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霊界物語
山河草木(第61~72巻、入蒙記)
第61巻(子の巻)
序文
第1篇 常磐の松
第1章 神苑
第2章 神影
第3章 神雲
第4章 神田
第5章 神山
第2篇 神国の春
第6章 神天
第7章 神地
第8章 神台
第9章 神行
第10章 神厳
第3篇 白梅の花
第11章 神浪
第12章 神徳
第13章 神雨
第14章 神服
第15章 神前
第4篇 風山雅洋
第16章 神英
第17章 神月
第18章 神人
第19章 神恵
第20章 神郷
第5篇 春陽自来
第21章 神花
第22章 神日
第23章 神暉
第24章 神泉
第25章 神家
余白歌
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霊界物語
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第61巻(子の巻)
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<<< 神台
(B)
(N)
神厳 >>>
第九章
神行
(
しんかう
)
〔一五五九〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第61巻 山河草木 子の巻
篇:
第2篇 神国の春
よみ(新仮名遣い):
みくにのはる
章:
第9章 神行
よみ(新仮名遣い):
しんこう
通し章番号:
1559
口述日:
1923(大正12)年05月03日(旧03月18日)
口述場所:
教主殿
筆録者:
明子
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1925(大正14)年10月16日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
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:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
2020-05-23 12:01:11
OBC :
rm6109
愛善世界社版:
119頁
八幡書店版:
第11輯 67頁
修補版:
校定版:
129頁
普及版:
60頁
初版:
ページ備考:
001
第八二
002
一
003
移
(
うつ
)
り
行
(
ゆ
)
く
世
(
よ
)
にも
変
(
かは
)
らず
永遠
(
とことは
)
に
004
たたせたまへる
厳
(
いづ
)
の
御柱
(
みはしら
)
。
005
二
006
御教
(
みをしへ
)
の
光
(
ひかり
)
は
百
(
もも
)
の
罪咎
(
つみとが
)
を
007
払
(
はら
)
ひ
清
(
きよ
)
むる
厳
(
いづ
)
の
言霊
(
ことたま
)
。
008
三
009
怖
(
おそ
)
れ
悩
(
なや
)
み
罪
(
つみ
)
に
囲
(
かこ
)
まる
身
(
み
)
なりとも
010
やすきを
与
(
あた
)
ふ
瑞霊
(
みづ
)
の
御柱
(
みはしら
)
。
011
四
012
瑞御霊
(
みづみたま
)
厳
(
いづ
)
の
御霊
(
みたま
)
の
御光
(
みひかり
)
に
013
人
(
ひと
)
の
踏
(
ふ
)
むべき
道
(
みち
)
を
悟
(
さと
)
りぬ。
014
五
015
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
の
善
(
よ
)
きも
悪
(
あ
)
しきも
幸
(
さいはひ
)
も
016
禍
(
わざはひ
)
ともに
澄
(
す
)
ます
御教
(
みをしへ
)
。
017
第八三
018
一
019
千早
(
ちはや
)
振
(
ふる
)
神
(
かみ
)
の
教
(
をしへ
)
に
従
(
したが
)
ひて
020
愛
(
あい
)
の
溢
(
あふ
)
るる
神国
(
みくに
)
へ
往
(
ゆ
)
かむ。
021
二
022
千座
(
ちくら
)
なす
置戸
(
おきど
)
を
負
(
お
)
ひて
世
(
よ
)
の
為
(
ため
)
に
023
尽
(
つく
)
したまひし
君
(
きみ
)
をしぞ
思
(
おも
)
ふ。
024
三
025
八千座
(
やちくら
)
の
上
(
うへ
)
にも
厳
(
いづ
)
の
喜
(
よろこ
)
びの
026
絶
(
た
)
えず
溢
(
あふ
)
るる
瑞霊
(
みづみたま
)
かも。
027
四
028
夜
(
よる
)
もなく
冬
(
ふゆ
)
なき
国
(
くに
)
に
昇
(
のぼ
)
るまで
029
千座
(
ちくら
)
の
下
(
もと
)
に
立
(
た
)
ちてぞ
待
(
ま
)
たむ。
030
第八四
031
一
032
常暗
(
とこやみ
)
の
夜
(
よ
)
はますますに
更
(
ふ
)
けゆきぬ
033
民
(
たみ
)
安
(
やす
)
かれと
祈
(
いの
)
るわが
更生主
(
きみ
)
。
034
二
035
皇神
(
すめかみ
)
の
胸
(
むね
)
もはりさく
苦
(
くる
)
しみを
036
夢
(
ゆめ
)
にも
知
(
し
)
らぬ
御弟子
(
みこ
)
ぞうたてき。
037
三
038
世
(
よ
)
の
罪
(
つみ
)
に
泣
(
な
)
きて
祈
(
いの
)
れる
吾
(
わが
)
きみを
039
元津
(
もとつ
)
御神
(
みかみ
)
は
嘉
(
よみ
)
したまはむ。
040
四
041
大空
(
おほぞら
)
ゆ
天津使
(
あまつつかひ
)
の
下
(
くだ
)
り
来
(
き
)
て
042
更生主
(
きみ
)
の
御前
(
みまへ
)
に
侍
(
はべ
)
る
尊
(
たふと
)
さ。
043
第八五
044
一
045
瑞
(
みづ
)
の
御霊
(
みたま
)
の
千座
(
ちくら
)
を
見
(
み
)
れば
046
富
(
とみ
)
も
誉
(
ほまれ
)
も
希望
(
のぞみ
)
もなべて
047
物
(
もの
)
の
数
(
かず
)
かは
誇
(
ほこ
)
るに
足
(
た
)
らず。
048
二
049
千座
(
ちくら
)
の
下
(
もと
)
に
吾
(
われ
)
寄
(
よ
)
り
立
(
た
)
ちて
050
此
(
この
)
世
(
よ
)
の
空
(
むな
)
しき
宝
(
たから
)
や
富
(
とみ
)
に
051
卑
(
いや
)
しき
心
(
こころ
)
を
留
(
と
)
めざらしめよ。
052
三
053
手足
(
てあし
)
の
爪
(
つめ
)
まで
抜
(
ぬ
)
かれまし
054
血
(
ち
)
をもて
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
の
罪咎
(
つみとが
)
を
055
洗
(
あら
)
ひたまひし
尊
(
たふと
)
さよ。
056
四
057
総
(
すべ
)
ての
物
(
もの
)
を
奉
(
たてまつ
)
り
058
赤心
(
まごころ
)
籠
(
こ
)
めて
尽
(
つく
)
すとも
059
大御恵
(
おほみめぐみ
)
の
万分
(
まんぶ
)
一
(
いつ
)
060
報
(
むく
)
ゆすべなき
人
(
ひと
)
の
身
(
み
)
は
061
魂
(
たま
)
を
捧
(
ささ
)
げて
仕
(
つか
)
へなむ。
062
五
063
曇
(
くも
)
り
果
(
は
)
てたる
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
に
064
果敢
(
はか
)
なき
生命
(
いのち
)
を
保
(
たも
)
ちつつ
065
千座
(
ちくら
)
の
置戸
(
おきど
)
を
負
(
お
)
ひましし
066
更生主
(
きみ
)
が
恵
(
めぐみ
)
を
嬉
(
うれ
)
しみて
067
常世
(
とこよ
)
の
春
(
はる
)
を
過
(
す
)
ごさなむ。
068
第八六
069
一
070
清
(
きよ
)
めの
主
(
きみ
)
は
瑞御霊
(
みづみたま
)
071
蘇生
(
よみがへ
)
りしぞ
瑞御霊
(
みづみたま
)
072
栄
(
さか
)
えませしぞ
瑞御霊
(
みづみたま
)
073
尊
(
あが
)
めまつれよ
瑞御霊
(
みづみたま
)
。
074
二
075
千座
(
ちくら
)
を
負
(
お
)
ひし
瑞御霊
(
みづみたま
)
076
罪
(
つみ
)
に
勝
(
か
)
ちたる
瑞御霊
(
みづみたま
)
077
生命
(
いのち
)
の
主
(
きみ
)
の
瑞御霊
(
みづみたま
)
078
人
(
ひと
)
をば
生
(
い
)
かす
瑞御霊
(
みづみたま
)
。
079
三
080
悩
(
なや
)
みを
受
(
う
)
けし
瑞御霊
(
みづみたま
)
081
世人
(
よびと
)
を
癒
(
い
)
やす
瑞御霊
(
みづみたま
)
082
月
(
つき
)
の
御神
(
みかみ
)
は
瑞御霊
(
みづみたま
)
083
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
の
友
(
とも
)
なる
瑞御霊
(
みづみたま
)
。
084
第八七
085
一
086
厳
(
いづ
)
の
御霊
(
みたま
)
の
神柱
(
かむばしら
)
087
瑞
(
みづ
)
の
御霊
(
みたま
)
の
清
(
きよ
)
め
主
(
ぬし
)
088
此
(
この
)
世
(
よ
)
にあれます
其
(
その
)
限
(
かぎ
)
り
089
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
は
死
(
し
)
をも
恐
(
おそ
)
れまじ。
090
二
091
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
の
御親
(
みおや
)
とあれませる
092
厳
(
いづ
)
の
御霊
(
みたま
)
は
永遠
(
とこしへ
)
に
093
生
(
い
)
きて
守
(
まも
)
らす
其
(
その
)
上
(
うへ
)
は
094
死
(
し
)
するは
滅
(
ほろ
)
びに
非
(
あら
)
ずして
095
いや
永遠
(
とこしへ
)
に
栄
(
さか
)
ゆなる
096
生命
(
いのち
)
にいるの
門
(
かど
)
ぞかし。
097
三
098
厳
(
いづ
)
の
御霊
(
みたま
)
の
神柱
(
かむばしら
)
099
瑞
(
みづ
)
の
御霊
(
みたま
)
の
在
(
ま
)
すかぎり
100
夜
(
よ
)
も
死
(
し
)
も
冥途
(
めいど
)
の
曲津霊
(
まがつひ
)
も
101
如何
(
いか
)
でか
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
を
襲
(
おそ
)
ふべき
102
神
(
かみ
)
は
生命
(
いのち
)
の
御親
(
みおや
)
なり。
103
四
104
厳
(
いづ
)
の
御霊
(
みたま
)
の
神柱
(
かむばしら
)
105
瑞
(
みづ
)
の
御霊
(
みたま
)
の
清
(
きよ
)
め
主
(
ぬし
)
106
此
(
この
)
世
(
よ
)
に
現
(
あら
)
はれいます
上
(
うへ
)
は
107
天地
(
あめつち
)
こぞりて
吾
(
あ
)
が
主
(
きみ
)
と
108
斎
(
いつ
)
きまつらむ
五六七
(
みろく
)
の
代
(
よ
)
109
偲
(
しの
)
ぶも
嬉
(
うれ
)
しき
限
(
かぎ
)
りなり。
110
五
111
厳
(
いづ
)
と
瑞
(
みづ
)
との
二柱
(
ふたはしら
)
112
此
(
この
)
世
(
よ
)
に
現
(
あら
)
はれます
限
(
かぎ
)
り
113
天地
(
あめつち
)
四方
(
よも
)
は
安
(
やす
)
らけく
114
花
(
はな
)
咲
(
さ
)
く
春
(
はる
)
と
栄
(
さか
)
えゆく
115
其
(
その
)
功績
(
いさをし
)
ぞ
嬉
(
うれ
)
しけれ。
116
第八八
117
一
118
言霊
(
ことたま
)
御軍
(
いくさ
)
に
勝鬨
(
かちどき
)
あげて
119
綾
(
あや
)
の
高天
(
たかま
)
へ
帰
(
かへ
)
ります
120
瑞
(
みづ
)
の
御霊
(
みたま
)
の
御柱
(
みはしら
)
を
121
賞
(
ほ
)
めよ
称
(
たた
)
へよ
信徒
(
まめひと
)
等
(
ら
)
。
122
二
123
瑞
(
みづ
)
の
御霊
(
みたま
)
の
吾
(
あ
)
が
更生主
(
きみ
)
は
124
悪魔
(
あくま
)
の
司
(
つかさ
)
や
死
(
し
)
の
国
(
くに
)
の
125
長
(
をさ
)
の
軍
(
いくさ
)
をやぶらせて
126
高天原
(
たかあまはら
)
に
帰
(
かへ
)
りましぬ。
127
三
128
日
(
ひ
)
の
出
(
で
)
の
御代
(
みよ
)
となるならば
129
黄泉
(
よみ
)
の
国
(
くに
)
をば
晴
(
は
)
らしつつ
130
綾
(
あや
)
の
高天
(
たかま
)
へ
勇
(
いさ
)
ましく
131
帰
(
かへ
)
りて
世
(
よ
)
をば
治
(
をさ
)
めたまふ。
132
四
133
千座
(
ちくら
)
の
置戸
(
おきど
)
に
吾
(
わが
)
霊
(
たま
)
の
134
死
(
し
)
をば
生
(
い
)
かされ
手
(
て
)
や
足
(
あし
)
の
135
御創
(
みきず
)
の
血潮
(
ちしほ
)
に
吾
(
わが
)
悩
(
なや
)
み
136
いと
安
(
やす
)
らけく
癒
(
い
)
やされぬ
137
清
(
きよ
)
き
言霊
(
ことたま
)
張
(
は
)
り
上
(
あ
)
げて
138
称
(
たた
)
へよ
謳
(
うた
)
へよ
貴美
(
きみ
)
の
稜威
(
いづ
)
。
139
第八九
140
一
141
黄泉
(
よみ
)
の
国
(
くに
)
よりうとび
来
(
く
)
る
142
曲
(
まが
)
の
軍
(
いくさ
)
に
立
(
た
)
ち
向
(
むか
)
ひ
143
瑞
(
みづ
)
の
御霊
(
みたま
)
は
悉
(
ことごと
)
く
144
言向
(
ことむ
)
け
和
(
やは
)
したまひける
145
四方
(
よも
)
の
国人
(
くにびと
)
勇
(
いさ
)
みたて
146
悪魔
(
あくま
)
の
力
(
ちから
)
は
失
(
う
)
せ
果
(
は
)
てて
147
神
(
かみ
)
の
御子
(
みこ
)
なる
人
(
ひと
)
の
身
(
み
)
に
148
永久
(
とは
)
の
生命
(
いのち
)
を
賜
(
たま
)
ふべし
149
慕
(
した
)
へよ
祝
(
いは
)
へよ
厳御霊
(
いづみたま
)
150
瑞
(
みづ
)
の
御霊
(
みたま
)
の
神柱
(
かむばしら
)
。
151
二
152
瑞
(
みづ
)
の
御霊
(
みたま
)
の
神柱
(
かむばしら
)
153
霊
(
たま
)
の
御国
(
みくに
)
のいと
高
(
たか
)
き
154
清
(
きよ
)
き
御座
(
みくら
)
にましまして
155
天津使
(
あまつつかひ
)
に
囲
(
かこ
)
まれつ
156
常世
(
とこよ
)
の
歌
(
うた
)
を
謳
(
うた
)
ひたまふ
157
喜
(
よろこ
)
び
勇
(
いさ
)
め
人々
(
ひとびと
)
よ
158
限
(
かぎ
)
りも
知
(
し
)
らぬ
玉
(
たま
)
の
緒
(
を
)
の
159
生命
(
いのち
)
の
主
(
きみ
)
の
御
(
おん
)
前
(
まへ
)
に。
160
三
161
明日
(
あす
)
をも
知
(
し
)
れぬ
現身
(
うつそみ
)
の
162
生命
(
いのち
)
を
長
(
なが
)
らへ
苦
(
くる
)
しみの
163
絶
(
た
)
えぬ
此
(
この
)
世
(
よ
)
に
住
(
す
)
む
人
(
ひと
)
は
164
いと
耐
(
た
)
へ
難
(
がた
)
く
悲
(
かな
)
しきを
165
神
(
かみ
)
の
御稜威
(
みいづ
)
に
助
(
たす
)
けられ
166
今
(
いま
)
は
憂目
(
うきめ
)
も
知
(
し
)
らぬ
身
(
み
)
と
167
栄
(
さか
)
え
行
(
ゆ
)
くこそ
尊
(
たふと
)
けれ
168
仰
(
あふ
)
ぎ
敬
(
うやま
)
へ
厳御霊
(
いづみたま
)
169
慕
(
した
)
ひまつれよ
瑞御霊
(
みづみたま
)
。
170
四
171
涙
(
なみだ
)
の
谷
(
たに
)
に
雨
(
あめ
)
晴
(
は
)
れて
172
教
(
をしへ
)
の
道
(
みち
)
のいと
広
(
ひろ
)
く
173
長閑
(
のどか
)
な
春
(
はる
)
の
花盛
(
はなざか
)
り
174
いざいざ
謳
(
うた
)
へ
諸共
(
もろとも
)
に
175
琴
(
こと
)
の
調
(
しらべ
)
もいや
高
(
たか
)
く
176
清
(
きよ
)
めの
神
(
かみ
)
の
御栄光
(
みさかえ
)
と
177
世
(
よ
)
の
幸
(
さちはひ
)
を
祈
(
いの
)
れかし。
178
第九〇
179
一
180
曲津軍
(
まがついくさ
)
の
軍勢
(
ぐんぜい
)
[
※
御校正本・愛世版では「軍勢」にフリガナが無い。校定版では「いきほひ」とフリガナを付けている。霊界物語の他の箇所では「軍勢」は全て「ぐんぜい」とフリガナが付けられているため、霊界物語ネットでは「ぐんぜい」にした。
]
に
181
勝
(
か
)
てりと
誇
(
ほこ
)
り
驕
(
たか
)
ぶりし
182
其
(
その
)
雄猛
(
をたけ
)
びは
一夜
(
ひとよさ
)
の
183
夢
(
ゆめ
)
と
消
(
き
)
え
行
(
ゆ
)
く
憐
(
あは
)
れさよ
184
神
(
かみ
)
に
刄向
(
はむ
)
かふ
仇
(
あだ
)
はなし
185
勇
(
いさ
)
み
進
(
すす
)
めよ
神
(
かみ
)
の
道
(
みち
)
186
神
(
かみ
)
は
汝
(
なんぢ
)
と
倶
(
とも
)
にあり。
187
二
188
根底
(
ねそこ
)
の
国
(
くに
)
に
堕
(
おと
)
されし
189
元津
(
もとつ
)
御神
(
みかみ
)
の
厳御霊
(
いづみたま
)
190
旭
(
あさひ
)
の
如
(
ごと
)
く
昇
(
のぼ
)
りまし
191
悪魔
(
あくま
)
の
猛
(
たけ
)
る
醜国
(
しにくに
)
を
192
高天原
(
たかあまはら
)
の
楽園
(
らくゑん
)
と
193
開
(
ひら
)
かせたまふぞ
有難
(
ありがた
)
き。
194
三
195
恵
(
めぐみ
)
と
愛
(
あい
)
と
御栄光
(
みさかえ
)
を
196
身
(
み
)
に
翳
(
かざ
)
します
皇神
(
すめかみ
)
の
197
厳
(
いづ
)
の
姿
(
すがた
)
の
美
(
うる
)
はしさ
198
慕
(
した
)
ひて
来
(
きた
)
れ
綾
(
あや
)
の
里
(
さと
)
199
神
(
かみ
)
は
汝
(
なんぢ
)
を
待
(
ま
)
ちたまふ。
200
四
201
鬼
(
おに
)
と
大蛇
(
をろち
)
の
裔
(
すゑ
)
なるや
202
罪
(
つみ
)
の
鎖
(
くさり
)
につながれし
203
此
(
この
)
世
(
よ
)
に
住
(
す
)
める
諸人
(
もろびと
)
は
204
五六七
(
みろく
)
の
御代
(
みよ
)
の
近
(
ちか
)
づきて
205
百
(
もも
)
の
罪科
(
つみとが
)
赦
(
ゆる
)
すべき
206
教
(
をしへ
)
の
庭
(
には
)
は
現
(
あら
)
はれぬ
207
慕
(
した
)
ひて
来
(
きた
)
れ
綾
(
あや
)
の
里
(
さと
)
。
208
五
209
豊葦原
(
とよあしはら
)
の
瑞穂国
(
みづほくに
)
210
住
(
す
)
む
人々
(
ひとびと
)
は
悉
(
ことごと
)
く
211
厳
(
いづ
)
の
言霊
(
ことたま
)
打
(
う
)
ち
揃
(
そろ
)
へ
212
清
(
きよ
)
めの
主
(
きみ
)
の
現
(
あ
)
れましし
213
其
(
その
)
瑞祥
(
ずゐしやう
)
を
喜
(
よろこ
)
びて
214
謳
(
うた
)
へよ
舞
(
ま
)
へよ
皆
(
みな
)
踊
(
をど
)
れ
215
神
(
かみ
)
は
愛
(
あい
)
なり
権威
(
ちから
)
なり。
216
第九一
217
一
218
天津
(
あまつ
)
神
(
かみ
)
等
(
たち
)
国津
(
くにつ
)
神
(
かみ
)
219
蒼生
(
あをひとぐさ
)
も
諸共
(
もろとも
)
に
220
喜
(
よろこ
)
び
謳
(
うた
)
へ
今日
(
けふ
)
の
日
(
ひ
)
を
221
悪魔
(
あくま
)
に
勝
(
か
)
ちし
今日
(
けふ
)
の
日
(
ひ
)
は
222
瑞
(
みづ
)
の
御霊
(
みたま
)
の
生
(
うま
)
れたる
223
生日
(
いくひ
)
足日
(
たるひ
)
ぞいさぎよく
224
謳
(
うた
)
へよ
舞
(
ま
)
へよ
惟神
(
かむながら
)
225
神
(
かみ
)
の
恵
(
めぐみ
)
を
嬉
(
うれ
)
しみて。
226
二
227
海
(
うみ
)
の
内外
(
うちと
)
の
嫌
(
きら
)
ひなく
228
此
(
この
)
世
(
よ
)
に
生
(
い
)
きとし
生
(
い
)
ける
人
(
ひと
)
229
精霊
(
みたま
)
も
共
(
とも
)
に
求
(
ま
)
ぎ
来
(
きた
)
れ
230
くだらぬ
欲
(
よく
)
に
争
(
あらそ
)
ひて
231
罪
(
つみ
)
を
犯
(
をか
)
せし
其
(
その
)
昔
(
かみ
)
の
232
艱
(
なや
)
みを
忘
(
わす
)
れ
逸早
(
いちはや
)
く
233
誠
(
まこと
)
の
神
(
かみ
)
の
立
(
た
)
てませる
234
珍
(
うづ
)
の
宮居
(
みやゐ
)
の
御教
(
みをしへ
)
を
235
唯
(
ただ
)
一言
(
ひとこと
)
も
漏
(
も
)
らさじと
236
耳
(
みみ
)
を
澄
(
す
)
まして
聞
(
き
)
けよかし
237
神
(
かみ
)
は
言霊
(
ことたま
)
権威
(
ちから
)
なり。
238
三
239
吾
(
われ
)
と
吾
(
わが
)
手
(
て
)
に
穿
(
うが
)
ちたる
240
暗
(
くら
)
き
穴
(
あな
)
へと
落
(
お
)
ち
込
(
こ
)
みて
241
悩
(
なや
)
み
苦
(
くる
)
しむ
人々
(
ひとびと
)
よ
242
瑞
(
みづ
)
の
御霊
(
みたま
)
の
現
(
あら
)
はれて
243
罪
(
つみ
)
の
悩
(
なや
)
みの
朽
(
く
)
ち
断
(
き
)
れし
244
其
(
その
)
勲
(
いさをし
)
を
謳
(
うた
)
へよや
245
人
(
ひと
)
の
皮
(
かは
)
着
(
き
)
る
曲人
(
まがびと
)
は
246
一人
(
ひとり
)
ものこらず
失
(
う
)
せゆきて
247
誠
(
まこと
)
の
人
(
ひと
)
のみ
現
(
あら
)
はるる
248
五六七
(
みろく
)
の
神代
(
みよ
)
をほめよかし
249
神
(
かみ
)
は
愛
(
あい
)
なり
権威
(
ちから
)
なり
250
汝
(
なんぢ
)
等
(
ら
)
神
(
かみ
)
と
倶
(
とも
)
にあり。
251
四
252
神
(
かみ
)
の
御国
(
みくに
)
に
仇
(
あだ
)
をなす
253
醜
(
しこ
)
の
悪魔
(
あくま
)
に
打
(
う
)
ち
勝
(
か
)
ちて
254
栄
(
さか
)
え
久
(
ひさ
)
しき
天津国
(
あまつくに
)
255
高天原
(
たかあまはら
)
の
聖場
(
せいぢやう
)
に
256
厳
(
いづ
)
の
御霊
(
みたま
)
は
昇
(
のぼ
)
りましぬ
257
瑞
(
みづ
)
の
御霊
(
みたま
)
は
月
(
つき
)
の
国
(
くに
)
258
御座
(
みくら
)
を
放
(
はな
)
ち
八重雲
(
やへくも
)
を
259
伊都
(
いづ
)
の
千別
(
ちわ
)
きに
千別
(
ちわ
)
きつつ
260
綾
(
あや
)
の
聖地
(
せいち
)
に
天降
(
あも
)
りましぬ
261
心
(
こころ
)
を
尽
(
つく
)
し
身
(
み
)
を
尽
(
つく
)
し
262
清
(
きよ
)
めの
主
(
きみ
)
に
頼
(
たよ
)
りなば
263
いや
永久
(
とこしへ
)
の
生命
(
いのち
)
をば
264
現幽
(
げんいう
)
共
(
とも
)
に
保
(
たも
)
ちつつ
265
花
(
はな
)
咲
(
さ
)
き
匂
(
にほ
)
ふ
天国
(
てんごく
)
の
266
春
(
はる
)
の
御園
(
みその
)
に
昇
(
のぼ
)
るべし
267
神
(
かみ
)
は
愛
(
あい
)
なり
権威
(
ちから
)
なり
268
汝
(
なれ
)
等
(
ら
)
と
神
(
かみ
)
は
倶
(
とも
)
にます
269
仰
(
あふ
)
ぎ
敬
(
うやま
)
へ
厳
(
いづ
)
の
徳
(
とく
)
270
慕
(
した
)
ひまつれよ
瑞
(
みづ
)
の
愛
(
あい
)
271
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
272
恩頼
(
みたまのふゆ
)
を
願
(
ね
)
ぎまつれ。
273
(
大正一二・五・三
旧三・一八
於教主殿二階
加藤明子
録)
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