霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第二章 神影(しんえい)〔一五五二〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第61巻 山河草木 子の巻 篇:第1篇 常磐の松 よみ(新仮名遣い):ときわのまつ
章:第2章 神影 よみ(新仮名遣い):しんえい 通し章番号:1552
口述日:1923(大正12)年05月01日(旧03月16日) 口述場所: 筆録者:明子 校正日: 校正場所: 初版発行日:1925(大正14)年10月16日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる] 主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: OBC :rm6102
愛善世界社版:21頁 八幡書店版:第11輯 37頁 修補版: 校定版:23頁 普及版:60頁 初版: ページ備考:
001第一三
002
003天津(あまつ)日影(ひかげ)西天(せいてん)
004(けむり)(ごと)くうすれ()
005(さび)しき(ゆふ)()(なか)
006(わざ)(はな)れて瑞霊(ずゐれい)
007(かみ)(のぞ)みを(かた)らまし。
008
009御目(みめ)(やみ)なき(ひかり)(かみ)
010(ふか)(つつ)みし(わが)()(つみ)
011(のこ)(くま)なく(こま)やかに
012(こころ)(たひら)(しめ)しませ。
013
014(つみ)(けが)れも()()()ちて
015千座(ちくら)置戸(おきど)()(たま)
016(ひと)のなやみを(きよ)めます
017(みづ)御霊(みたま)(わが)なやみ
018かへりみ(たま)(すく)はせ(たま)へ。
019
020いつか(わが)()現世(うつしよ)()でて
021(よる)なき(くに)(いた)りなば
022(うつ)(かは)らぬ月日(つきひ)(かげ)
023(こころ)(たの)しく(あふ)()む。
024第一四
025
026(すめ)大神(おほかみ)(たま)ひてし
027今日(けふ)生日(いくひ)()れにけり
028いざいざさらば(あした)(ごと)
029(みづ)御霊(みたま)厳御霊(いづみたま)
030(たふと)御名(みな)(たた)へまし。
031
032(かみ)(ひかり)(むか)つて(うご)
033大海原(おほうなばら)(うか)びたる
034大地(だいち)()める(かみ)()
035(かみ)(ひかり)(てら)されて
036常世(とこよ)(やみ)()ちにけり。
037
038次第(しだい)々々(しだい)()のとばり
039()けゆく国々(くにぐに)嶋々(しまじま)
040青人草(あをひとぐさ)(ことごと)
041(かみ)御徳(みとく)()(たた)
042(うた)()さめて朝夕(あさゆふ)
043(かみ)(いの)りの絶間(たえま)なく
044(さか)ゆも(うれ)五六七(みろく)()
045
046(つか)(やす)めと(ひと)()
047(わか)れたまひし()(かみ)
048西(にし)(なだ)なる友垣(ともがき)
049(かみ)御国(みくに)(いざな)ひて
050永遠(とは)(ねむ)りを(さま)します。
051
052興亡(こうばう)(つね)なき現世(うつしよ)
053数多(あまた)(くに)(こと)かはり
054いや永遠(とこしへ)(さか)()
055(かみ)御国(みくに)(たふと)けれ。
056第一五
057
058(かみ)(ちから)(ひる)()りて
059(めぐみ)(つゆ)(くだ)ります
060(やす)けき()とはなりにけり
061いざこれよりは御恵(みめぐみ)
062(いだ)かれ(たの)しく(やす)らはむ
063仁慈(じんじ)無限(むげん)瑞霊(ずゐれい)
064いと(あたた)かきふところに。
065
066(あした)(そら)()(かみ)
067(かがや)(わた)(たま)ふまで
068(くも)りもあらぬ神使(みつかひ)
069夢路(ゆめぢ)(すす)ませ(たま)へかし
070(たふと)(まも)りの一夜(ひとよさ)を。
071
072(やまひ)になやむ(うづ)()
073(とら)はれ(びと)()ふも(さら)
074(おや)なき子供(こども)()(きみ)
075(たよ)りさへ()人妻(ひとづま)
076いとも(たふと)仁愛(じんあい)
077御姿(みすがた)あらはし(たま)へかし
078せめては(ゆめ)(なか)なりと。
079
080生言霊(いくことたま)(たす)けにて
081(あら)はれ()でし天地(あめつち)
082何処(いづく)(はて)(いた)るとも
083(すめ)大神(おほかみ)(ほか)にして
084(やす)らひぬべき(ところ)なし
085あゝ皇神(すめかみ)()(かみ)よ。
086第一六
087
088夕日(ゆふひ)名残(なごり)刻々(こくこく)
089(やま)尾上(をのへ)にうすれ()きて
090(めぐ)みの(つゆ)白玉(しらたま)
091草木(くさき)(はな)宿(やど)るなり
092あゝ天地(あめつち)大神(おほかみ)
093御前(みまへ)(ささ)ぐる太祝詞(ふとのりと)
094うまらに完全(つばら)聞召(きこしめ)
095
096(わざはひ)(おほ)現世(うつしよ)
097(もも)(なげ)きも皇神(すめかみ)
098(めぐ)みの(つゆ)(ひた)されて
099(せつ)なる(いの)りの(しを)となし
100黒白(あやめ)()かぬ(やみ)()
101霊肉(れいにく)脱離(だつり)関門(くわんもん)
102(おそ)れず(たゆ)まず永遠(とことは)
103()()(ひかり)(わが)(たま)
104(てら)させ(たま)へと()ぎまつる。
105
106常夜(とこよ)(やみ)(つつ)まれし
107山海(やまうみ)河野(かはの)のその(ごと)
108(わが)()(のぞ)みは()えぬれど
109ほの()()めし星影(ほしかげ)
110(うへ)なき(のぞ)みぞいと(たか)
111天津(あまつ)御空(みそら)にかがやきぬ。
112
113()()()れし月光(つきかげ)
114御池(みいけ)(おも)(すみ)(わた)
115(しづ)けき(きよ)御姿(みすがた)
116神習(かむなら)はめや(わが)(こころ)
117今宵(こよひ)(いき)もやすやすと
118(やす)ませ(たま)瑞御魂(みづみたま)
119第一七
120
121(みづ)御魂(みたま)()れませる
122今日(けふ)生日(いくひ)足日(たるひ)こそ
123()にも目出度(めでた)(かぎ)りなれ
124(われ)()(かみ)御恵(みめぐ)みに
125この()(むか)ふる(うれ)しさよ。
126
127(すく)ひの(かみ)()れませる
128(みづ)御霊(みたま)大神(おほかみ)
129(とよ)(あか)りのこの(うたげ)
130(いま)まのあたり(ひら)かれぬ
131いざ諸共(もろとも)大前(おほまへ)
132(こころ)(たの)しく(すす)みなむ。
133
134(すめ)大神(おほかみ)永遠(とことは)
135(しづ)まり()ます(かみ)()
136()める一日(ひとひ)許々多久(ここたく)
137(つみ)(けが)れて()(わた)
138あはれ果敢(はか)なき(たのし)みの
139千代(ちよ)にも(まさ)(おも)ひかな。
140
141御前(みまへ)(はべ)今日(けふ)()
142(きよ)(こころ)(こころ)とし
143(みづ)御霊(みたま)厳御霊(いづみたま)
144(かみ)御言(みこと)をかしこみて
145(たの)しく(わが)()(おく)るべし。
146第一八
147
148七日(なぬか)旅路(たびぢ)もいと(やす)
149()ぎて御前(みまへ)()(まう)
150かしこみ(あふ)今日(けふ)こそは
151高天原(たかあまはら)神人(かみびと)
152(やす)ませたまふ()()なり。
153
154(いづ)(みづ)とのあがなひの
155(かみ)(たよ)りて(いの)りなば
156仁慈(じんじ)(おも)()けたまひ
157(もも)罪咎(つみとが)あやまちを
158直日(なほひ)見直(みなほ)()(なほ)
159(やす)きに(きよ)めたまふべし
160あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
161御霊(みたま)(さち)はへましませよ。
162
163(きよ)(まつり)(つど)へる(ひと)
164(かみ)(すず)しき御声(みこゑ)もて
165(みづ)御霊(みたま)(くち)()
166(あか)神国(みくに)(みちび)きて
167(かぎ)()られぬよろこびと
168栄光(さかえ)(さづ)(なや)みたる
169身魂(みたま)(なぐさ)(たま)ふこそ
170()にも(たふと)(きは)みなれ。
171
172大国常立(おほくにとこたち)大神(おほかみ)
173(たか)(めぐ)みを朝夕(あさゆふ)
174(たた)(まつ)れる(わが)(たま)
175(とも)()しまし(かぎ)()き。
176栄誉(さかえ)(あた)へたまひつつ
177天津(あまつ)御国(みくに)(にぎは)しき
178(とよ)(うたげ)()()きて
179(すす)ませ(たま)ふぞ(うれ)しけれ。
180第一九
181
182(きよ)(たふと)今日(けふ)()
183(やす)(むか)へて信徒(まめひと)
184(ちち)(はは)との皇神(すめかみ)
185(うづ)御前(みまへ)相集(あひつど)
186(かみ)御子(みこ)(たち)諸共(もろとも)
187(あつ)(めぐ)みの(あめ)(いの)る。
188
189(かみ)御国(みくに)のおん(ため)
190(たり)日足(ひあし)早送(はやおく)
191今日(けふ)はこの()生命(いのち)(ため)
192()(たましひ)もいさぎよく
193(きよ)休日(やすみ)(たの)しまむ。
194
195きよき(あした)()()()でて
196(かみ)御前(みまへ)真心(まごころ)ささげ
197鹿児自(かごじ)(もの)(ひざ)()()
198鵜自物(うじもの)頸根(うなね)()きぬきて
199恩頼(みたまのふゆ)(あふ)ぎつつ
200(かみ)(きよ)めを()けまつる。
201
202現世(うつしよ)()真道(まみち)(あゆ)
203旅路(たびぢ)(をは)りて歓喜(よろこび)
204栄光(さかえ)()てる(かみ)(くに)
205(のぼ)(ひと)こそ(たふと)けれ。
206第二〇
207
208国常立(くにとこたち)大御神(おほみかみ)
209(みづ)御霊(みたま)大前(おほまへ)
210(つど)ひて御名(みな)(たた)へつつ
211(こころ)(きよ)むる(たの)しさは
212(なに)にたとへむものもなし
213あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
214恩頼(みたまのふゆ)有難(ありがた)き。
215
216(みづ)御霊(みたま)神柱(かむばしら)
217(した)ひまつれる真心(まごころ)
218調(しら)べは(ただ)しくス・スヷラ
219ポーヂーサツトヷの(こと)()
220(かよ)ふが(ごと)(たの)しけれ。
221
222朝日(あさひ)豊栄(とよさか)(のぼ)(とき)
223現世(このよ)創造(つく)りたまひたる
224(もと)御祖(みおや)(かみ)(おも)
225(ゆふべ)(みづ)御教(みをしへ)
226(まな)(わが)()(たの)しけれ。
227
228さかしら()せる人々(ひとびと)
229(たい)して(おろか)()智慧(ちゑ)
230(きよ)(たふと)(かみ)()
231()されし()にはいと(つよ)
232(かみ)(たま)ひし(ちから)なり。
233
234(すめ)大神(おほかみ)()めぐみを
235()(ひと)()るよろこびの
236(あめ)はこの()(あたら)しく
237()りそそぐこそ(たふと)けれ。
238
239(わが)皇神(すめかみ)御在舎(みあらか)
240いとも(たふと)(うる)はしく
241栄光(さかえ)(はな)()きみちぬ
242(みづ)御霊(みたま)(たま)()
243(こころ)(そこ)より(した)はしき。
244第二一
245
246(きよ)めの(かみ)御光(みひかり)
247(つよ)くかがやく今日(けふ)こそは
248(もも)のなやみも()やされむ
249(こころ)(うれ)しく(たの)もしく
250常世(とこよ)(はる)(ごと)くなり。
251
252(あら)(かぜ)()(なみ)(たけ)
253海路(うなぢ)(のが)村肝(むらきも)
254(こころ)(たひ)らに(やす)らかに
255(かみ)(みなと)(すす)()
256(わが)()(うへ)(たの)しけれ。
257
258荒野(あらの)(はら)にさまよひて
259かわき(くる)しむ旅人(たびびと)
260(のど)をうるほす真清水(ましみづ)
261(すず)しき(きよ)瑞御魂(みづみたま)
262(めぐ)みの(いづみ)(かぎ)りなく
263()くぞ(うれ)しき(かみ)(みち)
264
265仁慈(じんじ)無限(むげん)瑞御魂(みづみたま)
266(ちか)(たま)ひし(かみ)(くに)
267ほの()()めし(うれ)しさよ
268(かみ)(われ)()(とも)にあり。
269
270たかきひくきの(へだ)()
271(おい)(わか)きも(おし)()べて
272(かみ)功績(いさを)をほめたたへ
273常世(とこよ)(はる)(いは)ひつつ
274(いさ)むも(うれ)(かみ)(まへ)
275第二二
276
277今日(けふ)(かしこ)御光(みひかり)
278(さづ)けたまひし()()なり
279(くら)(こころ)(くま)()
280(てら)させ(たま)惟神(かむながら)
281(みづ)御霊(みたま)大前(おほまへ)
282(つつし)(いの)りたてまつる。
283
284今日(けふ)生日(いくひ)足日(たるひ)こそ
285(われ)()平安(やすき)(たま)ふべき
286(かみ)(まつり)()()なり
287(つみ)(けが)れの浪風(なみかぜ)
288(たひら)(をさ)(たま)へかし。
289
290今日(けふ)生日(いくひ)足日(たるひ)こそ
291いとも(たの)しき(いの)りの()なり
292(みづ)御霊(みたま)御光(みひかり)
293(あふ)(つか)ふる信徒(まめひと)
294(ちか)づきたまへと()ぎまつる。
295
296千座(ちくら)置戸(おきど)()ひながら
297曲津(まがつ)(かみ)()()たせたる
298(きよ)(かしこ)()()なり
299いや永遠(とことは)(さか)えゆく
300()ける神霊(みたま)さはさはに
301(われ)()身魂(みたま)(たま)へかし。
302大正一二・五・一 旧三・一六 加藤明子録)
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