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霊界物語
真善美愛(第49~60巻)
第59巻(戌の巻)
序
総説歌
第1篇 毀誉の雲翳
第1章 逆艪
第2章 歌垣
第3章 蜜議
第4章 陰使
第5章 有升
第2篇 厄気悋々
第6章 雲隠
第7章 焚付
第8章 暗傷
第9章 暗内
第10章 変金
第11章 黒白
第12章 狐穴
第3篇 地底の歓声
第13章 案知
第14章 舗照
第15章 和歌意
第16章 開窟
第17章 倉明
第4篇 六根猩々
第18章 手苦番
第19章 猩々舟
第20章 海竜王
第21章 客々舟
第22章 五葉松
第23章 鳩首
第24章 隆光
第25章 歓呼
余白歌
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第59巻(戌の巻)
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<<< 五葉松
(B)
(N)
隆光 >>>
第二三章
鳩首
(
きうしゆ
)
〔一五二三〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第59巻 真善美愛 戌の巻
篇:
第4篇 六根猩々
よみ(新仮名遣い):
ろっこんしょうじょう
章:
第23章 鳩首
よみ(新仮名遣い):
きゅうしゅ
通し章番号:
1523
口述日:
1923(大正12)年04月03日(旧02月18日)
口述場所:
皆生温泉 浜屋
筆録者:
松村真澄
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1925(大正14)年7月8日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
舟の隅ではヤッコスとサボールが、自分たちは三五教の奴らにやっつけられてしまうのではないかと疑っている。ハールは取りこし苦労はせずに大自在天様を祈願しろと二人を諭す。
サボールはともかく、宣伝使を油断させて酒に酔わせようと、伊太彦を褒めたたえ自分たちの命を助けてくれるよう歌を歌った。
伊太彦は、バラモンの三人が自分を疑っていることを悟り、安堵させる歌を返した。ヤッコスとサボールもそれを聞いてやや安心したことを歌に歌った。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
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:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
rm5923
愛善世界社版:
289頁
八幡書店版:
第10輯 585頁
修補版:
校定版:
306頁
普及版:
初版:
ページ備考:
001
ヤッコス、
002
ハール、
003
サボールの
三
(
さん
)
人
(
にん
)
は、
004
伊太彦
(
いたひこ
)
丸
(
まる
)
の
片隅
(
かたすみ
)
に
小
(
ちひ
)
さくなつて
不安
(
ふあん
)
の
面
(
つら
)
をさらし
乍
(
なが
)
ら、
005
コソコソ
密談
(
みつだん
)
をやつてゐる。
006
ヤッコス『オイ
両人
(
りやうにん
)
、
007
此奴
(
こいつ
)
アちと
怪
(
あや
)
しいぞ。
008
俺
(
おれ
)
達
(
たち
)
を
置去
(
おきざり
)
にして
行
(
ゆ
)
きやがつた
宣伝使
(
せんでんし
)
の
片
(
かた
)
われ
伊太彦
(
いたひこ
)
が
大将
(
たいしやう
)
になつて、
009
これ
丈
(
だけ
)
沢山
(
たくさん
)
の
船
(
ふね
)
を
拵
(
こしら
)
へ、
010
猩々
(
しやうじやう
)
の
一族
(
いちぞく
)
を
引率
(
ひきつ
)
れ
帰
(
かへ
)
るに
就
(
つ
)
いては
011
何
(
なに
)
か
深
(
ふか
)
い
企
(
たく
)
みがあるに
違
(
ちが
)
ひない。
012
猩々
(
しやうじやう
)
の
前
(
まへ
)
で、
013
俺
(
おれ
)
等
(
たち
)
を
一
(
ひと
)
つ
掻
(
か
)
きむしる
真似
(
まね
)
でもせうものなら、
014
あれ
丈
(
だけ
)
の
猩々
(
しやうじやう
)
が
一所
(
ひととこ
)
へ
固
(
かた
)
まつて
来
(
き
)
て、
015
真似
(
まね
)
の
上手
(
じやうず
)
な
奴
(
やつ
)
だから、
0151
掻
(
か
)
きむしり、
016
結局
(
しまい
)
にや
一
(
ひと
)
つよりない
命
(
いのち
)
まで
取
(
と
)
つて
了
(
しま
)
ふかも
分
(
わか
)
らぬぢやないか。
017
之
(
これ
)
を
思
(
おも
)
へば
俺
(
おれ
)
はモウ
酒
(
さけ
)
を
呑
(
の
)
む
気
(
き
)
にもなれない、
018
汝
(
きさま
)
等
(
ら
)
どう
思
(
おも
)
ふか』
019
ハール『ナアニ、
020
三五教
(
あななひけう
)
は
無抵抗
(
むていかう
)
主義
(
しゆぎ
)
、
021
博愛
(
はくあい
)
主義
(
しゆぎ
)
だと
聞
(
き
)
いてるから、
022
俺
(
おれ
)
達
(
たち
)
三
(
さん
)
人
(
にん
)
位
(
ぐらゐ
)
殺
(
ころ
)
した
所
(
ところ
)
で、
023
世界
(
せかい
)
の
米
(
こめ
)
が
安
(
やす
)
うなるといふ
訳
(
わけ
)
もなし、
024
悪魔
(
あくま
)
が
根絶
(
こんぜつ
)
するといふ
道理
(
だうり
)
もないから、
025
滅多
(
めつた
)
にそんなこたア
致
(
いた
)
すまい。
026
マア
安心
(
あんしん
)
したが
宜
(
よ
)
からうぞ。
027
俺
(
おれ
)
は
何
(
なん
)
だか
助
(
たす
)
けてくれるやうな
気
(
き
)
がするのだ』
028
サボール『イヤ、
029
さう
安心
(
あんしん
)
も
出来
(
でき
)
まい。
030
どつかの
磯端
(
いそばた
)
へ
伴
(
つ
)
れて
行
(
い
)
つて
猿攻
(
さるぜめ
)
に
会
(
あ
)
はす
積
(
つもり
)
だらう。
031
三五教
(
あななひけう
)
といふ
奴
(
やつ
)
ア、
032
ズルイから、
033
自分
(
じぶん
)
が
手
(
て
)
を
下
(
くだ
)
して
人
(
ひと
)
を
殺
(
ころ
)
せば
天則
(
てんそく
)
違反
(
ゐはん
)
になるのを
虞
(
おそれ
)
て、
034
猿公
(
えてこう
)
の
手
(
て
)
をかり、
035
俺
(
おれ
)
達
(
たち
)
三
(
さん
)
人
(
にん
)
をバラモンとやる
積
(
つもり
)
だらう。
036
一層
(
いつそう
)
の
事
(
こと
)
、
037
今
(
いま
)
の
内
(
うち
)
に
先
(
さき
)
んずれば
人
(
ひと
)
を
制
(
せい
)
すだ。
038
伊太彦
(
いたひこ
)
の
素
(
そ
)
ツ
首
(
くび
)
を
捻
(
ね
)
ぢ
切
(
き
)
つてやらうでないか。
039
さうすれば
猿
(
さる
)
の
奴
(
やつ
)
真似
(
まね
)
しやがつて、
040
どの
船
(
ふね
)
も
此
(
この
)
船
(
ふね
)
も
船頭
(
せんどう
)
の
首
(
くび
)
を
捻
(
ね
)
ぢ
切
(
き
)
るだらう。
041
猩々
(
しやうじやう
)
は
何
(
なん
)
と
云
(
い
)
つても
俺
(
おれ
)
達
(
たち
)
と
仮令
(
たとへ
)
三日
(
みつか
)
でも
同棲
(
どうせい
)
して
居
(
ゐ
)
た
馴染
(
なじみ
)
もある。
042
又
(
また
)
大蛇
(
をろち
)
に
呑
(
の
)
まれかけた
時
(
とき
)
に
応援
(
おうゑん
)
もやつたし、
043
恩
(
おん
)
を
知
(
し
)
つてる
獣
(
けだもの
)
だから、
044
俺
(
おれ
)
達
(
たち
)
の
危難
(
きなん
)
を
見
(
み
)
て
救
(
すく
)
はぬといふ
道理
(
だうり
)
がない。
045
併
(
しか
)
し
猿
(
さる
)
といふ
奴
(
やつ
)
、
046
先
(
さき
)
にやつた
者
(
もの
)
の
真似
(
まね
)
をするのだから、
047
遅
(
おく
)
れた
方
(
はう
)
が
敗
(
まけ
)
だ、
048
一
(
ひと
)
つ
決行
(
けつかう
)
せうぢやないか』
049
ヤッコス『まてまて、
050
伊太彦
(
いたひこ
)
一人
(
ひとり
)
ぢやない、
051
此
(
この
)
船
(
ふね
)
にはアンチーといふ
力強
(
ちからづよ
)
が
乗
(
の
)
つてゐるから、
052
ウツカリ
手出
(
てだ
)
しをせうものなら、
053
それこそ
窮鼠
(
きうそ
)
却
(
かへつ
)
て
猫
(
ねこ
)
を
咬
(
か
)
むやうな
破目
(
はめ
)
になるかも
知
(
し
)
れぬ。
054
何
(
なん
)
とかかとか
云
(
い
)
つて、
055
沢山
(
どつさり
)
酒
(
さけ
)
を
呑
(
の
)
ませ
機嫌
(
きげん
)
を
取
(
と
)
つて
酔
(
よ
)
ひ
潰
(
つぶ
)
し、
056
寝鳥
(
ねどり
)
の
首
(
くび
)
を
締
(
し
)
めるやうに
甘
(
うま
)
くそこはやらかそぢやないか』
057
ハール『お
前
(
まへ
)
達
(
たち
)
両人
(
りやうにん
)
はどこ
迄
(
まで
)
も
人
(
ひと
)
を
疑
(
うたが
)
ふのか。
058
疑心
(
ぎしん
)
暗鬼
(
あんき
)
といつて、
059
自分
(
じぶん
)
の
心
(
こころ
)
の
鬼
(
おに
)
が
自分
(
じぶん
)
を
責
(
せ
)
めるのだ。
060
何程
(
なにほど
)
三五教
(
あななひけう
)
の
魔法使
(
まはふづかひ
)
だとて、
061
おとなしい
者
(
もの
)
を
苦
(
くる
)
しめるこたア
出来
(
でき
)
ぬからのう。
062
マアそんな
取越
(
とりこし
)
苦労
(
くらう
)
をするよりも
063
大自在天
(
だいじざいてん
)
様
(
さま
)
を
御
(
ご
)
祈願
(
きぐわん
)
した
方
(
はう
)
が
安全
(
あんぜん
)
かも
知
(
し
)
れぬぞ』
064
ヤッコス『あ、
065
兎
(
と
)
も
角
(
かく
)
俺
(
おれ
)
は
険難
(
けんのん
)
で
堪
(
たま
)
らない。
066
併
(
しか
)
し
乍
(
なが
)
らサボールの
言
(
い
)
つた
通
(
とほ
)
り、
067
一方
(
いつぱう
)
は
神力
(
しんりき
)
無双
(
むさう
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
、
068
一方
(
いつぱう
)
は
力強
(
ちからづよ
)
だから、
069
先
(
ま
)
づ
甘
(
うま
)
く
機嫌
(
きげん
)
を
取
(
と
)
り
酒
(
さけ
)
に
酔
(
よ
)
ひつぶし、
070
其
(
その
)
上
(
うへ
)
決行
(
けつかう
)
しよう。
071
それが
最良
(
さいりやう
)
の
手段
(
しゆだん
)
方法
(
はうはふ
)
だ。
072
オイ、
073
サボール、
074
汝
(
きさま
)
常
(
つね
)
から
声自慢
(
こゑじまん
)
だから、
075
一
(
ひと
)
つ
慄
(
ふる
)
ひつくやうな
美声
(
びせい
)
を
出
(
だ
)
して
唄
(
うた
)
つてみよ。
076
さうすりやキツと
伊太彦
(
いたひこ
)
が
気
(
き
)
を
許
(
ゆる
)
すに
違
(
ちが
)
ひない』
077
サボールは
首
(
くび
)
を
三
(
み
)
つ
四
(
よ
)
つ
縦
(
たて
)
にしやくり
乍
(
なが
)
ら、
078
細
(
ほそ
)
い
涼
(
すず
)
しい
声
(
こゑ
)
で、
079
船
(
ふね
)
の
隅
(
すみ
)
の
方
(
はう
)
から
唄
(
うた
)
ひ
出
(
だ
)
したり。
080
『
三千
(
さんぜん
)
世界
(
せかい
)
の
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
に
081
尊
(
たふと
)
いものが
四
(
よつ
)
つある
082
第一番
(
だいいちばん
)
に
尊
(
たふと
)
きは
083
豊栄
(
とよさか
)
昇
(
のぼ
)
るお
日
(
ひ
)
イ
様
(
さま
)
084
次
(
つぎ
)
には
夜
(
よる
)
を
守
(
まも
)
ります
085
円満
(
ゑんまん
)
清朗
(
せいらう
)
のお
月様
(
つきさま
)
086
大地
(
だいち
)
を
造
(
つく
)
り
固
(
かた
)
めたる
087
三五教
(
あななひけう
)
の
守
(
まも
)
り
神
(
がみ
)
088
大国常立
(
おほくにとこたち
)
大御神
(
おほみかみ
)
089
此
(
この
)
神
(
かみ
)
様
(
さま
)
の
御恵
(
みめぐみ
)
で
090
梵天
(
ぼんてん
)
帝釈
(
たいしやく
)
自在天
(
じざいてん
)
091
大国彦
(
おほくにひこ
)
の
神
(
かみ
)
様
(
さま
)
も
092
此
(
この
)
世
(
よ
)
に
生
(
い
)
きて
厶
(
ござ
)
るのだ
093
モ
一
(
ひと
)
つ
尊
(
たふと
)
い
御
(
おん
)
方
(
かた
)
は
094
三五教
(
あななひけう
)
で
名
(
な
)
も
高
(
たか
)
き
095
此
(
この
)
船
(
ふね
)
守
(
まも
)
る
伊太彦
(
いたひこ
)
司
(
つかさ
)
096
こんな
尊
(
たふと
)
い
御
(
おん
)
方
(
かた
)
と
097
一
(
ひと
)
つの
船
(
ふね
)
に
乗
(
の
)
せられて
098
鏡
(
かがみ
)
のやうな
海原
(
うなばら
)
を
099
帰
(
かへ
)
つて
行
(
ゆ
)
く
身
(
み
)
は
有難
(
ありがた
)
い
100
至仁
(
しじん
)
至愛
(
しあい
)
の
神
(
かみ
)
様
(
さま
)
は
101
禽獣
(
きんじう
)
虫魚
(
ちうぎよ
)
の
隔
(
へだ
)
てなく
102
皆
(
みな
)
夫
(
そ
)
れ
夫
(
ぞ
)
れに
生命
(
せいめい
)
を
103
一
(
いち
)
日
(
にち
)
なりと
永
(
なが
)
かれと
104
守
(
まも
)
らせ
玉
(
たま
)
ふぞ
有難
(
ありがた
)
き
105
まして
天地
(
てんち
)
の
神
(
かみ
)
様
(
さま
)
の
106
大経綸
(
だいけいりん
)
に
仕
(
つか
)
ふべき
107
神
(
かみ
)
の
鎮
(
しづ
)
まる
生宮
(
いきみや
)
を
108
憐
(
あは
)
れみ
玉
(
たま
)
はぬ
事
(
こと
)
やある
109
モシ
神
(
かみ
)
様
(
さま
)
が
人間
(
にんげん
)
を
110
仮令
(
たとへ
)
猩々
(
しやうじやう
)
の
手
(
て
)
を
借
(
か
)
つて
111
悩
(
なや
)
め
玉
(
たま
)
ひし
事
(
こと
)
あるも
112
ヤツパリ
愛
(
あい
)
の
本体
(
ほんたい
)
が
113
根本
(
こんぽん
)
的
(
てき
)
に
崩解
(
ほうかい
)
し
114
神
(
かみ
)
の
資格
(
しかく
)
がゼロとなる
115
こんなみやすい
道理
(
だうり
)
をば
116
悟
(
さと
)
らせ
玉
(
たま
)
はぬ
事
(
こと
)
あろか
117
かくも
仁慈
(
じんじ
)
の
神
(
かみ
)
様
(
さま
)
に
118
朝
(
あさ
)
な
夕
(
ゆふ
)
なに
赤心
(
まごころ
)
を
119
捧
(
ささ
)
げて
仕
(
つか
)
へ
奉
(
まつ
)
ります
120
三五教
(
あななひけう
)
の
神司
(
かむづかさ
)
121
中
(
なか
)
にもわけて
美
(
うるは
)
しき
122
身魂
(
みたま
)
を
持
(
も
)
たせ
玉
(
たま
)
ひたる
123
伊太彦
(
いたひこ
)
司
(
つかさ
)
は
神
(
かみ
)
様
(
さま
)
の
124
珍
(
うづ
)
の
化身
(
けしん
)
と
人
(
ひと
)
が
言
(
い
)
ふ
125
こんな
尊
(
たふと
)
い
神人
(
しんじん
)
に
126
守
(
まも
)
られ
帰
(
かへ
)
る
吾々
(
われわれ
)
は
127
大舟
(
おほぶね
)
に
乗
(
の
)
つた
心地
(
ここち
)
して
128
先
(
さき
)
の
事
(
こと
)
をば
案
(
あん
)
じずに
129
結構
(
けつこう
)
なお
神酒
(
みき
)
を
頂
(
いただ
)
いて
130
猩々
(
しやうじやう
)
さまの
御
(
おん
)
伴
(
とも
)
を
131
さして
貰
(
もら
)
ふが
宜
(
よ
)
からうぞ
132
これこれモウシ
宣伝使
(
せんでんし
)
133
三五教
(
あななひけう
)
の
神
(
かみ
)
様
(
さま
)
の
134
深
(
ふか
)
き
恵
(
めぐみ
)
に
絆
(
ほだ
)
されて
135
貴方
(
あなた
)
の
顔
(
かほ
)
を
見
(
み
)
るにつけ
136
高天原
(
たかあまはら
)
の
霊国
(
れいごく
)
の
137
天人
(
てんにん
)
のやうに
思
(
おも
)
ひます
138
これを
思
(
おも
)
へばバラモンの
139
教
(
をしへ
)
を
守
(
まも
)
る
神
(
かみ
)
さまは
140
月
(
つき
)
とスツポン
雲
(
くも
)
と
泥
(
どろ
)
141
天地
(
てんち
)
のけじめがあるやうに
142
何
(
なん
)
だか
思
(
おも
)
へてなりませぬ
143
これから
素張
(
すつぱ
)
りバラモンの
144
教
(
をしへ
)
を
捨
(
す
)
てて
三五
(
あななひ
)
の
145
誠
(
まこと
)
の
信徒
(
しんと
)
となりまする
146
スパイの
役
(
やく
)
を
勤
(
つと
)
めたり
147
片商売
(
かたしやうばい
)
に
海賊
(
かいぞく
)
を
148
やつて
来
(
き
)
ました
吾々
(
われわれ
)
は
149
心
(
こころ
)
の
底
(
そこ
)
から
悔悟
(
くわいご
)
して
150
貴師
(
あなた
)
のお
弟子
(
でし
)
になりまする
151
何程
(
なにほど
)
罪
(
つみ
)
があるとても
152
天地
(
てんち
)
の
神
(
かみ
)
の
御心
(
みこころ
)
を
153
思
(
おも
)
ひ
出
(
だ
)
されて
吾々
(
われわれ
)
を
154
必
(
かなら
)
ず
殺
(
ころ
)
して
下
(
くだ
)
さるな
155
最早
(
もはや
)
私
(
わたし
)
は
悪神
(
あくがみ
)
の
156
影
(
かげ
)
さへとめぬ
みづ
御霊
(
みたま
)
157
鏡
(
かがみ
)
の
如
(
ごと
)
き
魂
(
たましひ
)
と
158
俄
(
にはか
)
に
研
(
みが
)
き
上
(
あ
)
げました
159
貴師
(
あなた
)
の
清
(
きよ
)
き
魂
(
たましひ
)
で
160
私
(
わたし
)
の
心
(
こころ
)
の
奥底
(
おくそこ
)
を
161
隅
(
すみ
)
から
隅
(
すみ
)
迄
(
まで
)
透視
(
とうし
)
して
162
疑
(
うたがひ
)
晴
(
は
)
らし
三
(
さん
)
人
(
にん
)
を
163
何卒
(
なにとぞ
)
御
(
お
)
助
(
たす
)
け
下
(
くだ
)
されや
164
梵天
(
ぼんてん
)
帝釈
(
たいしやく
)
自在天
(
じざいてん
)
165
オツトドツコイこら
違
(
ちが
)
うた
166
天地
(
てんち
)
を
造
(
つく
)
り
固
(
かた
)
めたる
167
天
(
てん
)
の
祖神
(
おやがみ
)
三五
(
あななひ
)
の
168
大国常立
(
おほくにとこたち
)
大御神
(
おほみかみ
)
169
其
(
その
)
外
(
ほか
)
百
(
もも
)
の
神
(
かみ
)
達
(
たち
)
の
170
御前
(
みまへ
)
に
畏
(
かしこ
)
み
願
(
ね
)
ぎ
奉
(
まつ
)
る
171
旭
(
あさひ
)
は
照
(
て
)
る
共
(
とも
)
曇
(
くも
)
る
共
(
とも
)
172
月
(
つき
)
は
盈
(
み
)
つ
共
(
とも
)
虧
(
か
)
くる
共
(
とも
)
173
仮令
(
たとへ
)
大地
(
だいち
)
は
沈
(
しづ
)
む
共
(
とも
)
174
一旦
(
いつたん
)
改心
(
かいしん
)
した
上
(
うへ
)
は
175
決
(
けつ
)
して
元
(
もと
)
へは
返
(
かへ
)
らない
176
天地
(
てんち
)
の
神
(
かみ
)
も
御
(
ご
)
照覧
(
せうらん
)
177
安心
(
あんしん
)
なさつて
沢山
(
どつさり
)
と
178
結構
(
けつこう
)
なお
神酒
(
みき
)
をあがりませ
179
さうして
下
(
くだ
)
さる
事
(
こと
)
ならば
180
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
三
(
さん
)
人
(
にん
)
一時
(
いちどき
)
に
181
直接
(
ちよくせつ
)
行動
(
かうどう
)
ドツコイシヨ
182
直接
(
ちよくせつ
)
間接
(
かんせつ
)
神
(
かみ
)
様
(
さま
)
に
183
誠
(
まこと
)
を
捧
(
ささ
)
げまつりませう
184
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
185
御霊
(
みたま
)
幸
(
さち
)
はひましませよ』
186
伊太彦
(
いたひこ
)
『バラモンの
醜
(
しこ
)
の
司
(
つかさ
)
が
村肝
(
むらきも
)
の
187
心
(
こころ
)
いらちて
疑
(
うたが
)
ひて
三人
(
みたり
)
。
188
吾
(
わが
)
心
(
こころ
)
すかして
三人
(
みたり
)
バラモンの
189
醜
(
しこ
)
の
司
(
つかさ
)
よ
心
(
こころ
)
安
(
やす
)
かれ』
190
ハール『
有難
(
ありがた
)
し
其
(
その
)
御
(
お
)
言葉
(
ことば
)
を
聞
(
き
)
きしより
191
心
(
こころ
)
も
広
(
ひろ
)
くゑみ
栄
(
さか
)
えぬる』
192
ヤッコス『
疑
(
うたがひ
)
の
雲霧
(
くもきり
)
晴
(
は
)
れて
和田
(
わだ
)
の
原
(
はら
)
193
波
(
なみ
)
に
揺
(
ゆ
)
られて
帰
(
かへ
)
る
嬉
(
うれ
)
しさ。
194
人
(
ひと
)
は
皆
(
みな
)
尊
(
たふと
)
き
神
(
かみ
)
の
生身魂
(
いきみたま
)
195
悩
(
なや
)
むる
人
(
ひと
)
は
鬼
(
おに
)
か
悪魔
(
あくま
)
ぞ。
196
吾
(
わ
)
れも
又
(
また
)
鬼
(
おに
)
や
大蛇
(
をろち
)
とよばれつつ
197
世人
(
よびと
)
なやめし
事
(
こと
)
を
悔
(
く
)
ゆなり』
198
アンチー『こそこそと
船
(
ふね
)
の
小隅
(
こすみ
)
に
集
(
あつ
)
まりて
199
疑
(
うたがひ
)
三人
(
みたり
)
酒
(
さけ
)
に
四人
(
よつたり
)
。
200
伊太彦
(
いたひこ
)
の
神
(
かみ
)
の
司
(
つかさ
)
よ
心
(
こころ
)
せよ
201
うはべを
飾
(
かざ
)
る
人
(
ひと
)
の
心
(
こころ
)
に』
202
伊太彦
(
いたひこ
)
『
何事
(
なにごと
)
も
只
(
ただ
)
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
203
神
(
かみ
)
の
恵
(
めぐみ
)
に
任
(
まか
)
すのみなり。
204
和田
(
わだ
)
の
原
(
はら
)
五百重
(
いほへ
)
の
波
(
なみ
)
を
辷
(
すべ
)
りつつ
205
心
(
こころ
)
もスマの
岸
(
きし
)
を
目当
(
めあて
)
に。
206
帰
(
かへ
)
り
行
(
ゆ
)
く
猩々舟
(
しやうじやうぶね
)
は
勇
(
いさ
)
ましく
207
常世
(
とこよ
)
の
春
(
はる
)
を
齎
(
もたら
)
し
帰
(
かへ
)
るも』
208
ハール『
伊太彦
(
いたひこ
)
の
道
(
みち
)
の
司
(
つかさ
)
は
神
(
かみ
)
なれや
209
其
(
その
)
言霊
(
ことたま
)
に
心
(
こころ
)
栄
(
さか
)
えぬ』
210
ヤッコス『
何事
(
なにごと
)
も
伊太彦
(
いたひこ
)
さまの
御心
(
みこころ
)
の
211
御船
(
みふね
)
の
舵
(
かぢ
)
に
任
(
まか
)
すのみなり。
212
さり
乍
(
なが
)
ら
何時
(
いつ
)
荒風
(
あらかぜ
)
の
吹
(
ふ
)
きすさみ
213
船
(
ふね
)
覆
(
くつが
)
へす
事
(
こと
)
のこはさよ』
214
ハール『
疑
(
うたがひ
)
の
心
(
こころ
)
は
暗
(
やみ
)
の
鬼
(
おに
)
となる
215
早
(
はや
)
く
晴
(
は
)
らせよ
胸
(
むね
)
の
曇
(
くもり
)
を』
216
(
大正一二・四・三
旧二・一八
於皆生温泉浜屋
松村真澄
録)
217
(昭和九・一二・一 王仁校正)
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