霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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序文(じよぶん)

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第57巻 真善美愛 申の巻 篇:前付 よみ(新仮名遣い):
章:序文 よみ(新仮名遣い):じょぶん 通し章番号:
口述日:1923(大正12)年03月24日(旧02月8日) 口述場所:皆生温泉 浜屋 筆録者:加藤明子 校正日: 校正場所: 初版発行日:1925(大正14)年5月24日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
伯耆の国皆生温泉浜屋旅館の見晴らしのよい二階の広間をあてがわれ、朝日の光と大山の雄姿を眺めながら、大正十二年如月八日から十日までの三日間にていよいよ第五十七巻を口述し終わった。
スーラヤ(日天子)、ラトナブラバ(宝光天子)、アワバーサブラ(光耀天子)の守護の下にようやく印度の国、波斯の国境テルモン山の昔物語の大要を述べ終わった。
顧みれば瑞月が神の大道に入ってから満二十五年に相当する今日、富士の神使に導かれ神教を伝えられた今日、出雲富士として名も高い大山の雄姿を拝し、三保の松原に等しい夜見ヶ浜の白砂青松の磯辺を筆録者と共に逍遥しながら、今昔の感に打たれ、思わず嘆息せざるを得ない。
隠岐の島は遠く波間に浮かびかすかに山の頂を現し、三保ヶ関の霊地は眼前に横たわり、日本海の波に漂えるがごとくに見えている。八大竜王は鼓を打って吾ら一行を迎え給う。
北村隆光、加藤明子、藤田、松田、紙本の氏をはじめ谷川常清氏、湯浅清高ならびに米子支部信者、および近国の信者諸氏の日々の訪問を歓喜しながら、神の恵みのまにまに五七の巻を述べ終わる。
時しも綾の聖地から三代直澄教主は、大本瑞祥会会長井上留五郎氏および前会長湯川貫一氏とともに来る。瑞月は感きわまって言うところを知らず。ここに序文に代えて一言を記すこととする。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2020-05-22 10:45:02 OBC :rm570001
愛善世界社版:前付 1頁 八幡書店版:第10輯 255頁 修補版: 校定版:前付 1頁 普及版:前付 1頁 初版: ページ備考:
001 伯耆国(はうきのくに)皆生(かいけ)温泉(をんせん)浜屋(はまや)旅館(りよくわん)見晴(みはら)()二階(にかい)広間(ひろま)(あて)がはれ、002朝日(あさひ)(ひかり)大山(だいせん)雄姿(ゆうし)(なが)(なが)ら、003大正(たいしやう)十二(じふに)(ねん)如月(きさらぎ)八日(やうか)より十日(とをか)(まで)三日間(みつかかん)にていよいよ(だい)五十七(ごじふしち)(くわん)口述(こうじゆつ)(をは)りぬ。
004 スーラヤ(日天子(につてんし))チヤンドラ・デーワブトラ(月天子(ぐわつてんし))サマンタガン(普光(ふくわう)天子(てんし))ラトナブラバ(宝光(ほうくわう)天子(てんし))アワバーサブラ(光耀(くわうえう)天子(てんし))の守護(しゆご)(もと)に、005(やうや)印度(ツキ)(くに)波斯(フサ)国境(こくきやう)テルモン(ざん)昔物語(むかしものがたり)大要(たいえう)()(をは)りました。006(かへり)みれば瑞月(ずゐげつ)(かみ)大道(おほぢ)()りしより(まん)二十五(にじふご)(ねん)相当(さうたう)する今日(こんにち)007富士(ふじ)神使(しんし)(みちび)かれ神教(しんけう)(つた)へられたる今日(こんにち)008出雲(いづも)富士(ふじ)とて()(たか)大山(だいせん)雄姿(ゆうし)(はい)し、009三保(みほ)松原(まつばら)(ひと)しき夜見(よみ)(はま)白砂(はくしや)青松(せいしよう)磯辺(いそべ)筆者(ひつしや)御校正本・愛世版では「筆者」だが、校定版では「筆録者」に直している。(とも)逍遥(せうえう)(なが)ら、010今昔(こんじやく)(かん)()たれ、011(おも)はず歎息(たんそく)せざるを()ない。012隠岐(をき)(しま)(とほ)波間(なみま)(うか)び、013(かす)かに(やま)(いただき)(あら)はし、014三保(みほ)(せき)霊地(れいち)眼前(がんぜん)(よこた)はり日本海(にほんかい)(なみ)(ただよ)へるが(ごと)()えて()る。015八大(はちだい)竜王(りうわう)ナンダナーガラーシャ(歓喜(くわんき)竜王(りうわう))、016ウバナンダ(善歓喜(ぜんくわんき)竜王(りうわう))、017サーガラ(海竜王(かいりうわう))、018ワーシュキ(多頭(たとう)竜王(りうわう))、019タクシャカ(視毒(しどく)竜王(りうわう))、020マナスヰン(大身(たいしん)大力(たいりき)竜王(りうわう))、021ウッパラカ(青蓮華色(せいれんげしよく)竜王(りうわう))、022アナワタブタ(無悩(むなう)清涼(せいりやう)竜王(りうわう))、023(つづみ)()つて(われ)()一行(いつかう)(むか)(たま)ふ。024北村(きたむら)隆光(たかてる)025加藤(かとう)明子(はるこ)026藤田(ふぢた)027松田(まつだ)028紙本(かみもと)諸氏(しよし)(はじ)谷川(たにかは)常清(つねきよ)()029湯浅(ゆあさ)清高(きよたか)(ならび)米子(よなご)支部(しぶ)信者(しんじや)030(およ)近国(きんごく)信者(しんじや)諸氏(しよし)日々(にちにち)訪問(はうもん)歓喜(くわんき)(なが)ら、031(かみ)(めぐ)みのまにまに五七の(まき)()(をは)る。032(とき)しも(あや)聖地(せいち)より三代(さんだい)直澄(なほずみ)教主(けうしゆ)大本(おほもと)瑞祥会(ずゐしやうくわい)会長(くわいちやう)井上(ゐのうへ)留五郎(とめごらう)()(およ)前会長(ぜんくわいちやう)湯川(ゆかは)貫一(くわんいち)()(とも)(きた)らる。033瑞月(ずゐげつ)(かん)(きは)まつて()(ところ)()らず。034(ここ)序文(じよぶん)()一言(いちごん)(しる)すことと(いた)しました。
035   大正十二年旧二月十日
036      於伯州皆生温泉
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