霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
×
設定
URL:
印刷用画面を開く [?]プリント専用のシンプルな画面が開きます。文章の途中から印刷したい場合は、文頭にしたい位置のアンカーをクリックしてから開いて下さい。[×閉じる]
話者名の追加表示 [?]セリフの前に話者名が記していない場合、誰がしゃべっているセリフなのか分からなくなってしまう場合があります。底本にはありませんが、話者名を追加して表示します。[×閉じる]
表示できる章
テキストのタイプ [?]ルビを表示させたまま文字列を選択してコピー&ペーストすると、ブラウザによってはルビも一緒にコピーされてしまい、ブログ等に引用するのに手間がかかります。そんな時には「コピー用のテキスト」に変更して下さい。ルビも脚注もない、ベタなテキストが表示され、きれいにコピーできます。[×閉じる]

文字サイズ
行間
ルビの表示


アンカーの表示 [?]本文中に挿入している3~4桁の数字がアンカーです。原則として句読点ごとに付けており、標準設定では本文の左端に表示させています。クリックするとその位置から表示されます(URLの#の後ろに付ける場合は数字の頭に「a」を付けて下さい)。長いテキストをスクロールさせながら読んでいると、どこまで読んだのか分からなくなってしまう時がありますが、読んでいる位置を知るための目安にして下さい。目障りな場合は「表示しない」設定にして下さい。[×閉じる]


宣伝歌 [?]宣伝歌など七五調の歌は、底本ではたいてい二段組でレイアウトされています。しかしブラウザで読む場合には、二段組だと読みづらいので、標準設定では一段組に変更して(ただし二段目は分かるように一文字下げて)表示しています。お好みよって二段組に変更して下さい。[×閉じる]
脚注[※]用語解説 [?][※]、[*]、[#]で括られている文字は当サイトで独自に付けた脚注です。[※]は主に用語説明、[*]は編集用の脚注で、表示させたり消したりできます。[#]は重要な注記なので表示を消すことは出来ません。[×閉じる]

脚注[*]編集用 [?][※]、[*]、[#]で括られている文字は当サイトで独自に付けた脚注です。[※]は主に用語説明、[*]は編集用の脚注で、表示させたり消したりできます。[#]は重要な注記なので表示を消すことは出来ません。[×閉じる]

外字の外周色 [?]一般のフォントに存在しない文字は専用の外字フォントを使用しています。目立つようにその文字の外周の色を変えます。[×閉じる]
現在のページには外字は使われていません

表示がおかしくなったらリロードしたり、クッキーを削除してみて下さい。

第一六章 波(なみ)の響(ひびき)〔八三八〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第29巻 海洋万里 辰の巻 篇:第3篇 神鬼一転 よみ(新仮名遣い):しんきいってん
章:第16章 波の響 よみ(新仮名遣い):なみのひびき 通し章番号:838
口述日:1922(大正11)年08月12日(旧06月20日) 口述場所: 筆録者:松村真澄 校正日: 校正場所: 初版発行日:1923(大正12)年9月3日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじはMさん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]:
引き続いてヨブは入信の喜びの歌を歌った。次に春彦が、これまでの行程で起こったことを読み込んだ歌を歌った。そして高姫が、自身の改心とヨブの入信を喜び祝う歌を歌った。
船は三日三夜海上を走り、ゼムの港に着いた。一行四人は上陸し、ゼムの町から二三里離れた天祥山の大瀑布に御禊をなすべく、宣伝歌を歌いながら進んで行った。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる]: 備考: タグ:ハンドの滝(天祥山の大瀑布) データ凡例: データ最終更新日:2022-01-04 18:14:38 文字数:5340 OBC :rm2916
愛善世界社版:230頁 八幡書店版:第5輯 550頁 修補版: 校定版:237頁 普及版:107頁 初版: ページ備考:
001 常彦(つねひこ)が祝(いはひ)を兼(か)ねたる佯(いつは)らざる告白歌(こくはくか)に励(はげ)まされ、002ヨブは立上(たちあ)がり、003入信(にふしん)の祝歌(しゆくか)を歌(うた)つた。
004ヨブ『高天原(たかあまはら)と定(さだ)まりし
005貴(うづ)の聖地(せいち)のエルサレム
006国治立(くにはるたちの)大神(おほかみ)は
007三千(さんぜん)世界(せかい)を救(すく)はむと
008神(かみ)の御言(みこと)を畏(かしこ)みて
009教(をしへ)を開(ひら)き玉(たま)ひつつ
010天地(てんち)の律法(りつぽふ)制定(せいてい)し
011世(よ)は平安(へいあん)に治(をさ)まりて
012神人(しんじん)和楽(わらく)の瑞祥(ずゐしやう)を
013楽(たのし)み玉(たま)ふも束(つか)の間(ま)の
014隙行(ひまゆ)く駒(こま)の曲神(まがかみ)に
015天(あめ)の御柱(みはしら)国柱(くにはしら)
016転覆(てんぷく)されて葦原(あしはら)の
017瑞穂(みづほ)の国(くに)の守護権(しゆごけん)
018常世(とこよ)の国(くに)に生(うま)れたる
019曲(まが)の頭(かしら)に渡(わた)しつつ
020天教山(てんけうざん)の火坑(くわこう)より
021根底(ねそこ)の国(くに)におりまして
022忍(しの)びて此(この)世(よ)を守(まも)ります
023其(その)功績(いさをし)ぞ尊(たふと)けれ
024斯(か)かる尊(たふと)き皇神(すめかみ)の
025いかで此(この)儘(まま)根(ね)の国(くに)や
026底(そこ)の御国(みくに)にましまさむ
027時節(じせつ)を待(ま)つて天教(てんけう)の
028再(ふたた)び山(やま)に現(あら)はれて
029野立(のだち)の彦(ひこ)と名(な)を変(へん)じ
030埴安彦(はにやすひこ)と現(あ)れまして
031迷(まよ)へる四方(よも)の人草(ひとぐさ)を
032安(やす)きに救(すく)ひ助(たす)けむと
033仁慈(じんじ)無限(むげん)の心(こころ)より
034三五教(あななひけう)を建設(けんせつ)し
035神(かみ)の司(つかさ)を四方(よも)の国(くに)
036間配(まくば)り玉(たま)ひて川(かは)の瀬(せ)や
037山(やま)の尾(を)の上(へ)に至(いた)る迄(まで)
038尊(たふと)き御教(みのり)を布(し)き玉(たま)ふ
039あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
040神(かみ)の心(こころ)を白波(しらなみ)の
041天足彦(あだるのひこ)や胞場姫(えばひめ)が
042罪(つみ)より現(あ)れし醜神(しこがみ)の
043醜(しこ)の叫(さけ)びに化(ばか)されて
044世人(よびと)の心(こころ)日(ひ)に月(つき)に
045曇(くも)り行(ゆ)くこそ忌々(ゆゆ)しけれ
046厳(いづ)の御霊(みたま)の大神(おほかみ)は
047国武彦(くにたけひこ)と現(あ)れまして
048四尾(よつを)の山(やま)の神峰(しんぽう)に
049此(この)世(よ)を忍(しの)び玉(たま)ひつつ
050五六七(みろく)の御世(みよ)の経綸(けいりん)を
051行(おこな)ひ玉(たま)ひ素盞嗚(すさのを)の
052神(かみの)尊(みこと)の瑞御霊(みづみたま)
053コーカス山(ざん)や産土(うぶすな)の
054斎苑(いそ)の館(やかた)に現(あ)れまして
055八洲(やしま)の国(くに)にわだかまる
056八岐(やまた)の大蛇(をろち)や醜狐(しこぎつね)
057曲鬼(まがおに)共(ども)を言向(ことむ)けて
058天地(てんち)にさやる村雲(むらくも)を
059神(かみ)の伊吹(いぶき)に払(はら)はむと
060心(こころ)を配(くば)らせ玉(たま)ひつつ
061言依別(ことよりわけ)を現(あら)はして
062自転倒(おのころ)島(じま)の中心地(ちうしんち)
063綾(あや)の高天(たかま)と聞(きこ)えたる
064錦(にしき)の宮(みや)に神司(かむづかさ)
065清(きよ)き神務(しんむ)を命(めい)じつつ
066世人(よびと)を救(すく)ひ玉(たま)ひけり。
067旭日(あさひ)は照(て)るとも曇(くも)るとも
068月(つき)は盈(み)つとも虧(か)くるとも
069仮令(たとへ)大地(だいち)は沈(しづ)むとも
070高砂島(たかさごじま)は亡(ほろ)ぶ共(とも)
071誠(まこと)の神(かみ)の御教(みをしへ)に
072いかでか反(そむ)きまつらむや
073大和田中(おほわだなか)に浮(うか)びたる
074カーリン島(たう)の神(かみ)の御子(みこ)
075ヨブは今(いま)より高姫(たかひめ)が
076清(きよ)き心(こころ)を諾(うべ)なひて
077仮令(たとへ)野(の)の末(すゑ)山(やま)の奥(おく)
078虎(とら)狼(おほかみ)や獅子(しし)大蛇(をろち)
079如何(いか)なる曲津(まがつ)の棲処(すみか)をも
080おめず臆(おく)せず道(みち)の為(ため)
081心(こころ)を尽(つく)し身(み)を尽(つく)し
082皇(すめ)大神(おほかみ)や世(よ)の中(なか)の
083青人草(あをひとぐさ)の其(その)為(ため)に
084仕(つか)へまつらむ惟神(かむながら)
085神(かみ)の恵(めぐみ)の幸(さち)はひて
086ヨブが身魂(みたま)を研(みが)き上(あ)げ
087尊(たふと)き貴(うづ)の御柱(みはしら)と
088依(よ)さし玉(たま)へよ天津(あまつ)神(かみ)
089国津(くにつ)神(かみ)達(たち)八百万(やほよろづ)
090国魂神(くにたまがみ)の御(おん)前(まへ)に
091謹(つつし)み敬(ゐやま)ひ願(ね)ぎまつる
092あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
093御霊(みたま)幸(さち)はひましませよ』
094と歌(うた)ひ終(をは)つて座(ざ)に着(つ)いた。095春彦(はるひこ)は又(また)もや歌(うた)ひ出(だ)したり。
096春彦『綾(あや)の聖地(せいち)を後(あと)にして
097変性(へんじやう)男子(なんし)の御(ご)系統(ひつぽう)
098高姫(たかひめ)さまに従(したが)ひて
099瀬戸(せと)内海(ないかい)を打渡(うちわた)り
100南洋(なんやう)諸島(しよたう)を駆(か)けめぐり
101如意(によい)の宝珠(ほつしゆ)を探(たづ)ねつつ
102高砂島(たかさごじま)の手前(てまへ)まで
103小舟(をぶね)を操(あやつ)り来(きた)る折(をり)
104隠(かく)れた岩(いは)に突当(つきあた)り
105当惑(たうわく)したるをりもあれ
106高島丸(たかしままる)に助(たす)けられ
107漸(やうや)くテルの港(みなと)まで
108到着(たうちやく)するや高姫(たかひめ)は
109数多(あまた)の船客(せんきやく)かきわけて
110先頭一(せんとういち)に上陸(じやうりく)し
111吾(われ)等(ら)二人(ふたり)をふりまいて
112暗間(くらま)の山(やま)の松林(まつばやし)
113姿(すがた)を隠(かく)し玉(たま)ひしが
114綾(あや)の聖地(せいち)に現(あ)れませる
115杢助(もくすけ)さまに高姫(たかひめ)の
116監督役(かんとくやく)を命(めい)ぜられ
117居乍(ゐなが)ら のめのめ見失(みうしな)ひ
118如何(どう)して言訳(いひわけ)立(た)つものか
119急(いそ)げ急(いそ)げと一散(いつさん)に
120尻(しり)ひつからげ大地(だいち)をば
121ドンドン威喝(ゐかつ)させ乍(なが)ら
122暗間(くらま)の山(やま)の麓(ふもと)迄(まで)
123来(きた)りて様子(やうす)を窺(うかが)へば
124高姫(たかひめ)さまの独言(ひとりごと)
125常彦(つねひこ)、春彦(はるひこ)両人(りやうにん)の
126半鐘(はんしやう)泥棒(どろぼう)や蜥蜴面(とかげづら)
127間抜(まぬけ)男(をとこ)を伴(ともな)うて
128高砂島(たかさごじま)の人々(ひとびと)に
129軽蔑(けいべつ)されてはたまらない
130何(なん)とか立派(りつぱ)な国人(くにびと)を
131甘(うま)く操(あやつ)り弟子(でし)となし
132千変(せんぺん)万化(ばんくわ)の一芝居(ひとしばゐ)
133打(う)つて見(み)ようと水臭(みづくさ)い
134吾(われ)等(ら)二人(ふたり)を放棄(はうき)して
135甘(うま)い事(こと)のみ考(かんが)へる
136其(その)蔭言(かげごと)を灌木(くわんぼく)の
137茂(しげ)みに隠(かく)れて聞(き)き終(をは)り
138余(あま)りに腹(はら)の立(た)つままに
139ガサガサガサと飛出(とびだ)せば
140高姫(たかひめ)さまの曰(いは)くには
141油断(ゆだん)のならぬ世(よ)の中(なか)ぢや
142仮令(たとへ)獣(けもの)といひ乍(なが)ら
143今(いま)の秘密(ひみつ)を聞(き)きよつた
144神(かみ)の霊(みたま)を授(さづ)かりし
145四(よ)つ足(あし)なれば一言(ひとこと)も
146聞(き)かれちや都合(つがふ)がチト悪(わる)い
147天(てん)に口(くち)あり壁(かべ)に耳(みみ)
148謹(つつし)むべきは口(くち)なりと
149後悔(こうくわい)遊(あそ)ばす可笑(をか)しさよ
150常彦(つねひこ)、春彦(はるひこ)両人(りやうにん)は
151足音(あしおと)隠(かく)して二三丁(にさんちやう)
152山(やま)の麓(ふもと)に忍(しの)び足(あし)
153それから足音(あしおと)高(たか)めつつ
154テル[※校定版・八幡版では「ヒル」。オニペディアの「霊界物語第29巻の諸本相違点」を見よ]の国王(こきし)のお側役(そばやく)
155私(わたし)はカナン[※御校正本・愛世版では「アンナ」。オニペディアの「霊界物語第29巻の諸本相違点」を見よ]と申(まを)す者(もの)
156暗間(くらま)の山(やま)に如意(によい)宝珠(ほつしゆ)
157隠(かく)してあると聞(き)いた故(ゆゑ)
158私(わたし)は捜(さが)しに行(ゆ)きました
159されど遅(おく)れた其(その)為(ため)に
160後(あと)の祭(まつ)りと春彦(はるひこ)[※御校正本・愛世版では「常彦」。オニペディアの「霊界物語第29巻の諸本相違点」を見よ]が
161声(こゑ)高々(たかだか)と話(はなし)する
162そこで私(わたし)はヒル[※校定版・八幡版では「テル」。オニペディアの「霊界物語第29巻の諸本相違点」を見よ]の国(くに)
163国王(こくわう)様(さま)のお側役(そばやく)
164アンナ[※御校正本・愛世版では「カナン」。オニペディアの「霊界物語第29巻の諸本相違点」を見よ]と申(まを)す男(をとこ)ぞと
165八百長(やほちやう)話(ばなし)を始(はじ)むれば
166猫(ねこ)が松魚節(かつぶし)見(み)た如(や)うに
167高姫(たかひめ)さまが飛(と)びついて
168もうしもうし旅(たび)の人(ひと)
169暫(しばら)くお待(ま)ちなされませ
170変性(へんじやう)男子(なんし)の系統(ひつぽう)で
171日(ひ)の出神(でのかみ)の生宮(いきみや)と
172世(よ)に謳(うた)はれた高姫(たかひめ)ぢや
173お前(まへ)も中々(なかなか)偉(えら)い人(ひと)
174私(わたし)の話(はなし)を聞(き)きなされ
175昔(むかし)の昔(むかし)の根本(こつぽん)の
176尊(たふと)き因縁(いんねん)聞(き)かさうと
177お婆(ば)アの癖(くせ)に小娘(こむすめ)の
178やうな優(やさ)しい作(つく)り声(ごゑ)
179吹出(ふきだ)すように思(おも)へども
180ここで笑(わら)うては一大事(いちだいじ)
181大事(だいじ)の前(まへ)の小事(せうじ)ぢやと
182脇(わき)のあたりでキユーキユーと
183笑(わら)ひの神(かみ)をしめつけて
184足音(あしおと)低(ひく)く高(たか)くして
185遥(はるか)向(むか)うから後戻(あともど)り
186して来(き)たように作(つく)りなし
187どこの何方(どなた)か知(し)らね共(ども)
188私(わたし)に向(むか)つて何(なに)御用(ごよう)
189早(はや)く聞(き)かして下(くだ)されと
190吾(われ)から可笑(をか)しい作(つく)り声(ごゑ)
191流石(さすが)の高姫(たかひめ)嗅(か)ぎつけて
192お前(まへ)はアンナと云(い)ふけれど
193半鐘(はんしよう)泥棒(どろぼう)の常彦(つねひこ)だ
194カナンと名乗(なの)る蜥蜴面(とかげづら)
195春彦(はるひこ)さまにきまつたり
196余(あんま)り人(ひと)を馬鹿(ばか)にすな
197声(こゑ)を尖(とが)らし怒(おこ)り出(だ)す
198暴風(ばうふう)襲来(しふらい)低気圧(ていきあつ)
199二百十(にひやくとを)日(か)の風害(ふうがい)も
200来(きた)らむとする其(その)時(とき)に
201私(わたし)がアンナと云(い)うたのは
202お筆先(ふでさき)にもある通(とほ)り
203神(かみ)の仕組(しぐみ)はアンナ者(もの)
204こんな者(もの)になつたかと
205世界(せかい)の人(ひと)がビツクリし
206アフンとさせるお仕組(しぐみ)ぢや
207カナンと云(い)うて名乗(なの)つたは
208春彦(はるひこ)さまの平常(へいぜい)は
209赤子(あかご)のやうな人(ひと)なれど
210神(かみ)が憑(うつ)つた其(その)時(とき)は
211誰(たれ)でもカナン身魂(みたま)ぢやと
212言(い)はして人(ひと)を大道(たいだう)に
213導(みちび)くお役(やく)と逆理窟(さかりくつ)
214一本(いつぽん)かましてやつたれば
215高姫(たかひめ)さまは腹(はら)を立(た)て
216私(わたし)等(ら)二人(ふたり)を振(ふり)すてて
217又(また)も逃(に)げよとする故(ゆゑ)に
218高島丸(たかしままる)の船中(せんちう)で
219国依別(くによりわけ)に面会(めんくわい)し
220金剛(こんがう)不壊(ふゑ)の如意(によい)宝珠(ほつしゆ)
221其(その)他(ほか)珍(うづ)の御宝(みたから)を
222拝見(はいけん)さして貰(もら)うたと
223カマをかけたら高姫(たかひめ)が
224玉(たま)にかけたら夢(ゆめ)うつつ
225忽(たちま)ち機嫌(きげん)を直(なほ)し出(だ)し
226ホンにお前(まへ)は偉(えら)い人(ひと)
227気(き)の利(き)く男(をとこ)と思(おも)うてゐた
228さうして如意(によい)の宝玉(ほうぎよく)は
229国依別(くによりわけ)が如何(どう)したか
230知(し)らしてお呉(く)れと云(い)ふ故(ゆゑ)に
231此(この)春彦(はるひこ)は知(し)らねども
232狐(きつね)のやうに常彦(つねひこ)が
233眉毛(まゆげ)に唾(つば)をつけ乍(なが)ら
234三千(さんぜん)世界(せかい)の神宝(しんぱう)は
235高砂島(たかさごじま)にコツソリと
236言依別(ことよりわけ)や国依(くにより)の
237神(かみ)の司(つかさ)が出(で)て参(まゐ)り
238何々々(なになになに)に何々(なになに)し
239絶対(ぜつたい)秘密(ひみつ)ぢや云(い)はれない
240国依別(くによりわけ)のお言葉(ことば)に
241お前(まへ)を男(をとこ)と見込(みこ)んでの
242肝腎要(かんじんかなめ)の秘密(ひみつ)をば
243明(あ)かした上(うへ)は高姫(たかひめ)に
244決(けつ)して云(い)ふちやならないぞ
245私(わたし)も常彦(つねひこ)宣伝使(せんでんし)
246言(い)はぬと云(い)つたらどこ迄(まで)も
247首(くび)がとれても云(い)はないと
248約束(やくそく)したから如何(どう)しても
249高姫(たかひめ)さまには済(す)まないが
250これ許(ばつか)りは御免(ごめん)だと
251キ常彦(つねひこ)口(くち)から出任(でまか)せに
252からかひまはす可笑(をか)しさよ
253とうとう喧嘩(けんくわ)に花(はな)が咲(さ)き
254常彦(つねひこ)私(わたし)の両人(りやうにん)は
255高姫(たかひめ)さまを振(ふり)すてて
256今度(こんど)は二人(ふたり)が逃(に)げ出(だ)した
257高姫(たかひめ)さまは驚(おどろ)いて
258吾(われ)等(ら)二人(ふたり)を引捉(ひつとら)へ
259玉(たま)の所在(ありか)を白状(はくじやう)させ
260綾(あや)の聖地(せいち)に持帰(もちかへ)り
261日(ひ)の出神(でのかみ)の生宮(いきみや)の
262天眼通(てんがんつう)は此(この)通(とほ)り
263皆(みな)さまこれから吾々(われわれ)の
264言葉(ことば)に反(そむ)いちやならないと
265法螺(ほら)吹(ふ)き立(た)てる御(ご)算段(さんだん)
266そんな事(こと)には乗(の)るものか
267三十六(さんじふろく)計(けい)奥(おく)の手(て)を
268最極端(さいきよくたん)に発揮(はつき)して
269雲(くも)を霞(かすみ)と駆(か)け出(だ)せば
270高姫(たかひめ)さまは道(みち)の上(へ)の
271高(たか)い小石(こいし)に躓(つまづ)いて
272大地(だいち)にバタリと打倒(うちたふ)れ
273額(ひたい)を打破(うちわ)り膝(ひざ)挫(くじ)き
274生血(なまち)を流(なが)してアイタタと
275頭(あたま)を撫(な)でたり膝坊主(ひざぼうづ)
276押(おさ)へて顔(かほ)をしかめゐる
277此(この)時(とき)四五(しご)の若者(わかもの)は
278どこともなしに出(い)で来(きた)り
279高姫(たかひめ)さまを介抱(かいほう)して
280抱(いだ)き起(おこ)して助(たす)くれば
281いつも変(かは)らぬ減(へ)らず口(ぐち)
282結構(けつこう)なおかげをお前(まへ)等(ら)は
283頂(いただ)きなさつた神(かみ)様(さま)に
284御(お)礼(れい)なされよ私(わたし)にも
285御(お)礼(れい)を仰有(おつしや)れ神(かみ)の綱(つな)
286私(わたし)がかけて上(あ)げました
287などと又(また)もや世迷言(よまいごと)
288玉(たま)の所在(ありか)を知(し)ると云(い)ふ
289一人(ひとり)の男(をとこ)に騙(だま)されて
290アと云(い)つては金(きん)一(いち)両(りやう)
291リと聞(き)いては金(きん)一(いち)両(りやう)
292ナーと云(い)つては金(かね)取(と)られ
293滝(たき)と云(い)つては二(に)両(りやう)取(と)られ
294鏡(かがみ)の池(いけ)と六(む)つの口(くち)
295又(また)もや六(ろく)両(りやう)はぎ取(と)られ
296呑(の)み込(こ)み顔(がほ)で高姫(たかひめ)が
297吾々(われわれ)二人(ふたり)が路端(みちばた)に
298憩(いこ)ふ所(ところ)をドシドシと
299肩肱(かたひぢ)いからし高姫(たかひめ)は
300日(ひ)の出神(でのかみ)の御(お)告(つ)げにて
301玉(たま)の所在(ありか)を知(し)つた故(ゆゑ)
302これから独(ひと)り行(ゆ)く程(ほど)に
303間抜(まぬけ)男(をとこ)は来(く)るでない
304神(かみ)の仕組(しぐみ)の邪魔(じやま)になる
305必(かなら)ず従(つ)いて来(き)てくれな
306言葉(ことば)を残(のこ)してドンドンと
307テル国(くに)街道(かいだう)を走(は)せて行(ゆ)く
308吾(われ)等(ら)二人(ふたり)は高姫(たかひめ)が
309後(あと)を追(お)ひつつ駆出(かけだ)して
310牛(うし)のお尻(えど)に衝突(しようとつ)し
311ヤツサモツサと争(あらそ)ひつ
312牛童丸(うしどうまる)に横笛(よこぶえ)で
313首(くび)が飛(と)ぶ程(ほど)横(よこ)ツ面(つら)
314やられた時(とき)の其(その)痛(いた)さ
315常彦(つねひこ)さまが行(や)つた事(こと)
316私(わたし)は傍杖(そばづゑ)くわされて
317あんなつまらぬ事(こと)はない
318牛童丸(うしどうまる)に牛(うし)貰(もら)うて
319常彦(つねひこ)さまは牛(うし)の背(せな)
320私(わたし)は綱(つな)を曳(ひ)き乍(なが)ら
321小川(をがは)を伝(つた)うて杉林(すぎばやし)
322十間(じつけん)許(ばか)り遡(さかのぼ)り
323高姫(たかひめ)さまが他愛(たあい)なく
324休(やす)んで厶(ござ)る其(その)前(まへ)に
325牛(うし)引(ひき)つれて往(い)て見(み)れば
326モウモウモウと唸(うな)り出(だ)す
327其(その)大声(おほごゑ)に目(め)を醒(さ)まし
328高姫(たかひめ)さまはうるさがり
329又(また)も二人(ふたり)を振棄(ふりす)てて
330アリナの滝(たき)に只一人(ただひとり)
331玉(たま)を占領(せんりやう)せむものと
332行(ゆ)かうとしたので吾々(われわれ)は
333お前(まへ)はアリナの滝(たき)の上(うへ)
334鏡(かがみ)の池(いけ)に行(ゆ)くのだろ
335吾(われ)等(ら)二人(ふたり)は牛(うし)に乗(の)り
336お前(まへ)さまより二三(にさん)日(にち)
337先(さき)にアリナへ到着(たうちやく)し
338玉(たま)を手(て)にして帰(かへ)ります
339左様(さやう)ならばと立出(たちい)づる
340高姫(たかひめ)さまは又(また)しても
341猫撫声(ねこなでごゑ)と早変(はやがは)り
342コレコレ常公(つねこう)春公(はるこう)へ
343私(わたし)の心(こころ)を知(し)らぬのか
344海山(うみやま)越(こ)えてはるばると
345こんな所迄(とこまで)やつて来(き)て
346お前(まへ)に別(わか)れて如何(どう)ならう
347一緒(いつしよ)に行(ゆ)かうぢやないかいと
348相談(さうだん)かけて呉(く)れた故(ゆゑ)
349モウモウモーさん帰(い)んでよと
350牛(うし)に向(むか)つて言霊(ことたま)を
351発射(はつしや)致(いた)せばアラ不思議(ふしぎ)
352煙(けぶり)となつて消(き)えにける
353夫(そ)れより三(さん)人(にん)手(て)を引(ひ)いて
354テルの街道(かいだう)ドシドシと
355大西洋(たいせいやう)を眺(なが)めつつ
356アリナの滝(たき)のほとりなる
357鏡(かがみ)の池(いけ)に来(き)て見(み)れば
358数千(すうせん)年(ねん)の沈黙(ちんもく)を
359破(やぶ)りて池(いけ)はブクブクと
360泡(あわ)を立(た)てたりウンウンと
361厭(いや)らし声(こゑ)にて唸(うな)り出(だ)す
362高姫(たかひめ)さまは玉(たま)どこか
363肝腎要(かんじんかなめ)の魂抜(たまぬ)かれ
364焼糞(やけくそ)気味(ぎみ)になりまして
365月照彦(つきてるひこの)神(かみ)さまと
366いろはにほへとちりぬるの
367四十八(しじふや)文字(もじ)の掛合(かけあひ)に
368奴肝(どぎも)を抜(ぬ)かれて失心(しつしん)し
369人事(じんじ)不覚(ふかく)となられける
370懸橋(かけはし)御殿(ごてん)の神司(かむづかさ)
371現(あら)はれまして高姫(たかひめ)を
372助(たす)け玉(たま)へば高姫(たかひめ)は
373相(あひ)も変(かは)らぬ憎(にく)い事(こと)
374百万(ひやくまん)ダラリと並(なら)べ立(た)て
375側(そば)に控(ひか)えた吾々(われわれ)も
376余(あま)り憎(にく)うて横(よこ)ツ面(つら)
377擲(なぐ)つてやりたいよに思(おも)うた
378夫程(それほど)分(わか)らぬ度(ど)し太(ぶと)い
379高姫(たかひめ)さまもどうしてか
380櫟(くぬぎ)ケ原(はら)の真中(まんなか)で
381天教山(てんけうざん)に現(あ)れませる
382木(こ)の花姫(はなひめ)の御(おん)化身(けしん)
383日(ひ)の出姫(でのひめ)の訓戒(くんかい)に
384心(こころ)の底(そこ)から改心(かいしん)し
385虎(とら)と思(おも)うた高姫(たかひめ)が
386サツパリ猫(ねこ)と早変(はやがは)り
387それから段々(だんだん)おとなしく
388もの言(い)ひさへも改(あらた)まり
389誠(まこと)に可愛(かあい)うなつて来(き)た
390玉(たま)の湖水(こすい)の畔(ほとり)にて
391椰子樹(やしじゆ)の森(もり)に夜(よ)を明(あ)かし
392鷹依姫(たかよりひめ)や竜国別(たつくにわけ)の
393神(かみ)の司(つかさ)やテー、カーの
394姿(すがた)を刻(きざ)んだ石地蔵(いしぢざう)
395眺(なが)めて高姫(たかひめ)手(て)を合(あは)し
396コレコレ四(よ)人(にん)のお方(かた)さま
397此(この)高姫(たかひめ)が悪(わる)かつた
398どうぞ勘忍(かんにん)しておくれ
399黒姫(くろひめ)さまの過(あやま)ちを
400お前(まへ)さま等(ら)に無理(むり)云(い)うて
401綾(あや)の聖地(せいち)を放(ほ)り出(いだ)し
402苦労(くらう)をかけたは済(す)みませぬ
403罪亡(つみほろぼ)しに今日(けふ)からは
404お前(まへ)等(ら)四(よ)人(にん)の姿(すがた)をば
405刻(きざ)んだ重(おも)たい此(この)石(いし)を
406背中(せなか)に負(お)うて自転倒(おのころ)の
407島(しま)迄(まで)大事(だいじ)に連(つ)れ帰(かへ)り
408祠(ほこら)を建(た)てて奉斎(ほうさい)し
409朝晩(あさばん)お給仕(きふじ)致(いた)します
410どうぞ許(ゆる)して下(くだ)されと
411心(こころ)の底(そこ)から善心(ぜんしん)に
412立返(たちかへ)られた健気(けなげ)さよ
413余(あんま)り早(はや)い変(かは)りよで
414私(わたし)も一寸(ちよつと)疑(うたが)うた
415アルの港(みなと)で船(ふね)に乗(の)り
416高姫(たかひめ)さまが偽(いつは)らぬ
417其(その)告白(こくはく)に感歎(かんたん)し
418ヨブさま迄(まで)が驚(おどろ)いて
419高姫(たかひめ)さまの弟子(でし)となり
420入信(にふしん)されたお目出度(めでた)さ
421あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
422神(かみ)の恵(めぐみ)は目(ま)のあたり
423こんな嬉(うれ)しい事(こと)はない
424高姫(たかひめ)様(さま)の御(ご)改心(かいしん)
425入信(にふしん)なされたヨブさまの
426前途(ぜんと)益々(ますます)健全(けんぜん)に
427渡(わた)らせ玉(たま)ひて神徳(しんとく)を
428世界(せかい)に照(て)らし玉(たま)ふ日(ひ)を
429指折(ゆびをり)数(かぞ)へ待(ま)ちまする
430あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
431御霊(みたま)幸(さち)はひましませよ』
432 最後(さいご)に高姫(たかひめ)は改心(かいしん)と入信(にふしん)の悦(よろこ)びの歌(うた)を唄(うた)ひけり。
433高姫『あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
434尊(たふと)き神(かみ)の御恵(みめぐみ)に
435常夜(とこよ)の暗(やみ)も晴(は)れわたり
436真如(しんによ)の月(つき)は村肝(むらきも)の
437心(こころ)の空(そら)に輝(かがや)きて
438金毛(きんまう)九尾(きうび)の曲神(まがかみ)に
439すぐはれ居(ゐ)たる吾(わが)身魂(みたま)
440今(いま)は漸(やうや)く夢(ゆめ)醒(さ)めて
441曲津(まがつ)の神(かみ)の影(かげ)もなく
442神(かみ)の賜(たま)ひし伊都能売(いづのめ)の
443霊(みたま)の光(ひかり)輝(かがや)きて
444心(こころ)の悩(なや)みも消(き)え失(う)せぬ
445旭(あさひ)は照(て)る共(とも)曇(くも)るとも
446月(つき)は盈(み)つとも虧(か)くるとも
447仮令(たとへ)大地(だいち)は沈(しづ)むとも
448一旦(いつたん)改心(かいしん)した上(うへ)は
449身魂(みたま)の此(この)世(よ)にある限(かぎ)り
450天地(てんち)に誓(ちか)うて変(かは)らまじ
451此(この)高姫(たかひめ)の改心(かいしん)が
452一(いち)日(にち)遅(おく)れて居(を)つたなら
453此(この)船中(せんちう)でヨブさまに
454命(いのち)取(と)らるるとこだつた
455変性(へんじやう)男子(なんし)の筆先(ふでさき)に
456何(なに)よりかより改心(かいしん)が
457一番(いちばん)結構(けつこう)と云(い)うてある
458改心(かいしん)すれば其(その)日(ひ)から
459敵(てき)もなければ苦労(くらう)もない
460早(はや)く改心(かいしん)なされよと
461幾度(いくたび)となく書(か)いてある
462あゝ改心(かいしん)か改心(かいしん)か
463木(こ)の花姫(はなひめ)の御(お)言葉(ことば)で
464始(はじ)めて悟(さと)つた改心(かいしん)の
465誠(まこと)の味(あぢ)は此(この)通(とほ)り
466私(わたし)を仇(かたき)と狙(ねら)うたる
467カーリン島(たう)のヨブさまが
468打(う)つて変(かは)つて高姫(たかひめ)を
469師匠(ししやう)と仰(あふ)いで入信(にふしん)し
470無事(ぶじ)に此(この)場(ば)の治(をさ)まりし
471其(その)原因(げんいん)を尋(たづ)ぬれば
472ヤツパリ私(わたし)の改心(かいしん)ぢや
473改心(かいしん)入信(にふしん)一時(ひととき)に
474善(よ)い事(こと)計(ばか)りが降(ふ)つて来(き)た
475こんな嬉(うれ)しい事(こと)はない
476さはさり乍(なが)ら海中(かいちう)に
477陥(おちい)り玉(たま)ひし四人(よにん)連(づれ)
478思(おも)へば思(おも)へばいぢらしい
479せめては霊(みたま)を慰(なぐさ)めて
480朝(あさ)な夕(ゆふ)なに奉斎(ほうさい)し
481叮嚀(ていねい)にお給仕(きふじ)致(いた)しませう
482鷹依姫(たかよりひめ)や御(ご)一同(いちどう)
483広(ひろ)き心(こころ)に見直(みなほ)して
484私(わたし)の罪(つみ)を赦(ゆる)しませ
485あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
486神(かみ)の御前(みまへ)に慎(つつし)みて
487今日(けふ)の慶(よろこ)び永久(とこしへ)に
488感謝(かんしや)しまつり鷹依姫(たかよりひめ)の
489教(のり)の司(つかさ)や三(さん)人(にん)の
490冥福(めいふく)祈(いの)り奉(たてまつ)る
491あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
492御霊(みたま)幸(さち)はひましませよ』
493 斯(か)く歌(うた)ひ了(をは)りて、494莞爾(くわんじ)として座(ざ)に着(つ)いた。495船(ふね)は三日(みつか)三夜(みよ)さ海上(かいじやう)を逸走(いつそう)し、496漸(やうや)くゼムの港(みなと)に安着(あんちやく)した。497高姫(たかひめ)一行(いつかう)四(よ)人(にん)はここに上陸(じやうりく)し、498ゼムの町(まち)を二三(にさん)里(り)許(ばか)り隔(へだ)てたる天祥山(てんしやうざん)の大瀑布(だいばくふ)に御禊(みそぎ)をなすべく、499意気(いき)揚々(やうやう)として、500宣伝歌(せんでんか)を歌(うた)ひ乍(なが)ら山(やま)深(ふか)く進(すす)み入(い)りにける。501あゝ惟神(かむながら)霊(たま)幸倍(ちはへ)坐世(ませ)。
502(大正一一・八・一二 旧六・二〇 松村真澄録)
このページに誤字・脱字や表示乱れなどを見つけたら教えて下さい。
返信が必要な場合はメールでお送り下さい。【メールアドレス】
合言葉「みろく」を入力して下さい→