霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
×
設定
URL:
印刷用画面を開く [?]プリント専用のシンプルな画面が開きます。文章の途中から印刷したい場合は、文頭にしたい位置のアンカーをクリックしてから開いて下さい。[×閉じる]
話者名の追加表示 [?]セリフの前に話者名が記していない場合、誰がしゃべっているセリフなのか分からなくなってしまう場合があります。底本にはありませんが、話者名を追加して表示します。[×閉じる]
表示できる章
テキストのタイプ [?]ルビを表示させたまま文字列を選択してコピー&ペーストすると、ブラウザによってはルビも一緒にコピーされてしまい、ブログ等に引用するのに手間がかかります。そんな時には「コピー用のテキスト」に変更して下さい。ルビも脚注もない、ベタなテキストが表示され、きれいにコピーできます。[×閉じる]

文字サイズ
行間
ルビの表示


アンカーの表示 [?]本文中に挿入している3~4桁の数字がアンカーです。原則として句読点ごとに付けており、標準設定では本文の左端に表示させています。クリックするとその位置から表示されます(URLの#の後ろに付ける場合は数字の頭に「a」を付けて下さい)。長いテキストをスクロールさせながら読んでいると、どこまで読んだのか分からなくなってしまう時がありますが、読んでいる位置を知るための目安にして下さい。目障りな場合は「表示しない」設定にして下さい。[×閉じる]


宣伝歌 [?]宣伝歌など七五調の歌は、底本ではたいてい二段組でレイアウトされています。しかしブラウザで読む場合には、二段組だと読みづらいので、標準設定では一段組に変更して(ただし二段目は分かるように一文字下げて)表示しています。お好みよって二段組に変更して下さい。[×閉じる]
脚注[※]用語解説 [?][※]、[*]、[#]で括られている文字は当サイトで独自に付けた脚注です。[※]は主に用語説明、[*]は編集用の脚注で、表示させたり消したりできます。[#]は重要な注記なので表示を消すことは出来ません。[×閉じる]

脚注[*]編集用 [?][※]、[*]、[#]で括られている文字は当サイトで独自に付けた脚注です。[※]は主に用語説明、[*]は編集用の脚注で、表示させたり消したりできます。[#]は重要な注記なので表示を消すことは出来ません。[×閉じる]

外字の外周色 [?]一般のフォントに存在しない文字は専用の外字フォントを使用しています。目立つようにその文字の外周の色を変えます。[×閉じる]
現在のページには外字は使われていません

表示がおかしくなったらリロードしたり、クッキーを削除してみて下さい。

第二〇章 建替(たてかへ)〔一四〇六〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第54巻 真善美愛 巳の巻 篇:第5篇 神光増進 よみ(新仮名遣い):しんこうぞうしん
章:第20章 建替 よみ(新仮名遣い):たてかえ 通し章番号:1406
口述日:1923(大正12)年02月23日(旧01月8日) 口述場所:竜宮館 筆録者:外山豊二 校正日: 校正場所: 初版発行日:1925(大正14)年3月26日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじはMさん作成です(一部加筆訂正してあります)。一部の章はAIによって要約を作成しています。[×閉じる]:
左守の長子ハルナは神々の威徳を読み込んだ歌を歌い、妻のカルナ姫はこれまでの経緯を読み込んだ歌を歌った。
竜彦、万公、治国別もそれぞれビク国の繁栄を願う短い歌を奉った。遷座式が終わって大直会の宴が開かれることになった。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる]: 備考: タグ:足玉魂(足魂)、生玉魂(生魂) データ凡例: データ最終更新日:2024-04-18 17:15:01 文字数:3484 OBC :rm5420
愛善世界社版:247頁 八幡書店版:第9輯 709頁 修補版: 校定版:251頁 普及版:113頁 初版: ページ備考:
001 左守(さもり)の司(かみ)の長子(ちやうし)ハルナの歌(うた)。
002ハルナ『高天原(たかあまはら)の移写(いしや)として
003ビクトル山(さん)の聖場(せいぢやう)に
004大宮柱(おほみやばしら)太知(ふとし)りて
005鎮(しづ)まり居(ゐ)ます大神(おほかみ)の
006御前(みまへ)に祝(ことほ)ぎ奉(たてまつ)る
007高天原(たかあまはら)の司神(つかさがみ)
008厳(いづ)の御霊(みたま)と現(あ)れまして
009一(ひと)二(ふた)三(み)つ四(よ)つ五(いつ)つ六(む)つ
010七(なな)八(や)つ九(ここの)つ十(たり)百(もも)千(ち)
011万(よろづ)のものの元津祖(もとつおや)
012大国常立(おほくにとこたち)大御神(おほみかみ)
013高皇(たかみ)産霊(むすび)の大御神(おほみかみ)
014神皇(かむみ)産霊(むすび)の大神(おほかみ)の
015稜威(みいづ)を以(もつ)て限(かぎ)り無(な)く
016万(よろづ)のものを造(つく)りまし
017天(あめ)が下(した)なる神人(しんじん)を
018うまし御国(みくに)に永久(とこしへ)に
019いと安(やす)らけく住(す)ませむと
020日月(ひつき)大地(くぬち)を造(つく)りまし
021各(おのおの)清(きよ)き霊(みたま)をば
022授(さづ)け玉(たま)ひて八百万(やほよろづ)
023尊(たふと)き神(かみ)を生(う)み玉(たま)ひ
024天地(てんち)万有(ばんいう)守(まも)ります
025広大(くわうだい)無辺(むへん)の御恵(みめぐみ)を
026尊(たふと)み敬(ゐやま)ひ奉(たてまつ)る
027豊葦原(とよあしはら)の瑞穂国(みづほくに)
028生言霊(いくことたま)の幸(さち)はひて
029百(もも)の宝(たから)を下(くだ)しまし
030君(きみ)の位(くらゐ)は千代(ちよ)八千代(やちよ)
031動(うご)きもやらず変(かは)る無(な)く
032島(しま)の八十島(やそしま)八十(やそ)の国(くに)
033天(あめ)の壁立(かべた)つ其(その)極(きは)み
034国(くに)の聳立(そぎた)つ其(その)限(かぎ)り
035棚引(たなび)く雲(くも)の果(は)てまでも
036伊照(いて)り透(とう)らす大御(おほみ)稜威(いづ)
037これぞ全(まつた)く日(ひ)の守(まも)り
038神(かみ)の守(まも)りと悦(よろこ)びて
039朝(あさ)な夕(ゆふ)なに仕(つか)へなむ
040常夜(とこよ)を照(て)らす月読(つきよみ)の
041神(かみ)の光(ひかり)は夜(よ)の守(まも)り
042蒼生(あをひとぐさ)を撫(な)で玉(たま)ひ
043天勝(あまかつ)国勝国(くにかつくに)の祖(おや)
044国治立(くにはるたち)の大神(おほかみ)は
045天地(あめつち)成出(なりで)し其(その)時(とき)ゆ
046隠身(すみきり)ましてすみ玉(たま)ひ
047玉留魂(たまつめむすび)の霊徳(みいづ)以(も)て
048海月(くらげ)の如(ごと)く漂(ただよ)へる
049国土(くに)をば造(つく)り固(かた)めなし
050大地(くぬち)の海陸(かいりく)別(わか)ちまし
051豊国主(とよくにぬし)の大神(おほかみ)は
052足玉魂(たるたまむすび)の御霊徳(みみいづ)もて
053植物(きくさ)を生(う)み出(だ)し守(まも)りまし
054葦芽(あしがい)彦遅(ひこぢ)の大神(おほかみ)は
055生玉魂(いくたまむすび)の霊徳(みいづ)もて
056あらゆる動物(いけもの)愛(め)で育(そだ)て
057動(うご)く力(ちから)は大戸地(おほとのぢ)
058静(しづ)まる力(ちから)は大戸辺(おほとのべ)
059解(ほど)ける力(ちから)は宇比地根(うひぢねの)神(かみ)
060凝(かた)まる力(ちから)は須比地根(すひぢね)の神(かみ)
061引力(いんりよく)守(まも)る生杙(いくぐひの)神(かみ)
062弛力(ちりよく)を守(まも)る角杙(つぬぐひの)神(かみ)[※「生杙神」「角杙神」の「くひ」の字は、戦前の二版(p300)・校定版(p253)・愛世版(p249)いずれも「枠」。古事記では「杙」である。「枠」は「くい」ではなく「わく」であり、誤字だろうから、霊界物語ネットでは「杙」を使う。]
063合力(がふりよく)守(まも)る面足(おもたるの)神(かみ)
064分(わ)ける力(ちから)は惶根(かしこね)の
065御稜威(みいづ)を以(もつ)て世(よ)の中(なか)の
066すべての物(もの)に与(あた)へまし
067天(あめ)と地(つち)との霊(みたま)をば
068神(かみ)の大道(おほぢ)に依(よ)らしめ玉(たま)ひ
069日(ひ)の神国(かみくに)を治(しろ)し召(め)す
070神(かむ)伊邪那岐(いざなぎ)の大御神(おほみかみ)
071月(つき)の神国(みくに)を治(しろ)し召(め)す
072神(かむ)伊邪那美(いざなみ)の大神(おほかみ)は
073天津(あまつ)御神(みかみ)の神勅(みこと)もて
074天(あめ)の瓊矛(ぬぼこ)をとりもたせ
075千五百(ちいほ)の秋(あき)の瑞穂国(みづほくに)
076千足(ちたる)の国(くに)や浦安国(うらやすくに)と
077完全(うまら)に委曲(つばら)につくりなし
078遠(とほ)き近(ちか)きの国々(くにぐに)に
079国魂神(くにたまがみ)を生(う)み玉(たま)ひ
080産土神(うぶすながみ)を任(ま)けまして
081青人草(あをひとぐさ)を氏子(うぢこ)とし
082各(おの)も各(おの)もに持(も)ち分(わ)けて
083親(した)しく守(まも)らせ給(たま)ひける
084大御恵(おほみめぐみ)を謹(つつし)みて
085仰(あふ)ぎ喜(よろこ)び奉(たてまつ)る
086ああ惟神(かむながら)々々(かむながら)
087御霊(みたま)幸(さち)はひましませよ
088人(ひと)は神(かみ)の子(こ)神(かみ)の宮(みや)
089とは云(い)ふものの何時(いつ)となく
090曲津(まがつ)の神(かみ)の曲事(まがこと)に
091相交(あひまじ)こりて日(ひ)に夜(よる)に
092罪(つみ)や穢(けがれ)に沈(しづ)みつつ
093憂瀬(うきせ)に沈(しづ)む憐(あは)れさを
094愍(あはれ)み玉(たま)ひ厳御霊(いづみたま)
095瑞(みづ)の御霊(みたま)の大神(おほかみ)は
096綾(あや)の聖地(せいち)は云(い)ふも更(さら)
097黄金山(わうごんざん)やウブスナの
098珍(うづ)の真秀良場(まほらば)云(い)ふも更(さら)
099青垣山(あをがきやま)を周(めぐ)らせる
100下津(したつ)岩根(いはね)の此(この)山(やま)に
101現(あら)はれまして世(よ)の人(ひと)を
102教(をし)へ導(みちび)き天(あめ)の下(した)
103四方(よも)の国々(くにぐに)平(たひら)けく
104いと安(やす)らけく治(をさ)めます
105其(その)御恵(みめぐみ)の万分一(まんぶいち)
106報(むく)いむ由(よし)もなけれども
107能(あた)ふ限(かぎ)りの赤心(まごころ)を
108尽(つく)して神(かみ)と君(きみ)の為(ため)
109生命(いのち)の限(かぎ)り仕(つか)へなむ
110愍(あは)れみ給(たま)へ惟神(かむながら)
111神(かみ)の御前(みまへ)に平伏(ひれふ)して
112謹(つつし)み敬(ゐやま)ひ願(ね)ぎ奉(まつ)る
113天地(てんち)初発(しよはつ)の其(その)時(とき)ゆ
114隠身(すみきり)玉(たま)ひし国(くに)の祖(おや)
115大国常立(おほくにとこたち)大神(おほかみ)の
116御前(みまへ)にハルナ謹(つつし)みて
117畏(かしこ)み畏(かしこ)み願(ね)ぎ申(まを)す
118清(きよ)き尊(たふと)き天(あめ)が下(した)
119四方(よも)の御国(みくに)に生(な)り出(い)でし
120青人草(あをひとぐさ)の霊(みたま)等(ら)に
121授(さづ)け玉(たま)ひし御(ご)分霊(ぶんれい)
122直日(なほひ)の霊(みたま)を照(て)らしつつ
123ますます光(ひか)り美(うる)はしき
124伊都能売(いづのめの)魂(みたま)となさしめよ
125もしたまさかに過(あやま)ちて
126醜(しこ)の曲津(まがつ)に精霊(せいれい)を
127汚(けが)し破(やぶ)らる事(こと)も無(な)く
128四魂(しこん)五情(ごじやう)の全(まつた)けき
129其(その)働(はたら)きによりまして
130皇(すめ)大神(おほかみ)の天業(みわざ)をば
131いと安(やす)らけく平(たひ)らけく
132仕(つか)へ奉(まつ)らせ玉(たま)へかし
133如何(いか)なる災禍(わざはひ)来(きた)るとも
134よく耐(た)え忍(しの)び人(ひと)たるの
135尊(たふと)き品位(ひんゐ)を保(たも)たせて
136神(かみ)の玉(たま)ひし玉(たま)の緒(を)の
137生命(いのち)も長(なが)く家(いへ)の業(わざ)
138いやますますに富(と)み栄(さか)え
139いと美(うる)はしき天地(あめつち)の
140花(はな)と現(あら)はれ光(ひかり)となり
141天地(てんち)の御子(みこ)たる身(み)の本能(さが)を
142発(ひら)き上(あ)げしめ玉(たま)へかし
143仰(あふ)ぎ謹(つつし)み願(ねが)はくば
144皇(すめ)大神(おほかみ)の御心(みこころ)に
145叶(かな)ひ奉(まつ)りて現世(うつしよ)の
146霊(みたま)に罪(つみ)も穢(けがれ)なく
147いみじき過(あやま)ちあらしめず
148神(かみ)の賜(たま)ひし精霊(せいれい)を
149守(まも)らせ玉(たま)へ惟神(かむながら)
150すべての事業(なりはい)を営(いとな)むも
151恩頼(みたまのふゆ)を幸(さち)はひて
152いと善(よ)き事(こと)や正行(まさわざ)は
153破竹(はちく)の勇(いさ)みを振(ふ)り起(おこ)し
154益々(ますます)進(すす)み全(まつた)きの
155域(さかひ)に到達(たうたつ)せしめまし
156朝(あさ)な夕(ゆふ)なに神(かみ)たちを
157敬(ゐやま)ひ奉(まつ)りわが君(きみ)を
158尊(たふと)み御言(みこと)に違(たが)ふなく
159国(くに)の司(つかさ)や国民(くにたみ)の
160務(つと)めを全(まつた)く遂(と)げ完(を)ふせ
161普(あまね)く世人(よびと)と親(した)しみて
162争(あらそ)ひ狂(くる)ふ事(こと)もなく
163身(み)の過(あやま)ちは詔直(のりなほ)し
164善言(みやびの)美詞(よごと)を楯(たて)として
165神(かみ)と人(ひと)とを和(なご)めつつ
166天地(てんち)に代(かは)る勲功(いさをし)を
167堅磐(かきは)に常磐(ときは)に立(た)てさせよ
168愛(めぐみ)も深(ふか)き幸魂(さちみたま)
169生(いき)とし生(い)ける万物(ばんぶつ)を
170損(そこな)ひ破(やぶ)る事(こと)も無(な)く
171生成(せいせい)化育(くわいく)の大道(だいだう)を
172畏(かしこ)み仕(つか)へ奇魂(くしたま)の
173光(ひか)りによつて曲神(まがかみ)の
174教(をしへ)の真理(しんり)に狂(くる)へるを
175完全(うまら)に委曲(つばら)に悟(さと)るべく
176直日(なほひ)の霊(みたま)幸(さち)はひて
177理非(りひ)曲直(きよくちよく)を省(かへり)みつ
178誠(まこと)一(ひと)つの信仰(しんかう)を
179励(はげ)ませ玉(たま)へ言霊(ことたま)の
180助(たす)けに神(かみ)の御心(みこころ)を
181覚(さと)りて心(こころ)を練(ね)り鍛(きた)へ
182吾(わ)が身(み)に触(ふ)るる許々多久(ここたく)の
183罪(つみ)や穢(けがれ)も村肝(むらきも)の
184心(こころ)に思(おも)ふ迷(まよ)ひをも
185祓(はら)ひ退(やら)はせ玉(たま)へかし
186ビクトル山(さん)の永久(とこしへ)に
187ビクとも動(うご)かぬ其(その)如(ごと)く
188ライオン河(がは)の其(その)流(なが)れ
189いや永久(とこしへ)に清(きよ)き如(ごと)
190動(うご)かず変(かは)らず息長(おきなが)く
191いと偉大(たくま)しくあらしめ給(たま)へ
192世(よ)の長人(ながひと)よ遠人(とほひと)と
193生命(いのち)を保(たも)ち健全(まめやか)に
194五倫(ごりん)五常(ごじやう)を守(まも)りつつ
195公共(こうきよう)のために美(うる)はしき
196功績(いさを)を万世(ばんせ)に相伝(あひつた)へ
197天地(てんち)の御子(みこ)と生(うま)れたる
198務(つと)めを尽(つく)させ玉(たま)へかし
199ああ惟神(かむながら)々々(かむながら)
200すべての感謝(かんしや)とわが祈(いの)り
201神世(かみよ)の昔(むかし)高天(たかま)にて
202千座(ちくら)の置戸(おきど)を負(お)ひ玉(たま)ひ
203大和田原(おほわだなか)の一(ひと)つ島(じま)
204退(やら)はれ玉(たま)ひて天津罪(あまつつみ)
205国津(くにつ)罪咎(つみとが)許々多久(ここたく)の
206穢(けがれ)を祓(はら)ひ玉(たま)ひたる
207現世(うつしよ)幽世(かくりよ)の守(まも)り神(がみ)
208国常立(くにとこたち)の大御神(おほみかみ)
209豊国主(とよくにぬし)の大御神(おほみかみ)
210厳(いづ)の御霊(みたま)の大御神(おほみかみ)
211瑞(みづ)の御霊(みたま)の大神(おほかみ)の
212御名(みな)に幸(さち)はひ聞(きこ)し召(め)し
213諾(うべな)ひ玉(たま)ひ夜(よ)の守(まも)り
214照(て)る日(ひ)の守(まも)りに幸(さち)はへませと
215神(かみ)の御前(みまへ)に平伏(ひれふ)して
216頸(うな)ね突抜(つきぬ)き願(ね)ぎ奉(まつ)る
217ああ惟神(かむながら)々々(かむながら)
218御霊(みたま)幸(さち)はひましませよ』
219 カルナ姫(ひめ)は又(また)歌(うた)ふ。
220カルナ姫『右守司(うもりつかさ)の妹(いもうと)と
221なりて生(うま)れしカルナ姫(ひめ)
222今日(けふ)のよき日(ひ)のよき時(とき)に
223いとなみ玉(たま)ひし御(おん)祭(まつ)り
224謹(つつし)み敬(ゐやま)ひ祝(ほ)ぎ奉(まつ)る
225神(かみ)の守(まも)りしビクの国(くに)
226思(おも)ひがけなきバラモンの
227鬼春別(おにはるわけ)や久米彦(くめひこ)が
228数多(あまた)の軍勢(ぐんぜい)引率(ひきつ)れて
229短兵急(たんぺいきふ)に攻(せ)めよする
230右守(うもり)の司(かみ)の吾(わ)が兄(あに)は
231卑怯(ひけふ)未練(みれん)に腰(こし)ぬかし
232見(み)す見(み)す敵(てき)に本城(ほんじやう)を
233蹂躙(じうりん)されし悔(くや)しさよ
234吾(わ)が背(せ)の君(きみ)と諸共(もろとも)に
235ヒルナの姫(ひめ)に従(したが)ひて
236寄(よ)せ来(く)る敵(てき)に打向(うちむ)かひ
237獅子(しし)奮迅(ふんじん)の活動(くわつどう)を
238試(こころ)みたれど如何(いか)にせむ
239雲霞(うんか)の如(ごと)き敵兵(てきへい)を
240支(ささ)ふる由(よし)も無(な)きままに
241忽(たちま)ち一計(いつけい)案出(あんしゆつ)し
242巡礼姿(じゆんれいすがた)となり代(かは)り
243わざとに敵(てき)に担(かつ)がれて
244両将軍(りやうしやうぐん)の陣営(ぢんえい)に
245送(おく)られたりし其(その)時(とき)の
246心(こころ)を思(おも)ひ廻(めぐ)らせば
247剣(つるぎ)を渡(わた)りし心地(ここち)なり
248ああ惟神(かむながら)々々(かむながら)
249かかる危(あやふ)き離(はな)れ業(わざ)
250守(まも)らせ玉(たま)ひ抜群(ばつぐん)の
251勲功(いさを)を立(た)てさせ玉(たま)ひたる
252皇(すめ)大神(おほかみ)ぞ尊(たふと)けれ
253一旦(いつたん)敵(てき)は退却(たいきやく)し
254ヤレ嬉(うれ)しやと思(おも)ふ間(ま)も
255あらせず右守(うもり)の叛軍(はんぐん)は
256三千(さんぜん)余(よ)騎(き)を従(したが)へて
257再(ふたた)び謀叛(むほん)の旗(はた)を挙(あ)げ
258旗鼓(きこ)堂々(だうだう)と攻(せ)め来(きた)る
259一(ひと)つ免(のが)れて又(また)一(ひと)つ
260如何(いかが)はせむと城内(じやうない)の
261守将(しゆしやう)は案(あん)じ煩(わづら)ひつ
262わが背(せ)の君(きみ)は全軍(ぜんぐん)を
263指揮(しき)して防(ふせ)ぎ戦(たたか)へど
264勝(かち)に乗(の)つたる叛軍(はんぐん)は
265退(ひ)く由(よし)さへも見(み)えざりき
266かかる処(ところ)へ久方(ひさかた)の
267天(あめ)の八重雲(やへぐも)かきわけて
268下(くだ)らせ玉(たま)ふ三五(あななひ)の
269神(かみ)の使(つかひ)の宣伝使(せんでんし)
270治国別(はるくにわけ)の一行(いつかう)が
271生言霊(いくことたま)の幸(さちは)ひに
272心(こころ)汚(きたな)き右守司(うもりがみ)
273ベルツを始(はじ)めシエールまで
274威勢(ゐせい)に打(う)たれて顛倒(てんたう)し
275身動(みうご)きならぬあさましさ
276ヒルナの姫(ひめ)に従(したが)ひて
277駒(こま)に跨(またが)り猪倉(ゐのくら)の
278峠(たうげ)を後(あと)にカツカツと
279蹄(ひづめ)の音(おと)も急(いそ)がしく
280帰(かへ)りて見(み)れば城内(じやうない)は
281修羅(しゆら)の巷(ちまた)と成(な)り果(は)てぬ
282表門(おもてもん)には宣伝使(せんでんし)
283裏門(うらもん)よりはヒルナ姫(ひめ)
284妾(わらは)と共(とも)に攻(せ)めよせて
285敵(てき)を残(のこ)らず追(お)ひ散(ち)らし
286再(ふたた)び天下(てんか)太平(たいへい)の
287曙光(しよくわう)を仰(あふ)ぎし有難(ありがた)さ
288旭(あさひ)は照(て)るとも曇(くも)るとも
289月(つき)は盈(み)つとも虧(か)くるとも
290仮令(たとへ)天地(てんち)は覆(かへ)るとも
291誠(まこと)の神(かみ)の御(おん)恵(めぐ)み
292幾千代(いくちよ)迄(まで)も忘(わす)るまじ
293ヒルナの姫(ひめ)の願(ねが)ひにて
294此(この)聖場(せいぢやう)に宮柱(みやばしら)
295太(ふと)しき立(た)てて大神(おほかみ)を
296斎(いつ)き奉(まつ)りし嬉(うれ)しさは
297天国(てんごく)浄土(じやうど)が目(ま)の当(あた)り
298開(ひら)き初(そ)めたる心地(ここち)なり
299ああ皇神(すめかみ)よ皇神(すめかみ)よ
300恩頼(みたまのふゆ)を垂(た)れ玉(たま)ひ
301ビクの御国(みくに)の刹帝利(せつていり)
302百(もも)の司(つかさ)は云(い)ふも更(さら)
303万(よろづ)の民(たみ)を平(たひら)けく
304いと安(やす)らけく永久(とこしへ)に
305守(まも)らせ玉(たま)へ惟神(かむながら)
306御前(みまへ)に謹(つつし)み願(ね)ぎ奉(まつ)る』
307竜彦(たつひこ)『天地(あめつち)の皇(すめ)大神(おほかみ)の宮柱(みやばしら)
308太(ふと)しく立(た)ちし今日(けふ)ぞ嬉(うれ)しき。
309天地(あめつち)の神(かみ)も諾(うべな)ひ玉(たま)ふらむ
310百(もも)の司(つかさ)の誠心(まことごころ)を。
311古(いにしへ)の神代(かみよ)の儘(まま)のビクの国(くに)
312立直(たてなほ)したる今日(けふ)ぞ嬉(うれ)しき』
313万公(まんこう)『千代(ちよ)八千代(やちよ)万代(よろづよ)迄(まで)と祈(いの)るかな
314ビクの御国(みくに)の栄(さか)えまさむを。
315治国別(はるくにわけ)神(かみ)の命(みこと)に従(したが)ひて
316今日(けふ)の祭(まつり)に会(あ)ふぞ嬉(うれ)しき。
317ビクの国(くに)治(をさ)め玉(たま)へる刹帝利(せつていり)
318君(きみ)の誠(まこと)は神(かみ)もめでなむ。
319君(きみ)は今(いま)七十路(ななそじ)の坂(さか)を越(こ)えませど
320万代(よろづよ)までと祈(いの)る万公(まんこう)。
321万(まん)年(ねん)の生命(いのち)を保(たも)ちビクの国(くに)に
322臨(のぞ)ませ玉(たま)へ刹帝利(せつていり)の君(きみ)』
323治国別(はるくにわけ)『千早(ちはや)振(ふ)る神(かみ)の御稜威(みいづ)の高(たか)くして
324仕(つか)へ奉(まつ)りぬ玉(たま)の宮居(みやゐ)を。
325ヒルナ姫(ひめ)助(たす)け玉(たま)へるビクの国(くに)は
326夜(よる)なき国(くに)と栄(さか)えますらむ。
327暗(やみ)の夜(よ)も治国別(はるくにわけ)の神司(かむつかさ)
328ビクの御国(みくに)の万代(よろづよ)祈(いの)る』
329 斯(か)く各(おのおの)祝歌(しゆくか)を奉(たてまつ)り目出度(めでた)く遷座(せんざ)の式(しき)を終(をは)り、330次(つ)いでホーフスに於(おい)て大直会(おほなほらひ)の宴(えん)を開(ひら)かるる事(こと)となつた。
331(大正一二・二・二三 旧一・八 於竜宮館 外山豊二録)
このページに誤字・脱字や表示乱れなどを見つけたら教えて下さい。
返信が必要な場合はメールでお送り下さい。【メールアドレス】
合言葉「みろく」を入力して下さい→