霊界物語.ネット
~出口王仁三郎 大図書館~
設定
|
ヘルプ
ホーム
霊界物語
舎身活躍(第37~48巻)
第44巻(未の巻)
序文
総説
第1篇 神示の合離
第1章 笑の恵
第2章 月の影
第3章 守衛の囁
第4章 滝の下
第5章 不眠症
第6章 山下り
第7章 山口の森
第2篇 月明清楓
第8章 光と熱
第9章 怪光
第10章 奇遇
第11章 腰ぬけ
第12章 大歓喜
第13章 山口の別
第14章 思ひ出の歌
第3篇 珍聞万怪
第15章 変化
第16章 怯風
第17章 罵狸鬼
第18章 一本橋
第19章 婆口露
第20章 脱線歌
第21章 小北山
余白歌
×
設定
この文献を王仁DBで開く
印刷用画面を開く
[?]
プリント専用のシンプルな画面が開きます。文章の途中から印刷したい場合は、文頭にしたい位置のアンカーをクリックしてから開いて下さい。
[×閉じる]
話者名の追加表示
[?]
セリフの前に話者名が記していない場合、誰がしゃべっているセリフなのか分からなくなってしまう場合があります。底本にはありませんが、話者名を追加して表示します。
[×閉じる]
追加表示する
追加表示しない
【標準】
表示できる章
テキストのタイプ
[?]
ルビを表示させたまま文字列を選択してコピー&ペーストすると、ブラウザによってはルビも一緒にコピーされてしまい、ブログ等に引用するのに手間がかかります。そんな時には「コピー用のテキスト」に変更して下さい。ルビも脚注もない、ベタなテキストが表示され、きれいにコピーできます。
[×閉じる]
通常のテキスト
【標準】
コピー用のテキスト
文字サイズ
S
【標準】
M
L
ルビの表示
通常表示
【標準】
括弧の中に表示
表示しない
アンカーの表示
[?]
本文中に挿入している3~4桁の数字がアンカーです。原則として句読点ごとに付けており、標準設定では本文の左端に表示させています。クリックするとその位置から表示されます(URLの#の後ろに付ける場合は数字の頭に「a」を付けて下さい)。長いテキストをスクロールさせながら読んでいると、どこまで読んだのか分からなくなってしまう時がありますが、読んでいる位置を知るための目安にして下さい。目障りな場合は「表示しない」設定にして下さい。
[×閉じる]
左側だけに表示する
【標準】
表示しない
全てのアンカーを表示
宣伝歌
[?]
宣伝歌など七五調の歌は、底本ではたいてい二段組でレイアウトされています。しかしブラウザで読む場合には、二段組だと読みづらいので、標準設定では一段組に変更して(ただし二段目は分かるように一文字下げて)表示しています。お好みよって二段組に変更して下さい。
[×閉じる]
一段組
【標準】
二段組
脚注[※]用語解説
[?]
[※]、[*]、[#]で括られている文字は当サイトで独自に付けた脚注です。[※]は主に用語説明、[*]は編集用の脚注で、表示させたり消したりできます。[#]は重要な注記なので表示を消すことは出来ません。
[×閉じる]
脚注マークを表示する
【標準】
脚注マークを表示しない
脚注[*]編集用
[?]
[※]、[*]、[#]で括られている文字は当サイトで独自に付けた脚注です。[※]は主に用語説明、[*]は編集用の脚注で、表示させたり消したりできます。[#]は重要な注記なので表示を消すことは出来ません。
[×閉じる]
脚注マークを表示する
脚注マークを表示しない
【標準】
外字の外周色
[?]
一般のフォントに存在しない文字は専用の外字フォントを使用しています。目立つようにその文字の外周の色を変えます。
[×閉じる]
無色
【標準】
赤色
現在のページには外字は使われていません
表示がおかしくなったらリロードしたり、クッキーを削除してみて下さい。
【新着情報】
サイトをリニューアルしました。不具合がある場合は
従来バージョン
をお使い下さい|
サブスク
のお知らせ
霊界物語
>
舎身活躍(第37~48巻)
>
第44巻(未の巻)
> 第3篇 珍聞万怪 > 第20章 脱線歌
<<< 婆口露
(B)
(N)
小北山 >>>
第二〇章
脱線歌
(
だつせんか
)
〔一一八九〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第44巻 舎身活躍 未の巻
篇:
第3篇 珍聞万怪
よみ(新仮名遣い):
ちんぶんばんかい
章:
第20章 脱線歌
よみ(新仮名遣い):
だっせんか
通し章番号:
1189
口述日:
1922(大正11)年12月09日(旧10月21日)
口述場所:
筆録者:
松村真澄
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1924(大正13)年8月18日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
[×閉じる]
:
一同はお寅とお菊を見送りながらそれぞれ歌を歌った。万公、五三公、アク、タクは万公の過去話を元にして脱線歌を歌っている。
松彦は先に立って歩きだした。五三公は一足一足坂道を登りながら、ふたたびお寅から聞いた万公の過去の悪行を肴にして滑稽な宣伝歌を歌った。
万公は負けぬ気になって負け惜しみの宣伝歌を歌うが、歌い終わりにへばってしまって休憩を提案した。松彦も休息を認め、一同は石に腰を下ろした。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
[×閉じる]
:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
2023-12-18 19:36:26
OBC :
rm4420
愛善世界社版:
271頁
八幡書店版:
第8輯 236頁
修補版:
校定版:
284頁
普及版:
121頁
初版:
ページ備考:
001
松彦
(
まつひこ
)
はお
寅
(
とら
)
、
002
お
菊
(
きく
)
の
後
(
あと
)
を
見送
(
みおく
)
つて、
003
松彦
『
万公
(
まんこう
)
がお
寅
(
とら
)
婆
(
ば
)
さまに
巡
(
めぐ
)
り
会
(
あ
)
ひ
004
恨
(
うら
)
みの
数々
(
かずかず
)
お
菊
(
きく
)
さま
哉
(
かな
)
。
005
万更
(
まんざら
)
に
捨
(
す
)
てたものではあるまいと
006
たかを
括
(
くく
)
つた
五三公
(
いそこう
)
の
口
(
くち
)
。
007
川
(
かは
)
の
辺
(
べ
)
で
昔
(
むかし
)
の
垢
(
あか
)
を
流
(
なが
)
しけり
008
万公
(
まんこう
)
末代
(
まつだい
)
取
(
と
)
れぬ
罪
(
つみ
)
とがを。
009
荒波
(
あらなみ
)
の
伊猛
(
いたけ
)
り
狂
(
くる
)
ふ
河鹿川
(
かじかがは
)
010
丸木
(
まるき
)
の
橋
(
はし
)
を
渡
(
わた
)
る
危
(
あやふ
)
さ。
011
猿
(
さる
)
叫
(
さけ
)
ぶ
野中
(
のなか
)
の
森
(
もり
)
を
立出
(
たちい
)
でて
012
婆
(
ば
)
さンとはまつた
万公
(
まんこう
)
の
破目
(
はめ
)
』
013
万公
(
まんこう
)
『お
寅
(
とら
)
さま、お
菊
(
きく
)
をつれて
河
(
かは
)
の
辺
(
べ
)
に
014
万公
(
まんこう
)
来
(
く
)
ると
茲
(
ここ
)
に
松彦
(
まつひこ
)
。
015
あま
相
(
さう
)
なお
里
(
さと
)
の
浮名
(
うきな
)
を
永久
(
とこしへ
)
に
016
流
(
なが
)
しける
哉
(
かな
)
河鹿
(
かじか
)
川原
(
がはら
)
に』
017
五三
(
いそ
)
『
身
(
み
)
の
油
(
あぶら
)
とられた
上
(
うへ
)
に
小言
(
こごと
)
をば
018
菊子
(
きくこ
)
の
姫
(
ひめ
)
の
耳
(
みみ
)
の
痛
(
いた
)
さよ。
019
偉相
(
えらさう
)
に
此
(
この
)
行先
(
ゆくさき
)
は
言
(
い
)
はれまい
020
お
里
(
さと
)
の
分
(
わか
)
つた
万公
(
まんこう
)
の
身
(
み
)
は』
021
万公
(
まんこう
)
『コラ
五三公
(
いそこう
)
、おればつかりぢやない
程
(
ほど
)
に
022
貴様
(
きさま
)
も
尻
(
しり
)
の
臭
(
くさ
)
い
奴
(
やつ
)
だよ。
023
吾
(
わが
)
尻
(
しり
)
の
赤
(
あか
)
いを
知
(
し
)
らぬ
山猿
(
やまざる
)
が
024
人
(
ひと
)
の
事
(
こと
)
をばかきまはすなり』
025
五三
(
いそ
)
『
恥
(
はぢ
)
をかき
頭
(
あたま
)
をかきてベソをかき
026
お
寅
(
とら
)
婆
(
ば
)
さまにかき
毬
(
むし
)
られる。
027
アハヽヽヽ
開
(
あ
)
いた
口
(
くち
)
さへ
塞
(
ふさ
)
がらぬ
028
ローマンスのロは
口
(
くち
)
と
申
(
まを
)
せば。
029
大根畑
(
だいこんばた
)
荒
(
あら
)
す
野鼠
(
のねずみ
)
土鼠
(
もぐらもち
)
[
※
「もぐらもち」はモグラの異称
]
030
お
里
(
さと
)
の
芋
(
いも
)
の
穴
(
あな
)
までねらふか』
031
万公
(
まんこう
)
『
穴尊
(
あなたふ
)
と
穴
(
あな
)
ない
教
(
をしへ
)
の
穴
(
あな
)
を
見
(
み
)
よ
032
宣伝使
(
せんでんし
)
にも
妹
(
いも
)
が
居
(
ゐ
)
るぞよ』
033
五三
(
いそ
)
『
芋
(
いも
)
をほり
蕪
(
かぶら
)
をぬいてくらふ
奴
(
やつ
)
034
三五教
(
あななひけう
)
の
大根
(
だいこん
)
役者
(
やくしや
)
よ』
035
万公
(
まんこう
)
『
馬鹿
(
ばか
)
云
(
い
)
ふな
蕪
(
かぶら
)
をぬいた
其
(
その
)
跡
(
あと
)
に
036
てまりの
様
(
やう
)
な
穴
(
あな
)
があるぞよ。
037
三五
(
あななひ
)
の
神
(
かみ
)
の
教
(
をしへ
)
と
誰
(
た
)
が
言
(
い
)
うた
038
貴様
(
きさま
)
の
顔
(
かほ
)
にも
抜穴
(
ぬけあな
)
がある。
039
抜
(
ぬ
)
けた
面口
(
つらくち
)
あンぐりとあけ
乍
(
なが
)
ら
040
三五教
(
あななひけう
)
とはよくぬかしたり。
041
五三公
(
いそこう
)
のローマンスをば
尋
(
たづ
)
ぬれば
042
磯
(
いそ
)
の
鮑
(
あわび
)
の
片思
(
かたおも
)
ひかも。
043
万公
(
まんこう
)
は
何
(
なん
)
と
云
(
い
)
うても
色男
(
いろをとこ
)
044
お
里
(
さと
)
の
方
(
かた
)
に
思
(
おも
)
はれたぞや。
045
思
(
おも
)
はれて
思
(
おも
)
ひ
返
(
かへ
)
すは
益良男
(
ますらを
)
の
046
権威
(
けんゐ
)
と
知
(
し
)
らぬ
馬鹿者
(
ばかもの
)
もあり』
047
アク『アク
垂
(
た
)
れのババに
悪
(
あく
)
垂
(
た
)
れ
口
(
ぐち
)
いはれ
048
へこ
垂
(
た
)
れよつた
万公
(
まんこう
)
の
面
(
つら
)
』
049
万公
(
まんこう
)
『こりやアク
奴
(
め
)
、
何
(
なに
)
も
知
(
し
)
らずに
喧
(
やか
)
ましう
050
きさまが
口
(
くち
)
をアク
所
(
とこ
)
でない。
051
山猿
(
やまざる
)
の
様
(
やう
)
な
面
(
つら
)
した
其
(
その
)
方
(
はう
)
に
052
恋
(
こひ
)
が
分
(
わか
)
つてたまるものかい』
053
アク『
仕殺
(
しころ
)
したお
里
(
さと
)
の
事
(
こと
)
を
思
(
おも
)
ひ
出
(
だ
)
し
054
ホヽヽヽとほほゑみをする。
055
幾度
(
いくたび
)
もホヽヽヽヽと
森
(
もり
)
の
中
(
なか
)
056
暗
(
やみ
)
に
紛
(
まぎ
)
れて
死嬶
(
しにかか
)
が
慕
(
した
)
ふ。
057
おかし
奴
(
やつ
)
、
何程
(
なにほど
)
こがれ
慕
(
した
)
うとも
058
幽霊
(
いうれい
)
抱
(
だ
)
いては
寝
(
ね
)
られまいぞや』
059
万公
(
まんこう
)
『こらアクよ、
貴様
(
きさま
)
は
何
(
なに
)
を
幽霊
(
いうれい
)
か
060
無礼
(
ぶれい
)
を
云
(
い
)
ふも
程
(
ほど
)
があるぞや』
061
タク『コレは
又
(
また
)
面白
(
おもしろ
)
うなつて
来
(
き
)
よつたぞ
062
お
里
(
さと
)
が
墓
(
はか
)
からお
出
(
い
)
でお
出
(
い
)
でする』
063
万公
(
まんこう
)
『タクの
奴
(
やつ
)
何
(
なに
)
も
知
(
し
)
らずに
八釜
(
やかま
)
しい
064
子供
(
こども
)
に
恋
(
こひ
)
が
分
(
わか
)
るものかい』
065
タク『タクさまは、タク
山
(
さん
)
に
姫
(
ひめ
)
を
持
(
も
)
つたぞよ
066
天下
(
てんか
)
無双
(
むさう
)
のナイスばかりを』
067
万公
(
まんこう
)
『
何
(
なに
)
ぬかす
蜥蜴
(
とかげ
)
のやうな
面
(
つら
)
をして
068
ナイスもクソもあつたものかい』
069
テク『こりやタクよ
慢心奴
(
まんしんやつこ
)
を
捉
(
とら
)
まへて
070
相手
(
あひて
)
にするな
人
(
ひと
)
が
笑
(
わら
)
ふぞ』
071
タク『
笑
(
わら
)
うてもかまふものかい
笑
(
わら
)
はれて
072
油
(
あぶら
)
取
(
と
)
られた
万公
(
まんこう
)
ぢやもの』
073
テク『
三五
(
あななひ
)
の
教
(
をしへ
)
の
道
(
みち
)
の
万公
(
まんこう
)
は
074
婆
(
ばば
)
と
娘
(
むすめ
)
にくはれける
哉
(
かな
)
』
075
万公
(
まんこう
)
『テク
迄
(
まで
)
が
何
(
なに
)
ゴテゴテと
囀
(
さへづ
)
るか
076
俺
(
おれ
)
の
心
(
こころ
)
を
知
(
し
)
つて
居
(
ゐ
)
るかい。
077
万公
(
まんこう
)
は
今
(
いま
)
こそ
負
(
まけ
)
て
居
(
ゐ
)
るけれど
078
お
菊
(
きく
)
成人
(
せいじん
)
した
時
(
とき
)
を
見
(
み
)
よ』
079
五三
(
いそ
)
『お
菊
(
きく
)
さま
大
(
おほ
)
きくなつたら
又
(
また
)
やろと
080
万
(
まん
)
が
一
(
いち
)
をばあてにしてるのか』
081
万公
(
まんこう
)
『コリヤ
五三公
(
いそこう
)
、
急
(
いそ
)
いで
事
(
こと
)
はなるものか
082
先
(
さき
)
を
三年
(
みとせ
)
の
春
(
はる
)
を
見
(
み
)
て
居
(
を
)
れ』
083
五三
(
いそ
)
『
又
(
また
)
してもそンな
野心
(
やしん
)
を
起
(
おこ
)
すなよ
084
今度
(
こんど
)
は
首
(
くび
)
と
胴
(
どう
)
と
別
(
わか
)
れる』
085
万公
(
まんこう
)
『
三
(
さん
)
年
(
ねん
)
の
先
(
さき
)
になつたらお
寅
(
とら
)
さま
086
冥途
(
めいど
)
の
旅
(
たび
)
に
行
(
い
)
つたあとだよ。
087
何事
(
なにごと
)
も
万
(
まん
)
さまなればお
菊
(
きく
)
ぢやと
088
今
(
いま
)
から
秋波
(
しうは
)
を
送
(
おく
)
り
居
(
ゐ
)
るらし』
089
松彦
(
まつひこ
)
『
腰折
(
こしを
)
れのみ
歌
(
うた
)
ばかりをうたひ
上
(
あ
)
げ
090
うたてき
事
(
こと
)
の
限
(
かぎ
)
りつくせし。
091
サア
万公
(
まんこう
)
、
五三公
(
いそこう
)
、アク、タク、テク
五
(
ご
)
人
(
にん
)
092
もうボツボツと
山
(
やま
)
に
登
(
のぼ
)
ろか』
093
万公
(
まんこう
)
『
宜
(
よろ
)
しかろお
寅
(
とら
)
婆
(
ば
)
さまはさておいて
094
お
菊
(
きく
)
の
奴
(
やつ
)
が
待
(
ま
)
つてゐるから』
095
五三
(
いそ
)
『
執着
(
しふちやく
)
の
深
(
ふか
)
い
奴
(
やつ
)
ぢやと
思
(
おも
)
たけれど
096
これ
程
(
ほど
)
迄
(
まで
)
とは
思
(
おも
)
はなかつた』
097
万公
(
まんこう
)
『
呆
(
あき
)
れたかオツたまげたか
五三公
(
いそこう
)
よ
098
人
(
ひと
)
は
見
(
み
)
かけによらぬ
者
(
もの
)
だよ。
099
さり
乍
(
なが
)
ら
俺
(
おれ
)
も
誠
(
まこと
)
の
道
(
みち
)
をゆく
100
万公
(
まんこう
)
なれば
恋
(
こひ
)
は
廃
(
はい
)
した。
101
心配
(
しんぱい
)
をどうぞなさつて
下
(
くだ
)
さるな
102
メツタにお
菊
(
きく
)
は
思
(
おも
)
はないから』
103
五三
(
いそ
)
『さうだらう、
何程
(
なにほど
)
思
(
おも
)
うてみた
所
(
とこ
)
が
104
向
(
むか
)
ふが
厭
(
いや
)
なら
仕方
(
しかた
)
なからう』
105
アク『コレは
又
(
また
)
面白
(
おもしろ
)
うなつて
来
(
き
)
たわやい
106
旅
(
たび
)
の
慰
(
なぐさ
)
め
此
(
この
)
上
(
うへ
)
もなし』
107
テク『テクついて
川
(
かは
)
の
畔
(
ほとり
)
に
来
(
き
)
て
見
(
み
)
れば
108
婆
(
ば
)
さンに
追
(
お
)
はれてバサンとはまる。
109
アク
運
(
うん
)
の
強
(
つよ
)
いお
方
(
かた
)
が
助
(
たす
)
かつて
110
世
(
よ
)
に
珍
(
めづら
)
しき
話
(
はなし
)
きく
哉
(
かな
)
』
111
万公
(
まんこう
)
『
万
(
まん
)
さまがあつたらこされお
前
(
まへ
)
等
(
ら
)
も
112
歓喜
(
くわんき
)
の
笑
(
ゑみ
)
に
漂
(
ただよ
)
うたのだ。
113
心霊
(
しんれい
)
の
餌
(
ゑ
)
さは
歓喜
(
くわんき
)
と
云
(
い
)
ふぢやないか
114
おれを
命
(
いのち
)
の
親
(
おや
)
と
尊
(
たふと
)
め』
115
松彦
(
まつひこ
)
は
先
(
さき
)
に
立
(
た
)
つて
歩
(
あゆ
)
み
出
(
だ
)
せば、
116
五三公
(
いそこう
)
は
一足
(
ひとあし
)
々々
(
ひとあし
)
坂道
(
さかみち
)
を
登
(
のぼ
)
り
乍
(
なが
)
ら
笑
(
わら
)
ひ
半分
(
はんぶん
)
に
歌
(
うた
)
ひ
始
(
はじ
)
むる。
117
五三公
『
神
(
かみ
)
が
表
(
おもて
)
に
現
(
あら
)
はれて
118
善
(
ぜん
)
と
悪
(
あく
)
とを
立分
(
たてわ
)
ける
119
ババが
川辺
(
かはべ
)
に
現
(
あら
)
はれて
120
万公
(
まんこう
)
とアクを
苦
(
くる
)
しめる
121
此
(
この
)
世
(
よ
)
を
造
(
つく
)
りし
神直日
(
かむなほひ
)
122
心
(
こころ
)
も
広
(
ひろ
)
き
大直日
(
おほなほひ
)
123
此
(
この
)
世
(
よ
)
の
鬼
(
おに
)
に
巡
(
めぐ
)
り
会
(
あ
)
ひ
124
心
(
こころ
)
もひどく
悄気返
(
せうげかへ
)
り
125
只
(
ただ
)
何事
(
なにごと
)
も
人
(
ひと
)
の
世
(
よ
)
は
126
直日
(
なほひ
)
に
見直
(
みなほ
)
し
宣直
(
のりなほ
)
し
127
只
(
ただ
)
何遍
(
なんべん
)
も
人
(
ひと
)
の
前
(
まへ
)
128
なぶられものに
会
(
あ
)
はされて
129
身
(
み
)
の
過
(
あやま
)
ちは
宣直
(
のりなほ
)
せ
130
身
(
み
)
の
過
(
あやま
)
ちを
述
(
の
)
べられて
131
万公
(
まんこう
)
の
奴
(
やつ
)
がベソをかく
132
旭
(
あさひ
)
は
照
(
て
)
る
共
(
とも
)
曇
(
くも
)
る
共
(
とも
)
133
アク
公
(
こう
)
は
川
(
かは
)
へはまる
共
(
とも
)
134
月
(
つき
)
は
盈
(
み
)
つ
共
(
とも
)
虧
(
か
)
くる
共
(
とも
)
135
罪
(
つみ
)
のあり
丈
(
だけ
)
さらす
共
(
とも
)
136
仮令
(
たとへ
)
大地
(
だいち
)
は
沈
(
しづ
)
む
共
(
とも
)
137
譬
(
たとへ
)
方
(
かた
)
なき
大痴呆
(
だいちほう
)
138
誠
(
まこと
)
の
力
(
ちから
)
は
世
(
よ
)
を
救
(
すく
)
ふ
139
万公
(
まんこう
)
の
畜生
(
ちくしやう
)
は
夜這
(
よば
)
ひする
140
三五教
(
あななひけう
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
141
ウラルの
教
(
をしへ
)
の
穴捜
(
あなさが
)
し
142
ウブスナ
山
(
やま
)
を
後
(
あと
)
にして
143
河鹿
(
かじか
)
峠
(
たうげ
)
をよぢ
登
(
のぼ
)
り
144
ウツカリ
川辺
(
かはべ
)
に
巡
(
めぐ
)
り
会
(
あ
)
ひ
145
嬶
(
かか
)
の
親
(
おや
)
になぐられる
146
祠
(
ほこら
)
の
森
(
もり
)
に
来
(
き
)
て
見
(
み
)
れば
147
玉国別
(
たまくにわけ
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
148
野中
(
のなか
)
の
森
(
もり
)
を
立出
(
たちい
)
でて
149
たまたま
会
(
あ
)
うた
婆娘
(
ばばむすめ
)
150
猿
(
さる
)
に
目玉
(
めだま
)
をかき
取
(
と
)
られ
151
気
(
き
)
の
毒
(
どく
)
なりける
次第
(
しだい
)
なり
152
皿
(
さら
)
のよな
目玉
(
めだま
)
をむき
出
(
だ
)
され
153
気
(
き
)
が
気
(
き
)
でならぬ
次第
(
しだい
)
なり
154
険
(
けは
)
しき
坂
(
さか
)
をエチエチと
155
下
(
くだ
)
りて
漸
(
やうや
)
く
山口
(
やまぐち
)
の
156
険
(
けは
)
しき
流
(
なが
)
れを
打
(
うち
)
わたり
157
やうやう
茲
(
ここ
)
に
息
(
いき
)
休
(
やす
)
め
158
魔性
(
ましやう
)
の
女
(
をんな
)
に
出会
(
でつく
)
はし
159
荒肝
(
あらきも
)
とられし
可笑
(
をか
)
しさよ
160
万公
(
まんこう
)
が
婆
(
ばば
)
に
追
(
お
)
ひつかれ
161
欠点
(
あら
)
さらされし
可笑
(
をか
)
しさよ
162
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
163
御霊
(
みたま
)
幸
(
さちは
)
ひましませよ
164
あゝ
叶
(
かな
)
はぬから
叶
(
かな
)
はぬから
165
目玉
(
めだま
)
飛出
(
とびだ
)
しましませよ
166
アハヽヽツハ アハヽヽヽ
167
イヒヽヽツヒ イヒヽヽヽ
168
ウントコドツコイきつい
坂
(
さか
)
169
万公
(
まんこう
)
は
足
(
あし
)
が
だる
からう
170
おれも
一度
(
いちど
)
はお
菊
(
きく
)
さまに
171
何
(
なん
)
とか
都合
(
つがふ
)
よく
巡
(
めぐ
)
り
会
(
あ
)
ひ
172
マ
一度
(
いちど
)
万公
(
まんこう
)
の
臆病
(
おくびやう
)
振
(
ぶ
)
り
173
一伍
(
いちぶ
)
一什
(
しじふ
)
を
打明
(
うちあ
)
けて
174
愛想
(
あいさう
)
をつかさせやらうかい
175
それが
万公
(
まんこう
)
の
一生
(
いつしやう
)
の
176
お
為
(
ため
)
になるに
違
(
ちがひ
)
ない
177
これこれもうし
松
(
まつ
)
さまへ
178
私
(
わたし
)
の
云
(
い
)
ふのが
違
(
ちが
)
うたら
179
どうぞ
叱
(
しか
)
つて
下
(
くだ
)
さンせ
180
ウントコドツコイ
小北山
(
こぎたやま
)
181
ウラナイ
教
(
けう
)
の
本山
(
ほんざん
)
に
182
一寸
(
ちよつと
)
よう
似
(
に
)
た
名称
(
めいしよう
)
だ
183
此奴
(
こいつ
)
ア
大方
(
おほかた
)
高姫
(
たかひめ
)
や
184
黒姫
(
くろひめ
)
さまの
慢心
(
まんしん
)
の
185
其
(
その
)
ほとばりが
芽
(
め
)
をふいて
186
怪体
(
けたい
)
な
教
(
をしへ
)
を
立
(
た
)
て
通
(
とほ
)
し
187
十曜
(
とえう
)
の
紋
(
もん
)
を
引
(
ひき
)
つけて
188
世界
(
せかい
)
をごまかし
居
(
ゐ
)
るのだろ
189
何
(
なん
)
だか
知
(
し
)
らぬが
五三公
(
いそこう
)
は
190
一寸
(
ちよつと
)
も
気乗
(
きのり
)
がせないぞや
191
お
寅
(
とら
)
のよな
皺苦茶
(
しわくちや
)
の
192
婆
(
ば
)
さまばかりがウヨウヨと
193
両手
(
りやうて
)
を
合
(
あは
)
せ
水鼻汁
(
みづばな
)
を
194
啜
(
すす
)
りまはして
八釜
(
やかま
)
しう
195
下
(
くだ
)
らぬ
事
(
こと
)
を
囁
(
ささや
)
きつ
196
曲津
(
まがつ
)
を
拝
(
をが
)
みてゐるのだろ
197
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
198
目玉
(
めだま
)
飛出
(
とびだ
)
しましませよ
199
アハヽヽハツハ アハヽヽヽ
200
最早
(
もはや
)
ここらでやめておこ
201
これから
万公
(
まんこう
)
の
番
(
ばん
)
ぢやぞや
202
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
203
息
(
いき
)
がつまつて
出
(
で
)
て
来
(
こ
)
ない』
204
万公
(
まんこう
)
は
負
(
まけ
)
ぬ
気
(
き
)
になつて
歌
(
うた
)
ひ
出
(
だ
)
した。
205
万公
『ウントコドツコイドツコイシヨ
206
五三公
(
いそこう
)
の
奴
(
やつ
)
めが
悋気
(
りんき
)
して
207
何
(
なん
)
ぢやかンぢやと
誂
(
そし
)
りよる
208
貴様
(
きさま
)
の
事
(
こと
)
ぢやあるまいし
209
かもうておくれなホツトイテ
210
法界
(
ほふかい
)
悋気
(
りんき
)
も
程
(
ほど
)
がある
211
昔
(
むかし
)
におうた
古疵
(
ふるきず
)
が
212
一寸
(
ちよつと
)
物言
(
ものい
)
うたばつかりだ
213
これも
一
(
ひと
)
つの
御
(
ご
)
愛嬌
(
あいけう
)
214
昔
(
むかし
)
はつまらぬ
奴
(
やつ
)
なれど
215
今
(
いま
)
は
立派
(
りつぱ
)
な
宣伝使
(
せんでんし
)
216
治国別
(
はるくにわけ
)
の
片腕
(
かたうで
)
だ
217
ゴテゴテ
言
(
い
)
うて
貰
(
もら
)
うまい
218
おれにはおれの
権利
(
けんり
)
ある
219
松彦
(
まつひこ
)
さンが
偉
(
えら
)
うても
220
ウブスナ
山
(
やま
)
の
神
(
かみ
)
様
(
さま
)
に
221
許
(
ゆる
)
して
貰
(
もら
)
うた
事
(
こと
)
もなく
222
ホンの
内証
(
ないしよう
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
223
治国別
(
はるくにわけ
)
の
留守役
(
るすやく
)
だ
224
本当
(
ほんたう
)
の
事
(
こと
)
を
云
(
い
)
うたなら
225
万公
(
まんこう
)
さまが
宣伝使
(
せんでんし
)
226
臨事
(
りんじ
)
代理
(
だいり
)
となる
所
(
とこ
)
だ
227
コラコラ
五三公
(
いそこう
)
アク
公
(
こう
)
よ
228
タク、テク
両人
(
りやうにん
)
よつく
聞
(
き
)
け
229
すべて
此
(
この
)
世
(
よ
)
に
大業
(
たいげふ
)
を
230
なさうと
思
(
おも
)
ふ
人物
(
じんぶつ
)
は
231
大
(
おほ
)
きな
影
(
かげ
)
のあるものだ
232
それをばお
かげ
といふのだぞ
233
冷血漢
(
れいけつかん
)
の
五三公
(
いそこう
)
が
234
どうして
英雄
(
えいゆう
)
豪傑
(
がうけつ
)
の
235
心裡
(
しんり
)
が
分
(
わか
)
つてたまらうか
236
子供
(
こども
)
は
子供
(
こども
)
のやうにして
237
沈黙
(
ちんもく
)
してるが
悧巧
(
りかう
)
だぞ
238
モウ
之
(
これ
)
からは
万公
(
まんこう
)
も
239
遠慮
(
ゑんりよ
)
会釈
(
ゑしやく
)
はせぬ
程
(
ほど
)
に
240
正々
(
せいせい
)
堂々
(
だうだう
)
先
(
さき
)
に
立
(
た
)
ち
241
治国別
(
はるくにわけ
)
の
代弁
(
だいべん
)
を
242
努
(
つと
)
めて
見
(
み
)
よう
皆
(
みな
)
の
奴
(
やつ
)
243
おれの
命令
(
めいれい
)
に
反
(
そむ
)
くのは
244
治国別
(
はるくにわけ
)
の
命令
(
めいれい
)
に
245
つまり
反
(
そむ
)
くといふものだ
246
旭
(
あさひ
)
は
照
(
て
)
る
共
(
とも
)
曇
(
くも
)
る
共
(
とも
)
247
五三公
(
いそこう
)
はこける
共
(
とも
)
辷
(
すべ
)
る
共
(
とも
)
248
月
(
つき
)
は
盈
(
み
)
つ
共
(
とも
)
虧
(
か
)
くる
共
(
とも
)
249
狐
(
きつね
)
は
啼
(
な
)
く
共
(
とも
)
吼
(
ほ
)
えるとも
250
仮令
(
たとへ
)
大地
(
だいち
)
は
沈
(
しづ
)
む
共
(
とも
)
251
仮令
(
たとへ
)
五三公
(
いそこう
)
は
平太
(
へた
)
る
共
(
とも
)
252
誠
(
まこと
)
の
力
(
ちから
)
は
世
(
よ
)
を
救
(
すく
)
ふ
253
曲津
(
まがつ
)
の
五三公
(
いそこう
)
は
世
(
よ
)
を
紊
(
みだ
)
す
254
此
(
この
)
世
(
よ
)
を
造
(
つく
)
りし
神直日
(
かむなほひ
)
255
此
(
この
)
山
(
やま
)
登
(
のぼ
)
る
神
(
かみ
)
の
御子
(
みこ
)
256
心
(
こころ
)
も
広
(
ひろ
)
き
大直日
(
おほなほひ
)
257
乞食
(
こじき
)
上
(
あが
)
りの
皆
(
みな
)
の
奴
(
やつ
)
258
只
(
ただ
)
何事
(
なにごと
)
も
人
(
ひと
)
の
世
(
よ
)
は
259
高
(
たか
)
い
山路
(
やまみち
)
シトシトと
260
直日
(
なほひ
)
に
見直
(
みなほ
)
せ
聞直
(
ききなほ
)
せ
261
並
(
なら
)
ンでドシドシ
登
(
のぼ
)
りゆけ
262
身
(
み
)
の
過
(
あやま
)
ちは
宣
(
の
)
り
直
(
なほ
)
せ
263
皆
(
みな
)
過
(
あやま
)
つてふン
伸
(
の
)
びよ
264
三五教
(
あななひけう
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
265
アブナイ
教
(
けう
)
のセンチ
虫
(
むし
)
266
治国別
(
はるくにわけ
)
に
従
(
したが
)
ひて
267
ハアハア
山路
(
やまみち
)
分
(
わ
)
け
登
(
のぼ
)
る
268
悪魔
(
あくま
)
の
征途
(
せいと
)
に
上
(
のぼ
)
りゆく
269
飽迄
(
あくまで
)
つづくセンチ
虫
(
むし
)
270
あははツは アハヽヽヽ
271
どうやら
種
(
たね
)
が
切
(
き
)
れて
来
(
き
)
た
272
小北
(
こぎた
)
の
山
(
やま
)
の
真中
(
まんなか
)
で
273
ババを
垂
(
た
)
れるか
こきた
ない
274
たうとう
俺
(
おれ
)
もへこたれた
275
ハーハー フーフー フースースー
276
オイ
皆
(
みな
)
の
奴
(
やつ
)
、
277
ドウコイ、
278
皆
(
みな
)
の
立派
(
りつぱ
)
なお
方
(
かた
)
、
279
万々
(
まんまん
)
ここで
御
(
ご
)
休息
(
きうそく
)
なさつたら
何
(
ど
)
うですか。
280
歌
(
うた
)
のまづい
松彦
(
まつひこ
)
さまに、
281
テクの
下手
(
へた
)
なテク
公
(
こう
)
、
282
ゴータクの
上手
(
じやうづ
)
なタク
公
(
こう
)
、
283
悪運
(
あくうん
)
の
強
(
つよ
)
いアク
公
(
こう
)
、
284
東海道
(
とうかいだう
)
の
五十三
(
ごじふさん
)
次
(
つぎ
)
、
285
一
(
ひと
)
つここらで、
286
休
(
やす
)
まう……かい』
287
松彦
(
まつひこ
)
は
吹
(
ふ
)
き
出
(
だ
)
し、
288
松彦
『ハハー、
289
たうとう
弱
(
よわ
)
りよつたなア、
290
川端
(
かはばた
)
ではいぢめられ、
291
森
(
もり
)
の
中
(
なか
)
ではおどかされ、
292
又
(
また
)
山路
(
やまみち
)
で
苦
(
くるし
)
められ、
293
よくよく
万
(
まん
)
の
悪
(
わる
)
い
男
(
をとこ
)
だなア。
294
アハヽヽヽ、
295
併
(
しか
)
し
何
(
なん
)
だか
松彦
(
まつひこ
)
も
足
(
あし
)
が
変
(
へん
)
になつて
来
(
き
)
た。
296
幸
(
さいはひ
)
ここにロハ
台
(
だい
)
が
並
(
なら
)
ンでゐる。
297
全体
(
ぜんたい
)
とまれツ』
298
此
(
この
)
声
(
こゑ
)
の
終
(
をは
)
るか
終
(
をは
)
らぬに
万公
(
まんこう
)
はドスンと
腰
(
こし
)
をおろす。
299
続
(
つづ
)
いて
一同
(
いちどう
)
は
嬉
(
うれ
)
し
相
(
さう
)
に
腰
(
こし
)
を
下
(
お
)
ろし
休息
(
きうそく
)
する。
300
(
大正一一・一二・九
旧一〇・二一
松村真澄
録)
301
(昭和九・一二・二九 王仁校正)
Δこのページの一番上に戻るΔ
<<< 婆口露
(B)
(N)
小北山 >>>
霊界物語
>
舎身活躍(第37~48巻)
>
第44巻(未の巻)
> 第3篇 珍聞万怪 > 第20章 脱線歌
このページに誤字・脱字や表示乱れなどを見つけたら教えて下さい。
返信が必要な場合はメールでお送り下さい。【
メールアドレス
】
【第20章 脱線歌|第44巻|舎身活躍|霊界物語|/rm4420】
合言葉「みろく」を入力して下さい→