霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
×
設定
印刷用画面を開く [?]プリント専用のシンプルな画面が開きます。文章の途中から印刷したい場合は、文頭にしたい位置のアンカーをクリックしてから開いて下さい。[×閉じる]
話者名の追加表示 [?]セリフの前に話者名が記していない場合、誰がしゃべっているセリフなのか分からなくなってしまう場合があります。底本にはありませんが、話者名を追加して表示します。[×閉じる]
表示できる章
テキストのタイプ [?]ルビを表示させたまま文字列を選択してコピー&ペーストすると、ブラウザによってはルビも一緒にコピーされてしまい、ブログ等に引用するのに手間がかかります。そんな時には「コピー用のテキスト」に変更して下さい。ルビも脚注もない、ベタなテキストが表示され、きれいにコピーできます。[×閉じる]

文字サイズ
ルビの表示


アンカーの表示 [?]本文中に挿入している3~4桁の数字がアンカーです。原則として句読点ごとに付けており、標準設定では本文の左端に表示させています。クリックするとその位置から表示されます(URLの#の後ろに付ける場合は数字の頭に「a」を付けて下さい)。長いテキストをスクロールさせながら読んでいると、どこまで読んだのか分からなくなってしまう時がありますが、読んでいる位置を知るための目安にして下さい。目障りな場合は「表示しない」設定にして下さい。[×閉じる]


宣伝歌 [?]宣伝歌など七五調の歌は、底本ではたいてい二段組でレイアウトされています。しかしブラウザで読む場合には、二段組だと読みづらいので、標準設定では一段組に変更して(ただし二段目は分かるように一文字下げて)表示しています。お好みよって二段組に変更して下さい。[×閉じる]
脚注[※]用語解説 [?][※]、[*]、[#]で括られている文字は当サイトで独自に付けた脚注です。[※]は主に用語説明、[*]は編集用の脚注で、表示させたり消したりできます。[#]は重要な注記なので表示を消すことは出来ません。[×閉じる]

脚注[*]編集用 [?][※]、[*]、[#]で括られている文字は当サイトで独自に付けた脚注です。[※]は主に用語説明、[*]は編集用の脚注で、表示させたり消したりできます。[#]は重要な注記なので表示を消すことは出来ません。[×閉じる]

外字の外周色 [?]一般のフォントに存在しない文字は専用の外字フォントを使用しています。目立つようにその文字の外周の色を変えます。[×閉じる]
現在のページには外字は使われていません

表示がおかしくなったらリロードしたり、クッキーを削除してみて下さい。
【新着情報】サイトをリニューアルしました。不具合がある場合は従来バージョンをお使い下さい| サブスクのお知らせ

第六章 強印(がういん)〔一四五六〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第57巻 真善美愛 申の巻 篇:第1篇 照門山颪 よみ(新仮名遣い):てるもんざんおろし
章:第6章 強印 よみ(新仮名遣い):ごういん 通し章番号:1456
口述日:1923(大正12)年03月24日(旧02月8日) 口述場所:皆生温泉 浜屋 筆録者:北村隆光 校正日: 校正場所: 初版発行日:1925(大正14)年5月24日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
テルモン山の館から十七八丁奥の谷あいに大蛇の岩窟という深い穴があり、そこに三千彦たちは閉じ込められていた。番卒たちが三千彦を恐ろしい魔法使いだと噂していると、はるか上の森林の方から頭の割れるような宣伝歌が聞こえてきた。
三千彦はワックスの悪事を歌いながら、猛犬スマートと共に下ってきた。二人の番卒は大地に頭をこすりつけて謝罪の意を表しながらふるえている。三千彦は二人に案内させて、抜け道から館を指して帰ってゆく。
ワックス、オークス、ビルマ、エルの四人は会議室で昼間から野心計画の打ち合わせをやっていた。スマートは、四人の悪者が密談していることを三千彦に知らせた。三千彦は案内させた番卒を霊縛しておいて、そっと小国姫の居間に進み入った。
悪者たちに囲まれて悲しんでいた小国姫は、三千彦が戻ってきたので驚き喜んだ。ワックスたち悪人が会議室にいるので、三千彦が帰ってきたことが悟られないよう、病室の上の秘密の間にこもって相談をすることになった。
三千彦は、おそらく二人の娘たちが帰ってこないのは、ワックスが岩窟に隠して往生づくめに結婚を納得させようとしているのではないか、と小国姫に話した。そして小国別の病状も四五日は落ち着いているはずだから、しばらく待ってワックスの陰謀が表れたところで娘たちを助け出そうという計画を打ち明けた。
三千彦は、家令のオールスチンは大けがをしており、もう命は助からないことを小国姫に明かした。小国姫は、息子のワックスの悪業が親に報いたのだろうかと心配するが、三千彦は、神様は公平無私にいらっしゃるから、決して子の罪が親に報いるという不合理なことはないと諭した。
かくひそひそ話をしていると、ワックスたち四人は酒をあおってドヤドヤと病室に入ってきた。ワックスは、三千彦はすでに岩窟に放り込んだから観念するようにと小国別を脅した。小国別は怒ってワックスを叱りつけるが、ワックスは勝手に書いた遺言に拇印を押させようと小国別に迫った。三千彦はワックスが早く帰るようにと大神に祈っている。
看護婦のセールはみかねて、病人の前では控えるようにとワックスに注意した。小国別は読まずに印を押すわけにゆかないと、セールにワックスが書いた遺言状を読ませた。そこには、ワックスがデビス姫の夫となってテルモン山神館の跡継ぎとなるべし等、ワックスに都合がよいことばかりが書かれていた。
小国別は怒って、遺言状を引き裂くようセールに命じた。ワックスは無理矢理遺言状を奪い、力づくで小国別に拇印を押させようとした。すると大きな猛犬がウーウーと叫びながら飛んできて、ワックスの腰帯をくわえると館の外に引きずり出してしまった。
オークス、ビルマ、エルの三人は顔色を変え、受付の間に退散すると蒼い顔をしてふるえている。小国姫はやっと安心してあたりをうかがいながら病室に下りてきた。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: OBC :rm5706
愛善世界社版:73頁 八幡書店版:第10輯 285頁 修補版: 校定版:76頁 普及版:34頁 初版: ページ備考:
001 テルモン(ざん)(やかた)より十七八(じふしちはち)(ちやう)(おく)谷間(たにあひ)大蛇(をろち)岩窟(いはや)()(ふか)(あな)がある。002そこには三千彦(みちひこ)無理(むり)無体(むたい)()()め、003二人(ふたり)門番(もんばん)厳重(げんぢゆう)にワックスの命令(めいれい)によつて(まも)つて()た。
004(かふ)『オイ、005(なん)でも(この)(なか)突込(つつこ)んである魔法使(まはふつかひ)(だい)それた(こと)をしやがつたさうだな。006如意(によい)宝珠(ほつしゆ)(たま)(ぬす)()し、007そしてワックス(さま)(かく)して()つた(など)讒言(ざんげん)をし、008デビス(ひめ)(さま)(をつと)となり、009(この)(やかた)占領(せんりやう)しようとしたドテライ悪人(あくにん)だと()(こと)だが魔法使(まはふつかひ)だから何時(いつ)(この)(てつ)(もん)(やぶ)つて()るか(わか)らぬ。010()たが最後(さいご)011どんな()()はすか()れないぞ。012何程(なにほど)日当(につたう)沢山(たくさん)(もら)つても()んな剣呑(けんのん)商売(しやうばい)御免(ごめん)(かうむ)りたいものだな』
013(おつ)(なに)014心配(しんぱい)するな。015魔法使(まはふつかひ)()ふものは(ある)程度(ていど)(まで)(はふ)()くだらうが、016もう(たね)()くなつて(みな)(つか)まへられ、017()んな(ところ)突込(つつこ)まれよつたのだから、018もう大丈夫(だいぢやうぶ)だ。019滅多(めつた)()気遣(きづか)ひはないわ。020()うして十日(とをか)二十日(はつか)(ばん)して()れば(かつ)ゑて()んで(しま)ふ、021さうすりや大丈夫(だいぢやうぶ)だよ。022(おれ)(たち)日給(につきふ)さへ(もら)へば()いのだからな』
023(かふ)(しか)し、024此奴(こいつ)()んで()けて()やがつたら、025それこそ大変(たいへん)だぞ。026(なん)とかして(ことわ)()(わけ)には()くまいかな』
027(おつ)『そんな(こと)028いくものかい。029何時(いつ)もワックスの旦那(だんな)難儀(なんぎ)(とき)無心(むしん)()つて(たす)けて(もら)つてるのだから、030()んな(とき)()恩報(おんはう)じをするのだ。031宮町中(みやまちぢう)難儀(なんぎ)になる(ところ)を、032ワックスさまのお(かげ)此奴(こいつ)(ぬす)んで()つた如意(によい)宝珠(ほつしゆ)(たま)(わか)り、033(おれ)(たち)生命(いのち)まで(たす)けて(もら)つたのだから、034此奴(こいつ)(くたば)(ところ)(まで)(おれ)(たち)根比(こんくら)べをやらねばならぬのだ。035(あんま)心配(しんぱい)するな。036心配(しんぱい)すると(あたま)()(しろ)うなるぞ』
037 ()(はな)して()(ところ)(はる)(うへ)(はう)森林(しんりん)から(あたま)()れるやうな宣伝歌(せんでんか)(きこ)えて()た。
038三千彦(みちひこ)(かみ)(おもて)(あら)はれて
039(ぜん)(あく)とを立別(たてわ)ける
040三五教(あななひけう)宣伝使(せんでんし)
041三千彦(みちひこ)(つかさ)(あら)はれて
042三九坊(さんきうばう)()せられし
043家令(かれい)(せがれ)ワックスが
044(かみ)(やかた)重宝(ぢゆうはう)
045(ひそ)かに(かく)()(なが)
046三千彦(みちひこ)(つかさ)看破(かんぱ)され
047(わが)()(あやふ)くなりしより
048正反対(せいはんたい)如意(によい)宝珠(ほつしゆ)
049(かく)せしものは三千彦(みちひこ)
050宮町(みやまち)一般(いつぱん)()(ある)
051(なん)にも()らぬ人々(ひとびと)
052(たばか)りおほせし(にく)らしさ
053如何(いか)にワックス奸智(かんち)をば
054(ふる)ひて(いち)()()(なか)
055(あざむ)(わた)(こと)あるも
056天地(てんち)(つく)(たま)ひたる
057(この)()(あるじ)(あれ)ませる
058(まこと)(かみ)何時(いつ)(まで)
059(まが)(たけ)びを(ゆる)さむや
060(われ)三千彦(みちひこ)神司(かむづかさ)
061岩窟(いはや)(なか)押込(おしこ)まれ
062(しば)思案(しあん)()るる(をり)
063月照彦(つきてるひこ)大神(おほかみ)
064(つか)はし(たま)ふエンゼルが
065(あら)はれ(たま)(たちま)ちに
066真鋼(まがね)(つち)打揮(うちふる)
067(この)岩窟(がんくつ)(あな)穿(うが)
068容易(たやす)(すく)(たま)ひけり
069初稚姫(はつわかひめ)(つか)はせし
070(かみ)変化(へんげ)のスマートが
071(いま)(わが)()附添(つきそ)ひて
072(まも)らせ(たま)(うへ)からは
073仮令(たとへ)ワックス幾万(いくまん)
074(いくさ)(ひき)()()とも
075如何(いか)でか(おそ)れむ惟神(かむながら)
076(かみ)息吹(いぶき)言霊(ことたま)
077一人(ひとり)(のこ)さず()()らし
078(あい)(ぜん)との聖徳(せいとく)
079(この)()(うへ)(かがや)かし
080(しん)(しん)との光明(くわうみやう)
081天地(てんち)(あひだ)()らしつつ
082これの(やかた)(わざはひ)
083(はら)はにやおかぬ(かみ)(みち)
084アア面白(おもしろ)面白(おもしろ)
085(かみ)(ちから)()のあたり
086(あら)はれ(きた)神館(かむやかた)
087(なんぢ)()二人(ふたり)番卒(ばんそつ)
088()(あらた)めて(わが)(まへ)
089(きた)りて(つみ)(しや)すならば
090根底(ねそこ)(くに)(くるし)みを
091(かみ)(いの)りて(すく)ひやり
092永遠(ゑいゑん)無窮(むきう)(たのし)みを
093(あぢ)はひ(くら)天国(てんごく)
094(みちび)きやらむ惟神(かむながら)
095(かみ)(ちか)ひて()(つた)ふ』
096(うた)(なが)猛犬(まうけん)引連(ひきつ)悠々(いういう)岩窟(いはや)上面(じやうめん)(くだ)(きた)る。097二人(ふたり)番卒(ばんそつ)(この)姿(すがた)()るより大地(だいち)(かしら)をすりつけ、098(しり)をつつ()てて一言(いちごん)(はつ)()ず、099謝罪(しやざい)()(へう)(なが)(ふる)うてゐる。100太陽(たいやう)(やうや)西山(せいざん)(ぼつ)し、101四辺(あたり)はおひおひと(くら)くなつて()た。102三千彦(みちひこ)二人(ふたり)案内(あんない)させ(ひそ)かに()(みち)より(やかた)()して(かへ)()く。
103 ワックス、104オークス、105ビルマ、106エルの()(にん)(からだ)(みづ)にて(あら)ひ、107会議室(くわいぎしつ)(はい)つてコソコソと、108(ひる)(うち)から()()れるのも()らず野心会(やしんくわい)打合(うちあは)せをやつて()た。109スマートは室内(しつない)(あや)しき(にほひ)(はな)をぴこつかせ、110小声(こごゑ)で『ウーウー』と(うな)(なが)ら、111三千彦(みちひこ)()(にん)悪者(わるもの)密談(みつだん)(ふけ)つてゐる(こと)()らした。112三千彦(みちひこ)二人(ふたり)番卒(ばんそつ)霊縛(れいばく)したまま裏口(うらぐち)よりソツと小国姫(をくにひめ)居間(ゐま)(すす)()つた。113小国姫(をくにひめ)悲痛(ひつう)(なみだ)にくれ、114今後(こんご)如何(いか)になり()くならむと青息(あをいき)吐息(といき)をつきゐたり。
115小国姫(をくにひめ)如何(いか)にせむ今日(けふ)(なや)みを()()けむ
116三千彦(みちひこ)(つかさ)(しの)ばるるかな。
117三千彦(みちひこ)(みち)(つかさ)三五(あななひ)
118(まこと)(かみ)使(つかひ)なるらむ。
119下男(しもをとこ)(しもべ)数多(あまた)あり(なが)
120(こころ)(きたな)きものばかりなり。
121(わが)()のみ(あい)する(やから)(あつ)まりて
122主人(あるじ)(おも)(ひと)ぞなきかな。
123()()して(なみだ)(たね)もつきにけり
124(すく)はせ(たま)三五(あななひ)(かみ)
125如何(いか)ならむ(なや)みに()ふも神館(かむやかた)
126(まも)らむ()めには(わが)()()しまじ。
127如意(によい)宝珠(ほつしゆ)(うづ)(たから)(かへ)りぬれど
128(わが)子宝(こだから)如何(いか)になりしぞ。
129()(きみ)(やまひ)益々(ますます)(かさ)なりて
130(はや)縡糸(こといと)()れむとぞする。
131()(なか)(うき)(なや)める人々(ひとびと)
132ありとし()けど(われ)()かめや。
133如何(いか)ならむ(むかし)(つみ)(めぐ)()
134かかる(くる)しき()(おく)るらむ。
135()(しば)(かみ)(めぐ)みの(ふか)ければ
136やがて三千彦(みちひこ)(かへ)(たま)はむ。
137三五(あななひ)教司(をしへつかさ)(つか)へます
138(まこと)(ひと)つの(きみ)益良夫(ますらを)
139(かな)しげに述懐(じゆつくわい)()べて()る。140そこへ三千彦(みちひこ)(しの)(あし)にて(かへ)()たり。
141奥様(おくさま)奥様(おくさま)
142小声(こごゑ)()ぶ。143小国姫(をくにひめ)(この)(こゑ)(かすか)()いて(ゆめ)かと(ばか)打驚(うちおどろ)(なが)ら、144微暗(ほのぐら)行燈(あんどん)(ひかり)()かして()れば(まが)(かた)なき三千彦(みちひこ)(つかさ)であつた。
145小国姫(をくにひめ)『ア、146貴方(あなた)三千彦(みちひこ)(さま)147よう、148マア(かへ)つて()(くだ)さいました。149何処(どこ)へお()でになつて()りましたか』
150三千彦(みちひこ)『ハイ、151これには(なが)いお(はなし)(ござ)います。152(しか)しこれ()両人(りやうにん)()いて()りますれば、153(しばら)霊縛(れいばく)(くは)へて()きます』
154()(なが)(みみ)(くち)とに霊縛(れいばく)(くは)へ、155(つぎ)()(しの)ばせ()きスマートをして警護(けいご)せしめた。156スマートは二人(ふたり)番卒(ばんそつ)一挙(いつきよ)一動(いちどう)にも(まなこ)(くば)り、157二人(ふたり)一寸(ちよつと)でも(うご)かうとすれば()(いか)らし、158()みつかむとする(いきほひ)(おそ)れをなして、159(ふる)(ふる)(つぎ)()(ひか)へて()た。
160三千彦(みちひこ)『サアもう、161これで大丈夫(だいぢやうぶ)162(しか)(なが)旦那(だんな)(さま)如何(いかが)(ござ)いますか』
163小国姫(をくにひめ)『ハイ、164蔭様(かげさま)で、165まだ(つづ)いて()ります。166(いち)()(はや)(むすめ)()うて()にたいと(まを)して()りますが、167まだ(むすめ)行衛(ゆくゑ)(わか)りませぬので、168(いま)(いま)とて貴方(あなた)(こと)(おも)()し、169()いて()つた(ところ)(ござ)います』
170三千彦(みちひこ)『どうしてもお(ぢやう)さま二人(ふたり)とも、171修験者(しうげんじや)(おく)られ、172(すで)此館(ここ)へお(かへ)りになつて()らねばならぬ(はず)(ござ)います。173(これ)には(なに)悪人輩(あくにんばら)(たく)みがあるので(ござ)いませう。174(いま)あの会議室(くわいぎしつ)でワックス以下(いか)()(にん)連中(れんちう)密々(ひそびそ)相談(さうだん)(いた)して()りますれば、175(わたし)此館(ここ)(かへ)つた(こと)(さと)れば(かれ)()如何(いか)なる(こと)(いた)すか(わか)りませぬ。176何卒(どうぞ)(たれ)()(こと)出来(でき)ない居間(ゐま)案内(あんない)して(いただ)()いもので(ござ)います。177そこでトツクリとお(はなし)申上(まをしあ)げませう』
178小国姫(をくにひめ)『チツト窮屈(きうくつ)(ござ)いますが(わが)(をつと)病室(びやうしつ)(うへ)(くら)居間(ゐま)(ござ)います。179そこは(たれ)(あが)(こと)出来(でき)ませぬから、180そこへお()しを(ねが)うて、181(なに)かの(こと)(うけたま)はり()(ござ)います』
182三千彦(みちひこ)『それは好都合(かうつがふ)です。183サア(はや)(まゐ)りませう。184何時(なんどき)悪者(わるもの)がやつて()るか()れませぬから』
185()(なが)小国姫(をくにひめ)(みちび)かれて二階(にかい)(くら)一間(ひとま)(かすか)()(てん)じ、186()(かく)密々話(ひそびそばなし)(ふけ)つた。
187三千彦(みちひこ)(じつ)(ところ)二人(ふたり)のお嬢様(ぢやうさま)(わたし)(さつ)する(ところ)188テルモン(ざん)岩窟(いはや)(かく)して()るやうに(かんが)へます。189ワックスと()(やつ)190デビス(ひめ)(さま)恋着(れんちやく)し、191肱鉄砲(ひぢてつぱう)()はされたのを、192性懲(しやうこ)りもなく、193飽迄(あくまで)(こひ)欲望(よくばう)()げむとし、194如意(によい)宝珠(ほつしゆ)(かく)してお(やかた)(こま)らせた(うへ)195往生(わうじやう)づくめで押掛(おしか)婿(むこ)にならうと(たく)んで()(ところ)へ、196拙者(せつしや)(まゐ)つたものですから陰謀(いんぼう)露顕(ろけん)(おそ)れ、197反対(はんたい)拙者(せつしや)魔法使(まはふつかひ)()(まは)り、198如意(によい)宝珠(ほつしゆ)(かく)したのも拙者(せつしや)だと主張(しゆちやう)(いた)(なに)()らぬ町民(ちやうみん)(かれ)言葉(ことば)()()け、199(また)修験者(しゆげんじや)(おく)つて()()両人(りやうにん)(さま)化物(ばけもの)だと吹聴(ふいちやう)し、200岩窟(いはや)(かく)しおき、201往生(わうじやう)づくめに(ひめ)(さま)得心(とくしん)させた(うへ)202()主人(しゆじん)()死去後(しきよご)正々(せいせい)堂々(だうだう)()()まうと()(わる)(たく)みで(ござ)いませう。203(しか)(なが)らお嬢様(ぢやうさま)(しつか)りした女丈夫(ぢよぢやうぶ)ですから、204(けつ)して(かれ)毒手(どくしゆ)におかかり(あそ)ばす(あん)じは()りませぬ。205(また)(けつ)して(かれ)()()(まか)せ、206(みさを)(やぶ)らるる(こと)はありませぬから()安心(あんしん)(くだ)さいませ。207(しか)(なが)(いま)(すぐ)如何(どう)すると()(こと)出来(でき)ませぬ。208町内(ちやうない)(ひと)(こころ)(しづ)まつた(うへ)209(おもむろ)にワックスの陰謀(いんぼう)(あら)はれた(ところ)拙者(せつしや)(くび)()し、210(ひめ)(さま)をお(たす)けする(こと)(いた)しませう。211ここ二三(にさん)(にち)落着(おちつ)いて()らねばなりませぬ。212(また)()主人(しゆじん)()病気(びやうき)に、213さしひきがあつても(この)四五(しご)(にち)(なん)ともありませぬから()安心(あんしん)(くだ)さいませ』
214小国姫(をくにひめ)『それを(うけたま)はりまして一寸(ちよつと)安心(あんしん)(いた)しました。215(むすめ)無事(ぶじ)()りませうかな。216主人(しゆじん)()きましたら何程(なにほど)(よろこ)(こと)でせう。217これを冥土(めいど)土産(みやげ)として(いさぎよ)帰幽(きいう)する(こと)(ござ)いませう。218アア惟神(かむながら)(たま)幸倍(ちはへ)坐世(ませ)219(しか)しワックスと()(やつ)(おや)にも()悪党(あくたう)(ござ)いますな。220さうしてマンの(わる)(とき)には(わる)(こと)(かさ)なるもので、221家令(かれい)のオールスチンは大怪我(おほけが)(いた)(わが)主人(しゆじん)よりも(さき)()ぬかも()れぬ(やう)重態(ぢゆうたい)(ござ)います。222あれを(たす)けてやる(わけ)には()きますまいかな』
223三千彦(みちひこ)『とても(たす)かりますまい。224肋骨(ろつこつ)二本(にほん)(まで)()つて()ますから』
225小国姫(をくにひめ)『さても(こま)つた(こと)(ござ)います。226これも(なに)かの因縁(いんねん)(ござ)いませう。227あまり(せがれ)悪党(あくたう)(いた)しますので()(つみ)(おや)(むく)うたのでは(ござ)いますまいか』
228三千彦(みちひこ)(けつ)して(けつ)して、229()(つみ)(おや)(むく)(など)といふ道理(だうり)(ござ)いませぬ。230(かみ)(さま)公平(こうへい)無私(むし)にゐらつしやいますから(けつ)して(ひと)(きた)め、231(くるし)める(やう)(こと)をなさる(はず)(ござ)いませぬ。232()して(つみ)なき本人(ほんにん)()(つみ)(まで)おきせ(あそ)ばす不合理(ふがふり)(こと)がありませうか。233(ただ)(この)(うへ)はオールスチン(さま)冥福(めいふく)(いの)つてやるより(ほか)(みち)はありますまい。234そして(いち)()(はや)国替(くにがへ)をなさつて病気(びやうき)のお(くるし)みをお(たす)かり(あそ)ばす(やう)235(いの)るより(ほか)(みち)(ござ)いませぬ』
236 ()密々話(ひそびそばなし)をして()(ところ)へ、237ワックス、238オークス、239ビルマ、240エルの()(にん)(さけ)矢鱈(やたら)にあふり(なが)ら、241ドヤドヤと病室(びやうしつ)()(きた)り、
242ワックス『これはこれは、243小国別(をくにわけ)()主人(しゆじん)(さま)244()病気(びやうき)如何(いかが)(ござ)います。245(たづ)(いた)さねば()まないのですが、246何分(なにぶん)(わたし)(ちち)大怪我(おほけが)(いた)しましたので、247一人(ひとり)よりない(おや)248見逃(みのが)(わけ)にもゆかず、249()()()ず、250孝行(かうかう)第一(だいいち)看病(かんびやう)(いた)して()りました。251だと(まを)して大切(たいせつ)()主人(しゆじん)(さま)(たづ)(いた)さぬも不忠(ふちう)(いた)りと、252()()でならず、253(うち)()つても(こころ)()主人(しゆじん)(さま)()(うへ)(かよ)つて()ります。254アア(ちう)ならむと(ほつ)すれば(かう)ならず、255(かう)ならむと(ほつ)すれば(ちう)ならず、256どうも()(なか)(おも)ふやうには()きませぬ。257どつちや……いえ、258どつち(みち)259(わたし)(おやぢ)肋骨(ろつこつ)()られて()ますから、260()なねばならぬ運命(うんめい)(ござ)います。261それで(はや)()んで()れますれば、262()主人(しゆじん)(さま)のお世話(せわ)出来(でき)ます(こと)と、263(こころ)(あせ)りますれど、264病気(びやうき)(ばか)りは人間(にんげん)がどうする(こと)出来(でき)ませぬので、265ツヒ失礼(しつれい)(いた)して()りました。266何卒(どうぞ)()無礼(ぶれい)(つみ)(ゆる)(くだ)さいませ。267モシ()主人(しゆじん)(さま)268家令(かれい)(ちち)()くなりましても(この)ワックスがビチビチして(あと)(ひか)へて()りますれば、269(けつ)して()心配(しんぱい)(くだ)さいますな。270そしてデビス(ひめ)(さま)とケリナ(ひめ)(さま)とは間近(まぢか)(うち)にお(かへ)りになりませうから、271(およ)ばず(なが)(わたし)がお世話(せわ)をさして(いただ)きます。272これも()安心(あんしん)(くだ)さいませ。273(あらかじ)めワックスに(むすめ)二人(ふたり)(よろ)しく(たの)むと(ただ)一言(ひとこと)仰有(おつしや)つて(くだ)さいますれば、274獅子(しし)奮迅(ふんじん)活動(くわつどう)(いた)し、275(ひめ)(さま)()()にかけるで(ござ)いませう。276ここに貴方(あなた)遺言状(ゆゐごんじやう)代書(だいしよ)して()ましたから、277一寸(ちよつと)拇印(ぼいん)()して(くだ)さいますまいか。278(なに)もワックス一人(ひとり)(ため)では(ござ)いませぬ。279(やかた)280町内(ちやうない)一同(いちどう)(ため)(まを)(まで)もなく、281テルモン(ごく)一国(いつこく)(ため)(ござ)いますから』
282 小国別(をくにわけ)はソファーの(うへ)にヤツと()(あが)(くぼ)んだ()をクワツと(みひら)き、283(ちから)なき(こゑ)にて、
284『お(まへ)はワックスだつたか、285(なん)とか()つてる(やう)だが病気(びやうき)のせいか、286(みみ)がワンワンして(なに)(きこ)えない。287女房(にようばう)其処辺(そこら)()るだらうから(はなし)があるならトツクリと女房(にようばう)として()れ。288(わし)はもう(からだ)(よわ)つて(みみ)さえ(きこ)えなくなつたから』
289故意(わざ)小国別(をくにわけ)(うるさ)さを排除(はいじよ)せむと(みみ)事寄(ことよ)せて()()はぬ。
290ワックス『モシ、291()主人(しゆじん)(さま)292チト(しつか)りして(くだ)さいませ。293(この)(やかた)には三千彦(みちひこ)()魔法使(まはふつかひ)()ましてから怪事(くわいじ)百出(ひやくしゆつ)294貴方(あなた)()病気(びやうき)彼奴(きやつ)魔法(まはふ)(ため)(ござ)いますよ。295その三千彦(みちひこ)をテルモン(ざん)牢獄(らうごく)押込(おしこ)め、296(やかた)(わざはひ)(のぞ)いたのは(この)ワックスで(ござ)いますから、297()安心(あんしん)(くだ)さいませ』
298小国別(をくにわけ)(なに)299あの三千彦(みちひこ)(さま)岩窟(いはや)()()んだとは、300そりや大変(たいへん)(こと)をして()れた。301あのお(かた)生神(いきがみ)(さま)だ。302左様(さやう)(こと)(いた)したらお(まへ)(たち)神罰(しんばつ)(あた)るぞ。303(はや)くお(たす)(まを)して(わが)(まへ)(おく)つて(まゐ)れ。304()しからぬ(こと)(いた)すでないか』
305怒気(どき)()びて(ちから)()(こゑ)呶鳴(どな)りつけた。
306ワックス『ハハハハハ、307貴方(あなた)(つんぼ)(うそ)(ござ)いましたか。308(なん)都合(つがふ)()(みみ)(ござ)いますな。309()主人(しゆじん)(さま)310よく(かんが)へて御覧(ごらん)なさいませ。311今日(けふ)明日(あす)()れぬ()(もつ)て、312さう頑張(ぐわんば)るものぢやありませぬ。313(この)(やかた)(この)ワックスが()らねば駄目(だめ)(ござ)います。314バラモン(けう)聖場(せいぢやう)三五教(あななひけう)宣伝使(せんでんし)引張(ひつぱり)()(など)とは重大(ぢゆうだい)なる(つみ)(ござ)いませう。315こんな(こと)大黒主(おほくろぬし)(みみ)這入(はい)つたら如何(どう)(いた)します。316(みち)(ため)には(この)ワックスは()主人(しゆじん)(さま)でも、317(なん)でも(ござ)いませぬ』
318呶鳴(どな)()てた。
319 小国姫(をくにひめ)320三千彦(みちひこ)(あたま)(うへ)二階(にかい)にワックスの(こゑ)()いて()たが()りる(わけ)にもゆかず、321……マンの(わる)(ところ)(わる)(やつ)()()たものだ……と(かほ)(しか)め、322(いち)()(はや)(かへ)りますやうにと、323一生(いつしやう)懸命(けんめい)三千彦(みちひこ)大神(おほかみ)祈願(きぐわん)()らして()た。
324 ワックスは益々(ますます)(おほ)きな(こゑ)主人(しゆじん)より拇印(ぼいん)をとらむと(せま)つて()る。325看護婦(かんごふ)のセールは()るに()かねて、
326セール『もし、327ワックス(さま)328旦那(だんな)(さま)()大病(たいびやう)のお()(うへ)329(からだ)(さは)りますから何卒(どうぞ)(ひか)(くだ)さいませ。330奥様(おくさま)がお(かへ)りになつた(うへ)331とつくりと()相談(さうだん)(あそ)ばしたが(よろ)しからう』
332ワックス『エー、333看護婦(かんごふ)分際(ぶんざい)として、334家令(かれい)(せがれ)ワックスに(むか)ひ、335無礼(ぶれい)(まを)(やう)336すつ()んで()れ。337(きさま)()(ごと)卑女(はしため)容喙(ようかい)する(ところ)でない。338モシ()主人(しゆじん)(さま)339是非(ぜひ)ともこれに拇印(ぼいん)(ねが)ひます』
340とつきつける。341小国別(をくにわけ)()むを()ず、
342『アア(わし)()(くら)み、343(みみ)(とほ)くなつて(なん)にも(わか)らないが、344どんな(こと)()いてあるのか(おほ)きな(こゑ)()んで()れ。345そしてワックスが()んだのでは(あて)にならぬ。346セール、347(わし)(かは)つて、348その遺言状(ゆゐごんじやう)()んで()れ』
349セール『ハイ、350承知(しようち)(いた)しました。351ワックス(さま)352サア此方(こつち)へお(わた)(くだ)さい。353(わたし)旦那(だんな)(さま)(かは)りに()まして(もら)ひますから』
354ワックス『モシ、355()主人(しゆじん)(さま)356()んだ以上(いじやう)拇印(ぼいん)()して(くだ)さいますか。357()して(もら)はなくては()んで(もら)つても(なん)にもなりませぬからな。358それから(さき)()めて()かねば()(わけ)には()きませぬ』
359小国別(をくにわけ)()んだ(うへ)拇印(ぼいん)()してやらう』
360ワックス『イヤ有難(ありがた)い。361おい、362セール、363そこは……それ……(はら)()むのだ。364(めう)()みやうを(いた)すと家令(かれい)(せがれ)ワックスが承知(しようち)(いた)さぬぞ』
365(にら)みつける。366セールは委細(ゐさい)頓着(とんちやく)なく病人(びやうにん)耳許(みみもと)(くち)()せて(こゑ)(たか)らかに()(はじ)めた。
 
367   遺言状(ゆゐごんじやう)(こと)
 
368一、369()帰幽(きいう)せし(のち)はテルモン(ざん)(やかた)事務(じむ)一切(いつさい)家令(かれい)(せがれ)ワックスに一任(いちにん)すること。
370一、371小国姫(をくにひめ)(べつ)(やかた)()て、372比丘尼(びくに)として一生(いつしやう)安楽(あんらく)(おく)らすこと。
373一、374デビス(ひめ)375ケリナ(ひめ)はワックスに一切(いつさい)()(まか)すこと。
376一、377ワックスを当館(たうやかた)養子(やうし)となし、378デビス(ひめ)女房(にようばう)とすること。
379一、380ケリナ(ひめ)はワックスの意志(いし)により第二(だいに)夫人(ふじん)となすもよし、381都合(つがふ)によれば他家(たけ)(えん)づかすもワックスの自由(じいう)たるべきこと。
382 (みぎ)遺言状(ゆゐごんじやう)小国別(をくにわけ)重病(ぢゆうびやう)のため筆写(ひつしや)する(こと)(あた)はざるを(もつ)て、383ワックスに代筆(だいひつ)せしめ後日(ごじつ)のため拇印(ぼいん)押捺(あふなつ)するもの(なり)
384   年月日(ねんぐわつぴ)   小国別(をくにわけ)神司(かむづかさ)
 
385セール『ホホホホホ(なん)とマア(むし)のよい遺言状(ゆゐごんじやう)(ござ)いますこと、386モシ、387旦那(だんな)(さま)388こんな(こと)()承知(しようち)(あそ)ばしますか』
389小国別(をくにわけ)(もつ)ての(ほか)(こと)だ。390左様(さやう)遺言状(ゆゐごんじやう)には拇印(ぼいん)(けつ)して()さない。391引裂(ひきさ)いて(しま)へ』
392(いか)りの(こゑ)諸共(もろとも)にワックスを()めつけた。393ワックスは手早(てばや)くセールの()より遺言状(ゆゐごんじやう)(うば)()り、394主人(しゆじん)(ゆび)印肉(いんにく)をつけ、395無理(むり)()させ(やう)とした。396老衰(らうすゐ)小国別(をくにわけ)抵抗(ていかう)する(ちから)もなく進退(しんたい)(これ)(きは)まつた(ところ)へ、397(ちう)()んで馳来(はせきた)一頭(いつとう)猛犬(まうけん)398ウーウーウー、399ワツワツと(さけ)(なが)らワックスに()びかかり(こし)(おび)をグツと(くは)へて、400(ねこ)(ねづみ)(くは)へた(やう)調子(てうし)(やかた)(そと)(はこ)()く。401オークス、402ビルマ、403エルの(さん)(にん)顔色(かほいろ)をサツと()へ、404スゴスゴと受付(うけつけ)()(はし)()み、405(あを)(かほ)して(ふる)うて()る。406小国姫(をくにひめ)はヤツと(むね)()(おろ)四辺(あたり)(うかが)(なが)病床(びやうしやう)(くだ)つて()た。
407大正一二・三・二四 旧二・八 於伯耆皆生温泉浜屋 北村隆光録)
このページに誤字・脱字や表示乱れなどを見つけたら教えて下さい。
返信が必要な場合はメールでお送り下さい。【メールアドレス
合言葉「みろく」を入力して下さい→  
霊界物語ネットは飯塚弘明が運営しています。【メールアドレス】 / 動作に不具合や誤字脱字等を発見されましたら是非お知らせ下さるようお願い申し上げます。 / / 本サイトの著作権(デザイン、プログラム、凡例等)は飯塚弘明にあります。出口王仁三郎の著作物(霊界物語等)の著作権は保護期間が過ぎていますのでご自由にお使いいただいて構いません。ただし一部分を引用するのではなく、本サイト掲載の大部分を利用して電子書籍等に転用する場合には、必ず出典と連絡先を記して下さい。→「本サイト掲載文献の利用について」 / 出口王仁三郎の著作物は明治~昭和初期に書かれたものです。現代においては差別的と見なされる言葉や表現もありますが、当時の時代背景を鑑みてそのままにしてあります。 / プライバシーポリシー
(C) 2007-2024 Iizuka Hiroaki