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大本の道(愛善の道)
第1章 愛善の世界
第2章 三大学則
第3章 教旨
第4章 一霊四魂と五情
第5章 義と正欲
第6章 祭─惟神の大道
第7章 教─天授の真理
第8章 慣─天人道の常
第9章 造─適宜の事務
第10章 四大主義
第11章 神の経綸
第12章 伊都能売
第13章 神業と宣教
第14章 信仰の道
第15章 信仰心得
第16章 みろくの世へ
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第一〇章 四大主義
インフォメーション
題名:
第一〇章 四大主義
著者:
出口王仁三郎
ページ:
目次メモ:
概要:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
B130200c10
001
四一、清潔主義=心身修祓の大道
002
天地
(
あめつち
)
にふさがる
醜
(
しこ
)
のくも
霧
(
きり
)
を
神
(
かむ
)
やらひます
科戸辺
(
しなどべ
)
の神
003
はや川
[
※
速川
]
の
瀬織津姫
(
せおりつひめ
)
のみいさをに
万
(
よろづ
)
の
由
(
まが
)
を流しきよむる
004
祓戸
(
はらひど
)
の神の
坐
(
ま
)
さずば
許々多久
(
ここたく
)
の罪や
汚
(
けが
)
れのいかで払へむ
005
天地
(
あめつち
)
の神の
宮居
(
みやゐ
)
と生まれたる人の
身魂
(
みたま
)
ぞ清くもたまし
006
むらきもの心
清
(
きよ
)
けくもつ人はいつも
天地
(
てんち
)
の神にめぐまる
007
白梅
(
しらうめ
)
の花の香りの
清
(
すが
)
しさを保ちてこの世に生きむとぞ思ふ
008
身の
垢
(
あか
)
は
湯水
(
ゆみづ
)
石鹸であらへども洗ひがたきは心なりけり
009
天地
(
あめつち
)
の神の集ひし人の家は払ひきよまり
塵
(
ちり
)
ひとつなし
010
四二、清潔主義(罪けがれ)
011
払はずば積もりて罪となりぬべし
塵
(
ちり
)
ばかりなることと思へど
012
塵ほどの
罪
(
つみ
)
過ちも重なれば身をほろぼすの種となるらむ
013
形ある宝に
眼
(
まなこ
)
くらみなば罪にけがれし身とぞなりゆく
014
目をぬすみ宝を盗み日をぬすむ人こそ神のつみ
人
(
びと
)
と知れ
015
道なくて得たる宝はたちまちに罪を残して逃げゆくものなる
016
人々の心に澄める月かげをかくすは欲と罪の雲なり
017
限りあるこの世に生きて罪つくり
永遠
(
とは
)
の栄えを捨つる人あり
018
罪けがれ
過失
(
あやまち
)
せじと朝夕に祈るは人のまことなりける
019
何事も神の
御教
(
みのり
)
に任すこそ罪を清むるたよりなりけれ
020
けがれたる時はなほ
更
(
さら
)
つつしみて祓ひ清めて神を
斎
(
いつ
)
けよ
021
罪けがれ
咎
(
とが
)
あやまちも朝夕の祝詞に春の雪と消えゆく
022
四三、楽天主義=天地惟神の大道
023
天地
(
あめつち
)
の神の
大道
(
おほぢ
)
にしたがへば一さい万事楽しみとなる
024
惟神
(
かむながら
)
かみのまにまに何事も
勤
(
つと
)
めゆく身に
過
(
あやまち
)
はなし
025
人の世は
日々
(
ひび
)
の
務
(
つと
)
めを
怠
(
おこた
)
らずたのしく
暮
(
くら
)
せ神のます世ぞ
026
人の身は神を離れて
一日
(
ひとひ
)
だも世に
栄
(
さか
)
ゆべき道なきを知る
027
霊
(
たま
)
幸
(
ち
)
はふ神の
大道
(
おほぢ
)
をあゆむ身は世の
憂
(
う
)
きごとも楽しみと見る
028
ありがたし
辱
(
かたじけな
)
しと朝夕に思ひくらせば
曲事
(
まがごと
)
のなし
029
ゑらゑらに
歓
(
ゑら
)
ぎにぎはふ人の家は神の
幸
(
さちは
)
ひ
自
(
おのづか
)
ら
来
(
き
)
たる
030
ゑらゑらに
歓
(
ゑら
)
ぎ
賑
(
にぎ
)
はひ栄えゆく家こそ地上の天国なりけり
031
吾
(
われ
)
といふものを捨つれば世の中は
心
(
こころ
)
安けく
暮
(
く
)
るるものなり
032
取り越しの苦労もなさず過ぎこしの苦労も思はず
刹那
(
せつな
)
を進む
033
今といふいま善き心よき言葉よき行ひをはげむこそ善き
034
善きことを為すも思ふもたちまちに神の
恩頼
(
みたまのふゆ
)
をかかぶる
035
言霊
(
ことたま
)
の
幸
(
さちは
)
ふ国に生まれ来て
悔
(
くや
)
みなげくは
醜
(
しこ
)
の
逆道
(
さかみち
)
036
稲
(
いね
)
みのるための暑さを知らずして
終日
(
ひねもす
)
くやむ人のさはなる
037
わが
年
(
とし
)
を指をりかぞへ老いゆくを
悔
(
くや
)
む心はすでに死したり
038
思ふこと百
分
(
ぶん
)
一もならぬ世と
悔
(
くや
)
むは
曲
(
まが
)
のさけびなりけり
039
くよくよと物事くやむ
暇
(
ひま
)
あれば
大小
(
だいせう
)
となく行ひて見よ
040
今日もよし
明日
(
あす
)
もまたよし何事も神の心にまかす身なれば
041
四四、進展主義=社会改善の大道
042
進み行く月日の
駒
(
こま
)
に
神
(
かむ
)
ならひわれは進展主義をとるなり
043
一刻もやすみたまはぬ
天地
(
あめつち
)
の神にならひてわれはいそしむ
044
矢の如く月日の
駒
(
こま
)
の早ければ空しく過ごすな
惜
(
を
)
しきこの世を
045
かむながら神の柱と
選
(
え
)
らまれしみたまは
一日
(
ひとひ
)
も休む
暇
(
ひま
)
なし
046
進むのみただ一心にすすむのみ積極主義の大本の道
047
大船
(
おほふね
)
に
真帆
(
まほ
)
をあげたる大本は風吹くたびに進むのみなる
048
日と月に進展するはかむながら萎縮退嬰
人
(
ひと
)
ながらなる
049
恐るべきものはこの
土
(
ど
)
に何もなし神のまにまに進む身なれば
050
御教
(
みをしへ
)
に
凡
(
すべ
)
てをまかしすすみ行く人はまことの神の
御子
(
みこ
)
なる
051
人生は
日々
(
ひび
)
に新たに光明にむかつて改め進むべきなり
052
時により改訂修理をなさざれば如何なる事も世に
遅
(
おく
)
るべし
053
人の身と心は
用
(
もち
)
ふるたびごとに進歩発達するものぞかし
054
逆境に立つ身は大なる順境に向かへるものと
直
(
ひた
)
に進めよ
055
宗教や政治経済ゆきつまりゆきつまりつつ岩戸
開
(
ひら
)
かむ
056
天地
(
あめつち
)
の一さい万事は完全にむかふ
道程
(
だうてい
)
にあるものと知れ
057
山川
(
やまかは
)
も
草木
(
くさき
)
もかれむ世の中をよみがへらせよ神の光に
058
大いなる世界の害をのぞくべく神に習ひて励めまめ
人
(
ひと
)
[
※
「まめひと」は信徒のこと
]
059
四五、統一主義=上下一致の大道
060
統一のなき世の中はなにもかも
麻
(
あさ
)
の乱れの治まるときなし
061
順序あるところに神はゐますなり順序なければ道は
乱
(
みだ
)
るる
062
家内
(
かない
)
中
(
ぢう
)
一致
同心
(
どうしん
)
なきときは
団欒
(
だんらん
)
のたのしみ
永久
(
とは
)
にきたらず
063
構成の力すぐれて強ければ一切のこと統一さるべし
064
真正の結合力のなき国は
時
(
とき
)
じく
内訌
(
ないこう
)
絶
(
た
)
ゆることなし
065
地の上のあまたの国はありながら信ずる神は一つなりけり
066
進みすすみゑらぎ喜び
魂
(
たましひ
)
を清めて一つの神につかへむ
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【第10章 四大主義|大本の道(愛善の道)/B130200c10】
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