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霊界物語
舎身活躍(第37~48巻)
第45巻(申の巻)
序文
総説
第1篇 小北の特使
第1章 松風
第2章 神木
第3章 大根蕪
第4章 霊の淫念
第2篇 恵の松露
第5章 肱鉄
第6章 唖忿
第7章 相生の松
第8章 小蝶
第9章 賞詞
第3篇 裏名異審判
第10章 棚卸志
第11章 仲裁
第12章 喜苔歌
第13章 五三の月
第4篇 虎風獣雨
第14章 三昧経
第15章 曲角狸止
第16章 雨露月
第17章 万公月
第18章 玉則姫
第19章 吹雪
第20章 蛙行列
余白歌
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舎身活躍(第37~48巻)
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第45巻(申の巻)
> 第4篇 虎風獣雨 > 第19章 吹雪
<<< 玉則姫
(B)
(N)
蛙行列 >>>
第一九章
吹雪
(
ふぶき
)
〔一二〇九〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第45巻 舎身活躍 申の巻
篇:
第4篇 虎風獣雨
よみ(新仮名遣い):
こふうじゅうう
章:
第19章 吹雪
よみ(新仮名遣い):
ふぶき
通し章番号:
1209
口述日:
1922(大正11)年12月13日(旧10月25日)
口述場所:
筆録者:
加藤明子
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1924(大正13)年9月12日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
お寅はお民のところにやってくると、お民は経典をひも解いている。お寅はお民に対して、蠑螈別を狙っても高嶺の花だ、魔我彦と結婚しろといきなり怒鳴りつけた。お民は驚いたが、すぐには返事はできないと冷静に返す。
お寅がしつこく迫っても、お民は頑として譲らない。お寅はしまいにお民を怒鳴りつけて帰ってしまった。
お民が独り言でいうことには、あんなケチで腰が曲がった魔我彦の女房になるくらいなら死んだ方がましだとくさした。そして自分がこんな教団に参詣するのは蠑螈別が一万両の金をもって駆け落ちしようといってくれたからだと独り言に明かした。
お民は、自分と蠑螈別との約束をお寅に見透かされたような対応を受けたので、もうこんな教団は逃げ出そうと去就を考えている。
一方お寅は夜分に松姫館を尋ねた。松姫からお民に言い聞かせてもらおうという魂胆である。お寅は、蠑螈別からお民を引き離したい一心で、お民が魔我彦の女房になることを今晩のうちに説きつけてくれと松姫に頼み込む。
そこへお菊と魔我彦がお寅を尋ねてやってきた。お寅は魔我彦に、蠑螈別の見張りをするようにと追い出すが、お寅と松姫が自分の結婚問題をどうさばくか気になり、雪がちらつく戸外で盗み聞きしている。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
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:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
2023-03-06 14:50:47
OBC :
rm4519
愛善世界社版:
277頁
八幡書店版:
第8輯 348頁
修補版:
校定版:
290頁
普及版:
112頁
初版:
ページ備考:
001
悋気
(
りんき
)
の
角
(
つの
)
を
振
(
ふ
)
り
立
(
た
)
てて
002
顔
(
かほ
)
を
真赤
(
まつか
)
に
染
(
そ
)
めながら
003
轟
(
とどろ
)
く
胸
(
むね
)
を
撫
(
な
)
で
下
(
おろ
)
し
004
居間
(
ゐま
)
に
魔我彦
(
まがひこ
)
残
(
のこ
)
しつつ
005
粋
(
すゐ
)
に
気
(
き
)
の
利
(
き
)
くお
寅
(
とら
)
さま
006
炊事場
(
すゐじば
)
さして
進
(
すす
)
み
入
(
い
)
り
007
お
民
(
たみ
)
の
居間
(
ゐま
)
へ
訪
(
おとな
)
へば
008
お
民
(
たみ
)
は
切
(
しき
)
りに
経典
(
きやうてん
)
を
009
繙
(
ひもと
)
き
初
(
はじ
)
め
居
(
ゐ
)
たりける
010
お
寅
(
とら
)
は
外
(
そと
)
から
声
(
こゑ
)
をかけ
011
これこれ
申
(
まを
)
しお
民
(
たみ
)
さま
012
こんな
夜更
(
よふけ
)
に
何
(
なに
)
してぞ
013
人
(
ひと
)
の
寝静
(
ねしづ
)
まつた
其
(
その
)
後
(
あと
)
で
014
文
(
ふみ
)
でも
書
(
か
)
いて
居
(
ゐ
)
るのだらう
015
油断
(
ゆだん
)
のならぬ
女
(
をんな
)
だなあ
016
かう
出
(
だ
)
し
抜
(
ぬ
)
けに
呼
(
よ
)
ばはれば
017
お
民
(
たみ
)
は
驚
(
おどろ
)
き
経典
(
きやうてん
)
を
018
二
(
ふた
)
つに
畳
(
たた
)
んで
傍
(
そば
)
におき
019
貴女
(
あなた
)
は
内事
(
ないじ
)
のお
寅
(
とら
)
さま
020
この
真夜中
(
まよなか
)
に
何
(
なん
)
として
021
態々
(
わざわざ
)
訪
(
たづ
)
ねて
来
(
き
)
なさつた
022
合点
(
がてん
)
がゆかぬと
怪
(
あや
)
しめば
023
お
寅
(
とら
)
は
眼
(
まなこ
)
をむき
出
(
いだ
)
し
024
花
(
はな
)
の
盛
(
さか
)
りのお
民
(
たみ
)
さま
025
お
門
(
かど
)
が
多
(
おほ
)
くて
嘸
(
さぞ
)
やさぞ
026
心
(
こころ
)
の
揉
(
も
)
める
事
(
こと
)
でせう
027
お
前
(
まへ
)
がここへ
参
(
まゐ
)
つたのは
028
神信心
(
かみしんじん
)
は
表向
(
おもてむ
)
き
029
外
(
ほか
)
に
望
(
のぞ
)
みがあるのだろ
030
お
前
(
まへ
)
も
美
(
うつく
)
し
身
(
み
)
をもつて
031
グヅグヅして
居
(
ゐ
)
る
時
(
とき
)
ぢやない
032
早
(
はや
)
く
夫
(
をつと
)
を
持
(
も
)
たさせよと
033
大神
(
おほかみ
)
様
(
さま
)
に
聞
(
き
)
いた
故
(
ゆゑ
)
034
眠
(
ねむ
)
たい
眼
(
め
)
をばこすりつつ
035
態々
(
わざわざ
)
やつて
来
(
き
)
たのだよ
036
お
前
(
まへ
)
の
身魂
(
みたま
)
は
義理
(
ぎり
)
天上
(
てんじやう
)
037
日出
(
ひのでの
)
神
(
かみ
)
の
奥
(
おく
)
さまの
038
玉則姫
(
たまのりひめ
)
に
違
(
ちが
)
ひない
039
神
(
かみ
)
と
神
(
かみ
)
との
因縁
(
いんねん
)
で
040
夫婦
(
めをと
)
にならねばなりませぬ
041
日出
(
ひのでの
)
神
(
かみ
)
の
生宮
(
いきみや
)
の
042
魔我彦
(
まがひこ
)
さまと
逸早
(
いちはや
)
く
043
結婚式
(
けつこんしき
)
をあげなされ
044
この
神勅
(
しんちよく
)
に
背
(
そむ
)
いたら
045
其方
(
そなた
)
が
御
(
おん
)
身
(
み
)
の
一大事
(
いちだいじ
)
046
神
(
かみ
)
の
怒
(
いか
)
りで
忽
(
たちま
)
ちに
047
根底
(
ねそこ
)
の
国
(
くに
)
へ
墜
(
お
)
ちますよ
048
何程
(
なにほど
)
蠑螈別
(
いもりわけ
)
さまを
049
恋
(
こひ
)
し
恋
(
こひ
)
しと
思
(
おも
)
うても
050
高根
(
たかね
)
の
花
(
はな
)
か
水
(
みづ
)
の
月
(
つき
)
051
とても
掴
(
つか
)
める
筈
(
はず
)
がない
052
そんな
野心
(
やしん
)
を
起
(
おこ
)
さずに
053
馬
(
うま
)
は
馬
(
うま
)
づれ
牛
(
うし
)
は
牛
(
うし
)
054
魔我彦
(
まがひこ
)
さまと
機嫌
(
きげん
)
よう
055
合衾式
(
がふきんしき
)
を
上
(
あ
)
げなされ
056
返答
(
へんたふ
)
はどうぢやと
手厳
(
てきび
)
しく
057
呶鳴
(
どな
)
ればお
民
(
たみ
)
は
仰天
(
ぎやうてん
)
し
058
晴
(
は
)
れたる
空
(
そら
)
に
霹靂
(
へきれき
)
の
059
閃
(
ひらめ
)
く
如
(
ごと
)
く
胸
(
むね
)
打
(
う
)
たれ
060
暫
(
しば
)
し
言葉
(
ことば
)
もなかりける。
061
お
民
(
たみ
)
『お
寅
(
とら
)
さま、
062
貴女
(
あなた
)
は
今
(
いま
)
私
(
わたし
)
が
蠑螈別
(
いもりわけ
)
さまに○○して
居
(
ゐ
)
るやうに
仰有
(
おつしや
)
いましたな、
063
それや
大変
(
たいへん
)
な
迷惑
(
めいわく
)
です、
064
そして
魔我彦
(
まがひこ
)
さまと
夫婦
(
めをと
)
になれと
仰有
(
おつしや
)
いましたが、
065
それや
本気
(
ほんき
)
ですか』
066
お
寅
(
とら
)
『
本気
(
ほんき
)
でなくてこの
眠
(
ねむ
)
たいのに、
067
誰
(
たれ
)
が
態々
(
わざわざ
)
来
(
き
)
ませうか。
068
お
前
(
まへ
)
の
身魂
(
みたま
)
は
玉則姫
(
たまのりひめ
)
さまと
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
が、
069
御
(
ご
)
神勅
(
しんちよく
)
で
分
(
わか
)
つたのだよ、
070
それだから
一
(
いち
)
時
(
じ
)
も
早
(
はや
)
く
義理
(
ぎり
)
天上
(
てんじやう
)
日出
(
ひのでの
)
神
(
かみ
)
と
夫婦
(
ふうふ
)
に
致
(
いた
)
さねば、
071
神界
(
しんかい
)
の
経綸
(
しぐみ
)
が
後
(
おく
)
れるのだから
勧
(
すす
)
めに
来
(
き
)
たのだよ』
072
お
民
(
たみ
)
『
藪
(
やぶ
)
から
棒
(
ぼう
)
のやうなお
言葉
(
ことば
)
、
073
早速
(
さつそく
)
に
御
(
ご
)
返事
(
へんじ
)
が
出来
(
でき
)
ませぬ。
074
どうか
一
(
いつ
)
週間
(
しうかん
)
程
(
ほど
)
熟考
(
じゆくかう
)
の
猶予
(
いうよ
)
を
与
(
あた
)
へて
下
(
くだ
)
さいませ。
075
さうすれば
否
(
いや
)
とか、
076
応
(
おう
)
とか
御
(
ご
)
返事
(
へんじ
)
致
(
いた
)
しますから』
077
お
寅
(
とら
)
『さてもさても
歯切
(
はぎ
)
れのせぬお
方
(
かた
)
ぢやな、
078
なぜ
神
(
かみ
)
様
(
さま
)
の
仰有
(
おつしや
)
る
事
(
こと
)
を
素直
(
すなほ
)
に
聞
(
き
)
かないのだ。
079
十万
(
じふまん
)
億土
(
おくど
)
に
落
(
おと
)
されても
構
(
かま
)
はないのですか』
080
お
民
(
たみ
)
『どうなつても
仕方
(
しかた
)
が
無
(
な
)
いぢやありませぬか。
081
何程
(
なにほど
)
神
(
かみ
)
様
(
さま
)
の
御
(
ご
)
命令
(
めいれい
)
だと
言
(
い
)
つても
自分
(
じぶん
)
の
気
(
き
)
に
合
(
あ
)
はない
夫
(
をつと
)
をもつ
事
(
こと
)
は
一生
(
いつしやう
)
の
不愉快
(
ふゆくわい
)
ですから、
082
何程
(
なにほど
)
神
(
かみ
)
様
(
さま
)
だつてそんな
無理
(
むり
)
は
仰有
(
おつしや
)
いますまい。
083
私
(
わたし
)
は
女
(
をんな
)
としての
人間
(
にんげん
)
を
作
(
つく
)
つて、
084
その
上
(
うへ
)
で
夫
(
をつと
)
をもつ
考
(
かんが
)
へですよ。
085
人形
(
にんぎやう
)
の
家
(
いへ
)
になつては
困
(
こま
)
りますからな。
086
ホヽヽヽヽ』
087
お
寅
(
とら
)
『
随分
(
ずゐぶん
)
悪思想
(
あくしさう
)
に
染
(
そま
)
つたものだねえ。
088
それだから
今時
(
いまどき
)
の
女
(
をんな
)
は
仕方
(
しかた
)
が
無
(
な
)
いと
云
(
い
)
ふのだ、
089
そんな
剛情
(
がうじやう
)
を
張
(
は
)
るものぢやありませぬ。
090
「
剛強
(
がうきやう
)
必
(
かなら
)
ず
死
(
し
)
して
仁義
(
じんぎ
)
王
(
わう
)
たり」と
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
を
知
(
し
)
つて
居
(
ゐ
)
ますか、
091
女
(
をんな
)
と
云
(
い
)
ふものは
仁義
(
じんぎ
)
の
心
(
こころ
)
が
肝腎
(
かんじん
)
だよ、
092
剛強
(
がうきやう
)
なは
男
(
をとこ
)
に
欠
(
か
)
くべからざる
特質
(
とくしつ
)
だ。
093
剛強
(
がうきやう
)
にして
仁義
(
じんぎ
)
を
保
(
たも
)
つのが
男
(
をとこ
)
の
中
(
なか
)
の
男
(
をとこ
)
だよ、
094
女
(
をんな
)
に
剛強
(
がうきやう
)
の
必要
(
ひつえう
)
はない、
095
サア
早
(
はや
)
く
返答
(
へんたふ
)
して
下
(
くだ
)
さい。
096
返答
(
へんたふ
)
のないのは
矢張
(
やつぱ
)
り
蠑螈別
(
いもりわけ
)
さまに
野心
(
やしん
)
があるのだらう』
097
お
民
(
たみ
)
『エヽ
何
(
なん
)
と
仰有
(
おつしや
)
つて
下
(
くだ
)
さつても、
098
女
(
をんな
)
の
一生
(
いつしやう
)
の
一大事
(
いちだいじ
)
ですから、
099
一
(
いつ
)
週間
(
しうかん
)
熟考
(
じゆくかう
)
の
余地
(
よち
)
を
与
(
あた
)
へて
貰
(
もら
)
はなくては
御
(
ご
)
返事
(
へんじ
)
は
出来
(
でき
)
ませぬ』
100
お
寅
(
とら
)
は
不機嫌
(
ふきげん
)
な
顔
(
かほ
)
をして
雨戸
(
あまど
)
をガラガラビシヤンと
閉
(
し
)
めながら、
101
一足
(
ひとあし
)
々々
(
ひとあし
)
四股
(
しこ
)
を
踏
(
ふ
)
み
庭
(
には
)
の
小石
(
こいし
)
を
蹴散
(
けち
)
らし
跳
(
は
)
ね
散
(
ちら
)
し、
102
お
寅
(
とら
)
『ど
強太
(
しぶと
)
い
阿魔
(
あま
)
ツチヨ
奴
(
め
)
、
103
それ
程
(
ほど
)
蠑螈別
(
いもりわけ
)
が
欲
(
ほ
)
しいのか』
104
と
口汚
(
くちぎたな
)
く
罵
(
ののし
)
りながら
帰
(
かへ
)
つて
往
(
ゆ
)
く。
105
後
(
あと
)
にお
民
(
たみ
)
は
独言
(
ひとりごと
)
、
106
お
民
(
たみ
)
『あゝ
情
(
なさけ
)
ない、
107
一人前
(
いちにんまへ
)
の
女
(
をんな
)
と
生
(
うま
)
れながら
背
(
せ
)
の
低
(
ひく
)
い
腰
(
こし
)
の
屈
(
まが
)
つた
瓢箪面
(
へうたんづら
)
の、
108
スカンピン
男
(
をとこ
)
を
夫
(
をつと
)
に
持
(
も
)
てとは、
109
お
寅
(
とら
)
さまも
余
(
あんま
)
りだわ、
110
何程
(
なんぼ
)
神
(
かみ
)
様
(
さま
)
の
命令
(
めいれい
)
だつてどうしてこんな
事
(
こと
)
が
承諾
(
きけ
)
ませうか、
111
私
(
わたし
)
も
おたんちん
だけれども、
112
矢張
(
やつぱ
)
り
十人並
(
じふにんなみ
)
に
勝
(
すぐ
)
れて
居
(
ゐ
)
る
心算
(
つもり
)
だ、
113
あんなケチナ
魔我彦
(
まがひこ
)
の
女房
(
にようばう
)
になる
位
(
くらゐ
)
なら、
114
目
(
め
)
でもかんで
死
(
し
)
んで
仕舞
(
しま
)
つた
方
(
はう
)
が
何程
(
なにほど
)
気
(
き
)
が
利
(
き
)
いて
居
(
ゐ
)
るか、
115
分
(
わか
)
らないのだ。
116
何
(
なん
)
でまあ、
117
あんな
男
(
をとこ
)
が
副教主
(
ふくけうしゆ
)
になつて
居
(
ゐ
)
るのだらう。
118
此処
(
ここ
)
の
神
(
かみ
)
様
(
さま
)
は
余程
(
よほど
)
悪戯
(
いたづら
)
がお
好
(
す
)
きだと
見
(
み
)
えるなあ、
119
私
(
わたし
)
がかうして
此
(
この
)
お
山
(
やま
)
に
参詣
(
さんけい
)
するのも
十中
(
じつちう
)
の
九分
(
くぶ
)
迄
(
まで
)
は、
120
蠑螈別
(
いもりわけ
)
さまが……「
暫
(
しばら
)
く
待
(
ま
)
つて
居
(
を
)
れ、
121
お
寅
(
とら
)
の
隠
(
かく
)
して
居
(
ゐ
)
る
一万
(
いちまん
)
両
(
りやう
)
の
金
(
かね
)
さへ
手
(
て
)
に
入
(
い
)
らば、
122
お
前
(
まへ
)
を
連
(
つ
)
れて
好
(
い
)
い
所
(
ところ
)
へ
往
(
い
)
つてやらう。
123
そして
二人
(
ふたり
)
仲好
(
なかよ
)
う
暮
(
くら
)
さう」と
仰有
(
おつしや
)
つた
御
(
ご
)
親切
(
しんせつ
)
のお
言葉
(
ことば
)
を
夢寐
(
むび
)
にも
忘
(
わす
)
れた
事
(
こと
)
はない、
124
それにまあ、
125
お
寅
(
とら
)
さまとした
事
(
こと
)
が、
126
魔我彦
(
まがひこ
)
さまを
夫
(
をつと
)
にもてとは
好
(
よ
)
うも
好
(
よ
)
うもこのお
民
(
たみ
)
を
軽蔑
(
けいべつ
)
したものだ、
127
お
寅
(
とら
)
さまは、
128
私
(
わたし
)
と
蠑螈別
(
いもりわけ
)
さまが
怪
(
あや
)
しいと
思
(
おも
)
つて
其
(
その
)
意気利
(
いきり
)
抜
(
ぬ
)
きのためにあんな
事
(
こと
)
を
云
(
い
)
つて
来
(
き
)
たのだらう、
129
アタ
阿呆
(
あはう
)
らしい、
130
玉則姫
(
たまのりひめ
)
の
身魂
(
みたま
)
ぢやなんて、
131
そんなことにチヨロマカされるお
民
(
たみ
)
ぢやありませぬ。
132
あゝもう
嫌
(
いや
)
になつた。
133
何
(
なん
)
とかしてお
月様
(
つきさま
)
がお
出
(
で
)
ましになれば、
134
此処
(
ここ
)
を
逃出
(
にげだ
)
さうかなあ、
135
今晩
(
こんばん
)
は
二十一
(
にじふいち
)
日
(
にち
)
のお
月様
(
つきさま
)
、
136
もうお
上
(
あが
)
りなさるに
間
(
ま
)
もあるまい、
137
あゝさうださうだ。
138
これから
荷物
(
にもつ
)
を
片付
(
かたづ
)
けて
逃
(
に
)
げ
出
(
だ
)
すのが
上分別
(
じやうふんべつ
)
だ、
139
併
(
しか
)
し
蠑螈別
(
いもりわけ
)
さまに
一言
(
ひとこと
)
云
(
い
)
うて
置
(
お
)
かねば
後
(
あと
)
で
何
(
なん
)
と
不服
(
ふふく
)
云
(
い
)
はれても
仕方
(
しかた
)
がない、
140
あゝ
如何
(
どう
)
したらよからう、
141
大方
(
おほかた
)
今頃
(
いまごろ
)
はお
酒
(
さけ
)
に
酔
(
よ
)
つて
寝
(
ね
)
て
居
(
ゐ
)
らつしやるのだらう、
142
あゝ
如何
(
どう
)
しようかなア』
143
と
独
(
ひと
)
り
言
(
ご
)
ちつつ
去就
(
きよしう
)
に
迷
(
まよ
)
うて
居
(
ゐ
)
る。
144
お
寅
(
とら
)
は
直様
(
すぐさま
)
松彦
(
まつひこ
)
や
松姫
(
まつひめ
)
の
館
(
やかた
)
を
夜中
(
やちう
)
にも
拘
(
かかは
)
らず
叩
(
たた
)
き
起
(
おこ
)
した。
145
お
寅
(
とら
)
『もし
上義姫
(
じやうぎひめ
)
様
(
さま
)
、
146
一寸
(
ちよつと
)
起
(
お
)
きて
下
(
くだ
)
さいますまいか』
147
上義姫
(
じやうぎひめ
)
は
中
(
なか
)
より、
148
松姫
(
まつひめ
)
『ハイまだ
寝
(
やす
)
んで
居
(
を
)
りませぬから、
149
サア
何卒
(
どうぞ
)
お
這入
(
はい
)
り
下
(
くだ
)
さいませ、
150
甚
(
えら
)
う
遅
(
おそ
)
いぢやありませぬか』
151
お
寅
(
とら
)
『
這入
(
はい
)
つてお
差支
(
さしつかへ
)
は
厶
(
ござ
)
いませぬかな』
152
松姫
(
まつひめ
)
『サアサアどうぞお
構
(
かま
)
ひなく』
153
と
云
(
い
)
ひながら
門口
(
もんぐち
)
をガラリと
引
(
ひ
)
き
開
(
あ
)
け、
154
お
寅
(
とら
)
の
手
(
て
)
を
取
(
と
)
つて
静
(
しづ
)
かに
座敷
(
ざしき
)
に
通
(
とほ
)
し、
155
夜風
(
よかぜ
)
を
防
(
ふせ
)
ぐため
再
(
ふたた
)
び
庭
(
には
)
に
下
(
お
)
りて
門口
(
もんぐち
)
の
戸
(
と
)
をピシヤリと
閉
(
し
)
め、
156
土
(
つち
)
で
捏
(
こ
)
ねた
火鉢
(
ひばち
)
を
前
(
まへ
)
におき、
157
二人
(
ふたり
)
は
茲
(
ここ
)
に
対座
(
たいざ
)
した。
158
隣室
(
りんしつ
)
には
早
(
はや
)
くも
松彦
(
まつひこ
)
お
千代
(
ちよ
)
の
鼾
(
いびき
)
が
聞
(
きこ
)
えて
居
(
ゐ
)
る。
159
松姫
(
まつひめ
)
『お
寅
(
とら
)
さま、
160
夜半
(
やはん
)
にお
訪
(
たづ
)
ね
下
(
くだ
)
さいましたのは、
161
何
(
なに
)
か
急用
(
きふよう
)
でも
起
(
おこ
)
つたのですかなア』
162
お
寅
(
とら
)
『ハイ、
163
実
(
じつ
)
の
所
(
ところ
)
は
魔我彦
(
まがひこ
)
の
一件
(
いつけん
)
で
厶
(
ござ
)
います、
164
彼
(
あれ
)
は
今迄
(
いままで
)
義理
(
ぎり
)
天上
(
てんじやう
)
日出
(
ひのでの
)
神
(
かみ
)
の
生宮
(
いきみや
)
と
確
(
かた
)
く
信
(
しん
)
じ
副教祖
(
ふくけうそ
)
となつて
御用
(
ごよう
)
を
致
(
いた
)
して
来
(
き
)
ましたが、
165
貴女
(
あなた
)
様
(
さま
)
に
御
(
ご
)
主人
(
しゆじん
)
様
(
さま
)
があつた
事
(
こと
)
が
分
(
わか
)
り、
166
もはやスツカリと
断念
(
だんねん
)
致
(
いた
)
しました。
167
それに
就
(
つい
)
ては
魔我彦
(
まがひこ
)
にも
女房
(
にようばう
)
を
持
(
も
)
たさねば、
168
はうけて
仕舞
(
しま
)
ひます。
169
それで
私
(
わたし
)
も
気
(
き
)
を
揉
(
も
)
んで
衣掛村
(
きぬかけむら
)
から
来
(
き
)
て
居
(
ゐ
)
る
信者
(
しんじや
)
のお
民
(
たみ
)
の
宿
(
やど
)
つて
居
(
ゐ
)
る
処
(
ところ
)
へ
態々
(
わざわざ
)
押
(
お
)
しかけて
参
(
まゐ
)
り「
魔我彦
(
まがひこ
)
の
女房
(
にようばう
)
になつてやつて
呉
(
く
)
れ」と
申
(
まを
)
しました
所
(
ところ
)
、
170
スツタモンダと
申
(
まを
)
し
仲々
(
なかなか
)
承知
(
しようち
)
して
呉
(
く
)
れませぬ、
171
一
(
いつ
)
週間
(
しうかん
)
熟考
(
じゆくかう
)
の
暇
(
ひま
)
を
与
(
あた
)
へて
呉
(
く
)
れ、
172
其
(
その
)
上
(
うへ
)
で
返答
(
へんたふ
)
するといふのだから、
173
腹
(
はら
)
がたつて
仕方
(
しかた
)
がありませぬ。
174
グヅグヅして
居
(
ゐ
)
ると、
175
蠑螈別
(
いもりわけ
)
さまを
喰
(
く
)
はへて
何処
(
どこ
)
に
往
(
ゆ
)
くか
分
(
わか
)
りませぬ。
176
それで
一
(
ひと
)
つは
蠑螈別
(
いもりわけ
)
の
恋
(
こひ
)
の
予防
(
よばう
)
のため、
177
一
(
ひと
)
つは
魔我彦
(
まがひこ
)
を
安心
(
あんしん
)
さすため
一挙
(
いつきよ
)
両得
(
りやうとく
)
、
178
どうでせう、
179
貴方
(
あなた
)
の
御
(
ご
)
神徳
(
しんとく
)
と
権威
(
けんゐ
)
とをもつてお
民
(
たみ
)
を
説
(
と
)
きつけて
頂
(
いただ
)
く
訳
(
わけ
)
には
参
(
まゐ
)
りますまいか』
180
松姫
(
まつひめ
)
『
左様
(
さやう
)
で
厶
(
ござ
)
いますか、
181
それや
実際
(
じつさい
)
にさう
往
(
ゆ
)
けば
好都合
(
かうつがふ
)
ですな、
182
併
(
しか
)
し
乍
(
なが
)
ら
幸
(
さいは
)
ひ
末代
(
まつだい
)
日
(
ひ
)
の
王天
(
わうてん
)
の
大神
(
おほかみ
)
様
(
さま
)
がお
越
(
こ
)
し
遊
(
あそ
)
ばしたのだから、
183
とつくりと
伺
(
うかが
)
つた
上
(
うへ
)
で
話
(
はな
)
せなら
話
(
はな
)
しても
見
(
み
)
ませう。
184
今夜
(
こんや
)
に
何
(
ど
)
うと
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
も
厶
(
ござ
)
いますまいから、
185
明日
(
みやうにち
)
でも
悠
(
ゆつく
)
り
懸
(
か
)
け
合
(
あ
)
つて
見
(
み
)
ませう』
186
お
寅
(
とら
)
『イエイエそんなまどろしい
事
(
こと
)
ではいけませぬ。
187
実
(
じつ
)
の
所
(
ところ
)
は
今夜
(
こんや
)
の
中
(
うち
)
に
何
(
ど
)
つちか
極
(
き
)
めて
仕舞
(
しま
)
ひたいのです』
188
とかく
話
(
はな
)
す
内
(
うち
)
にお
菊
(
きく
)
と
魔我彦
(
まがひこ
)
がやつて
来
(
き
)
て、
189
お
菊
(
きく
)
『ご
免
(
めん
)
なさい、
190
お
母
(
かあ
)
さまは
来
(
き
)
て
居
(
を
)
られますかな』
191
戸
(
と
)
の
中
(
なか
)
からお
寅
(
とら
)
は、
192
お
寅
(
とら
)
『その
声
(
こゑ
)
はお
菊
(
きく
)
ぢやないか、
193
女
(
をんな
)
の
子
(
こ
)
が
夜分
(
やぶん
)
に
独
(
ひと
)
り
歩
(
ある
)
くものぢやないと
云
(
い
)
うておくのに、
194
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
を
聞
(
き
)
かぬ
子
(
こ
)
ぢやな』
195
お
菊
(
きく
)
『お
母
(
か
)
アさま、
196
魔我
(
まが
)
ヤンと
一緒
(
いつしよ
)
に
来
(
き
)
たのだよ、
197
あの
腰
(
こし
)
の
屈
(
まが
)
つた
魔我
(
まが
)
ヤンと』
198
お
寅
(
とら
)
『
魔我
(
まが
)
ヤン、
199
お
前
(
まへ
)
は
蠑螈別
(
いもりわけ
)
さまの
番犬
(
ばんけん
)
に
頼
(
たの
)
んでおいたぢやないか、
200
何
(
なに
)
しにこんな
所
(
ところ
)
へ
来
(
き
)
たのだ、
201
このお
寅
(
とら
)
はお
前
(
まへ
)
の
縁談
(
えんだん
)
を
取結
(
とりむす
)
んでやらうと
思
(
おも
)
つてこの
遅
(
おそ
)
いのにお
民
(
たみ
)
の
部屋
(
へや
)
へいつたり、
202
松姫
(
まつひめ
)
さまのお
室
(
へや
)
に
来
(
き
)
たりして
心配
(
しんぱい
)
して
居
(
ゐ
)
るのだ。
203
サア
早
(
はや
)
く
家
(
うち
)
へ
帰
(
かへ
)
つて
蠑螈別
(
いもりわけ
)
さまの
番犬
(
ばんけん
)
をしてお
呉
(
く
)
れ、
204
お
前
(
まへ
)
さへ
居
(
を
)
ればお
民
(
たみ
)
が
来
(
き
)
たつて
大丈夫
(
だいぢやうぶ
)
だから』
205
魔我
(
まが
)
『そんならお
寅
(
とら
)
さま、
206
これから
番犬
(
ばんけん
)
を
勤
(
つと
)
めますわ、
207
併
(
しか
)
しお
菊
(
きく
)
さまだけは、
208
貴女
(
あなた
)
のお
傍
(
そば
)
に
置
(
お
)
いて
往
(
ゆ
)
きますからな』
209
お
寅
(
とら
)
『
仕方
(
しかた
)
がない、
210
そんならお
菊
(
きく
)
、
211
這入
(
はい
)
らして
貰
(
もら
)
ひなさい』
212
お
菊
(
きく
)
『おばさま
御免
(
ごめん
)
』
213
と
云
(
い
)
ひながら、
214
自分
(
じぶん
)
から
戸
(
と
)
を
開
(
あ
)
け、
215
又
(
また
)
締
(
し
)
め、
216
松姫
(
まつひめ
)
、
217
お
寅
(
とら
)
の
横
(
よこ
)
にチヨコナンと
坐
(
すわ
)
つて
居
(
ゐ
)
る。
218
魔我彦
(
まがひこ
)
は、
219
松姫
(
まつひめ
)
、
220
お
寅
(
とら
)
の
話
(
はなし
)
が
気
(
き
)
にかかつて
堪
(
たま
)
らず、
221
壁
(
かべ
)
の
外
(
そと
)
に
耳
(
みみ
)
を
当
(
あ
)
て
二人
(
ふたり
)
の
談話
(
だんわ
)
を
盗
(
ぬす
)
み
聞
(
ぎ
)
きして
居
(
ゐ
)
る。
222
凩
(
こがらし
)
がもつて
来
(
く
)
るマバラの
雪
(
ゆき
)
、
223
チラチラと
魔我彦
(
まがひこ
)
の
頬
(
ほほ
)
をなめて
通
(
とほ
)
る。
224
(
大正一一・一二・一三
旧一〇・二五
加藤明子
録)
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