霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第七章 (みづ)言霊(ことたま)〔一九〇一〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第75巻 天祥地瑞 寅の巻 篇:第2篇 国魂出現 よみ(新仮名遣い):くにたましゅつげん
章:第7章 瑞の言霊 よみ(新仮名遣い):みずのことたま 通し章番号:1901
口述日:1933(昭和8)年11月17日(旧09月30日) 口述場所:水明閣 筆録者:加藤明子 校正日: 校正場所: 初版発行日:1934(昭和9)年2月3日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
国土生み・御子生みの神業が成ったので、顕津男の神は大前に跪いて座り、神人すべてのために祝詞を奏上し、天界永遠の無事を祈った。
その祝詞、
高天原の紫微宮にまします天之峯火夫の神、高鉾の神、神鉾の神をはじめとする、天津神国津神八百万の神たちの前に申して言う、
神々の身体の大本源とは、大きく集まり結びあって円となった最上の産霊(むすび)である。神々の身は、その大本源によって「ムスビ」の極み限りを尽くして霊妙にして霊瑞にムスビ成ったものなのである。
その地水火風空(すべての元素)は円く備わり、争うことなく、片寄ることなく、止まることなく、滞ることはない。身魂は澄み渡り、赤く照り輝いている。
そして、大いなる結び合った円には極みがなにので、底につくことはなく、高天原の限り存在しないところはなく、あらゆる所がすなわち自分の身である。また、自分の身が「自分」と限られることすらない。
だから、天も地も我が身の内にあり、日は心の内から世界を照らして落ちることなく、潮・風は廻る。
だから、羽ばたきのように心を起こすだけで、たちまち神と顕れ、身がわずかでも働けば直ちに森羅万象を形づくる。八百万千万の神々は、すべて心の内に現れたものなのである。
一つ心に思うところが即、億兆無量の神の心となり、無量無辺の神の心が、ひるがえって我が為となる。自分のために心を起こすことはまったくないし、我が身のために行うこともまったくないのである。
だから、神のことごとく、一柱も漏れる神はないのである。神々の司る世界それぞれ、天空だろうと、地中だろうと、海中だろうと、神の護り幸はい恵みがあるのであり、正しい身で行えば、たちまち成るのである。だから、億兆の祈りもすべてが成り、億兆の業もすべて遂げられるのだ。
無から現れて現世に形をむすんだすべてのものは、一つも欠けることなく、夜昼の活動に仕え、朝夕の活用にはたらくので、少しも身に乏しいことも煩わしいこともないのだ。
ヒト=神人と言うのであり、煩い病苦悲しみといった災いは、すべて神人(ひと)の道を失って禽獣虫魚のレベルに落ちてしまっているのである。穢れた道を行けば、終に神人の身を失ってしまうのである。
比類なく貴い神人(ひと)の身を産霊(むすび)得ながら、卑しき身魂に落ちてしまう道理を明らかに悟れば、これを畏み思って、我が身の過ちを清め祓い尽くそう。
そして神人の道に進み入って、私の思いを起こさず、我が身のために行うのでなく、神人の名のままに行う。迷うことなく欲することなく神人の道に入れば、紫微宮の⦿(ス)の大神二柱も、夜昼の守りに幸を賜う。
真言為す神人の道は、自ら願うがままになり、天界の本から備わった大いなる真の道は永遠に伝わって、天の日がすべてを照らすようである。
雲のごとくすべてを潤し世界の隅々を知る⦿(ス)の大神の大御倉は、天地日月と共に永遠に連動して少しも失われることがなく、諸々の神たちは子を産み継いで、それぞれの位のままに永遠に助け合いお仕えになっている。
神人たちが、それぞれの神業を守って⦿(ス)の大神に仕え奉り楽しみつつ、神人の道にそむくことがなく、僻地の小さな神でさえ餓えや暑さ寒さの悩みを知らず、上中下各位の神人が共に一つの歓びを受ける。
このような、真の大⦿(ス)の御国となりますよう、お願い奉ることを、高天原の紫微の宮居の三柱の神、百千万の神たち共にお聞き届けますよう、畏み畏みも拝み申します。
そして、御歌を歌って静々と大前を退き、居間へと帰っていった。
玉野比女、生代比女も顕津男の神について、一間へ退いた。
遠見男の神は玉藻山の頂上から国見をし、圓屋比古の神を三笠山の国守と任命し、国中比古の神を真鶴国の稚国原の守りとする歌を歌った。
すると国中比古の神が、玉藻山の新生と神々の功を喜び祝おうと、天の斑駒に乗ってやってきた。そして、稚国原を治めるにあたっての抱負を歌った。また、圓屋比古の神も、三笠山の国守としての決意を歌った。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ:御須麻留(美須麻琉) データ凡例: データ最終更新日:2020-06-21 15:32:24 OBC :rm7507
愛善世界社版: 八幡書店版:第13輯 320頁 修補版: 校定版:119頁 普及版: 初版: ページ備考:
001 (ここ)太元(おほもと)顕津男(あきつを)(かみ)大前(おほまへ)跪座(きざ)して、002国土生(くにう)御子産(みこう)みの神業(みわざ)()りたれば、003万神人(よろづしんじん)(ため)生言霊(いくことたま)太祝詞(ふとのりと)奏上(そうじやう)し、004天界(てんかい)永遠(えいゑん)無事(ぶじ)(いの)らせ(たま)ひぬ。
 
005(つつし)(かしこ)(ゐやま)ひも(まを)さく、006高天原(たかあまはら)紫微宮(かみのみや)大坐(おほま)します天之(あまの)峯火夫(みねひを)(かみ)007高鉾(たかほこ)(かみ)008神鉾(かむほこ)(かみ)(はじ)(まつ)り、009天津(あまつ)(かみ)国津(くにつ)(かみ)八百万(やほよろづ)(かみ)(たち)御前(みまへ)(まを)さく。010(かく)産霊(むすび)()れる神々(かみがみ)は、011(その)身体(まし)大本源(おほもと)なる(おほ)御須麻留(みすまる)(うへ)()産霊(むすび)()りて産霊(むすび)(きは)(きは)(つく)し、012産霊(むすび)(かぎ)(かぎ)(つく)して、013(かく)霊妙(くすし)(かく)霊端(ひづら)産霊(むすび)()れる()にしあれば、014そが地水火風空(あめつち)(まろ)(そな)はり、015秋田(あきた)刈穂(かりほ)仮初(かりそめ)にも競争(あらそ)(こと)なく、016些少群竹(いささむら)(いささか)一方(ひとへ)片寄(かたよ)(こと)()ければ、017深山(みやま)(かづら)(かか)(とどま)(こと)()く、018おどみにおどみ(とどこほ)ることなくして、019身魂(みたま)永久(とこしへ)白玉(しらたま)なす伊澄(いす)(わた)り、020赤玉(あかたま)なす()らひ()らひて、021(この)(ひとつ)()(おほ)御須麻留(みすまる)(うち)充塞(ふたが)(ふさが)(みち)て、022(おほ)御須麻留(みすまる)(きは)(わか)らざる(ところ)しなければ、023(こと)(いた)(こと)なく、024高天原(たかあまはら)(かぎ)我身(わがみ)()らざる(ところ)なく、025(さら)(この)()()らざる(ところ)なし。026(さら)(この)()吾身(わがみ)(かぎ)(おも)()し。027此故(これのゆゑ)久方(ひさかた)(あめ)我身体(わがみ)(うち)伊澄(いす)(わた)り、028荒金(あらがね)(つち)我身体(わがみ)(うち)堅身(かたみ)同身(やはみ)(あら)はして(うご)(こと)なく(ゆる)(こと)なく、029(あめ)()()(こころ)(うち)より六合(よもやも)伊照(いて)貫通(とほ)り、030()(なか)()らし(あきら)めて()つる(くま)なく、031大和田(おほわだ)潮水(しほ)我身(わがみ)(うち)(そこ)(ふか)めて(うしほ)六合(よもやも)(めぐ)らし、032(かぜ)(むた)白浪(しらなみ)()(おこ)して(しま)崎々(さきざき)()せき(めぐ)る。033()羽叩(はばた)きも(こころ)(おこ)せば、034その(こころ)(やが)(かみ)(あら)はれ、035僅少(すこし)にても()活用(はたら)けば、036立所(たちどころ)森羅万象(ちよろづのもの)妙体(かたち)(あらは)し、037八百万(やほよろづ)千万(ちよろづ)(もろもろ)(かみ)038(ひと)つも(こころ)(うち)(あら)はれずと()(こと)なし。039此故(これのゆゑ)(ひと)つの(こころ)(おも)(ところ)040(ただ)億兆(やほよろづ)無量(ちよろづ)(かみ)(こころ)となりて、041無量無辺(かずのかぎり)御子(みこ)(ため)となり、042無量無辺(かずのかぎり)(かみ)(こころ)(また)立返(たちかへ)りて我為(わがため)となる。043(ひと)つの()(うご)(ところ)044億兆(やほよろづ)(かみ)(おこなひ)となりてその(さちは)ひを()045億兆(やほよろづ)(ひと)(おこな)我身(わがみ)(かへ)りて(また)その(さちは)ひを()く、046微塵程(ちりほど)吾為(わがため)(こころ)(うつ)(こと)なく、047(しばら)くも()(ため)(おこな)()(こと)なし。048此故(これのゆゑ)天津(あまつ)(かみ)国津(くにつ)(かみ)八百万(やほよろづ)千万(ちよろづ)(かみ)049(おほ)(ちひ)さき(かみ)てふ(かみ)悉々(ことごと)050(かし)()(ただ)一柱(ひとはしら)(もひ)(みづ)()るる(かみ)なし。051(そら)()(ちり)半分(なから)天津水(あまつみづ)影遺(かげのこ)(かみ)なく、052現身(うつそみ)(あら)はし荒魂(あらみたま)和魂(にぎみたま)(さちは)へ、053(つね)(きた)りて藤葛(ふぢかづら)()(まと)ふが(ごと)く、054目蓋(まぶた)()(まも)るが(ごと)く、055茜刺(あかねさ)(ひる)(まも)烏羽玉(うばたま)()(まも)りと、056弥守(いやまも)りに(まも)弥幸(いやさちは)ひに(さちは)ひ、057()(かみ)御名(みな)のまにまに、058そが(かみ)(みち)任々(まけまけ)059久方(ひさかた)(そら)(あま)翺翔(かけ)り、060荒金(あらがね)(つち)()り、061海中(わだなか)(かづ)()(かづ)(いで)て、062(うつく)しみ(たま)ひ、063(あはれ)(たま)ひ、064(たす)(たま)ひ、065(さちは)(たま)ひ、066(めぐ)(たま)ひ、067(さちは)(たま)へば、068真心(まごころ)(おも)(ところ)069立所(たちどころ)()り、070正身(まさみ)(おこな)へば(ただ)ちに()る。071是故(これゆゑ)百千万(ももちよろづ)(ねが)ひ、072億兆(やほよろづ)(いの)(ごと)(ひと)つも()らずと()(こと)なく、073億兆(やほよろづ)(わざ)微塵程(ちりほど)()げずと()(こと)なし、074()形体(かたち)(あら)はせるものは、075(かみ)(はじ)(ひと)()076獣類(けもの)077禽鳥(とり)078魚介(うろくづ)079昆虫(はふむし)080木草(きぐさ)螻虫(うじむし)081萱草(かやくさ)片葉(かきは)(いた)(まで)082(その)現身(うつそみ)()産霊(むすび)て、083形体(かたち)なせる(もの)てふ(もの)(ひと)つだも(おつ)(もの)なく、084()(ちり)(ちり)半分(なから)()くる(もの)なく、085()(つか)(ひる)(つか)へに()たり(つか)へ、086(あした)活用(はたらき)(ゆふべ)活用(はたらき)()たり活用(はたら)けば、087(しばら)くも()(とぼ)しき(こと)なく、088()(のこ)るも(わづら)(こと)なし。089()此故(これのゆゑ)()()(おのづか)神人(ひと)となむ()ふなる。090折々(をりをり)(もも)(わづら)病苦(いたづき)(かな)しみの(ごと)(わざはひ)は、091禽獣(とりけもの)(はふむし)(うろくづ)()(みち)(うち)(そな)はれる(こと)(まさ)にして、092(たふと)(くし)神人(ひと)(みち)には(さら)(さら)にその(かげ)だにも()(こと)なきものを、093紫微天界(たかあまはら)神人(ひと)()(もだ)(くる)しみ(なや)(こと)あるは、094禽獣(とりけもの)虫魚(はふむしうろくづ)(ひと)しき(みち)()きて神人(ひと)(みち)(うしな)へるより、095(もも)災難(わざはひ)五月蠅(さばへ)()(みな)()(おこ)るになむある。096(そもそ)(ここ)(みづ)(くさ)()つれば昆虫(はふむし)()き、097()()(しげ)れば(おのづか)(とり)(あつま)()たる。098如此(かく)()(きたな)(みち)(あゆ)みぬれば、099(つひ)()獣鳥(けものとり)虫魚(はふむしうろくづ)()としも成果(なりは)てて、100(なが)獣鳥(けものとり)虫魚(はふむしうろくづ)()らむ。101(かしこ)きかもよ、102比類(たぐひ)なき(たふと)()しき神人(ひと)()産霊(むすび)()ながら、103おどみの(みづ)のおどみ(かへ)りて、104(いや)しき身魂(みたま)()らむ神理(ことわり)を、105真玉(まだま)()(ふか)()(あきらか)(さと)(きは)めぬれば、106(これ)をしも(かしこ)(かしこ)(ふか)(おも)ひて、107()(ふる)恐懼(をのの)(まで)(かしこ)(かしこ)(あやま)ちて、108今日(けふ)まで(おこ)しつる獣鳥(けものとり)(こころ)109虫魚(はふむしうろくづ)(おこな)ひは朝津日(あさつひ)露霜(つゆしも)()(つく)(ごと)く、110(あした)深霧(みきり)(ゆふべ)深霧(みきり)志那戸(しなど)(かぜ)吹攘(ふきはら)(きよ)むるが(ごと)く、111(きよ)(つく)(はら)(きは)めて、112()(わた)ります()一進(ひとすす)みに神人(ひと)(みち)(すす)()り、113(そら)()(ちり)(ちり)半分(なから)(わたくし)(おも)ひを(おこ)(こと)なく、114吾身(わがみ)(ため)(おこな)(こと)なく、115神人(ひと)()のまにまに(おこな)()まし、116獣鳥(けものとり)虫魚(はふむしうろくづ)(こころ)()たず、117(おこな)ひを()さず、118(まよ)(こと)なく()りする(こと)なくして神人(ひと)(みち)()りぬれば、119紫微宮(かみのみや)()⦿()大神(おほかみ)二柱(ふたはしら)(かみ)も、120そが神名(みな)のまにまに(かみ)(みち)のまにまに、121()(まも)()(まも)りに(さちは)(たま)ひて、122真言(まこと)()神人(ひと)(みち)(おのづか)(おも)(ねが)ふがまにまに、123天界(かみよ)(もと)より(そな)はれる(おのづか)らなる大真道(おほまみち)永久(とこしへ)(つたは)りて、124天津(あまつ)日蔭(ひかげ)(あまね)()らし、125天雲(あまぐも)(あまね)(うるほ)ひて八隅知(やすみし)⦿()大神(おほかみ)惟神(かむながら)大御座(おほみくら)は、126天地(あめつち)日月(ひつき)(とも)常永(とこしへ)八十連(やそつづき)伊継(いつ)(たま)ひて、127(しばら)くも(うしな)はせ(たま)はず、128(もも)(かみ)(たち)おのもおのも()みの()八十継(やそつづ)きいや()伊継(いつ)ぎて、129(おの)(くらゐ)のまにまにいや遠永(とほなが)麻柱(あなな)(つか)へまつり、130神人(ひと)(たち)各自(おのも)々々(おのも)()さしの神業(みわざ)(まも)(つか)へて、131⦿()大神(おほかみ)(つか)(まつ)(たの)しみつ、132神人(ひと)(みち)(そむ)(こと)なく、133奥山(おくやま)深山(みやま)(おく)134(うみ)(くさ)135塩焼(しほや)(あさ)(ちひ)さき(かみ)飢餓(うゑ)(くるし)(こと)なく、136(あつ)(さむ)さの(なや)みを()らず、137上中下(かみなかしも)各位(くら)神人(ひと)は、138(とも)(ひと)つの歓楽(よろこび)()け、139(まこと)大⦿(おほス)御国(みくに)()(たま)へと()(まつ)(こと)(よし)を、140高天原(たかあまはら)紫微(かみ)宮居(みやゐ)三柱(みはしら)(かみ)141百千万(ももちよろづ)(かみ)(たち)(とも)聞召(きこしめ)(たま)へと、142(かしこ)(かしこ)みも(をろが)(まを)す。
143玉野丘(たまのおか)(ふく)(ひろ)ごり真鶴(まなづる)
144国土(くに)(かた)らに(さだ)まりにけり
145久方(ひさかた)(そら)にのび()玉藻山(たまもやま)
146千条(ちすぢ)(たき)白絹(しらぎぬ)(はた)
147神々(かみがみ)生言霊(いくことたま)(さちは)ひて
148玉野(たまの)湖水(こすゐ)はほしあがりたり
149玉野湖(たまのうみ)湖水(みづうみ)次第(しだい)(たか)まりて
150玉藻(たまも)(やま)傾斜面(なぞへ)()ふる藻草()
151カコクケキ生言霊(いくことたま)にあかときを
152うたふ家鶏鳥(かけどり)()()でにけり
153家鶏鳥(かけどり)(あした)(うた)(こゑ)さやに
154真鶴(まなづる)(くに)はあけ(わた)りけり
155(いま)国土(くに)(わか)くありせばもやもやと
156(きり)()ちのぼる六合(よもやも)のうち
157玉藻山(たまもやま)(きり)()ちのぼり白駒(しらこま)
158(いなな)(たか)(あさ)しづの(には)
159()国土(くに)(わか)くあれども()(かみ)
160御稜威(みいづ)にここまで(かた)まりしはや
161万代(よろづよ)(すゑ)(すゑ)まで(かた)めゆく
162この国原(くにはら)のさかえを(おも)
163()(かみ)生言霊(いくことたま)(さちは)ひて
164森羅万象(すべてのもの)日々(ひび)(さか)ゆくも
165(あめ)(つち)もわかくるすばら(わか)くへに
166()ちて神国(みくに)(かた)むる(たの)しさ
167やうやくに真鶴(まなづる)(くに)(かた)まりぬ
168やがて()れまさむ国魂(くにたま)(かみ)は』
169 かく御歌(みうた)うたひて大前(おほまへ)静々(しづしづ)退(しりぞ)(たま)ひ、170(わが)居間(ゐま)さして(かへ)(たま)ひぬ。171玉野(たまの)比女(ひめ)(かみ)172生代(いくよ)比女(ひめ)(かみ)二柱(ふたはしら)も、173顕津男(あきつを)(かみ)御後(みあと)(したが)ひ、174大御前(おほみまへ)退(しりぞ)一間(ひとま)御姿(みすがた)をかくさせ(たま)ひける。
175 遠見男(とほみを)(かみ)御歌(みうた)()ませ(たま)ふ。
176玉藻山(たまもやま)頂上(いただき)()ちて国見(くにみ)すれば
177目路(めぢ)(かぎ)りは(もや)()ちのぼれり
178瑞御霊(みづみたま)()さし(たま)ひし(みんなみ)
179稚国原(わかくにはら)()()えにけり
180圓屋(まるや)比古(ひこ)(かみ)はこれより三笠山(みかさやま)
181聖所(すがど)(しづ)まり国守(くにまも)りませ
182真鶴(まなづる)稚国原(わかくにはら)国中(くになか)比古(ひこ)
183(かみ)とこしへに()さしたまはれ』
184 ()(うた)(たま)ひし(をり)しも、185国中(くになか)比古(ひこ)(かみ)玉藻山(たまもやま)(あらた)(うま)れたるを(よろこ)び、186神々(かみがみ)(いさを)言祝(ことほ)ぎまつらむとして、187(あめ)斑駒(ふちこま)(またが)御歌(みうた)(をは)らぬに、188(はや)くもこの聖場(せいぢやう)につかせ(たま)御歌(みうた)()ませ(たま)ふ。
189()(かみ)神言(みこと)のままに国土(くに)(つく)
190国魂(くにたま)()ます瑞御霊(みづみたま)はや
191遠見男(とほみを)(かみ)神言(みこと)(したが)ひて
192われは(をさ)めむ真鶴(まなづる)国原(くにはら)
193玉野湖(たまのうみ)(そこ)(ふく)れて玉藻山(たまもやま)
194(ひむがし)(かた)傾斜面(なぞへ)となりぬ
195()(のぼ)湯気(ゆげ)もやもやと真鶴(まなづる)
196国土(くに)窪所(くぼど)はかわき()めにき
197()れまさむ国魂神(くにたまがみ)()()てて
198千代(ちよ)万代(よろづよ)国土(くに)ひらかばや
199百神(ももがみ)(うづ)(いさを)真鶴(まなづる)
200国土(くに)(かたち)(さだ)まりにけり
201広々(ひろびろ)(はて)しも()らぬ国原(くにはら)
202森羅(しんら)万象(ばんしやう)もえ()()めたり
203(とり)(けもの)昆虫(むしけら)までも瑞御霊(みづみたま)
204スの言霊(ことたま)にわき()でにけり
205わき()でし(すべ)てのものは天地(あめつち)
206御魂(みたま)なりせばおろそかにせじ
207神人(かみ)神人(かみ)獣類(けもの)獣類(けもの)(とり)(とり)
208(むし)にも(うを)にも(みち)はありけり
209禽獣(きんじう)禽獣(きんじう)(みち)ゆきてこそ
210この天界(てんかい)永久(とは)(さか)えむ
211神人(かみ)にしてもし禽獣(きんじう)(みち)ゆかば
212この天界(てんかい)はただちに(みだ)れむ
213禽獣(きんじう)(みち)はやすけし(かみ)(みち)
214()むは容易(ようい)にあらずかしこし』
215 圓屋(まるや)比古(ひこ)(かみ)御歌(みうた)()ませ(たま)ふ。
216真鶴(まなづる)(くに)をうしはぐ国中(くになか)比古(ひこ)
217(かみ)神業(みわざ)のただならぬを(おも)
218遠見男(とほみを)(かみ)神言(みこと)(したが)ひて
219東雲(しののめ)(くに)永久(とは)(まも)らむ
220(みんなみ)(くに)のすべてを(をさ)めます
221遠見男(とほみを)(かみ)(いさを)かしこし
222いざさらば生言霊(いくことたま)()りあげて
223()れます御子(みこ)(さち)(いの)らむ
224玉泉(たまいづみ)(たき)清水(しみづ)にみそぎして
225玉野(たまの)大宮(おほみや)御子(みこ)(いの)らむ
226惟神(かむながら)(かみ)のよさしの神業(かむわざ)
227(おも)へば(たの)今日(けふ)(みそぎ)
228(かみ)(うま)(けもの)(うま)御空(みそら)とぶ
229(とり)ともなりて神世(みよ)(まも)らむ
230よしや()(けもの)(むれ)(くだ)るとも
231神国(みくに)(ため)には(をし)まざるべし』
232昭和八・一一・一七 旧九・三〇 於水明閣 加藤明子謹録)

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10/22【霊界物語ネット】王仁文庫 第六篇 たまの礎(裏の神諭)』をテキスト化しました。
5/8【霊界物語ネット】霊界物語ネットに出口王仁三郎の第六歌集『霧の海』を掲載しました。
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