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霊界物語
真善美愛(第49~60巻)
第59巻(戌の巻)
序
総説歌
第1篇 毀誉の雲翳
第1章 逆艪
第2章 歌垣
第3章 蜜議
第4章 陰使
第5章 有升
第2篇 厄気悋々
第6章 雲隠
第7章 焚付
第8章 暗傷
第9章 暗内
第10章 変金
第11章 黒白
第12章 狐穴
第3篇 地底の歓声
第13章 案知
第14章 舗照
第15章 和歌意
第16章 開窟
第17章 倉明
第4篇 六根猩々
第18章 手苦番
第19章 猩々舟
第20章 海竜王
第21章 客々舟
第22章 五葉松
第23章 鳩首
第24章 隆光
第25章 歓呼
余白歌
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真善美愛(第49~60巻)
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第59巻(戌の巻)
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<<< 鳩首
(B)
(N)
歓呼 >>>
第二四章
隆光
(
りうくわう
)
〔一五二四〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第59巻 真善美愛 戌の巻
篇:
第4篇 六根猩々
よみ(新仮名遣い):
ろっこんしょうじょう
章:
第24章 隆光
よみ(新仮名遣い):
りゅうこう
通し章番号:
1524
口述日:
1923(大正12)年04月03日(旧02月18日)
口述場所:
皆生温泉 浜屋
筆録者:
北村隆光
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1925(大正14)年7月8日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
次いでアキスは、猩々たちを迎えに出ることになった経緯の述懐を歌った。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
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:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
rm5924
愛善世界社版:
299頁
八幡書店版:
第10輯 589頁
修補版:
校定版:
316頁
普及版:
初版:
ページ備考:
001
アキスの
歌
(
うた
)
、
002
『
金鳥
(
きんてう
)
銀鳥
(
ぎんてう
)
は
翼
(
つばさ
)
を
拡
(
ひろ
)
げ
003
波
(
なみ
)
の
上
(
うへ
)
をば
縦横
(
たてよこ
)
に
004
いと
愉快
(
ゆくわい
)
げに
辷
(
すべ
)
り
行
(
ゆ
)
く
005
天津
(
あまつ
)
御空
(
みそら
)
にカンカンと
006
夏
(
なつ
)
の
太陽
(
たいやう
)
は
照
(
て
)
り
渡
(
わた
)
る
007
照
(
て
)
りつけられた
頭
(
あたま
)
には
008
飲
(
の
)
んだお
酒
(
さけ
)
が
逆上
(
ぎやくじやう
)
し
009
船
(
ふね
)
諸共
(
もろとも
)
にフラフラと
010
なんとも
知
(
し
)
れぬ
上機嫌
(
じやうきげん
)
011
面白
(
おもしろ
)
可笑
(
をか
)
しくなつて
来
(
き
)
た
012
人
(
ひと
)
の
皮
(
かは
)
着
(
き
)
た
獣
(
けもの
)
やら
013
獣
(
けもの
)
の
皮
(
かは
)
着
(
き
)
た
人間
(
にんげん
)
を
014
二十
(
にじふ
)
の
船
(
ふね
)
に
満載
(
まんさい
)
し
015
泣
(
な
)
くやら
笑
(
わら
)
ふやら
慄
(
ふる
)
ふやら
016
千姿
(
せんし
)
万態
(
ばんたい
)
波
(
なみ
)
の
上
(
うへ
)
017
吹
(
ふ
)
き
来
(
く
)
る
風
(
かぜ
)
は
吾
(
わが
)
袖
(
そで
)
を
018
オヂオヂし
乍
(
なが
)
ら
吹
(
ふ
)
いて
来
(
く
)
る
019
バラモン
教
(
けう
)
の
御
(
ご
)
連中
(
れんちう
)
は
020
半安
(
はんあん
)
半危
(
はんき
)
の
状態
(
じやうたい
)
で
021
伊太彦
(
いたひこ
)
丸
(
まる
)
の
船底
(
せんてい
)
に
022
蟠
(
うづくま
)
り
居
(
ゐ
)
て
密々
(
ひそびそ
)
と
023
前途
(
ぜんと
)
の
光明
(
くわうみやう
)
楽
(
たの
)
しみつ
024
囁
(
ささや
)
き
玉
(
たま
)
ふ
訝
(
いぶ
)
かしさ
025
仮令
(
たとへ
)
天地
(
てんち
)
は
覆
(
かへ
)
るとも
026
清
(
きよ
)
めの
湖
(
うみ
)
は
涸
(
かわ
)
くとも
027
海竜王
(
かいりうわう
)
が
現
(
あら
)
はれて
028
船
(
ふね
)
諸共
(
もろとも
)
に
呑
(
の
)
み
喰
(
く
)
らふとも
029
何
(
なに
)
か
恐
(
おそ
)
れむ
神
(
かみ
)
の
道
(
みち
)
030
天津
(
あまつ
)
御空
(
みそら
)
の
日
(
ひ
)
の
影
(
かげ
)
は
031
波間
(
なみま
)
を
隈
(
くま
)
なく
照
(
て
)
らしまし
032
打
(
う
)
つ
度
(
たび
)
毎
(
ごと
)
にキラキラと
033
魚鱗
(
ぎよりん
)
の
如
(
ごと
)
く
輝
(
かがや
)
きぬ
034
かかる
目出度
(
めでた
)
き
太平
(
たいへい
)
の
035
大湖原
(
おほうなばら
)
に
舵
(
かぢ
)
をとり
036
三百
(
さんびやく
)
有余
(
いうよ
)
の
喜
(
よろこ
)
びを
037
乗
(
の
)
せて
霊地
(
れいち
)
へ
帰
(
かへ
)
り
行
(
ゆ
)
く
038
アキス、カールの
両人
(
りやうにん
)
は
039
バーチル
館
(
やかた
)
の
番頭
(
ばんとう
)
さま
040
主人
(
あるじ
)
の
所在
(
ありか
)
を
尋
(
たづ
)
ねつつ
041
日日
(
ひにち
)
毎日
(
まいにち
)
泣
(
な
)
き
暮
(
くら
)
し
042
悲
(
かな
)
しく
淋
(
さび
)
しく
月日
(
つきひ
)
をば
043
送
(
おく
)
り
居
(
ゐ
)
たりし
時
(
とき
)
もあれ
044
天地
(
てんち
)
の
神
(
かみ
)
の
御恵
(
みめぐ
)
みに
045
主
(
あるじ
)
の
君
(
きみ
)
はニコニコと
046
神
(
かみ
)
の
使
(
つかひ
)
に
助
(
たす
)
けられ
047
寄
(
よ
)
る
年波
(
としなみ
)
も
穏
(
おだや
)
かに
048
アンチーさまと
諸共
(
もろとも
)
に
049
帰
(
かへ
)
り
来
(
き
)
ませる
嬉
(
うれ
)
しさよ
050
吾々
(
われわれ
)
二人
(
ふたり
)
は
磯端
(
いそばた
)
に
051
手
(
て
)
を
繋
(
つな
)
ぎ
合
(
あ
)
ひトントンと
052
燕
(
つばめ
)
のダンスを
演
(
えん
)
じつつ
053
主
(
あるじ
)
の
君
(
きみ
)
や
宣伝使
(
せんでんし
)
054
尊
(
たふと
)
き
一行
(
いつかう
)
の
先
(
さき
)
に
立
(
た
)
ち
055
バーチル
館
(
やかた
)
へドシドシと
056
凱歌
(
がいか
)
を
奏
(
そう
)
して
帰
(
かへ
)
りけり
057
その
嬉
(
うれ
)
しさは
天地
(
あめつち
)
の
058
一度
(
いちど
)
に
開
(
ひら
)
く
心地
(
ここち
)
して
059
二十
(
にじつ
)
戸前
(
とまへ
)
の
倉
(
くら
)
を
開
(
あ
)
け
060
貯
(
たくは
)
へ
置
(
お
)
きし
酒樽
(
さかだる
)
を
061
里人
(
さとびと
)
ともに
担
(
かつ
)
ぎ
出
(
だ
)
し
062
七日
(
なぬか
)
七夜
(
ななよ
)
の
大酒宴
(
だいしゆえん
)
063
その
最中
(
さいちう
)
にサーベルの
064
姫
(
ひめ
)
の
命
(
みこと
)
の
神懸
(
かむがかり
)
065
猩々
(
しやうじやう
)
の
島
(
しま
)
に
残
(
のこ
)
したる
066
三百
(
さんびやく
)
三十三
(
さんじふみ
)
柱
(
はしら
)
の
067
眷族
(
けんぞく
)
さまを
懇
(
ねもご
)
ろに
068
迎
(
むか
)
へ
帰
(
かへ
)
れの
御
(
ご
)
託宣
(
たくせん
)
069
主
(
あるじ
)
の
君
(
きみ
)
の
命
(
めい
)
を
受
(
う
)
け
070
伊太彦
(
いたひこ
)
司
(
つかさ
)
に
従
(
したが
)
ひて
071
海
(
うみ
)
に
慣
(
な
)
れたるアンチーと
072
波
(
なみ
)
を
押分
(
おしわ
)
け
進
(
すす
)
み
行
(
ゆ
)
く
073
かかる
例
(
ためし
)
は
荒金
(
あらがね
)
の
074
地球
(
つち
)
固
(
かた
)
まりし
昔
(
むかし
)
より
075
夢
(
ゆめ
)
にも
聞
(
き
)
かぬ
瑞祥
(
ずゐしやう
)
ぞ
076
猩々姫
(
しやうじやうひめ
)
の
御
(
ご
)
眷族
(
けんぞく
)
077
一人
(
ひとり
)
も
残
(
のこ
)
らず
此
(
この
)
船
(
ふね
)
に
078
満載
(
まんさい
)
なして
鞺々
(
とうとう
)
と
079
波間
(
なみま
)
を
分
(
わ
)
けて
帰
(
かへ
)
り
行
(
ゆ
)
く
080
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
081
アヅモス
山
(
さん
)
の
森林
(
しんりん
)
は
082
昔
(
むかし
)
の
寂寥
(
せきれう
)
に
相反
(
あひはん
)
し
083
朝
(
あさ
)
な
夕
(
ゆふ
)
なにキヤツキヤツと
084
猿
(
ましら
)
の
声
(
こゑ
)
の
賑
(
にぎは
)
しく
085
四辺
(
あたり
)
に
響
(
ひび
)
く
事
(
こと
)
だらう
086
この
船
(
ふね
)
磯辺
(
いそべ
)
に
着
(
つ
)
くならば
087
酒
(
さけ
)
に
酔
(
よ
)
ひたる
里人
(
さとびと
)
は
088
バーチルさまに
従
(
したが
)
ひて
089
磯辺
(
いそべ
)
に
人
(
ひと
)
の
垣
(
かき
)
をつき
090
歓呼
(
くわんこ
)
の
声
(
こゑ
)
は
中天
(
ちうてん
)
に
091
響
(
ひび
)
き
渡
(
わた
)
りて
吾々
(
われわれ
)
の
092
猩々隊
(
しやうじやうたい
)
を
懇
(
ねむご
)
ろに
093
歓迎
(
くわんげい
)
なさる
事
(
こと
)
だらう
094
思
(
おも
)
へば
思
(
おも
)
へば
勇
(
いさ
)
ましや
095
神
(
かみ
)
の
御
(
おん
)
為
(
ため
)
世
(
よ
)
の
為
(
ため
)
に
096
誠
(
まこと
)
を
開
(
ひら
)
く
宣伝使
(
せんでんし
)
097
蒼生
(
あをひとぐさ
)
は
云
(
い
)
ふも
更
(
さら
)
098
波
(
なみ
)
に
泛
(
うか
)
べる
離
(
はな
)
れ
島
(
じま
)
099
人
(
ひと
)
なき
島
(
しま
)
に
現
(
あら
)
はれし
100
猩々
(
しやうじやう
)
の
群
(
むれ
)
迄
(
まで
)
救
(
すく
)
ひ
行
(
ゆ
)
く
101
その
功績
(
いさをし
)
ぞ
尊
(
たふと
)
けれ
102
人
(
ひと
)
は
神
(
かみ
)
の
子
(
こ
)
神
(
かみ
)
の
宮
(
みや
)
103
神
(
かみ
)
に
等
(
ひと
)
しき
身魂
(
みたま
)
ぞと
104
誇
(
ほこ
)
りはすれど
内実
(
ないじつ
)
は
105
虎
(
とら
)
狼
(
おほかみ
)
の
棲処
(
すみか
)
ぞや
106
猩々隊
(
しやうじやうたい
)
の
一行
(
いつかう
)
は
107
尊
(
たふと
)
き
神
(
かみ
)
の
眷族
(
けんぞく
)
と
108
なりてそれぞれ
神業
(
しんげふ
)
に
109
仕
(
つか
)
へて
穢
(
けが
)
れし
世
(
よ
)
の
人
(
ひと
)
の
110
百
(
もも
)
の
災
(
わざはひ
)
払
(
はら
)
ひまし
111
神
(
かみ
)
の
造
(
つく
)
りし
天地
(
あめつち
)
を
112
いと
安
(
やす
)
らけく
平
(
たひ
)
らけく
113
守
(
まも
)
らむ
為
(
ため
)
の
御
(
おん
)
使
(
つかひ
)
114
思
(
おも
)
へば
思
(
おも
)
へば
有難
(
ありがた
)
や
115
猩々
(
しやうじやう
)
さまの
万歳
(
ばんざい
)
を
116
慎
(
つつし
)
み
三唱
(
さんしやう
)
し
奉
(
たてまつ
)
る
117
万歳
(
ばんざい
)
々々
(
ばんざい
)
万々歳
(
ばんばんざい
)
』
118
猩々
(
しやうじやう
)
の
島
(
しま
)
の
昔
(
むかし
)
の
物語
(
ものがたり
)
119
漸
(
やうや
)
く
記
(
しる
)
し
北村
(
きたむら
)
の
筆
(
ふで
)
。 北村隆光
120
隆
々
(
りうりう
)
と
昇
(
のぼ
)
る
朝日
(
あさひ
)
の
光
(
ひかり
)
をば
121
灯
(
あかり
)
となして
物語
(
ものがたり
)
する。
122
(
大正一二・四・三
旧二・一八
於皆生温泉浜屋
北村隆光
録)
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