霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第五章 神山(しんざん)〔一五五五〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第61巻 山河草木 子の巻 篇:第1篇 常磐の松 よみ(新仮名遣い):ときわのまつ
章:第5章 神山 よみ(新仮名遣い):しんざん 通し章番号:1555
口述日: 口述場所: 筆録者: 校正日: 校正場所: 初版発行日:1925(大正14)年10月16日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる] 主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2020-05-23 11:29:51 OBC :rm6105
愛善世界社版:61頁 八幡書店版:第11輯 49頁 修補版: 校定版:66頁 普及版:60頁 初版: ページ備考:
001第四二
002
003天津(あまつ)御国(みくに)神人(かみびと)
004大空(おほぞら)にかがやく()のかげも
005(よる)(まも)りの(つき)かげも
006きらめき(わた)(ほし)さへも
007元津(もとつ)御祖(みおや)大神(おほかみ)
008たたへまつりて(つか)ふなり
009この()(うへ)()むものは
010(うへ)なき権力(ちから)(はじ)めとし
011青人草(あをひとぐさ)(いた)るまで
012(かみ)御稜威(みいづ)をほめたたへ
013御前(みまへ)にひれ()(かしこ)みて
014(あい)善徳(ぜんとく)()にひたし
015(しん)(しん)との光明(くわうみやう)
016かがやき(わた)りて天津(あまつ)(かみ)
017あななひ(つか)へたてまつれ
018(ひと)はこの()にあるかぎり
019(かみ)より(ほか)(ちから)とし
020(はしら)となして(たよ)るべき
021ものは(ひと)つだにあらじかし
022ほめよたたへよ(かみ)のいづ
023したへよ(あい)せよ伊都(いづ)(かみ)
024
025世界(せかい)太初(はじめ)言葉(ことば)あり
026言葉(ことば)(みち)なり(かみ)()
027すべてのものは言霊(ことたま)
028(きよ)御水火(みいき)にもとづきて
029(つく)られ()でしものぞかし
030(うつ)しき()()言霊(ことたま)
031(さちは)(たす)()ける(くに)
032天照(あまて)(わた)(うづ)(くに)
033すべての法規(おきて)更生(みすくひ)
034言葉(ことば)をはなれて(ほか)になし
035あゝ惟神(かむながら)言霊(ことたま)
036(さちは)(たす)くる(かみ)(くに)
037(うま)()でたる(うれ)しさよ。
038
039(みづ)御魂(みたま)()(たま)
040(ささ)げて(つか)ふる信徒(まめひと)
041ほろびと(つみ)のまが(かみ)
042()()()ちて()(さか)
043(かみ)のめぐみをいつまでも
044まご()(すゑ)まで(かた)りつぎ
045かならず(わす)るる(こと)なかれ
046(かみ)にしたがひあるうちは
047つねに(よろこ)びと(たの)しみの
048(はな)絶間(たえま)なく(にほ)ふなり
049よろこび(いは)(かみ)(とく)
050(した)ひまつれよ(かみ)(あい)
051
052伊都(いづ)御魂(みたま)(をしへ)をひらき
053世人(よびと)(みちび)許々多久(ここたく)
054(つみ)をあがなひ(きよ)めます
055(みづ)御魂(みたま)のいさをしを
056諸人(もろびと)(こゑ)(ひと)つにし
057(うた)へよ(たた)へよ(こころ)のかぎり
058三五(さんご)(つき)のいときよく
059()()(かみ)をたたへかし。
060第四三
061(かぎ)()られぬ(あま)のはら
062伊照(いて)りかがやく()(かみ)
063(きよ)けく(あか)霊光(みひかり)
064元津(もとつ)御祖(みおや)のはてしなき
065(うづ)神力(ちから)(あら)はせり
066すべてのものの(おや)とます
067(まこと)(かみ)神業(かむわざ)
068日々(ひび)(あら)たに天地(あめつち)
069かがやき(わた)るぞ(かしこ)けれ。
070第四四
071
072(うみ)内外(うちと)(へだ)てなく
073(よろづ)(くに)(ひと)()
074天地(あめつち)万有(もも)主宰(つかさ)なる
075元津(もとつ)御祖(みおや)大神(おほかみ)
076(ひろ)(たふと)大稜威(おほみいづ)
077言霊(ことたま)きよく(とな)へつつ
078よろこび(うた)ひたてまつれ
079(きよ)言霊(ことたま)()(いの)りは
080(かみ)(ささ)ぐる御饌津(みけつ)ものぞ。
081
082(かみ)はわれ()(そだ)てたる
083真誠(まこと)御祖(みおや)にましませば
084現世(うつしよ)(こと)(ことごと)
085()てて御仕(みつか)へたてまつれ
086(ひと)(かみ)()(かみ)(たみ)
087(かみ)より(ほか)(たよ)るべき
088(ちから)(はしら)()にあらじ
089ほめよたたへよ(かみ)(おん)
090
091(はな)()(にほ)弥生空(やよひぞら)
092(てふ)()(あそ)天津国(あまつくに)
093善言美辞(みやび)(うた)をうたひつつ
094(かみ)御門(みかど)にすすみゆく
095(ひと)(かみ)()(かみ)(たみ)
096
097伊都(いづ)大神(おほかみ)(みづ)御魂(みたま)
098(めぐ)みは(ゆた)かに(あい)()えず
099八洲(やす)河原(かはら)(あふ)れたり
100()めよ信徒(まめひと)まごころ()めて
101生命(いのち)清水(しみづ)()くまでも
102(ひと)(かみ)()(かみ)(たみ)
103第四五
104
105あやにかしこき伊都(いづ)(かみ)
106教御祖(をしへみおや)とあれまして
107(よろづ)(くに)人草(ひとぐさ)
108(めぐ)みの(ひかり)()げたまふ
109(あふ)(ゐやま)御祖(みおや)(とく)
110(ひと)(かみ)()(かみ)(たみ)
111
112(すべ)てのものは皇神(すめかみ)
113厳言霊(いづことたま)(なり)()でぬ
114(ひと)(かみ)()(かみ)(みや)
115伊都(いづ)言霊(ことたま)さづけられ
116この()()きて(みち)のため
117(つく)身魂(みたま)(つく)られぬ
118(こころ)(きよ)めて朝夕(あさゆふ)
119生神言(いくかみごと)()(まつ)
120生成(せいせい)化育(くわいく)神業(しんげふ)
121()棚知(たなし)らに(つか)ふべし。
122
123この()(さか)ゆも言霊(ことたま)
124(ほろ)()するも言霊(ことたま)
125(した)(つるぎ)矛先(ほこさき)
126(かみ)()れまし(おに)(きた)
127あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
128(つつし)むべきは言霊(ことたま)
129水火(いき)(ひと)つにありといふ
130(まこと)(をしへ)をかしこみて
131かならず(ののし)ることなかれ
132(ひと)(かみ)()(かみ)(みや)
133
134(かみ)(われ)()()()せし
135(まこと)御祖(みおや)にましませば
136(あさ)(ゆふ)なに大前(おほまへ)
137ぬかづきひれ()神恩(しんおん)
138感謝(かんしや)なさずにあるべきや
139御徳(みとく)(あふ)がであるべきや
140(われ)()(かみ)()(かみ)(みや)
141
142天津(あまつ)御空(みそら)より(めぐ)みは(ひろ)
143稜威(みいづ)須弥(すみ)より(なほ)(たか)
144(あふ)(まつ)れよ(ちち)(とく)
145(した)(まつ)れよ(はは)(おん)
146堅磐(かきは)常磐(ときは)皇神(すめかみ)
147(さだ)めたまひし大神律(おほみのり)
148月日(つきひ)(かがや)(わた)るかぎり
149(ほろ)びず()せじ惟神(かむながら)
150(かみ)のいさをぞ(かしこ)けれ。
151
152百千万(ももちよろづ)生言霊(いくことたま)
153(かは)れる国々(くにぐに)もいとひなく
154(まこと)(ひと)つを(たて)となし
155(かみ)(おん)ため()のために
156(いづ)(をしへ)(つた)()
157(まこと)(ひと)こそ(かみ)御子(みこ)
158(かみ)(なれ)()(とも)にあり
159(いさ)みて()てよ(みち)のため
160(ふる)()()御代(みよ)のため
161権力(ちから)(ぬし)とあれませる
162(かみ)(まも)らせ(たま)ふべし
163あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
164(かみ)御子(みこ)(たち)(ふる)()
165もはや神代(かみよ)(ちか)づけり。
166第四六
167
168(あい)善徳(ぜんとく)天地(あめつち)
169かがやき(わた)りて現世(うつしよ)
170(くも)きり四方(よも)()(はら)
171(うしろ)にきらめく日月(じつげつ)
172(しん)(しん)なる(ちから)なり。
173
174(すめ)大神(おほかみ)(こと)()
175スメール(ざん)(うご)きなき
176(たか)姿(すがた)にさも()たり
177八千万(はつせんまん)(ごふ)(すゑ)までも
178堅磐(かきは)常磐(ときは)にゆるがまじ
179(あふ)(うやま)(かみ)(のり)
180
181天地(てんち)万有(ばんいう)()ちもなく
182(かみ)御手(みて)()(つく)られし
183ものにしあれば(かぎ)りなき
184(めぐ)みの(いづみ)()()てり
185()めよまめ(ひと)(こころ)をきよめ
186(かみ)(なら)ひて生命(いのち)(みづ)を。
187
188(つき)御神(みかみ)(めぐ)みの(つゆ)
189天地(あめつち)四方(よも)(かぎ)りなく
190(あめ)のごとくに()りそそぐ
191(きよ)身魂(みたま)(さかづき)()ちて
192()きぬいつくしみ()めよかし
193生命(いのち)(つな)真清水(ましみづ)を。
194
195生命(いのち)深山(みやま)谷水(たにみづ)(ごと)
196いや永久(とこしへ)()()づる
197(みづ)御魂(みたま)(きよ)ければ
198(けが)れを(あら)()をめぐみ
199清水(しみづ)となりて(ひと)()かす
200(かみ)のいさをを(たた)へかし
201(ひと)(かみ)()(かみ)(たみ)
202
203(みづ)御魂(みたま)誓約(うけひ)によりて
204青人草(あをひとぐさ)()(つき)
205八桑枝(やくはえ)()して(さか)えゆく
206(つみ)(けが)れし(ひと)()
207(きた)りてすすげ八洲(やす)(かは)
208(つど)ひて()めよ由良川(ヨルダン)
209(きよ)生命(いのち)真清水(ましみづ)を。
210第四七
211
212(いづ)御魂(みたま)()ひかりは
213(いた)らぬ(くま)なく()()らす
214(つみ)(くも)りてさまよへる
215(ひと)(きた)りて御光(みひかり)あびよ。
216
217(みづ)御魂(みたま)(つき)にしあれば
218(ねむ)れる()()(まも)らせ(たま)
219東雲(しののめ)(ちか)朝日(あさひ)(そら)
220(かげ)()まして(めぐ)ませ(たま)ふ。
221
222(みづ)御教(みのり)(こころ)にかけて
223日々(ひび)業務(なりはひ)いそしみ(はげ)
224(かみ)栄光(さかえ)()(ひろ)
225あらはし(まつ)らむ(みち)のため。
226第四八
227
228(かみ)のめぐみは天地(あめつち)
229はてしも()らぬ御国(みくに)まで
230(ひろ)けく(たか)くましまして
231その神業(かむわざ)()(つき)
232いや(あたら)しく()れませり。
233
234(あめ)(つち)とを(いだ)きつつ
235(たま)御国(みくに)には(つき)()
236天津(あまつ)御国(みくに)には()()りて
237天津使(あまつつかひ)信徒(まめひと)
238霊魂(みたま)をいともねもごろに
239(めぐ)まひたまふぞ有難(ありがた)
240(うみ)とあらはれ(やま)()
241河野(かはの)となりて(もの)(みな)
242生命(いのち)(さづ)くる伊都(いづ)(かみ)
243(みづ)御魂(みたま)ぞいと(たか)し。
244
245八束(やつか)生髭(なまひげ)()()られ
246手足(てあし)(つめ)まで(のぞ)かれて
247血潮(ちしほ)(そま)りし瑞御霊(みづみたま)
248天津(あまつ)国人(くにびと)()(うへ)
249青人草(あをひとぐさ)になりかはり
250千座(ちくら)置戸(おきど)()ひませし
251更生主(きみ)(まこと)(はは)()
252われらの()せるたましひに
253生命(いのち)清水(しみづ)そそがせて
254()()(きよ)大神(おほかみ)
255(うづ)御柱(みはしら)となさしめ(たま)
256あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
257(みづ)御魂(みたま)(した)はしき。
258
259(みづ)御霊(みたま)のおんめぐみ
260われらに(くだ)らせ(たま)(うへ)
261(いづ)御楯(みたて)(まへ)におき
262(たたか)(ごと)(おも)ひして
263()もたなしらに(みち)のため
264御神(みかみ)のために(つか)ふべし
265(まも)らせたまへ(みづ)みたま。
266第四九
267
268真誠(まこと)(ひと)つは荒磯(あらいそ)
269(なら)べる千引(ちびき)(いは)のごと
270逆捲(さかま)きかみ()(おそ)()
271(なみ)にも(ゆる)がぬ神国魂(みくにだま)よ。
272
273(かみ)のめぐみは由良河(ゆらがは)
274真砂(まさご)のごとくいつまでも
275(かぞ)へつくすべき(とき)もなし
276大海(おほうな)なせるみづの御魂(みたま)
277
278()紫陽花(あぢさい)七変(ななかは)
279さだめなき()果敢(はか)なさを
280(いのち)(かみ)にまつろひて
281永久(とは)栄光(さかえ)(たの)しまむ。
282
283(やま)()みてし()(つみ)
284ふかき(こころ)のけがれをば
285みづの御魂(みたま)真清水(ましみづ)
286(あら)はれ(きよ)()()きむ。
287第五〇
288
289(とほ)神代(かみよ)(むかし)より
290(すゑ)(すゑ)まで(わが)(たま)
291(まも)(たま)ひし伊都(いづ)(かみ)
292(みづ)御魂(みたま)御祖神(みおやがみ)
293
294(あめ)(つち)との(わか)れざる
295(まへ)より()ます皇神(すめかみ)
296(この)()(つく)りし御祖(みおや)なる
297大国常立(おほくにとこたち)大神(おほかみ)ぞ。
298
299千年(ちとせ)八千年(やちとせ)(よろづ)(とし)
300(かみ)御眼(みめ)より()たまへば
301(かは)水泡(みなわ)(くさ)(つゆ)
302(みじか)(なつ)(ゆめ)(ごと)し。
303
304空蝉(うつせみ)()(ひと)()
305()えて(あと)なき(くさ)(つゆ)
306水泡(みなわ)となりて(ほろ)ぶとも
307永久(とは)(ほろ)びず(さか)えます
308まことの(かみ)()ひかりを
309身魂(みたま)()びて(かぎ)りなく
310天津(あまつ)御国(みくに)(さか)えかし
311(ひと)(かみ)()(かみ)(たみ)
312
313(あめ)(つち)とは(かは)るとも
314永久(とは)(うご)かぬ(かみ)(くに)
315伊都(いづ)御座(みくら)(たふと)けれ
316われらが御魂(みたま)()(いへ)
317高天原(たかあまはら)(うづ)(くに)
318(よる)(ふゆ)なき(かみ)のその。
319第五一
320
321伊都(いづ)大神(おほかみ)(みづ)(かみ)
322(ふか)(めぐ)みをうかがへば
323(ひと)言葉(ことば)(つく)()
324(たふと)きひろき(かぎ)りなき
325(はか)()られぬ姿(すがた)なり。
326
327(くら)浮世(うきよ)にふみ(まよ)
328(みち)(わす)れし(ひと)()
329(きよ)(ひかり)をあたへつつ
330(やす)きにすくふ(かみ)稜威(いづ)
331こころおごりし(とき)にまた
332慈悲(なさけ)(むち)(くは)へつつ
333(まなこ)()まし生魂(いくたま)
334(ちから)()()(たま)ふこそ
335()にも(たふと)(かみ)(おん)
336
337いやしき(われ)()()にあまる
338(あつ)きめぐみを(かぎ)りなく
339(をさな)(とき)よりたまひつつ
340(やま)より(たか)(うみ)よりも
341(ふか)仁愛(みろく)(おん)(まも)
342うれしみ(かしこ)(あふ)ぎまつる。
343
344(つき)()れます瑞御魂(みづみたま)
345あつき(めぐみ)(つゆ)あびて
346うつし()かくり()(へだ)()
347(かみ)功績(いさを)(たた)ふべし。
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