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大本の道(愛善の道)
第1章 愛善の世界
第2章 三大学則
第3章 教旨
第4章 一霊四魂と五情
第5章 義と正欲
第6章 祭─惟神の大道
第7章 教─天授の真理
第8章 慣─天人道の常
第9章 造─適宜の事務
第10章 四大主義
第11章 神の経綸
第12章 伊都能売
第13章 神業と宣教
第14章 信仰の道
第15章 信仰心得
第16章 みろくの世へ
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第七章 教─天授の真理
インフォメーション
題名:
第七章 教─天授の真理
著者:
出口王仁三郎
ページ:
目次メモ:
概要:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
B130200c07
001
三二、教
002
教
(
をしへ
)
とは人の覚りのおよばざる天地の神の言葉なりけり
003
現
(
うつ
)
し
世
(
よ
)
のすべての人に
霊界
(
かくりよ
)
のさま
教
(
をし
)
へむと神
出
(
い
)
でませり
004
人みなの夢にも知らぬ
神言
(
かみごと
)
をさとすは神のをしへなりけり
005
ゆるぎなき神の言葉はあななひの救ひの道のもとゐなりけり
006
大本は宗教にあらず
神
(
かむ
)
ながら天授の真理説く道にぞある
007
人生の悩みをすくふ光明は
三世
(
さんぜ
)
貫通の神のみをしへ
[
※
神の御教へ
]
008
教育や政治芸術
一
(
いつ
)
さいを指導するこそまことの
教
(
のり
)
なる
009
大本は政治経済宗教や教育の
根本
(
こんぽん
)
たてなほす道
010
乱れたる世をなほさむと祈るこそわが大本の
教
(
をしへ
)
なりけり
011
大本は霊もて霊の道を説きパンもてパンを説く
御教
(
みのり
)
なり
012
霊と肉一致和合のみ
教
(
をしへ
)
[
※
御教へ
]
は
三五
(
あななひ
)
の道おいて
他
(
た
)
になし
013
大本も
三五
(
あななひ
)
の道もおなじ意義の神のさづけし
称
(
とな
)
へなりけり
014
大本の神のをしへは人みなの習ひてすすむ誠の道なる
015
大本の神の
教
(
をしへ
)
は
烏羽玉
(
うばたま
)
のやみ世をあかす光なりけり
016
釈迦
(
さか
)
孔子
(
くじ
)
も覚り得ざりし
神言
(
かみごと
)
を覚すは大本の
教
(
をしへ
)
なりけり
017
三三、愛善
018
大本のをしへの
根源
(
みなもと
)
たづぬればただ愛善の光なりけり
019
神を愛し人を愛する
大道
(
おほみち
)
はわが愛善の
教
(
をしへ
)
なりけり
020
神と言ひ仏といへど
根本
(
こんぽん
)
はみな愛善の別名なるべし
021
愛善の道につとむる大本は神とほとけの区別を立てず
022
既成宗教あまたあれども愛善の二字を捨つれば何ものもなし
023
愛と善のぞけば宗教道徳ものこらず
蝉
(
せみ
)
のぬけ
殻
(
がら
)
なりけり
024
宗教は理屈にあらず
情
(
じやう
)
なりといふ
真諦
(
しんたい
)
を知らぬ
痴者
(
しれもの
)
025
愛善の
真心
(
まごころ
)
もたぬ宗教家のいかで
世人
(
よびと
)
を救ひ
得
(
う
)
べけむ
026
うつし世をいとふ
教
(
をしへ
)
は栄えゆく神の
御国
(
みくに
)
にそぐはじと思ふ
027
さへづるや
体主霊従
(
から
)
の
教
(
をしへ
)
をあやまりて
世人
(
よびと
)
の心
悪
(
あ
)
しくなりゆく
028
キリストも
釈迦
(
しやか
)
も
孔子
(
こうし
)
も哲人も
弥勒
(
みろく
)
出世
(
しゆつせ
)
の
先達
(
せんだつ
)
なりけり
029
古今東西
聖者
(
せいじや
)
の説をとりまとめ
活
(
い
)
かすは
弥勒
(
みろく
)
の働きなりけり
030
宗教は
時所位
(
じしよゐ
)
によりて
変
(
かは
)
りをればわれは時代の宗教を説く
031
真正の宗教解する者ならば
吾
(
わ
)
が愛善の道につどはむ
032
ときどきの国の
法度
(
みのり
)
も時々の神の
御教
(
みのり
)
ぞ夢なたがひそ
033
三四、神書
034
大本の道の宝は
他
(
た
)
の
教
(
のり
)
にたぐひもあらぬ
神書
(
みふみ
)
なりけり
035
筆先に示したまへる
教言
(
のりごと
)
はみな
天地
(
あめつち
)
のかがみなりける
036
繰り返しくり返し見よ
伊都能売
(
いづのめ
)
の
厳
(
いづ
)
の
御教
(
みのり
)
をしるされし
書
(
ふみ
)
037
こころして読めよ霊界物語みろく
胎蔵
(
たいざう
)
のうづの
神言
(
かみごと
)
038
いく
度
(
たび
)
も繰り返し見よ物語
神秘
(
しんぴ
)
の鍵はかくされてあり
039
見るたびに
畏
(
かしこ
)
さまさる
神書
(
かみふみ
)
は神の
御国
(
みくに
)
のたからなりけり
040
神の
書
(
ふみ
)
ひもとくごとに新しく思ふは神の恵みなりけり
041
神
(
かみ
)
つ
代
(
よ
)
の事つばらかに記したる
書
(
ふみ
)
読むたびに神を悟りぬ
042
かくり世のこと
細
(
こま
)
やかに記したる
書
(
ふみ
)
は
霊魂
(
みたま
)
の力なりけり
043
苦しみの深き谷間に落ちしとき救ひの
綱
(
つな
)
となるぞこの
神書
(
ふみ
)
044
むらきもの心の
塵
(
ちり
)
をはらはむと
暇
(
ひま
)
あるごとに物語よむ
045
皇神
(
すめかみ
)
にいのらざりせば
百千
(
ももち
)
たび読むも悟らじ神の
御心
(
みこころ
)
046
魂
(
みたま
)
さへ曇りしなくば
千早
(
ちはや
)
ふる神の
教
(
をしへ
)
の写らざらめや
047
家業
(
なりはひ
)
のせはしき人も
玉
(
たま
)
ぼこの道ふみ学ぶ
暇
(
ひま
)
はあるべし
048
学ばねば人はこの世の
盲目
(
めしひ
)
なり神の学びはなほさらのこと
049
常識は神の誠の道まなび得たる智慧より何ものもなし
050
三五、古典と霊学
051
三五、古典と霊学
052
いそのかみ
古事記
(
ふることぶみ
)
は
神
(
かみ
)
つ
代
(
よ
)
の神のいさをの
証明
(
しるべ
)
なりける
053
いそのかみ
古事記
(
ふることぶみ
)
の
神髄
(
しんずい
)
をつぶさにさとす大本のみち
054
神
(
かみ
)
つ
代
(
よ
)
の神の
御典
(
みふみ
)
を
明
(
あき
)
らめて
本
(
もと
)
つ
大道
(
おほぢ
)
に
世人
(
よびと
)
みちびく
055
世の中の
遷
(
うつ
)
りかはりをまつぶさに書き記したる
貴
(
うづ
)
の
国典
(
くにふみ
)
056
いそのかみ
古事記
(
ふることぶみ
)
の
神言
(
かみごと
)
をいま繰りかへす世とはなりけり
057
古
(
いにしへ
)
の
書
(
ふみ
)
見るごとに
皇神
(
すめかみ
)
のふときいさをの
仰
(
あふ
)
がるるかな
058
霊学は心をきよめ身を練りて
世人
(
よびと
)
をすくふ神のまさわざ
059
霊学の
術
(
わざ
)
まなばむと
欲
(
ほ
)
りすれば
兎
(
と
)
かく心の
根城
(
ねじろ
)
かためよ
060
霊学をまなぶは良けれ
吾
(
わ
)
が心あらひ清めしその上にせよ
061
霊学をまなぶ
目的
(
めあて
)
はむら
肝
(
きも
)
[
※
村肝
]
の心の岩戸ひらくためなる
062
うかれゆく
魂
(
たま
)
を招きて
丹田
(
くになか
)
にをさめ生かすを
鎮魂
(
たましづめ
)
とふ
063
言霊
(
ことたま
)
の道の
真実
(
まこと
)
は
千早
(
ちはや
)
ふる神の
御稜威
(
みいづ
)
のをしへなりけり
064
言霊
(
ことたま
)
のさちはふ国と言ひながらその言霊を知る人ぞなし
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