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霊界物語
真善美愛(第49~60巻)
第57巻(申の巻)
序文
総説歌
第1篇 照門山颪
第1章 大山
第2章 煽動
第3章 野探
第4章 妖子
第5章 糞闘
第6章 強印
第7章 暗闇
第8章 愚摺
第2篇 顕幽両通
第9章 婆娑
第10章 転香
第11章 鳥逃し
第12章 三狂
第13章 悪酔怪
第14章 人畜
第15章 糸瓜
第16章 犬労
第3篇 天上天下
第17章 涼窓
第18章 翼琴
第19章 抱月
第20章 犬闘
第21章 言触
第22章 天葬
第23章 薬鑵
第24章 空縛
第25章 天声
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<<< 空縛
(B)
(N)
余白歌 >>>
第二五章
天声
(
てんせい
)
〔一四七五〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第57巻 真善美愛 申の巻
篇:
第3篇 天上天下
よみ(新仮名遣い):
てんじょうてんか
章:
第25章 天声
よみ(新仮名遣い):
てんせい
通し章番号:
1475
口述日:
1923(大正12)年03月26日(旧02月10日)
口述場所:
皆生温泉 浜屋
筆録者:
北村隆光
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1925(大正14)年5月24日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
ニコラスが広場に来てみると、警護させておいた兵士たちはいずれも立ったまま眠っており、繋いでおいた四人の姿はなかった。またいつの間にか、縛って連れてきた小国姫とヘルの姿もなかった。
にわかにハゲワシが兵士たちの頭をこつきまわり、兵士たちは狂乱して無性やたらに斬り込んできた。ニコラスは従者たちに指図して応戦した。たちまち怪我人が十数人出てしまった。
このとき空中に音楽が響き、宣伝歌が聞こえてきた。隆光彦の神がニコラスの無礼な振る舞いに歌で戒めを与えた。そして一同に改心を促す説示を宣伝歌に込めて説き諭した。
兵士たちはたちまち傷は癒え、眠気は去って精神爽快を覚えた。ニコラスは合点行かず、士官を引き連れてふたたび館の奥に進み入れば、小国姫、三千彦をはじめ縛り上げた人々は、嬉しげに手を打って酒宴の最中であった。
ニコラスは翻然として悟り、神徳の広大なるに感じて涙を流して三千彦に無礼の罪を謝した。このとき館の外には、ワイワイと山岳も揺るぐばかりの喊声が聞こえてきた。一同は何事かと耳をそばだてて様子をうかがっている。スマートの声は耳をつんざくようにあたりの木霊を響かせている。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
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:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
rm5725
愛善世界社版:
290頁
八幡書店版:
第10輯 365頁
修補版:
校定版:
301頁
普及版:
137頁
初版:
ページ備考:
001
ニコラスのキャプテンはハンナ、
002
マリス
外
(
ほか
)
四
(
よ
)
人
(
にん
)
と
共
(
とも
)
に
小国姫
(
をくにひめ
)
、
003
ヘルの
二人
(
ふたり
)
を
高手
(
たかて
)
小手
(
こて
)
に
縛
(
いまし
)
め、
004
門前
(
もんぜん
)
の
馬場
(
ばば
)
に
来
(
き
)
て
見
(
み
)
れば
警固
(
けいご
)
させ
置
(
お
)
いた
兵士
(
へいし
)
は
何
(
いづ
)
れも
一蓮
(
いちれん
)
托生
(
たくしやう
)
、
005
立
(
た
)
つた
儘
(
まま
)
白河
(
しらかは
)
夜船
(
よぶね
)
を
漕
(
こ
)
いで
居
(
ゐ
)
る。
006
大杭
(
おほぐひ
)
に
縛
(
しば
)
りつけて
置
(
お
)
いた
三千彦
(
みちひこ
)
以下
(
いか
)
四
(
よ
)
人
(
にん
)
の
姿
(
すがた
)
は
影
(
かげ
)
もなく、
007
又
(
また
)
今
(
いま
)
縛
(
しば
)
つてきた
二人
(
ふたり
)
も
何時
(
いつ
)
の
間
(
ま
)
にか
縄
(
なは
)
ばかりになつて
居
(
ゐ
)
る。
008
ニコラスは
不審
(
ふしん
)
に
堪
(
た
)
へず
双手
(
もろて
)
を
組
(
く
)
んで
首
(
かうべ
)
を
垂
(
た
)
れ
思案
(
しあん
)
に
暮
(
く
)
れて
居
(
ゐ
)
る。
009
俄
(
にはか
)
に
禿鷲
(
はげわし
)
がパツと
空
(
そら
)
から
飛
(
た
)
つて
来
(
き
)
て
軍帽
(
ぐんばう
)
の
上
(
うへ
)
から
頭
(
あたま
)
をカンカンとコツいた。
010
アツと
叫
(
さけ
)
んでニコラスは
芝原
(
しばはら
)
に
蹲
(
しやが
)
み
頭
(
あたま
)
を
抱
(
かか
)
へて
慄
(
ふる
)
うて
居
(
ゐ
)
る。
011
禿鷲
(
はげわし
)
は
五十
(
ごじふ
)
人
(
にん
)
の
兵士
(
へいし
)
の
居眠
(
ゐねむ
)
つて
居
(
ゐ
)
る
頭
(
あたま
)
の
上
(
うへ
)
から
一
(
いち
)
、
012
二
(
に
)
、
013
三
(
さん
)
、
014
四
(
し
)
と
万遍
(
まんべん
)
なく、
015
コツき
廻
(
まは
)
つた。
016
さうして
最後
(
さいご
)
の
一人
(
ひとり
)
をグツと
掴
(
つか
)
んで
中空
(
ちうくう
)
に
翼
(
つばさ
)
を
拡
(
ひろ
)
げ、
017
誇
(
ほこ
)
り
顔
(
がほ
)
に
舞
(
ま
)
うて
居
(
ゐ
)
る。
018
兵士
(
へいし
)
は
一時
(
いつとき
)
に
兇霊
(
きやうれい
)
の
襲来
(
しふらい
)
を
受
(
う
)
け
各
(
おのおの
)
刀
(
かたな
)
を
引
(
ひ
)
き
抜
(
ぬ
)
き、
019
ニコラス
外
(
ほか
)
六
(
ろく
)
人
(
にん
)
の
士官
(
しくわん
)
に
向
(
むか
)
つて、
020
無性
(
むしやう
)
矢鱈
(
やたら
)
に
斬
(
き
)
り
込
(
こ
)
んで
来
(
き
)
た。
021
ニコラスも
頭
(
あたま
)
の
痛
(
いた
)
さをこらへハンナ、
022
マリス
以下
(
いか
)
四
(
よ
)
人
(
にん
)
を
指図
(
さしづ
)
し、
023
兵士
(
へいし
)
にむかつて
応戦
(
おうせん
)
した。
024
忽
(
たちま
)
ち
十数
(
じふすう
)
人
(
にん
)
の
重軽傷
(
ぢゆうけいしやう
)
者
(
しや
)
を
出
(
いだ
)
し、
025
草
(
くさ
)
を
紅
(
あけ
)
に
染
(
そ
)
めてしまつた。
026
此
(
この
)
時
(
とき
)
空中
(
くうちう
)
に
音楽
(
おんがく
)
ひびき、
027
淑
(
しとや
)
かな
宣伝歌
(
せんでんか
)
が
聞
(
きこ
)
えて
来
(
き
)
た。
028
其
(
その
)
歌
(
うた
)
、
029
隆光彦
(
たかてるひこ
)
『
天津
(
あまつ
)
御神
(
みかみ
)
の
御言
(
みこと
)
もて
030
バラモン
教
(
けう
)
の
神館
(
かむやかた
)
031
テルモン
山
(
ざん
)
の
霊場
(
れいぢやう
)
を
032
救
(
すく
)
はむ
為
(
ため
)
に
三五
(
あななひ
)
の
033
珍
(
うづ
)
の
司
(
つかさ
)
の
三千彦
(
みちひこ
)
を
034
バラモン
神
(
がみ
)
の
乞
(
こひ
)
を
容
(
い
)
れ
035
神
(
かむ
)
素盞嗚
(
すさのを
)
の
大神
(
おほかみ
)
は
036
此処
(
ここ
)
に
遣
(
つか
)
はし
玉
(
たま
)
ひけり
037
その
御心
(
みこころ
)
も
露知
(
つゆし
)
らず
038
バラモン
軍
(
ぐん
)
のキャプテンが
039
数十
(
すうじふ
)
の
兵士
(
へいし
)
を
引率
(
ひきつ
)
れて
040
これの
館
(
やかた
)
に
出陣
(
しゆつぢん
)
し
041
神
(
かみ
)
の
御前
(
みまへ
)
に
拝礼
(
はいれい
)
も
042
なさず
忽
(
たちま
)
ち
奥
(
おく
)
の
間
(
ま
)
に
043
闖入
(
ちんにふ
)
なして
神館
(
かむやかた
)
044
主人
(
あるじ
)
の
妻
(
つま
)
を
初
(
はじ
)
めとし
045
誠
(
まこと
)
の
道
(
みち
)
の
神柱
(
かむばしら
)
046
一人
(
ひとり
)
も
残
(
のこ
)
らずフン
縛
(
じば
)
り
047
無慙
(
むざん
)
の
仕打
(
しうち
)
をなせしより
048
仁慈
(
じんじ
)
無限
(
むげん
)
の
天地
(
あめつち
)
の
049
神
(
かみ
)
は
怒
(
いか
)
らせ
玉
(
たま
)
ひつつ
050
旭
(
あさひ
)
、
高倉
(
たかくら
)
二柱
(
ふたはしら
)
051
神
(
かみ
)
の
使
(
つかひ
)
を
遣
(
つか
)
はして
052
勝
(
か
)
ち
誇
(
ほこ
)
りたるニコラスの
053
軍
(
いくさ
)
を
悉
(
ことごと
)
目
(
め
)
を
覚
(
さま
)
し
054
尊
(
たふと
)
き
神
(
かみ
)
の
御教
(
みをしへ
)
に
055
言向和
(
ことむけやは
)
す
御
(
おん
)
仕組
(
しぐみ
)
056
ニコラス
如何
(
いか
)
に
勇
(
ゆう
)
あるも
057
神
(
かみ
)
の
力
(
ちから
)
に
及
(
およ
)
ばむや
058
悔
(
く
)
い
改
(
あらた
)
めよ
省
(
かへり
)
みよ
059
三五教
(
あななひけう
)
やバラモンの
060
教
(
をしへ
)
と
御名
(
みな
)
は
変
(
かは
)
れども
061
その
源
(
みなもと
)
を
尋
(
たづ
)
ぬれば
062
大国治立
(
おほくにはるたち
)
大神
(
おほかみ
)
の
063
珍
(
うづ
)
の
御裔
(
みすゑ
)
と
知
(
し
)
らざるか
064
アア
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
065
神
(
かみ
)
の
教
(
をしへ
)
にいと
暗
(
くら
)
き
066
色盲
(
しきまう
)
患者
(
くわんじや
)
の
武士
(
つはもの
)
よ
067
一日
(
ひとひ
)
も
早
(
はや
)
く
真心
(
まごころ
)
に
068
かへりて
天地
(
てんち
)
の
大道
(
だいだう
)
を
069
弁
(
わきま
)
へ
悟
(
さと
)
れ
惟神
(
かむながら
)
070
神
(
かみ
)
は
汝
(
なんぢ
)
と
倶
(
とも
)
にあり
071
人
(
ひと
)
は
神
(
かみ
)
の
子
(
こ
)
神
(
かみ
)
の
宮
(
みや
)
072
心
(
こころ
)
の
魂
(
たま
)
の
清
(
きよ
)
ければ
073
如何
(
いか
)
なる
曲
(
まが
)
の
襲
(
おそ
)
ふとも
074
如何
(
いか
)
で
恐
(
おそ
)
るる
事
(
こと
)
あらむ
075
汝
(
なれ
)
が
力
(
ちから
)
に
相任
(
あひまか
)
せ
076
縛
(
しば
)
り
上
(
あ
)
げたる
宣伝使
(
せんでんし
)
077
其
(
その
)
外
(
ほか
)
五
(
ご
)
人
(
にん
)
の
真人
(
まさびと
)
は
078
誠
(
まこと
)
一
(
ひと
)
つの
勇士
(
ゆうし
)
ぞや
079
悔
(
く
)
い
改
(
あらた
)
めて
大神
(
おほかみ
)
の
080
御旨
(
みむね
)
に
叶
(
かな
)
ひ
奉
(
まつ
)
りたる
081
尊
(
たふと
)
き
神
(
かみ
)
の
太柱
(
ふとばしら
)
082
如何
(
いか
)
でか
汝
(
なんぢ
)
等
(
ら
)
曲神
(
まがかみ
)
の
083
縄
(
なは
)
に
縛
(
しば
)
られ
怯
(
ひる
)
むべき
084
朝日
(
あさひ
)
は
照
(
て
)
るとも
曇
(
くも
)
るとも
085
月
(
つき
)
は
盈
(
み
)
つとも
虧
(
か
)
くるとも
086
仮令
(
たとへ
)
天地
(
てんち
)
は
覆
(
かへ
)
るとも
087
誠
(
まこと
)
一
(
ひと
)
つを
尽
(
つく
)
しなば
088
現幽神
(
げんいうしん
)
の
三界
(
さんかい
)
は
089
思
(
おも
)
ふがままになるものぞ
090
眼
(
まなこ
)
を
覚
(
さ
)
ませ
早
(
はや
)
覚
(
さ
)
ませ
091
吾
(
われ
)
は
隆光彦
(
たかてるひこ
)
の
神
(
かみ
)
092
天津
(
あまつ
)
御空
(
みそら
)
の
天国
(
てんごく
)
の
093
神
(
かみ
)
の
使命
(
しめい
)
を
蒙
(
かがぶ
)
りて
094
汝
(
なんぢ
)
等
(
ら
)
一同
(
いちどう
)
の
曲神
(
まがかみ
)
を
095
誠
(
まこと
)
の
道
(
みち
)
に
救
(
すく
)
はむと
096
天
(
あめ
)
の
八重雲
(
やへくも
)
掻
(
か
)
き
分
(
わ
)
けて
097
降
(
くだ
)
り
来
(
きた
)
れるものなるぞ
098
此
(
この
)
世
(
よ
)
を
造
(
つく
)
りし
神直日
(
かむなほひ
)
099
心
(
こころ
)
も
広
(
ひろ
)
き
大直日
(
おほなほひ
)
100
只
(
ただ
)
何事
(
なにごと
)
も
人
(
ひと
)
の
世
(
よ
)
は
101
直日
(
なほひ
)
に
見直
(
みなほ
)
し
宣
(
の
)
り
直
(
なほ
)
し
102
吾
(
わが
)
身
(
み
)
の
罪
(
つみ
)
を
悔
(
く
)
い
覚
(
さと
)
り
103
人
(
ひと
)
の
過
(
あやま
)
ち
悉
(
ことごと
)
く
104
直日
(
なほひ
)
に
見直
(
みなほ
)
せ
聞直
(
ききなほ
)
せ
105
それが
誠
(
まこと
)
の
神心
(
かみごころ
)
106
神
(
かみ
)
の
心
(
こころ
)
に
曇
(
くも
)
りなし
107
誠
(
まこと
)
の
道
(
みち
)
にさやりなし
108
誠
(
まこと
)
は
天地
(
てんち
)
の
宝
(
たから
)
ぞや
109
そもそもこれの
神館
(
かむやかた
)
110
バラモン
教
(
けう
)
の
大神
(
おほかみ
)
を
111
斎
(
いつ
)
き
奉
(
まつ
)
りしものなれど
112
天津国
(
あまつくに
)
より
降
(
くだ
)
りたる
113
如意
(
によい
)
の
宝珠
(
ほつしゆ
)
のある
限
(
かぎ
)
り
114
瑞
(
みづ
)
の
御霊
(
みたま
)
の
霊場
(
れいぢやう
)
ぞ
115
大黒主
(
おほくろぬし
)
は
霊宝
(
れいほう
)
の
116
威徳
(
ゐとく
)
に
恐
(
おそ
)
れて
逃
(
に
)
げ
出
(
いだ
)
し
117
千
(
せん
)
里
(
り
)
の
山野
(
さんや
)
を
打渡
(
うちわた
)
り
118
今
(
いま
)
は
漸
(
やうや
)
く
月
(
つき
)
の
国
(
くに
)
119
ハルナの
都
(
みやこ
)
に
居
(
きよ
)
を
定
(
さだ
)
め
120
大雲山
(
だいうんざん
)
の
岩窟
(
がんくつ
)
に
121
弥
(
いや
)
永遠
(
とこしへ
)
に
棲
(
す
)
まひたる
122
八岐
(
やまた
)
大蛇
(
をろち
)
に
操
(
あやつ
)
られ
123
偽
(
いつは
)
り
事
(
ごと
)
を
真
(
まこと
)
とし
124
悪
(
あく
)
をば
善
(
ぜん
)
と
信
(
しん
)
じつつ
125
脱線
(
だつせん
)
だらけの
宣伝
(
せんでん
)
を
126
始
(
はじ
)
めたるこそ
嘆
(
うた
)
てけれ
127
汝
(
なんぢ
)
ニコラス、キャプテンよ
128
吾
(
わが
)
エンゼルの
言
(
こと
)
の
葉
(
は
)
を
129
只
(
ただ
)
一言
(
ひとこと
)
も
洩
(
も
)
らさずに
130
胸
(
むね
)
の
奥
(
おく
)
にと
畳
(
たた
)
み
込
(
こ
)
み
131
深
(
ふか
)
く
省
(
かへり
)
みよく
悟
(
さと
)
り
132
尊
(
たふと
)
き
神
(
かみ
)
の
御心
(
みこころ
)
を
133
麻柱
(
あななひ
)
奉
(
まつ
)
れ
惟神
(
かむながら
)
134
神
(
かみ
)
のまにまに
諭
(
さと
)
し
置
(
お
)
く
135
吾
(
われ
)
はこれより
久方
(
ひさかた
)
の
136
高天原
(
たかあまはら
)
の
霊国
(
れいごく
)
に
137
大宮柱
(
おほみやばしら
)
太知
(
ふとし
)
りて
138
鎮
(
しづ
)
まり
居
(
ゐ
)
ます
月
(
つき
)
の
神
(
かみ
)
139
貴
(
うづ
)
の
館
(
やかた
)
に
舞
(
ま
)
ひ
上
(
のぼ
)
り
140
此
(
この
)
有様
(
ありさま
)
を
詳細
(
まつぶさ
)
に
141
いとこまごまと
復命
(
ふくめい
)
し
142
汝
(
なんぢ
)
等
(
ら
)
一同
(
いちどう
)
神
(
かみ
)
の
子
(
こ
)
の
143
罪
(
つみ
)
をば
許
(
ゆる
)
し
玉
(
たま
)
ふべく
144
願
(
ねが
)
ひ
奉
(
まつ
)
らむいざさらば
145
心
(
こころ
)
の
底
(
そこ
)
より
改
(
あらた
)
めて
146
神
(
かみ
)
の
御
(
おん
)
為
(
ため
)
世
(
よ
)
の
為
(
ため
)
に
147
真心
(
まごころ
)
捧
(
ささ
)
げて
尽
(
つく
)
せかし
148
アア
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
149
神
(
かみ
)
のまにまに
宣
(
の
)
り
伝
(
つた
)
ふ』
150
と
歌
(
うた
)
ひ
終
(
をは
)
り、
151
淡
(
あは
)
き
煙
(
けむり
)
となつて
何処
(
どこ
)
ともなく
中空
(
ちうくう
)
に
消
(
き
)
え
玉
(
たま
)
うた。
152
今
(
いま
)
まで
居眠
(
ゐねむ
)
つて
居
(
ゐ
)
て
禿鷲
(
はげわし
)
に
片身
(
かたみ
)
怨
(
うら
)
みなく
額
(
ひたひ
)
をコツかれ、
153
苦痛
(
くつう
)
に
悩
(
なや
)
んで
居
(
ゐ
)
た
兵士
(
つはもの
)
の
傷
(
きず
)
は
忽
(
たちま
)
ち
癒
(
い
)
え、
154
眠気
(
ねむけ
)
も
頓
(
とみ
)
に
覚
(
さ
)
め、
155
精神
(
せいしん
)
爽快
(
さうくわい
)
を
覚
(
おぼ
)
え、
156
何
(
な
)
んとなく
顔色
(
かほいろ
)
まで
生々
(
いきいき
)
して
来
(
き
)
た。
157
ニコラスは
合点
(
がてん
)
行
(
ゆ
)
かず、
158
ハンナ、
159
マリス
外
(
ほか
)
四
(
よ
)
人
(
にん
)
の
士官
(
しくわん
)
を
引率
(
ひきつ
)
れ、
160
再
(
ふたた
)
び
館
(
やかた
)
の
奥
(
おく
)
の
間
(
ま
)
に
進
(
すす
)
み
入
(
い
)
り
見
(
み
)
れば
豈
(
あに
)
図
(
はか
)
らむや、
161
小国姫
(
をくにひめ
)
、
162
三千彦
(
みちひこ
)
を
初
(
はじ
)
め
縛
(
しば
)
り
上
(
あ
)
げた
人々
(
ひとびと
)
は
嬉
(
うれ
)
しげに
手
(
て
)
を
拍
(
う
)
つて
酒宴
(
さかもり
)
の
最中
(
さいちう
)
であつた。
163
ニコラスは
翻然
(
ほんぜん
)
として
悟
(
さと
)
り、
164
神徳
(
しんとく
)
の
広大
(
くわうだい
)
なるに
感
(
かん
)
じ、
165
涙
(
なみだ
)
を
流
(
なが
)
して
三千彦
(
みちひこ
)
に
無礼
(
ぶれい
)
の
罪
(
つみ
)
を
謝
(
しや
)
した。
166
此
(
この
)
時
(
とき
)
館
(
やかた
)
の
外
(
そと
)
にはワイワイと
山岳
(
さんがく
)
も
揺
(
ゆる
)
ぐばかりの
喊声
(
かんせい
)
が
聞
(
きこ
)
えて
来
(
き
)
た。
167
一同
(
いちどう
)
は
何事
(
なにごと
)
ならむと
耳
(
みみ
)
を
欹
(
そばだ
)
て
暫
(
しば
)
し
様子
(
やうす
)
を
窺
(
うかが
)
つて
居
(
ゐ
)
る。
168
スマートの
声
(
こゑ
)
は
耳
(
みみ
)
を
劈
(
つんざ
)
く
様
(
やう
)
に『ウワッウワッ』と
四辺
(
あたり
)
の
木霊
(
こだま
)
を
響
(
ひび
)
かして
居
(
ゐ
)
る。
169
(
大正一二・三・二六
旧二・一〇
於皆生温泉浜屋
北村隆光
録)
170
(昭和一〇・六・一五 王仁校正)
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【第25章 天声|第57巻|真善美愛|霊界物語|/rm5725】
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