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開祖伝
はしがき
(歌)
01 誕生
02 幼女の頃
03 子守奉公
04 出口家へ入籍
05 夫政五郎さん
06 八人の子宝
07 浮かれ節
08 病床の夫
09 紙屑買い
10 身だしなみ
11 政五郎さんの帰幽
12 重なる災厄
13 霊夢
14 帰神の発端
15 開祖の自己審神
16 算盤師の占い
17 世人の誤解
18 お筆先の発端
19 お筆先の内容
20 出牢後の宣伝
21 贈られた土塊
22 聖師綾部へ
23 厳瑞二霊
24 冠島開き
25 沓島開き
26 鞍馬山参り
27 元伊勢お水の御用
28 出雲大社お火の御用
29 弥仙山お籠もり
30 沓島における平和祈願
31 二つの性格
32 水洗礼
33 恭倹
34 御日常
35 昇天
36 祈りとまこと
(メニューの右肩に*1が付いているものは、本文がまだテキスト化されていないもの。*2は内容がほぼ同じ他のテキストがあるもの。)
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三六 祈りとまこと
インフォメーション
題名:
36 祈りとまこと
著者:
愛善苑宣教部・編
ページ:
目次メモ:
概要:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
B100600c36
001
開祖様は二十七年間、
002
全生命を神に捧げつくされて、
003
神を愛し人を愛し世を愛し、
004
人の世に神の大愛と神より来たる真実とを伝える外何ものもなかったのです。
005
そもそも何が人類をして今日の大苦難に陥らしめたのでしょうか。
006
根本は一に神を忘れたことであります。
007
そのために自己愛に沈溺し、
008
闘争に明け暮れ同胞相はむの惨状を呈しているのです。
009
開祖様は短刀直入に「水晶みたまになりて下されよ」「改心いたして下されよ」と絶叫し続けられました。
010
そしてもし人類がいつまでも神の御意思にそむき神の懐に還ることを忘れ、
011
愛善の本義に目覚めないならば、
012
人類は自ら掘った墓穴に転落し、
013
一大災厄の到来をまぬがれることはできないと警告されかつ一身を犠牲にして日に夜に来たるべき大難を小難に、
014
小難を無難にと燃ゆるがごとき愛をもって人類のために祈り続けられたのであります。
015
またお筆先には「まこと一つを貫く教えであるぞよ」と示されていますが、
016
「まこと」「改心」「水晶みたま」と単に人類に呼びかけられたばかりでなく、
017
開祖様八十三年の全生涯を通じて、
018
身をもってまことを貫かれ、
019
御自身水晶みたまのかがみを出されたのであります。
020
開祖様御昇天後、
021
もう三十年になります。
022
大いなるみあとを光と仰ぎ、
023
開祖様の残された〝
訓
(
おし
)
えの樹〟を私たちは実行によってつちかって行かねばなりません。
024
開祖様は今もなお私たちの心の中に生きていられます。
025
苦難のふちに沈むとき、
026
開祖様の祈りの声は耳もとに響き、
027
温い救いの御手がさし延べられ、
028
生活に疲れ希望を失う者には、
029
開祖様のまことが光となって力強く照らして下さります。
030
さればこそ開祖様は人類のおごそかな父として、
031
また優しき母として、
032
永遠に生き通されることを信じて疑わないのであります。
033
(終)
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【36 祈りとまこと|開祖伝|開祖伝/B100600c36】
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