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霊界物語
海洋万里(第25~36巻)
第29巻(辰の巻)
序
総説
端書
第1篇 玉石混来
第1章 アリナの滝
第2章 懸橋御殿
第3章 白楊樹
第4章 野辺の訓戒
第2篇 石心放告
第5章 引懸戻し
第6章 玉の行衛
第7章 牛童丸
第8章 高姫慴伏
第9章 俄狂言
第10章 国治の国
第3篇 神鬼一転
第11章 日出姫
第12章 悔悟の幕
第13章 愛流川
第14章 カーリン丸
第15章 ヨブの入信
第16章 波の響
第4篇 海から山へ
第17章 途上の邂逅
第18章 天祥山
第19章 生霊の頼
第20章 道すがら
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第29巻(辰の巻)
> 第4篇 海から山へ > 第19章 生霊の頼
<<< 天祥山
(B)
(N)
道すがら >>>
第一九章
生霊
(
いきりやう
)
の
頼
(
たのみ
)
〔八四一〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第29巻 海洋万里 辰の巻
篇:
第4篇 海から山へ
よみ(新仮名遣い):
うみからやまへ
章:
第19章 生霊の頼
よみ(新仮名遣い):
いきりょうのたのみ
通し章番号:
841
口述日:
1922(大正11)年08月13日(旧06月21日)
口述場所:
筆録者:
松村真澄
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1923(大正12)年9月3日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
高姫は背負ってきた石像を下ろし、一行は滝に禊をなした。禊が終わると、石像の前に端座して幽斎の修行に入った。マールを神主とし、高姫が審神者になった。
マールは身体振動して飛び上がり、口を切った。そして鷹依姫だと名乗ると、これまで鷹依姫が玉を求めて世界をさまよった有様を語りだした。アリナの滝での所業から、櫟ケ原で改心した経緯を語り、石像を彫ってアルゼンチンの原野を渡って船に乗り、海中に落ちて神亀に助けられてゼムに上陸した有様をひととおり明かした。
そして、現在はアマゾン河を遡って玉の森に到達したが、そこで一行迷い苦しんでいる様を語り、高姫たちに助けを求めた。これより高姫はマールとボールに別れを告げ、鷹依姫らを救出するために向かったのであった。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
[×閉じる]
:
備考:
タグ:
ハンドの滝(大瀑布、白滝)
データ凡例:
データ最終更新日:
2022-01-07 20:09:50
OBC :
rm2919
愛善世界社版:
271頁
八幡書店版:
第5輯 564頁
修補版:
校定版:
281頁
普及版:
123頁
初版:
ページ備考:
001
名
(
な
)
に
負
(
お
)
ふ
大瀑布
(
だいばくふ
)
の
前
(
まへ
)
に
一行
(
いつかう
)
六
(
ろく
)
人
(
にん
)
は、
002
霧雨
(
きりあめ
)
を
冒
(
をか
)
して
進
(
すす
)
み
寄
(
よ
)
り、
003
高姫
(
たかひめ
)
は
背
(
せな
)
の
石像
(
いしざう
)
をおろし、
004
滝
(
たき
)
の
傍
(
かたはら
)
に
木
(
こ
)
の
葉
(
は
)
や
笹
(
ささ
)
で
箒
(
はうき
)
を
拵
(
こしら
)
へ、
005
掃
(
は
)
き
清
(
きよ
)
め、
006
滝壺
(
たきつぼ
)
に
曬
(
さら
)
された
小砂利
(
こじやり
)
を
各自
(
かくじ
)
に
手
(
て
)
にすくひ、
007
其
(
その
)
跡
(
あと
)
に
布
(
し
)
き
並
(
なら
)
べ、
008
石像
(
いしざう
)
を
安置
(
あんち
)
して、
009
あたりの
木
(
こ
)
の
実
(
み
)
を
むし
り、
010
之
(
こ
)
れを
供
(
そな
)
へ、
011
且
(
か
)
つ
槲
(
かしは
)
の
枝
(
えだ
)
を
玉串
(
たまぐし
)
として、
012
一々
(
いちいち
)
供
(
そな
)
へ、
013
天津
(
あまつ
)
祝詞
(
のりと
)
を
奏上
(
そうじやう
)
し
終
(
をは
)
つて、
014
滝壺
(
たきつぼ
)
に
身
(
み
)
を
躍
(
をど
)
らせ、
015
禊
(
みそぎ
)
を
修
(
しう
)
した。
016
禊
(
みそぎ
)
の
業
(
わざ
)
も
漸
(
やうや
)
く
終
(
をは
)
り、
017
再
(
ふたた
)
び
石像
(
いしざう
)
の
前
(
まへ
)
に
端坐
(
たんざ
)
して、
018
幽斎
(
いうさい
)
の
修業
(
しうげふ
)
に
差
(
さし
)
かかつた。
019
マールの
依頼
(
いらい
)
によつて、
020
彼
(
かれ
)
を
神主
(
かむぬし
)
となし、
021
美
(
うる
)
はしき
小砂
(
こすな
)
の
上
(
うへ
)
に
坐
(
ざ
)
せしめ、
022
高姫
(
たかひめ
)
は
自
(
みづか
)
ら
審神者
(
さには
)
の
役
(
やく
)
を
奉仕
(
ほうし
)
した。
023
ブラジル
国
(
こく
)
に
名
(
な
)
も
高
(
たか
)
き
024
雲
(
くも
)
を
圧
(
あつ
)
してそそり
立
(
た
)
つ
025
天祥山
(
てんしやうざん
)
より
落
(
お
)
ちかかる
026
幾千丈
(
いくせんぢやう
)
の
白滝
(
しらたき
)
に
027
高姫
(
たかひめ
)
一行
(
いつかう
)
六
(
ろく
)
人
(
にん
)
は
028
心
(
こころ
)
を
清
(
きよ
)
め
身
(
み
)
を
浄
(
きよ
)
め
029
禊
(
みそぎ
)
払
(
はら
)
へば
清涼
(
せいりやう
)
の
030
空気
(
くうき
)
はあたりに
充
(
み
)
ちわたり
031
常世
(
とこよ
)
の
春
(
はる
)
の
梅
(
うめ
)
の
花
(
はな
)
032
四辺
(
しへん
)
に
薫
(
かを
)
る
心地
(
ここち
)
して
033
幽斎
(
いうさい
)
修業
(
しうげふ
)
を
始
(
はじ
)
めける
034
高姫司
(
たかひめつかさ
)
を
審神者
(
さには
)
とし
035
マールを
砂庭
(
さには
)
に
端坐
(
たんざ
)
させ
036
いよいよ
神人
(
しんじん
)
感合
(
かんがふ
)
の
037
行事
(
げうじ
)
に
仕
(
つか
)
へ
奉
(
まつ
)
りける。
038
マールは
身体
(
しんたい
)
震動
(
しんどう
)
し
039
両手
(
りやうて
)
を
組
(
く
)
んだ
其
(
その
)
儘
(
まま
)
に
040
右
(
みぎ
)
に
左
(
ひだり
)
に
振
(
ふ
)
りまはし
041
両手
(
りやうて
)
を
上
(
あ
)
げ
下
(
さ
)
げなし
乍
(
なが
)
ら
042
ウンウンウンと
唸
(
うな
)
り
出
(
だ
)
す
043
獅子
(
しし
)
狼
(
おほかみ
)
か
野天狗
(
のてんぐ
)
か
044
金毛
(
きんまう
)
九尾
(
きうび
)
か
曲鬼
(
まがおに
)
か
045
但
(
ただし
)
野狐
(
のぎつね
)
野狸
(
のだぬき
)
か
046
姿勢
(
しせい
)
の
悪
(
わる
)
い
神憑
(
かむがか
)
り
047
此奴
(
こいつ
)
はチツと
怪
(
あや
)
しいと
048
団栗眼
(
どんぐりまなこ
)
を
剥
(
む
)
き
乍
(
なが
)
ら
049
歯並
(
はなみ
)
の
悪
(
わる
)
い
口
(
くち
)
あけて
050
高姫
(
たかひめ
)
さまがする
審神
(
さには
)
051
マールの
体
(
からだ
)
は
中天
(
ちうてん
)
に
052
高
(
たか
)
くあがりて
落
(
お
)
ち
来
(
きた
)
る
053
此
(
この
)
有様
(
ありさま
)
に
常彦
(
つねひこ
)
は
054
これこそ
的切
(
てきき
)
り
曲神
(
まがかみ
)
の
055
憑依
(
ひようい
)
したるに
違
(
ちがひ
)
ない
056
言向
(
ことむ
)
け
和
(
やは
)
し
神界
(
しんかい
)
の
057
誠
(
まこと
)
の
道
(
みち
)
を
諭
(
さと
)
さむと
058
高姫司
(
たかひめつかさ
)
の
側
(
そば
)
に
立
(
た
)
ち
059
双手
(
もろて
)
を
組
(
く
)
んで
鎮魂
(
ちんこん
)
の
060
姿勢
(
しせい
)
を
執
(
と
)
りつつ
神主
(
かむぬし
)
の
061
体
(
からだ
)
に
向
(
むか
)
つて
霊
(
れい
)
かける
062
漸
(
よ
)
う
漸
(
よ
)
うマールは
鎮静
(
ちんせい
)
し
063
汗
(
あせ
)
をタラタラ
流
(
なが
)
しつつ
064
口
(
くち
)
をへの
字
(
じ
)
に
相結
(
あひむす
)
び
065
口
(
くち
)
を
切
(
き
)
らむと
焦
(
あ
)
せれ
共
(
ども
)
066
容易
(
ようい
)
に
出
(
い
)
でぬ
言霊
(
ことたま
)
に
067
ワアワアワア
私
(
わたくし
)
は
068
アヽヽ
三五
(
あななひ
)
の
069
神
(
かみ
)
の
教
(
をしへ
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
070
タヽヽヽ
鷹依
(
たかより
)
の
071
姫
(
ひめ
)
の
命
(
みこと
)
やタタタ
072
竜国別
(
たつくにわけ
)
やテヽヽ
073
テーリスタンやカヽヽ
074
カーリンスの
一行
(
いつかう
)
と
075
クヽヽヽ
黒姫
(
くろひめ
)
が
076
黄金
(
こがね
)
の
玉
(
たま
)
を
紛失
(
ふんしつ
)
し
077
タヽヽヽ
高姫
(
たかひめ
)
に
078
メヽヽヽ
目
(
め
)
を
剥
(
む
)
かれ
079
スヽヽヽ
住
(
す
)
み
慣
(
な
)
れし
080
綾
(
あや
)
の
聖地
(
せいち
)
を
後
(
あと
)
にして
081
大海原
(
おほうなばら
)
を
打渡
(
うちわた
)
り
082
玉
(
たま
)
の
在処
(
ありか
)
を
探
(
さぐ
)
らむと
083
クヽヽヽ
黒姫
(
くろひめ
)
や
084
高山彦
(
たかやまひこ
)
の
夫婦
(
ふうふ
)
連
(
づ
)
れ
085
ワヽヽヽ
和田中
(
わだなか
)
の
086
竜宮島
(
りうぐうじま
)
に
行
(
ゆ
)
かしやつた
087
鷹依姫
(
たかよりひめ
)
は
三
(
さん
)
人
(
にん
)
の
088
神
(
かみ
)
の
司
(
つかさ
)
と
諸共
(
もろとも
)
に
089
タヽヽヽ
高砂
(
たかさご
)
の
090
秘密
(
ひみつ
)
の
島
(
しま
)
に
打渡
(
うちわた
)
り
091
黄金
(
こがね
)
の
玉
(
たま
)
を
探
(
さぐ
)
らむと
092
テルの
街道
(
かいだう
)
を
南進
(
なんしん
)
し
093
アヽヽヽ
足
(
あし
)
痛
(
いた
)
め
094
漸
(
やうや
)
く
茲
(
ここ
)
にターターター
095
蛸取村
(
たことりむら
)
に
安着
(
あんちやく
)
し
096
昔
(
むかし
)
の
昔
(
むかし
)
の
其
(
その
)
昔
(
むかし
)
097
日
(
ひ
)
の
出神
(
でのかみ
)
に
従
(
したが
)
ひて
098
三五教
(
あななひけう
)
の
御教
(
みをしへ
)
を
099
開
(
ひら
)
き
玉
(
たま
)
ひしサヽヽ
100
狭依
(
さより
)
の
彦
(
ひこ
)
の
旧蹟地
(
きうせきち
)
101
アリナの
滝
(
たき
)
に
身
(
み
)
を
打
(
う
)
たれ
102
鏡
(
かがみ
)
の
池
(
いけ
)
の
傍
(
かたはら
)
に
103
庵
(
いほり
)
を
結
(
むす
)
びタヽヽ
104
鷹依姫
(
たかよりひめ
)
は
岩窟
(
がんくつ
)
に
105
タヽヽヽ
竹筒
(
たけづつ
)
を
106
携
(
たづさ
)
へ
乍
(
なが
)
ら
忍
(
しの
)
び
入
(
い
)
り
107
月照彦
(
つきてるひこ
)
と
瞞着
(
まんちやく
)
し
108
タヽヽヽ
竹筒
(
たけづつ
)
を
109
ハヽヽヽ
歯
(
は
)
の
脱
(
ぬ
)
けた
110
口
(
くち
)
に
喰
(
く
)
はへてフーフーと
111
竹筒
(
たけづつ
)
通
(
とほ
)
して
作
(
つく
)
り
声
(
ごゑ
)
112
月照彦
(
つきてるひこの
)
大神
(
おほかみ
)
が
113
再
(
ふたた
)
び
茲
(
ここ
)
に
現
(
あら
)
はれて
114
高砂島
(
たかさごじま
)
の
人々
(
ひとびと
)
よ
115
福徳
(
ふくとく
)
寿命
(
じゆめう
)
が
欲
(
ほ
)
しければ
116
玉
(
たま
)
を
供
(
そな
)
へに
来
(
く
)
るがよい
117
必
(
かなら
)
ず
広
(
ひろ
)
き
神徳
(
しんとく
)
を
118
渡
(
わた
)
してやらうとテー、カーの
119
言触
(
ことふ
)
れ
神
(
がみ
)
を
遣
(
つか
)
はして
120
旭
(
あさひ
)
もテルやヒルの
国
(
くに
)
121
花
(
はな
)
咲
(
さ
)
き
匂
(
にほ
)
ふハルの
国
(
くに
)
122
出
(
い
)
で
行
(
ゆ
)
く
足
(
あし
)
もカルの
国
(
くに
)
123
宇都
(
うづ
)
の
国
(
くに
)
まで
跋渉
(
ばつせふ
)
し
124
鏡
(
かがみ
)
の
池
(
いけ
)
にダヽヽ
125
大事
(
だいじ
)
の
玉
(
たま
)
を
供
(
そな
)
へたら
126
キツと
御
(
お
)
神徳
(
かげ
)
が
有
(
あ
)
るぞやと
127
あちらこちらと
宣伝
(
せんでん
)
し
128
其
(
その
)
効
(
かう
)
空
(
むな
)
しからずして
129
数多
(
あまた
)
の
玉
(
たま
)
は
集
(
よ
)
り
来
(
きた
)
り
130
眼
(
まなこ
)
光
(
ひか
)
らし
一々
(
いちいち
)
に
131
尋
(
たづ
)
ねまはれど
肝腎
(
かんじん
)
の
132
黄金
(
こがね
)
の
玉
(
たま
)
は
現
(
あら
)
はれぬ
133
コヽヽヽこんな
事
(
こと
)
134
何時迄
(
いつまで
)
やつて
居
(
を
)
つたとて
135
肝腎要
(
かんじんかなめ
)
の
黄金
(
わうごん
)
の
136
珍
(
うづ
)
の
神宝
(
しんぱう
)
はデヽヽ
137
出
(
で
)
て
来
(
こ
)
ないとテ、カが
138
ブツブツ
小言
(
こごと
)
を
称
(
とな
)
へ
出
(
だ
)
す
139
竜国別
(
たつくにわけ
)
の
神司
(
かむづかさ
)
140
二人
(
ふたり
)
を
宥
(
なだ
)
めて
待
(
ま
)
て
暫
(
しば
)
し
141
これ
丈
(
だけ
)
沢山
(
たくさん
)
いろいろの
142
玉
(
たま
)
がやうやう
寄
(
よ
)
つて
来
(
く
)
る
143
肝腎要
(
かんじんかなめ
)
の
瑞宝
(
ずゐはう
)
は
144
キツと
一番
(
いちばん
)
後押
(
あとおさ
)
へ
145
モウ
暫
(
しばら
)
くの
辛抱
(
しんばう
)
と
146
宥
(
なだ
)
めすかしつ
待
(
ま
)
つ
間
(
うち
)
に
147
木
(
こ
)
の
間
(
ま
)
にひらめく
白旗
(
しらはた
)
に
148
オヽヽヽ
黄金
(
わうごん
)
の
149
玉献上
(
たまけんじやう
)
と
記
(
しる
)
しつつ
150
大勢
(
おほぜい
)
の
人数
(
にんず
)
に
送
(
おく
)
られて
151
御輿
(
みこし
)
をかつぎ
登
(
のぼ
)
り
来
(
く
)
る
152
之
(
これ
)
を
眺
(
なが
)
めたタヽヽ
153
鷹依姫
(
たかよりひめ
)
は
雀躍
(
こをどり
)
し
154
岩窟内
(
がんくつない
)
に
忍
(
しの
)
び
込
(
こ
)
み
155
様子
(
やうす
)
如何
(
いか
)
にと
窺
(
うかが
)
へば
156
テーナの
里
(
さと
)
の
酋長
(
しうちやう
)
が
157
玉
(
たま
)
の
御輿
(
みこし
)
をかつぎ
込
(
こ
)
み
158
池
(
いけ
)
の
畔
(
ほとり
)
の
石
(
いし
)
の
上
(
へ
)
に
159
按置
(
あんち
)
し
乍
(
なが
)
らタヽヽ
160
竜国別
(
たつくにわけ
)
に
打向
(
うちむか
)
ひ
161
私
(
わたし
)
が
宅
(
うち
)
の
重宝
(
ぢうほう
)
で
162
先祖
(
せんぞ
)
代々
(
だいだい
)
伝
(
つた
)
はりし
163
黄金
(
こがね
)
の
玉
(
たま
)
を
神
(
かみ
)
様
(
さま
)
に
164
献
(
たてまつ
)
らむと
夫婦
(
ふうふ
)
連
(
づ
)
れ
165
はるばる
詣
(
まう
)
でマヽヽ
166
参
(
まゐ
)
りましたカヽヽ
167
神主
(
かむぬし
)
様
(
さま
)
よ
一時
(
いつとき
)
も
168
早
(
はや
)
く
検
(
あらた
)
め
宝玉
(
ほうぎよく
)
を
169
受取
(
うけと
)
り
神
(
かみ
)
にオヽヽ
170
御
(
お
)
供
(
そな
)
へなさつて
下
(
くだ
)
されと
171
聞
(
き
)
いたる
時
(
とき
)
の
嬉
(
うれ
)
しさよ
172
テー、カー
二人
(
ふたり
)
は
宝玉
(
ほうぎよく
)
を
173
入
(
い
)
れたる
筥
(
はこ
)
を
手
(
て
)
に
捧
(
ささ
)
げ
174
余
(
あま
)
りの
事
(
こと
)
の
嬉
(
うれ
)
しさに
175
心
(
こころ
)
は
空
(
そら
)
に
足許
(
あしもと
)
は
176
真暗
(
まつくら
)
がりの
岩角
(
いはかど
)
に
177
躓
(
つまづ
)
き
倒
(
たふ
)
れてドンブリと
178
鏡
(
かがみ
)
の
池
(
いけ
)
に
墜落
(
つゐらく
)
し
179
ソヽヽヽ
其
(
その
)
機
(
はず
)
み
180
タヽヽヽ
玉筥
(
たまばこ
)
は
181
鷹依姫
(
たかよりひめ
)
が
隠
(
かく
)
れたる
182
岩窟内
(
がんくつない
)
の
足許
(
あしもと
)
に
183
折
(
をり
)
よく
飛
(
と
)
んで
来
(
き
)
た
故
(
ゆゑ
)
に
184
月照彦
(
つきてるひこの
)
神
(
かみ
)
さまに
185
化
(
ば
)
けてゐたのを
胴忘
(
どうわす
)
れ
186
思
(
おも
)
はず
外
(
そと
)
に
飛
(
と
)
び
出
(
だ
)
せば
187
竜国別
(
たつくにわけ
)
は
肝
(
きも
)
潰
(
つぶ
)
し
188
コレコレまうしお
母
(
か
)
アさま
189
今
(
いま
)
出
(
で
)
られては
仕様
(
しやう
)
がない
190
サツパリ
化
(
ばけ
)
が
現
(
あら
)
はれる
191
肝腎要
(
かんじんかなめ
)
の
性念場
(
しやうねんば
)
192
ヘヽヽヽ
拙劣
(
へた
)
なこと
193
してお
呉
(
く
)
れたと
口
(
くち
)
の
中
(
なか
)
194
囁
(
ささや
)
く
胸
(
むね
)
の
苦
(
くる
)
しさよ
195
正直
(
しやうぢき
)
一途
(
いちづ
)
の
酋長
(
しうちやう
)
は
196
幸
(
さひは
)
ひタヽヽヽ
鷹依
(
たかより
)
の
197
姫
(
ひめ
)
の
姿
(
すがた
)
を
生神
(
いきがみ
)
と
198
一
(
いち
)
も
二
(
に
)
もなく
信頼
(
しんらい
)
し
199
玉
(
たま
)
を
渡
(
わた
)
して
呉
(
く
)
れた
故
(
ゆゑ
)
200
カヽヽヽヽ
神
(
かみ
)
様
(
さま
)
に
201
対
(
たい
)
して
誠
(
まこと
)
に
済
(
す
)
まないが
202
生神
(
いきがみ
)
様
(
さま
)
の
気取
(
きど
)
りにて
203
酋長
(
しうちやう
)
夫婦
(
ふうふ
)
に
打向
(
うちむか
)
ひ
204
お
前
(
まへ
)
の
身魂
(
みたま
)
は
清
(
きよ
)
けれど
205
モ
少
(
すこ
)
し
垢
(
あか
)
が
残
(
のこ
)
つてる
206
一日
(
いちにち
)
一夜
(
いちや
)
滝水
(
たきみづ
)
に
207
体
(
からだ
)
を
浄
(
きよ
)
めて
来
(
く
)
るがよい
208
さうしておいて
酋長
(
しうちやう
)
が
209
アリナの
滝
(
たき
)
へ
往
(
い
)
た
後
(
あと
)
で
210
瑪瑙
(
めなう
)
の
玉
(
たま
)
を
取出
(
とりいだ
)
し
211
黄金
(
こがね
)
の
玉
(
たま
)
とすりかへて
212
悪
(
わる
)
い
事
(
こと
)
とは
知
(
し
)
り
乍
(
なが
)
ら
213
三千
(
さんぜん
)
世界
(
せかい
)
の
人々
(
ひとびと
)
を
214
助
(
たす
)
ける
為
(
ため
)
の
御
(
ご
)
神宝
(
しんぱう
)
215
タヽヽヽ
大功
(
たいこう
)
は
216
小々
(
せうせう
)
々々
(
せうせう
)
小瑾
(
せうきん
)
を
217
顧
(
かへり
)
みずと
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
も
218
あるではないかと
一行
(
いつかう
)
が
219
黄金
(
こがね
)
の
玉
(
たま
)
を
引掴
(
ひつつか
)
み
220
錦
(
にしき
)
の
袋
(
ふくろ
)
に
納
(
をさ
)
めつつ
221
アリナの
峰
(
みね
)
を
打渡
(
うちわた
)
り
222
アルゼンチンの
大原野
(
おほげんや
)
223
ポプラ
繁
(
しげ
)
れる
木
(
き
)
の
蔭
(
かげ
)
に
224
一夜
(
いちや
)
を
明
(
あ
)
かし
待
(
ま
)
つ
中
(
うち
)
に
225
レコード
破
(
やぶ
)
りの
風
(
かぜ
)
が
吹
(
ふ
)
き
226
テーリスタンも
宝玉
(
ほうぎよく
)
も
227
中空
(
ちうくう
)
高
(
たか
)
く
舞
(
ま
)
ひ
上
(
あが
)
り
228
玉
(
たま
)
は
梢
(
こずゑ
)
にブラ
下
(
さ
)
がり
229
テーリスタンは
逆様
(
さかさま
)
に
230
唸
(
うな
)
りを
立
(
た
)
てて
落来
(
おちきた
)
り
231
人事
(
じんじ
)
不省
(
ふせい
)
の
為態
(
ていたらく
)
232
カヽヽヽカーリンス
233
竜国別
(
たつくにわけ
)
も
木
(
き
)
の
下
(
もと
)
に
234
進
(
すす
)
み
寄
(
よ
)
るよと
見
(
み
)
る
中
(
うち
)
に
235
ウンと
一声
(
ひとこゑ
)
顛倒
(
てんたう
)
し
236
人事
(
じんじ
)
不省
(
ふせい
)
となりにける
237
鷹依姫
(
たかよりひめ
)
は
唯一人
(
ただひとり
)
238
三人
(
みたり
)
の
男
(
をとこ
)
の
介抱
(
かいほう
)
を
239
致
(
いた
)
せば
漸
(
やうや
)
く
息
(
いき
)
を
吹
(
ふ
)
く
240
草
(
くさ
)
の
庵
(
いほり
)
を
結
(
むす
)
びつつ
241
ポプラの
幹
(
みき
)
を
包
(
つつ
)
みたる
242
蜈蚣
(
むかで
)
や
蛇
(
へび
)
の
厭
(
いや
)
らしき
243
影
(
かげ
)
消
(
き
)
ゆる
迄
(
まで
)
根比
(
こんくら
)
べ
244
自然
(
しぜん
)
に
玉
(
たま
)
の
落
(
お
)
つる
迄
(
まで
)
245
待
(
ま
)
つて
居
(
を
)
ろかと
言
(
い
)
ひ
乍
(
なが
)
ら
246
草
(
くさ
)
の
庵
(
いほり
)
に
立入
(
たちい
)
りて
247
一夜
(
ひとよ
)
を
明
(
あ
)
かす
折柄
(
をりから
)
に
248
ケラケラケラと
笑
(
わら
)
ひ
声
(
ごゑ
)
249
妖怪
(
ようくわい
)
変化
(
へんげ
)
と
驚
(
おどろ
)
いて
250
三人
(
みたり
)
の
男
(
をとこ
)
は
泡
(
あわ
)
を
吹
(
ふ
)
き
251
慄
(
ふる
)
ひ
居
(
ゐ
)
るこそ
可笑
(
をか
)
しけれ
252
鷹依姫
(
たかよりひめ
)
は
立出
(
たちい
)
でて
253
怪
(
あや
)
しき
声
(
こゑ
)
に
打向
(
うちむか
)
ひ
254
談判
(
だんぱん
)
すれば
此
(
こ
)
は
如何
(
いか
)
に
255
尊
(
たふと
)
き
神
(
かみ
)
の
現
(
あら
)
はれて
256
執着心
(
しふちやくしん
)
をサヽヽ
257
サツパリ
放
(
ほ
)
かせと
諭
(
さと
)
さるる
258
鷹依姫
(
たかよりひめ
)
も
我
(
が
)
を
折
(
を
)
つて
259
生
(
うま
)
れ
赤児
(
あかご
)
と
成
(
な
)
り
変
(
かは
)
り
260
罪
(
つみ
)
亡
(
ほろ
)
ぼしに
四方
(
よも
)
の
国
(
くに
)
261
誠
(
まこと
)
の
道
(
みち
)
を
開
(
ひら
)
かむと
262
櫟
(
くぬぎ
)
ケ
原
(
はら
)
の
草
(
くさ
)
を
分
(
わ
)
け
263
苺
(
いちご
)
に
喉
(
のど
)
をうるほせつ
264
玉
(
たま
)
の
湖水
(
こすゐ
)
の
傍
(
かたはら
)
に
265
繁
(
しげ
)
れる
椰子樹
(
やしじゆ
)
の
雨宿
(
あまやど
)
り
266
神
(
かみ
)
に
任
(
まか
)
せし
此
(
この
)
体
(
からだ
)
267
何時
(
いつ
)
か
如何
(
いか
)
なる
災
(
わざはひ
)
の
268
迫
(
せま
)
り
来
(
く
)
るやも
計
(
はか
)
られず
269
記念
(
きねん
)
の
為
(
ため
)
に
一行
(
いつかう
)
の
270
姿
(
すがた
)
を
刻
(
きざ
)
みおかうかと
271
竜国別
(
たつくにわけ
)
が
心
(
こころ
)
をば
272
こめて
作
(
つく
)
りし
石
(
いし
)
の
像
(
ざう
)
273
後
(
あと
)
に
残
(
のこ
)
してアル
湊
(
みなと
)
274
四
(
よ
)
人
(
にん
)
は
此処
(
ここ
)
に
船
(
ふね
)
に
乗
(
の
)
り
275
北
(
きた
)
へ
北
(
きた
)
へと
進
(
すす
)
む
折
(
をり
)
276
吾
(
わ
)
れは
誤
(
あやま
)
り
海中
(
かいちう
)
に
277
陥
(
おちい
)
り
水底
(
みなそこ
)
フヽヽヽ
278
深
(
ふか
)
く
沈
(
しづ
)
みてありけるが
279
竜国別
(
たつくにわけ
)
は
吾
(
わが
)
母
(
はは
)
の
280
危難
(
きなん
)
を
救
(
すく
)
ひ
助
(
たす
)
けむと
281
身
(
み
)
を
躍
(
をど
)
らして
飛込
(
とびこ
)
みぬ
282
続
(
つづ
)
いてテー、カー
両人
(
りやうにん
)
も
283
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
親子
(
おやこ
)
を
助
(
たす
)
けむと
284
飛込
(
とびこ
)
みたるぞ
健気
(
けなげ
)
なれ
285
大道別
(
おほみちわけ
)
の
分霊
(
わけみたま
)
286
琴平別
(
ことひらわけ
)
の
亀
(
かめ
)
の
背
(
せ
)
に
287
四
(
よ
)
人
(
にん
)
は
無事
(
ぶじ
)
に
助
(
たす
)
けられ
288
波
(
なみ
)
に
泛
(
うか
)
びてやうやうに
289
ゼムの
湊
(
みなと
)
に
送
(
おく
)
られて
290
茲
(
ここ
)
に
四
(
よ
)
人
(
にん
)
は
天祥
(
てんしやう
)
の
291
山
(
やま
)
にかかれる
大滝
(
おほたき
)
に
292
心
(
こころ
)
の
垢
(
あか
)
を
浄
(
きよ
)
めむと
293
進
(
すす
)
みよる
折
(
をり
)
マール、ボール
294
二人
(
ふたり
)
の
男
(
をとこ
)
が
怪獣
(
くわいじう
)
に
295
悩
(
なや
)
まされむとする
所
(
ところ
)
296
天津
(
あまつ
)
祝詞
(
のりと
)
を
奏上
(
そうじやう
)
し
297
危
(
あやふ
)
き
所
(
ところ
)
を
救
(
すく
)
ひやり
298
それより
山河
(
やまかは
)
伝
(
つた
)
ひつつ
299
チンの
湊
(
みなと
)
に
安着
(
あんちやく
)
し
300
船
(
ふね
)
を
造
(
つく
)
りて
真帆
(
まほ
)
をあげ
301
アマゾン
川
(
がは
)
を
溯
(
さかのぼ
)
り
302
広袤
(
くわうぼう
)
千
(
せん
)
里
(
り
)
の
玉
(
たま
)
の
森
(
もり
)
303
モールバンドを
言霊
(
ことたま
)
の
304
力
(
ちから
)
に
言向
(
ことむ
)
け
和
(
やは
)
さむと
305
四
(
よ
)
人
(
にん
)
はやうやう
森
(
もり
)
の
中
(
なか
)
306
探
(
さぐ
)
り
探
(
さぐ
)
りて
奥深
(
おくふか
)
く
307
今
(
いま
)
は
迷
(
まよ
)
ひの
最中
(
さいちう
)
ぞ
308
タヽヽヽ
高姫
(
たかひめ
)
よ
309
一
(
いち
)
時
(
じ
)
も
早
(
はや
)
く
玉
(
たま
)
の
森
(
もり
)
310
現
(
あら
)
はれまして
吾々
(
われわれ
)
が
311
コヽヽヽ
此
(
この
)
度
(
たび
)
の
312
神業
(
しぐみ
)
を
助
(
たす
)
け
玉
(
たま
)
へかし
313
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
314
神
(
かみ
)
の
御霊
(
みたま
)
の
幸
(
さち
)
はひて
315
マールの
身魂
(
みたま
)
に
神懸
(
かむがか
)
り
316
鷹依姫
(
たかよりひめ
)
の
生霊
(
いくみたま
)
317
ここに
現
(
あら
)
はれ
願
(
ね
)
ぎまつる
318
ウンウンウンと
飛
(
と
)
びあがり
319
跳
(
は
)
ねまはりつつ
元
(
もと
)
の
如
(
ごと
)
320
マールは
正気
(
しやうき
)
に
復
(
ふく
)
しけり。
321
これより
高姫
(
たかひめ
)
はマール、
322
ボールに
暇
(
いとま
)
を
告
(
つ
)
げ、
323
天祥山
(
てんしやうざん
)
の
麓
(
ふもと
)
を
巡
(
めぐ
)
り、
324
夜
(
よ
)
を
日
(
ひ
)
に
継
(
つ
)
いでチンの
湊
(
みなと
)
に
出
(
い
)
で、
325
それより
船
(
ふね
)
を
求
(
もと
)
めて
鷹依姫
(
たかよりひめ
)
の
迷
(
まよ
)
ひ
苦
(
くるし
)
む
玉
(
たま
)
の
森
(
もり
)
に
四
(
よ
)
人
(
にん
)
を
救
(
すく
)
ひ
出
(
いだ
)
すべく
進
(
すす
)
み
行
(
ゆ
)
く。
326
惟神
(
かむながら
)
霊
(
たま
)
幸倍
(
ちはへ
)
坐世
(
ませ
)
。
327
(
大正一一・八・一三
旧六・二一
松村真澄
録)
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