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大本の道(愛善の道)
第1章 愛善の世界
第2章 三大学則
第3章 教旨
第4章 一霊四魂と五情
第5章 義と正欲
第6章 祭─惟神の大道
第7章 教─天授の真理
第8章 慣─天人道の常
第9章 造─適宜の事務
第10章 四大主義
第11章 神の経綸
第12章 伊都能売
第13章 神業と宣教
第14章 信仰の道
第15章 信仰心得
第16章 みろくの世へ
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第六章 祭─惟神の大道
インフォメーション
題名:
第六章 祭─惟神の大道
著者:
出口王仁三郎
ページ:
目次メモ:
概要:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
B130200c06
001
二八、祭(祈願)
002
眼
(
め
)
に見えぬ
己
(
おの
)
が
心霊
(
こころ
)
を眼に見えぬ神にささぐる
幽斎
(
いうさい
)
の道
003
見るを得ず聞く声もなき神のまへに祈る心は神なりにけり
004
善
(
よ
)
きにつけ悪しきにつけて
天地
(
あめつち
)
の神にいのるは人の
真心
(
まごころ
)
005
雷電
(
いかづち
)
のはげしきときと
地震
(
なゐふる
)
の
揺
(
ゆ
)
るとき神に祈らぬはなし
006
天地
(
あめつち
)
を祈るこころは
人草
(
ひとぐさ
)
の道にかなひしまことなるべし
007
手を
拍
(
う
)
ちて祈るはよけれ
皇神
(
すめかみ
)
の心
汲
(
く
)
まずばいさをしもなし
008
いのるとも心に
曲
(
まが
)
のある時は神の救ひの
如何
(
いか
)
であるべき
009
世のためと祈る
真人
(
まびと
)
ぞすくなけれ底の心はわが身のためのみ
010
太祝詞
(
ふとのりと
)
ながなが
称
(
とな
)
へ
私利
(
しり
)
をのみ祈るは誠の
信徒
(
しんと
)
にあらず
011
礼
(
ゐや
)
なくて黒き心もつ人のいのる言葉にしるしあらめや
012
むらきもの心きよめて
大前
(
おほまへ
)
に祈るまことを神は受けなむ
013
心をも身をもまかせて祈りなば神はまことの力たまはむ
014
大前
(
おほまへ
)
に朝夕いのる
神言
(
かみごと
)
にひらけゆくかな心の
闇
(
やみ
)
の
戸
(
と
)
015
天地
(
あめつち
)
も家もわが身も人の身も清めきよむる神の
祝詞
(
ほぎごと
)
016
真心
(
まごころ
)
をこめし
祈言
(
のりごと
)
みじかくも恵みの神は
聞
(
きこ
)
しめすらむ
017
今日
(
けふ
)
もまた
真幸
(
まさき
)
くあれと
大前
(
おほまへ
)
に心きよめて祈る人の世
018
惟神
(
かむながら
)
霊
(
たま
)
幸
(
ち
)
はへませと
大神
(
おほかみ
)
を祈る言葉のすがすがしかも
019
皇神
(
すめかみ
)
の
御前
(
みまへ
)
にまをす
[
※
申す
]
言
(
こと
)
の
葉
(
は
)
は清く美しく
称
(
とな
)
へまつらな
020
二九、祭(感謝)
021
宮柱
(
みやばしら
)
太しき建てて
幣吊
(
みてくら
)
をささげまつるを
顕斎
(
けんさい
)
といふ
022
神殿
(
かむどの
)
に神はまさねど人々の
斎
(
いつ
)
かむたびに
天降
(
あも
)
りますかも
023
あし原の瑞穂の国は
天地
(
あめつち
)
の神いつかずば治まらぬ国
024
天津
(
あまつ
)
御神
(
みかみ
)
国津
(
くにつ
)
御神
(
みかみ
)
を
斎
(
いつ
)
かずば世はいつまでも乱れはてなむ
025
神々の
恩頼
(
みたまのふゆ
)
にむくいむと
御祭
(
みまつ
)
りするは
御代
(
みよ
)
の
国風
(
くにぶり
)
026
天地
(
あめつち
)
の神のめぐみに
生
(
お
)
ひながら神を
斎
(
いつ
)
かぬ人の多き世
027
起臥
(
おきふし
)
のその
度
(
たび
)
ごとに思ふかな海より深き神のめぐみを
028
人の親の愛と恵みはかぎりあり限りなきこそ神のみめぐみ
029
言
(
こと
)
の葉に
称
(
たた
)
へつくせぬ
皇神
(
すめかみ
)
の恵みにむくふすべもなきかな
030
皇神
(
すめかみ
)
に
初穂
(
はつほ
)
ささげて
御恵
(
みめぐ
)
みの
千重
(
ちへ
)
の
一重
(
ひとへ
)
にむくいまつらむ
031
皇神
(
すめかみ
)
に
捧
(
ささ
)
ぐるものはことごとく神より受けし
御賜
(
みたまもの
)
なり
032
大前に供へまつらむものもなしただ
赤心
(
まごころ
)
の清きのみなる
033
ちはやふる神の祭りを第一につとむる家は
永久
(
とは
)
に栄えむ
034
朝夕に神のみ前
[
※
御前
]
に
太祝詞
(
ふとのりと
)
となふる家は安らかなりけり
035
ゑらゑらにゑらぎ
賑
(
にぎ
)
はふ人の家は
朝夕
(
あさゆふ
)
神の
御前
(
みまへ
)
にぬかづく
036
礼拝
(
らいはい
)
をいそしむ人は愛善の道をたどれる神の
御子
(
みこ
)
なり
037
目に見えぬ神の
御姿
(
みすがた
)
朝夕に
拝
(
をろが
)
みつかふる
吾
(
われ
)
となりけり
038
一日の
業
(
わざ
)
なしをへて大前に祝詞まをせばこころすがしも
039
一日の
業
(
わざ
)
ををはりしたそがれに
御前
(
みまへ
)
にいのる心たのしさ
040
吾
(
われ
)
もなく
現世
(
うつしよ
)
もなくただ
一人
(
ひとり
)
神の
御前
(
みまへ
)
に
平伏
(
ひれふ
)
しをろがむ
041
三〇、産土神と祖霊
042
産土
(
うぶすな
)
の神の
御前
(
みまへ
)
におのもおのも
御栄
(
みさか
)
えいのる
神国
(
かみくに
)
のたみ
[
※
民
]
043
ふるさとの
産土神
(
うぶすながみ
)
をたふとみて道に
仕
(
つか
)
ふる人のつましさ
044
寝
(
ね
)
いるまも人の身にそひ家に添ひ心にそひて守る
氏神
(
うぢがみ
)
045
氏神
(
うぢがみ
)
は祖先の霊と知らずして
から
神いつく人の多かり
046
遠
(
とほ
)
つ
祖
(
おや
)
の
御祭事
(
みまつりごと
)
をうるはしく仕へまつるは
御代
(
みよ
)
の国ぶり
047
祖祖
(
おやおや
)
のいづの
魂
(
みたま
)
を
春秋
(
はるあき
)
にいつきつかふる
神国
(
かみくに
)
の道
048
とつ
国
(
くに
)
の
式
(
のり
)
あらためて
霊
(
たま
)
幸
(
ち
)
はふ神の
御式
(
みのり
)
に
祖霊
(
みたま
)
斎
(
いつ
)
かな
049
累代
(
るいだい
)
の祖先の霊を天国にすくふは子孫が愛善の徳
050
遠津神
(
とほつかみ
)
代々
(
よよ
)
の
祖
(
おや
)
たち
斎
(
いつ
)
かずば人も
獣
(
けもの
)
とかはらざるべし
051
三一、惟神の大道
052
いろいろと世は
紫陽花
(
あぢさゐ
)
の
七変化
(
ななかはり
)
かはらぬ道は
惟神
(
かむながら
)
の道
053
迫り来る世の
荒浪
(
あらなみ
)
をやすやすと
凪
(
な
)
ぎて
治
(
をさ
)
むる
惟神
(
かむながら
)
の道
054
人の子の朝な夕なに守るべき務めは神にしたがふにあり
055
かむながら神の心にまかすこそ人の誠のつとめなりけり
056
かむながら誠の道は大衆のこころに通ふ
真道
(
まみち
)
なりけり
057
惟神
(
かむながら
)
道のまことの尊さは踏みてののちに悟りこそすれ
058
惟神
(
かむながら
)
まことの道を悟りつつ行ひなさばこの世やすけし
059
私利私欲
一
(
いつ
)
さい捨てて
惟神
(
かむながら
)
かみの
大道
(
おほぢ
)
にすすむべき時
060
かむながら道の光を地の上にあまねく照らす時は
来
(
き
)
にけり
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