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霊界物語
海洋万里(第25~36巻)
第32巻(未の巻)
序文
総説
第1篇 森林の都
第1章 万物同言
第2章 猛獣会議
第3章 兎の言霊
第4章 鰐の言霊
第5章 琉球の光
第6章 獅子粉塵
第2篇 北の森林
第7章 試金玉
第8章 三人娘
第9章 岩窟女
第10章 暗黒殿
第11章 人の裘
第12章 鰐の橋
第13章 平等愛
第14章 山上の祝
第3篇 瑞雲靉靆
第15章 万歳楽
第16章 回顧の歌
第17章 悔悟の歌
第18章 竜国別
第19章 軽石車
第20章 瑞の言霊
第21章 奉答歌
第4篇 天祥地瑞
第22章 橋架
第23章 老婆心切
第24章 冷氷
余白歌
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霊界物語
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<<< 軽石車
(B)
(N)
奉答歌 >>>
第二〇章
瑞
(
みづ
)
の
言霊
(
ことたま
)
〔九一一〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第32巻 海洋万里 未の巻
篇:
第3篇 瑞雲靉靆
よみ(新仮名遣い):
ずいうんあいたい
章:
第20章 瑞の言霊
よみ(新仮名遣い):
みずのことたま
通し章番号:
911
口述日:
1922(大正11)年08月24日(旧07月02日)
口述場所:
筆録者:
松村真澄
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1923(大正12)年10月15日
概要:
舞台:
ウヅの館
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
神素盞嗚大神は奥殿より神司たちを従えて現れ、一同に向かって愉快気に目礼をし、座の中央に立ち給いて喜びの歌を歌い給うた。
その歌は、国治立大神のご退隠の昔から歌い始め、神伊弉諾大神の御子と生まれたご自身が大海原に漂う島々を治めたこと、さらに天の誓約の故事から千座の置戸を負って高天原を追われたことを歌っていた。
地上をさすらった神素盞嗚大神は、八岐大蛇を言向け和しつつ瑞の御霊と現れて、旅の果てにフサの国のウブスナ山脈の最高地に館を定め、日の出神に守らせた。
このたび末子姫がさすらいの旅の末に、ウヅの国にたどり着いてこの国の救世主と任じられたその初めは、バラモン教に乗っ取られたメソポタミヤの顕恩郷を言向け和すために、自らの八人の娘たちを遣わしたことだった。
大神は、斎苑の館を出でてここに来てみれば、教えの御子たちがアマゾン河の悪神たちを言向け和した功に勇み立ち、祝い言葉をかけるためにここに現れたのだ、と歌った。
そして、神より万人に与えられた真心によって神政に仕えて天職を立て、その真心を決して汚すことなかれ、と諭して祝歌を終えた。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
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:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
2022-06-06 16:42:36
OBC :
rm3220
愛善世界社版:
237頁
八幡書店版:
第6輯 228頁
修補版:
校定版:
241頁
普及版:
90頁
初版:
ページ備考:
001
神
(
かむ
)
素盞嗚
(
すさのをの
)
大神
(
おほかみ
)
は
奥殿
(
おくでん
)
より、
002
末子姫
(
すゑこひめ
)
、
003
言依別
(
ことよりわけ
)
、
004
国依別
(
くによりわけ
)
其
(
その
)
他
(
た
)
の
主
(
おも
)
なる
神司
(
かむづかさ
)
を
従
(
したが
)
へ、
005
宴席
(
えんせき
)
に
現
(
あら
)
はれ
給
(
たま
)
ひ、
006
一同
(
いちどう
)
に
向
(
むか
)
ひ、
007
さも
愉快気
(
ゆくわいげ
)
に
目礼
(
もくれい
)
を
与
(
あた
)
へ、
008
座
(
ざ
)
の
中央
(
ちうあう
)
に
立
(
た
)
たせ
給
(
たま
)
ひて、
009
喜
(
よろこ
)
びの
歌
(
うた
)
をうたひ
給
(
たま
)
うた。
010
其
(
その
)
大御歌
(
おほみうた
)
、
011
神素盞嗚大神
『
久方
(
ひさかた
)
の
天津
(
あまつ
)
御空
(
みそら
)
のいや
高
(
たか
)
く
012
雲
(
くも
)
押分
(
おしわ
)
けて
降
(
くだ
)
ります
013
神
(
かむ
)
伊弉諾
(
いざなぎ
)
の
大御神
(
おほみかみ
)
014
神
(
かむ
)
伊弉冊
(
いざなみ
)
の
大御神
(
おほみかみ
)
015
筑柴
(
つくし
)
の
日向
(
ひむか
)
の
橘
(
たちばな
)
の
016
小戸
(
をど
)
の
青木
(
あはぎ
)
が
原
(
はら
)
と
聞
(
きこ
)
えたる
017
天教山
(
てんけうざん
)
の
中腹
(
ちうふく
)
に
018
撞
(
つき
)
の
御柱
(
みはしら
)
いや
太
(
ふと
)
く
019
御立
(
みた
)
て
給
(
たま
)
ひしあが
御祖
(
みおや
)
020
国治立
(
くにはるたち
)
の
大神
(
おほかみ
)
は
021
天地
(
あめつち
)
百
(
もも
)
の
神人
(
しんじん
)
の
022
百
(
もも
)
の
罪科
(
つみとが
)
負
(
お
)
ひ
給
(
たま
)
ひ
023
烈火
(
れつくわ
)
の
中
(
なか
)
に
身
(
み
)
を
投
(
とう
)
じ
024
根底
(
ねそこ
)
の
国
(
くに
)
に
至
(
いた
)
りまし
025
豊国姫
(
とよくにひめ
)
の
大神
(
おほかみ
)
は
026
阿波
(
あは
)
の
鳴門
(
なると
)
に
身
(
み
)
を
投
(
とう
)
じ
027
又
(
また
)
もや
根
(
ね
)
の
国
(
くに
)
底
(
そこ
)
の
国
(
くに
)
028
完美
(
うまら
)
に
委曲
(
つばら
)
に
取調
(
とりしら
)
べ
029
ここに
二柱
(
ふたはしら
)
の
大神
(
おほかみ
)
は
030
再
(
ふたた
)
び
地上
(
ちじやう
)
に
現
(
あら
)
はれて
031
野立
(
のだち
)
の
彦
(
ひこ
)
や
野立姫
(
のだちひめ
)
032
神
(
かみ
)
の
命
(
みこと
)
と
世
(
よ
)
を
忍
(
しの
)
び
033
天地
(
あめつち
)
百
(
もも
)
の
神人
(
しんじん
)
を
034
安
(
やす
)
きに
救
(
すく
)
ひ
助
(
たす
)
けむと
035
心
(
こころ
)
悩
(
なや
)
ませ
給
(
たま
)
ひつつ
036
黄金山
(
わうごんざん
)
やヒマラヤの
037
峰
(
みね
)
に
現
(
あら
)
はれましまして
038
三五教
(
あななひけう
)
を
樹
(
た
)
て
給
(
たま
)
ひ
039
再
(
ふたた
)
び
五六七
(
みろく
)
の
神
(
かみ
)
の
世
(
よ
)
を
040
開
(
ひら
)
き
給
(
たま
)
ひて
万有
(
ばんいう
)
を
041
一切
(
いつさい
)
残
(
のこ
)
らず
救
(
すく
)
はむと
042
経
(
たて
)
と
緯
(
よこ
)
との
機
(
はた
)
を
織
(
お
)
り
043
深遠
(
しんゑん
)
微妙
(
びめう
)
の
神業
(
かむわざ
)
を
044
開
(
ひら
)
かせ
給
(
たま
)
ふぞ
尊
(
たふと
)
けれ
045
豊国姫
(
とよくにひめ
)
の
分霊
(
わけみたま
)
046
神
(
かむ
)
素盞嗚
(
すさのを
)
のあが
魂
(
たま
)
は
047
神
(
かむ
)
伊弉諾
(
いざなぎ
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
048
教
(
をしへ
)
の
御子
(
みこ
)
と
生
(
うま
)
れ
来
(
き
)
て
049
大海原
(
おほうなばら
)
に
漂
(
ただよ
)
へる
050
島
(
しま
)
の
八十島
(
やそしま
)
八十
(
やそ
)
の
国
(
くに
)
051
完美
(
うまら
)
に
委曲
(
つばら
)
に
治
(
し
)
らす
折
(
をり
)
052
八岐
(
やまた
)
大蛇
(
をろち
)
の
醜身魂
(
しこみたま
)
053
勢
(
いきほひ
)
猛
(
たけ
)
き
醜狐
(
しこぎつね
)
054
曲鬼
(
まがおに
)
などの
此処
(
ここ
)
彼処
(
かしこ
)
055
現
(
あら
)
はれ
来
(
きた
)
りて
八洲国
(
やしまぐに
)
056
世
(
よ
)
は
刈菰
(
かりごも
)
と
紊
(
みだ
)
れ
果
(
は
)
て
057
山河
(
やまかは
)
草木
(
くさき
)
は
枯
(
か
)
れほして
058
常世
(
とこよ
)
の
闇
(
やみ
)
となりにける
059
神
(
かむ
)
伊弉諾
(
いざなぎ
)
の
大神
(
おほかみ
)
は
060
此
(
この
)
惨状
(
さんじやう
)
をみそなはし
061
日
(
ひ
)
の
稚宮
(
わかみや
)
を
出
(
い
)
で
立
(
た
)
ちて
062
天教山
(
てんけうざん
)
に
降
(
くだ
)
りまし
063
我
(
あ
)
れに
向
(
むか
)
つて
宣
(
のたま
)
はく
064
汝
(
いまし
)
の
治
(
し
)
らす
国
(
くに
)
ならず
065
月
(
つき
)
の
御国
(
みくに
)
に
到
(
いた
)
れよと
066
涙
(
なみだ
)
片手
(
かたて
)
に
宣
(
の
)
り
給
(
たま
)
ふ
067
千万
(
せんまん
)
無量
(
むりやう
)
の
御心
(
みこころ
)
を
068
拝
(
はい
)
しまつりて
久方
(
ひさかた
)
の
069
高天原
(
たかあまはら
)
に
参上
(
まゐのぼ
)
り
070
姉
(
あね
)
大神
(
おほかみ
)
の
御
(
おん
)
前
(
まへ
)
に
071
到
(
いた
)
りて
心
(
こころ
)
の
清
(
きよ
)
きこと
072
詳
(
つぶ
)
さに
現
(
あら
)
はし
奉
(
まつ
)
らむと
073
御側
(
みそば
)
に
参
(
まゐ
)
りさむらへば
074
姉
(
あね
)
大神
(
おほかみ
)
は
怪
(
あや
)
しみて
075
八洲
(
やす
)
の
河原
(
かはら
)
を
中
(
なか
)
に
置
(
お
)
き
076
誓約
(
うけひ
)
をせよと
宣
(
の
)
り
給
(
たま
)
ふ
077
われは
畏
(
かしこ
)
み
忽
(
たちま
)
ちに
078
姉
(
あね
)
のまかせる
美須麻琉
(
みすまる
)
の
079
五
(
いつ
)
つの
玉
(
たま
)
を
請
(
こ
)
ひ
受
(
う
)
けて
080
天
(
あめ
)
の
真名井
(
まなゐ
)
にふり
滌
(
そそ
)
ぎ
081
姉
(
あね
)
大神
(
おほかみ
)
はわが
佩
(
は
)
ける
082
十握
(
とつか
)
の
剣
(
つるぎ
)
を
手
(
て
)
に
取
(
と
)
らせ
083
天
(
あめ
)
の
真名井
(
まなゐ
)
にふり
滌
(
そそ
)
ぎ
084
高皇
(
たかみ
)
産霊
(
むすび
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
085
御前
(
みまへ
)
に
畏
(
かしこ
)
み
侍
(
さむ
)
らひて
086
善悪
(
ぜんあく
)
邪正
(
じやせい
)
の
魂分
(
たまわ
)
けを
087
祈
(
いの
)
り
給
(
たま
)
へば
姉神
(
あねがみ
)
は
088
厳
(
いづ
)
の
御霊
(
みたま
)
とあれましぬ
089
清明
(
せいめい
)
無垢
(
むく
)
のあが
霊
(
たま
)
は
090
瑞
(
みづ
)
の
御霊
(
みたま
)
と
現
(
あら
)
はれぬ
091
厳
(
いづ
)
と
瑞
(
みづ
)
との
霊
(
たま
)
しらべ
092
善悪
(
ぜんあく
)
邪正
(
じやせい
)
は
明
(
あきら
)
かに
093
鏡
(
かがみ
)
の
如
(
ごと
)
くなりにけり
094
さはさりながら
八十猛
(
やそたける
)
095
神
(
かみ
)
の
命
(
みこと
)
は
怒
(
いか
)
らして
096
あが
大神
(
おほかみ
)
は
誠
(
まこと
)
なり
097
瑞
(
みづ
)
の
御霊
(
みたま
)
の
救世主
(
きうせいしゆ
)
098
いづくに
曲
(
まが
)
のあるべきか
099
答
(
いら
)
へあれよと
詰
(
つ
)
めよつて
100
畔放
(
あはな
)
ち
溝埋
(
みぞう
)
め
頻蒔
(
しきまき
)
し
101
其
(
その
)
他
(
ほか
)
百
(
もも
)
の
荒
(
すさ
)
び
事
(
ごと
)
102
伊猛
(
いたけ
)
り
狂
(
くる
)
ふ
恐
(
おそ
)
ろしさ
103
姉
(
あね
)
大神
(
おほかみ
)
は
畏
(
かしこ
)
みて
104
天
(
あま
)
の
岩戸
(
いはと
)
に
隠
(
かく
)
れまし
105
豊葦原
(
とよあしはら
)
の
瑞穂国
(
みづほくに
)
106
再
(
ふたた
)
び
常世
(
とこよ
)
の
暗
(
やみ
)
となり
107
黒白
(
あやめ
)
も
分
(
わ
)
かぬ
悲
(
かな
)
しさに
108
百
(
もも
)
の
神
(
かみ
)
等
(
たち
)
相議
(
あひはか
)
り
109
八洲
(
やす
)
の
河原
(
かはら
)
に
集
(
あつ
)
まりて
110
五伴
(
いつとも
)
の
男
(
を
)
の
神司
(
かむつかさ
)
111
鈿女
(
うづめ
)
の
神
(
かみ
)
の
演技
(
わざをぎ
)
に
112
目出度
(
めでた
)
く
岩戸
(
いはと
)
は
開
(
ひら
)
きける
113
神
(
かむ
)
素盞嗚
(
すさのを
)
の
我
(
あ
)
が
魂
(
たま
)
は
114
天地
(
あめつち
)
百
(
もも
)
の
神人
(
かみびと
)
の
115
千座
(
ちくら
)
の
罪
(
つみ
)
を
負
(
お
)
ひながら
116
高天原
(
たかあまはら
)
を
退
(
やら
)
はれて
117
豊葦原
(
とよあしはら
)
の
瑞穂国
(
みづほくに
)
118
当所
(
あてど
)
も
知
(
し
)
らぬ
長
(
なが
)
の
旅
(
たび
)
119
此
(
この
)
世
(
よ
)
を
忍
(
しの
)
ぶ
身
(
み
)
となりぬ
120
さはさりながら
伊弉諾
(
いざなぎ
)
の
121
皇
(
すめ
)
大神
(
おほかみ
)
の
御
(
おん
)
心
(
こころ
)
122
秘
(
ひそ
)
かに
我
(
わ
)
れに
伝
(
つた
)
へまし
123
八岐
(
やまた
)
の
大蛇
(
をろち
)
を
言向
(
ことむ
)
けて
124
天地
(
てんち
)
を
塞
(
ふさ
)
ぐ
村雲
(
むらくも
)
の
125
大蛇
(
をろち
)
の
剣
(
つるぎ
)
を
奪
(
うば
)
ひ
取
(
と
)
り
126
姉
(
あね
)
大神
(
おほかみ
)
に
献
(
たてまつ
)
れ
127
豊葦原
(
とよあしはら
)
の
神国
(
かみくに
)
は
128
頓
(
やが
)
て
汝
(
いまし
)
の
治
(
し
)
らす
国
(
くに
)
129
心
(
こころ
)
を
煩
(
わずら
)
ふ
事
(
こと
)
勿
(
なか
)
れ
130
斯
(
か
)
く
宣
(
の
)
り
終
(
を
)
へて
久方
(
ひさかた
)
の
131
御空
(
みそら
)
に
高
(
たか
)
く
去
(
さ
)
りましぬ
132
瑞
(
みづ
)
の
御霊
(
みたま
)
と
現
(
あら
)
はれて
133
百八十
(
ももやそ
)
国
(
くに
)
を
駆
(
か
)
けめぐり
134
フサの
国
(
くに
)
なるウブスナの
135
大山脈
(
だいさんみやく
)
の
最高地
(
さいかうち
)
136
我
(
わが
)
隠
(
かく
)
れ
家
(
や
)
と
定
(
さだ
)
めつつ
137
新木
(
あらき
)
の
宮
(
みや
)
を
建
(
た
)
て
並
(
なら
)
べ
138
日
(
ひ
)
の
出
(
で
)
の
別
(
わけ
)
に
守
(
まも
)
らせて
139
八人
(
やたり
)
乙女
(
をとめ
)
を
中津国
(
なかつくに
)
140
メソポタミヤの
顕恩
(
けんおん
)
の
141
郷
(
さと
)
に
遣
(
つか
)
はしバラモンの
142
教
(
をしへ
)
の
司
(
つかさ
)
を
三五
(
あななひ
)
の
143
誠
(
まこと
)
の
道
(
みち
)
に
言向
(
ことむ
)
けて
144
心
(
こころ
)
を
平
(
たひら
)
に
安
(
やす
)
らかに
145
世界
(
せかい
)
の
神人
(
しんじん
)
睦
(
むつ
)
び
合
(
あ
)
ひ
146
松
(
まつ
)
の
神世
(
かみよ
)
の
瑞祥
(
ずゐしやう
)
を
147
千代
(
ちよ
)
に
八千代
(
やちよ
)
に
立
(
た
)
てむとて
148
心
(
こころ
)
を
配
(
くば
)
る
我
(
あ
)
が
身魂
(
みたま
)
149
八人
(
やたり
)
乙女
(
をとめ
)
の
末
(
すゑ
)
の
子
(
こ
)
と
150
生
(
うま
)
れ
出
(
い
)
でたる
末子姫
(
すゑこひめ
)
151
仕組
(
しぐみ
)
の
糸
(
いと
)
に
操
(
あやつ
)
られ
152
高砂島
(
たかさごじま
)
に
渡
(
わた
)
り
来
(
き
)
て
153
アルゼンチンのウヅ
館
(
やかた
)
154
現幽
(
げんいう
)
二界
(
にかい
)
の
救主
(
きうしゆ
)
ぞと
155
敬
(
うやま
)
はれつつ
神
(
かみ
)
の
道
(
みち
)
156
開
(
ひら
)
きいますと
聞
(
き
)
きしより
157
斎苑
(
いそ
)
の
館
(
やかた
)
を
立出
(
たちい
)
でて
158
鳥
(
とり
)
の
磐樟船
(
いはくすふね
)
に
乗
(
の
)
り
159
やうやう
此処
(
ここ
)
に
来
(
き
)
て
見
(
み
)
れば
160
言依別
(
ことよりわけ
)
の
神司
(
かむつかさ
)
161
国依別
(
くによりわけ
)
や
高姫
(
たかひめ
)
や
162
鷹依姫
(
たかよりひめ
)
や
竜国別
(
たつくにわけ
)
の
163
神
(
かみ
)
の
司
(
つかさ
)
の
相並
(
あひなら
)
び
164
アマゾン
河
(
がは
)
に
潜
(
ひそ
)
みたる
165
八岐
(
やまた
)
大蛇
(
をろち
)
の
残党
(
ざんたう
)
や
166
猛
(
たけ
)
き
獣
(
けもの
)
を
悉
(
ことごと
)
く
167
あが
三五
(
あななひ
)
の
大道
(
おほみち
)
に
168
言向
(
ことむ
)
け
和
(
やは
)
し
帰
(
かへ
)
り
来
(
く
)
る
169
其
(
その
)
勇
(
いさ
)
ましき
有様
(
ありさま
)
を
170
見
(
み
)
るより
心
(
こころ
)
も
勇
(
いさ
)
み
立
(
た
)
ち
171
汝
(
なんぢ
)
等
(
ら
)
正
(
ただ
)
しき
神
(
かみ
)
の
子
(
こ
)
に
172
神祝
(
かむほ
)
ぎ
言葉
(
ことば
)
を
述
(
の
)
べむとて
173
此
(
この
)
場
(
ば
)
に
現
(
あら
)
はれ
来
(
きた
)
りしぞ
174
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
175
神
(
かみ
)
の
大道
(
おほぢ
)
をよく
守
(
まも
)
り
176
五六七
(
みろく
)
の
神世
(
みよ
)
の
神政
(
しんせい
)
に
177
清
(
きよ
)
く
仕
(
つか
)
へて
天地
(
あめつち
)
の
178
神
(
かみ
)
の
柱
(
はしら
)
となれよかし
179
神
(
かみ
)
は
汝
(
なんぢ
)
と
倶
(
とも
)
にあり
180
人
(
ひと
)
は
神
(
かみ
)
の
子
(
こ
)
神
(
かみ
)
の
宮
(
みや
)
181
小
(
ちひ
)
さき
欲
(
よく
)
に
踏
(
ふ
)
み
迷
(
まよ
)
ひ
182
宝
(
たから
)
の
宮
(
みや
)
を
汚
(
けが
)
すなよ
183
心
(
こころ
)
の
空
(
そら
)
は
冴
(
さ
)
えわたり
184
真如
(
しんによ
)
の
日月
(
じつげつ
)
晃々
(
くわうくわう
)
と
185
いや
永久
(
とこしへ
)
にかがやきて
186
下界
(
げかい
)
の
暗
(
やみ
)
を
照臨
(
せうりん
)
し
187
神
(
かみ
)
の
御子
(
みこ
)
たる
天職
(
てんしよく
)
を
188
堅磐
(
かきは
)
常磐
(
ときは
)
に
立
(
た
)
てよかし
189
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
190
神
(
かみ
)
に
誓
(
ちか
)
ひて
宣
(
の
)
り
伝
(
つた
)
ふ
191
神
(
かみ
)
に
誓
(
ちか
)
ひて
宣
(
の
)
り
諭
(
さと
)
す
192
朝日
(
あさひ
)
は
照
(
て
)
るとも
曇
(
くも
)
るとも
193
月
(
つき
)
は
盈
(
み
)
つとも
虧
(
か
)
くるとも
194
如何
(
いか
)
なる
悩
(
なや
)
みに
遇
(
あ
)
ふとても
195
神
(
かみ
)
より
受
(
う
)
けし
真心
(
まごころ
)
を
196
汚
(
けが
)
し
損
(
そこな
)
ふ
事
(
こと
)
勿
(
なか
)
れ
197
これ
素盞嗚
(
すさのを
)
が
汝
(
なんぢ
)
等
(
ら
)
に
198
真心
(
まごころ
)
こめて
宣
(
の
)
り
伝
(
つた
)
ふ
199
誠
(
まこと
)
の
道
(
みち
)
の
言霊
(
ことたま
)
ぞ
200
世界
(
せかい
)
を
救
(
すく
)
ふ
神言
(
かみごと
)
ぞ
201
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
202
御霊
(
みたま
)
幸
(
さち
)
はひましませよ』
203
と
歌
(
うた
)
ひ
終
(
をは
)
り
給
(
たま
)
ひて、
204
正座
(
しやうざ
)
に
着
(
つ
)
かせ
給
(
たま
)
ふ。
205
(
大正一一・八・二四
旧七・二
松村真澄
録)
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【第20章 瑞の言霊|第32巻|海洋万里|霊界物語|/rm3220】
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