- 霊界物語舞台マップは当サイトで独自に作成したものであり、底本にはありません。
- 霊界物語は独自の地名がたくさん出てきます。聞いたことのない地名ばかりだと覚えにくいため、仮に現代の世界地図に当てはめて、物語の世界を覚えやすくしました。
- 霊界物語は35万年前の太古の神代の物語という時代設定になっています。当時と現代とでは地形に大きな変動がありますので、現代の地図にそのまま当てはめることは出来ません。仮に現代の地図に当てはめるとしたらこの辺になるだろう、という推測で作成したものです。大ざっぱな目安としてごらんください。
- 世界・日本・大本という「三段の型」があります。霊界物語の舞台は世界のことでもあり、日本のことでもあり、大本のことでもあります。この地図は仮に現代の世界地図に当てはめたものです。
- 2016/2/26現在、第1~36巻のマップしか作っていません。今後順次作成して行きます。舞台マップをすべて見る
あらすじ[?]このあらすじは飯塚弘明の作成です。[×閉じる]:
フサの国(ペルシャ)を舞台に、弥次彦、与太彦、勝彦らの身魂磨きの旅が描かれる。
- 第1~9章
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半ダース宣伝使の音彦と、弥次彦・与太彦の三人は、ウラル教の捕り手に追われて谷川に飛び込んだ。
三人の霊魂は中有界をさまよい歩き、三途川(しょうずがわ)の川守の婆と珍妙な問答を繰り広げる。三途川というのは、死者が最初に訪れる場所で、霊魂の善悪が調べられ、天界へ行くか地獄界へ行くか、それとも現界に戻されるか、各自の行く先が決められる。この婆は、使者が悪の霊魂の時には鬼婆となり着衣を剥いで地獄へ落とし、善の霊魂の時には美女に変じて錦の衣に着替えさせ天界へ送るという、通称「脱衣婆」である。
現界に還って来た後、一行は日の出別命の後を追ってフサの都に向かって進む。
弥次彦・与太彦・六公の三人は小鹿山で、ウラル教によって岩窟の中に幽閉されていた三五教の宣伝使・勝彦を救出するが、今度は勝彦と弥次彦の二人が強風に吹き飛ばされて中有界に行ってしまい、三途川の婆と押し問答を繰り広げる。
- 第10~16章
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二人が現界に還ってくると、勝彦・弥次彦・与太彦・六公の四人は休憩のため、山田村のお茶屋に立ち寄った。すると、茶屋で働くお竹という娘は、六公の妻だったことが発覚する。実は六公は妻に暴力を振るうDV夫で、お竹は六公から逃げて、このお茶屋に身を潜めていたのだった。
六公は今は改心をして復縁を願っていた。三五教には「結婚は二度まで」という教えがある。お竹は以前にも離婚歴があり「バツ2」なので、もう後がない。最終的に二人は勝彦の仲人で復縁の祝儀を上げることになる。
第13~14章で、四人は慢心して暴風に吹き飛ばされ、またまた中有界へ。今度は一途川(いちずがわ)にやって来る。ここは現世で善一筋か悪一筋で生きてきた人の霊魂が訪れる場所である。ここにも婆がいて「オレは天国は大嫌いぢゃ。天国へ行こうとする奴を片っ端から霊(たま)を抜いて地の底に送るのがオレの役ぢゃ」と恐ろしいことを言い放つ。
本巻の「跋文」に一途川と三途川の状態について詳しく記されている。
初版発行日:1922(大正11)年11月15日
備考:コジカ山の四十八の峠を上り下りしながら、谷に落ちて、三度も中有界を彷徨い、また現界へと戻って来る。