霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
目 次設 定
設定
印刷用画面を開く [?]プリント専用のシンプルな画面が開きます。文章の途中から印刷したい場合は、文頭にしたい位置のアンカーをクリックしてから開いて下さい。[×閉じる]
話者名の追加表示 [?]セリフの前に話者名が記していない場合、誰がしゃべっているセリフなのか分からなくなってしまう場合があります。底本にはありませんが、話者名を追加して表示します。[×閉じる]
表示できる章
テキストのタイプ [?]ルビを表示させたまま文字列を選択してコピー&ペーストすると、ブラウザによってはルビも一緒にコピーされてしまい、ブログ等に引用するのに手間がかかります。そんな時には「コピー用のテキスト」に変更して下さい。ルビも脚注もない、ベタなテキストが表示され、きれいにコピーできます。[×閉じる]

文字サイズ
フォント

ルビの表示



アンカーの表示 [?]本文中に挿入している3~4桁の数字がアンカーです。原則として句読点ごとに付けており、標準設定では本文の左端に表示させています。クリックするとその位置から表示されます(URLの#の後ろに付ける場合は数字の頭に「a」を付けて下さい)。長いテキストをスクロールさせながら読んでいると、どこまで読んだのか分からなくなってしまう時がありますが、読んでいる位置を知るための目安にして下さい。目障りな場合は「表示しない」設定にして下さい。[×閉じる]


宣伝歌 [?]宣伝歌など七五調の歌は、底本ではたいてい二段組でレイアウトされています。しかしブラウザで読む場合には、二段組だと読みづらいので、標準設定では一段組に変更して(ただし二段目は分かるように一文字下げて)表示しています。お好みよって二段組に変更して下さい。[×閉じる]
脚注 [?][※]や[#]で括られている文字は当サイトで独自に付けた脚注です。まだ少ししか付いていませんが、目障りな場合は「表示しない」設定に変えて下さい。ただし[#]は重要な注記なので表示を消すことは出来ません。[×閉じる]


文字の色
背景の色
ルビの色
傍点の色 [?]底本で傍点(圏点)が付いている文字は、『霊界物語ネット』では太字で表示されますが、その色を変えます。[×閉じる]
外字1の色 [?]この設定は現在使われておりません。[×閉じる]
外字2の色 [?]文字がフォントに存在せず、画像を使っている場合がありますが、その画像の周囲の色を変えます。[×閉じる]

  

表示がおかしくなったらリロードしたり、クッキーを削除してみて下さい。


マーキングパネル
設定パネルで「全てのアンカーを表示」させてアンカーをクリックして下さい。

【引数の設定例】 &mky=a010-a021a034  アンカー010から021と、034を、イエローでマーキング。

          

第四章 (たき)(した)〔一一七三〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第44巻 舎身活躍 未の巻 篇:第1篇 神示の合離 よみ(新仮名遣い):しんじのごうり
章:第4章 滝の下 よみ(新仮名遣い):たきのした 通し章番号:1173
口述日:1922(大正11)年12月07日(旧10月19日) 口述場所: 筆録者:松村真澄 校正日: 校正場所: 初版発行日:1924(大正13)年8月18日
概要: 舞台:河鹿峠の谷間の滝(祠の森から3町ばかり下手)の前 あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
河鹿峠の谷間の滝の前では、松公の部下であったイル、イク、サールの三人が雑談にふけっている。三人はくしくも松公が三五教の宣伝使治国別の弟であったことから三五教に投降した経緯を語り合っている。
そこへ武装した覆面の男が二人現れ、ランチ将軍の目付役だと名乗った。二人はイル、イク、サールを裏切り者として切りかかろうとしたが、そこへ谷道を登ってくる人声が聞こえてきた。
ヨル、テル、ハルの三人が、ランチ将軍の陣営を脱出して治国別に降参しようと駕籠をかついで登ってくる、その歌であった。ランチ将軍目付役のアリスとサムはこの歌を聞いて姿を隠してしまった。
やってきたヨル、テル、ハルを加えた六人は、祠の森の治国別のもとへ登って行った。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2020-05-18 01:51:17 OBC :rm4404
愛善世界社版:45頁 八幡書店版:第8輯 156頁 修補版: 校定版:46頁 普及版:22頁 初版: ページ備考:
001 初冬(はつふゆ)(そら)(かがや)(つき)(ひかり)は、002河鹿川(かじかがは)谷間(たにま)()つる屏風(びやうぶ)(やう)(たき)(かか)つて、003(たま)(ごと)飛沫(ひまつ)をとばし、004(その)飛沫(ひまつ)には一々(いちいち)(つき)宿(やど)つて、005(ほし)()(やう)()えて()る、006ここは(ほこら)(もり)から三町(さんちやう)(ばか)下手(しもて)である。007(たき)(おと)(あつ)して、008大声(おほごゑ)(わら)ひさざめいてゐる(さん)(にん)(をとこ)ありける。
009『オイ、010イクにサール、011今晩(こんばん)怪体(けたい)(ばん)ぢやないか。012松公(まつこう)さまが兄貴(あにき)()ひ、013根本(こつぽん)根本(こつぽん)から三五教(あななひけう)帰順(きじゆん)して(しま)ひ、014(おれ)一緒(いつしよ)巻込(まきこ)まれて(しま)つたが、015(しか)(かんが)へてみれば(あぶ)ないものだぞ。016何程(なにほど)三五教(あななひけう)が、017神力(しんりき)(つよ)いと()つても、018玉国別(たまくにわけ)019治国別(はるくにわけ)一行(いつかう)(しめ)(じふ)(にん)以内(いない)だ。020ランチ将軍(しやうぐん)(ひき)ゆる、021数多(あまた)軍勢(ぐんぜい)進路(しんろ)(さへぎ)られ、022何時(いつ)(まで)(ふくろ)(ねづみ)(やう)(ほこら)(もり)近辺(きんぺん)退嬰(たいえい)して()つた(ところ)で、023さう兵糧(ひやうらう)(つづ)くまいし、024今度(こんど)計画(けいくわく)をかへて、025捲土(けんど)重来(ぢうらい)と、026ランチ将軍(しやうぐん)指揮(しき)(もと)(のぼ)つて()ようものならそれこそ大変(たいへん)だよ。027(おれ)(たち)(てき)帰順(きじゆん)したと()つて、028キツと槍玉(やりだま)にあげられるに(ちがひ)ない。029三五教(あななひけう)帰順(きじゆん)すればバラモン(けう)から(にら)まれる。030バラモン(けう)(はう)()けば三五教(あななひけう)から()められるだらうし、031イクにも()かれず、032()げるにも()げられず、033エライ、034ヂレンマに(かか)つたものだ。035(まへ)(たち)如何(どう)する(かんが)へだ』
036(この)イクさまの(はら)(なか)にはイクラも妙案(めうあん)奇策(きさく)包蔵(はうざう)してあるのだから、037さう悲観(ひくわん)したものぢやない。038キツと三五教(あななひけう)帰順(きじゆん)して()れば活路(くわつろ)(ひら)けるよ。039(この)河鹿峠(かじかたうげ)敵味方(てきみかた)勝敗(しようはい)(わか)るる(ところ)だ、040(しか)(なが)ら、041(この)喉首(のどくび)三五教(あななひけう)(やく)されて(しま)つたのだから、042仮令(たとへ)百万(ひやくまん)兵士(へいし)(ひき)つれて、043ランチ将軍(しやうぐん)(のぼ)つて()(ところ)で、044さう一度(いちど)(たたか)へるものでなし、045小口(こぐち)から将棋倒(しやうぎだふ)しにやられて(しま)ふのは当然(たうぜん)だ。046それだから()安全(あんぜん)047(みたま)健全(けんぜん)(たも)(ため)三五教(あななひけう)にスーツパリと帰順(きじゆん)したのだ。048貴様(きさま)はまだ(まよ)うてイルのか、049信仰心(しんかうしん)()らない(やつ)だなア。050風呂(ふろ)(ふた)でイル(とき)にイラン、051()らぬ(とき)()代物(しろもの)だよ』
052『それだと()つてヤツパリ(ひと)(さき)(こと)(かんが)へておかねば、053サア(いま)となつて周章(しうしやう)狼狽(らうばい)した(ところ)が、054(あと)(まつり)仕方(しかた)がないからのう』
055()(かく)吾々(われわれ)(さん)(にん)をお(うたがひ)もなく、056そこらを(あそ)ンで()いと()つて解放(かいはう)してくだサールような寛大(くわんだい)度量(どりやう)のひろい宣伝使(せんでんし)だから、057キツと確信(かくしん)があるのだ。058モウそンな馬鹿(ばか)(こと)はいはずに(かみ)(さま)(まか)しておく(はう)何程(なにほど)安心(あんしん)だか()れないなア。059(この)滝水(たきみづ)()い、060(じつ)綺麗(きれい)ぢやないか。061(この)真白(まつしろ)(ひか)つた(きよ)らかな(みづ)(こころ)(あか)をサールと(あら)ひきよめ、062(つき)(ひかり)(てら)されて、063自然(しぜん)(きやう)逍遥(せうえう)し、064(さん)(にん)親友(しんいう)仮令(たとへ)半時(はんとき)でも、065かうしてゐられるのは(まつた)(たふと)(かみ)(さま)御恵(みめぐみ)だよ。066あゝ有難(ありがた)有難(ありがた)い。067バラモン(けう)であつたならば、068()うして(いま)帰順(きじゆん)した(もの)(たい)し、069自由(じいう)行動(かうどう)をとらしてくれるものか、070(これ)()ても(をしへ)大小(だいせう)(わか)るぢやないか。071第一(だいいち)()(なか)刃物(はもの)(もつ)(をさ)めようなぞとは(じつ)危険(きけん)千万(せんばん)だ。072おりや()う、073バラモンのバの()()いても(いや)になつたよ。074バのついたものに(ろく)なものはありやしないよ。075ババアにババにバケモノ、076バクチにバンタ、077バリにバカと()ふよなもので、078(きたな)(もの)(ばか)りだ。079(みな)(あな)欠点(けつてん))のある(やつ)ばかりがかたまつて()るのだからなア、080(おれ)だつてバラモン(けう)這入(はい)つてから、081世間(せけん)(やつ)友達(ともだち)大変(たいへん)擯斥(ひんせき)されたよ。082(いま)ぢやバラモン(けう)以外(いぐわい)(やつ)ア サール(かみ)(たた)りありとか()つて、083交際(つきあ)つてくれないのだからなア』
084『バラモン(けう)入信(はい)つてから(ひと)附合(つきあ)はぬようになつたのぢやない、085貴様(きさま)()んだくれのバクチ(うち)のババせせりのバカ(もの)だから、086世間(せけん)(やつ)から排斥(はいせき)され、087()(ところ)がなくなつてバラモンへ入信(はい)つたのだろ。088どうせ、089バラモンへ入信(はい)るやうな(やつ)ア、090(みな)行詰(ゆきつま)(もの)だ。091行詰(ゆきつま)つて(つま)らぬようになつてから、092つまらぬとは()(なが)入信(はい)るのだからなア』
093『さういへば、094幾分(いくぶん)かの真理(しんり)がないでもないでごサールワイ。095(しか)(なが)らイルだつて、096さうだろ、097()(なか)からゲジゲジの(やう)(いや)がられ、098相手(あひて)がなくて、099バラモンへ沈没(ちんぼつ)したのだから、100(あま)(おほ)きな(こゑ)(ひと)批評(ひひやう)はせぬがよからうぞ。101(この)()(よう)のない人間(にんげん)はバラモンへでも入信(はい)つて、102()(おく)らねば仕方(しかた)がないからなア』
103(おれ)だつて、104まだ()(なか)必要(ひつえう)があるのだ。105イル代物(しろもの)だ。106それだからイルと()がついてるのだよ。107(ゆみ)もイル、108風呂(ふろ)にもイル、109(ひと)(ため)には(きも)もイル。110(あし)(うら)(まめ)をイル。111……といふ重宝(ちようほう)哥兄(にい)さまだ。112(あま)りバカにして(もら)うまいか、113こンな(こと)(かか)()いたら一遍(いつぺん)にお(ひま)頂戴(ちやうだい)しなくちやならないワ、114なア、115イク(こう)
116貴様(きさま)偉相(えらさう)()つてるが、117女房(にようばう)がそれでもあるのか、118サール事実(じじつ)ありとは()つから(うはさ)にも()いた(こと)がないぢやないか』
119女房(にようばう)(うち)()るからイルと()ふのだ。120(よめ)がイル婿(むこ)がイルといつて、121一軒(いつけん)(うち)にはなくてならぬのだ。122(しか)(なが)(おれ)はまだ(とし)(わか)いから、123女房(にようばう)候補者(こうほしや)はザツと二打(にダース)ばかりあるのだが、124まだ金勝要(きんかつかね)(かみ)とやらが決定(けつてい)(あた)へてくれないので待命中(たいめいちう)だ』
125待命中(たいめいちう)なら月給(げつきふ)三分(さんぶ)()はくれるだらう。126チツとサールにも分配(ぶんぱい)したらどうだい』
127『イヅレ金勝要(きんかつかねの)(かみ)さまだから、128(かね)沢山(たくさん)()つて(ござ)るよ。129(おれ)のは一遍(いつぺん)にチヨビ チヨビ(もら)ふのは邪魔(じやま)(くさ)いから、130一時金(いちじきん)として(いただ)くように、131天国(てんごく)倉庫(さうこ)(あづ)けてあるのだ。132()しければ貴様(きさま)勝手(かつて)(はたら)いて(ちから)一杯(いつぱい)()つたがよからう、133イルだけ()らしてやらう』
134 かく(はな)(ところ)覆面(ふくめん)(をとこ)二人(ふたり)135手槍(てやり)(つゑ)につき(なが)木蔭(こかげ)よりノソリノソリ(あら)はれ()たり、136黒頭巾(くろづきん)大喝(だいかつ)一声(いつせい)「コラツ」と(さけ)ぶを、137(さん)(にん)(おも)はず(こゑ)(はう)視線(しせん)(そそ)げば二人(ふたり)大男(おほをとこ)()つてゐる。
138『コレヤどこの(やつ)()らぬが、139イル(さま)機嫌(きげん)よく夜遊(よあそ)びをしてるのに、140コラとは(なん)だ、141一体(いつたい)貴様(きさま)(たれ)だい。142大方(おほかた)三五教(あななひけう)目付(めつけ)だろ、143(おれ)勿体(もつたい)なくも大自在天(だいじさいてん)(さま)子分(こぶん)だ。144清春山(きよはるやま)(ばん)をしてゐる、145イル、146イク、147サールのお三体(さんたい)(さま)だぞ。148サア(これ)から貴様(きさま)(たち)両人(りやうにん)をふン(しば)り、149ランチ将軍(しやうぐん)(まへ)()れて()くから、150覚悟(かくご)(いた)せ』
151(いま)木蔭(こかげ)(おい)(なんぢ)()(さん)(にん)(はなし)()けば、152最早(もはや)三五教(あななひけう)帰順(きじゆん)しよつた反逆人(はんぎやくにん)153そンな言訳(いひわけ)(いた)して、154あべこべに(この)(はう)三五教(あななひけう)捕手(とりて)()ばはり(いた)すとは、155中々(なかなか)(もつ)世智(せち)()けた代物(しろもの)だ、156サアかうならば最早(もはや)了見(れうけん)(いた)さぬ。157(この)(はう)はランチ将軍(しやうぐん)目付役(めつけやく)アリス、158サムの両人(りやうにん)だ。159(おれ)武勇(ぶゆう)天下(てんか)(きこ)えて()るだろ。160一騎(いつき)当千(たうせん)英傑(えいけつ)はアリス、161サムの(こと)だ。162サア覚悟(かくご)をせい』
163『アハヽヽヽ(ぬか)したりな(ぬか)したりな。164アリス、165サムの野郎(やらう)166グヅグヅぬかすと、167生言霊(いくことたま)発射(はつしや)をしてやらうか、168モウ()うなつてイル以上(いじやう)(かく)すに(およ)ばぬ、169吾々(われわれ)(さん)(にん)三五教(あななひけう)宣伝使(せんでんし)治国別(はるくにわけ)三羽烏(さんばがらす)だ。170グヅグヅぬかすと()()せぬぞ』
171(なん)(にはか)(はしや)()したものだのう。172そして貴様(きさま)(たち)(さん)(にん)ばかりここにゐるのか。173(なに)後押(あとおし)する(もの)がなくては、174貴様(きさま)(くち)からそンな(つよ)(こと)()へる(はず)がない。175サア(その)事情(じじやう)を、176ハツキリと申上(まをしあ)げるのだぞ』
177(おほい)後援者(こうゑんしや)がアリスだ。178イル(だけ)イクらでも加勢(かせい)をして(くだ)サールのだから、179大丈夫(だいぢやうぶ)だ。180貴様(きさま)のやうな弱将(じやくしやう)(もと)(つか)へてゐるイルさまぢやない、181サア美事(みごと)生捕(いけどら)れるなら生捕(いけど)つてみよ。182(いま)(おれ)呼子(よびこ)(ふえ)(ひと)()いたが最後(さいご)183数百万(すうひやくまん)獅子(しし)(うな)りを()てて(この)()(あら)はれ、184(なんぢ)()(ごと)弱武者(よわむしや)木端(こつぱ)微塵(みぢん)()(くだ)き、185谷川(たにがは)(くれなゐ)(そめ)なす(まで)(こと)だ。186サア吾々(われわれ)(さん)(にん)指一本(ゆびいつぽん)でもさへられるものならさへてみよ』
187捻鉢巻(ねぢはちまき)をし(なが)(だい)()(たち)はだかり、188(やり)切先(きつさき)(おそ)れず頬桁(ほほげた)(たた)いてゐる。
189 谷道(たにみち)(はるか)下方(かほう)より(さか)(のぼ)()人声(ひとごゑ)(きこ)()たるにぞ、190アリス、191サムを(はじ)め、192イル、193イク、194サールの彼我(ひが)一行(いつかう)()せずして、195(その)(こゑ)(みみ)をすましける。
196高天原(たかあまはら)大空(おほぞら)
197常磐(ときは)堅磐(かきは)(かがや)ける
198天王星(てんわうせい)御国(みくに)より
199(くだ)りましたる神柱(かむばしら)
200梵天(ぼんてん)帝釈(たいしやく)自在天(じざいてん)
201大国彦(おほくにひこ)大神(おほかみ)
202いつき(まつ)つたバラモンの
203(かみ)(つかさ)此処(ここ)彼処(かしこ)
204ハルナの(みやこ)神柱(かむばしら)
205大黒主(おほくろぬし)御言(みこと)もて
206(さまよ)(めぐ)軍人(いくさびと)
207斎苑(いそ)(やかた)()れませる
208(かむ)素盞嗚(すさのをの)(みこと)をば
209(ほふ)らむものとハルナ(じやう)
210(みやこ)(あと)鬼春別(おにはるわけ)
211大将軍(だいしやうぐん)(はじ)めとし
212ランチ将軍(しやうぐん)(その)(ほか)
213表面(うはべ)ばかりは錚々(さうさう)
214(つよ)さうに()える軍師(ぐんし)らが
215猛虎(まうこ)(ごと)(いきほひ)
216河鹿峠(かじかたうげ)急坂(きふはん)
217(のぼ)りてウブスナ山脈(さんみやく)
218大高原(だうかうげん)斎苑館(いそやかた)
219占領(せんりやう)せむと(おも)()
220片彦(かたひこ)久米彦(くめひこ)二柱(ふたはしら)
221先鋒隊(せんぽうたい)将軍(しやうぐん)
222(えら)まれイソイソ(すす)()
223モウ一息(ひといき)といふ(とこ)
224治国別(はるくにわけ)言霊(ことたま)
225()たれて(もろ)くも潰走(くわいそう)
226(いま)是非(ぜひ)なく山口(やまぐち)
227浮木(うきき)(はら)真中(まんなか)
228俄作(にはかづく)りの陣営(ぢんえい)
229(かま)へて(てき)(とら)へむと
230手具脛(てぐすね)()いて()()れり
231()れは片彦(かたひこ)将軍(しやうぐん)
232部下(ぶか)(つか)へしテル、ハルよ
233(まけ)(いくさ)門番(もんばん)
234(まか)され(さけ)()(くる)
235(おも)はず()らず脱線(だつせん)
236大黒主(おほくろぬし)()(うへ)
237(くち)(きは)めて誹謗(ひばう)する
238(その)()へヌツと(あら)はれた
239(だい)監督(かんとく)のヨル(つかさ)
240団栗眼(どんぐりまなこ)(いか)らして
241片彦(かたひこ)(もと)へわれわれを
242引立(ひきた)()かむと(おど)しよる
243此奴(こいつ)(どぢやう)ぢやなけれ(ども)
244(さけ)でいためてくれむぞと
245仁王(にわう)(ごと)()つてゐる
246ヨルの左右(さいう)葡萄酒(ぶだうしゆ)
247(びん)()せつけつめよれば
248流石(さすが)のヨルも辟易(へきえき)
249コローツと(まゐ)つて(しま)ふたり
250二打(にダース)ばかりの葡萄酒(ぶだうしゆ)
251(またた)(うち)(たひ)らげて
252(あし)もよろよろヨルさまは
253ヨル()(なぎさ)捨小舟(すてをぶね)
254(ころ)そと()かそとテル、ハルの
255(またた)(うち)掌中(しやうちう)
256(その)運命(うんめい)(にぎ)られて
257くたばり(かへ)つた面白(おもしろ)
258流石(さすが)のヨルもそろそろと
259(さけ)(さそ)はれ本音(ほんね)をば
260吹出(ふきだ)(こころ)奥底(おくそこ)
261物語(ものがた)りたる(その)(とき)
262(われ)()二人(ふたり)(おどろ)きは
263(たと)ふる(もの)もなかりけり
264いよいよこれから急坂(きふはん)
265テルさまシツカリしておくれ
266オイオイ、ヨルさま()をつけて
267(ひも)にしつかり取縋(とりすが)
268()安定(あんてい)(たも)てよや
269づぶ(ろく)さまに()ひつぶれ
270二人(ふたり)(かか)れて山坂(やまさか)
271(のぼ)つて()くとはこれは(また)
272開闢(かいびやく)以来(いらい)大珍事(だいちんじ)
273アイタタタツタ(つまづ)いた
274オイオイ、テルさまモウここで
275ヨルをおろしたらどうだろう
276これから(さき)(うま)だとて
277容易(ようい)(のぼ)ることは出来(でき)
278あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
279御霊(みたま)(さちは)ひましませよ
280(あさひ)()(とも)(くも)(とも)
281(つき)()(とも)()くる(とも)
282大黒主(おほくろぬし)(つよ)(とも)
283三五教(あななひけう)(おん)(みち)
284(すす)みし(うへ)千万(せんまん)
285艱難(かんなん)苦労(くらう)(せま)(とも)
286などや(おそ)れむ敷島(しきしま)
287(きよ)(すず)しき神心(かみごころ)
288(たき)(なが)れに()(あら)
289(みたま)(きよ)めて休息(きうそく)
290(ほこら)(もり)(かく)れます
291(かみ)(つかさ)(おん)(まへ)
292(すす)みて()かむ面白(おもしろ)
293(ほこら)(もり)(まつ)りたる
294梵天(ぼんてん)帝釈(たいしやく)自在天(じざいてん)
295(ゆる)させ(たま)吾々(われわれ)
296(きよ)(ねがひ)一言(ひとこと)
297おとさず()らさず(うべな)ひて
298(まこと)(みち)(すす)むべく
299(まも)らせ(たま)惟神(かむながら)
300()大元(おほもと)皇神(すめかみ)
301御前(みまへ)感謝(かんしや)(たてまつ)
302あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
303御霊(みたま)(さちは)ひましませよ』
304 ヨル、305テル、306ハルの(さん)(にん)はランチ将軍(しやうぐん)陣営(ぢんえい)()()し、307治国別(はるくにわけ)一行(いつかう)()ひ、308バラモン(けう)策戦(さくせん)計画(けいくわく)密告(みつこく)し、309自分(じぶん)(また)三五教(あななひけう)(ため)(つく)さむと、310(さけ)()ひつぶれた監督(かんとく)のヨルを山駕籠(やまかご)にて()つぎ(なが)らやうやう(たき)(した)まで(のぼ)つて()た。311(この)(うた)()くや(いな)や、312アリス、313サムの両人(りやうにん)(みち)なき(やま)()(のぼ)り、314何処(どこ)ともなく姿(すがた)(かく)した。315ここに彼我(ひが)(ろく)(にん)(しば)休息(きうそく)(うへ)316(ほこら)(もり)()して(のぼ)()く。
317大正一一・一二・七 旧一〇・一九 松村真澄録)
318(昭和九・一二・二二 王仁校正)
 

王仁三郎が著した「大作」がこれ1冊でわかる!
飯塚弘明・他著『あらすじで読む霊界物語』(文芸社文庫)
絶賛発売中!

目で読むのに疲れたら耳で聴こう!
霊界物語の朗読 ユーチューブに順次アップ中!
霊界物語の音読まとめサイト
オニド関連サイト最新更新情報
12/30霊界物語音読霊界物語朗読日記を追加しました。『第29巻 高砂島・鏡の池のインチキ宗教「懸橋御殿」
12/25王仁DB王仁DBの文献検索の結果画面にオニペディアへのリンクが出るようにしました。
このページに誤字・脱字や表示乱れなどを見つけたら教えて下さい。
返信が必要な場合はメールでお送り下さい。oni_do@ybb.ne.jp(飯塚弘明)
合言葉「おに」を入力して下さい→