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霊界物語
真善美愛(第49~60巻)
第59巻(戌の巻)
序
総説歌
第1篇 毀誉の雲翳
第1章 逆艪
第2章 歌垣
第3章 蜜議
第4章 陰使
第5章 有升
第2篇 厄気悋々
第6章 雲隠
第7章 焚付
第8章 暗傷
第9章 暗内
第10章 変金
第11章 黒白
第12章 狐穴
第3篇 地底の歓声
第13章 案知
第14章 舗照
第15章 和歌意
第16章 開窟
第17章 倉明
第4篇 六根猩々
第18章 手苦番
第19章 猩々舟
第20章 海竜王
第21章 客々舟
第22章 五葉松
第23章 鳩首
第24章 隆光
第25章 歓呼
余白歌
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(B)
(N)
逆艪 >>>
総説歌
(
そうせつか
)
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第59巻 真善美愛 戌の巻
篇:
前付
よみ(新仮名遣い):
章:
総説歌
よみ(新仮名遣い):
そうせつか
通し章番号:
口述日:
1923(大正12)年04月01日(旧02月16日)
口述場所:
皆生温泉 浜屋
筆録者:
北村隆光
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1925(大正14)年7月8日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
昨夜見た不思議な夢に、顔も知らない神人と日本海の空高く、黄金の翼に乗せられて、金剛不壊の山の根に苦も無く降りてゆく。
「弥勒菩薩」と呼ぶ声にはっと気が付いて我が身を見れば、紫磨黄金の肌となり、諸々の天人に囲まれて世界の人の前に立ち、苦集滅道の真理を完全に委曲に説き出だす。
天地はたちまち震動し、道法礼節は遅滞なく治まり、海の内外もたがいに睦び親しんで一天一地一神の治世を見ることこそ尊いことである。
折りから春風が窓を打つ声に目をさませば、月の光はキラキラと二階の方舟を照らしつつニコニコと笑み給う。惟神御霊幸はえましませよ。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
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:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
rm590002
愛善世界社版:
3頁
八幡書店版:
第10輯 485頁
修補版:
校定版:
3頁
普及版:
初版:
ページ備考:
001
昨夜
(
ゆうべ
)
見
(
み
)
た
見
(
み
)
た
不思議
(
ふしぎ
)
な
夢
(
ゆめ
)
を
002
顔
(
かほ
)
さへ
知
(
し
)
らぬ
神人
(
しんじん
)
と
003
日本海
(
につぽんかい
)
の
空
(
そら
)
高
(
たか
)
く
004
黄金
(
こがね
)
の
翼
(
つばさ
)
に
乗
(
の
)
せられて
005
金剛
(
こんがう
)
不壊
(
ふえ
)
の
山
(
やま
)
の
根
(
ね
)
に
006
何
(
なに
)
の
苦
(
く
)
も
無
(
な
)
く
降
(
お
)
りて
行
(
ゆ
)
く
007
弥勒
(
みろく
)
菩薩
(
ぼさつ
)
と
呼
(
よ
)
ぶ
声
(
こゑ
)
に
008
ハツと
気
(
き
)
が
付
(
つ
)
き
我身
(
わがみ
)
を
見
(
み
)
れば
009
紫磨
(
しま
)
黄金
(
わうごん
)
の
肌
(
はだ
)
となり
010
諸々
(
もろもろ
)
の
天人
(
てんにん
)
に
囲
(
かこ
)
まれて
011
世界
(
せかい
)
の
人
(
ひと
)
の
前
(
まへ
)
に
立
(
た
)
ち
012
宣
(
の
)
る
言霊
(
ことたま
)
は
苦聖諦
(
くしやうたい
)
013
世界
(
せかい
)
一度
(
いちど
)
に
集聖諦
(
しふしやうたい
)
014
神
(
かみ
)
に
反
(
そむ
)
きし
曲霊
(
まがたま
)
の
015
終
(
をは
)
りを
示
(
しめ
)
す
滅聖諦
(
めつしやうたい
)
016
漸
(
やうや
)
く
至誠
(
しせい
)
が
現
(
あら
)
はれて
017
公平
(
こうへい
)
無私
(
むし
)
の
更生主
(
かうせいしゆ
)
と
018
仰
(
あふ
)
がれ
乍
(
なが
)
ら
道聖諦
(
だうしやうたい
)
019
完全
(
うまら
)
に
委曲
(
つばら
)
に
説
(
と
)
き
出
(
いだ
)
す
020
天地
(
てんち
)
忽
(
たちま
)
ち
震動
(
しんどう
)
し
021
山
(
やま
)
の
尾
(
を
)
の
上
(
へ
)
や
河
(
かは
)
の
瀬
(
せ
)
や
022
海
(
うみ
)
を
披
(
ひら
)
いて
寄
(
よ
)
り
来
(
き
)
たる
023
神
(
かみ
)
の
出口
(
でぐち
)
の
口車
(
くちぐるま
)
024
道法
(
だうほふ
)
礼節
(
れいせつ
)
遅滞
(
ちたい
)
なく
025
治
(
をさ
)
まり
海
(
うみ
)
の
内外
(
うちそと
)
も
026
互
(
たがひ
)
に
睦
(
むつ
)
び
親
(
した
)
しみて
027
一天
(
いつてん
)
一地
(
いつち
)
一神
(
いつしん
)
の
028
治世
(
ちせい
)
を
見
(
み
)
るこそ
尊
(
たふと
)
けれ
029
折
(
をり
)
から
過
(
す
)
ぐる
春風
(
はるかぜ
)
の
030
窓
(
まど
)
打
(
う
)
つ
声
(
こゑ
)
に
眼
(
め
)
さむれば
031
月
(
つき
)
の
光
(
ひかり
)
はキラキラと
032
二階
(
にかい
)
の
方舟
(
はこぶね
)
照
(
て
)
らしつつ
033
ニコニコニコと
笑
(
ゑ
)
みたまふ
034
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
035
御霊
(
みたま
)
幸
(
さち
)
はへましませよ。
036
大正十二年四月三日
0361
於皆生温泉場 王仁識
037
今日
(
けふ
)
京
(
けふ
)
へ
上
(
のぼ
)
りて
きのゑ
のたび
休
(
やす
)
み
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