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大本の道(愛善の道)
第1章 愛善の世界
第2章 三大学則
第3章 教旨
第4章 一霊四魂と五情
第5章 義と正欲
第6章 祭─惟神の大道
第7章 教─天授の真理
第8章 慣─天人道の常
第9章 造─適宜の事務
第10章 四大主義
第11章 神の経綸
第12章 伊都能売
第13章 神業と宣教
第14章 信仰の道
第15章 信仰心得
第16章 みろくの世へ
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第八章 慣─天人道の常
インフォメーション
題名:
第八章 慣─天人道の常
著者:
出口王仁三郎
ページ:
目次メモ:
概要:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
B130200c08
001
三六、慣
002
ひさかたの
天津御神
(
あまつみかみ
)
のみこころは人の
魂
(
みたま
)
の
基
(
もとゐ
)
なりけり
003
きもむかふ人のこころは
天地
(
あめつち
)
の神のまにまに動きこそすれ
004
天地
(
あめつち
)
の神にならひて玉ぼこの道ふみ行くは人のまさわざ
[
※
正業
]
005
天地
(
あめつち
)
の正しき道を踏みしめて
歓
(
ゑら
)
ぎむつまひ
御代
(
みよ
)
に仕へむ
006
天道
(
てんだう
)
にしたがふものを
善
(
ぜん
)
といひ
逆
(
さから
)
ふものは
真
(
しん
)
の悪なり
007
五倫五常の道は人間特有の生まれしままの
慣性
(
ならはし
)
なりけり
008
良からざる
習慣
(
ならはし
)
日々
(
ひび
)
に重なりて生まれながらの
天真
(
まこと
)
失ふ
009
五倫五常
道
(
みち
)
かげひそめ
政治
(
せいぢ
)
また権謀術数の世とはなりけり
010
徳育を忘れて智育におぼれたる報いは地上の乱れとなりけり
011
三七、五倫五常
012
子を思ふ心うつして親おもふ人は誠の神の
御子
(
みこ
)
なる
013
両親
(
ふたおや
)
のこころ安めて
孝
(
つか
)
ふるはまことの人の鏡なりけり
014
老人をめぐみ敬ひ
妻子
(
つまこ
)
をばいつくしむこそ道にかなへる
015
若草
(
わかぐさ
)
の
妻子
(
つまこ
)
僕婢
(
しもべ
)
をあはれみて心をつくす人ぞひとなる
016
家のこと妻にまかせて世のために尽くすは夫の誠なりけり
017
家のうち治めまもりて
背
(
せ
)
の
君
(
きみ
)
の心いやさむ妻ぞかしこき
018
家のうちをさむる妻の心得は
目上
(
めうへ
)
目したの
中臣
(
なかおみ
)
なるも
019
家の
内
(
うち
)
ゆたかに
平和
(
おだい
)
にをさむるも妻の心の
梶
(
かぢ
)
ひとつなる
020
高砂の
尉
(
じやう
)
と
姥
(
うば
)
とは
那岐
(
なぎ
)
那美
(
なみ
)
の
二尊
(
にそん
)
の具体化したるものなり
021
何事も神にしたがひ進みなば
妹背
(
いもせ
)
の道も久しかるらむ
022
二世
(
にせ
)
ちぎる夫婦の仲も踏みてゆく道しちがへば憎み争ふ
023
家の妻よし
悪
(
あ
)
しくとも真心をもちてのぞめば
良妻
(
りやうさい
)
となる
024
育てよき
女性
(
をんな
)
は心うるはしく
貞操
(
みさを
)
正しきよき妻となる
025
人の子と生まれし者は身を修め道を守りて親をあらはせ
026
いつくしみ敬ひむつぶ
兄弟
(
はらから
)
は親のこころをなぐさむるなり
027
いとけなき
弟
(
おとうと
)
妹
(
いもうと
)
をあはれみて救ひたすくる
兄姉
(
あにあね
)
の道
028
父母
(
ちちはは
)
にうやまひつかへ
兄姉
(
あにあね
)
にならひて行くぞ
弟妹
(
おといも
)
の道
029
あやまたじ犯さじものと
相互
(
かたみ
)
にも
諌
(
いさ
)
めかはすは
朋友
(
ともがき
)
の道
030
皇神
(
すめかみ
)
の道につどひし
友
(
とも
)
がきのその
交
(
まじ
)
はりは
永久
(
とこしへ
)
かはらず
031
皇神
(
すめかみ
)
の
教
(
のり
)
にまじらふ
友垣
(
ともがき
)
は
兄弟
(
はらから
)
よりも親しかりけり
032
三八、親と子
033
子を産めば初めて親の名も生まれ家の
資格
(
くらゐ
)
も高く生まるる
034
過
(
あやま
)
たじ
汚
(
けが
)
さじものと
生
(
うみ
)
の子を心にかけていつくしむ母
035
漸
(
やうや
)
くに世に立つ
身魂
(
みたま
)
となりぬれば母の恵みを忘るる
凡俗
(
ただびと
)
036
垂乳根
(
たらちね
)
の恵みの胸にいだかれて
哺育
(
はぐく
)
まれたる昔わするな
037
むらきもの心を
千々
(
ちぢ
)
にくだきたる報いありしと喜ばせ母を
038
世の中に
貴
(
たふと
)
きものは
沢
(
さは
)
あれど
得
(
え
)
し
子宝
(
こだから
)
にまさるものなき
039
貧しきが中にはぐくみ育てたる子は宝石にまさりて
貴
(
たふと
)
し
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【第8章 慣─天人道の常|大本の道(愛善の道)/B130200c08】
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