霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第二一章 不意(ふい)の官命(くわんめい)〔一八二七〕

インフォメーション
著者: 巻: 篇: よみ(新仮名遣い):
章: よみ(新仮名遣い): 通し章番号:
口述日: 口述場所: 筆録者: 校正日: 校正場所: 初版発行日:
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじはMさん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]: 主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる]: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: 文字数: OBC :rm64b21
愛善世界社版: 八幡書店版: 修補版: 校定版: 普及版: 初版: ページ備考:
001 カトリックの僧院(そうゐん)ホテルの第三号(だいさんがう)室(しつ)には、002ヤクが身体(からだ)の傷(きず)も八九分(はちくぶ)通(どほ)り全快(ぜんくわい)したのでチョコナンとして一人(ひとり)留守番(るすばん)をしてゐる。003そこへ慌(あわ)ただしく帰(かへ)つて来(き)たのは、004あやめのお花(はな)であつた。
005お花『ヤ、006お前(まへ)はヤク、007よう、008マア神妙(しんめう)に留守(るす)をしてゐて下(くだ)さつたな。009私(わたし)の留守中(るすちう)に、010お寅(とら)や綾子(あやこ)は来(こ)なかつたかな』
011ヤク『ハイ鼠(ねずみ)一匹(いつぴき)、012生物(いきもの)と云(い)つては、013来(き)たものは厶(ござ)いませぬ』
014お花『守宮別(やもりわけ)さまは、015どこへ行(い)つたのだい』
016 『ヘー』とヤクは頭(あたま)を掻(か)き乍(なが)ら、
017ヤク『奥様(おくさま)の御(ご)入院中(にふゐんちう)、018お寅(とら)さまがおいでになり、019何(なん)だか嬉(うれ)しさうにコソコソと話(はなし)をして居(を)られましたよ』
020お花『ナーニ、021お寅(とら)が来(き)た?』
022と早(はや)くも顔(かほ)に血(ち)を上(あ)げて逆上(ぎやくじやう)しさうになる。
023ヤク『もしもし奥(おく)さま、024来(く)るは来(き)ましたがね、025旦那(だんな)さまに小(こつ)ぴどく肘鉄(ひぢてつ)を喰(か)まされて、026実(じつ)は、027コソコソと逃(に)げて去(い)にましたよ。028ソリヤ、029どうも気持(きもち)がよいの、030よくないのつて、031溜飲(りういん)が三斗(さんと)許(ばか)り下(さが)つたやうでしたがな』
032お花『イエイエ、033そら、034嘘(うそ)だよ。035先(さき)の嬶(かか)は嘘(うそ)つかぬと云(い)つてな、036お前(まへ)が初(はじ)めに云(い)つた言葉(ことば)が事実(じじつ)だらうがな。037ソンナ気休(きやす)め文句(もんく)にごまかされて、038機嫌(きげん)を直(なほ)すやうなお花(はな)ですかいな。039ヘン、040お前(まへ)迄(まで)がグルになつて、041人(ひと)を馬鹿(ばか)にして下(くだ)さるなや』
042ヤク『ハイ、043トツト、044モウ、045ネツカラ、046ハイ、047何(なん)ですな。048ソノ、049アノ、050それそれ、051あの何(なん)ですわい』
052お花『これ、053ヤク』
054と云(い)ひ乍(なが)らお花(はな)は、055煙管(きせる)で火鉢(ひばち)の框(かまち)をカンと叩(たた)き、
056お花『お前(まへ)のやうなガラクタ人間(にんげん)はトツトと帰(かへ)つて下(くだ)さい。057月給(げつきふ)をやる所(どころ)か、058ここの支払(しはら)ひもチヤンとして帰(かへ)りなさいや。059もうお前(まへ)には用(よう)はないからなア』
060とツンとして横(よこ)を向(む)く。061ヤクは俯向(うつむ)いて頭(あたま)をガシガシとかいてゐると、062階段(かいだん)をトントンと響(ひび)かせ乍(なが)ら、063帰(かへ)つて来(き)たのは守宮別(やもりわけ)である。064お花(はな)は一目(ひとめ)見(み)るより武者(むしや)振(ぶ)りつきグツと胸倉(むなぐら)を取(と)り、065声(こゑ)をふるはせ乍(なが)ら、
066お花『コヽヽこりや、067真極道(しんごくだう)奴(め)、068人(ひと)を馬鹿(ばか)にするにも程(ほど)があるぢやないか。069こりやガラクタ、070今日(けふ)は、071どこへ、072うろついて居(を)つた。073あからさまに白状(はくじやう)せぬかい』
074守宮別『こりやこりや、075お花(はな)、076さうやかましう云(い)つても仕様(しやう)がないぢやないか。077マアそこ放(はな)してくれ。078俺(おれ)やお前(まへ)が橄欖山(かんらんざん)へ詣(まゐ)つたと聞(き)いて、079後(あと)を追(お)つかけて来(き)たのだが、080ネツカラ姿(すがた)が見(み)えないので、081ここへ帰(かへ)つて来(き)たのだ。082それより外(ほか)は、083どつこへも行(い)つては居(ゐ)ないのだからな』
084 お花(はな)は胸倉(むなぐら)を一生(いつしやう)懸命(けんめい)に掴(つか)み、085こつき乍(なが)ら、
086お花『こりや極道(ごくだう)、087人(ひと)を盲(めくら)にするにも程(ほど)がある。088お寅(とら)と自動車(じどうしや)に乗(の)り、089宣伝歌(せんでんか)を歌(うた)つてけつかつたぢやないか。090エーエ、091辛気(しんき)臭(くさ)い、092私(わし)やもう之(これ)から国許(くにもと)へ帰(かへ)る。093お寅(とら)と意茶(いちや)ついてお暮(くら)しなさい』
094守宮別『そら、095さうだ。096俺(おれ)も実(じつ)は自動車(じどうしや)に乗(の)る事(こと)は乗(の)つた。097然(しか)し、098之(これ)には曰(いは)く因縁(いんねん)があるのだ。099お寅(とら)の奴(やつ)、100失敬(しつけい)千万(せんばん)な、101俺(おれ)とお前(まへ)が結婚(けつこん)したのを遺恨(ゐこん)に持(も)ちよつてな、102お前(まへ)と俺(おれ)との宣伝歌(せんでんか)を作(つく)つて、103歌(うた)つてるので、104業腹(ごふはら)で堪(た)まらぬから、105自動車(じどうしや)からつき落(おと)してやらうとヒラリと乗(の)つた所(ところ)、106お前(まへ)の姿(すがた)を見(み)たものだから、107町(まち)をあちこちと探(さが)して帰(かへ)つて来(き)たのだよ。108さう悪気(わるぎ)をまはしちや、109俺(おれ)だつてやりきれないぢやないか』
110お花『成程(なるほど)、111さう聞(き)きやさうかも知(し)れませぬね』
112とパツと手(て)を放(はな)す。
113守宮別『ア、114これで先(ま)づ先(ま)づ無罪(むざい)放免(はうめん)だ。115お花(はな)大明神(だいみやうじん)、116否々(いないな)木花(このはな)咲耶姫(さくやひめの)命(みこと)様(さま)、117ようマア助(たす)けて下(くだ)さいました。118有難(ありがた)う感謝(かんしや)致(いた)します』
119お花『オホヽヽヽ、120そしてその宣伝(せんでん)ビラは、121お前(まへ)さま持(も)つてゐるのかい』
122守宮別『イヤ、123慌(あわ)てて一(いち)枚(まい)も、124ヨウ、125とつて来(こ)なかつたのだ。126然(しか)し歌(うた)の文句(もんく)は覚(おぼ)えてゐるよ』
127お花『何分(なにぶん)記憶(きおく)のよい守宮別(やもりわけ)さまだから、128覚(おぼ)えてゐらつしやるのでせう。129一寸(ちよつと)ここで歌(うた)ふて聞(き)かして下(くだ)さいな』
130守宮別『よしよし、131腹(はら)立(た)てなよ』
132と云(い)ひ乍(なが)ら、133口(くち)から出鱈目(でたらめ)の宣伝歌(せんでんか)を謡(うた)つて見(み)せる。
134守宮別『打(う)てよ懲(こら)せよ守宮別(やもりわけ)を、
135打(う)てよ懲(こら)せよ、あやめのお花(はな)
136彼奴(あいつ)二人(ふたり)のガラクタは
137この世(よ)を乱(みだ)す悪神(あくがみ)だ
138と、139このやうな事(こと)を吐(ぬか)しよるのだよ。140怪(け)しからぬぢやないか。141一体(いつたい)お寅(とら)の奴(やつ)、142半狂乱(はんきやうらん)になつてゐるのだからなア』
143お花『成程(なるほど)、144ひどい事(こと)を云(い)ひますね、145サアその次(つぎ)を聞(き)かして下(くだ)さいな』
146守宮別『守宮別(やもりわけ)の大広木(おほひろき)
147偽乙姫(にせおとひめ)のお花(はな)奴(め)が
148大(おほ)きな山子(やまこ)を企(たく)らみて
149新(しん)ウラナイの教(をしへ)をば
150立(た)てて誠(まこと)のウラナイ教(けう)
151この霊城(れいじやう)を覆(くつが)へし
152天下(てんか)を取(と)らうと企(たく)みゐる
153鬼(おに)より蛇(じや)よりひどい奴(やつ)
154覚(さ)めよ悟(さと)れよエルサレム
155老若(らうにやく)男女(なんによ)の人々(ひとびと)よ
156誠(まこと)の誠(まこと)の神柱(かむばしら)
157日(ひ)の出神(でのかみ)より外(ほか)にない
158と、159コンナ事(こと)を吐(ぬか)しよつてな、160本当(ほんたう)に腹(はら)が立(た)つたものだから、161一寸(ちよつと)自動車(じどうしや)に乗(の)りこみ談判(だんぱん)してゐたのだ。162お寅(とら)の奴(やつ)、163挺(てこ)でも棒(ぼう)でもいく奴(やつ)ぢやないわ』
164お花『挺(てこ)でも棒(ぼう)でも、165いかぬ、166そのお寅(とら)さまが恋(こひ)しいのだもの、167私(わたし)が知(し)らぬかと思(おも)つてコツソリと密約(みつやく)を締結(ていけつ)したのでせう。168何程(なにほど)孫呉(そんご)の兵法(へいはふ)を用(もち)ゐて、169お花(はな)さまをちよろまかさうと思(おも)つても、170此(この)一万(いちまん)円(ゑん)は一文(いちもん)の生中(きなか)も渡(わた)しませぬよ。171ホヽヽヽ。172この宣伝(せんでん)ビラはどうです』
173と懐(ふところ)から四五(しご)枚(まい)、174放(ほう)り出(だ)して見(み)せる。
175守宮別『成程(なるほど)、176こりや……お寅(とら)の……撒(ま)いたのぢやなからう、177文句(もんく)が違(ちが)ふぢやないか』
178お花『お寅(とら)が撒(ま)いたのぢやありませぬよ。179守宮別(やもりわけ)と云(い)ふガラクタが撒(ま)いたのですよ。180サアこれでも返答(へんたふ)が厶(ござ)いますかな、181イヒヽヽヽヽ』
182守宮別『イヤ、183降参(かうさん)した、184お前(まへ)にやもう叶(かな)はぬわい。185堪(こら)へてくれ、186今日(けふ)限(かぎ)り改心(かいしん)するからな』
187お花『ヘン、188どうなつと、189勝手(かつて)になさいませ。190改心(かいしん)せうと慢心(まんしん)せうと、191お前(まへ)さまの魂(たましひ)だもの、192私(わたし)はもう愛憎(あいそ)が尽(つ)きました。193以後(いご)はモウ関係(くわんけい)は致(いた)しませぬ。194これから国(くに)へ帰(かへ)つて、195お前(まへ)やお寅(とら)さまの脱線振(だつせんぶり)を、196傘(かさ)に傘(かさ)をかけて吹聴(ふいちやう)しますから、197その積(つも)りで居(を)つて下(くだ)さい、198ホヽヽヽヽ』
199 守宮別(やもりわけ)は言句(げんく)も出(いで)ず、200当惑(たうわく)してゐると、201そこへ自動車(じどうしや)を横(よこ)づけにして登(のぼ)つて来(き)たのは、202お寅(とら)である。203お寅(とら)は一(いち)時(じ)気絶(きぜつ)してゐたが、204医師(いし)の看護(かんご)によつて忽(たちま)ち全快(ぜんくわい)し、205又(また)もやお花(はな)が守宮別(やもりわけ)を捉(とら)へて、206脂下(やにさが)つてゐないかと、207取(と)る物(もの)もとり敢(あへ)ず、208やつて来(き)たのである。
209 お寅(とら)は此(この)態(てい)を見(み)て、
210お寅『これはこれはお花(はな)さまで厶(ござ)いますか、211何(なん)とマアお仲(なか)のよいこと、212ホヽヽヽ、213実(じつ)にお羨(うらや)ましう厶(ござ)いますわいな』
214 お花(はな)は悪胴(わるどう)を据(す)ゑ、215お寅(とら)を尻目(しりめ)にかけ乍(なが)ら、
216お花『お寅(とら)さま、217何程(なにほど)愛嬌(あいけう)をふりまいて下(くだ)さつても駄目(だめ)ですよ。218一万(いちまん)両(りやう)の金(かね)は私(わたし)のものですから、219御用(ごよう)に立(た)てる訳(わけ)には行(ゆ)きませぬわい。220ようマア守宮別(やもりわけ)さまと、221ここ迄(まで)深(ふか)く企(たく)んで下(くだ)さいましたね。222流石(さすが)は私(わたし)の師匠(ししやう)に一旦(いつたん)なつて下(くだ)さつた生宮(いきみや)様(さま)丈(だけ)あつて、223凄(すご)い腕前(うでまへ)、224実(じつ)に感服(かんぷく)致(いた)しました。225サアサアこの動物(どうぶつ)を、226勝手(かつて)に喰(く)わへて帰(かへ)りて下(くだ)さい、227私(わたし)には、228チツとも未練(みれん)が厶(ござ)いませぬから』
229 守宮別(やもりわけ)は「この動物(どうぶつ)」と云(い)はれたのを耳(みみ)に、230はさみ、231ムツト腹(はら)を立(た)て、
232守宮別『コーリヤ、233従順(おとなし)くしてゐればつけあがり、234一人前(いちにんまへ)の男子(だんし)をば、235動物(どうぶつ)とは何(なん)だ』
236と拳固(げんこ)をかためて打(う)つてかからむとする。237お花(はな)は平然(へいぜん)として、
238お花『ホヽヽヽ、239弥之助(やのすけ)人形(にんぎやう)の空踊(からおど)り、240鬼(おに)の面(めん)を被(かぶ)つて人(ひと)を驚(おどろ)かすやうな下手(へた)な真似(まね)はなさいますなや。241アタ阿呆(あはう)らしい。242ソンナ事(こと)でヘコたれるお花(はな)ですかいな。243お寅(とら)婆(ばば)と一緒(いつしよ)に企(たく)みた芝居(しばゐ)も、244かう楽屋(がくや)が見(み)えては、245ヘン、246お気(き)の毒(どく)さま。247むしろ私(わたし)の方(はう)から同情(どうじやう)の涙(なみだ)を注(そそ)ぎますわいな。248イヒヽヽヽヽ』
249お寅『これ、250お花(はな)さま、251あまりぢや厶(ござ)いませぬか。252十(じふ)年(ねん)も私(わたし)の側(そば)に居(を)つて、253まだ、254私(わたし)の心(こころ)が分(わか)らないのですか』
255お花『どうも分(わか)りませぬな。256手練(てれん)手管(てくだ)のあり丈(だけ)を尽(つく)し、257千変(せんぺん)万化(ばんくわ)にヘグレてヘグレておへぐれ遊(あそ)ばすヘグレ武者(むしや)、258へぐれのへぐれのヘグレ神社(じんじや)の生宮(いきみや)さまだもの』
259 斯(か)く互(たがひ)に毒(どく)ついてゐる所(ところ)へ、260エルサレム署(しよ)の高等係(かうとうがかり)が二人(ふたり)の巡査(じゆんさ)と共(とも)に入(い)り来(きた)り、
261高等係(警察)『守宮別(やもりわけ)さまに、262一寸(ちよつと)お目(め)にかかり度(た)いから取次(とりつ)いで下(くだ)さい』
263 階下(かいか)にシヤガンでゐたボーイは、264米搗(こめつき)バツタ宜(よろ)しく、265もみ手(て)をしたり、266腰(こし)を幾度(いくど)も屈(かが)め乍(なが)ら、
267ボーイ『ハイ、268畏(かしこ)まりました』
269と先(さき)に立(た)ち三号室(さんがうしつ)へ案内(あんない)した。
270高等係『エー、271ン、272お気(き)の毒(どく)乍(なが)ら本署(ほんしよ)より守宮別(やもりわけ)さま、273お寅(とら)さま、274お花(はな)さまに対(たい)し、275聖地(せいち)の退去(たいきよ)命令(めいれい)が出(で)ましたから、276どうか此(この)書面(しよめん)に受印(うけいん)をして下(くだ)さい』
277守宮別『コリヤ怪(け)しからぬ、278退去(たいきよ)命令(めいれい)を受(う)けるやうな悪(わる)い事(こと)をした覚(おぼ)えは厶(ござ)いませぬがな』
279高等係『兎(と)も角(かく)、280この指令書(しれいしよ)を読(よ)んで御覧(ごらん)なさい。281……聖地(せいち)の風儀(ふうぎ)を紊(みだ)し、282治安(ちあん)に妨害(ばうがい)ありと認(みと)むるを以(もつ)て、283三日(みつか)以内(いない)に聖地(せいち)を退却(たいきやく)すべし。284万一(まんいち)拒(こば)むに於(おい)ては刑務所(けいむしよ)に三(さん)年間(ねんかん)投入(とうにふ)すべきものなり。285……と記(しる)されてあります。286お気(き)の毒(どく)乍(なが)ら用意(ようい)をして貰(もら)はねばなりませぬ』
287と三(さん)人(にん)から受印(うけいん)を取(と)り、288靴音(くつおと)高(たか)く階段(かいだん)を下(くだ)りかへり行(ゆ)く。
289(大正一四・八・二一 旧七・二 於由良秋田別荘 北村隆光録)
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