霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第一八章 真信(しんしん)〔一四〇四〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第54巻 真善美愛 巳の巻 篇:第5篇 神光増進 よみ(新仮名遣い):しんこうぞうしん
章:第18章 真信 よみ(新仮名遣い):しんしん 通し章番号:1404
口述日:1923(大正12)年02月23日(旧01月8日) 口述場所:竜宮館 筆録者:加藤明子 校正日: 校正場所: 初版発行日:1925(大正14)年3月26日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじはMさん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]:
ビクトル山の頂上には立派な社殿が落成し、三五教の神々が祀られ、別殿には盤古神王が祀られ、荘厳な祭典の式は無事に終了した。刹帝利のビクトリヤ王は恭しく落成の祝歌を歌った。
続いてヒルナ姫も翼琴の伴奏にて自ら祝歌を歌った。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる]: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:0000-00-00 00:00:00 文字数:2349 OBC :rm5418
愛善世界社版:225頁 八幡書店版:第9輯 702頁 修補版: 校定版:227頁 普及版:106頁 初版: ページ備考:
001緑葉(りよくえふ)滴(したた)る初夏(しよか)の候(こう)
002山野(さんや)の木々(きぎ)は自然(しぜん)のカブオットをなし
003風(かぜ)は自然(しぜん)の和琴(コウド)を弾(だん)ず
004見渡(みわた)す限(かぎ)り原野(げんや)には
005首陀(しゆだ)や耕奴(かうど)の三々(さんさん)伍々(ごご)
006列(れつ)を正(ただ)して
007命(いのち)の苗(なへ)を植(う)ゑつける
008其(その)光景(くわうけい)は天国(てんごく)を
009地上(ちじやう)に移(うつ)せしごとくなり
010ビクトル山(さん)の頂上(ちやうじやう)より
011瞳(ひとみ)をはなてば麗(うる)はしき
012譬方(たとへがた)なきフリイスの
013棚引(たなび)くごとく見(み)えにけり
014ミンシンガーは何(なん)と見(み)る
015天(てん)の描(ゑが)ける大画帖(だいぐわてふ)
016画中(ぐわちう)の人(ひと)は何人(なんびと)か
017牛(うし)を追(お)ひゆくパストラル
018カンタビールナ歌(うた)うたひ
019或(あるひ)は交(まじ)るプレストの
020其(その)対照(たいせう)の面白(おもしろ)さ
021百(ひやく)日(にち)百夜(ひやくや)の丹精(たんせい)も
022漸(やうや)く茲(ここ)に現(あら)はれて
023ビクトル山(さん)の勝地(しようち)をば
024卜(ぼく)して建(た)てる御舎(みあらか)も
025いと荘厳(さうごん)な神(かみ)まつり
026其(そ)の祝詞(のりごと)は天地(あめつち)に
027響(ひび)き渡(わた)りて霊国(れいごく)や
028天国界(てんごくかい)の天人(てんにん)が
029奏(かな)でたまへる
030ロンドの床(ゆか)しさ
031走法(そうはふ)又(また)は軽快調(けいくわいてう)
032クラブイコードを中空(ちうくう)に
033並(なら)べて奏(かな)づるアダヂオス
034メロデイー、モーティフ
035マヂヨワ、アビニシモ
036フアンセット、トンブルノ
037生言霊(いくことたま)も順序(じゆんじよ)よく
038フレーズの限(かぎ)りを尽(つく)し
039リズム正(ただ)しく天地(あめつち)の
040神(かみ)の心(こころ)を慰(なぐさ)むる
041其(その)光景(ありさま)を目(ま)の当(あた)り
042霊(れい)に目覚(めざ)めし人(ひと)の耳(みみ)に
043いと涼(すず)やかに聞(きこ)えくる
044治国別(はるくにわけ)を祭主(さいしゆ)とし
045ビクの国王(こきし)の刹帝利(せつていり)
046ヒルナの姫(ひめ)やアールの君(きみ)
047其(その)外(ほか)百(もも)の司(つかさ)達(たち)
048席(せき)を正(ただ)して遷宮(せんぐう)の
049式(しき)に列(れつ)せる勇(いさ)ましさ
050開闢(かいびやく)以来(いらい)の盛況(せいきやう)と
051褒(ほ)め称(たた)へぬはなかりけり。
052 ビクトル山(さん)の頂上(ちやうじやう)に檜皮葺(ひはだぶき)の立派(りつぱ)な社殿(しやでん)が落成(らくせい)し大国常立(おほくにとこたちの)尊(みこと)を初(はじ)め奉(たてまつ)り、053天照皇(あまてらすすめ)大御神(おほみかみ)、054神(かむ)伊邪那岐(いざなぎの)大神(おほかみ)、055神(かむ)伊邪那美(いざなみの)大神(おほかみ)、056神(かむ)素盞嗚(すさのをの)大神(おほかみ)、057豊国姫(とよくにひめの)大神(おほかみ)、058稚桜姫(わかざくらひめの)大神(おほかみ)、059木花姫(このはなひめの)大神(おほかみ)、060日(ひ)の出神(でのかみ)を初(はじ)め、061盤古(ばんこ)神王(しんわう)を別殿(べつでん)に祭(まつ)り、062荘厳(さうごん)なる祭典(さいてん)の式(しき)は無事(ぶじ)終了(しうれう)された。063刹帝利(せつていり)のビクトリヤ王(わう)は国家(こくか)無事(ぶじ)に治(をさ)まり、064王家(わうけ)安泰(あんたい)の曙光(しよくわう)を認(みと)めかつ神殿(しんでん)の落成(らくせい)した事(こと)を感謝(かんしや)すべく、065神殿(しんでん)に向(むか)つて恭(うやうや)しく祝歌(しゆくか)を奏上(そうじやう)した。
066刹帝(せつてい)(謡曲調(えうきよくてう))『久方(ひさかた)の
067天津(あまつ)御空(みそら)に永久(とこしへ)に
068鎮(しづ)まり居(ゐ)ます天地(あめつち)の
069元津(もとつ)御祖(みおや)の神(かみ)と現(あ)れませる
070大国常立(おほくにとこたち)の大御神(おほみかみ)
071豊国主(とよくにぬし)の大御神(おほみかみ)
072天津(あまつ)日(ひ)の御国(みくに)を
073統(す)べさせ給(たま)ふ
074神(かむ)伊邪那岐(いざなぎ)の大御神(おほみかみ)
075月(つき)の御国(みくに)を統(す)べたまふ
076神(かむ)伊邪那美(いざなみ)の大御神(おほみかみ)
077厳(いづ)の御霊(みたま)と現(あ)れませる
078国治立(くにはるたち)の大御神(おほみかみ)
079瑞(みづ)の御霊(みたま)と現(あ)れませる
080神(かむ)素盞嗚(すさのを)の大御神(おほみかみ)
081大地球(くぬち)の御魂(みたま)と現(あ)れませる
082金勝要(きんかつかね)の大御神(おほみかみ)
083海(うみ)の底(そこ)ひの限(かぎ)りなく
084統(す)べ守(まも)ります大海津見(おほわだつみ)の神(かみ)
085天教山(てんけうざん)に現(あ)れませる
086木花姫(このはなひめ)の大御神(おほみかみ)
087日(ひ)の出神(でのかみ)を初(はじ)めとし
088三五教(あななひけう)を守(まも)ります
089百(もも)の司(つかさ)の神柱(かむばしら)
090常世(とこよ)の国(くに)に現(あ)れませる
091盤古(ばんこ)神王(しんのう)塩長彦(しほながひこ)の命(みこと)
092其(その)外(ほか)百(もも)の神(かみ)達(たち)の大前(おほまへ)に
093天地(てんち)と共(とも)に限(かぎ)りなき
094神(かみ)の授(さづ)けしビクの国(くに)
095国王(こきし)に仕(つか)へまつりたる
096御国(みくに)を守(まも)る刹帝利(せつていり)
097ビクトリヤの神(かみ)の僕(しもべ)
098尊(たふと)き清(きよ)き大前(おほまへ)に
099謹(つつし)み敬(ゐやま)い天地(あめつち)の
100高(たか)き恵(めぐみ)を悦(よろこ)びて
101海河(うみかは)山野(やまぬの)種々(くさぐさ)の
102美味(うま)しものをば奉(たてまつ)り
103厚(あつ)き恵(めぐみ)の千重(ちへ)の一重(ひとへ)にも
104報(むく)い奉(まつ)らむとして
105今日(けふ)の御祭(みまつ)り仕(つか)へ奉(まつ)る
106天津(あまつ)神(かみ)達(たち)八百万(やほよろづ)
107国津(くにつ)神(かみ)等(たち)八百万(やほよろづ)
108吾(あが)心根(こころね)を憐(あはれ)みて
109ビクの御国(みくに)は云(い)ふも更(さら)
110吾(われ)等(ら)が命(いのち)を永久(とこしへ)に
111守(まも)らせ給(たま)へ国民(くにたみ)の
112一日(ひとひ)も早(はや)く穏(おだや)かに
113神(かみ)の恵(めぐみ)に浸(ひた)りつつ
114家(いへ)富(と)み栄(さか)え生業(なりはい)を
115歓(えら)ぎ楽(たの)しむ御代(みよ)となし
116月日(つきひ)と共(とも)に永久(とこしへ)に
117茂(しげ)り栄(さか)ゆべく
118守(まも)らせ給(たま)へ惟神(かむながら)
119神(かみ)の御前(みまへ)に願(ね)ぎまつる
120朝日(あさひ)は照(て)るとも曇(くも)るとも
121月(つき)は盈(み)つとも虧(か)くるとも
122仮令(たとへ)此(この)世(よ)は変(かは)るとも
123皇(すめ)大神(おほかみ)の御(おん)恵(めぐみ)
124治国別(はるくにわけ)の宣伝使(せんでんし)
125松彦(まつひこ)竜彦(たつひこ)神司(かむつかさ)
126ビクの御国(みくに)を救(すく)ひましし
127其(その)勲功(いさをし)はいつの世(よ)か
128忘(わす)れ奉(まつ)らむ惟神(かむながら)
129神(かみ)の御前(みまへ)に赤心(まごころ)を
130謹(つつし)み畏(かしこ)み誓(ちか)ひおく
131ビクの御国(みくに)は今(いま)迄(まで)は
132ウラルの神(かみ)の御教(みをしへ)を
133柱(はしら)となして世(よ)を治(をさ)め
134蒼生(あをひとぐさ)を慈(いつくし)み
135仕(つか)へまつりてありけるが
136ミロクの御代(みよ)の魁(さきがけ)と
137現(あら)はれませる素盞嗚(すさのを)の
138尊(たふと)き神(かみ)の御教(みをしへ)に
139目覚(めざ)めし上(うへ)はビクトリヤ城(じやう)の
140百(もも)の司(つかさ)を初(はじ)めとし
141国民(くにたみ)挙(こぞ)りて神恩(しんおん)を
142慕(した)ひ奉(まつ)りて永久(とこしへ)に
143珍(うづ)の教(をしへ)を守(まも)るべし
144治国別(はるくにわけ)の神司(かむつかさ)
145御前(みまへ)に謹(つつし)み再生(さいせい)の
146御恩(ごおん)を感謝(かんしや)し奉(たてまつ)る
147ああ惟神(かむながら)々々(かむながら)
148御霊(みたま)幸倍(さちはへ)ましませよ』
149 ヒルナ姫(ひめ)は白装束(しろしやうぞく)に紫色(むらさきいろ)のスカートを穿(うが)ち銀扇(ぎんせん)を披(ひ)らいて、150アッコムパニメントを並(なら)ばせ乍(なが)ら翼琴(クラブイコード)を弾(だん)じさせ、151自(みづか)ら祝歌(しゆくか)を歌(うた)ふ。
152ヒルナ姫(ひめ)『ビクトル山(さん)に千木(ちぎ)高(たか)く
153大宮柱(おほみやばしら)太(ふと)しりて
154鎮(しづ)まり居(ゐ)ます皇神(すめかみ)の
155珍(うづ)の御前(みまへ)に謹(つつし)みて
156感謝(かんしや)の言葉(ことば)奉(たてまつ)る
157抑々(そもそも)ビクの国柄(くにがら)は
158遠(とほ)き神代(かみよ)の昔(むかし)より
159月日(つきひ)と共(とも)に伝(つた)はりて
160君(きみ)と臣(おみ)との差別(けじめ)をば
161正(ただ)しく守(まも)りし神(かみ)の国(くに)
162雲井(くもゐ)の空(そら)も地(ち)の上(うへ)も
163睦(むつ)び親(した)しみ親(おや)と子(こ)の
164如(ごと)くに治(をさ)まり来(きた)りしが
165天津(あまつ)御空(みそら)の日(ひ)は流(なが)れ
166月(つき)ゆき星(ほし)は移(うつ)ろひて
167醜(しこ)の魔風(まかぜ)は吹(ふ)き荒(すさ)び
168四方(よも)の山辺(やまべ)の木々(きぎ)の枝(えだ)
169冷(つめ)たき風(かぜ)に叩(たた)かれて
170羽衣(はごろも)脱(ぬ)ぎし如(ごと)くなる
171いと浅猿(あさま)しき国柄(くにがら)と
172忽(たちま)ち乱(みだ)れ淋(さび)れけり
173御国(みくに)の柱(はしら)と現(あ)れませる
174吾(わ)が背(せ)の君(きみ)の刹帝利(せつていり)
175深(ふか)く心(こころ)を悩(なや)ませつ
176常世(とこよ)の国(くに)に現(あ)れませし
177塩長彦(しほながひこ)の大神(おほかみ)に
178朝(あさ)な夕(ゆふ)なに祈(いの)りつつ
179天(あめ)が下(した)をば平(たひら)けく
180いと安(やす)らけく治(をさ)めむと
181祈(いの)り給(たま)ひし丹精(たんせい)も
182水泡(みなわ)と消(き)えて曲津(まがつ)神(かみ)
183八岐(やまた)大蛇(をろち)や醜鬼(しこおに)の
184荒(あら)びすさめる世(よ)となりぬ
185ライオン川(がは)は滔々(たうたう)と
186水(みづ)永久(とこしへ)に流(なが)るれど
187絶(た)えなむ許(ばか)りの刹帝利(せつていり)家(け)
188既倒(きたう)に之(これ)を挽回(ばんくわい)し
189救(すく)ひて君(きみ)の神慮(しんりよ)をば
190慰(なぐさ)め安(やす)んじ奉(まつ)らむと
191女(をんな)の繊弱(かよわ)き心(こころ)より
192悪逆(あくぎやく)無道(ぶだう)の曲神(まがかみ)に
193あらぬ秋波(しうは)を送(おく)りつつ
194吾(わが)身(み)の血潮(ちしほ)を濁(にご)したる
195其(その)過(あやまち)を悔(く)い奉(まつ)り
196御(ご)仁慈(じんじ)深(ふか)き三五(あななひ)の
197神(かみ)の御前(みまへ)に宣(の)り直(なほ)し
198聞(き)き直(なほ)されて元(もと)のごと
199治(をさ)まるアーチ・ダッチェス
200実(げ)に有難(ありがた)き限(かぎ)りなり
201かくも尊(たふと)き神恩(しんおん)に
202報(むく)いまつらむ赤心(まごころ)の
203印(しるし)とここに大宮(おほみや)を
204刹帝利(せつていり)様(さま)に願(ねが)ひ上(あ)げ
205治国別(はるくにわけ)の神人(しんじん)に
206やつと許(ゆる)され珍(うづ)の宮(みや)
207仕(つか)へ終(をは)りし嬉(うれ)しさよ
208ああ惟神(かむながら)々々(かむながら)
209皇(すめ)大神(おほかみ)は永久(とこしへ)に
210ビクの御国(みくに)は云(い)ふも更(さら)
211吾(わが)君様(きみさま)や百司(ももつかさ)
212四方(よも)の国民(くにたみ)恙(つつが)なく
213此(この)麗(うるは)しき現世(うつしよ)に
214命(いのち)を存(なが)らへ日々(にちにち)の
215身(み)の生業(なりはい)を励(はげ)みつつ
216国(くに)の栄(さか)えを松(まつ)の代(よ)の
217常磐(ときは)堅磐(かきは)の聖代(せいだい)と
218進(すす)ませ給(たま)へ惟神(かむながら)
219御前(みまへ)に謹(つつし)み願(ね)ぎまつる』
220と歌(うた)ひ終(をは)つて座(ざ)についた。
221(大正一二・二・二三 旧一・八 於竜宮館 加藤明子録)
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