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霊界物語
天祥地瑞(第73~81巻)
第75巻(寅の巻)
序文
総説
第1篇 玉野神業
第1章 禊の神事
第2章 言霊の光
第3章 玉藻山
第4章 千条の滝
第5章 山上の祝辞
第6章 白駒の嘶
第2篇 国魂出現
第7章 瑞の言霊
第8章 結の言霊
第9章 千代の鶴
第3篇 真鶴の声
第10章 祈り言
第11章 魂反し
第12章 鶴の訣別(一)
第13章 鶴の訣別(二)
第14章 鶴の訣別(三)
第15章 鶴の訣別(四)
第16章 鶴の訣別(五)
第4篇 千山万水
第17章 西方の旅
第18章 神の道行
第19章 日南河
第20章 岸辺の出迎(一)
第21章 岸辺の出迎(二)
第22章 清浄潔白
第23章 魔の森林
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第75巻(寅の巻)
> 第1篇 玉野神業 > 第3章 玉藻山
<<< 言霊の光
(B)
(N)
千条の滝 >>>
第三章
玉藻山
(
たまもやま
)
〔一八九七〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第75巻 天祥地瑞 寅の巻
篇:
第1篇 玉野神業
よみ(新仮名遣い):
たまのしんぎょう
章:
第3章 玉藻山
よみ(新仮名遣い):
たまもやま
通し章番号:
1897
口述日:
1933(昭和8)年11月03日(旧09月16日)
口述場所:
水明閣
筆録者:
森良仁
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1934(昭和9)年2月3日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
顕津男の神は、玉の泉の汀に立ち、真鶴の国土を造り固めようと七十五声の言霊をのり上げた。
すると、七日七晩の間に、玉野丘は次第に膨れ上がり、膨張して、真鶴山の頂上をも真下にみるほどに高くそびえるに至った。
従う神々の言霊は、一様に澄み切っているわけではないので、顕津男の神のあと、真言厳の神の清い言霊を奏上することで、真鶴の国土を無限大に拓き膨らませることができたのである。
水火が澄み切っていない神の言霊が混じると、かえって宇宙に混乱をきたすことがあるので、このようにとり計らったのである。
顕津男の神は、澄んだ言霊の持ち主である真言厳の神を選んで、交互に生言霊を奏上した。その他の神々は、それぞれ言霊をのり上げて、神業を補助する役に回った。
このように、言霊の清濁美醜は、天地の水火にお起きに関係し、神界の経綸の進み具合にも影響する。言霊の応用は慎重になすべきである。
本書を拝読する人は、常に言霊を練り、円満晴朗の言霊の持ち主とならなければ、神明の気を和らげ、神業を補佐することができないのである。
顕津男の神が国土造りの歌を歌うと、玉野丘を中心とした国原は、次第に湯気が立ち昇るとともに、その高さと広さはどんどん増していった。
真言厳の神は、言霊歌を歌ったが、その中で、玉野丘が盛り上がってできた山を、玉藻山と名づけた。また、かつての玉泉から流れ落ちる滝を、玉藻の滝と名づけた。
続いて、遠見男の神、圓屋比古の神が、玉藻山創造の様子を歌に歌った。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
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:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
rm7503
愛善世界社版:
八幡書店版:
第13輯 300頁
修補版:
校定版:
44頁
普及版:
初版:
ページ備考:
001
顕津男
(
あきつを
)
の
神
(
かみ
)
は、
002
玉
(
たま
)
の
泉
(
いづみ
)
の
汀
(
みぎは
)
に
立
(
た
)
たせ
給
(
たま
)
ひて、
003
真鶴
(
まなづる
)
の
国土
(
くに
)
を
𪫧怜
(
うまら
)
に
委曲
(
つばら
)
に
造
(
つく
)
り
固
(
かた
)
めむと、
004
七十五
(
しちじふご
)
声
(
せい
)
の
言霊
(
ことたま
)
を
宣
(
の
)
り
上
(
あ
)
げ
給
(
たま
)
へば、
005
玉野丘
(
たまのをか
)
は
次第
(
しだい
)
々々
(
しだい
)
に
際限
(
さいげん
)
もなく
膨
(
ふく
)
れ
上
(
あが
)
り、
006
右
(
みぎ
)
に
左
(
ひだり
)
に
南
(
みなみ
)
に
北
(
きた
)
に
四方
(
よも
)
八方
(
やも
)
に
膨脹
(
ばうちやう
)
して、
007
真鶴山
(
まなづるやま
)
の
頂上
(
ちやうじやう
)
も
真下
(
ました
)
に
見
(
み
)
るばかり
高
(
たか
)
まり
聳
(
そび
)
ゆるに
至
(
いた
)
りぬ。
008
此
(
この
)
間
(
かん
)
殆
(
ほと
)
んど
七日
(
ななか
)
七夜
(
ななや
)
を
費
(
つひや
)
し
給
(
たま
)
ひける。
009
百神
(
ももがみ
)
はおはしませども
瑞
(
みづ
)
の
御霊
(
みたま
)
の
如
(
ごと
)
く
澄
(
す
)
み
切
(
き
)
り
給
(
たま
)
はざれば、
010
異口
(
いく
)
同音
(
どうおん
)
に
言霊
(
ことたま
)
を
奏上
(
そうじやう
)
し
給
(
たま
)
ふよしなく、
011
先
(
ま
)
づ
顕津男
(
あきつを
)
の
神
(
かみ
)
生言霊
(
いくことたま
)
を
宣
(
の
)
らせ
給
(
たま
)
ひ、
012
次
(
つぎ
)
に
真言厳
(
まこといづ
)
の
神
(
かみ
)
の
清
(
きよ
)
き
言霊
(
ことたま
)
を
奏上
(
そうじやう
)
して、
013
真鶴
(
まなづる
)
の
国土
(
くに
)
を
無限大
(
むげんだい
)
に
拓
(
ひら
)
き
膨
(
ふく
)
らせ
拡
(
ひろ
)
ごらせ
給
(
たま
)
ひけるぞ
畏
(
かしこ
)
けれ。
014
言霊
(
ことたま
)
の
水火
(
いき
)
の
全
(
まつた
)
く
澄
(
す
)
み
切
(
き
)
りあらざる
神
(
かみ
)
の
水火
(
いき
)
を
交
(
まじ
)
ふる
時
(
とき
)
は、
015
宇宙
(
うちう
)
に
混乱
(
こんらん
)
を
起
(
おこ
)
し、
016
修理
(
しうり
)
固成
(
こせい
)
の
神業
(
みわざ
)
成
(
な
)
り
難
(
がた
)
ければ、
017
斯
(
か
)
く
取計
(
とりはか
)
らひ
給
(
たま
)
へるなりき。
018
我
(
われ
)
曾
(
かつ
)
て
四尾山
(
よつをやま
)
に
登
(
のぼ
)
り、
019
数多
(
あまた
)
の
信徒
(
まめひと
)
と
共
(
とも
)
に
天津
(
あまつ
)
祝詞
(
のりと
)
を
奏上
(
そうじやう
)
し、
020
神言
(
かみごと
)
を
宣
(
の
)
り、
021
七十五
(
しちじふご
)
声
(
せい
)
の
言霊
(
ことたま
)
の
限
(
かぎ
)
りを
尽
(
つく
)
して
奏上
(
そうじやう
)
しけるに、
022
山麓
(
さんろく
)
を
隔
(
へだ
)
てて、
023
程遠
(
ほどとほ
)
き
大本
(
おほもと
)
の
事務所
(
じむしよ
)
に
明瞭
(
めいれう
)
に
聞
(
きこ
)
えたるは、
024
我
(
わが
)
言霊
(
ことたま
)
のみにして、
025
其
(
その
)
他
(
た
)
の
人々
(
ひとびと
)
の
声音
(
せいおん
)
は
混乱
(
こんらん
)
其
(
その
)
極
(
きよく
)
に
達
(
たつ
)
し、
026
只
(
ただ
)
ワアワアと
聞
(
きこ
)
ゆるのみなりしと、
027
大本
(
おほもと
)
の
役員
(
やくゐん
)
等
(
たち
)
は
我
(
われ
)
に
語
(
かた
)
りたることあり。
028
斯
(
かく
)
の
如
(
ごと
)
く
濁
(
にご
)
りたる
言霊
(
ことたま
)
を
異口
(
いく
)
同音
(
どうおん
)
に
一度
(
いちど
)
に
唱
(
とな
)
ふるは、
029
反
(
かへ
)
つて
天地
(
てんち
)
の
水火
(
いき
)
を
乱
(
みだ
)
すものなることを
知
(
し
)
るべし。
030
朝夕
(
あさゆふ
)
神前
(
しんぜん
)
に
唱
(
とな
)
へ
奉
(
まつ
)
る
神言
(
かみごと
)
と
雖
(
いへど
)
も、
031
常
(
つね
)
に
信徒
(
まめひと
)
の
濁
(
にご
)
れる
声音
(
せいおん
)
にかき
乱
(
みだ
)
されて、
032
清澄
(
せいちよう
)
なる
言霊
(
ことたま
)
を
奏上
(
そうじやう
)
し
得
(
え
)
ざるを
以
(
もつ
)
て、
033
大本
(
おほもと
)
大祭
(
たいさい
)
の
外
(
ほか
)
は
信徒
(
まめひと
)
と
共
(
とも
)
に
奏上
(
そうじやう
)
する
事
(
こと
)
を
神
(
かみ
)
に
恐
(
おそ
)
るるが
故
(
ゆゑ
)
に、
034
中止
(
ちうし
)
し
居
(
を
)
るものなり。
035
大祭
(
たいさい
)
の
時
(
とき
)
と
雖
(
いへど
)
も、
036
我
(
わが
)
言霊
(
ことたま
)
を
衆人
(
しうじん
)
の
為
(
た
)
めに
乱
(
みだ
)
さるるは
甚
(
はなは
)
だ
不愉快
(
ふゆくわい
)
にして、
037
神明
(
しんめい
)
に
対
(
たい
)
し
恐
(
おそ
)
れ
多
(
おほ
)
きを
自覚
(
じかく
)
しつつあり。
038
然
(
しか
)
るが
故
(
ゆゑ
)
に
遠
(
とほ
)
き
神代
(
かみよ
)
の
紫微
(
しび
)
天界
(
てんかい
)
の
国土造
(
くにつく
)
りの
言霊
(
ことたま
)
も、
039
異口
(
いく
)
同音
(
どうおん
)
に
宣
(
の
)
り
給
(
たま
)
はざりし
理由
(
りゆう
)
を
知
(
し
)
るべきなり。
040
顕津男
(
あきつを
)
の
神
(
かみ
)
は
澄
(
す
)
みきらひたる
言霊
(
ことたま
)
の
持主
(
もちぬし
)
なる
真言厳
(
まこといづ
)
の
神
(
かみ
)
を
選
(
えら
)
みて、
041
交
(
かは
)
る
交
(
がは
)
るに
生言霊
(
いくことたま
)
を
奏上
(
そうじやう
)
し
給
(
たま
)
ひ、
042
其
(
その
)
他
(
た
)
の
神々
(
かみがみ
)
は
各自
(
おのもおのも
)
一柱
(
ひとはしら
)
づつ
言霊
(
ことたま
)
を
宣
(
の
)
りて
神業
(
みわざ
)
を
助
(
たす
)
け
給
(
たま
)
ひたるなりき。
043
斯
(
かく
)
の
如
(
ごと
)
く
言霊
(
ことたま
)
の
清濁
(
せいだく
)
美醜
(
びしう
)
は
天地
(
てんち
)
の
水火
(
いき
)
に
大関係
(
だいくわんけい
)
を
有
(
いう
)
し、
044
神界
(
しんかい
)
の
経綸
(
けいりん
)
に
就
(
つ
)
いても
大
(
だい
)
なる
逕庭
(
けいてい
)
あれば、
045
謹
(
つつし
)
むべきは
言霊
(
ことたま
)
の
応用
(
おうよう
)
なり。
046
故
(
ゆゑ
)
に
本書
(
ほんしよ
)
を
拝読
(
はいどく
)
せむとする
人
(
ひと
)
は、
047
心
(
こころ
)
を
清
(
きよ
)
め
身
(
み
)
を
清
(
きよ
)
め、
048
平素
(
つね
)
に
言霊
(
ことたま
)
を
練
(
ね
)
り、
049
円満
(
ゑんまん
)
清朗
(
せいらう
)
の
持主
(
もちぬし
)
とならねば、
050
聴者
(
ちやうしや
)
に
感動
(
かんどう
)
を
与
(
あた
)
へ、
051
神明
(
しんめい
)
の
気
(
き
)
を
和
(
やは
)
らげ
且
(
か
)
つ
神業
(
みわざ
)
を
補佐
(
ほさ
)
する
事
(
こと
)
を
得
(
え
)
ざるなり。
052
顕津男
(
あきつを
)
の
神
(
かみ
)
の
国土造
(
くにつく
)
りの
御歌
(
みうた
)
。
053
『アオウエイ
054
タトツテチ
055
伸
(
の
)
びよ
膨
(
ふく
)
れよ
玉野森
(
たまのもり
)
056
ハホフヘヒ
057
膨
(
ふく
)
れ
拡
(
ひろ
)
ごれ
弥高
(
いやたか
)
に
058
伸
(
の
)
びよ
拡
(
ひろ
)
ごれ
玉野丘
(
たまのをか
)
059
マモムメミ
060
圓
(
まろ
)
くなれなれ
玉野丘
(
たまのをか
)
061
御子
(
みこ
)
よ
生
(
あ
)
れませ
062
アオウエイ
063
国原
(
くにはら
)
栄
(
さか
)
えよ
064
サソスセシ
065
月日
(
つきひ
)
も
輝
(
かがや
)
け
066
カコクケキ
067
地
(
つち
)
よ
固
(
かた
)
まれ
068
ナノヌネニ
069
水
(
みづ
)
よ
湧
(
わ
)
け
湧
(
わ
)
け
070
サソスセシ
071
草木
(
くさき
)
も
繁
(
しげ
)
れ
072
ヤヨユエイ
073
生物
(
いきもの
)
ことごと
生命
(
いのち
)
を
保
(
たも
)
て
074
ヤヨユエイ
075
地
(
つち
)
の
限
(
かぎ
)
りは
水
(
みづ
)
よ
乾
(
かわ
)
けよ
076
ワヲウヱヰ
077
運行循環
(
めぐれ
)
よ
運行循環
(
めぐれ
)
078
ラロルレリ。
079
○
080
此
(
こ
)
の
神業
(
かむわざ
)
は
永久
(
とこしへ
)
に
081
主
(
ス
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
御霊代
(
みひしろ
)
と
082
なりて
栄
(
さか
)
えて
神
(
かみ
)
と
人
(
ひと
)
との
083
永久
(
とは
)
の
住所
(
すみか
)
となれよかし
084
万代
(
よろづよ
)
かはらぬ
神
(
かみ
)
の
子
(
こ
)
の
085
只一筋
(
ただひとすぢ
)
の
生命
(
いのち
)
の
綱
(
つな
)
を
086
幾万劫
(
いくまんごふ
)
の
末
(
すゑ
)
までも
087
弥
(
いや
)
つぎつぎに
続
(
つづ
)
けかし
088
此
(
この
)
霊線
(
たましひ
)
を
御霊代
(
みひしろ
)
に
089
至大天球
(
たかあまはら
)
を
固
(
かた
)
め
終
(
を
)
へ
090
皇神国
(
すめらみくに
)
の
栄
(
さか
)
えをば
091
堅磐
(
かきは
)
常磐
(
ときは
)
に
固
(
かた
)
めむ
主
(
ス
)
の
神
(
かみ
)
の
092
清
(
きよ
)
き
正
(
ただ
)
しき
言霊
(
ことたま
)
の
093
いと
永々
(
ながなが
)
と
栄
(
さか
)
えませ
094
嗚呼
(
ああ
)
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
095
皇神国
(
すめらみくに
)
は
神
(
かみ
)
の
聖所
(
すがど
)
096
神
(
かみ
)
の
御裔
(
みすゑ
)
のすめらぎの
097
堅磐
(
かきは
)
常磐
(
ときは
)
に
鎮
(
しづ
)
まりて
098
世界
(
せかい
)
悉
(
ことごと
)
く
知
(
し
)
らしませと
099
言霊
(
ことたま
)
清
(
きよ
)
く
宣
(
の
)
り
上
(
あ
)
ぐる』
100
斯
(
か
)
く
歌
(
うた
)
ひ
給
(
たま
)
へば、
101
玉野丘
(
たまのをか
)
を
中心
(
ちうしん
)
として
目
(
め
)
のとどかぬ
国原
(
くにはら
)
は、
102
次第
(
しだい
)
々々
(
しだい
)
に
湯気
(
ゆげ
)
立
(
た
)
ち
昇
(
のぼ
)
ると
共
(
とも
)
に
膨
(
ふく
)
れ
拡
(
ひろ
)
ごりて、
103
其
(
その
)
高
(
たか
)
さは
次
(
つ
)
ぎ
次
(
つ
)
ぎに
弥高
(
いやたか
)
まり、
104
其
(
その
)
広
(
ひろ
)
さは
次
(
つ
)
ぎ
次
(
つ
)
ぎに
弥拡
(
いやひろ
)
ごりて、
105
真鶴
(
まなづる
)
の
国
(
くに
)
の
瑞祥
(
ずゐしやう
)
を
目
(
ま
)
のあたり
見
(
み
)
るに
至
(
いた
)
れり。
106
茲
(
ここ
)
に
真言厳
(
まこといづ
)
の
神
(
かみ
)
は
言霊
(
ことたま
)
の
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ふ。
107
『タトツテチタタの
力
(
ちから
)
の
功績
(
いさをし
)
に
108
この
国原
(
くにはら
)
は
拡
(
ひろ
)
ごり
行
(
ゆ
)
くも
109
アオウエイ
神
(
かみ
)
の
水火
(
すゐくわ
)
の
幸
(
さちは
)
ひに
110
この
国原
(
くにはら
)
はよみがへりつつ
111
月
(
つき
)
も
日
(
ひ
)
もわが
目路
(
めぢ
)
近
(
ちか
)
くなるまでも
112
弥高
(
いやたか
)
みける
玉野
(
たまの
)
の
丘
(
をか
)
は
113
見渡
(
みわた
)
せば
玉野
(
たまの
)
湖水
(
こすゐ
)
は
次
(
つ
)
ぎ
次
(
つ
)
ぎに
114
膨
(
ふく
)
れあがりて
干潟
(
ひがた
)
となりぬ
115
玉野湖
(
たまのうみ
)
の
水
(
みづ
)
は
次第
(
しだい
)
に
乾
(
かわ
)
き
行
(
ゆ
)
きて
116
残
(
のこ
)
るは
青
(
あを
)
き
玉藻
(
たまも
)
のみなる
117
八千尋
(
やちひろ
)
の
湖
(
うみ
)
の
底
(
そこ
)
まで
言霊
(
ことたま
)
に
118
膨
(
ふく
)
れあがりて
山
(
やま
)
となりつつ
119
勇
(
いさ
)
ましも
嗚呼
(
ああ
)
楽
(
たの
)
しもよ
国土生
(
くにう
)
みの
120
神業
(
みわざ
)
に
光
(
ひか
)
る
厳
(
いづ
)
の
言霊
(
ことたま
)
よ
121
厳
(
いづ
)
と
瑞
(
みづ
)
の
生言霊
(
いくことたま
)
の
水火
(
いき
)
合
(
あは
)
せ
122
玉藻
(
たまも
)
の
山
(
やま
)
はわき
立
(
た
)
たせけり
123
玉野湖
(
たまのうみ
)
の
水底
(
みなそこ
)
までも
玉藻山
(
たまもやま
)
の
124
傾斜面
(
なぞへ
)
となりし
今日
(
けふ
)
の
目出度
(
めでた
)
さ
125
瑞御霊
(
みづみたま
)
生言霊
(
いくことたま
)
に
風
(
かぜ
)
起
(
おこ
)
り
126
雨
(
あめ
)
は
大地
(
だいち
)
をたたきて
降
(
ふ
)
るも
127
地
(
つち
)
は
揺
(
ゆ
)
り
空
(
そら
)
に
雷
(
いかづち
)
轟
(
とどろ
)
きて
128
稲妻
(
いなづま
)
光
(
て
)
らす
言霊
(
ことたま
)
の
水火
(
いき
)
よ
129
天
(
あめ
)
も
地
(
つち
)
も
揺
(
ゆす
)
り
動
(
うご
)
きて
風
(
かぜ
)
起
(
おこ
)
り
130
この
国原
(
くにはら
)
を
生
(
い
)
かしますかも
131
地
(
つち
)
揺
(
ゆ
)
りて
百
(
もも
)
の
汚
(
けが
)
れも
曲神
(
まがかみ
)
も
132
亡
(
ほろ
)
び
行
(
ゆ
)
くこそ
目出度
(
めでた
)
かりけり
133
天地
(
あめつち
)
の
汚
(
けが
)
れ
払
(
はら
)
ふと
風
(
かぜ
)
も
吹
(
ふ
)
け
134
雨
(
あめ
)
も
降
(
ふ
)
れ
降
(
ふ
)
れ
雷
(
いかづち
)
轟
(
とどろ
)
け
135
アオウエイ
生言霊
(
いくことたま
)
の
功績
(
いさをし
)
に
136
玉藻
(
たまも
)
の
山
(
やま
)
は
伸
(
の
)
び
立
(
た
)
ちにける
137
タトツテチ
水火
(
いき
)
の
力
(
ちから
)
に
浮脂
(
うきあぶら
)
138
なす
国原
(
くにはら
)
は
固
(
かた
)
まりて
行
(
ゆ
)
く
139
カコクケキ
月
(
つき
)
は
御空
(
みそら
)
に
輝
(
かがや
)
きて
140
光
(
ひかり
)
の
限
(
かぎ
)
り
神国
(
みくに
)
照
(
て
)
らすも
141
主
(
ス
)
の
神
(
かみ
)
の
御霊
(
みたま
)
なるかも
天津
(
あまつ
)
日
(
ひ
)
の
142
貴
(
うづ
)
の
光
(
ひかり
)
の
隈
(
くま
)
もなければ
143
久方
(
ひさかた
)
の
天之
(
あめの
)
道立
(
みちたつ
)
神
(
かみ
)
の
道
(
みち
)
144
こもらせ
給
(
たま
)
ふ
天津
(
あまつ
)
日
(
ひ
)
の
影
(
かげ
)
145
顕津男
(
あきつを
)
の
神
(
かみ
)
の
御霊
(
みたま
)
の
輝
(
かがや
)
ける
146
月
(
つき
)
は
御空
(
みそら
)
の
鏡
(
かがみ
)
なるかも
147
玉泉
(
たまいづみ
)
わが
言霊
(
ことたま
)
にわき
立
(
た
)
ちて
148
山
(
やま
)
の
傾斜面
(
なぞへ
)
を
落滝津
(
おちたきつ
)
かも
149
玉泉
(
たまいづみ
)
あふれて
終
(
つひ
)
に
滝
(
たき
)
となり
150
この
国原
(
くにはら
)
をうるほし
助
(
たす
)
けむ
151
今日
(
けふ
)
よりは
玉野
(
たまの
)
の
山
(
やま
)
を
改
(
あらた
)
めて
152
玉藻
(
たまも
)
の
山
(
やま
)
と
称
(
たた
)
へまつらむ
153
玉泉
(
たまいづみ
)
ゆ
湧
(
わ
)
きて
落
(
お
)
ち
行
(
ゆ
)
く
滝津瀬
(
たきつせ
)
を
154
玉藻
(
たまも
)
の
滝
(
たき
)
と
今日
(
けふ
)
より
称
(
たた
)
へむ
155
万丈
(
ばんぢやう
)
の
空
(
そら
)
より
落
(
お
)
つる
滝津瀬
(
たきつせ
)
の
156
音
(
おと
)
は
四辺
(
あたり
)
に
響
(
ひび
)
き
渡
(
わた
)
るも』
157
遠見男
(
とほみを
)
の
神
(
かみ
)
は
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ふ。
158
『
千早
(
ちはや
)
振
(
ふ
)
る
神代
(
かみよ
)
ゆ
伝
(
つた
)
はる
言霊
(
ことたま
)
の
159
水火
(
いき
)
の
功
(
いさを
)
のたふときろかも
160
瑞御霊
(
みづみたま
)
生言霊
(
いくことたま
)
に
玉野丘
(
たまのをか
)
は
161
天津空
(
あまつそら
)
まで
立
(
た
)
ち
伸
(
の
)
びにける
162
国土
(
くに
)
を
生
(
う
)
み
神
(
かみ
)
生
(
う
)
ますなる
岐美
(
きみ
)
なれば
163
生言霊
(
いくことたま
)
の
冴
(
さ
)
えのよろしも
164
言霊
(
ことたま
)
の
御稜威
(
みいづ
)
畏
(
かしこ
)
し
瑞御霊
(
みづみたま
)
165
今日
(
けふ
)
の
神業
(
みわざ
)
を
見
(
み
)
つつ
嬉
(
うれ
)
しも
166
吾
(
われ
)
は
只
(
ただ
)
畏
(
かしこ
)
み
奉
(
まつ
)
り
今日
(
けふ
)
よりは
167
瑞
(
みづ
)
の
御霊
(
みたま
)
の
神業
(
みわざ
)
に
仕
(
つか
)
へむ
168
国原
(
くにはら
)
は
弥
(
いや
)
次
(
つ
)
ぎ
次
(
つ
)
ぎに
拡
(
ひろ
)
ごりて
169
玉藻
(
たまも
)
の
山
(
やま
)
はわき
出
(
い
)
でにけり
170
万斛
(
ばんこく
)
の
水
(
みづ
)
を
湛
(
たた
)
へし
玉野湖
(
たまのうみ
)
も
171
生言霊
(
いくことたま
)
に
干
(
ひ
)
あがりにけり
172
真言厳
(
まこといづ
)
の
神
(
かみ
)
の
功
(
いさを
)
を
今
(
いま
)
ぞ
知
(
し
)
る
173
吾
(
われ
)
は
側
(
そば
)
にも
寄
(
よ
)
れぬ
神
(
かみ
)
なり
174
遠見男
(
とほみを
)
の
神
(
かみ
)
と
名乗
(
なの
)
れど
今
(
いま
)
となりて
175
吾
(
われ
)
は
近見男
(
ちかみを
)
神
(
かみ
)
なりにけり
176
遠
(
とほ
)
く
見
(
み
)
る
生言霊
(
いくことたま
)
の
力
(
ちから
)
なく
177
吾
(
われ
)
は
近
(
ちか
)
くを
見
(
み
)
る
御魂
(
みたま
)
なるも
178
今日
(
けふ
)
よりは
神
(
かみ
)
の
賜
(
たま
)
ひし
御名
(
みな
)
に
依
(
よ
)
りて
179
近見男
(
ちかみを
)
神
(
がみ
)
となりて
仕
(
つか
)
へむ
180
足許
(
あしもと
)
の
事
(
こと
)
さへ
見
(
み
)
えぬ
吾
(
われ
)
にして
181
遠見男
(
とほみを
)
の
名
(
な
)
はすぎたりと
思
(
おも
)
ふ
182
紫微宮
(
かみのみや
)
ゆ
二柱神
(
ふたはしらがみ
)
生
(
あ
)
れまして
183
国土造
(
くにつく
)
りの
神業
(
わざ
)
助
(
たす
)
けますかも
184
この
国土
(
くに
)
に
天降
(
あも
)
りましたる
瑞御霊
(
みづみたま
)
の
185
功
(
いさを
)
は
千代
(
ちよ
)
のいしずゑなるらむ』
186
圓屋
(
まるや
)
比古
(
ひこ
)
の
神
(
かみ
)
は
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ふ。
187
『
神生
(
かみう
)
みの
神業
(
みわざ
)
を
負
(
お
)
ひます
瑞御霊
(
みづみたま
)
の
188
生言霊
(
いくことたま
)
の
水火
(
いき
)
のたふとさ
189
天
(
あめ
)
も
地
(
つち
)
も
一度
(
いちど
)
に
動
(
うご
)
く
言霊
(
ことたま
)
の
190
水火
(
いき
)
を
持
(
も
)
たせる
岐美
(
きみ
)
の
功
(
いさを
)
よ
191
真言厳
(
まこといづ
)
の
神
(
かみ
)
の
功績
(
いさをし
)
今
(
いま
)
ぞ
知
(
し
)
る
192
生言霊
(
いくことたま
)
はみなぎらひたり
193
真鶴
(
まなづる
)
の
稚
(
わか
)
き
国原
(
くにはら
)
今日
(
けふ
)
よりは
194
堅磐
(
かきは
)
常磐
(
ときは
)
に
固
(
かた
)
まり
栄
(
さか
)
えむ
195
わが
立
(
た
)
てる
玉藻
(
たまも
)
の
山
(
やま
)
はつぎつぎに
196
うなりうなりて
高
(
たか
)
くなり
行
(
ゆ
)
くも
197
鳴
(
な
)
り
鳴
(
な
)
りて
鳴
(
な
)
り
轟
(
とどろ
)
きてはてしなき
198
生言霊
(
いくことたま
)
に
国土
(
くに
)
を
生
(
う
)
ませり
199
玉野
(
たまの
)
比女
(
ひめ
)
生代
(
いくよ
)
の
比女
(
ひめ
)
の
神業
(
かむわざ
)
を
200
詳細
(
つばら
)
にわれは
今
(
いま
)
覚
(
さと
)
りける』
201
(
昭和八・一一・三
旧九・一六
於水明閣
森良仁
謹録)
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【第3章 玉藻山|第75巻|天祥地瑞|霊界物語|/rm7503】
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