霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第二四章 隆光(りうくわう)〔一五二四〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第59巻 真善美愛 戌の巻 篇:第4篇 六根猩々 よみ(新仮名遣い):ろっこんしょうじょう
章:第24章 隆光 よみ(新仮名遣い):りゅうこう 通し章番号:1524
口述日:1923(大正12)年04月03日(旧02月18日) 口述場所:皆生温泉 浜屋 筆録者:北村隆光 校正日: 校正場所: 初版発行日:1925(大正14)年7月8日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじはMさん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]:
次いでアキスは、猩々たちを迎えに出ることになった経緯の述懐を歌った。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる]: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:0000-00-00 00:00:00 文字数:1283 OBC :rm5924
愛善世界社版:299頁 八幡書店版:第10輯 589頁 修補版: 校定版:316頁 普及版: 初版: ページ備考:
001 アキスの歌(うた)、
002『金鳥(きんてう)銀鳥(ぎんてう)は翼(つばさ)を拡(ひろ)げ
003波(なみ)の上(うへ)をば縦横(たてよこ)に
004いと愉快(ゆくわい)げに辷(すべ)り行(ゆ)く
005天津(あまつ)御空(みそら)にカンカンと
006夏(なつ)の太陽(たいやう)は照(て)り渡(わた)る
007照(て)りつけられた頭(あたま)には
008飲(の)んだお酒(さけ)が逆上(ぎやくじやう)し
009船(ふね)諸共(もろとも)にフラフラと
010なんとも知(し)れぬ上機嫌(じやうきげん)
011面白(おもしろ)可笑(をか)しくなつて来(き)た
012人(ひと)の皮(かは)着(き)た獣(けもの)やら
013獣(けもの)の皮(かは)着(き)た人間(にんげん)を
014二十(にじふ)の船(ふね)に満載(まんさい)し
015泣(な)くやら笑(わら)ふやら慄(ふる)ふやら
016千姿(せんし)万態(ばんたい)波(なみ)の上(うへ)
017吹(ふ)き来(く)る風(かぜ)は吾(わが)袖(そで)を
018オヂオヂし乍(なが)ら吹(ふ)いて来(く)る
019バラモン教(けう)の御(ご)連中(れんちう)は
020半安(はんあん)半危(はんき)の状態(じやうたい)で
021伊太彦(いたひこ)丸(まる)の船底(せんてい)に
022蟠(うづくま)り居(ゐ)て密々(ひそびそ)と
023前途(ぜんと)の光明(くわうみやう)楽(たの)しみつ
024囁(ささや)き玉(たま)ふ訝(いぶ)かしさ
025仮令(たとへ)天地(てんち)は覆(かへ)るとも
026清(きよ)めの湖(うみ)は涸(かわ)くとも
027海竜王(かいりうわう)が現(あら)はれて
028船(ふね)諸共(もろとも)に呑(の)み喰(く)らふとも
029何(なに)か恐(おそ)れむ神(かみ)の道(みち)
030天津(あまつ)御空(みそら)の日(ひ)の影(かげ)は
031波間(なみま)を隈(くま)なく照(て)らしまし
032打(う)つ度(たび)毎(ごと)にキラキラと
033魚鱗(ぎよりん)の如(ごと)く輝(かがや)きぬ
034かかる目出度(めでた)き太平(たいへい)の
035大湖原(おほうなばら)に舵(かぢ)をとり
036三百(さんびやく)有余(いうよ)の喜(よろこ)びを
037乗(の)せて霊地(れいち)へ帰(かへ)り行(ゆ)く
038アキス、カールの両人(りやうにん)は
039バーチル館(やかた)の番頭(ばんとう)さま
040主人(あるじ)の所在(ありか)を尋(たづ)ねつつ
041日日(ひにち)毎日(まいにち)泣(な)き暮(くら)し
042悲(かな)しく淋(さび)しく月日(つきひ)をば
043送(おく)り居(ゐ)たりし時(とき)もあれ
044天地(てんち)の神(かみ)の御恵(みめぐ)みに
045主(あるじ)の君(きみ)はニコニコと
046神(かみ)の使(つかひ)に助(たす)けられ
047寄(よ)る年波(としなみ)も穏(おだや)かに
048アンチーさまと諸共(もろとも)に
049帰(かへ)り来(き)ませる嬉(うれ)しさよ
050吾々(われわれ)二人(ふたり)は磯端(いそばた)に
051手(て)を繋(つな)ぎ合(あ)ひトントンと
052燕(つばめ)のダンスを演(えん)じつつ
053主(あるじ)の君(きみ)や宣伝使(せんでんし)
054尊(たふと)き一行(いつかう)の先(さき)に立(た)ち
055バーチル館(やかた)へドシドシと
056凱歌(がいか)を奏(そう)して帰(かへ)りけり
057その嬉(うれ)しさは天地(あめつち)の
058一度(いちど)に開(ひら)く心地(ここち)して
059二十(にじつ)戸前(とまへ)の倉(くら)を開(あ)け
060貯(たくは)へ置(お)きし酒樽(さかだる)を
061里人(さとびと)ともに担(かつ)ぎ出(だ)し
062七日(なぬか)七夜(ななよ)の大酒宴(だいしゆえん)
063その最中(さいちう)にサーベルの
064姫(ひめ)の命(みこと)の神懸(かむがかり)
065猩々(しやうじやう)の島(しま)に残(のこ)したる
066三百(さんびやく)三十三(さんじふみ)柱(はしら)の
067眷族(けんぞく)さまを懇(ねもご)ろに
068迎(むか)へ帰(かへ)れの御(ご)託宣(たくせん)
069主(あるじ)の君(きみ)の命(めい)を受(う)け
070伊太彦(いたひこ)司(つかさ)に従(したが)ひて
071海(うみ)に慣(な)れたるアンチーと
072波(なみ)を押分(おしわ)け進(すす)み行(ゆ)く
073かかる例(ためし)は荒金(あらがね)の
074地球(つち)固(かた)まりし昔(むかし)より
075夢(ゆめ)にも聞(き)かぬ瑞祥(ずゐしやう)ぞ
076猩々姫(しやうじやうひめ)の御(ご)眷族(けんぞく)
077一人(ひとり)も残(のこ)らず此(この)船(ふね)に
078満載(まんさい)なして鞺々(とうとう)と
079波間(なみま)を分(わ)けて帰(かへ)り行(ゆ)く
080あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
081アヅモス山(さん)の森林(しんりん)は
082昔(むかし)の寂寥(せきれう)に相反(あひはん)し
083朝(あさ)な夕(ゆふ)なにキヤツキヤツと
084猿(ましら)の声(こゑ)の賑(にぎは)しく
085四辺(あたり)に響(ひび)く事(こと)だらう
086この船(ふね)磯辺(いそべ)に着(つ)くならば
087酒(さけ)に酔(よ)ひたる里人(さとびと)は
088バーチルさまに従(したが)ひて
089磯辺(いそべ)に人(ひと)の垣(かき)をつき
090歓呼(くわんこ)の声(こゑ)は中天(ちうてん)に
091響(ひび)き渡(わた)りて吾々(われわれ)の
092猩々隊(しやうじやうたい)を懇(ねむご)ろに
093歓迎(くわんげい)なさる事(こと)だらう
094思(おも)へば思(おも)へば勇(いさ)ましや
095神(かみ)の御(おん)為(ため)世(よ)の為(ため)に
096誠(まこと)を開(ひら)く宣伝使(せんでんし)
097蒼生(あをひとぐさ)は云(い)ふも更(さら)
098波(なみ)に泛(うか)べる離(はな)れ島(じま)
099人(ひと)なき島(しま)に現(あら)はれし
100猩々(しやうじやう)の群(むれ)迄(まで)救(すく)ひ行(ゆ)く
101その功績(いさをし)ぞ尊(たふと)けれ
102人(ひと)は神(かみ)の子(こ)神(かみ)の宮(みや)
103神(かみ)に等(ひと)しき身魂(みたま)ぞと
104誇(ほこ)りはすれど内実(ないじつ)は
105虎(とら)狼(おほかみ)の棲処(すみか)ぞや
106猩々隊(しやうじやうたい)の一行(いつかう)は
107尊(たふと)き神(かみ)の眷族(けんぞく)と
108なりてそれぞれ神業(しんげふ)に
109仕(つか)へて穢(けが)れし世(よ)の人(ひと)の
110百(もも)の災(わざはひ)払(はら)ひまし
111神(かみ)の造(つく)りし天地(あめつち)を
112いと安(やす)らけく平(たひ)らけく
113守(まも)らむ為(ため)の御(おん)使(つかひ)
114思(おも)へば思(おも)へば有難(ありがた)や
115猩々(しやうじやう)さまの万歳(ばんざい)を
116慎(つつし)み三唱(さんしやう)し奉(たてまつ)る
117万歳(ばんざい)々々(ばんざい)万々歳(ばんばんざい)』
118猩々(しやうじやう)の島(しま)の昔(むかし)の物語(ものがたり)
119漸(やうや)く記(しる)し北村(きたむら)の筆(ふで)。 北村隆光
120隆々(りうりう)と昇(のぼ)る朝日(あさひ)の光(ひかり)をば
121灯(あかり)となして物語(ものがたり)する。
122(大正一二・四・三 旧二・一八 於皆生温泉浜屋 北村隆光録)
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