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霊界物語
天祥地瑞(第73~81巻)
第75巻(寅の巻)
序文
総説
第1篇 玉野神業
第1章 禊の神事
第2章 言霊の光
第3章 玉藻山
第4章 千条の滝
第5章 山上の祝辞
第6章 白駒の嘶
第2篇 国魂出現
第7章 瑞の言霊
第8章 結の言霊
第9章 千代の鶴
第3篇 真鶴の声
第10章 祈り言
第11章 魂反し
第12章 鶴の訣別(一)
第13章 鶴の訣別(二)
第14章 鶴の訣別(三)
第15章 鶴の訣別(四)
第16章 鶴の訣別(五)
第4篇 千山万水
第17章 西方の旅
第18章 神の道行
第19章 日南河
第20章 岸辺の出迎(一)
第21章 岸辺の出迎(二)
第22章 清浄潔白
第23章 魔の森林
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霊界物語
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<<< 魂反し
(B)
(N)
鶴の訣別(二) >>>
第一二章
鶴
(
つる
)
の
訣別
(
わかれ
)
(一)〔一九〇六〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第75巻 天祥地瑞 寅の巻
篇:
第3篇 真鶴の声
よみ(新仮名遣い):
まなづるのこえ
章:
第12章 鶴の訣別(一)
よみ(新仮名遣い):
つるのわかれ
通し章番号:
1906
口述日:
1933(昭和8)年11月27日(旧10月10日)
口述場所:
水明閣
筆録者:
加藤明子
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1934(昭和9)年2月3日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
真鶴国の修理固成がようやく緒についてきたところで、顕津男の神は七十五声の言霊歌を歌った。
その一連の歌は、真鶴国の造成が、言霊のはたらきによるものであったことを明かし、またこれからの生成発展も、水火(いき)と水火を結びあわせる言霊の活用(はたらき)によるものであることを歌っていた。
そして、比女神たち、従者神たちにそれぞれ真鶴国のその後の役目を割り振り、自分は西方の国へ旅立つと歌い、ひらりと駒にまたがった。
一同の神たちは、顕津男の神の馬のくつわを取り、しばし引きとどめて名残の歌を歌ったのであった。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
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:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
rm7512
愛善世界社版:
八幡書店版:
第13輯 350頁
修補版:
校定版:
225頁
普及版:
初版:
ページ備考:
001
天地
(
てんち
)
の
一切
(
いつさい
)
万有
(
ばんいう
)
は、
002
総
(
すべ
)
て
言霊
(
ことたま
)
の
水火
(
いき
)
の
活用
(
はたらき
)
によりて
生
(
うま
)
れ
出
(
い
)
でたるものなる
事
(
こと
)
は、
003
前巻
(
ぜんくわん
)
既
(
すで
)
に
述
(
の
)
べたるが
如
(
ごと
)
し。
004
例
(
たと
)
へばカコクケキの
言霊
(
ことたま
)
幸
(
さちは
)
ひて
烏
(
からす
)
、
005
家鶏鳥
(
かけどり
)
、
006
鵲
(
かささぎ
)
等
(
とう
)
の
鳥族
(
てうぞく
)
生
(
な
)
り
出
(
い
)
で、
007
其
(
その
)
声音
(
せいおん
)
も
亦
(
また
)
カコクケキを
発
(
はつ
)
するは
其
(
その
)
象徴
(
しやうちよう
)
なり。
008
雀
(
すずめ
)
、
009
鼠
(
ねづみ
)
、
010
其
(
その
)
他
(
た
)
の
禽獣
(
きんじう
)
は、
011
タトツテチの
言霊
(
ことたま
)
幸
(
さちは
)
ひて
生
(
うま
)
れたるをもつて、
012
今
(
いま
)
に
其
(
その
)
声音
(
せいおん
)
を
保
(
たも
)
ち、
013
猫
(
ねこ
)
の
如
(
ごと
)
きはナノヌネニに
生
(
うま
)
れ、
014
牛
(
うし
)
の
如
(
ごと
)
きはマモムメミより、
015
馬
(
うま
)
の
如
(
ごと
)
きはハホフヘヒより、
016
犬
(
いぬ
)
の
如
(
ごと
)
きはワヲウヱヰより、
017
其
(
その
)
他
(
た
)
各
(
かく
)
禽獣
(
きんじう
)
虫魚
(
ちうぎよ
)
は
生
(
うま
)
れたる
言霊
(
ことたま
)
の
声音
(
せいおん
)
を
万世
(
ばんせい
)
に
通
(
つう
)
じて
発
(
はつ
)
するものなり。
018
茲
(
ここ
)
に
顕津男
(
あきつを
)
の
神
(
かみ
)
は
真鶴国
(
まなづるくに
)
の
修理
(
しうり
)
固成
(
こせい
)
やや
緒
(
ちよ
)
につきたれば、
019
七十五
(
しちじふご
)
声
(
せい
)
の
言霊
(
ことたま
)
を
宣
(
の
)
り
給
(
たま
)
ひて、
020
天界
(
てんかい
)
に
必要
(
ひつえう
)
なる
禽獣
(
きんじう
)
虫魚
(
ちうぎよ
)
及
(
およ
)
び
木草
(
きくさ
)
のはしに
至
(
いた
)
るまで、
021
生言霊
(
いくことたま
)
の
水火
(
いき
)
によりて
生
(
う
)
み
出
(
い
)
で
給
(
たま
)
ひたるこそ
畏
(
かしこ
)
けれ。
022
『
天晴
(
あは
)
れ
天晴
(
あは
)
れ
生言霊
(
いくことたま
)
の
幸
(
さちは
)
ひに
023
百
(
もも
)
の
翼
(
つばさ
)
はなり
出
(
い
)
でにけり
024
畏
(
かしこ
)
くも
生言霊
(
いくことたま
)
の
天照
(
あまて
)
りて
025
国土
(
くに
)
は
次
(
つ
)
ぎ
次
(
つ
)
ぎ
固
(
かた
)
まりにける
026
冴
(
さ
)
えわたるスの
言霊
(
ことたま
)
に
天地
(
あめつち
)
を
027
包
(
つつ
)
みし
雲
(
くも
)
も
消
(
き
)
え
失
(
う
)
せにける
028
立
(
た
)
つ
雲
(
くも
)
のかげも
消
(
き
)
えたり
言霊
(
ことたま
)
の
029
御稜威
(
みいづ
)
は
天地
(
あめつち
)
に
澄
(
す
)
みきらひつつ
030
長
(
なが
)
き
世
(
よ
)
の
末
(
すゑ
)
の
末
(
すゑ
)
まで
言霊
(
ことたま
)
の
031
水火
(
いき
)
は
栄
(
さか
)
えて
生命
(
いのち
)
を
守
(
まも
)
らむ
032
花
(
はな
)
咲
(
さ
)
きて
稔
(
みの
)
り
豊
(
ゆた
)
けき
国原
(
くにはら
)
は
033
スの
言霊
(
ことたま
)
の
幸
(
さちは
)
ひにこそ
034
まろまろとわが
言霊
(
ことたま
)
は
響
(
ひび
)
くなり
035
吹
(
ふ
)
き
来
(
く
)
る
風
(
かぜ
)
も
柔
(
やはら
)
かにして
036
安国
(
やすくに
)
と
治
(
をさ
)
め
澄
(
す
)
まさむ
言霊
(
ことたま
)
の
037
厳
(
いづ
)
の
力
(
ちから
)
を
腹
(
はら
)
に
充
(
み
)
たして
038
若草
(
わかぐさ
)
の
妻
(
つま
)
は
御子
(
みこ
)
をば
生
(
う
)
ましけり
039
この
真鶴
(
まなづる
)
の
国
(
くに
)
の
柱
(
はしら
)
と
040
いすくはし
生言霊
(
いくことたま
)
に
生
(
な
)
り
出
(
い
)
でし
041
森羅万象
(
すべてのもの
)
に
生命
(
いのち
)
ありけり
042
木
(
き
)
に
草
(
くさ
)
におく
白露
(
しらつゆ
)
の
光
(
ひかり
)
さへ
043
生言霊
(
いくことたま
)
の
水火
(
いき
)
のこもれる
044
白雲
(
しらくも
)
の
墜居
(
をりゐ
)
向伏
(
むかふ
)
すそのかぎり
045
⦿
(
ス
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
御水火
(
みいき
)
に
生
(
うま
)
れし
046
塵
(
ちり
)
芥
(
あくた
)
積
(
つも
)
り
積
(
つも
)
りて
地
(
つち
)
となり
047
木草
(
きぐさ
)
の
種
(
たね
)
は
萌
(
も
)
え
出
(
い
)
づるなり
048
賑
(
にぎは
)
しく
栄
(
さか
)
ゆる
国土
(
くに
)
は
言霊
(
ことたま
)
の
049
水火
(
いき
)
の
力
(
ちから
)
の
功
(
いさを
)
なりけり
050
日
(
ひ
)
も
月
(
つき
)
もスの
言霊
(
ことたま
)
の
御水火
(
みいき
)
より
051
生
(
あ
)
れしを
思
(
おも
)
へば
畏
(
かしこ
)
くぞある
052
水
(
みづ
)
清
(
きよ
)
き
千条
(
ちすぢ
)
の
滝
(
たき
)
も
非時
(
ときじく
)
に
053
宣
(
の
)
る
言霊
(
ことたま
)
はさやかなるかも
054
五十鈴
(
いそすず
)
をふれるが
如
(
ごと
)
く
常磐樹
(
ときはぎ
)
の
055
こずゑは
風
(
かぜ
)
に
言霊
(
ことたま
)
宣
(
の
)
るも
056
生
(
い
)
き
生
(
い
)
きてまかるべきもの
一
(
ひと
)
つなき
057
わが
天界
(
かみくに
)
は
言霊
(
ことたま
)
の
国土
(
くに
)
よ
058
美
(
うるは
)
しき
天津
(
あまつ
)
神国
(
みくに
)
のなり
立
(
た
)
ちも
059
スの
言霊
(
ことたま
)
ぞはじめなりける
060
国土
(
くに
)
造
(
つく
)
り
御子
(
みこ
)
生
(
う
)
む
神業
(
わざ
)
も
言霊
(
ことたま
)
の
061
水火
(
いき
)
の
力
(
ちから
)
の
功
(
いさを
)
なりけり
062
スの
声
(
こゑ
)
は
総
(
すべ
)
てのものの
元津親
(
もとつおや
)
063
⦿
(
ス
)
の
神
(
かみ
)
これに
現
(
あ
)
れましにける
064
月
(
つき
)
も
日
(
ひ
)
も
澄
(
す
)
みきらひつつ
大空
(
おほぞら
)
に
065
輝
(
かがや
)
きたまふも
言霊
(
ことたま
)
の
水火
(
いき
)
066
奴羽玉
(
ぬばたま
)
の
闇
(
やみ
)
も
晴
(
は
)
れゆく
言霊
(
ことたま
)
の
067
水火
(
いき
)
の
力
(
ちから
)
の
大
(
おほ
)
いなるかな
068
吹
(
ふ
)
く
風
(
かぜ
)
の
音
(
おと
)
にも
見
(
み
)
ゆる
言霊
(
ことたま
)
の
069
強
(
つよ
)
き
力
(
ちから
)
のたふとき
功
(
いさを
)
よ
070
蒸
(
む
)
しわかし
天地
(
あめつち
)
なりし
其
(
その
)
元
(
もと
)
は
071
水火
(
いき
)
と
水火
(
いき
)
とのむすびなりけり
072
ゆがみなき
誠心
(
まことごころ
)
の
言霊
(
ことたま
)
は
073
生
(
い
)
きて
活用
(
はたら
)
きすべてを
生
(
う
)
ませり
074
美
(
うるは
)
しき
生言霊
(
いくことたま
)
の
幸
(
さちは
)
ひに
075
この
天界
(
かみくに
)
は
生
(
あ
)
れ
出
(
い
)
でしはや
076
ゑらゑらに
歓
(
ゑら
)
ぎ
賑
(
にぎ
)
はふ
言霊
(
ことたま
)
の
077
水火
(
いき
)
と
水火
(
いき
)
とは
神
(
かみ
)
を
生
(
う
)
ませり
078
景色
(
けしき
)
よき
真鶴国
(
まなづるくに
)
の
国形
(
くにがた
)
は
079
皆
(
みな
)
言霊
(
ことたま
)
ゆ
生
(
あ
)
れ
出
(
い
)
でしはや
080
跼
(
せぐく
)
まりぬきあしなしつ
天地
(
あめつち
)
の
081
中
(
なか
)
に
生
(
い
)
きたるわが
言霊
(
ことたま
)
よ
082
光
(
て
)
り
照
(
て
)
りて
神国
(
みくに
)
を
清
(
きよ
)
むる
天津
(
あまつ
)
日
(
ひ
)
の
083
光
(
ひかり
)
もいづの
言霊
(
ことたま
)
なりける
084
音色
(
ねいろ
)
よき
虫
(
むし
)
の
鳴
(
な
)
く
声
(
こゑ
)
耳
(
みみ
)
すませ
085
聞
(
き
)
けばのこらず
言霊
(
ことたま
)
の
水火
(
いき
)
よ
086
荒野原
(
あらのはら
)
経廻
(
へめぐ
)
りここに
真鶴
(
まなづる
)
の
087
生国原
(
いくくにはら
)
は
生
(
あ
)
れ
出
(
い
)
でにけり
088
目出度
(
めでた
)
さの
限
(
かぎ
)
りなるかも
国魂
(
くにたま
)
の
089
神
(
かみ
)
生
(
あ
)
れましぬ
生言霊
(
いくことたま
)
に
090
選
(
えら
)
まれて
瑞
(
みづ
)
の
御霊
(
みたま
)
と
生
(
うま
)
れたる
091
我
(
われ
)
は
言霊
(
ことたま
)
の
局
(
つぼね
)
なるかも
092
笑
(
ゑ
)
み
栄
(
さか
)
え
果
(
はて
)
しも
知
(
し
)
らぬ
喜
(
よろこ
)
びの
093
国土
(
くに
)
言霊
(
ことたま
)
に
永遠
(
とは
)
を
生
(
い
)
くるも
094
起
(
お
)
きて
見
(
み
)
つ
寝
(
ね
)
てみつ
玉藻
(
たまも
)
の
山
(
やま
)
の
上
(
へ
)
に
095
心
(
こころ
)
楽
(
たの
)
しき
真鶴
(
まなづる
)
の
国
(
くに
)
096
衣手
(
ころもで
)
を
撫
(
な
)
でゆく
風
(
かぜ
)
も
言霊
(
ことたま
)
の
097
水火
(
いき
)
と
思
(
おも
)
へば
尊
(
たふと
)
かりける
098
そよと
吹
(
ふ
)
く
風
(
かぜ
)
の
響
(
ひびき
)
も
言霊
(
ことたま
)
の
099
水火
(
いき
)
の
力
(
ちから
)
の
幸
(
さちは
)
ひにこそ
100
鳥
(
とり
)
獣
(
けもの
)
虫類
(
むしけら
)
までも
言霊
(
ことたま
)
を
101
のらざるはなし
神
(
かみ
)
の
御国
(
みくに
)
は
102
野
(
の
)
に
山
(
やま
)
に
生言霊
(
いくことたま
)
の
幸
(
さちは
)
ひて
103
百花
(
ももばな
)
千花
(
ちばな
)
咲
(
さ
)
きみつるなり
104
ほのぼのと
遠山
(
とほやま
)
霞
(
かす
)
み
近山
(
ちかやま
)
は
105
緑
(
みどり
)
に
萌
(
も
)
ゆる
言霊
(
ことたま
)
さき
国
(
くに
)
よ
106
もろもろの
鳥
(
とり
)
獣
(
けだもの
)
や
草木
(
くさき
)
虫
(
むし
)
107
魚
(
うを
)
も
残
(
のこ
)
らず
生
(
う
)
みし
言霊
(
ことたま
)
108
夜昼
(
よるひる
)
の
差別
(
けぢめ
)
わかちて
万有
(
もろもろ
)
を
109
動
(
うご
)
かせやすます
言霊
(
ことたま
)
の
幸
(
さち
)
よ
110
面白
(
おもしろ
)
し
心
(
こころ
)
爽
(
さや
)
けし
言霊
(
ことたま
)
の
111
水火
(
いき
)
にみちたる
国土
(
くに
)
に
生
(
うま
)
れし
112
国魂
(
くにたま
)
の
神
(
かみ
)
生
(
あ
)
れましぬ
生代
(
いくよ
)
比女
(
ひめ
)
113
育
(
はぐ
)
くみまつれ
神
(
かみ
)
のちからに
114
我
(
われ
)
は
今
(
いま
)
国魂神
(
くにたまがみ
)
を
生
(
う
)
みをへて
115
西方
(
にしかた
)
の
国土
(
くに
)
いざや
拓
(
ひら
)
かむ
116
玉野
(
たまの
)
比女
(
ひめ
)
神
(
かみ
)
の
神言
(
みこと
)
は
玉藻山
(
たまもやま
)
117
神
(
かみ
)
の
御前
(
みまへ
)
に
永遠
(
とは
)
に
仕
(
つか
)
へよ
118
国中
(
くになか
)
比古
(
ひこ
)
神
(
かみ
)
は
国魂
(
くにたま
)
神
(
かみ
)
守
(
も
)
りて
119
真鶴
(
まなづる
)
の
国
(
くに
)
を
永遠
(
とは
)
にひらかせ
120
遠見男
(
とほみを
)
の
神
(
かみ
)
は
南
(
みなみ
)
の
国原
(
くにはら
)
を
121
すべ
守
(
まも
)
ります
職掌
(
つとめ
)
なるぞよ
122
産玉
(
うぶだま
)
の
神
(
かみ
)
は
千代鶴
(
ちよつる
)
姫
(
ひめ
)
御子
(
みこ
)
の
123
生
(
お
)
ひたたすまで
守
(
まも
)
りたまはれ
124
美波志
(
みはし
)
比古
(
ひこ
)
神
(
かみ
)
は
往来
(
ゆきき
)
の
道芝
(
みちしば
)
を
125
永遠
(
とは
)
に
守
(
まも
)
りて
神業
(
みわざ
)
たすけよ
126
魂機張
(
たまきはる
)
神
(
かみ
)
は
真鶴
(
まなづる
)
国魂
(
くにたま
)
の
127
命
(
みこと
)
を
守
(
まも
)
れ
千代
(
ちよ
)
に
八千代
(
やちよ
)
に
128
万有
(
もろもろ
)
の
水火
(
いき
)
と
水火
(
いき
)
とを
結
(
むす
)
び
合
(
あは
)
せ
129
国
(
くに
)
の
栄
(
さか
)
えを
永遠
(
とは
)
に
守
(
まも
)
らへ
130
真鶴
(
まなづる
)
の
国
(
くに
)
に
生
(
な
)
り
出
(
い
)
づる
万有
(
もろもろ
)
に
131
味
(
あぢ
)
はひ
与
(
あた
)
へて
世
(
よ
)
を
守
(
まも
)
りませ
132
いざさらば
我
(
われ
)
は
別
(
わか
)
れむ
玉藻山
(
たまもやま
)
133
ふたたびふまむ
時
(
とき
)
楽
(
たの
)
しみて』
134
斯
(
か
)
く
生言霊
(
いくことたま
)
を
宣
(
の
)
らせつつ
玉野
(
たまの
)
宮居
(
みやゐ
)
の
神霊
(
しんれい
)
に
別
(
わか
)
れをつげ、
135
天
(
あめ
)
の
白駒
(
しらこま
)
にひらりと
跨
(
またが
)
り、
136
単騎
(
たんき
)
出発
(
しゆつぱつ
)
せむとし
給
(
たま
)
ひしぞ
雄々
(
をを
)
しけれ。
137
『
仰
(
あふ
)
ぎ
見
(
み
)
れば
雲
(
くも
)
の
彼方
(
かなた
)
にかすみたる
138
西方
(
にしかた
)
の
国
(
くに
)
の
遥
(
はろ
)
けくもあるか
139
国土
(
くに
)
を
生
(
う
)
み
御子
(
みこ
)
を
生
(
う
)
みつつ
果
(
はて
)
しなき
140
旅
(
たび
)
ゆく
我
(
われ
)
はやすらふ
間
(
ま
)
もなし
141
万代
(
よろづよ
)
の
基礎
(
もとゐ
)
を
定
(
さだ
)
むる
言霊
(
ことたま
)
の
142
わがゆく
旅
(
たび
)
に
曲
(
まが
)
なさやりそ
143
久方
(
ひさかた
)
の
天
(
あめ
)
の
高日
(
たかひ
)
の
宮
(
みや
)
を
出
(
い
)
で
144
けながくなりし
国土生
(
くにう
)
みの
旅
(
たび
)
145
わが
思
(
おも
)
ひはろけかりけり
⦿
(
ス
)
の
神
(
かみ
)
の
146
います
宮居
(
みやゐ
)
にかへり
言
(
ごと
)
申
(
まを
)
すまで
147
八十
(
やそ
)
比女
(
ひめ
)
はあれどもわが
身
(
み
)
一
(
ひと
)
つにて
148
国魂
(
くにたま
)
生
(
う
)
まむことの
苦
(
くる
)
しき
149
御子
(
みこ
)
生
(
う
)
まばすぐ
立
(
た
)
ち
出
(
い
)
づる
言霊
(
ことたま
)
の
150
わが
旅
(
たび
)
こそは
何
(
なに
)
かさみしき
151
玉野
(
たまの
)
比女
(
ひめ
)
生代
(
いくよ
)
比女神
(
ひめがみ
)
のやさしかる
152
心
(
こころ
)
思
(
おも
)
ひて
去
(
さ
)
りがてに
居
(
ゐ
)
るも
153
常磐樹
(
ときはぎ
)
の
松
(
まつ
)
の
梢
(
こずゑ
)
に
鳴
(
な
)
く
鶴
(
つる
)
の
154
声
(
こゑ
)
も
一入
(
ひとしほ
)
今日
(
けふ
)
はかなしき
155
家鶏鳥
(
かけどり
)
の
鳴
(
な
)
く
音
(
ね
)
も
曇
(
くも
)
る
心地
(
ここち
)
して
156
名残
(
なごり
)
惜
(
を
)
しみつ
別
(
わか
)
れむとすも
157
行
(
ゆ
)
く
先
(
さき
)
は
如何
(
いか
)
にならむとわづらひつ
158
スの
言霊
(
ことたま
)
を
力
(
ちから
)
と
出
(
い
)
でゆかむ
159
国土
(
くに
)
稚
(
わか
)
き
大野
(
おほの
)
の
原
(
はら
)
をはしりゆく
160
駒
(
こま
)
の
蹄
(
ひづめ
)
のゆきもなやまむ
161
いざさらば
百神
(
ももがみ
)
達
(
たち
)
よ
別
(
わか
)
れむと
162
駒
(
こま
)
に
鞭
(
むち
)
うちいでむとしたまふ』
163
茲
(
ここ
)
に
玉野
(
たまの
)
比女
(
ひめ
)
の
神
(
かみ
)
をはじめ、
164
御供
(
みとも
)
に
仕
(
つか
)
へ
来
(
きた
)
りし
神
(
かみ
)
等
(
たち
)
は
別
(
わか
)
れを
惜
(
を
)
しみ、
165
顕津男
(
あきつを
)
の
神
(
かみ
)
の
乗
(
の
)
らせる
駒
(
こま
)
の
轡
(
くつわ
)
をとり、
166
暫
(
しば
)
しの
間
(
ま
)
と
引
(
ひ
)
きとめながら
名残
(
なごり
)
の
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ひける。
167
(
昭和八・一一・二七
旧一〇・一〇
於水明閣
加藤明子
謹録)
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