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霊界物語
舎身活躍(第37~48巻)
第41巻(辰の巻)
序文
総説
第1篇 天空地平
第1章 入那の野辺
第2章 入那城
第3章 偽恋
第4章 右守館
第5章 急告
第6章 誤解
第7章 忍術使
第2篇 神機赫灼
第8章 無理往生
第9章 蓮の川辺
第10章 狼の岩窟
第11章 麓の邂逅
第12章 都入り
第3篇 北光神助
第13章 夜の駒
第14章 慈訓
第15章 難問題
第16章 三番叟
第4篇 神出鬼没
第17章 宵企み
第18章 替へ玉
第19章 当て飲み
第20章 誘惑
第21章 長舌
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霊界物語
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舎身活躍(第37~48巻)
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第41巻(辰の巻)
> 第2篇 神機赫灼 > 第11章 麓の邂逅
<<< 狼の岩窟
(B)
(N)
都入り >>>
第一一章
麓
(
ふもと
)
の
邂逅
(
かいこう
)
〔一一一五〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第41巻 舎身活躍 辰の巻
篇:
第2篇 神機赫灼
よみ(新仮名遣い):
しんきかくしゃく
章:
第11章 麓の邂逅
よみ(新仮名遣い):
ふもとのかいこう
通し章番号:
1115
口述日:
1922(大正11)年11月11日(旧09月23日)
口述場所:
筆録者:
北村隆光
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1924(大正13)年6月15日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
黄金姫一行とヤスダラ姫一行は、峠の麓で邂逅した。竜雲は姫をイルナの都に送っていく手助けをしてほしいと呼び掛けた。
黄金姫は、竜雲をはじめヤスダラ姫一行は一度、高照山の狼岩窟に隠れるようにと北光神の指示を告げた。自分たちはイルナの都に行き、セーラン王たち一行を連れて、後で岩窟に送っていくと使命を明かした。
竜雲は、ヤスダラ姫とリーダーを北光神のいる狼の岩窟に案内するため、高照山を目指して登って行った。
黄金姫と清照姫の母娘はイルナの都を指して峠を登っていく。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
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:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
2023-02-02 17:51:58
OBC :
rm4111
愛善世界社版:
156頁
八幡書店版:
第7輯 587頁
修補版:
校定版:
163頁
普及版:
75頁
初版:
ページ備考:
001
竜雲
(
りううん
)
『
高照山
(
たかてるやま
)
の
岩窟
(
がんくつ
)
に
002
狼
(
おほかみ
)
どもに
誘
(
いざな
)
はれ
003
思
(
おも
)
はぬ
人
(
ひと
)
に
巡
(
めぐ
)
り
会
(
あ
)
ひ
004
思
(
おも
)
はぬ
使命
(
しめい
)
を
受
(
う
)
けながら
005
秋野
(
あきの
)
を
飾
(
かざ
)
る
黄金姫
(
わうごんひめ
)
の
006
貴
(
うづ
)
の
命
(
みこと
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
007
心
(
こころ
)
も
清照姫
(
きよてるひめ
)
命
(
みこと
)
008
母娘
(
おやこ
)
は
勇
(
いさ
)
み
雀躍
(
こをどり
)
し
009
細
(
ほそ
)
き
谷間
(
たにま
)
を
辿
(
たど
)
りつつ
010
秋風
(
あきかぜ
)
荒
(
すさ
)
ぶ
大野原
(
おほのはら
)
011
神
(
かみ
)
の
御歌
(
みうた
)
を
歌
(
うた
)
ひ
合
(
あ
)
ひ
012
勇
(
いさ
)
み
進
(
すす
)
んで
照山
(
てるやま
)
の
013
峠
(
たうげ
)
をさして
来
(
き
)
て
見
(
み
)
れば
014
道
(
みち
)
の
傍
(
かたへ
)
の
岩
(
いは
)
の
上
(
へ
)
に
015
男女
(
なんによ
)
三人
(
みたり
)
の
人
(
ひと
)
の
影
(
かげ
)
016
何
(
なに
)
かヒソヒソ
囁
(
ささや
)
きつ
017
母娘
(
おやこ
)
の
姿
(
すがた
)
を
打
(
う
)
ちまもり
018
驚異
(
きやうい
)
の
眼
(
まなこ
)
を
光
(
ひか
)
らせて
019
黄金姫
(
わうごんひめ
)
に
打向
(
うちむか
)
ひ
020
もしもし
旅
(
たび
)
のお
方様
(
かたさま
)
021
何
(
いづ
)
れへお
出
(
い
)
でなされます
022
私
(
わたし
)
はイルナの
都
(
みやこ
)
まで
023
帰
(
かへ
)
り
行
(
ゆ
)
く
身
(
み
)
の
三人
(
みたり
)
連
(
づ
)
れ
024
何卒
(
なにとぞ
)
お
供
(
とも
)
を
願
(
ねが
)
ひます
025
つらつら
眺
(
なが
)
め
参
(
まゐ
)
らせば
026
貴女
(
あなた
)
は
尊
(
たふと
)
き
宣伝使
(
せんでんし
)
027
三五教
(
あななひけう
)
の
人
(
ひと
)
ならむ
028
私
(
わたし
)
も
同
(
おな
)
じ
三五
(
あななひ
)
の
029
道
(
みち
)
を
奉
(
ほう
)
ずる
神
(
かみ
)
の
御子
(
みこ
)
030
心
(
こころ
)
汚
(
きたな
)
き
竜雲
(
りううん
)
の
031
おちぶれ
果
(
は
)
てた
此
(
この
)
姿
(
すがた
)
032
直日
(
なほひ
)
に
見直
(
みなほ
)
し
聞直
(
ききなほ
)
し
033
お
供
(
とも
)
に
仕
(
つか
)
へさせ
給
(
たま
)
へ
034
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
035
神
(
かみ
)
の
救
(
すく
)
ひにあづかりて
036
清
(
きよ
)
き
神世
(
かみよ
)
も
北光
(
きたてる
)
の
037
目一
(
まひと
)
つ
神
(
がみ
)
に
助
(
たす
)
けられ
038
七千
(
しちせん
)
余国
(
よこく
)
の
月
(
つき
)
の
国
(
くに
)
039
経巡
(
へめぐ
)
り
終
(
を
)
へし
修験者
(
しゆげんじや
)
040
決
(
けつ
)
して
怪
(
あや
)
しき
者
(
もの
)
ならず
041
お
供
(
とも
)
に
仕
(
つか
)
へさせ
給
(
たま
)
へ
042
これにまします
姫司
(
ひめがみ
)
は
043
イルナの
都
(
みやこ
)
に
隠
(
かく
)
れなき
044
左守
(
さもり
)
の
司
(
かみ
)
の
姉
(
あね
)
の
御子
(
みこ
)
045
ヤスダラ
姫
(
ひめ
)
の
神司
(
かむつかさ
)
046
一人
(
ひとり
)
の
男
(
をとこ
)
はテルマンの
047
姫
(
ひめ
)
の
国
(
くに
)
より
従
(
したが
)
ひて
048
此処
(
ここ
)
まで
送
(
おく
)
り
来
(
きた
)
りたる
049
忠誠
(
ちうせい
)
無比
(
むひ
)
の
僕
(
しもべ
)
ぞや
050
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
051
神
(
かみ
)
の
恵
(
めぐ
)
みの
幸
(
さち
)
はひて
052
イルナの
都
(
みやこ
)
に
起
(
おこ
)
りゐる
053
騒
(
さわ
)
ぎを
清
(
きよ
)
く
打
(
う
)
ち
鎮
(
しづ
)
め
054
セーラン
王
(
わう
)
の
身
(
み
)
の
上
(
うへ
)
を
055
救
(
すく
)
ひまつらむと
思
(
おも
)
へども
056
神力
(
しんりき
)
足
(
た
)
らぬ
竜雲
(
りううん
)
や
057
ヤスダラ
姫
(
ひめ
)
が
如何
(
いか
)
にして
058
此
(
この
)
大任
(
たいにん
)
を
果
(
はた
)
し
得
(
え
)
む
059
三五教
(
あななひけう
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
060
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
が
微衷
(
びちう
)
を
憐
(
あは
)
れみて
061
救
(
すく
)
はせ
給
(
たま
)
へ
惟神
(
かむながら
)
062
神
(
かみ
)
の
御前
(
みまへ
)
に
真心
(
まごころ
)
を
063
捧
(
ささ
)
げて
祈
(
いの
)
り
奉
(
たてまつ
)
る』
064
と
竜雲
(
りううん
)
は
歌
(
うた
)
を
以
(
もつ
)
て
黄金姫
(
わうごんひめ
)
一行
(
いつかう
)
に
掛合
(
かけあ
)
つて
見
(
み
)
た。
065
黄金姫
(
わうごんひめ
)
は
直
(
ただち
)
に
歌
(
うた
)
を
以
(
もつ
)
てこれに
答
(
こた
)
へた。
066
黄金姫
『
天
(
あめ
)
と
地
(
つち
)
とを
造
(
つく
)
らしし
067
国治立
(
くにはるたち
)
の
大神
(
おほかみ
)
や
068
豊国姫
(
とよくにひめ
)
の
守
(
まも
)
ります
069
三五教
(
あななひけう
)
の
神司
(
かむつかさ
)
070
妾
(
わらは
)
は
黄金姫
(
わうごんひめ
)
命
(
みこと
)
071
一人
(
ひとり
)
の
女
(
をんな
)
は
吾
(
わが
)
娘
(
むすめ
)
072
清照姫
(
きよてるひめ
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
073
高照山
(
たかてるやま
)
の
岩窟
(
がんくつ
)
に
074
狼
(
おほかみ
)
等
(
たち
)
に
伴
(
ともな
)
はれ
075
登
(
のぼ
)
りて
見
(
み
)
ればこは
如何
(
いか
)
に
076
三五教
(
あななひけう
)
の
神柱
(
かむばしら
)
077
北光神
(
きたてるがみ
)
を
始
(
はじ
)
めとし
078
竹野
(
たけの
)
の
姫
(
ひめ
)
は
悠然
(
いうぜん
)
と
079
数多
(
あまた
)
の
狼
(
おほかみ
)
使
(
つか
)
ひつつ
080
岩窟
(
いはや
)
の
主人
(
あるじ
)
となりすまし
081
禽獣
(
きんじう
)
虫魚
(
ちうぎよ
)
に
至
(
いた
)
るまで
082
尊
(
たふと
)
き
神
(
かみ
)
の
御恵
(
みめぐみ
)
の
083
露
(
つゆ
)
を
施
(
ほどこ
)
し
給
(
たま
)
ひつつ
084
鎮
(
しづ
)
まりいます
尊
(
たふと
)
さよ
085
北光神
(
きたてるがみ
)
の
御言葉
(
みことば
)
に
086
汝
(
なれ
)
黄金姫
(
わうごんひめ
)
命
(
みこと
)
087
必
(
かなら
)
ず
途中
(
とちう
)
に
竜雲
(
りううん
)
が
088
ヤスダラ
姫
(
ひめ
)
を
伴
(
ともな
)
ひて
089
イルナの
都
(
みやこ
)
に
進
(
すす
)
み
入
(
い
)
る
090
それの
途中
(
とちう
)
に
会
(
あ
)
ふならむ
091
汝
(
なんぢ
)
は
吾
(
われ
)
の
言
(
こと
)
の
葉
(
は
)
を
092
ヤスダラ
姫
(
ひめ
)
の
一行
(
いつかう
)
に
093
完全
(
うまら
)
に
詳細
(
つばら
)
に
物語
(
ものがた
)
り
094
高照山
(
たかてるやま
)
の
岩窟
(
がんくつ
)
に
095
直様
(
すぐさま
)
進
(
すす
)
み
来
(
きた
)
るべく
096
諭
(
さと
)
せと
厳
(
きび
)
しく
宣
(
の
)
べ
給
(
たま
)
ふ
097
汝
(
なれ
)
は
正
(
まさ
)
しく
竜雲
(
りううん
)
か
098
ヤスダラ
姫
(
ひめ
)
の
神司
(
かむづかさ
)
099
テツキリそれと
覚
(
おぼ
)
えたり
100
さあ
今
(
いま
)
よりは
道
(
みち
)
を
変
(
か
)
へ
101
狼
(
おほかみ
)
群
(
むら
)
がる
高照
(
たかてる
)
の
102
深山
(
みやま
)
をさして
進
(
すす
)
むべし
103
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
母娘
(
おやこ
)
は
逸早
(
いちはや
)
く
104
照山峠
(
てるやまたうげ
)
を
乗
(
の
)
り
越
(
こ
)
えて
105
入那
(
いるな
)
の
都
(
みやこ
)
へ
進
(
すす
)
み
入
(
い
)
り
106
セーラン
王
(
わう
)
の
一族
(
いちぞく
)
を
107
救
(
すく
)
ひ
助
(
たす
)
けて
高照山
(
たかてるやま
)
の
108
狼
(
おほかみ
)
岩窟
(
いはや
)
に
導
(
みちび
)
きつ
109
御
(
おん
)
身
(
み
)
を
厚
(
あつ
)
く
守
(
まも
)
るべし
110
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
111
神
(
かみ
)
の
御言
(
みこと
)
を
蒙
(
かうむ
)
りし
112
黄金姫
(
わうごんひめ
)
の
言
(
こと
)
の
葉
(
は
)
を
113
夢々
(
ゆめゆめ
)
疑
(
うたが
)
ふこと
勿
(
なか
)
れ
114
人
(
ひと
)
は
正
(
ただ
)
しき
神
(
かみ
)
の
御子
(
みこ
)
115
水晶魂
(
すゐしやうだま
)
を
与
(
あた
)
へられ
116
神
(
かみ
)
の
柱
(
はしら
)
と
敬
(
うやま
)
はれ
117
尊
(
たふと
)
き
道
(
みち
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
と
118
神
(
かみ
)
のまにまに
任
(
ま
)
けられし
119
清
(
きよ
)
き
魂
(
みたま
)
を
持
(
も
)
ちながら
120
嘘
(
うそ
)
偽
(
いつは
)
りを
言
(
い
)
ふべきや
121
早
(
はや
)
く
座
(
ざ
)
を
起
(
た
)
ち
進
(
すす
)
みませ
122
北光神
(
きたてるがみ
)
の
御言
(
みこと
)
もて
123
汝
(
なれ
)
等
(
ら
)
三人
(
みたり
)
に
打向
(
うちむか
)
ひ
124
委曲
(
つばら
)
に
勧
(
すす
)
め
奉
(
たてまつ
)
る
125
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
126
御霊
(
みたま
)
幸
(
さち
)
はひましませよ』
127
と
歌
(
うた
)
ひ
終
(
をは
)
れば、
128
ヤスダラ
姫
(
ひめ
)
はこれに
答
(
こた
)
へて
歌
(
うた
)
ふ。
129
ヤスダラ姫
『あゝ
有難
(
ありがた
)
し
有難
(
ありがた
)
し
130
声名
(
せいめい
)
高
(
たか
)
き
三五
(
あななひ
)
の
131
教
(
をしへ
)
を
伝
(
つた
)
ふる
宣伝使
(
せんでんし
)
132
黄金姫
(
わうごんひめ
)
にましますか
133
若
(
わか
)
き
女
(
をんな
)
の
神司
(
かむづかさ
)
134
音
(
おと
)
に
名高
(
なだか
)
き
清照姫
(
きよてるひめ
)
の
135
貴
(
うづ
)
の
命
(
みこと
)
にいませしか
136
存
(
ぞん
)
ぜぬ
事
(
こと
)
とは
云
(
い
)
ひながら
137
誠
(
まこと
)
に
御
(
ご
)
無礼
(
ぶれい
)
仕
(
つかまつ
)
り
138
謝罪
(
しやざい
)
の
辞
(
ことば
)
もありませぬ
139
只今
(
ただいま
)
貴女
(
あなた
)
のお
言葉
(
ことば
)
に
140
妾
(
わらは
)
一行
(
いつかう
)
三
(
さん
)
人
(
にん
)
は
141
イルナの
都
(
みやこ
)
へ
行
(
ゆ
)
かずして
142
一
(
いち
)
時
(
じ
)
も
早
(
はや
)
く
高照
(
たかてる
)
の
143
深山
(
みやま
)
の
奥
(
おく
)
の
岩窟
(
がんくつ
)
へ
144
進
(
すす
)
み
行
(
ゆ
)
けよと
宣
(
の
)
り
給
(
たま
)
ふ
145
北光神
(
きたてるがみ
)
の
御言
(
みこと
)
もて
146
宣
(
の
)
らせ
給
(
たま
)
へる
御
(
ご
)
親切
(
しんせつ
)
147
いつの
世
(
よ
)
にかは
忘
(
わす
)
れまじ
148
不運
(
ふうん
)
の
重
(
かさ
)
なるヤスダラ
姫
(
ひめ
)
の
149
吾
(
われ
)
はかなしき
神
(
かみ
)
の
御子
(
みこ
)
150
大慈
(
だいじ
)
大悲
(
だいひ
)
の
御心
(
みこころ
)
に
151
救
(
すく
)
はせ
給
(
たま
)
へ
惟神
(
かむながら
)
152
黄金姫
(
わうごんひめ
)
や
清照姫
(
きよてるひめ
)
の
153
道
(
みち
)
の
司
(
つかさ
)
の
御
(
おん
)
前
(
まへ
)
に
154
真心
(
まごころ
)
こめて
願
(
ね
)
ぎ
奉
(
まつ
)
る
155
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
156
御霊
(
みたま
)
幸
(
さち
)
はひましませよ』
157
と
歌
(
うた
)
つて
感謝
(
かんしや
)
の
意
(
い
)
を
表
(
へう
)
したり。
158
清照姫
(
きよてるひめ
)
は
声
(
こゑ
)
も
涼
(
すず
)
しく
歌
(
うた
)
ひ
始
(
はじ
)
むる。
159
清照姫
『
御空
(
みそら
)
に
月
(
つき
)
は
清照姫
(
きよてるひめ
)
160
きらめく
星
(
ほし
)
の
数
(
かず
)
の
如
(
ごと
)
161
劫河
(
がふが
)
の
真砂
(
まさご
)
の
数多
(
かずおほ
)
き
162
青人草
(
あをひとぐさ
)
の
艱
(
なや
)
めるを
163
救
(
すく
)
ひ
助
(
たす
)
けて
天国
(
てんごく
)
の
164
御園
(
みその
)
に
導
(
みちび
)
く
宣伝使
(
せんでんし
)
165
三五教
(
あななひけう
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
166
御言
(
みこと
)
畏
(
かしこ
)
み
遥々
(
はるばる
)
と
167
月
(
つき
)
の
御国
(
みくに
)
を
横断
(
わうだん
)
し
168
ハルナの
都
(
みやこ
)
に
立向
(
たちむか
)
ふ
169
尊
(
たふと
)
き
使命
(
しめい
)
を
身
(
み
)
に
帯
(
お
)
びし
170
母娘
(
おやこ
)
二人
(
ふたり
)
の
神司
(
かむづかさ
)
171
イルナの
都
(
みやこ
)
の
刹帝利
(
せつていり
)
172
セーラン
王
(
わう
)
の
御
(
ご
)
危難
(
きなん
)
を
173
救
(
すく
)
はむものと
北光
(
きたてる
)
の
174
神
(
かみ
)
の
御言
(
みこと
)
を
畏
(
かしこ
)
みて
175
イソイソ
進
(
すす
)
む
道
(
みち
)
すがら
176
ヤスダラ
姫
(
ひめ
)
の
一行
(
いつかう
)
に
177
此
(
この
)
場
(
ば
)
で
巡
(
めぐ
)
り
会
(
あ
)
うたるも
178
全
(
まつた
)
く
神
(
かみ
)
の
引合
(
ひきあは
)
せ
179
一
(
いち
)
時
(
じ
)
も
早
(
はや
)
く
吾
(
わが
)
母
(
はは
)
の
180
言葉
(
ことば
)
に
従
(
したが
)
ひ
高照
(
たかてる
)
の
181
山
(
やま
)
に
進
(
すす
)
ませ
給
(
たま
)
へかし
182
妾
(
わらは
)
は
後
(
あと
)
よりセーラン
王
(
わう
)
の
183
国主
(
こきし
)
の
命
(
みこと
)
を
守
(
まも
)
りつつ
184
やがて
再
(
ふたた
)
び
巡
(
めぐ
)
り
合
(
あ
)
ひ
185
無事
(
ぶじ
)
を
祝
(
しゆく
)
することあらむ
186
魔神
(
まがみ
)
の
荒
(
すさ
)
ぶ
荒野原
(
あらのはら
)
187
躊躇
(
ためら
)
ひ
給
(
たま
)
ふ
其
(
その
)
中
(
うち
)
に
188
右守
(
うもり
)
の
司
(
かみ
)
に
仕
(
つか
)
へたる
189
醜
(
しこ
)
の
捕手
(
とりて
)
の
来
(
きた
)
りなば
190
又
(
また
)
もや
一汗
(
ひとあせ
)
心
(
こころ
)
にも
191
あらぬ
荒
(
あら
)
びをせにやならぬ
192
事
(
こと
)
なき
中
(
うち
)
に
一刻
(
いつこく
)
も
193
早
(
はや
)
く
進
(
すす
)
ませ
給
(
たま
)
へかし
194
尊
(
たふと
)
き
神
(
かみ
)
の
御
(
おん
)
前
(
まへ
)
に
195
真心
(
まごころ
)
誓
(
ちか
)
ひて
宣
(
の
)
りまつる
196
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
197
御霊
(
みたま
)
幸
(
さち
)
はひましませよ』
198
と
歌
(
うた
)
ひ
終
(
をは
)
はれば、
199
竜雲
(
りううん
)
は
二人
(
ふたり
)
の
歌
(
うた
)
に
答
(
こた
)
へて
又
(
また
)
歌
(
うた
)
ふ。
200
竜雲
『あゝ
有難
(
ありがた
)
し
有難
(
ありがた
)
し
201
尊
(
たふと
)
き
神
(
かみ
)
の
御教
(
みをしへ
)
に
202
従
(
したが
)
ひまつる
吾々
(
われわれ
)
は
203
三五教
(
あななひけう
)
の
神司
(
かむづかさ
)
204
汝
(
なれ
)
が
命
(
みこと
)
の
宣
(
の
)
り
言
(
ごと
)
を
205
如何
(
いか
)
でか
否
(
いな
)
みまつらむや
206
仰
(
あふ
)
せに
従
(
したが
)
ひ
今
(
いま
)
よりは
207
心
(
こころ
)
の
駒
(
こま
)
に
鞭
(
むち
)
をうち
208
虎
(
とら
)
狼
(
おほかみ
)
の
吠
(
ほ
)
え
猛
(
たけ
)
る
209
山路
(
やまぢ
)
を
分
(
わ
)
けていそいそと
210
高照山
(
たかてるやま
)
の
岩窟
(
がんくつ
)
に
211
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
一行
(
いつこう
)
三人
(
みたり
)
づれ
212
勇
(
いさ
)
み
進
(
すす
)
んで
登
(
のぼ
)
るべし
213
黄金姫
(
わうごんひめ
)
よ
清照姫
(
きよてるひめ
)
の
214
貴
(
うづ
)
の
命
(
みこと
)
よ
吾々
(
われわれ
)
が
215
行手
(
ゆくて
)
を
守
(
まも
)
り
給
(
たま
)
ひつつ
216
喪
(
も
)
なく
事
(
こと
)
なく
高照山
(
たかてるやま
)
の
217
岩窟
(
いはや
)
に
進
(
すす
)
ませ
給
(
たま
)
へかし
218
如何
(
いか
)
なる
枉津
(
まがつ
)
の
現
(
あら
)
はれて
219
姫
(
ひめ
)
を
悩
(
なや
)
ますことあるも
220
三五教
(
あななひけう
)
にて
鍛
(
きた
)
えたる
221
生言霊
(
いくことたま
)
を
打
(
う
)
ち
出
(
だ
)
して
222
寄
(
よ
)
せ
来
(
く
)
る
敵
(
てき
)
を
悉
(
ことごと
)
く
223
言向和
(
ことむけやは
)
し
北光
(
きたてる
)
の
224
神
(
かみ
)
のまします
御舎
(
みあらか
)
に
225
送
(
おく
)
りて
行
(
ゆ
)
かむ
惟神
(
かむながら
)
226
神
(
かみ
)
の
心
(
こころ
)
に
見直
(
みなほ
)
して
227
心
(
こころ
)
を
安
(
やす
)
くましませよ
228
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
229
神
(
かみ
)
の
御霊
(
みたま
)
の
幸
(
さち
)
はひて
230
母娘
(
おやこ
)
二人
(
ふたり
)
の
神司
(
かむづかさ
)
231
イルナの
都
(
みやこ
)
に
上
(
のぼ
)
りまし
232
枉
(
まが
)
の
身魂
(
みたま
)
を
悉
(
ことごと
)
く
233
生言霊
(
いくことたま
)
に
言向
(
ことむ
)
けて
234
セーラン
王
(
わう
)
の
身
(
み
)
の
上
(
うへ
)
を
235
守
(
まも
)
らせ
給
(
たま
)
へ
大神
(
おほかみ
)
の
236
御前
(
みまへ
)
に
清
(
きよ
)
き
真心
(
まごころ
)
を
237
捧
(
ささ
)
げて
慎
(
つつし
)
み
願
(
ね
)
ぎまつる
238
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
239
御霊
(
みたま
)
幸
(
さち
)
はひましませよ』
240
リーダーは
又
(
また
)
歌
(
うた
)
ふ。
241
リーダー
『
黄金姫
(
わうごんひめ
)
の
神司
(
かむづかさ
)
242
清照姫
(
きよてるひめ
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
243
雪
(
ゆき
)
か
花
(
はな
)
かと
云
(
い
)
ふ
様
(
やう
)
な
244
容色
(
みめ
)
も
形貌
(
かたち
)
も
美
(
うる
)
はしき
245
清
(
きよ
)
き
心
(
こころ
)
の
汝
(
な
)
が
命
(
みこと
)
246
北光神
(
きたてるがみ
)
の
御宣言
(
みことのり
)
247
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
三人
(
みたり
)
に
隈
(
くま
)
もなく
248
宣
(
の
)
らせ
給
(
たま
)
ひし
尊
(
たふと
)
さよ
249
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
一行
(
いつかう
)
三
(
さん
)
人
(
にん
)
は
250
汝
(
なれ
)
が
命
(
みこと
)
の
御教
(
みをしへ
)
を
251
力
(
ちから
)
と
頼
(
たの
)
み
勇
(
いさ
)
ましく
252
高照山
(
たかてるやま
)
の
岩窟
(
がんくつ
)
に
253
進
(
すす
)
みて
神
(
かみ
)
の
御恵
(
みめぐみ
)
を
254
蒙
(
かかぶ
)
りまつりヤスダラ
姫
(
ひめ
)
の
255
貴
(
うづ
)
の
命
(
みこと
)
の
身
(
み
)
の
上
(
うへ
)
を
256
保護
(
ほご
)
しまつらむ
吾
(
わが
)
心
(
こころ
)
257
仮令
(
たとへ
)
天地
(
てんち
)
は
変
(
かは
)
るとも
258
リーダーの
僕
(
しもべ
)
のある
限
(
かぎ
)
り
259
ヤスダラ
姫
(
ひめ
)
の
身
(
み
)
の
上
(
うへ
)
は
260
必
(
かなら
)
ず
案
(
あん
)
じ
給
(
たま
)
ふまじ
261
二人
(
ふたり
)
の
司
(
つかさ
)
よ、いざさらば
262
吾
(
われ
)
はこれより
両人
(
りやうにん
)
の
263
お
供
(
とも
)
に
仕
(
つか
)
へまつりつつ
264
高照山
(
たかてるやま
)
に
向
(
むか
)
ふべし
265
汝
(
なれ
)
が
命
(
みこと
)
は
潔
(
いさぎよ
)
く
266
照山峠
(
てるやまたうげ
)
を
踏
(
ふ
)
み
越
(
こ
)
えて
267
イルナの
都
(
みやこ
)
に
至
(
いた
)
りまし
268
厳
(
いづ
)
の
言霊
(
ことたま
)
打鳴
(
うちな
)
して
269
王
(
きみ
)
の
身辺
(
しんぺん
)
守
(
まも
)
りませ
270
天地
(
てんち
)
の
神
(
かみ
)
の
御
(
おん
)
前
(
まへ
)
に
271
慎
(
つつし
)
み
敬
(
うやま
)
ひ
二柱
(
ふたはしら
)
272
神
(
かみ
)
の
司
(
つかさ
)
の
成功
(
せいこう
)
を
273
慎
(
つつし
)
みかしこみ
願
(
ね
)
ぎ
奉
(
まつ
)
る
274
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
275
御霊
(
みたま
)
幸
(
さち
)
はひましまして
276
再
(
ふたた
)
び
汝
(
なれ
)
の
御
(
おん
)
前
(
まへ
)
に
277
リーダーの
姿
(
すがた
)
を
現
(
あら
)
はして
278
大成功
(
だいせいこう
)
を
祝
(
いは
)
ふ
日
(
ひ
)
を
279
松
(
まつ
)
、
竹
(
たけ
)
、
梅
(
うめ
)
の
潔
(
いさぎよ
)
く
280
堅磐
(
かきは
)
常磐
(
ときは
)
に
願
(
ね
)
ぎ
奉
(
まつ
)
る
281
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
282
御霊
(
みたま
)
幸
(
さち
)
はひましませよ』
283
ここに
五
(
ご
)
人
(
にん
)
は
各
(
おのおの
)
述懐
(
じゆつくわい
)
を
歌
(
うた
)
ひ、
284
別
(
わか
)
れを
惜
(
を
)
しみながら
三
(
さん
)
人
(
にん
)
は
高照山
(
たかてるやま
)
へ、
285
二人
(
ふたり
)
は
照山峠
(
てるやまたうげ
)
を
野嵐
(
のあらし
)
に
吹
(
ふ
)
かれながらエチエチと
登
(
のぼ
)
り
行
(
ゆ
)
く。
286
(
大正一一・一一・一一
旧九・二三
北村隆光
録)
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【第11章 麓の邂逅|第41巻|舎身活躍|霊界物語|/rm4111】
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