霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第二四章 神泉(しんせん)〔一五七四〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第61巻 山河草木 子の巻 篇:第5篇 春陽自来 よみ(新仮名遣い):しゅんようじらい
章:第24章 神泉 よみ(新仮名遣い):しんせん 通し章番号:1574
口述日:1923(大正12)年05月09日(旧03月24日) 口述場所:教主殿 筆録者:明子 校正日: 校正場所: 初版発行日:1925(大正14)年10月16日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる] 主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: OBC :rm6124
愛善世界社版:310頁 八幡書店版:第11輯 126頁 修補版: 校定版:339頁 普及版:61頁 初版: ページ備考:
001第二三二
002
003貴美(きみ)()()(たび)ごとに(かな)しみも
004(おそ)れも()えてこころ(やす)けし。
005
006(つか)れたる()(いこ)ひともなり(わが)霊魂(たま)
007(ゑさ)ともならむ(うづ)(こと)()
008
009瑞御霊(みづみたま)(いづ)御霊(みたま)御名(みな)こそは
010めぐみの(つゆ)源泉(みなもと)となれ。
011
012永遠(とことは)生命(いのち)のもとと()れませる
013(つき)御霊(みたま)(あふ)()(ひと)
014
015(うづ)御名(みな)(たた)ふるごとにうるはしき
016調(しらべ)となりて(わが)(たま)(いさ)む。
017
018(みまか)りて(かみ)御傍(みそば)(いた)りなば
019(たた)へまつらむ(きよ)めの御名(みな)を。
020第二三三
021
022(かは)岸辺(きしべ)()(とき)
023(なや)みの荒波(あらなみ)(わた)()
024(をり)にも(こころ)いと(やす)
025(かみ)(われ)()(とも)()せば。
026
027(むら)がる(あだ)(たけ)りつつ
028人垣(ひとがき)なして(かこ)めども
029(わが)霊魂(たましひ)(こころ)むる
030もの()(きた)永遠(とことは)
031希望(のぞみ)(くだ)くことあるも
032如何(いか)でくだかむ瑞御霊(みづみたま)
033(わが)()にそひてましませば。
034
035(みづ)御霊(みたま)贖罪(あがなひ)
036(おも)(わが)(つみ)()せにけり
037(おも)(なや)みし(わが)(たま)
038(よみがへ)りつつ益良夫(ますらを)
039(ごと)くに(いさ)(ふる)()つ。
040
041(いづ)御魂(みたま)御力(みちから)
042天津(あまつ)御空(みそら)()()られ
043大地(だいち)(くづ)れやぶる(とき)
044(つみ)(しづ)みし(ひと)()
045(こゑ)(はな)ちて(さわ)ぐとも
046(かみ)大道(おほぢ)(あゆ)()
047如何(いか)(おそ)れむ惟神(かむながら)
048(いづ)御魂(みたま)瑞御魂(みづみたま)
049(きよ)めの(かみ)のます(うへ)は。
050第二三四
051
052(みづ)(おん)()をさしのべて
053(みちび)きたまへ(かみ)(くに)
054
055山路(やまぢ)如何(いか)(くら)くとも
056浪路(なみぢ)如何(いか)(あら)くとも
057(われ)(いと)はじ皇神(すめかみ)
058(かみ)御旨(みむね)()(うへ)は。
059
060(ちから)(たの)(わが)智慧(ちゑ)
061(まか)せて一人(ひとり)()(みち)
062(えら)ぶな()るな(ひと)()
063ただ何事(なにごと)もかむながら
064(かみ)(ゆだ)ねて大道(おほみち)
065(ただ)しく(きよ)(すす)むべし。
066
067生命(いのち)(いづみ)(さかづき)
068(さづ)けたまひし瑞御魂(みづみたま)
069()(いただ)いて()(うへ)
070永久(とは)(よろこ)(あふ)るまで
071充満(みた)しめ(たま)ふぞ(たふと)けれ
072すべてを(きみ)にかへしまつり
073(かみ)御国(みくに)(ひら)くため
074(なや)みも()めも(ほろ)びをも
075(なに)かはあらむ(みち)のため。
076第二三五
077
078(くる)しめる(とき)(たす)けは(わが)(かみ)
079(かぎ)りも()らぬ(ちから)とぞ()る。
080
081()(かは)(やま)(うつ)りて(うみ)となる
082()()むとても如何(いか)でおそれむ。
083
084皇神(すめかみ)(うづ)神都(みやこ)(なが)れたる
085生命(いのち)(みづ)由良(ヨルダン)(かは)
086
087瑞御魂(みづみたま)(その)言霊(ことたま)(つか)れをば
088いやす生命(いのち)清水(しみづ)なりけり。
089
090皇神(すめかみ)御許(みもと)(つど)(きた)()
091(なや)(くる)しみ()えて(やす)けし。
092第二三六
093
094旅人(たびびと)夕暮(ゆふぐれ)(ちか)(さび)しさを
095(めぐ)ませたまふ(いづ)御光(みひかり)
096
097(かな)しみの(あめ)()()()れわたり
098永久(とは)(よろこ)朝日(あさひ)(かがや)く。
099
100()(まど)(もも)人々(ひとびと)村肝(むらきも)
101こころ(しづ)めて神力(みちから)(たよ)れ。
102
103(おも)(つみ)(なや)(くる)しむ人々(ひとびと)
104(あふ)ぎて()てよ希望(のぞみ)(ひかり)を。
105
106(かな)しみの滝津涙(たきつなみだ)をぬぐはれて
107(よろこ)(いさ)(あした)(ちか)し。
108第二三七
109
110仇人(あだびと)()(きた)るとも荒風(あらかぜ)
111()(たけ)るとも(ゆめ)なおそれそ。
112
113(やま)のごと(こころ)(しづ)めて(うご)かざれ
114(かみ)(まも)りのある(ひと)()は。
115
116(みだ)れゆく千々(ちぢ)(おも)ひも(やす)らかに
117()かさせたまふ(みづ)大神(おほかみ)
118
119(しづか)なる(こころ)(なみ)永久(とこしへ)
120(はな)()(きし)(わた)神船(かみふね)
121
122(かへ)()死出(しで)山路(やまぢ)()(くに)
123(かみ)としあれば()にも長閑(のど)けし。
124
125(わが)霊魂(みたま)(みちび)きたまふ(かみ)ませば
126(くら)黄泉路(よみぢ)如何(いか)(おそ)れむ。
127第二三八
128
129言霊(ことたま)(きよ)(いの)りは皇神(すめかみ)
130大御心(おほみこころ)(なぐさ)めまつらむ。
131
132(にご)りたる(その)言霊(ことたま)皇神(すめかみ)
133(きよ)(こころ)(くも)らせまつる。
134
135皇神(すめかみ)生命(いのち)権威(ちから)にましませば
136(しこ)言霊(ことたま)(おそ)れたまはず。
137
138さりながら醜言霊(しこことたま)()(とき)
139()ませ(たま)ふぞゆゆしかりける。
140
141(いとけ)なき(くちびる)をもて(さち)(いの)
142()言霊(ことたま)(かみ)栄光(みさかえ)
143
144大空(おほぞら)天津(あまつ)神国(みくに)御座(みくら)まで
145(ひび)(きこ)ゆる(をさな)(いの)り。
146
147罪人(つみびと)(まよ)ひの(みち)より(かへ)()
148(つな)(いの)りの言霊(ことたま)ぞかし。
149
150(よろこ)びの(うた)合唱(あは)せて天使(あまつかひ)
151(こと)(かき)()らし信徒(まめひと)(むか)ふ。
152
153大前(おほまへ)(いの)言葉(ことば)永久(とこしへ)
154生命(いのち)(たも)御綱(みつな)なりけり。
155一〇
156天津(あまつ)御国(みくに)御門(みかど)(ひら)合言葉(あひことば)
157ともなり()かむ(いづ)言霊(ことたま)
158第二三九
159
160(こころ)(しづ)めて(いの)(とき)
161(たま)さえわたりいと(たの)
162(なや)みの(おほ)現世(うつしよ)
163(きづな)(はな)大前(おほまへ)
164(こころ)希望(のぞみ)()()げて
165(かみ)(ただ)しき兵士(つはもの)
166(ちから)()るぞ(たふと)けれ。
167
168(かみ)御前(みまへ)平伏(ひれふ)して
169(いの)(とき)こそ(たの)しけれ
170(やみ)(まよ)へる(わが)(たま)
171(きよ)めて(あやふ)魔道(まだう)より
172(かみ)御国(みくに)大道(おほみち)
173(みちび)きたまふ心地(ここち)すれ。
174
175(うづ)御前(みまへ)平伏(ひれふ)して
176(いの)(とき)こそ(たの)しけれ
177スメール(ざん)(うへ)よりも
178(たか)心地(ここち)ぞせられける
179(のぼ)(あさひ)慰安(なぐさめ)
180(あた)へて千代(ちよ)(よろこ)びを
181身魂(みたま)にみたしたまふなり。
182第二四〇
183
184(はな)(あさ)(つき)(ゆふべ)皇神(すめかみ)
185(いの)らで如何(いか)()(わた)()む。
186
187大前(おほまへ)(いの)言霊(ことたま)(たちまち)
188修羅(しゆら)(ちまた)松風(まつかぜ)(にほ)ふ。
189
190(ほえ)(たけ)獅子(しし)(あな)をもおそれなし
191(かみ)御前(みまへ)(いの)(この)()は。
192
193(うたがひ)(くも)(うれ)ひの時雨(しぐれ)をも
194(いの)りの(こゑ)にまたく()()く。
195
196大前(おほまへ)(いの)りに(まさ)るものはなし
197()にも(くす)しき言霊(ことたま)(ちから)よ。
198第二四一
199
200(つき)(かげ)西(にし)山辺(やまべ)(うす)れゆきて
201(ひがし)(やま)にあかねさしけり。
202
203夕日影(ゆふひかげ)(なみ)のまにまに(しづ)()きて
204(あづま)(そら)にのぼる月影(つきかげ)
205
206御恵(みめぐみ)(つゆ)にうるほひ(たわ)(くさ)
207(いま)月夜(つきよ)(よみがへ)りける。
208
209()小鳥(ことり)(こずゑ)(かぜ)皇神(すめかみ)
210(たた)への調(しらべ)(こゑ)()はしつ。
211
212高熊(たかくま)岩窟(いはや)(まへ)(いの)りてし
213(ひと)(むかし)(しの)ばれてけり。
214
215沓島(めしま)(やま)(うみ)()(かぜ)(さら)されて
216(のり)をつたへし教祖(みおや)(たふと)き。
217
218(わが)ために(かみ)御国(みくに)朝夕(あさゆふ)
219(いの)らせたまふ(きみ)(たふと)き。
220大正一二・五・九 旧三・二四 於教主殿 加藤明子録)
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