めぐり来る神代のしるしかをちこちの山に霊光輝き初めたり〈第1章(再版)〉
諸々の教の光うすらぎて御空に映ゆる三五の月かげ〈第1章(再版)〉
闇の幕深く包みし三五の月は雲井の空に映ゆらむ〈第2章(再版)〉
五十鈴川清き流れにみそぎして光りしるけき三五の月〈第2章(再版)〉
霊国の姿をうつす花明山の月宮殿は神代の礎〈第3章(再版)〉
櫓櫂なき舟に似しかな主の神の教を知らぬ人の宿世は〈第3章(再版)〉
我国は神の開きし神の国よ神斎かねばをさまらぬ国〈第3章(再版)〉
えらまれし神の柱を押し込めし曲の亡ぶる時は近めり〈第4章(再版)〉
世のために真心つくす正人を捕へて苦しむ曲世ゆゆしき〈第4章(再版)〉
今といふこの瞬間に善を言ひ善を思ひて善をおこなへ〈第5章(再版)〉
過ぎさりしことは詮なし今といふこの瞬間を清く守れよ〈第5章(再版)〉
神ならぬ人の身なれば明日の事の自由にならねば神に任せよ〈第5章(再版)〉
世の中は神のまにまに進むのみ人はみむねに従ひてゆけ〈第6章(再版)〉
大本の神の教の言の葉はすべての人の薬ともなれ〈第7章〉
古の聖も未だ説かざりし真理をさとす伊都能売の神〈第12章(再版)〉
神の在す国と呼びつつ国民は仏を祭る不思議なる国〈第12章(再版)〉
釈迦孔子エスキリストやマホメツトあななひ教の先走りせし〈第12章(再版)〉
現実の宝を生命とあがめたる人永遠の生命を知らず〈第13章(再版)〉
さび朽つる宝に心しみつきて永遠の生命を忘るる人かな〈第13章(再版)〉
世のために尽す心の数々を誰も白浪の立ち騒ぐなり〈第16章〉
たにぐくの狭渡る極み大本の誠の教を布かむとぞ思ふ〈第16章〉
かけまくも畏き神の御教を伝へ行く身の楽しさ苦しさ〈第16章〉
[この余白歌は八幡書店版霊界物語収録の余白歌を参考に他の資料と付き合わせて作成しました]