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開祖伝
はしがき
(歌)
01 誕生
02 幼女の頃
03 子守奉公
04 出口家へ入籍
05 夫政五郎さん
06 八人の子宝
07 浮かれ節
08 病床の夫
09 紙屑買い
10 身だしなみ
11 政五郎さんの帰幽
12 重なる災厄
13 霊夢
14 帰神の発端
15 開祖の自己審神
16 算盤師の占い
17 世人の誤解
18 お筆先の発端
19 お筆先の内容
20 出牢後の宣伝
21 贈られた土塊
22 聖師綾部へ
23 厳瑞二霊
24 冠島開き
25 沓島開き
26 鞍馬山参り
27 元伊勢お水の御用
28 出雲大社お火の御用
29 弥仙山お籠もり
30 沓島における平和祈願
31 二つの性格
32 水洗礼
33 恭倹
34 御日常
35 昇天
36 祈りとまこと
(メニューの右肩に*1が付いているものは、本文がまだテキスト化されていないもの。*2は内容がほぼ同じ他のテキストがあるもの。)
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開祖伝
> 03 子守奉公
<<< 02 幼女の頃
(B)
(N)
04 出口家へ入籍 >>>
マーキングパネル
設定パネルで「全てのアンカーを表示」させてアンカーをクリックして下さい。
【引数の設定例】 &mky=a010-a021a034 アンカー010から021と、034を、イエローでマーキング。
三 子守奉公
インフォメーション
題名:
3 子守奉公
著者:
愛善苑宣教部・編
ページ:
目次メモ:
概要:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
B100600c03
001
これがため間もなく開祖様は、
002
同じ
福知山
(
ふくちやま
)
の米久呉服店へ子守奉公をされることになりました。
003
物堅い御気質で、
004
乱雑なことのお嫌いな開祖様の慎み深い身だしなみと、
005
骨身を惜しまず陰日向なく働かれる行いはスッカリ主人の気に入り、
006
奉公人一同の褒められ者になられました。
007
開祖様の主人に対する御奉公振りが模範的であったのみならず、
008
御生母おソヨさんに対してはまことに至れり尽せりで、
009
毎年半期々々の仕着せの着物のごときは、
010
一枚も御自分の手をお通しにならず、
011
ことごとくこれをお金に替えて御生母のお手もとへ差し上げられ、
012
お給金はもちろんのこと、
013
三度々々の食事の時でも、
014
珍しいものがあれば御自分は召し上がらず、
015
一走りして御生母のところへ持って行かれるといったように、
016
心から孝養をつくされたので、
017
福知山の三人孝女として時の藩主から表彰されました。
018
このとき開祖様は十三才でした。
019
米久呉服店における子守奉公の年期三年を終えられ、
020
それから川北の衣川清太夫とか、
021
泉屋七兵衛という饅頭屋とか、
022
その他二三の家に奉公され、
023
どこの家でもすこぶる評判がよかったのですが、
024
いつまでも奉公ばかりしておっては御生母を安心させることが出来ないというので、
025
十七才のとき生家へお帰りになって、
026
御生母の仕事を手伝って糸を紡ぐけいこを始められました。
027
やがて糸紡ぎは大変お上手になられ、
028
あのきっちりした御気性のためでもありましょうが、
029
出来上りがよいので他の人の二倍の工賃を貰われたそうです。
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(N)
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