霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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(じよ)

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第59巻 真善美愛 戌の巻 篇:前付 よみ(新仮名遣い):
章: よみ(新仮名遣い):じょ 通し章番号:
口述日:1923(大正12)年04月01日(旧02月16日) 口述場所:皆生温泉 浜屋 筆録者:松村真澄 校正日: 校正場所: 初版発行日:1925(大正14)年7月8日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
その昔、八岐大蛇が憑依した大黒主は、印度の国ハルナの都で暴威を奮って天下を体主霊従的に混乱させていた。
神素盞嗚大神が数多の宣伝使を派遣して言向け和そうとしたとき、大黒主は風を喰らって印度の都を逃れ、九十五種の外道を引率して遠く海を渡り、自転倒島の大山に姿を隠した。
大黒主は暴風雨を起こし妖邪の気を放射して人畜を苦しめた。大神は自ら数多の天使や宣伝使を率いてこの地に来たり、天下の災害を除いた。
神素盞嗚大神は天の叢雲の剣を得てこれを高天原にまします天照大御神に奉り、清浄無垢の大精神を大神ならびに天神地祇八百万の神および天下万民の前に顕し給いし由緒深い神山である。
その大山を朝夕うちながめ、ノアの方舟に見立てた口述台に横たわりつつ、四月一日から三日の正午にかけて、真善美愛戌の巻を編著し終わった。
白砂青松の海岸を四五の信徒とともに逍遥しつつ松露の玉を拾い拾いホテルの二階に帰り、大山の霊峯と差向って互いに黙々とにらみ合いつつしたため終わる。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2020-05-22 16:56:50 OBC :rm590001
愛善世界社版:前付 1頁 八幡書店版:第10輯 483頁 修補版: 校定版:前付 1頁 普及版: 初版: ページ備考:
001 天気(てんき)清朗(せいらう)一点(いつてん)(そら)には雲影(うんえい)()御校正本・愛世版では「一点の空には雲影も無く」だが、校定版では「空には一点の雲影もなく」に直してある。002日本(にほん)最初(さいしよ)山嶺(さんれい)(とな)へられたる伯耆(はうき)大山(だいせん)は、003白雪(はくせつ)頭巾(づきん)(いただ)高麗山(からやま)(あつ)して(そび)()ち、004(かむ)素盞嗚(すさのをの)大神(おほかみ)005八岐(やまた)大蛇(をろち)憑依(ひようい)せる印度(ツキ)(くに)ハルナの(みやこ)暴威(ばうゐ)(ふる)ひて、006天下(てんか)体主(たいしゆ)霊従(れいじう)(てき)混乱(こんらん)せしめつつありしその曲業(まがわざ)悔悟(くわいご)せしめ、007地上(ちじやう)天国(てんごく)建設(けんせつ)せむと、008数多(あまた)三五教(あななひけう)宣伝使(せんでんし)派遣(はけん)009(いづ)言霊(ことたま)(もつ)言向和(ことむけやは)さむと()たまひし(とき)010大黒主(おほくろぬし)(かぜ)(くら)つて印度(ツキ)(みやこ)九十五(くじふご)(しゆ)外道(げだう)引率(いんそつ)し、011(とほ)(うみ)(わた)りて淤能碁呂(おのころ)(じま)(かなめ)なるこの大山(だいせん)姿(すがた)(かく)し、012暴風雨(ばうふうう)(おこ)妖邪(えうじや)()放射(はうしや)して人畜(じんちく)(くる)しめたるを、013大神(おほかみ)(みづか)数多(あまた)天使(てんし)宣伝使(せんでんし)(ひき)ゐて(やす)(きた)りまし、014天下(てんか)災害(さいがい)(のぞ)き、015(あめ)叢雲(むらくも)(つるぎ)()016(これ)高天原(たかあまはら)()します天照(あまてらす)大御神(おほみかみ)(たてまつ)り、017清浄(せいじやう)無垢(むく)大精神(だいせいしん)018大神(おほかみ)(ならび)天神(てんじん)地祇(ちぎ)八百万(やほよろづの)(かみ)(およ)天下(てんか)万民(ばんみん)(まへ)(あら)はし(たま)ひし019霊界(れいかい)物語(ものがたり)()つて(もつと)由緒(ゆいしよ)(ふか)神山(しんざん)朝夕(てうせき)()ちながめ、020ノアの方舟(はこぶね)なす口述台(こうじゆつだい)(よこた)はりつつ、021()(ぐわつ)一日(いちじつ)より本日(ほんじつ)正午(しやうご)にかけ、022真善(しんぜん)美愛(びあい)(いぬ)(まき)五十九(ごじふく)(くわん))を編著(へんちよ)(をは)りたり。
023 白砂(はくしや)青松(せいしよう)海岸(かいがん)四五(しご)信徒(しんと)(とも)逍遥(せうえう)しつつ、024松露(しようろ)(たま)(ひろ)(ひろ)ひホテルの二階(にかい)(かへ)り、025大山(だいせん)霊峯(れいほう)差向(さしむか)026(たがひ)黙々(もくもく)として(にら)()ひつつ(したた)(をは)りぬ。
027   大正十二年四月三日
0271      於皆生(かいけ)温泉
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