむつ
)
びて
懐旧談
(
くわいきうだん
)
に
耽
(
ふけ
)
り、
030
且
(
か
)
つマリヤス
姫
(
ひめ
)
以下
(
いか
)
の
此
(
この
)
度
(
たび
)
の
戦功
(
せんこう
)
を
賞揚
(
しやうやう
)
し、
031
且
(
か
)
つ
感謝
(
かんしや
)
し、
032
一絃琴
(
いちげんきん
)
を
弾
(
だん
)
じつつ、
033
各
(
おのおの
)
立
(
た
)
つて
神
(
かみ
)
を
讃
(
ほ
)
め
祝歌
(
しゆくか
)
を
歌
(
うた
)
ひ
舞
(
ま
)
ひ
狂
(
くる
)
うた。
034
カールス
王
(
わう
)
は
鶴
(
つる
)
の
如
(
ごと
)
く
痩
(
やせ
)
たる
体躯
(
たいく
)
を
動
(
うご
)
かせ
乍
(
なが
)
ら、
035
自
(
みづか
)
ら
歌
(
うた
)
ひ
自
(
みづか
)
ら
舞
(
ま
)
ふ。
036
其
(
その
)
歌
(
うた
)
、
037
『
遠
(
とほ
)
き
神代
(
かみよ
)
の
其
(
その
)
昔
(
むかし
)
038
国治立
(
くにはるたちの
)
大神
(
おほかみ
)
の
039
神言
(
みこと
)
畏
(
かしこ
)
み
遠津祖
(
とほつおや
)
040
花森彦
(
はなもりひこの
)
大神
(
おほかみ
)
は
041
神
(
かみ
)
の
神言
(
みこと
)
を
被
(
かうむ
)
りて
042
遠
(
とほ
)
き
波路
(
なみぢ
)
を
打渡
(
うちわた
)
り
043
高砂島
(
たかさごじま
)
の
胞衣
(
えな
)
として
044
神
(
かみ
)
の
造
(
つく
)
りし
此
(
この
)
島
(
しま
)
に
045
現
(
あら
)
はれまして
国人
(
くにびと
)
を
046
いと
平
(
たひら
)
けく
安
(
やす
)
らけく
047
治
(
をさ
)
め
玉
(
たま
)
ひし
国
(
くに
)
の
祖
(
おや
)
048
アークス
王
(
わう
)
の
珍
(
うづ
)
の
子
(
こ
)
と
049
生
(
うま
)
れ
出
(
い
)
でたるカールスは
050
隙間
(
すきま
)
の
風
(
かぜ
)
にも
当
(
あた
)
らずに
051
数多
(
あまた
)
の
侍女
(
じぢよ
)
に
侍
(
かしづ
)
かれ
052
成長
(
せいちやう
)
したる
酬
(
むく
)
いにて
053
世
(
よ
)
の
有様
(
ありさま
)
は
何事
(
なにごと
)
も
054
弁
(
わきま
)
へ
知
(
し
)
らぬ
悲
(
かな
)
しさに
055
己
(
おの
)
が
使
(
つか
)
ひし
醜司
(
しこつかさ
)
056
テールスタンや
其
(
その
)
外
(
ほか
)
の
057
心
(
こころ
)
ねぢけし
者共
(
ものども
)
が
058
言葉
(
ことば
)
を
信
(
しん
)
じ
三五
(
あななひ
)
の
059
誠
(
まこと
)
一
(
ひと
)
つの
神司
(
かむづかさ
)
060
真道
(
まみち
)
の
彦
(
ひこ
)
の
命
(
みこと
)
をば
061
吾
(
われ
)
に
刃向
(
はむか
)
ふ
仇人
(
あだびと
)
と
062
思
(
おも
)
ひ
謬
(
あやま
)
り
岩窟
(
がんくつ
)
の
063
牢獄
(
ひとや
)
の
中
(
なか
)
に
投
(
な
)
げこみて
064
朝
(
あさ
)
な
夕
(
ゆふ
)
なの
憂苦労
(
うきくらう
)
065
おはせし
事
(
こと
)
の
恥
(
はづ
)
かしさ
066
かかる
尊
(
たふと
)
き
神人
(
しんじん
)
を
067
苦
(
くるし
)
めたりし
其
(
その
)
報
(
むく
)
い
068
忽
(
たちま
)
ち
吾
(
われ
)
に
循
(
めぐ
)
り
来
(
き
)
て
069
時
(
とき
)
めき
渡
(
わた
)
る
泰安
(
たいあん
)
の
070
城
(
しろ
)
は
直
(
ただ
)
ちに
陥落
(
かんらく
)
し
071
セールス
姫
(
ひめ
)
や
其
(
その
)
外
(
ほか
)
の
072
醜
(
しこ
)
の
魔神
(
まがみ
)
に
捉
(
とら
)
へられ
073
己
(
おの
)
が
造
(
つく
)
りし
牢獄
(
ろうごく
)
に
074
情
(
なさけ
)
容赦
(
ようしや
)
も
荒々
(
あらあら
)
しく
075
冷
(
つめ
)
たき
穴
(
あな
)
に
投
(
な
)
げこまれ
076
悲歎
(
ひたん
)
の
涙
(
なみだ
)
に
咽
(
むせ
)
びつつ
077
痩衰
(
やせおとろ
)
へて
骨
(
ほね
)
は
立
(
た
)
ち
078
日
(
ひ
)
に
日
(
ひ
)
に
弱
(
よわ
)
る
吾
(
わが
)
体
(
からだ
)
079
早
(
はや
)
玉
(
たま
)
の
緒
(
を
)
の
生命
(
いのち
)
迄
(
まで
)
080
遂
(
つひ
)
に
切
(
き
)
れむとする
所
(
ところ
)
081
仁慈
(
じんじ
)
無限
(
むげん
)
の
三五
(
あななひ
)
の
082
神
(
かみ
)
に
仕
(
つか
)
ふる
宣伝使
(
せんでんし
)
083
玉藻
(
たまも
)
の
湖
(
うみ
)
の
片畔
(
かたほとり
)
084
天嶺
(
てんれい
)
、
泰嶺
(
たいれい
)
、
両聖地
(
りやうせいち
)
に
085
仕
(
つか
)
へ
玉
(
たま
)
ひし
日楯彦
(
ひたてひこ
)
086
月鉾彦
(
つきほこひこ
)
の
神人
(
しんじん
)
に
087
危
(
あや
)
ふき
生命
(
いのち
)
を
助
(
たす
)
けられ
088
やうやう
元
(
もと
)
の
吾
(
わが
)
城
(
しろ
)
に
089
帰
(
かへ
)
り
来
(
きた
)
りし
嬉
(
うれ
)
しさよ
090
仁慈
(
じんじ
)
無限
(
むげん
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
091
建
(
た
)
て
玉
(
たま
)
ひたる
三五
(
あななひ
)
の
092
誠
(
まこと
)
の
教
(
をしへ
)
を
他所
(
よそ
)
にして
093
体主
(
たいしゆ
)
霊従
(
れいじう
)
の
教
(
をしへ
)
をば
094
此上
(
こよ
)
なきものと
迷信
(
めいしん
)
し
095
利己
(
りこ
)
一片
(
いつぺん
)
を
立
(
た
)
て
通
(
とほ
)
し
096
近侍
(
きんじ
)
の
者
(
もの
)
に
誤
(
あやま
)
られ
097
国人
(
くにびと
)
達
(
たち
)
の
怨恨
(
えんこん
)
を
098
知
(
し
)
らずに
買
(
か
)
ひし
愚
(
おろ
)
かさよ
099
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
100
神
(
かみ
)
の
御霊
(
みたま
)
の
幸
(
さち
)
はひて
101
思
(
おも
)
ひもかけぬ
今日
(
けふ
)
の
日
(
ひ
)
の
102
再
(
ふたた
)
び
此
(
この
)
世
(
よ
)
に
生
(
うま
)
れたる
103
驚天
(
きやうてん
)
動地
(
どうち
)
の
慶
(
よろこ
)
びは
104
何時
(
いつ
)
の
世
(
よ
)
にかは
忘
(
わす
)
るべき
105
日楯
(
ひたて
)
、
月鉾
(
つきほこ
)
両人
(
りやうにん
)
が
106
父
(
ちち
)
の
命
(
みこと
)
を
苦
(
くるし
)
めて
107
悪
(
あく
)
の
限
(
かぎ
)
りを
尽
(
つく
)
したる
108
カールス
王
(
わう
)
をば
憎
(
にく
)
まずに
109
助
(
たす
)
け
玉
(
たま
)
ひし
兄弟
(
きやうだい
)
の
110
清
(
きよ
)
き
心
(
こころ
)
は
何時
(
いつ
)
迄
(
まで
)
も
111
五六七
(
みろく
)
の
御代
(
みよ
)
の
末
(
すゑ
)
迄
(
まで
)
も
112
子々
(
しし
)
孫々
(
そんそん
)
に
相
(
あひ
)
伝
(
つた
)
へ
113
忘
(
わす
)
れざらまし
此
(
この
)
御恩
(
ごおん
)
114
ヤーチン
姫
(
ひめ
)
やマリヤス
姫
(
ひめ
)
の
115
神
(
かみ
)
の
命
(
みこと
)
の
真心
(
まごころ
)
を
116
心
(
こころ
)
の
鬼
(
おに
)
に
責
(
せ
)
められて
117
今
(
いま
)
の
今迄
(
いままで
)
一筋
(
ひとすぢ
)
に
118
疑
(
うたが
)
ひ
居
(
ゐ
)
たる
愚
(
おろ
)
かさよ。
119
心
(
こころ
)
の
底
(
そこ
)
より
恋
(
こ
)
ひ
慕
(
した
)
ふ
120
ヤーチン
姫
(
ひめ
)
よマリヤスよ
121
今迄
(
いままで
)
汝
(
なんぢ
)
に
与
(
あた
)
へたる
122
無理
(
むり
)
難題
(
なんだい
)
と
苦
(
くる
)
しみを
123
直日
(
なほひ
)
に
見直
(
みなほ
)
し
聞直
(
ききなほ
)
し
124
吾
(
わが
)
罪咎
(
つみとが
)
を
許
(
ゆる
)
せかし
125
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
126
御霊
(
みたま
)
幸
(
さち
)
はひましまして
127
われに
従
(
したが
)
ひ
曲業
(
まがわざ
)
を
128
知
(
し
)
らず
知
(
し
)
らずに
尽
(
つく
)
したる
129
醜
(
しこ
)
の
司
(
つかさ
)
の
百
(
もも
)
の
罪
(
つみ
)
130
直日
(
なほひ
)
に
見直
(
みなほ
)
し
聞直
(
ききなほ
)
し
131
許
(
ゆる
)
させ
玉
(
たま
)
へ
天津
(
あまつ
)
神
(
かみ
)
132
国津
(
くにつ
)
神
(
かみ
)
達
(
たち
)
八百万
(
やほよろづ
)
133
国魂神
(
くにたまがみ
)
の
御
(
おん
)
前
(
まへ
)
に
134
謹
(
つつし
)
み
敬
(
うやま
)
ひ
願
(
ね
)
ぎまつる
135
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
136
御霊
(
みたま
)
幸
(
さち
)
はひましませよ』
137
と
歌
(
うた
)
ひ
終
(
をは
)
つて、
138
中央
(
ちうあう
)
の
正座
(
しやうざ
)
に
着
(
つ
)
いた。
139
ヤーチン
姫
(
ひめ
)
は
立上
(
たちあが
)
り
自
(
みづか
)
ら
歌
(
うた
)
ひ
自
(
みづか
)
ら
舞
(
ま
)
ふ。
140
『
花森彦
(
はなもりひこ
)
の
其
(
その
)
末裔
(
みすゑ
)
141
アークス
王
(
わう
)
の
弟
(
おとうと
)
と
142
生
(
うま
)
れ
玉
(
たま
)
ひしエーリスの
143
娘
(
むすめ
)
と
生
(
うま
)
れしヤーチン
姫
(
ひめ
)
は
144
アークス
王
(
わう
)
に
見出
(
みいだ
)
され
145
カールス
王
(
わう
)
の
妻
(
つま
)
として
146
親
(
おや
)
の
許
(
ゆる
)
せし
許嫁
(
いいなづけ
)
147
時
(
とき
)
の
到
(
いた
)
るを
待
(
ま
)
つ
間
(
うち
)
に
148
サアルボースの
生
(
う
)
みませる
149
セールス
姫
(
ひめ
)
の
曲神
(
まがかみ
)
に
150
謀
(
はか
)
られ
遂
(
つひ
)
に
発狂
(
はつきやう
)
と
151
言葉
(
ことば
)
巧
(
たくみ
)
に
誣
(
し
)
ひられて
152
見
(
み
)
るも
恐
(
おそ
)
ろし
淡渓
(
たんけい
)
の
153
深
(
ふか
)
き
谷間
(
たにま
)
に
投
(
な
)
げ
込
(
こ
)
まれ
154
生命
(
いのち
)
危
(
あやふ
)
き
折
(
をり
)
もあれ
155
情
(
なさけ
)
も
深
(
ふか
)
き
三五
(
あななひ
)
の
156
真道
(
まみち
)
の
彦
(
ひこ
)
に
助
(
たす
)
けられ
157
息
(
いき
)
吹
(
ふ
)
き
返
(
かへ
)
す
其
(
その
)
砌
(
みぎ
)
り
158
キールスタンやユリコ
姫
(
ひめ
)
159
後
(
あと
)
を
慕
(
した
)
つて
追
(
お
)
ひ
来
(
きた
)
り
160
茲
(
ここ
)
に
四
(
よ
)
人
(
にん
)
はアーリスの
161
御山
(
みやま
)
を
越
(
こ
)
えて
玉藻湖
(
たまもこ
)
の
162
畔
(
ほとり
)
をよぎり
三五
(
あななひ
)
の
163
神
(
かみ
)
の
聖地
(
せいち
)
に
参詣
(
まゐまう
)
で
164
八尋
(
やひろ
)
の
殿
(
との
)
に
朝夕
(
あさゆふ
)
に
165
仕
(
つか
)
へ
居
(
ゐ
)
たりし
折柄
(
をりから
)
に
166
シヤーカルタンやトロレンス
167
数多
(
あまた
)
の
民軍
(
みんぐん
)
引率
(
ひきつ
)
れて
168
泰安城
(
たいあんじやう
)
へ
攻上
(
せめのぼ
)
り
169
容易
(
ようい
)
ならざる
形勢
(
けいせい
)
と
170
聞
(
き
)
くより
妾
(
わらは
)
は
気
(
き
)
をいらち
171
真道
(
まみち
)
の
彦
(
ひこ
)
を
押立
(
おしたて
)
て
172
神
(
かみ
)
の
軍
(
いくさ
)
を
引率
(
いんそつ
)
し
173
泰安城
(
たいあんじやう
)
に
立向
(
たちむか
)
ひ
174
カールス
王
(
わう
)
に
疑
(
うたが
)
はれ
175
真道
(
まみち
)
の
彦
(
ひこ
)
と
諸共
(
もろとも
)
に
176
牢獄
(
ひとや
)
の
中
(
うち
)
に
投込
(
なげこ
)
まれ
177
苦
(
くる
)
しき
月日
(
つきひ
)
を
送
(
おく
)
るうち
178
善
(
ぜん
)
と
悪
(
あく
)
とを
立分
(
たてわ
)
ける
179
誠
(
まこと
)
の
神
(
かみ
)
の
現
(
あらは
)
れし
180
今日
(
けふ
)
の
生日
(
いくひ
)
の
嬉
(
うれ
)
しさよ
181
最早
(
もはや
)
生命
(
いのち
)
は
無
(
な
)
きものと
182
覚悟
(
かくご
)
極
(
きは
)
めし
此
(
この
)
体
(
からだ
)
183
日頃
(
ひごろ
)
信
(
しん
)
ずる
三五
(
あななひ
)
の
184
皇
(
すめ
)
大神
(
おほかみ
)
の
恵
(
めぐみ
)
にて
185
救
(
すく
)
はれたるかあら
尊
(
たふ
)
と
186
尊
(
たふと
)
き
神
(
かみ
)
の
御
(
おん
)
道
(
みち
)
に
187
仕
(
つか
)
へ
奉
(
まつ
)
りて
此
(
この
)
前途
(
さき
)
は
188
吾
(
わが
)
身
(
み
)
につける
一切
(
いつさい
)
の
189
執着心
(
しふちやくしん
)
を
脱却
(
だつきやく
)
し
190
普
(
あまね
)
く
世人
(
よびと
)
を
善道
(
ぜんだう
)
に
191
導
(
みちび
)
き
救
(
すく
)
ひ
大神
(
おほかみ
)
の
192
深
(
ふか
)
き
恵
(
めぐみ
)
の
露
(
つゆ
)
だにも
193
報
(
むく
)
い
奉
(
まつ
)
らむあが
心
(
こころ
)
194
日楯
(
ひたて
)
の
彦
(
ひこ
)
よ
月鉾
(
つきほこ
)
よ
195
ユリコ
姫
(
ひめ
)
や
八千代
(
やちよ
)
姫
(
ひめ
)
196
照代
(
てるよ
)
の
姫
(
ひめ
)
の
御
(
おん
)
前
(
まへ
)
に
197
ヤーチン
姫
(
ひめ
)
が
心
(
こころ
)
より
198
生命
(
いのち
)
を
救
(
すく
)
ひ
玉
(
たま
)
ひたる
199
親
(
おや
)
にもまさる
鴻恩
(
こうおん
)
を
200
謹
(
つつし
)
み
感謝
(
かんしや
)
し
奉
(
たてまつ
)
る。
201
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
202
神
(
かみ
)
の
御霊
(
みたま
)
の
幸
(
さち
)
はひて
203
カールス
王
(
わう
)
を
始
(
はじ
)
めとし
204
茲
(
ここ
)
に
並
(
な
)
みゐる
人々
(
ひとびと
)
に
205
神
(
かみ
)
の
恵
(
めぐみ
)
の
幸
(
さち
)
はひて
206
心
(
こころ
)
の
魂
(
たま
)
を
逸早
(
いちはや
)
く
207
直日
(
なほひ
)
の
魂
(
たま
)
に
研
(
みが
)
きあげ
208
尊
(
たふと
)
き
神
(
かみ
)
の
神業
(
しんげふ
)
に
209
尽
(
つく
)
させ
玉
(
たま
)
へ
惟神
(
かむながら
)
210
国魂神
(
くにたまがみ
)
の
御
(
おん
)
前
(
まへ
)
に
211
慎
(
つつし
)
み
願
(
ねが
)
ひ
奉
(
たてまつ
)
る
212
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
213
御霊
(
みたま
)
幸
(
さち
)
はひましませよ』
214
と
歌
(
うた
)
ひ
舞
(
ま
)
ひ
終
(
をは
)
つて
座
(
ざ
)
に
着
(
つ
)
いた。
215
真道彦
(
まみちひこの
)
命
(
みこと
)
は
立
(
たち
)
あがり、
216
自
(
みづか
)
ら
歌
(
うた
)
ひ
自
(
みづか
)
ら
舞
(
ま
)
ふ。
217
『
神代
(
かみよ
)
の
昔
(
むかし
)
其
(
その
)
昔
(
むかし
)
218
貴
(
うづ
)
の
都
(
みやこ
)
のエルサレム
219
神
(
かみ
)
の
司
(
つかさ
)
と
現
(
あれ
)
ませる
220
色香
(
いろか
)
めでたき
稚桜姫
(
わかざくらひめ
)
221
貴
(
うづ
)
の
命
(
みこと
)
のはるばると
222
天降
(
あも
)
りましたる
此
(
この
)
島
(
しま
)
に
223
遠津
(
とほつ
)
御祖
(
みおや
)
とあれませる
224
真道
(
まみち
)
の
彦
(
ひこ
)
は
畏
(
かしこ
)
くも
225
深
(
ふか
)
く
秘
(
ひ
)
めたる
宝玉
(
ほうぎよく
)
を
226
姫
(
ひめ
)
の
命
(
みこと
)
に
献
(
たてまつ
)
り
227
真鉄
(
まがね
)
の
彦
(
ひこ
)
や
奇八玉
(
くしやたま
)
228
其
(
その
)
他
(
た
)
の
尊
(
たふと
)
き
神々
(
かみがみ
)
も
229
各
(
おのおの
)
玉
(
たま
)
を
取
(
と
)
り
出
(
いで
)
て
230
稚姫君
(
わかひめぎみ
)
の
御
(
おん
)
神
(
かみ
)
に
231
献
(
たてまつ
)
りたる
由緒
(
ゆいしよ
)
ある
232
珍
(
うづ
)
の
聖地
(
せいち
)
の
玉藻山
(
たまもやま
)
233
吾
(
われ
)
は
祖先
(
そせん
)
の
名
(
な
)
をつぎて
234
真道
(
まみち
)
の
彦
(
ひこ
)
と
名乗
(
なの
)
りつつ
235
神
(
かみ
)
の
教
(
をしへ
)
を
四方
(
よも
)
の
国
(
くに
)
236
青人草
(
あをひとぐさ
)
に
宣
(
の
)
り
伝
(
つた
)
へ
237
祖先
(
そせん
)
の
業
(
わざ
)
を
朝夕
(
あさゆふ
)
に
238
仕
(
つか
)
へまつりし
折柄
(
をりから
)
に
239
泰安城
(
たいあんじやう
)
にセールス
姫
(
ひめ
)
の
240
神
(
かみ
)
の
命
(
みこと
)
の
現
(
あら
)
はれて
241
利己
(
りこ
)
一辺
(
いつぺん
)
の
政
(
まつりごと
)
242
開
(
ひら
)
かれしより
泰安
(
たいあん
)
の
243
城
(
しろ
)
に
仕
(
つか
)
へし
司
(
つかさ
)
等
(
ら
)
は
244
吾
(
わが
)
守
(
まも
)
りたる
聖場
(
せいぢやう
)
へ
245
潮
(
うしほ
)
の
如
(
ごと
)
く
押寄
(
おしよ
)
せて
246
神
(
かみ
)
の
誠
(
まこと
)
の
大道
(
おほみち
)
に
247
只
(
ただ
)
一筋
(
ひとすぢ
)
に
仕
(
つか
)
へむと
248
殊勝
(
しゆしよう
)
の
言葉
(
ことば
)
に
感歎
(
かんたん
)
し
249
三五教
(
あななひけう
)
の
幹部
(
かんぶ
)
とし
250
教
(
をしへ
)
を
四方
(
よも
)
に
開
(
ひら
)
く
折
(
をり
)
251
泰安城
(
たいあんじやう
)
に
大変事
(
だいへんじ
)
252
突発
(
とつぱつ
)
せしと
聞
(
き
)
くよりも
253
テールスタンを
始
(
はじ
)
めとし
254
数多
(
あまた
)
の
人々
(
ひとびと
)
三五
(
あななひ
)
の
255
教
(
をしへ
)
を
伝
(
つた
)
ふる
吾
(
わが
)
身
(
み
)
をば
256
現世
(
げんせい
)
的
(
てき
)
の
救主
(
すくひぬし
)
ぞと
257
心
(
こころ
)
の
底
(
そこ
)
より
誤解
(
ごかい
)
して
258
泰安城
(
たいあんじやう
)
に
向
(
むか
)
はしめ
259
忽
(
たちま
)
ち
吾
(
われ
)
を
振棄
(
ふりすて
)
て
260
利己
(
りこ
)
一辺
(
いつぺん
)
の
魔心
(
まごころ
)
に
261
又
(
また
)
もや
捉
(
とら
)
はれカールスの
262
王
(
わう
)
の
命
(
みこと
)
に
取
(
と
)
り
入
(
い
)
りて
263
吾
(
われ
)
を
牢獄
(
ひとや
)
に
陥
(
おとしい
)
れ
264
百
(
もも
)
の
悩
(
なや
)
みを
与
(
あた
)
へたる
265
それの
恨
(
うらみ
)
を
返
(
かへ
)
さむと
266
無念
(
むねん
)
の
歯
(
は
)
がみをなし
乍
(
なが
)
ら
267
夜
(
よ
)
の
目
(
め
)
もねずに
泣
(
な
)
きゐたる
268
時
(
とき
)
しもあれや
竜世姫
(
たつよひめ
)
269
牢獄
(
ひとや
)
の
中
(
なか
)
に
現
(
あら
)
はれて
270
汝
(
なんぢ
)
の
誠
(
まこと
)
は
天地
(
あめつち
)
の
271
神
(
かみ
)
の
心
(
こころ
)
に
通
(
かよ
)
ひたり
272
今
(
いま
)
の
苦難
(
くなん
)
は
後
(
のち
)
の
日
(
ひ
)
の
273
大歓楽
(
だいくわんらく
)
の
礎
(
いしずゑ
)
ぞ
274
高砂島
(
たかさごじま
)
の
全島
(
ぜんたう
)
を
275
助
(
たす
)
け
導
(
みちび
)
く
救世主
(
きうせいしゆ
)
276
神
(
かみ
)
の
柱
(
はしら
)
となさむ
為
(
ため
)
277
尊
(
たふと
)
き
神
(
かみ
)
の
経綸
(
けいりん
)
に
278
汝
(
なんぢ
)
を
牢獄
(
ひとや
)
に
落
(
おと
)
す
也
(
なり
)
279
必
(
かなら
)
ず
心
(
こころ
)
煩
(
わづら
)
ふな
280
神
(
かみ
)
は
汝
(
なんぢ
)
を
守
(
まも
)
るべし
281
花
(
はな
)
咲
(
さ
)
く
春
(
はる
)
を
暫
(
しば
)
し
待
(
ま
)
て
282
黒白
(
あやめ
)
も
分
(
わか
)
ぬ
暗
(
やみ
)
の
夜
(
よ
)
の
283
光
(
ひかり
)
ともなり
塩
(
しほ
)
となり
284
色香
(
いろか
)
かんばし
花
(
はな
)
となり
285
誠
(
まこと
)
の
果実
(
くわじつ
)
を
結
(
むす
)
ぶまで
286
神
(
かみ
)
は
汝
(
なんぢ
)
を
試
(
ため
)
すなり
287
心
(
こころ
)
を
痛
(
いた
)
むる
事
(
こと
)
勿
(
なか
)
れ
288
これぞ
全
(
まつた
)
く
国治立
(
くにはるたち
)
の
289
厳
(
いづ
)
の
尊
(
みこと
)
の
御心
(
みこころ
)
ぞ
290
喜
(
よろこ
)
び
勇
(
いさ
)
め
真道彦
(
まみちひこ
)
291
神
(
かみ
)
は
汝
(
なんぢ
)
の
生
(
う
)
みませる
292
日楯
(
ひたて
)
、
月鉾
(
つきほこ
)
両人
(
りやうにん
)
に
293
宏大
(
くわうだい
)
無辺
(
むへん
)
の
神徳
(
しんとく
)
を
294
沢
(
さは
)
に
授
(
さづ
)
けて
高砂
(
たかさご
)
の
295
島
(
しま
)
に
蔽
(
おほ
)
へる
黒雲
(
くろくも
)
を
296
払
(
はら
)
ひ
清
(
きよ
)
めて
麗
(
うるは
)
しき
297
神代
(
かみよ
)
の
柱
(
はしら
)
となさしめむ
298
必
(
かなら
)
ず
疑
(
うたが
)
ふ
事
(
こと
)
勿
(
なか
)
れ
299
神
(
かみ
)
の
言葉
(
ことば
)
に
二言
(
にごん
)
はなしと
300
言葉
(
ことば
)
終
(
をは
)
ると
諸共
(
もろとも
)
に
301
其
(
その
)
儘
(
まま
)
姿
(
すがた
)
は
消
(
き
)
え
玉
(
たま
)
ふ
302
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
303
思
(
おも
)
へば
嬉
(
うれ
)
しき
今日
(
けふ
)
の
日
(
ひ
)
も
304
尊
(
たふと
)
き
神
(
かみ
)
の
守
(
まも
)
ります
305
稜威
(
いづ
)
の
仕組
(
しぐみ
)
の
開
(
ひら
)
け
口
(
ぐち
)
306
堅磐
(
かきは
)
常磐
(
ときは
)
に
神国
(
かみくに
)
の
307
栄
(
さか
)
えを
待
(
ま
)
つや
高砂
(
たかさご
)
の
308
島
(
しま
)
に
老
(
おい
)
たる
一
(
ひと
)
つ
松
(
まつ
)
309
千歳
(
ちとせ
)
の
鶴
(
つる
)
の
永久
(
とこしへ
)
に
310
何時
(
いつ
)
も
巣籠
(
すごも
)
る
芽出度
(
めでた
)
さは
311
やがて
開
(
ひら
)
くる
五六七
(
みろく
)
の
世
(
よ
)
312
亀
(
かめ
)
の
齢
(
よはひ
)
の
万世
(
よろづよ
)
も
313
八百万
(
やほよろづ
)
世
(
よ
)
も
末永
(
すえなが
)
く
314
此
(
この
)
神島
(
かみじま
)
に
幸
(
さち
)
あれよ
315
花森彦
(
はなもりひこの
)
大神
(
おほかみ
)
の
316
御裔
(
みすゑ
)
の
神
(
かみ
)
と
現
(
あ
)
れませる
317
カールス
王
(
わう
)
は
三五
(
あななひ
)
の
318
尊
(
たふと
)
き
神
(
かみ
)
の
御教
(
みをしへ
)
に
319
仕
(
つか
)
へ
玉
(
たま
)
ひて
泰安
(
たいあん
)
の
320
此
(
この
)
聖場
(
せいぢやう
)
に
末永
(
すえなが
)
く
321
鎮
(
しづ
)
まりまして
国人
(
くにびと
)
を
322
いと
安
(
やす
)
らけく
平
(
たひら
)
けく
323
堅磐
(
かきは
)
常磐
(
ときは
)
に
知
(
しろ
)
し
召
(
め
)
せ
324
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
325
神
(
かみ
)
の
御前
(
みまへ
)
に
真道彦
(
まみちひこ
)
326
真心
(
まごころ
)
こめて
願
(
ね
)
ぎ
奉
(
まつ
)
る』
327
と
歌
(
うた
)
ひ
終
(
をは
)
り、
328
吾
(
わが
)
座
(
ざ
)
に
復帰
(
ふくき
)
した。
329
(
大正一一・八・九
旧六・一七
松村真澄
録)
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