霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第一二章 神徳(しんとく)〔一五六二〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第61巻 山河草木 子の巻 篇:第3篇 白梅の花 よみ(新仮名遣い):しらうめのはな
章:第12章 神徳 よみ(新仮名遣い):しんとく 通し章番号:1562
口述日:1923(大正12)年05月05日(旧03月20日) 口述場所: 筆録者:隆光 校正日: 校正場所: 初版発行日:1925(大正14)年10月16日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる] 主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: OBC :rm6112
愛善世界社版:159頁 八幡書店版:第11輯 79頁 修補版: 校定版:172頁 普及版:60頁 初版: ページ備考:
001第一一二
002
003うつし()()せる(わざ)をら(かみ)(まへ)
004さらけ()さるる(とき)()にけり。
005
006むら(きも)(こころ)のそこに(ひそ)みたる
007(おに)大蛇(をろち)(いま)()ぢつつ。
008
009よしあしも()れなくさばく伊都(いづ)御魂(みたま)
010()(あら)はれぬ(つつし)()いよ。
011
012(ひと)()はいつ(まか)るとも白露(しらつゆ)
013果敢(はか)なきものぞ(かみ)(たよ)れよ。
014第一一三
015
016聖霊(せいれい)(わが)()宿(やど)らせたまひつつ
017(たへ)なるちからわかち(たま)はれ。
018
019皇神(すめかみ)御教(みのり)(ふみ)をおろかなる
020われにも(ただ)しく(さと)らせ(たま)へ。
021
022いや(ひろ)きめぐみの(つばさ)()(たま)
023(くも)りし(たま)()伊都(いづ)(かみ)
024
025諸々(もろもろ)(つみ)(くも)りしたましひを
026(てら)させたまへ伊都(いづ)(ひかり)に。
027
028いや(ふか)(あい)のながれの水底(みなそこ)
029はからせ(たま)伊都(いづ)(ひかり)に。
030
031(いにしへ)のモーゼ エリヤにハリストス
032ヨハネの(たま)のみつの御柱(みはしら)
033
034()めぐみの(ひかり)(ゆた)にみつ御魂(みたま)
035(やみ)(てら)して()れましにけり。
036第一一四
037
038(くも)()りたる御魂(みたま)(てら)
039いさみ(よろこ)(あふ)るるいづみ
040()みて(うれ)しく(おも)はず()らず
041たたへの御歌(みうた)うたふ大前(おほまへ)
042
043(かな)しき(つら)(おも)ひに(しづ)
044果敢(はか)なき()にも(ひかり)をあたへ
045(まも)りたまへば(おも)はず()らず
046よろこび(うた)貴美(きみ)大前(おほまへ)
047
048(たま)殿(との)にも伏屋(ふせや)(のき)
049仁慈(めぐみ)(かみ)()りかがやきて
050のぞみ()すこそいと(たふと)けれ
051(きよ)(いの)りを(うべな)ひまして
052(つみ)もけがれも伊吹(いぶき)にはらひ
053千代(ちよ)宮居(みやゐ)()まはせ(たま)へ。
054
055皇神(すめかみ)(とも)にありせば陸奥(みちのく)
056荒野(あらの)(すゑ)もなにか(おそ)れむ。
057
058(とり)さへも(かよ)はぬ(ふか)山奥(やまおく)
059(かみ)とありせば天津(あまつ)御国(みくに)ぞ。
060
061朝夕(あさゆふ)にあふるる(めぐみ)()にうけて
062(つゆ)生命(いのち)(たま)はかがやく。
063第一一五
064
065瑞御魂(みづみたま)(わが)(たましひ)(くだ)りまして
066(かみ)御姿(みすがた)おがませ(たま)へ。
067
068ねぎごとを御心(みこころ)(たひら)にやすらかに
069()こしたまひて(まも)りませ岐美(きみ)
070
071岐美(きみ)といへどこの()(をさ)むる(きみ)ならず
072(たま)(をさ)むる(きよ)めの(かみ)ぞや。
073
074瑞御魂(みづみたま)きみとふ()をば(たて)にとり
075(しこ)のたぶれの(せま)()るかも。
076
077現世(うつしよ)(きみ)より(ほか)にきみなしと
078おもふ(ひと)こそ(おろか)なりけり。
079
080伊邪那岐(いざなぎ)()()(なら)伊邪那美(いざなみ)
081()()(あは)せて岐美(きみ)とこそなれ。
082
083(かみ)()岐美(きみ)(とな)ふも(ひと)つなり
084(ゆめ)あやまつな(かみ)御子(みこ)たち。
085
086聖霊(せいれい)よけがれし()をもめぐまひて
087宮居(みやゐ)となして宿(やど)らせたまへ。
088
089叢雲(むらくも)伊吹(いぶき)(はら)ひて天津(あまつ)()
090(たま)(ひかり)(てら)しませ岐美(きみ)
091一〇
092春風(はるかぜ)(かを)りて(もも)(はな)(ひら)
093長閑(のどか)御代(みよ)となさしめ(たま)へ。
094第一一六
095
096暗夜(やみよ)(てら)厳御魂(いづみたま)
097世人(よびと)(まも)瑞御魂(みづみたま)
098(さだ)めなき()のたづきをも
099()らず浮世(うきよ)(たび)をなす
100(ひと)(みちび)天津(あまつ)()
101神国(みくに)()よと()(たま)
102(うづ)御声(みこゑ)(まつぶ)さに
103かけさせ(たま)へと()ぎまつる。
104
105(ひかり)つきせぬ厳御魂(いづみたま)
106(つき)より(きよ)瑞御魂(みづみたま)
107栄光(さかえ)希望(のぞみ)()()せし
108常世(とこよ)(やみ)()(まよ)
109(おそ)(をのの)きする(たみ)
110(めぐみ)御手(みて)をさしのべて
111天津(あまつ)御空(みそら)神国(かみくに)
112(のぼ)(きた)れと()(たま)
113(うづ)御声(みこゑ)(やす)らかに
114()かしめ(たま)へと()(まつ)る。
115
116千座(ちくら)置戸(おきど)のあななひに
117只管(ひたすら)(たよ)()(なか)
118(もも)(つと)めを(あひ)()たし
119天津(あまつ)御空(みそら)故郷(ふるさと)
120(いさ)みて(のぼ)()()をば
121(よろこ)(いさ)(まつ)御代(みよ)
122(はや)(きた)れと(たま)(こゑ)
123かけさせ(たま)瑞御魂(みづみたま)
124(いのち)(たよ)りを()(まつ)
125あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
126御霊(みたま)(さちは)ひましませよ。
127第一一七
128
129浮雲(うきくも)のかかる(こころ)(うち)(ひら)
130()()(くに)(のぼ)らせ(たま)へ。
131
132(つみ)(けが)(きよ)めて()かす瑞御魂(みづみたま)
133常世(とこよ)(はる)(みちび)(たま)へ。
134
135皇神(すめかみ)稜威(いづ)(ひかり)(うたがひ)
136(くら)雲霧(くもきり)はれ(わた)()く。
137
138(かぎ)りなき(また)(あたら)しき(いのち)をば
139(たま)(きみ)こそ(うづ)(はは)なる。
140
141皇神(すめかみ)(たま)(ひかり)()()けて
142(あい)御園(みその)(すす)(うれ)しさ。
143第一一八
144
145(わが)(いの)(まこと)()でて惟神(かむながら)
146()しき(ちから)(さづ)(たま)へよ。
147
148(やみ)()稜威(いづ)(ひかり)(てら)しつつ
149(いのち)(みち)(すす)ませ(たま)へ。
150
151厳御魂(いづみたま)()ゆる(ほのほ)現身(うつそみ)
152(けが)れを()きて()(きよ)めませ。
153
154科戸辺(しなどべ)(かぜ)(ひびき)四方(よも)(くに)
155(かみ)(おとづ)()(つた)へませ。
156
157八咫烏(やたからす)(あい)(つばさ)(わが)(たま)
158()せて神国(みくに)へつれ()けよかし。
159
160聖霊(せいれい)(わが)言霊(ことたま)(うべな)ひて
161(かみ)(はしら)使(つか)はせ(たま)へ。
162第一一九
163
164()(わた)(きよ)御魂(みたま)御光(みひかり)
165(てら)(たま)はれ(くら)(こころ)を。
166
167(もも)(つみ)(くも)(こころ)(みが)()
168(たへ)なる(ちから)(くだ)(たま)はれ。
169
170天津国(あまつくに)永遠(とは)歓喜(よろこび)(この)()にも
171()たし(たま)はれ(かみ)御使(みつかひ)
172
173村肝(むらきも)(こころ)()みて天使(あまつかひ)
174(をさ)(たま)へよ(わが)(たましひ)を。
175第一二〇
176
177(はと)(ごと)天降(あも)りましたる天使(あまつかひ)
178(わが)(たましひ)(なぐさ)(たま)へ。
179
180村肝(むらきも)(こころ)(おも)()(わざ)
181いと(きよ)かれと(まも)らせ(たま)へ。
182
183(あきら)けき(かみ)大道(おほぢ)(あゆ)むべく
184(いづ)(ひかり)(われ)(あた)へよ。
185
186皇神(すめかみ)御前(みまへ)()らず(つつし)みて
187(こころ)(かぎ)(つか)へしめ(たま)へ。
188
189永久(とこしへ)(いのち)(きみ)(したが)ひて
190天津(あまつ)御国(みくに)(すす)(うれ)しさ。
191
192(わが)身魂(みたま)(きよ)めて(かみ)御舎(みあらか)
193(すす)ませ(たま)(みちび)(たま)へ。
194第一二一
195
196(ひえ)(わた)(わが)()(あい)(ほのほ)をば
197()やし(たま)へよ(いづ)大神(おほかみ)
198
199さまよひて果敢(はか)なき(かげ)()(した)
200(つゆ)だに()らぬ()こそ(かな)しき。
201
202(ちから)なき(われ)()祈祷(いのり)(たた)(ごと)
203いと(やす)らかに(きこ)()(きみ)
204
205八千座(やちくら)()ひし(きみ)をば(おも)はずに
206(ゆめ)(うつつ)にて(くら)(おろか)さ。
207
208瑞御魂(みづみたま)(めぐ)みの聖火(せいくわ)(くだ)しつつ
209(つめ)たき(こころ)(あたた)(たま)ふ。
210大正一二・五・五 旧三・二〇 北村隆光録)
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