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霊界物語
山河草木(第61~72巻、入蒙記)
第66巻(巳の巻)
序文
総説
第1篇 月の高原
第1章 暁の空
第2章 祖先の恵
第3章 酒浮気
第4章 里庄の悩
第5章 愁雲退散
第6章 神軍義兵
第2篇 容怪変化
第7章 女白浪
第8章 神乎魔乎
第9章 谷底の宴
第10章 八百長劇
第11章 亞魔の河
第3篇 異燭獣虚
第12章 恋の暗路
第13章 恋の懸嘴
第14章 相生松風
第15章 喰ひ違ひ
第4篇 恋連愛曖
第16章 恋の夢路
第17章 縁馬の別
第18章 魔神の囁
第19章 女の度胸
第20章 真鬼姉妹
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(B)
(N)
暁の空 >>>
総説
(
そうせつ
)
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第66巻 山河草木 巳の巻
篇:
前付
よみ(新仮名遣い):
章:
総説
よみ(新仮名遣い):
そうせつ
通し章番号:
口述日:
1924(大正13)年12月15日(旧11月19日)
口述場所:
祥雲閣
筆録者:
北村隆光
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1926(大正15)年6月29日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
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:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
rm660002
愛善世界社版:
3頁
八幡書店版:
第11輯 729頁
修補版:
校定版:
3頁
普及版:
初版:
ページ備考:
001
本巻
(
ほんくわん
)
はフサの
国
(
くに
)
葵
(
あふひ
)
の
沼
(
ぬま
)
の
畔
(
ほとり
)
にて、
002
斎苑
(
いそ
)
の
館
(
やかた
)
より
派遣
(
はけん
)
されたる、
003
照国別
(
てるくにわけ
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
一行
(
いつかう
)
が、
004
黄金姫
(
わうごんひめ
)
、
005
清照姫
(
きよてるひめ
)
の
両
(
りやう
)
宣伝使
(
せんでんし
)
と
袂
(
たもと
)
を
左右
(
さいう
)
に
別
(
わか
)
つてから、
006
照国別
(
てるくにわけ
)
はバラモン
軍
(
ぐん
)
の
大足別
(
おほだるわけ
)
将軍
(
しやうぐん
)
が
後
(
あと
)
を
追
(
お
)
うて、
007
地教山
(
ちけうざん
)
方面
(
はうめん
)
に
向
(
むか
)
ふ
所
(
ところ
)
の
物語
(
ものがたり
)
であります。
008
特
(
とく
)
に
本巻
(
ほんくわん
)
記載
(
きさい
)
の
事実
(
じじつ
)
を
摘記
(
てつき
)
すれば、
009
照国別
(
てるくにわけ
)
一行
(
いつかう
)
が、
010
タライの
村
(
むら
)
の
老婆
(
らうば
)
が
家
(
いへ
)
に
至
(
いた
)
り、
011
瀕死
(
ひんし
)
の
状態
(
じやうたい
)
に
在
(
あ
)
るサンヨを
救
(
すく
)
ひ、
012
且
(
か
)
つ
二人
(
ふたり
)
の
娘
(
むすめ
)
の
家出
(
いへで
)
せし
消息
(
せうそく
)
を
聞
(
き
)
いて、
013
従者
(
じゆうしや
)
なる
梅公
(
うめこう
)
が
義侠心
(
ぎけふしん
)
を
発露
(
はつろ
)
させ、
014
次
(
つ
)
いで
同
(
おな
)
じ
村
(
むら
)
の
里庄
(
りしやう
)
ジャンクの
一人娘
(
ひとりむすめ
)
や、
015
隣村
(
となりむら
)
のサンダーといふ
美男子
(
びだんし
)
の
行方
(
ゆくへ
)
を
捜索
(
さうさく
)
し
救
(
すく
)
ひ
出
(
だ
)
さむとする
一条
(
いちでう
)
から
016
国王
(
こくわう
)
の
命
(
めい
)
に
依
(
よ
)
りて、
017
トルマン
国
(
ごく
)
の
首府
(
しゆふ
)
バルガン
城
(
じやう
)
を
守
(
まも
)
るべく
義勇軍
(
ぎゆうぐん
)
を
起
(
おこ
)
し、
018
ジャンク
並
(
なら
)
びに
照国別
(
てるくにわけ
)
一行
(
いつかう
)
は
馬
(
うま
)
に
跨
(
またが
)
り、
019
大広原
(
だいくわうげん
)
を
進
(
すす
)
み
行
(
ゆ
)
く
目
(
め
)
ざましい
場面
(
ばめん
)
や、
020
梅公
(
うめこう
)
が
只
(
ただ
)
一人
(
ひとり
)
列
(
れつ
)
を
放
(
はな
)
れてオーラ
山
(
ざん
)
に
向
(
むか
)
ふ
途中
(
とちう
)
、
021
ゆくりなくもサンヨの
妹娘
(
いもとむすめ
)
花香
(
はなか
)
の
危難
(
きなん
)
を
救
(
すく
)
ひ、
022
二人
(
ふたり
)
同
(
おな
)
じ
駿馬
(
しゆんめ
)
に
跨
(
またが
)
り、
023
宝石
(
はうせき
)
を
縷
(
ちりば
)
めた
様
(
やう
)
な
星
(
ほし
)
の
空
(
そら
)
を、
024
男女
(
だんぢよ
)
二人
(
ふたり
)
が
誰
(
たれ
)
憚
(
はばか
)
らず
甘
(
あま
)
い
囁
(
ささや
)
きを
恣
(
ほしいまま
)
にし
乍
(
なが
)
ら、
025
オーラ
山
(
ざん
)
に
進
(
すす
)
む
歯
(
は
)
のうくやうなローマンスや、
026
山賊
(
さんぞく
)
の
大頭目
(
だいとうもく
)
ヨリコ
姫
(
ひめ
)
の
岩窟
(
がんくつ
)
に
突入
(
とつにふ
)
し、
027
詐術
(
さじゆつ
)
を
以
(
もつ
)
て
人
(
ひと
)
を
迷
(
まよ
)
はせゐたる
大杉
(
おほすぎ
)
の
上
(
うへ
)
の
怪
(
あや
)
しき
光
(
ひかり
)
を
吹
(
ふき
)
消
(
け
)
し
028
天狗
(
てんぐ
)
の
仮声
(
こわいろ
)
を
使
(
つか
)
つて、
029
シーゴー、
030
玄真坊
(
げんしんばう
)
などの
悪党
(
あくたう
)
共
(
ども
)
の
肝
(
きも
)
を
奪
(
うば
)
ひし
所
(
ところ
)
へ、
031
大胆
(
だいたん
)
不敵
(
ふてき
)
なる
女頭目
(
をんなとうもく
)
ヨリコ
姫
(
ひめ
)
がやつて
来
(
き
)
て、
032
樹上
(
じゆじやう
)
に
梅公
(
うめこう
)
や
花香
(
はなか
)
の
居
(
ゐ
)
ることを
看破
(
かんぱ
)
し、
033
縄梯子
(
なはばしご
)
の
結
(
むす
)
び
目
(
め
)
をといて、
034
二人
(
ふたり
)
を
地上
(
ちじやう
)
に
転落
(
てんらく
)
させ、
035
隙
(
すき
)
を
窺
(
うかが
)
つて
二人
(
ふたり
)
を
厳
(
きび
)
しく
縛
(
ばく
)
し、
036
岩窟内
(
がんくつない
)
に
投
(
なげ
)
込
(
こ
)
む
一条
(
いちでう
)
や、
037
サンダー、
038
スガコの
両人
(
りやうにん
)
と
同
(
どう
)
岩窟
(
がんくつ
)
内
(
ない
)
で
思
(
おも
)
はず
面会
(
めんくわい
)
する
奇縁
(
きえん
)
から、
039
遂
(
つひ
)
にはヨリコ
姫
(
ひめ
)
、
040
花香姫
(
はなかひめ
)
姉妹
(
きようだい
)
の
名乗
(
なのり
)
をなすなどの
波瀾
(
はらん
)
重畳
(
ちようでふ
)
たる
面白
(
おもしろ
)
き
物語
(
ものがたり
)
であります。
041
其
(
その
)
間
(
かん
)
には
種々
(
しゆじゆ
)
雑多
(
ざつた
)
の
世情
(
せじやう
)
人情
(
にんじやう
)
等
(
とう
)
が
織
(
おり
)
込
(
こ
)
まれ、
042
処世
(
しよせい
)
上
(
じやう
)
の
羅針盤
(
らしんばん
)
として、
043
強
(
あなが
)
ち
無価値
(
むかち
)
でない
事
(
こと
)
を
信
(
しん
)
じます。
044
大正十三年十二月十八日(旧十一月廿二日)
045
於教主殿
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