霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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序文(じよぶん)

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第48巻 舎身活躍 亥の巻 篇:前付 よみ(新仮名遣い):
章:序文 よみ(新仮名遣い):じょぶん 通し章番号:
口述日:1923(大正12)年01月12日(旧11月26日) 口述場所: 筆録者:松村真澄 校正日: 校正場所: 初版発行日:1924(大正13)年10月25日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
社会の一般的傾向がようやく民衆的になりつつあると共に、宗教的信仰も寺院や教会に依頼せず、各自の精神にもっとも適合するところを求めて、その粗弱な精霊の満足をはかろうとする趨勢になりつつあるようだ。
宣伝使や僧侶の説くことを聴きつつ、自ら神霊の世界を想像しこれを語り、いわゆる自由宗教の殿堂を各自の精神内に建設しようという時代である。
既成宗教の経典からも自ら認めて合理的、詩的とするところを読み、世界のどこかに真の宗教を見出そうとしている。宗教趣味が薄らいだところを補うために、芸術趣味が広まりつつある。
従前の宗教は政治的・専制的であったのに引き換え、現今は芸術的であり民衆的となってきたのも、天運循環の神律によってみろく出現の前提と言ってもよいのである。
この霊界物語もまたきわめて民衆的かつ芸術的に、惟神の時機を得て大神より直接間接の方法をもって現代ならびに末代の人生に対し、深遠な神理を宣旨・伝達せしめ給うたのである。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: OBC :rm480001
愛善世界社版:前付 1頁 八幡書店版:第8輯 585頁 修補版: 校定版:前付 1頁 普及版:前付 1頁 初版: ページ備考:
001 社会(しやくわい)一般(いつぱん)(てき)傾向(けいかう)が、002(やうや)民衆(みんしう)(てき)になりつつあると(とも)に、003宗教(しうけう)(てき)信仰(しんかう)(あなが)寺院(じゐん)教会(けうくわい)依頼(いらい)せず、004各自(かくじ)精神(せいしん)(もつと)適合(てきがふ)する(ところ)(もと)めて(その)粗弱(そじやく)なる精霊(せいれい)満足(まんぞく)(はか)らむとするの趨勢(すうせい)となりつつあるやうだ。005宣伝使(せんでんし)僧侶(そうりよ)()(ところ)()きつつ(おの)(みづか)神霊(しんれい)世界(せかい)想像(さうざう)(これ)(かた)りて、006所謂(いはゆる)自由(じいう)宗教(しうけう)殿堂(でんだう)各自(かくじ)精神内(せいしんない)建設(けんせつ)せむとする時代(じだい)である。007既成(きせい)宗教(しうけう)経典(きやうてん)何事(なにごと)()いてあらうが、008(みづか)(みと)めて合理(がふり)(てき)とし、009詩的(してき)とする(ところ)()み、010世界(せかい)何処(どこ)かに(しん)宗教(しうけう)見出(みいだ)さむものとして()る、011今日(こんにち)(ひろ)芸術(げいじゆつ)趣味(しゆみ)(ひろ)まりつつあるのは宗教(しうけう)趣味(しゆみ)(うす)らいだ(ところ)(おぎな)ふやうになつてゐる。012従前(じゆうぜん)宗教(しうけう)政治(せいぢ)(てき)であり専制(せんせい)(てき)なりしに引替(ひきか)へ、013現今(げんこん)芸術(げいじゆつ)(てき)であり民衆(みんしう)(てき)となつて()たのも、014天運(てんうん)循環(じゆんくわん)神律(しんりつ)()つて仁慈(みろく)出現(しゆつげん)前提(ぜんてい)()つても()いのである。
015 この霊界(れいかい)物語(ものがたり)(また)(きは)めて民衆(みんしう)(てき)()芸術(げいじゆつ)(てき)に、016惟神(かむながら)時機(じき)()大神(おほかみ)より直接(ちよくせつ)間接(かんせつ)方法(はうはふ)(もつ)現代(げんだい)(ならび)末代(まつだい)人生(じんせい)(たい)し、017深遠(しんゑん)なる神理(しんり)宣示(せんじ)()(これ)伝達(でんたつ)せしめ(たま)うたのであります。018惟神(かむながら)(たま)幸倍(ちはへ)坐世(ませ)
019  大正十二年一月十二日  王仁識
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