あらすじ[?]このあらすじは飯塚弘明の作成です。[×閉じる]:
第56巻から58巻の前半までは、テルモン山の神館(かむやかた)の物語である。
- 第1~8章
-
テルモン山の神館では、主人の小国別(おくにわけ)の病が重くなり、小国姫や三千彦(みちひこ)はつきっきりで看病した。
家令オースチンの息子ワックスは、宮町の町民を扇動し、三千彦を捕らえてテルモン山の岩窟に閉じこめ、小国別の二人の娘・デビス姫とケリナ姫も捕らえて別の岩窟に閉じこめてしまった。
三千彦はエンゼルに助けられ岩窟を抜け出したが、再びワックスに扇動された群衆により、川に投げ込まれてしまう。
- 第9~16章
-
霊犬スマートによって三千彦は川から助け出された。
ワックスは三千彦に対抗するため「悪酔怪(あくすいかい)」という、弱きをくじき強きを助ける結社を結成する。
三千彦はテルモン山の岩窟からデビス姫、ケリナ姫を救い出す。
- 第17~25章
-
ワックスに扇動された悪酔怪員がテルモン山の神館に押し寄せるが、スマートが現れると群衆は逃げ散った。
ワックスの父オースチンが死んで、その遺品をめぐって醜い奪い合いが起きる。
デビス姫は三千彦と夫婦になり、ケリナ姫は求道居士と夫婦になった。バラモン教主・大黒主(おおくろぬし)の使者のニコラス大尉は、この四人を縛り上げる。しかし何故か縄から脱け出してしまうのを見て、ニコラス大尉は神徳の広大さを悟り、無礼を詫びる。